グリーングリーン3     (ひびきさんのレビュー)   評価: 5 
▼ タイトル グリーングリーン3
▼ ブランド GROOVER
▼ ジャンル 学園恋愛アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/08/05
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声再生あり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  180個
【 エンディング数 】  5個
【 ディスクレス起動 】  可

レビューへジャンプ


<ストーリー>
 共学化に向けた女子の試験編入から約一年。
 緑豊かな山奥にある、男子のみが生息を“許されていた”全寮制学園「私立鐘ノ音学園」
 この春から新入生と編入してくる女子を迎え、晴れて「男女共学」となった。
 その後起こった「廃校騒動」もひとまず収まり、夏休みも終わりを告げようとていた8月末・・・。
 相変わらず喧嘩が絶えないものの、何とか関係を続けている祐介と双葉。
 「これから先も、ずっとこんな関係が続くんだろうなぁ。」
 そんな楽観的な想いのまま、なんとなく日々を過ごしていた。
 しかし、その時は突然に訪れた―――
 初秋の静寂を破る爆音と地響き。そして燃え盛る女子寮。
 焼け落ちた女子寮の前には、あの3人の姿が―――
 住むところの無くなった女子に更なる衝撃が!
 エッ! 女子と男子が一つ屋根の下!?
 そんな中でも愛を育もうと頑張る祐介だったが、幼なじみの少女が現れたり、双子の姉妹と同室になったりでさあ大変!
 二人の前に、かつて無い試練が立ちふさがる!
 喜びと葛藤を詰め込んだシリーズ完結編!
 「恋とキスの答え」最終章!!


<キャラクター紹介>
朽木双葉(くつきふたば)
 女子のリーダー的存在。
 男嫌いな面があり、特にバッチグーとは仲が悪い。
 しかし、祐介と付き合いだして多少丸くなり、暴力行為に及ぶ回数は一応減ってはいる。
 こっそり「家庭的な女になる努力」をしているが、まったく実を結んでいない。
 胸が小さいのが悩み。

樫谷ちとせ(かしやちとせ)
 祐介の幼馴染。
 鐘ノ音学園が共学化されたことを知って、祐介に逢う為わざわざ転校してきた。
 ちょっと天然ボケなカンジはあるものの、いつもニコニコしている女の子。

葉月(はづき)
 1年生の双子姉妹の姉。
 腕っ節が強く、そのポテンシャルは天神総長をも凌駕するとかしないとか。
 女子寮の爆発により、何故か祐介たちの部屋に同居することとなった。

花月(かづき)
 1年生の双子姉妹の妹。
 姉の葉月と常に一緒にいて、大抵は葉月の行動に便乗して大騒ぎしている事が多い。
 女子寮が爆発してしまったため、姉とともに男子寮へ移住するのだが、そこは何故か祐介たちの部屋だった。

美杉舞(みすぎまい)
 大人びて落ち着いた雰囲気の美少女。
 とある事情から全寮制の学校を渡り歩いてるらしい。
 共学化当初は声をかける野郎も多かったが、下ネタが大嫌いな上、男女問わず徹底的に他人を避けて過ごしているため、今では誰も声をかけようとしない。

※その他、アホでスケベなクラスメイト(男子)や、前作にも登場した後輩や先生方など様々な登場人物が出てきます。


このホームページはGROOVERより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はGROOVERに帰属します。


注意:ネタバレ満載の感想です。注意!

概要> 
 普通のADV。
 選択肢は多いです。
 グリーングリーン1、2、アニメ、コンシューマー、等などの完結編!


<システム補足>
 修正ファイルが出ていますので、きちんとアップデートしましょう。
 …そういえば、ファイルを当てる前は、BGMが二重に鳴ったりしていましたっけ…。
 しかし、「アップデートすると以前のセーブデータは使えなくなります」ということです。
 今からプレイする人はプレイ前に必ず入れておきましょう!

