智代アフター (ban-choさんのレビュー) | 評価: 9 |
▼ タイトル | 智代アフター 〜It’s a Wonderful Life〜 | |||
▼ ブランド | Key | |||
▼ ジャンル | ADV | |||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |||
▼ メディア | DVD-ROM | |||
▼ 定価 | 税込\6,090(税抜\5,800) | |||
▼ 発売日 | 2005/11/25 | |||
▼ 購入 | 智代アフター / オリジナル特典 Getchu.com | |||
【 CG観賞モード 】 | あり | |||
【 シーン観賞モード 】 | あり | |||
【 BGM観賞モード 】 | あり | |||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり音声リピートあり) | |||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |||
【 オートモード 】 | あり | |||
【 ヒント機能 】 | なし | |||
【 セーブ数 】 | 30個 | |||
【 エンディング数 】 | 4個 | |||
【 ディスクレス起動 】 | 不可 |
<ストーリー>
町外れの廃品回収屋に就職した朋也は、一人暮らしを始め、恋人と蜜月の日々を送っていた。
そこへ、智代の弟 鷹文が父親の隠し子 ともを連れてくる。
ともは母親を置き去りにされており、やむなく朋也と智代が保護することになった。
さらに夏休みを目前にして、鷹文の昔の彼女、河南子も家を飛び出してやってきた。
5人で過ごす、最初で最後の夏休みが始まる。
このホームページはKeyより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はKeyに帰属します。
注意:いつにも増してネタバレ満載レビューです!
<購入動機>
雑誌で記事を読んで、非常に興味がそそられたので。
特に、智代が四つん這いでへこたれているシーンが気になりました^^;
<グラフィックについて>
原作「CLANNAD」の樋上いたる氏からフミオ氏に変わった事で、キャラクターデザインが変わり、キャラクターの印象がガラリと変わっています。
あまりにも変わりすぎ、との声も上がりそうですが、個人的にはアフターストーリーとしての本作では、キャラクターの成長という意味も含めて、今回のデザインはとても良いと感じています。
<音楽・音声について>
音楽は、ピアノを主体とした、穏やかな曲が多用されています。
バリエーションに富んでおり、聴いていて心地良いものでした。
「CLANNAD」では音声がありませんでしたが、本作ではボイス入りとなっています。
各キャラクター別の印象を語りたいと思います。
−智代−
精神年齢が高そうに見えるため、やや低めの大人っぽい声を想像していました。
しかし、聴いてみると意外や意外、涼やかでかわいらしい声でした。
−河南子−
こちらは智代とは対象的に、元気で非常に明るい声です。
キャラクターの性格はやや生意気ですが、声に関してはあまり高飛車な印象はなく、小悪魔的な感じです。
−鷹文−
大人びた感じがありますが、容姿に違わずまだ少年の面影の残る声です。
河南子と同じ方が演じておられますが、演じ分けも良く出来ています。
作中での「えへへへへぇ〜、おねぇちゃ〜ん」はある意味必聴^^;
−とも−
ラブリーです、えぇ〜ラブリーです。
とってもカワイイです。これが萌えというものなのか^^;
何だか逆らえない感じです。
<感想>
本作はADVではありますが、後日談的な要素が強いので、「プレイする」というより「読み進める」という感じです。
選択肢は時折出てきますが、殆どはストーリーが大きく変わる程の分岐は無く、「ちょっと脇道それてみようか」程度ですので、肩肘張らずに物語を楽しめます。
ただ、しっかりとストーリーを見定めて選択肢を選ばないと途中で終了、となってしまいますのでご注意を。
ストーリーについてですが、登場人物が限られている事により、丁寧に深く語られていきます。
テキスト量はかなりのものですが、それを感じさせずにテンポよく物語を読む事が出来ますので、途中で飛ばしたりせずに、全て読むことをお勧めいたします。
また、ちょっとした息抜きみたいな楽しい部分も本作には存在します。
「森のぱんださん」という歌の歌詞を作る所は抱腹絶倒間違いないですし、なんとミニRPGもあったりします。
「CLANNAD」にはなかったエッチシーンが本作は物語上存在しますが、朋也(主人公)と智代の二人だけのものしかなく、またその数も多くはありません。
