いただきじゃんがりあんR (ひびきさんのレビュー) | 評価: 6.5 |
▼ タイトル | いただきじゃんがりあんR | ||
▼ ブランド | すたじおみりす | ||
▼ ジャンル | 麻雀+ハチャメチャドタバタADV | ||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | ||
▼ メディア | DVD-ROM | ||
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | ||
▼ 発売日 | 2005/08/05 | ||
▼ 購入 | いただきじゃんがりあんR / Getchu.com | ||
【 CG観賞モード 】 | あり | ||
【 シーン観賞モード 】 | あり | ||
【 BGM観賞モード 】 | あり | ||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | ||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | ||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | ||
【 オートモード 】 | あり | ||
【 ヒント機能 】 | なし | ||
【 セーブ数 】 | 100個 | ||
【 エンディング数 】 | 18個以上 | ||
【 ディスクレス起動 】 | 不可 |
<ストーリー>
ファミレス「じゃんがりあん」の経済的危機を何とか乗り切って一年…
「大変大変だよ、お兄ちゃん」
しばらくの平和な日常を破るかのように、鈴音の声がじゃんがりあんの中に響き渡る。
和己が窓を開けて外を見ると、何とファミレス『アニーズ』の新店舗ができていた。
「こんな近くに同業者ができるなんて…、制服系のファミレスができてラッキー!
じゃなくて、ウチの店舗の前に堂々と作るなんて!こうなったら直接乗り込むぞ!」
直接アニーズに乗り込む和己と鈴音を待つモノは…?
<キャラクター紹介>
佐藤鈴音(CV:韮井叶)
主人公の妹。ファミレス「じゃんがりあん」のウエイトレス。
気が弱く、主人公の言いなりになることが多い。
芦屋美和(CV:綾川りの)
主人公の幼馴染。レストラン「港屋レストラン」のウエイトレス。
口より手が先に出るタイプで、かなり乱暴で荒々しい性格。
熊谷綾子(CV:青山ゆかり)
食事処「浪漫亭」のウエイトレス。
引っ込み思案のおとなしい少女。主人公に一目ぼれしていた。
妄想癖が強く、自分がえっちな事をされる想像を年中している腐女子。
川口さやか(CV:吉川華生)
浪漫亭で働く元ヤン。
気に入らないことは力で排除しようとする。
麻雀シーンでも都合が悪くなると強制的に対局をリセットしてしまうことも。
でも実は結構純情^^;
太刀川マキ(CV:カンザキカナリ)
鈴音の友人。ファミレス「Brand-Pierrot」のウエイトレス。
何でもできる優秀な少女だが、自信過剰気味。
胸が小さいことを気にしている
林檎姫(CV:みる)
謎の中国人(笑)。中華料理店「華蓮」のウエイトレス。
「○○アル」を連発する、お約束の中国人キャラ^^;
格闘もマージャンも達人級らしい。
通称「リンさん」
西部由紀乃(CV:関和美)
主人公の高校時代の先輩。喫茶店「PEARLs」フロアチーフ。
人当たりがキツイ。実は昔から主人公が好きだった。
眼鏡ッ娘。
櫓香織(CV:冴月まりあ)
パプ「Queen」のバニーガール。
結婚して現在は人妻。天然ボケでおっとりのお嬢様。
河合ななえ(CV:金田まひる)
コスプレ喫茶「フェレット」のウエイトレス。
ロリ体型のコスプレ娘。キャラになりきる危ない性格。
前作から「声変わり」した、とのこと^^;
白井セーラ(CV:まきいづみ)
和己、鈴音、美和のおさななじみのお姉さん。
既婚者で子供もいるが、離婚して実家に帰ってきた。
ちなみに和己の初体験の相手。
ほんわかとした癒し系のお姉さん…
だが、怒ると怖いかも^^;
アンナ・S・各務(CV:北都南)
金髪縦ロールのお嬢様。
和己に一目ぼれし、自分のモノにしようとする。
外食系企業大手の一人娘で、跡取りでもある。
お嬢様な為、高飛車だが、エッチなことに関しては全然知識が無い。
ミラ(CV:一色ヒカル)
アンナのボディーガード兼お目付け役。
クールな性格で、アンナに対して異常とも言える忠誠心を持っている。
小池みさき(CV:榎津まお)
リトルウィングのウェイトレスで、ラーメンが大好き。明るい性格で、物事をテキパキとこなす。