 インストール形態はフルインストールのみで、約1.3GB必要です。
 一度インストールしたら、次からはCDを挿入しなくてもOKです。
 必要なものは揃っていて、「これが足りない!」といったものはありませんでした。
 使いやすく、特筆すべき点はなし。


<音楽・音声>
 主人公以外、男性・女性キャラ共にフルボイスです。
 男性・女性キャラとも、若干演技に不安が残るような気も…。
 まぁ、最近は声優さんの質も上がってきましたからねぇ。
 これは他作品で演技が上手い方々を聴いているせいもあるでしょう。

 スピーディーな音楽が目立った「グリーングリーン」シリーズでしたが、今回はBGMが流れない場面もチラホラ
 今回は思春期故の重い問題に直面する訳ですから、そんなに軽快な音楽を流す訳にはいかない…というのも分かります。
 BGMが流れない事によってシンミリしたシーンになることも分かります。
 しかし、そんなのはグリーングリーンじゃない!!

 軽快なテンポとギターの、ノリの良い曲と共に面白おかしい場面が駆け足で過ぎ、グイグイとストーリーに引き込むのが、グリーングリーンの良さだったのに(つД`)
 音楽のクオリティーの高さが売りの一つだったグリーングリーン。
 でも、時代の流れと共に他メーカー18禁ゲームも、ハイレベルな音楽を投入しています。
 そんな時期に、BGMを空白にする場面をかなりつぎ込んだグリーングリーン3。
 正直、「物足りない」「グリーングリーンらしくない」といった印象をかなり受けました。

 なお、ナレーションは入らず、キャラの台詞と思いだけで物語は展開されていくのは前作と一緒。
 ただし、漫画などで台詞だけでストーリーを説明するのは良くない例。
 それと同じように、台詞や心理描写だけでストーリーを表現しようとして、かなり不自然になった、という感じがしました。
 この辺は後述…。


<原画・CGなど>
 原画・キャラクターデザインは、くろたま商会さん、片倉真二さん。
 CGは、アニメっぽいですが、少し使う色が足りないかな?、といった感じを受けました。
 しかし、全般的に原画はとても上手く、グリーングリーンシリーズの良さが出ています。
 万人受けする絵柄ではないでしょうか。
 立ち絵の表情、ポーズなどは結構変化し、パターンもいくつかあり楽しめます。
 個別イベントCGでの表情や動きは活き活きしていました。
 キャラが喋っているときは口が動いたり、目がまばたきしたり、と細かな配慮も見受けられます。


<エッチシーン>
 全て1対1の和姦。
 エッチシーンには期待しないで下さい…と^^;
 確かに足コキやらコスプレやら、前作よりはバリエーションが増えました。
 しかし、期待しないで買った訳ですが、やっぱり期待しないで良かった、と思いました^^;

 それにしても18禁と名打つのに、乳首を輪郭以外1色で彩色するとか、肌の色を2色で表現する、ていうのはどうかと…。
 まぁ、エッチシーンを堪能するゲームでは無いでしょうけど…。


<感想>
 う〜ん完結編なのに…。
 これって、グリーングリーンシリーズですよね?

 「青春」を絵に描いたような友情、アホで馬鹿で救いようがないけど、どこか憎めないキャラ。
 ドタバタハイテンションコメディ、勢いある展開、個性的なキャラ達。
 以上のような物を内包しているのがグリーングリーンだったのではないのでしょうか?
 そりゃ、確かにあります。
 女子と一緒に生活したいが為に女子寮を爆破し、オマケにその罪を一人に被せる…、字面と設定だけ見ればグリーングリーン。
 ところが、そんな中でも、止まるBGM。
 躊躇する野郎共。

 祐介と双葉のラブストーリー、又は他キャラのラブストーリーが展開されるのですが、このストーリーに関しても、祐介とお目当て女子の描写が強く、その他男子キャラの個性が丸っきり殺されています。

 女子キャラを完全に喰ってしまう程の強烈過ぎる個性の男子キャラが売りだった前作から比べると、インパクトがとても薄いです。
 これでは単なる普通の恋愛ADVです。
 普通の恋愛ADVを否定する訳ではありません。
 しかし、わざわざグリーングリーンというゲームが、そういった題材を取り上げることも無かろうに…。

 アニメ版では男子キャラに「理性」という言葉は無く、煩悩、性欲任せに行動し、「おいおい、それはやり過ぎだろう」と思わせるほどの暴走。
 でも何故か憎めないキャラ。
 そんなモノがグリーングリーンの醍醐味であり良さだった訳です。
 しかし今回では、そういった場面がカケラ程度しか無かったのが非常に残念。
 「3」で唯一あったのは、文化祭の「ミス・鐘ノ音コンテスト」くらいだと思いました。