しかし、物語冒頭で繰り広げられるちょっと変態チックなプレイは、戸惑う智代の様子と相まって、一種の楽しさがあります。
<エンディングについて>
今回の「智代アフター」は、「CLANNAD」の後日談という事もあり、どういう風に話がまとまるのか楽しみにしておられた方も居ると思います。
「アフター」編の最後で、手術を終えた朋也は記憶は戻るものの、その身体には障害が残り、(智代の語りと朋也の台詞から察すると)最後には他界してしまうので、世間一般で言う「ハッピーエンド」とは遠い印象を受けます。
この結末に、憤りや寂しさ、悲しみを感じる方は多いと思います。
「智代が費やした時間と苦しみに対して、この結末はあまりにも非情ではないのか」と。
実は私自身、最初エンディングを見た時は少々寂しさを感じました。
だけどもう一度エンディングを見て、智代の立場になって考えてみた時、「これはある意味ハッピーエンドなのだ」と思ったのです。
朋也が記憶喪失になった時、彼女が一番望んだ事は一体何なのか。
作中では語られていませんが、朋也の記憶を取り戻す為にあれこれ手を変え品を変え、智代は色んな事をしたでしょう。
しかし状況は一向に変化の兆しを見せず、幾度となく朋也の記憶がリセットされてしまう度に、彼女は一体何回泣き、絶望したのでしょうか。
終わりの見えない苦しさに、もしかしたら、二人で共に死ぬことすら覚悟したのかも知れません。
でも彼女は、ともと交わした約束と朋也との絆を心の支えにして、決して諦めず、苦しみの中でひたすら耐えました。
そして、手術を終えた朋也が小さく彼女の名前を呼んだ時、ようやく彼女は苦しみから解放されたのです。
彼女が願っていたのは、大切な人が無くした記憶と共に自分の元へ帰って来ること。
苦しみから解き放たれ、願いが叶ったのですから、このエンディングはハッピーエンドなのです。
「大切な人を失ったのに、何がハッピーエンドだ」と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、メビウスの輪のように延々と繰り返される苦痛を与えられるよりは、たとえ大切な人を失う事になってしまったとしても、前を向いて進む事が出来るだけの大切な何か与える事ができ、そして貰い、悔いの無い人生を送る事こそが、人生においては大切なのではないのかと、私はそう、思います。
朋也は最後にこう言います。
「おまえのおかげで、良い人生だったよ」
人生の終焉において、一点の曇りも無い、心からの言葉。
それを言った朋也も、それを聞いた智代も、幸せだったと思います。
人生とは、楽しい事も嬉しい事も、辛い事も悲しい事もある。
だけどその中で、大切な何かを得る事が出来たのなら、それは素晴らしい事であり、その人にとって何よりもかけがえの無い宝物だと、智代は伝えてくれたような気がします。
だから、彼女はこう言うのです。
It's a Wonderful Life!(人生はかくも素晴らしい)と。
<10点満点での総合評価>
9点
作品に引き込まれるという表現がぴったりの作品でした。
惜しむらくは、演出面が少々物足りないのと、ともとの思い出があまり盛り込まれなかった事です。
お気に入りのキャラ:坂上智代…とても家庭的で母性愛溢れている所に惹かれます。
最後に一言:「深く描かれる「絆」の物語を楽しむ、「幸せって何だろう?」と考えさせられる、良い作品です。」
_summer (ひねくらー嵐さんのレビュー) | 評価: 8 |
▼ タイトル | _summer(アンダーバーサマー) | |||
▼ ブランド | HOOK | |||
▼ ジャンル | まったり純恋学園ラブコメADV | |||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |||
▼ メディア | CD-ROM | |||
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |||
▼ 発売日 | 2005/07/15 | |||
▼ 購入 | オリジナル特典 Getchu.com | |||
【 CG観賞モード 】 | あり | |||
【 シーン観賞モード 】 | あり | |||
【 BGM観賞モード 】 | あり | |||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートあり) | |||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |||
【 オートモード 】 | あり | |||
【 ヒント機能 】 | なし | |||
【 セーブ数 】 | 90個(内1個オートセーブ) | |||
【 エンディング数 】 | 8個 | |||
【 ディスクレス起動 】 | − |
<ストーリー>