イカサマでは、1ピンを13枚も積み込んで堂々とアガる、ステキなキャラ^^;
※他にも色々なキャラが登場します。
このホームページはすたじおみりすより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はすたじおみりすに帰属します。
<購入理由>
すたじおみりすはデフォ買いです^^;
ドタバタ喜劇には期待できますし、出演なさっている声優さんの声が耳に馴染んでいるので。
<ゲームの概要>
オムニバス形式のノベルの途中に麻雀ゲームが入っている、というもの。
ストーリー途中の麻雀に勝てば、エッチシーンとストーリーの続きが見れます。
また、ストーリーモードのほかにも、サバイバルモードやフリー対戦も完備してます。
もちろんイカサマ技もあります^^;
なおストーリーモードでは闘牌に負けてゲームオーバーになっても、コンティニューですぐに同じ場面から再チャレンジできます。
<率直に言うと>
・ストーリーは面白い
・パロディネタが盛りだくさん
・通常麻雀シーンはダルい
・エッチシーンは数は多いけど、あまり「エロい」とは感じない
・修正ファイルが発売日に出ているが、細かいバグはある(つД`)
こんな感じでしょうか。
<システム補足(VER1.10)>
上記参照^^;
修正ファイル(09/15 Ver2.00)が出ています。必ず当てましょう。
インストール形態はフルインストールのみで、約1.6GB必要です。
一度インストールしたら、次からはDVDを挿入しなくてもOKです。
「いただきじゃんがりあん」「いただきじゃんがりあんちょこっとあどべんちゃー」も同時にインストールされる仕組みになっています。
それらを購入していない方はちょっとお得ですね^^;
CG、シーン閲覧、音楽鑑賞は標準装備なのはいいとして、シーン回想中では「タイトルに戻る」というコマンドがないのが困りモノです。
<音楽・音声>
女性キャラはフルボイスです。
大勢の有名どころの声優さんを起用しており、本当に豪華です。
ただ、皆さん上手ですが、一部演技の技術に差が見られたかなぁ…?
もちろん北都南さん、一色ヒカルさん達の演技は充分安心して聴けます。
しかし今回音声関係での一番は、吉川華生さん演じる川口さやかで、対局中でも、
「うらぁああ!!!」とか大きい声を発したかと思うと、「ポンだぜぇえええええ!!!」
…ポン一つにそこまで気合を入れなくても^^;
そして今回は金田まひるさんが電波ソングを歌っています。
…歌詞カードが欲しいくらいにぶっ飛んでいる歌詞と、底抜けにハイテンションなノリがステキでした。
それにしても、児玉さとみさんが出演してないということで…、あれ?
<原画・CGなど>
原画は KEGさん、南向春風さん、藤島じゅんさん。
CGはアニメっぽい描き方ですが、嫌味のない絵です。
麻雀牌も見やすくて良いです。
また、シーンによっては、キャラがちっちゃくなって可笑しさを誘う場面もありました。
<パロディネタについて>
アニメや特撮のパロディが大好きなすたじおみりすですが、今回は「これでもか!」というくらいパロディネタが出てきます。
二言目にはパロディが出て来る、と言っても過言ではないくらいです。
有名どころでは藤子不二雄さんからドラゴンボール、北斗の拳、電車男。
また今回は麻雀が主題なので、哭きの竜、牌族オカルティ、兎、カイジ、萬、凌ぎの哲、なんていう濃い世界も出てきます。
また、カプコンやSNKの格闘ゲーム、すたじおみりすの過去作品、更にはとつげき東北、バーチャルネットアイドルちゆ12歳なんていうマニアック過ぎるネタも散りばめられていました。
多分私も気づいていないネタも多数あると思います。
<エッチシーン>
登録されるエッチシーンは59個
和姦かソフトレイプ、ソフトSMです。
しかし、エッチシーン以外でのキャラの性格付けが濃すぎる為か、エッチシーンでもあまり「エロいなー」とは感じませんでした。
非エッチシーンでのドタバタ劇の雰囲気のまま、エッチシーンに突入する場面が多々あるためです。
シチュエーション的には、純愛セックスの他に、コスプレ、オナニー鑑賞、媚薬使用、3P、足コキ、鞭、等など。
まぁエッチシーンに当てられている労力や容量はかなりのものだとは思いますが、エロいというよりも、R指定の喜劇…くらいに考えておいた方が良いかもしれません。
<闘牌シーン‐ストーリーモード>
昨今ではネット麻雀も流行り、気軽に対人麻雀をプレイまたは擬似プレイできるようになりました。
それらの麻雀は「イカサマ」や「ツモ牌の色の偏り」が無く、純粋に麻雀を楽しむことをコンセプトにした闘牌になっていす。
そんな中、すたじおみりすは昔ながらの「雀ピュータ」発売を決行!
