超光戦隊ジャスティスブレイド (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 7 |
▼ タイトル | 超光戦隊ジャスティスブレイド−秘密結社でGo!− | |
▼ ブランド | 舞花(MAIKA) | |
▼ ジャンル | 戦隊ヒロイン淫辱アドベンチャー | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | CD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |
▼ 発売日 | 2004/07/09 | |
▼ 購入 | 超光戦隊ジャスティスブレイド / オリジナル特典 Getchu.com | |
【 CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートあり) | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 200個 | |
【 エンディング数 】 | 10個(BADEND含む) | |
【 ディスクレス起動 】 | 不可 |
<あ・ら・す・じ>
主人公は、とあることから悪の秘密結社「アースシェイド」の大首領となる事になる。
世界征服を決意した彼と悪の秘密結社「アースシェイド」の前に立ちふさがる正義の味方「ジャスティス・ファイブ」を倒すべく、淫靡な特殊能力を持つ怪人軍団を出撃させるのだった。
<キャラクター紹介>
天堂 樹梨(てんどう じゅり) CV:吉川 華生
ジャスティス・ファイブのリーダー格ジャスティス・フェニックス。
正義感あふれる熱血少女で、弓を武器として戦う。
豹藤 あづみ(ひょうどう あづみ) CV:香津美ひかる
ジャスティス・ファイブのクールな参謀格ジャスティス・パンサー。
常に冷静で余り感情を表に出さず、その拳を振るう。
御剣 夕子(みつるぎ ゆうこ) CV:楠 鈴音
ジャスティス・ファイブのまとめ役ジャスティス・スワン。
よく言えばおしとやかな、悪く言えばボーっとした性格だが、剣を振るって戦う。
天堂 静香(てんどう しずか) CV:柏倉 れん
かつて自身も正義のヒロインとして戦ったジャスティス・ファイブの司令官。
樹梨の母親でもあるが、司令官としては非常に厳しく全員を統率している。
卯月 久遠(うづき くおん) CV:花園 朱実
変身能力に長けた悪の組織「アースシェイド」の幹部。
新米大首領の主人公をサポートし、ジャスティス・ファイブ壊滅作戦の指揮を執る。
このホームページは舞花(MAIKA)より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は舞花(MAIKA)に帰属します。
<音声>
女性のみフルボイス。キャストは上記の通り。
他にヒロインの親友役として金田まひる氏も出演。
個人的印象ですが、男性もボイス入りにして欲しかった気はします。
5人(男性2人女性3人)の戦隊モノなのに、3人だけがフルボイスで名乗りをあげたり必殺技を放ったりするのは、どうにも緊張感に欠けてしまうような…。
まぁ、Hシーンの実用的にはそれほど問題は無いですが、少し気になったので…。
演技自体はかなり良い感じです。
キャラにも合っていますし、特にHシーンでの演技は良好です。
Hシーンでは、ともかく「絶叫系」の台詞が多いです。
元のキャラを崩さず堕落したキャラの絶叫というのには、なかなか難しい気もしますが、どの方も非常に好演されていました。
日常のノーマルな台詞もメリハリが合って良い感じでした。
<音楽>
全13曲。ボーカル曲はありません。
音自体は非常にチープというか、ひと昔どころかふた昔前の音源のようなシンプルな音数とメロディです。
とはいえ、ゲーム自体には意外にハマっている気もします。
メインテーマなどは昔の特撮ノリで、良い感じでしたし^^;
そういったシンプルさ、安っぽさがかえってゲームにはまっていて、BGMとしてはむしろ良い感じだと思えました。
逆にゲーム音楽的な音や今風の音はこのゲームにハマらないと思いますし。
ただ、シンプルさの余り曲名がBGM01、BGM02……と言う命名なのは寂しいです。
<システム周り>(ver.1.00)
基本的には選択肢型のAVG。
ゲームの基本的な流れは攻略するヒロインを決定し、そのヒロインを追い込んで堕とすことで、いったんエンディングを迎え、そのヒロインを使って残りのヒロインを一気に壊滅させるというもの。
後日談的なルートとして「SPECIAL」というコンテンツより選択出来ます。
攻略ヒロインは戦隊メンバーのヒロイン3人と司令官1名。
「SPECIAL」コンテンツも攻略したヒロインごとに1ルート、計4ルートあります。