架空の海辺町、成西(なるせい)。熱を持った海風が吹き付ける、片田舎の町。
古い単線列車と、ボンネットバス。ガタガタと音を立てるトラクター。
青々とした草のむせ返る臭い。風鈴の凛とした音色。
遊んでいられる最後の夏。修学旅行の最中に、ありがちな話で盛り上がった。
「好きな奴居るか?」
その一言が、何かを変えてしまったように思う……。
何処へだって行けそうな青い空。その下で、あいつらと過ごしてる。
口うるさい妹、隣のお人好し、物騒なクラスメート、憎めない親友。
気付いてしまったように、居心地の悪さを感じながら、眩しい太陽に照らされて、俺達の季節が始まる。
このホームページはHOOKより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はHOOKに帰属します。
<購入動機>
何となくほのぼのとした印象につられて衝動買い。
<キャラクター紹介>
波多野 小奈美 CV:まきいづみ
世話焼き・家庭的・ちょっぴりドジと、三拍子揃った主人公の幼馴染カルテットの一員。
加えて何とお隣さん!父親が殆ど自宅に不在な主人公と義妹の為に毎日ご飯を作りに来ます。
このような状況の為、周囲ではほぼ夫婦認定されております。
欠点としては、押しが弱く、思ったことをあまり言えなかったりする所でしょうか。
その為、主人公はその辺を意図的に聞き返してあげています。
何やら主人公が無意識に記憶の奥底に封印している『ある出来事』をずっと覚えているようですが…。
海老塚 信乃 CV:金田まひる
強気・活発・攻撃的と、こちらも三拍子揃った主人公の幼馴染カルテットの一員。
何と神社の娘で、当然巫女さんもOK。意外にも結構真面目にやっているらしいです。
主人公や、同じく幼馴染カルテットの一員兼悪友の船田治(通称フナムシ)との下らないケンカは日常茶飯事。
少し油断すれば強烈な蹴りの洗礼を浴びます。
最近茶道部に入部したり、料理に挑戦してみたり、今までとのギャップというより違和感すらある『お淑やかさ』を追求しているようですが…。
海津 沙奈 CV:草柳順子
元気・無邪気・へっぽこと、やっぱり三拍子揃った(←これヒロイン全員分やるつもりか)主人公の義妹です。
低血圧なのか、かなりの寝ぼすけです。
主人公が朝起こしに部屋に入ると、大抵ベッドの上で『座りながら寝ています』。
母親は既に他界していて、父親が殆ど不在の為、現在、義兄の主人公とは二人暮らしです。
兄妹とは言え義理。今までは家族としての関係を続けてきた二人ですが、徐々に変化が…。
天野 千輪 CV:北都南
不思議・ミステリアス・毒舌と、しつこく三拍子揃った主人公の後輩にして、沙奈の親友です。
占い同好会なるものを自ら設立する等、外見に反して意外と行動力はあります。会員はいませんが^^;
ただ、反対に占って欲しいという生徒は多いようです。
何を考えているのか殆ど分かりませんが、独特の魅力があり、結構人気者です。
さて、彼女の占いですが、実は結構当たりますが、時々姑息な手段を使って当てていることもあったり…。
最近、妙に主人公にかまってきますが、その方法は一癖も二癖もあるものばかり。
戸惑う主人公ですが…。
島津 若菜 CV:青山ゆかり
お嬢様・大和撫子・世間知らずと、まだまだ三拍子揃った主人公の先輩の三年生です。
箱入りですが、やっぱり『自由への願望』は強めです。
祖父はかなり厳格だったようですが、最近他界しており、それ以来少しは自由に過ごせるようになったようです。
学園では『品行方正・眉目秀麗』等等、噂になるほどの有名人です。
ですが、本人はどうもその噂を好意的に見てはいないようです。
また、一年に彼女の付き人である、川上由乃という微妙に小姑っぽい女の子がいます。
この由乃、非常に個性的な時代劇口調を操り、必聴です。
何やら大量のラブレターを燃やしている所を目撃した主人公。何とも不思議な出会いです。
それから、紆余曲折を経て親密になっていったのですが…。
七緒 日向子 CV:成瀬未亜
天然・お気楽・暴走気味と、結局最後まで三拍子揃った主人公の担任の先生です。
担当は世界史で、授業の分かりやすさは高得点。しかし、脱線率も非常に高いと言う所です^^;
ママチャリ(主人公命名『りんりん日向子号』)を愛用ですが、やっぱりと言うか結構こけてます^^;
趣味は通販で、得体の知れないものを買って散財しまくり、幾度と無く金欠状態に陥っています。
必然的に食費が無くなり、教卓の上でエクトプラズム(え゛)放出しつつぐったりしてたり^^;
そんな彼女が何故教師になろうと思ったのか?常日頃接しているうちに興味がわいてきた主人公。そして…。
めがねの高橋さん CV:鳥居花音
と、思いきや何と意外にもう一人。この人、何とグラフィックがありません。
立ち絵無し!一枚絵無し!出番はテキストと声だけ!な、何て斬新な!!