積み込み、リーチ一発技、染め手がバシバシ和がれる、天和等、派手な展開が楽しめるゲームになっております。
…まぁそれならいいんですよ。
それはそれで楽しいのですが、ストーリーモードだと、ただ単に自分が1位になるだけではストーリーが進まないときがあります。
なんと「勝利条件」なるものが設けられている場合がほとんどで、「1位になれ!」「満貫以上を2回以上決めろ!」等は良いとしましょう。
しかし…
「ある特定の人物を4位にしろ!」
…これなんて物凄く難しい…orz
自分が1位になるよりも何倍も難しいです。
しかも全然関係ない対戦相手は好き勝手に打ちますから、4位確定の和了はするし、自分がリーチを打てば味方が一発で当たり牌を打ってくるし…。
(ロンすると、自動的に味方の順位が下がってしまう)
また、千点でアガれば問題ない局面で味方がわざわざ「満貫縛り」「青天井」「鳴き禁止」等わざわざ敵が有利になるようなルール変更をしてきます。
一番アタマにきたのは、オーラスで千点アガれば良い局面で、味方が積み込みで自キャラから人和(役満)を直撃した時です。
味方が、ですよ!?
見 逃 せ よ !
…当然私が最下位で、敵キャラの順位が4位から3位に変わり、哀れゲームオーバー。
この手の麻雀ゲームが思考ルーチン等というものを装備しているとはハナから期待しておりません。
だがしか〜し!
わざわざ自キャラが不利になるようなプログラムは組んであるようです。
大体、相手のテンパイするスピードは、自キャラのテンパイするスピードに比例するようです。
牌効率を気にして綿密に打てば、大体イーシャンテン時に相手がリーチをかけてくるか、自キャラがリーチした後に追っかけリーチが入ります。
で、私は実験的にわざと下手に打ってみたら、相手はちっともリーチをかけないし、和了もしませんでした。
ようするに、すたじおみりすは麻雀が上手な人でも下手な人でも万人に楽しめるようなゲームを開発したようです。
なんて素晴らしい機能(思考ルーチン)なんだ!(嫌味)
こうなると、牌効率を気にして打つだけ馬鹿らしくなる一方で、前述の「特定のキャラを4位にしろ!」という条件でも適当に打っていれば味方が勝手に敵から直撃して、4位対象者を勝手にトバしてくれたりもしました。
以上のことから踏まえれば、配牌時から染め手の決め打ちをするのが一番良いのかな、と。
どうせこっちがテンパイ直前ならなければ相手はリーチしませんからね^^;
というわけで、ストーリーモードの闘牌シーンは、非常にストレスが溜まるものでした。
<感想>
闘牌シーンの感想がほとんどこのゲームの感想に繋がります。
ストーリーを速く進めたいのに、わざわざ自キャラが負けるようになっているプログラムにより、先に進めない、非常にストレスがたまるものでした。
イカサマ技等は豊富に揃っているのですが、いかんせん失敗することも結構あります。
さて、ストーリーの方はというと、すたじおみりすならではのどたばたハチャメチャ喜劇。
と思えば、鈴音やセーラルートではちょっぴり純愛モードの感じも…。
今までかなり能天気でハイテンションだった主人公が悩む姿は、静か過ぎて、何か悪いものでも食ったのかと思うほどの消沈振りです^^;
すたじおみりすの「Hと、笑いと。そしてちょっぴり純愛を。」のコンセプトに則ったのは良いことですが、純愛モードに入ってからの静か過ぎる落差はどうかな〜っと…。
ストーリーモードではあまり楽しみを見出せなかったので後述での少々マニアックな楽しみ方を^^;。