 一番許せないのは、美杉舞ルートと、一番星君のライブステージ。
 美杉舞に歌う喜びを思い出させるため、一度は諦めていた歌を歌ってもらうため、祐介は東奔西走します。
 その過程で祐介は双葉に振られ、授業もサボり、挙句の果ては足を怪我し、豪雨の嵐からライブステージを守る訳です。
 しかし当日、壊れて無残なライブステージ。
 もう駄目かと思われた瞬間、ステージに立った美杉舞!
 そして美杉舞は両手を広げ歌います。(盛り上がり最高潮!)
 「すげぇ! これが舞の歌か!本気の歌か!鳥肌が立ちそうだ!」
 と表示されるテキスト!
 しかし、舞の歌声は1フレーズも入ってません。
 確かに事情を考えれば、美杉舞役の声優さんは歌手ではないかもしれません。
 でもね…。
 あれほどまでに美杉舞を歌わせようとした祐介。
 頑なに歌を拒否し続けた彼女が、また歌という喜びを取り戻す瞬間。
 そんな瞬間が、一瞬のテキストだけ…。
 「すげぇ!これがライブの音か!腹に響く重低音!」
 …実際に聴こえるのは、ガヤの声と、それと同じ程度のインストミュージック。
 ライブなのに隣にいる友達キャラの声がとてもクリアーに聴こえます。
 しかも「これを弾いている一番星は神のテクニックの様だ!」
 …どこが…。
 せっかくのシュチュエーションなのに…盛り上げる感動の場面なのに…。
 それとも、ライブの雰囲気や歌声は、プレイヤーの脳内で補完しろ、という事なのでしょうか。
 それを、お粗末なBGMだけで感じろ、と言うのはホトホト無理があります。

 そしてストーリー。
 思春期学園モノの定番にもれず、主人公とヒロインは悩んだり傷ついたり、すれ違ったり、頑固になったり、色々な問題にぶつかります。
 しかし、この描写がまたお粗末。
 悩みに直面して自暴自棄になったと思ったら、ちょっとたしなめられて反省して解決。
 それに加えて祐介の優柔不断な性格&鈍感な性格には、見ていて辟易。
 親友に祐介が素で質問する場面があります。
 「…女の子が黙って目をつぶってアヒルの様に口を突き出す仕草って何だと思う?」
 …鈍感なのもここまでくれば国民栄誉賞ものですよ…。

 良かった点も確かに在ります。
 グリーングリーン2のキャラ、3のキャラのほとんどが、全てのルートでかなり頻繁に登場し、お互いの会話もある、という事。
 個別ルートに入ればそれ以降他キャラはオロソカにされるゲームも目立つ中、こういった多数のキャラが登場する、ということは学園モノの必須条件なのではないでしょうか。


<10点満点での総合評価>
 5点
 正直、期待していた作品とは違いました。
 もっとギャグてんこ盛りの展開を期待していたんですがねぇ〜…。
 かといって、メーカーが意図しようとしていた祐介達の「成長」を核としたストーリーも平々凡々だったという気がします。(ひでぇ^^;)


お気に入りのキャラ:ちとせルート以外の時のちとせ^^;…天然パワー爆発です。
最後に一言:「「3」に至るまでの背景を知らなければ、あまり楽しめないような気がします。
        逆にシリーズを通して買っていた方にはニヤリとさせる場面も…。
        ただ他のレビューアーさんにとっては結構得点が高いので「そんなに点数低くない!」
        という方、クロスレビュー大歓迎です。」









   School Festa−スクールフェスタ−     (暢気さんのレビュー)   評価: 8 
▼ タイトル School Festa−スクールフェスタ−
▼ ブランド ロール
▼ ジャンル 崖っぷち学園祭・恋のさやあてコスプレADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/11/25
▼ 購入 オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり(CG鑑賞に付属)
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  あり(直前の1つのみ)
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  60個(10個×6ページ)
【 エンディング数 】  5個
【 ディスクレス起動 】  可