そんな放送部在籍の先輩です。
最近、ラジオ風に変化したお昼の校内放送『ラジオロマネスク』のDJをやっています。
ちょっと内気な性格ですが、放送を切っ掛けに少しでも変わりたいと思っているようです。
最初は、単なる放送への興味。徐々に意識し始める、姿の見えない、気になる人。
そんな中、お昼の放送がピンチに…。
<シナリオ>
はっきり言います。普通です、普通過ぎます。
ですが、その普通さが魅力なんです。
のんびりとしており、平和であり、平凡な日常。
その『平凡な日常』がこの作品の魅力なのです。
全体の構成ですが、共通ルートはやや長めです。
しかし、選択肢によって結構展開が分かれ始めるので、マンネリ感は薄いでしょう。
個別ルートは、キャラ毎に差もありますが、大概夏休み突入が一つの区切りになっています。
ですが、それでも重要なのは『日常』であることは変わりません。
ただ、その日常の中に一つの新しい世界が出来たような感じです。
しかし、それもごく普通の日常になっていく…。
と、どこまでも普通に平和です。
しつこいようですが、それがこの作品の魅力なのです。
<音楽・音声>
全体的に平和で穏やか、そしてノスタルジックな曲が大半です。
後はちょっとお笑いっぽい曲と、重かったり切なかったりする曲がほんのちょっぴりあるくらいです。
全体的に控えめで、それでいてストーリーとも絶妙にマッチしています。
ボーカル曲は2曲。
OPは明るい中にもどこか穏やかで優しい感じを含ませた一曲。
挿入歌は穏やかに、平和に、でも少し切ない、そんな曲です。
出演声優さんは上記参照。
声優さんの演技もしっかりしていて役にマッチしています。
まきいづみさん演じる小奈美の癒される話し方に萌え、金田まひるさん演じる信乃のパワフルな声に萌え、
草柳順子さん演じる沙奈のお子ちゃまな話し方に萌え、北都南さん演じる千輪ちゃんの独特な話し方に萌え、
青山ゆかりさん演じる若菜の凛とした声に萌え、成瀬未亜さん演じる日向子先生のほんわかした声に萌え、
そして鳥居花音さん演じる『声でしか出番の無い』高橋さんの声に想像力を掻きたてられつつ萌え…。
と萌えまくりですね^^;
サブキャラも充実しています。
高嶺悠賀さん演じるフナムシのエロトークに笑い、フナムシの無駄な弁解に笑い、フナムシの調子に乗った信乃へのちょっかいに笑い…って、笑ってるだけですが^^;
しかし、こういう三枚目キャラだからこそ、数少ない漢なシーンに深みが出てきます。
他にも、神月あおいさん演じる由乃の時代錯誤な口調に思わず笑い、一色ヒカルさん演じる立花先生&かすみねーやんの方向性のかなり違う二面性の演じ分けに感心し、オイリーはなさん演じるマスターの渋い漢の魅力にひれ伏し…。
…収拾付かなくなるのでこの辺で^^;
何はともあれ、声に関してはかなりハイレベルで、満足です^^;
<グラフィック>
前作のLike Lifeに引き続き、松下まかこさん&らっこさんのタッグ。
作風に合った穏やかな感じです。
個人的に瞳の辺りが微妙な感じもしましたが、まあ許容範囲内。
欲を言えば、めがねの高橋さんのグラフィックが皆無ですが、もっと想像力を掻き立てるような、思わせぶりな一枚絵が欲しかったかなー、と…。
<エロ>
純愛系ですので、そんなに無茶苦茶期待してはいけません^^;
しかし、その純愛系で1ヒロインにつき3回というのは多い方でしょう。
シチュエーションも結構豊富で、ヒロインも多種多様!