<「宇宙麻雀」「VSモード」について>
さて、このゲームには通常麻雀だけではなく、このゲーム独特ルールの「宇宙麻雀」というのが搭載されています。
どういったルールかというと、
・誰からでもチーできる
・字牌もシュンツとして使える
・数牌や字牌が「912」「891」等でも認められる
・ドラや赤牌があれば、役が無くてもアガれる
・チートイツは無い
要するに
891三四五ABC東南西北北
(注:普通の数字「1」はソーズ、漢数字「三」はマンズ、丸囲み数字Aはピンズです)
こんなのでもアガれる、というわけですね。
更に言うと、「白發中白發中」というのがイーペイコウとして認められるようです^^;
もちろん「東南西」だけではなく、「西北東」というのも有効となります。
ただし、ゲーム中は「東西北」と並んでおりますから、ちょっと注意が必要です。
このルールの特徴として、テンパイさせるのが非常に速い、普通の麻雀とは牌効率が全く違うという2つの点があげられます。
1246六七八九DEHHH西(Dは赤ピン)
こんな手牌のときは普通の麻雀だったら「1」か「西」を捨てるのでしょうが、宇宙麻雀だったら話は別。
最短スピードを目指すなら「4」「6」を切って「12」「八九」の両面及び「六七八九」のノベタンと「西」のくっつきを待ちましょう。
役は赤Dのみでアガれますので、対面からチーだって何のその。
字牌が使いやすいので、チャンタ、ホンイツを非常に作りやすいですね。
189一二三@AH東南西北
さて、これは何待ちだかわかりますか?
答えは「東南西北」の4面待ち^^;
確定チャンタの4面待ちなんて普通の麻雀ではありえません^^;
189一二三@AH東東東西
これは何待ちだかわかりますか?
答えは「南西北」の3面待ち確定チャンタ^^;
次はホンイツ。
11156789東東東西北
これは何待ちだかわかりますか?
答えは「1−4−7東南」の5面待ち^^;
112239東東南南南北北
これは「東南北」の3面待ち。
ウッカリするとテンパイしてるかどうかも危いかもしれません^^;
224488東東南南白白發
何とこれはノーテン。
チートイツという役は宇宙麻雀では採用されていませんので。
さて、お次はVSモード。
ここでは、オプションによってルール変更が可能ですから、ストーリーモードでは採用されていなかった喰いタンをありにしたり、赤牌を6枚にしたり、も可能です。
が、このルールの最大の面白みは「トビ無し&青天井採用」です。
普通のルールでは得点計算を、満貫までは倍々計算
(1ハン1000点、2ハン2000点、3ハン3900点、4ハン7700点、5ハン8000点、6ハン12000点)
という風に、点数の上限(天井)が決められているのですが、青天井ルールではその上限(天井)が取り払われます。
それにより点数計算では(1ハン1000点、2ハン2000点、3ハン3900点、4ハン7700点、5ハン11600点、6ハン23200点、7ハン46400点、8ハン92800点…)となります。
これを踏まえると、イカサマで「1ピンを最大で13枚積み込んでアガる」という技を持つ小池みさきは悪魔のような強さを発揮します。
ちなみに清老頭四暗刻単騎のトリプル役満は3000万点でした^^;
@@@@@@@@@@@AB リーチで@ツモ(親) ドラ@
これは、リーチ(1) ツモ(1) チンイツ(6) ジュンチャン(3) サンアンコウ (2) ドラ12の25ハン50符で80530633300点でした。
800億点超えってどういうことですか!