<ストーリー>
 学園祭も押しせまったある日、主人公、三崎修一郎はいきなり生徒会質に呼びだされる。
 そこには主だった「活動実績のないサークル」の代表者が集められていた。
 そして生徒会から突然の通告がなされる。活動実績のないサークルに割く予算や部室はない。
 今度の学園祭の一般投票で上位入れなかったサークルは解散処分−−。
 修一郎は焦りまくり、サークルにもどってどうしたものかと悩む。
 しかしさっぱり妙案が浮かばない。そこにメンバーの一人、久坂綾乃が突然「喫茶店をやろう」と言いだす。
 とにかく目立って人気をとるにはそれが一番だ、と。
 他にこれといったアイデアもなく、修一郎はやむなくその案に乗ることにした。
 模擬店出展することを生徒会にこう申請し、さて実際のメニューその他をどうするべきかとまた悩む修一郎。
 が、結局みんな未経験者なので埒があかない。
 仕方なく修一郎は幼なじみである小日向ころなにヘルプを求める。
 ころなは、はぁ、と呆れたような溜息をつきながらも協力してくれ、簡易で安価なメニューの考案や実際の調理の算段などを引きうけてくれ、ついでに店内の演出やセッティングを友人である井上美由紀に頼んでくれる。

 はたして修一郎は、無事に文化祭で喫茶店を成功させて、サークルを守りとおすことができるのか――?


このホームページはロールより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はロールに帰属します。



<購入動機>
 絵に惹かれました。
 真広雄海氏はMilkyWayの原画を担当していた人ですしね^^;


<ゲーム概要>
 典型的な選択肢分岐型ADVです。
 主人公の所属する手芸部と、ヒロインの一人である井上美由紀の所属するアートデザイン研究部の存続を賭けて、学園祭でコスプレ喫茶を開くことになります。
 ヒロインが2人ずつグループ分けされていて、選択肢はヒロイングループの決定⇒ヒロインの決定のような流れになります。
 選択肢は単純で数が少なく、CGやHシーンもヒロイン全員クリアするだけで全て埋まります。


<音楽・音声>
 フルボイス仕様で、ヒロインのキャストは…
 久坂 藤乃:須本綾奈
 久坂 綾乃:理多
 小日向ころな:草柳順子
 井上 美由紀:かわしまりの
 黒崎 夕 :如月葵

サブキャラクターのキャストは…
 小野寺美波:櫻井りな
 未来   :北都南(勿体無い!)
 真希   :ルネッサンス山田
 です。

 キャラクターにフィットした音声だとは思うのですが、久坂綾乃のみ私のイメージとは少し違いました。
 まぁ、これは個人的な意見なんですけどね^^;
 みなさん上手で、クオリティーはかなり高いです。
 あ、真希は男性キャラクターです。一応^^;

 BGMは15曲で、ピアノを主旋律とした曲が多く、ヴォーカル曲はOPのみのようです。
 ピアノは秀逸で、エコーのかけ方も素晴らしいです。
 総じて主旋律の音をやや抑えてありますが、BGMにはむしろそちらの方が適していると感じます。
 クオリティーが高いですね。


<感想>
 まず、インストール時にミニシナリオが流れます。
 事前に説明書を読んでおかないと、どのキャラクターが話しているのか不明になりますが、不覚にも(?)意外と面白かったです。
 また、ゲーム開始時にオプションを選択する仕様になっているため、ゲーム中でエフェクトオフなどの設定をしなくて済むのはスペックの低いPCの人にはありがたいかもしれません。

 ヒロインの決定はグループ分けとなっています。
 久坂姉妹と、ころな&美由紀の2つのグループのうちどちらを本流とするかがまず選択され、さらにグループの中で好感度の高い方のヒロインがメインに選ばれます。
 メインに選ばれたヒロインは、ストーリーの合間にヒロイン視点のインタールードが流れます。
 最後の選択でメインではない方のヒロインを選ぶこともできますが、その場合命の保障はできかねます(そんな大げさなことにはなりませんが^^;)。
 5人目のヒロインである黒崎夕は、先の4人をクリア後に最初から始めることで、ゲーム中の夕ルートへの選択肢が選択可能になります。