ゲーム難易度は無いに等しく、難しい選択肢も無く、最初のヒロイン選択以降はほとんど分岐も無いシンプルな構成になっております。
1ルート(1ヒロイン)辺りのプレイ時間は音声を聞いて4〜6時間+「SPECIAL」で3〜4時間程度。
ヒロインごとのルートにおける共通部分はやや少なめです。
ただし、テキストが違うといっても、前半は登場するヒロインが違う程度で、悪の組織側の行う作戦自体にそれほど大きな違いはありません。
とはいえ、共通ルート自体は1ルートのうちの1〜2時間程度分ですし、きちんと分岐しているのは好印象ですね。
詳しいシステム周りは上記参照。
必要な部分はすべて抑えていますし、特に不足は感じませんでした。
ただし、一部に使いにくい部分があったのも確かです。
メッセージウィンドウが表示されない場面ではダイレクトにタイトルに戻るボタンが無いなど、使いにくいとまでは言わないものの、もう一工夫欲しいかな、という感じは受けました。
<CG>
原画はパパイヤ純氏。
堕ちたキャラの虚ろな目を描かせたら素晴らしく存在感のある絵を書いておられる方で、このゲームには非常に合っていると思います。
ただ、やや癖の強い絵柄ですので、好き嫌いはやや分かれるところかもしれません。
体つきのラインも基本的にはメリハリのきいたグラマー体系で、やや胸は多すぎる気もしないでもないですが…、大は小をかねる?ということでしょうか。
基本的には淫靡な雰囲気のある絵ですが、乳首の立ち方はちょっとやりすぎというか、なんか刺さりそうなんですけど^^;
そういう意味で胸はちょっとエロ方面にディフォルメし過ぎの感もありますが、上にも書いた表情や体つきの雰囲気は非常にエロティックで良いのではないでしょうか。
絵自体は非常に安定していますし、書き込みも丁寧だと思います。
ただ、怪人や男キャラの描き分けは今ひとつと感じる絵もありました。
塗りもメリハリがついておりいい感じです。
戦隊モノということで、やや原色がきつめな配置が多いですが、塗りはうるさ過ぎず、大人し過ぎず丁寧に仕上がっているのではないかと。
背景はややシンプルというか、色使いがきつい場面もあり、単調に見える点もありますが、輪郭や小道具は比較的細かく描きこまれており、悪くは無いと思います。
CG枚数の総計は差分を含まず103枚です。
<Hシーン>
シーン数はメインキャラ4名が10〜15程度。
他に脇役などのシーンが総計10以上と言う感じです。
Hシーンの数は比較的多く、プレイもそれなりにバリエーションはあるものの、ややシチュエーションが似たシーンが多いです。
クスリや暗示、電波や快楽責め等でヒロインが堕落して、そこで絶叫調で喘ぎまくるというシチュエーションが半分以上を占めます。
反面、嫌がるところを無理矢理というのも無くはないですが、すぐに感じるようになってしまうことがほとんどなので、あまりそういう感じはしないのが残念なところ。
基本線である「堕落してからのH」は非常に充実していますが、それ以外はやや寂しい感じです。
シチュエーションは公開オナニー、輪姦、群衆の前でのプレイ、アナル、フェラ、放尿、レズ、ハーレムなど割合バリエーションはあります。
また特徴として、いずれも女性視点になっており、心理描写なども入ります。
Hシーンの特色は上でもチラッと書きましたが、ヒロインの絶叫でしょう。
MAIKAの十八番といえば絶叫エロですが、本当に最初から最後まで絶叫調の台詞が連なります。
心の声(心理描写)でまで絶叫します。
ま〜、個人的好みの部分もあるかと思いますが、演技自体は非常に良好で、絶叫調の喘ぎと一言で言ってもいろいろ使い分けられている声優さんってさすがだなぁと感心しきり。
1回辺りの尺も基本的には長めですし、「堕落」「絶叫」のキーワードがつぼにはまれば実用度はかなり高いと思います。
ただ、個人的にはもう少し無理矢理なシーンもあるともっと良かったと思いますが。
特にメインはそれなりに時間をかけて堕とされるので納得できますが、サブにまわったヒロインや脇役は、メインヒロインにしていた、ねちっこい堕落までの流れは何だったんだ、というくらいあっさり陥落します。
挿入されて10クリック以内には(薬とかを使う描写はあるとはいえ)堕落⇒絶叫のコンボですから。
<感想>
戦隊モノパロディの正義の味方を堕落させるゲーム。
あくまで「堕落」であって「陵辱」では無いのでご注意ください。
攻略キャラは比較的丁寧に堕ちるまでを書かれていますが、他のキャラはあっという間に堕ちすぎです。
特に「SPECAIL」に入ってからの堕ちる速さはまさに光速。
まぁ、戦隊モノや怪人が出ている時点でそういうのを期待している人もあまりいないと思いますが、リアリティや説得力を求めてはいけないということで^^;