ちなみに、これをリーチ一発でツモって裏ドラも@だった場合は、659706947993600点と推定されます。
600兆点てどういう点ですか!^^;
ちなみカンがあって9ピン4枚がドラ表示牌になったときは、44272183852757575270400点と推定されます。
分かりやすく書くと442垓7218京3852兆7575億7527万400点となります。
…こういった記録を出そうと頑張る分には面白いゲームでした^^;
<10点満点での総合評価>
6.5点
・声優人が豪華
・パロディネタを中心としたドタバタ喜劇
これを考慮しても、
・ストーリーモードの闘牌シーンがダルい
というのが点を下げました。
お気に入りのキャラ:ストーリーシーンでは白井セーラか河合ななえ。闘牌シーンでは文句なく小池みさき。
最後に一言:「電波ソングは強力でした^^;」
パペットプリンセス (暢気さんのレビュー) | 評価: 8.5 |
▼ タイトル | パペットプリンセス〜傀儡姫。わたしは、操り人形〜 | |
▼ ブランド | ぷちぱじゃま | |
▼ ジャンル | 章仕立てで進行する背徳・陵辱・純愛ドラマチックADV | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | DVD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\4,179(税抜\3,980) | |
▼ 発売日 | 2005/08/26 | |
▼ 購入 | パペットプリンセス / オリジナル特典 Getchu.com | |
【 CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(既読のみ、次選択肢まで強制スキップあり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(マウスホイール対応、音声リピートあり) | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 48個+クイックセーブ4個 | |
【 エンディング数 】 | 4個 | |
【 ディスクレス起動 】 | 可(初回起動時のみ必要) |
<あ・ら・す・じ>
誕生日の日、東馬昴(とうま・すばる/主人公)の携帯電話に一通のメールが届いた。
それは、義父である東馬恭二(とうま・きょうじ)からのメールだった。
──今晩、学校に来い。お前に贈りたいがある。
メールに従って昴は夜の学校へと行くと、教室には薄暗い部屋にはひとりの少女が待っていた。
その少女こそが、恭二のいう彼への贈り物だった。
少女は昴の気配に気付くなり、おずおずと下半身をさらけ出し彼を挑発する。
再び届いた恭二のメールに従い、彼は少女を犯してしまう。
少女の名は織田穂香。クラスメートだった。
そんな情事をきっかけに、昴と穂香の日常は一変してしまう。
ふたりは恭二の手の中に堕ちた人形となり、ことあるごとに卑猥なる狂態を演じることになる──。
<キャラクター>
織田 穂香(おだ ほのか)
昴のクラスメート。東馬の屋敷にてメイドとして働くことになる。
整った容姿をしているが、口は少なく大人しい性格なため、クラスではあまり目立たなかった存在。
屋敷での扱いは「人形」であり、他のメイドからは何かといじめられる毎日。
学校でも彼女を良く思わない生徒がおり、時おり彼女を虐げることも。
ことあるごとに奉仕を命ぜられ、そのたびに主人公と肌を合わせることになる。
回数を経るに従い、彼女もまた──。
東馬 奈緒(とうま なお)
年下の少女。東馬恭二の孫娘。
主人公とは幼なじみであり、「兄さま」と呼び心から慕う存在であり、結ばれることを約束された将来の旦那さま。
言動はどこか幼くて、口調は舌足らず。
主人公にとってはかわいい妹。
時おりする失敗に対して、頭をこつんと叩かれることもしばしば。
その度に「きゅん」と口癖を発する。
吉野 利美(よしの としみ)
屋敷のメイド。屋敷の主人である東馬恭二の秘書でもある。
心優しくまじめな性格。奈緒にとっては姉のような存在
このホームページはぷちぱじゃまより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はぷちぱじゃまに帰属します。
<購入動機>
ぱじゃまソフト系ブランドなのでメーカーデフォ買い&絵買い。
値段も安く、今までも満足できる作品が多かったから、安心して買えました。
<システム>
選択肢繰り返し型のオーソドックスなADV。
結果、当然の如くストーリー重視。
システム周りは上記参照^^;
1周あたりの選択肢が7〜9個なので、セーブ数は十分。
また、難易度も低く…というか、ほぼ0に等しく、まさにストーリー重視&目的ゲー^^;
会話ウィンドウの下にQuickSave Skip Logなどの主要項目が配置されていて、すっきりしたインターフェイス。
ただ、ゲームを長くやっているとWindowsがやたらと重くなってしまいます…。
メモリ関係にバグでもあるのだろうか?