 ヒロインをグループ化しているのに、グループの2人と結ばれるルートがないのは、読んでいるこちらにとっては正直微妙な印象があります。
 また、最後にヒロインを選択したあと、選択されなかった方が、すぐに納得して立ち去るのも、それはそれで如何なものかと思います(特に美由紀ルートのころな)。
 ストーリーで納得出来かねるのはこの2点ぐらいです。

 CG原画は、真広雄海氏。
 立ち絵と一枚絵にクオリティの差がなく、いずれも高い完成度であると思います。
 絵はあまり癖のない万人向けの絵ですが、ころなの絵はやや直線的であると言えます。
 強調が上手く、魅せるところを見せているのはMilkyWayに通じるところがありますね。
 しかし、MilkyWay程ではないですが、やはりHシーンのエロ度はあまり高くないです。
 CG枚数は約120枚、差分を考慮すると100枚程度でしょうか。

 それにしても、中出しが多いんですが…。
 学生でそれはちょっとやばくないかな?と要らぬ心配をしてしまいます^^;
 いや、嬉しいのですけどね^^;


<10点満点での総合評価>
 8点
 絵買いだったのですが、予想以上に読み応えのあるストーリーでした。
 グループ化しているためメインストーリーが3つしかないのが惜しまれます。


お気に入りのキャラ:黒崎 夕…ツンデレかと思いきや超純情派^^;
最後に一言:「ゲーム中にこのゲームを登場させるの場面にニヤリ。」









   ダンシング・クレイジーズ     (ピアーズさんのレビュー)   評価: 8.5 
▼ タイトル ダンシング・クレイジーズ
▼ ブランド ソフトハウスキャラ
▼ ジャンル 非合法賞金稼ぎSLG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/09/30
▼ 購入 ダンシング・クレイジーズ / Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(マウスホイール対応、音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  100個
【 エンディング数 】  5個
【 ディスクレス起動 】  不可

レビューへジャンプ


<ストーリー>
 時は現代、所は日本、加来山府。
 娘と二人で暮らす平凡なサラリーマンは平和を愛していた。
 穏やかで、生命の危機の無い生活に憧れていた。
 だが、それは遠い夢だった。
 平凡なサラリーマンの裏の職業は非合法賞金稼ぎ。
 元殺し屋。
 死神憑き。
 穏やかとか平和とか平凡が遠い存在だった。
 だが、彼は負けずに平和を求め、生活を続けた。
 しかし、彼の気持ちに反発するようにやってくる災厄の数々。
 最強の殺し屋。
 押し掛け女房。
 究極のトラブルメーカー。
 彼の未来はどうなるのか!
 非合法賞金稼ぎSLGここに登場!


<キャラクター紹介>
【閃光】伊奈瀬晶
 昼はサラリーマン、夜は非合法賞金稼ぎとして活躍する男。
 一人娘を溺愛し、娘を守る事に一生懸命。
 しかし、彼には元殺し屋という暗い過去があった。

【娘】伊奈瀬姫子 CV:北都南
 晶の娘として元気に生きる女の子。
 何事もお父さん大事。

【天使】秋村美雪 CV:三島由紀
 晶の会社の同僚。
 姫子との出会いをきっかけに晶との仲が進み、何時の間にか押しかけ女房的な位置をしめた女性。
 凄く普通の女性です。