巨乳に並乳につるぺた、積極的だったり受身だったり^^;
当然、全て純愛Hなので、鬼畜派、倒錯派の方々にオススメするのは畑違いですが…。
純愛系だからといって、全く期待しないというのも間違いです。
まぁ、多くを期待されると困りますが^^;
<システム>
RTC : Real Time Click / リアルタイムクリック
時間差で、主に女の子の反応が変わる選択肢。
選ぶタイミングによって、返答が変わります。
攻略には影響のない、会話パターンを楽しむ為の選択肢です。
RTCの方はHOOKではもうお馴染みですが、回を重ねるごとにどんどん進化してます。
こういうちょっとしたお遊びは他社製品との差別化にもなり、面白いですし、ちょっと得した気持ちになれます。
コイン女王
どこかの国の王女様。
一人暮らしらしく、暇をもてあましてる見栄っ張りのかわいい女の子。
どうも最近、珍しいコインを集めているらしい。
噂ではコインの代わりに何かと交換してくれるとか。
コインシステムは…存在意義が分かりません。
普通にクリア後のおまけで良かったのではないかと。
<感想>
と、コインシステム以外べた褒めです。
しかし、ひねくらー、つまり捻くれ者としての本性現れまくりの感想に入ります。
メインヒロインの小奈美。確かにキャラとして魅力的です。シナリオの出来もいいです。
しかも、全ヒロインクリア後、さらに彼女メインのおまけが存在する等、かなり優遇されています。
しかし、ただでさえ優遇されて当然なメインヒロインなのですが『攻略後、改めて他のヒロインを攻略するのに罪悪感を感じるような展開』は欲しくありません。
具体的にはネタバレが過ぎるので伏せますが、つまり、『優遇される⇒出番が多い⇒必然的に好感触⇒他のヒロインを攻略し辛くなるような展開⇒人気集中』という『意図したような』流れが…。
感情移入しすぎて、他キャラを攻略する時に浮気しているようで…って、それほど良いキャラ・良いシナリオの裏返しなのですけどね^^;
<10点満点での総合評価>
8点
純愛至上主義の方々には更に+1点、萌え重視派には更に+0.5点。
お薦めの部類の入ります。
何せ、妹属性や女教師属性にあまり興味のない私も沙奈や日向子先生に萌えた位ですから^^;
お気に入りのキャラ:海老塚信乃・天野千輪
最後に一言:「平和だなぁ…(のほほーん)」
ぼくの人妻お姉さん (ひびきさんのレビュー) | 評価: 6.5 |
▼ タイトル | ぼくの人妻お姉さん〜Mな人妻×Sな未亡人〜 | ||
▼ ブランド | Lilith | ||
▼ ジャンル | 人妻恋愛誘惑ADV | ||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | ||
▼ メディア | CD-ROMもしくはダウンロード発売 | ||
▼ 定価 | ダウンロード版:¥1890(税込み) パッケージ版:¥2100(税込み) |
||
▼ 発売日 | 2005/06/24 | ||
【 CG観賞モード 】 | あり | ||
【 シーン観賞モード 】 | あり | ||
【 BGM観賞モード 】 | なし | ||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | ||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピート機能あり / ホイール未対応) | ||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | ||
【 オートモード 】 | あり | ||
【 ヒント機能 】 | あり | ||
【 セーブ数 】 | 18個 | ||
【 エンディング数 】 | 3個 | ||
【 ディスクレス起動 】 | 可 |
<ストーリー>
主人公・鳴沢優(なるさわゆう/リネーム不可)は、親友・貴史の家に外泊することになった。
ところが、ふとしたきっかけに、貴史の母・礼子(30歳代前半)のオナニーを覗き見てしまう。
…すごい。大人の女性の淫らな姿。
たまらずに優も自分の股間をさらけだし、しごき出してしまう。
「こんなところで何してるのかな? 優くん?」
「!!!!!!!!!」
心臓が止まった。
射精直前のオチンチンを握り締めたままの僕。
その横に立っていた人。
「うふふっ、何してるのかなァ?」
――友香(ともか)さん。
礼子さんの妹で、この家のもう一人の人妻お姉さんだった。
「ふ〜ん…… いけない子ね、優くん」
僕の夏休みはまだ始まったばかりだった………。
このホームページはLilithより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はLilithに帰属します。
<購入理由>
最近、安価で良いモノに当たったので、2匹目のドジョウを狙って^^;
<ゲームの概要>
普通のADVです。