(修正ファイルはないものの、「Alpha-ROM」の相性問題もあり、上手くいかない人はHPを覗いてみた方が良いかも)
<グラフィック>
原画はモカモカ氏。
正直言って文句なしの大満足!
立ち絵も1枚絵もかなりのクオリティです。
これだけでも買う価値はあります。
まぁ、目が顔の3分の1、おでこがやけに広い等、おもいっきりアニメ絵なのですけどね^^;
百聞は一見にしかず!(←HPにリンク)
<音楽・音声>
女性のみフルボイス。キャストは
織田穂香(大波こなみ)
東馬奈緒(安玖深音)
吉野利美(守田羽糸)
間公子 (守田羽糸)
宮迫留衣(青山ゆかり)
Hはほとんどが織田穂香なので、当然大波氏の声が生命線となります。
しかし、大ベテランにこのようなことを言うのは不遜でしょう。
安玖深氏の声も全く違和感が無く、守田氏も青山氏も文句なしの声質。
結論として問題なしの満足と^^;
BGMは、多少場面と合ってないような…。
曲自体はいいのですけど、打ち合わせ不足かな?
<感想>
ヒロイン織田穂香の登場シーンが強く印象に残っています。
演出効果としてはさほど珍しくもないですが、幻想的な雰囲気の中、光をまとって現れるあの姿(手法)は素晴らしかったです。
その後の東馬奈緒がつぶやく言葉も、先を暗示させ、強い印象を残します。
序章の序盤だけで、ゲームの世界にのめり込んでしまいました。
ゲームは、主人公東馬昴と、「人形」の役割を背負う織田穂香を中心にして動きます。
織田穂香は「人形」であるため、Hシーンは和姦というよりは若干凌辱気味。
そして、肝心のHシーンは、コスプレ・足コキ・縛り等、大抵のフェチ物は完備しています。
東馬奈緒は妹扱いという立場上、Hシーンは少なく、ややあっさりしています。
(おまけ…というか、穂香オンリーといっても過言ではありません)
キャストに書いた5人中、Hシーンがあるのはこの2人だけです。
突き詰めていけばこのゲーム、箱庭世界物語ですが、それを感じさせないシナリオ描写はかなりのもの。
ストーリーにも違和感がなく、かつ魅力的で惹きこまれます。
H描写の濃さはそれほどでもないですが、背徳感あふれる心象描写はCGと相まってやたらとエロイです^^;
問題点というか矛盾点もあります。
ぷちぱじゃまの公式サイトには「20を超えるエッチシーン」とか書いていますが、実際は17シーン(回想モード)しかありません。
内訳は、織田穂香が15シーン、東馬奈緒が1シーン、3Pが1シーン。
1シーンは愛撫と本番という形が多いのですが、まさか2つに分けて20以上とでも???
なんにせよ、ストーリーを重視しつつ、目的ゲーとしてもかなりの出来です。
ちなみに、キャストに書いてあるその他3人は
吉野利美:東馬の屋敷で東馬奈緒の世話係を兼ねる、メイド長っぽい人
間公子 :東馬昴や織田穂香のクラスメイトで、昴を目の敵にし、穂香をいじめてる人
宮迫留衣:東馬の屋敷のメイドで、新人メイドの織田穂香をいびっている人
という位置付け。
他にも、「女の子1」とか「同2」とか「メイド」なる女性にも一応声は割り振られていますが、まぁ、穂香を気に入るか気に入らないかにかかっているゲームですね。
<10点満点での総合評価>
8.5点
個人差はあります。
難解なストーリー、くどく誤字脱字の多い文章、穂香オンリーゲーetc、−1でもいいかもしれません。
しかし、コストパフォーマンス、情緒・雰囲気ある世界観、プレイ後の爽快感を考えてこの点数にしました。
お気に入りのキャラ:織田穂香…ほぼメインキャラオンリーゲーなので、この人しかいません^^;
最後に一言:「(ネタバレ)実妹と知ってからのHでも、ソフ倫通るんですね〜♪」