【死神】リンテール CV:大波こなみ
 晶に憑りついた死神。
 別段悪さをするわけではなく、晶不在時に姫子を守ったりと色々と便利な女性。

【刃】サクラ CV:羽賀ゆい
 現役の殺し屋。
 晶の元部下で、複雑な関係を持つ。
 晶の突然の失踪に、深い怒りと恨みを持っている。

【女王蜂】葉木崎唯 CV:羽高なる
 晶の賞金稼ぎ仲間の妹で、賞金稼ぎを目指す女の子。
 微妙な正義感を元に行動する為、周囲からは危険視されている。

【暗殺人形】アーティ・ブルックリン CV:大波こなみ
 加来山府で何でも屋を営む元殺し屋。
 同僚に“なんちゃって忍者”と“ギャンブル好きの猫”が居る。

【案山子】葉木崎零 CV:松永雪希
 晶の賞金稼ぎの案内人兼情報屋。
 情報収集は得意だが、それ以外はイマイチ。
 パソコンを前にすると性格が少しだけ変わる。

【教授】 CV:ミノベサトル
 現役の殺し屋。
 晶を殺し屋に鍛えた人物であり、色々と謎を持つ。
 喋るのが大好き。

【狂犬】多田真一郎 CV:眞嶋リョウ
 晶の賞金稼ぎ仲間。
 零の事務所で良く会える。
 見かけは悪いが、正義の人。

【闘犬】松島将也 CV:一条光
 晶の賞金稼ぎ仲間。狂犬のパートナー。
 暴走する狂犬を抑える為に居るような人。


このホームページはソフトハウスキャラより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はソフトハウスキャラに帰属します。



購入動機
 ブランド買いです。
 ソフトハウスキャラの作品は、今までハズレた事が無かったので、安心して買えました。
 体験版をプレイしてみて、ステイタスの高さに安心が確信に変わりました^^;


<システム>
 修正ファイルがあります。
 誤字脱字、装備のグラフィック修正、クリア後の引継ぎキャラに関する修正等です。
 当てておきましょう^^;

 システム関連は上記参照。
 上記以外では、画面のWindow/フルスクリーン(800x600)両対応。
 セーブ数も多く、これだけあれば十分。
 動作も軽く、システム面での不満はありません。


<音楽・音声>
 BGMは全37曲。OPとEDに歌が流れます。
 OPソングはOPアニメーションに沿って流れるのですが、これが格好(・∀・)イイ!
 ちょっと変わった曲だとは思いますが、「これからこの作品をプレイするんだなー」と気分を高揚させてくれます。
 EDソングもエンディングの余韻を残して、気持ちよく終れる曲でした。

 BGMは「素晴しい」の一言。雰囲気を盛り上げる盛り上げる!
 作成者GOOD JOBです♪
 個人的には「フラッシュモード」でのBGMがお気に入りです。
 タイトルに相応しく「よっしゃ!特攻かけるでー」という雰囲気に駆られました^^;

 音声関連は、これまた上手いです!
 巣作りドラゴンでも感じましたが、脇役も全部喋ります(主人公除く完全フルボイス)。
 しかも声優のキャスティングがこれまた豪華!
 上記参照の他に、女性陣
 紫苑みやび、渋谷ひめ、冨樫ケイ、神崎ちひろ、西田こむぎ、蓮香、春日アン、カンザキカナリ、金松由花、逢川奈々、宇佐美桃香(敬称略)
 男性陣…はどうでもいいかな^^;

 一人が声色変えて複数役を演じているのは仕方ありません。
 なにせこの登場キャラ数ですからね、十分です。
 有名どころを集めているので、安心して聞けます。


<感想:プレイ開始編>
 まずは1週目が大変です。
 要領も分からず、どうすればいいかも分かりませせん。
 明確な目的は、プレイ開始プロローグで分かります。簡単です。
 「賞金稼ぎを辞めるには一定年数活動するか100億円用意するか」のどちらか。
 時間に関しては足掻き様がないので100億を集める事を考えます。
 そこで晶は「条件は条件だ」と格好いいことを言います。
 私は私で「よ〜し100億貯めるぞ〜♪」と意気込みます。
 ………。
 ……。
 …。
 てか、無理っす(つД`) 絶対とは言いませんが100億はまず貯められません!諦めましょう。
 株を攻略するしかありませんが、1週目でそれは難しいでしょう。
 そこで今度はお金を適度に集めながら活動を続けます。
 賞金稼ぎの活動の中、金もなく、Lvだって低く、支援者だって心許無い。
 戦闘で晶がGAME OVERにならないよう必死になりながら頑張ります。
 そんな中で中盤強力な仲間が加わってきます。
 狂犬の伸一郎、闘犬の将也、女王蜂の葉木崎唯…etc。
 いずれも魅力的なキャラかつ強力な支援者ですが、倒さねば仲間にできません。
 そして仲間になった時にありがたさは身にしみます。
 こんなに仲間がありがたいゲームはドラ○エ以来か…。
 この頃にはどっぷり、のめり込んでいました^^;