オトナの、お姉さんのような人妻に誘惑されてエッチしていく物語です。
ゲームスタート直後、礼子おねえさんがオナニーしてるところから始まります。
シンプルな抜きゲーかと^^;
<システム補足>
インストール形態はフルインストールのみで、約250MB必要です。
一度インストールしたら、次からはCD挿入しなくてもOKです。
右クリックは、テキスト消去に当てられています。
また、選択肢は多いですけど、ヒロインの好感度が上がる選択肢を選ぶと、効果音が鳴るので、わかりやすく良いです。
その上、ネタバレ攻略も付随していますから、攻略には困らないかと^^;
CG鑑賞ですが「スライドショー」機能が付いています。
これにより、クリック無しでも、次から次へとHCGが画面に流れてくるので、右手も左手も手ぶらになる訳です(o゜▽゜)o
更に、このスライドショーでは「ランダム機能」も付いています。
登録された順番にCGが流れてくるのではなく、ランダムにCGが流れてくるので、意外に画期的かもしれません。
…まぁ何の予告も無しに主人公の顔面に小便がぶっかけられてるCGが出ると結構脅威に感じますが^^;
<音楽・音声>
女性キャラはフルボイスです。
春日アンさん、紫苑みやびさん、ということで安心して聴けます。
特に紫苑みやびさん演じる友香は、普段はノホホ〜ンとしていますが、そのノホホ〜ン風味を保ったまま小悪魔的になるので、「可愛い」6割、「艶」3割、「サドッ気」1割、というような感じを演技で魅せてくれます。
「あれぇ〜? 優くぅ〜ん、ここがこぉんなに大きくなってるよぉ〜?いけない子なんだぁ〜」といった風に^^;
同人作品でも手を抜いていませんね^^;
音楽は…、特に印象に残りませんでした。
<原画・CGなど>
原画は みどり葵さん。
Nomadデビュー作「ニセ教祖」や、ティンカーベルの「淫奉の聖女」等の原画も手がけていらっしゃいます。
CGは、淡く柔らかい色使いが丁寧です。
ツリ目が凛々しい礼子おねぇさん、タレ目がキュートな友香おねぇさん、と釣り合いが取れててよろしいかと^^;
また、お二人ともありえないくらいの巨乳です。
第一ボタンが弾けそうです^^;
<エッチシーン>
登録されるHCGは30枚+差分で、登録されるシーンは18個。
パイズリ、コスプレ、目隠し、3P、言葉攻め、等など。
尺の方は程度にバラつきがありますが、そんなに長い場面も無ければ、そんなに短い場面もありません。
ただ、礼子がMに目覚める場面なんかは、もうちょっと長くても良かったと思いますけど…。
それに引き換え、友香のSな性癖が出てくるのは自然で良いです。
酔った勢いでクンニさせたと思ったら、そのまま放尿。
優しく小悪魔的に主人公をジワジワと、さも面白そうになぶっていくのには「年上の余裕」というのが感じられました。
淫語については、頻繁には出てはきませんが、ちゃんと放送禁止用語も出てくるし、ピー音も無いのが良いですね^^;
…余談ですが、冒頭AVを見ている貴史と優の会話。
「あの精液はニセモノだろうなぁ」
「あのニセモノの精液って、どうやって作るんだろうね」
「知ってるぜ、俺。(4つの材料‐食材?)をかき混ぜて作るんだぜ」
「へぇ、すごく甘そうだね」
「おう、AV女優に『美味しい』て言わせるためでもあるんだろうな」
…初めて知りました。貴史君、物知りですね^^;
作り方を知りたい方は、是非本作を買ってプレイしてみてはいかがでしょうか。
作る材料を知ることができますよー(⌒▽⌒)ノ”
<感想>
とりあえず、年上おねぇさん、人妻から誘惑されるADVです。
主人公は童貞を礼子に捧げますが、そこまで行く過程でも、オナニーしているところを目撃されて、からかわれたりして、ヒロインは少々ショタコンな感じがします。
前半はそういった感じで年上おねぇさんにからかわれたり、嬉し恥ずかしの雰囲気です。
中盤以降は、高飛車だった礼子は実はマゾだったという事が判明。
オットリ系だと思っていた友香は実はサドということが分かり、そんな友香と一緒になって礼子を責めるのは良いですな〜♪
しかし、人妻ゲーとしてはちょっと物足りないかも…。
「家庭を持っているが故の背徳感」というものが無く、ひたすらにエッチの連続。
(いや、まぁこれも悪くはありませんが^^;)
ストーリーもあって無きが如きです。
しかし、それは裏を返せば、ドロドロな展開も無く、後腐れも無いので、そんなに構えてゲームに取り掛かる必要もありません。
ライトな抜きゲーとして接してみてはいかがでしょうか?
<10点満点での総合評価>
6.5点
お手軽ゲームで、内容もそんなに深くはありません。
しかし、そこそこ遊べます。
なにより、値段がかなり安いので、そういったことを考えれば、コストパフォーマンス抜群の良い同人ゲームではないでしょうか。
お気に入りのキャラ:柏原友香…オットリ系ですが、そこに隠れている小悪魔的な性格が良いです^^;
最後に一言:「紫苑みやびさんが、ハマり役でした(o゜▽゜)o」