<感想:本編>
 この作品で一番魅力的だったのは戦闘です。
 様々な武器を装備できるのですが、その武器が、ちゃんと戦闘で形になって現れてるのには驚きました。
 刀を装備したら刀、銃は銃、盾は盾でという具合できちんとCG化されます。
 軍隊クラスの戦闘だとワサワサと大勢がいろんな武器をドンパチ、キンキンしちゃいます。
 しかもLvが上がれば開始直後に敵側、味方側それぞれで援護射撃が始まるのですが、この援護射撃Lvがあって最高クラスだと衛星軌道上からのソルによる攻撃が!
 これが超感動します!(アキラ〜♪)
 最初敵から食らった時は「お!ソルじゃん!」って味方死にまくっていたのに感動しました^^;

 【戦闘スタイル】
 2種類あって、【通常モード】と晶(通称:フラッシュ)のFeelingが一定値を越えると覚醒する【フラッシュモード】(注:フラッシュモードというのは私が勝手につけただけで、正式名称は他にあるかも知れませんのであしからず)。

 晶は通常時は銃を下げています。
 これがフラッシュモードに変わると、晶の周りに青光りするオーラが発生し、腕を伸ばしたままの戦闘スタイルに変わります。
 ここでBGMも変わり、戦闘のエリアもフラッシュの姿が描かれている空間に変化!カッコ(・∀・)イイ!
 これは敵にも言えることで、BOSSキャラとの戦闘では、敵のモードもこの戦闘になります。

 【戦闘力(強さ)】
 敵の強さや自分の今の強さを表すのですが、これが非常に細かいです。
 Eから始まりD<C<B<A<Sとランクが上がってくほど強さも正比例するのすが、さらにそれが色でも格付けされてます。
 他の色<銅<銀<金と最高はSSS(トリプルエスの金)、このクラスはソル撃ってきます>_<
 敵の強さも程良い感じで、強すぎず弱すぎず、非常〜〜〜にバランスが取れてます。
 ちゃんとと自分のランクに合っていて、Lvが上がると、こういうゲームが飽きが来るわけですが、これはそんなことありませんでした。
 (ごめんなさい…嘘ついてました、流石に4週目は>_<)

 戦闘面だけが濃いだけでなく、シナリオも非常に面白いです。
 起伏に長けてて、各キャラも魅力的!
 単純明快な目的だけに感情移入しやすく、晶は「鬼畜だ」とEXTRAで教授から言われても私的には全然許せます。
 納得できる十分な理由があり、逆に好感が持てます。

 各ENDも良く出来ていて、サクラENDも捨てがたいし唯ENDも悪くないけど、やっぱりお気に入りは美雪ENDです。
 これが一番あたたかい^^;

 1週目以降はデータの引継ぎ、支援者引継ぎ等、お馴染みのクリアボーナスがあり、1週目では展開しないシナリオも追加します。
 ですが、3週目からが本番。
 殺し屋【出題者】が現れ、展開によっては、将也、唯、サクヤ、美雪、そして晶が守るべき一番大切な姫子が!
 そしてその後、晶の取るべき道は…!
 もちろんこれまで謎だった【顔】ことルネリアのストーリーもここから展開していきます。
 さらには【何でも屋】のもろもろとの戦闘も!
 いや〜ハマらせてくれましたぁ♪

 最後におまけみたいに感じるかも知れませんがHシーンも結構頑張ってます。
 各ヒロインに於いては6〜22個のシーンが用意されてます。
 加えてクリア時にタイトルに追加されるEXTRAでは、本編シナリオ進行時にHシーンが用意されていないキャラにアナザーストーリーが用意されてます。
 本編ではHシーンがなかったあのキャラの、あの時こうだった…というシナリオです。
 これは結構嬉しかったです。
 加えて番外編なども用意されていて、とても楽しめました。


<10点満点での総合評価>
 8.5点
 最後は「?」みたく唐突に終ってしまうので、ENDをもっともっ〜〜と熱く厚くして欲しいです。
 でもとても良かったです♪
 ありがとうソフトハウス!


お気に入りのキャラ:秋村美雪
お気に入りのシーン:「秋村美雪:「…好きです。結婚してください」
             晶「…は?」
             一途というのは素晴しいですね^^;