とはいえ、Hシーンメインのゲームとしてシナリオは十分な出来だと思います。
個人的には上で書いたように少し堕ちるまでが速過ぎ…というか、もっとねちっこくじわじわ追い詰めていく方が好みなのですが、堕落してからのHシーンがメインのゲームなのでそれは仕方ないかと思います。
ただ、個人的にやや不満だったのは洗脳だったりナノマシンだったりクスリだったり、友人を使ったりと手段は違えているものの、堕落するまでの過程が全ヒロイン比較的同じようなパターンだったことです。
堕落してからのプレイも、戦闘員に陵辱させるとか、他のヒロインにレズを仕掛けるとか、人は変わってもやっているプレイは同じ物が多いです。
そのため、1ヒロイン辺りのシーン分量は割合多いですし、シチュエーションも比較的取り揃えているにもかかわらず、全体としてはいまいちボリュームを感じることができなかったのは残念なところです。
また、堕落するまでの流れのHシーンが、上で書いているようにほぼ似通ってしまっているので、いまいち各ヒロインごとの個性を感じませんでした。
清楚だったりクールだったりという設定もすぐに堕落してしまうのでは、あまり実感無いです。
声優さんが堕落しつつ元のキャラを残すという好演されているだけに、もう少しそう言った描写があると良かったかな?と思いました。
ただ、各話で怪人に襲われる脇役がMAIKA旧作より出演というのは、なかなか面白いかと思います。
登場後すぐに怪人に襲われるまさに「ヤられ役」ですけどね^^;
結論から言えば、堕落した正義のヒロインとのHシーンに特化したゲームとしては優秀だと思います。
そういったシチュエーションを好む方にはお勧めですね。
ただ、堕ちるまでねちっこく追い詰めていくのが良いという方や、正義のヒロインを陵辱という方の期待にはいまいち添えない内容ではあるとも付け加えておきます。
これらは似ているようで全く違うと思いますので…。
とはいえ、シチュエーションがツボに入れば絵や声も含めて非常にかみ合っているので、かなりの良作になると思います。
<10点満点での総合評価>
7点
ややストライクゾーンは狭いものの、ツボにはまれば間違いなく良作でしょう。
お気に入りのキャラ:天堂 樹梨
最後に一言:「やっぱり戦隊メンバーだけでも男性ボイスは欲しかったところです。」
巨乳極楽セミナー (暢気さんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | 巨乳極楽セミナー | |
▼ ブランド | West Vision | |
▼ ジャンル | 巨乳講師逆陵辱AVG | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | CD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |
▼ 発売日 | 2005/08/26 | |
▼ 購入 | 巨乳極楽セミナー / オリジナル特典 Getchu.com | |
【 CG観賞モード 】 | あり(BAD以外のEDを見る必要あり) | |
【 シーン観賞モード 】 | あり(BAD以外のEDを見る必要あり) | |
【 BGM観賞モード 】 | あり(BAD以外のEDを見る必要あり) | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり音声リピートあり) | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 36個(12個×3ページ) | |
【 エンディング数 】 | 12個 | |
【 ディスクレス起動 】 | 可 |
<あ・ら・す・じ>
上司のいじめ、馴染めない同僚が原因でニートとなった主人公。
堪りかねた彼の両親は、睡眠薬を食事に混ぜ、人里離れた山中で行われている意識改革セミナーに送り出してしまった。
目覚めた主人公の眼前にはタンクトップ、ショートパンツ姿のムチムチ美女。
しかし彼を待っていたのは、異常なカリキュラムだった。
このホームページはWest Visionより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はWest Visionに帰属します。
<購入動機>
タイトルのインパクトに推されて^^;
巨乳好きは手を出さなければいけないかなーと思い購入に踏み切りました。
<ゲーム概要>
目的は、2週間のセミナーに参加し、修了して戻ること。
セミナーは1日2回、基本的には強制で受けさせられます。
したがって、このときの選択肢と、昼or夜の選択肢による移動や会話によってイベントが進行します。
ちなみに、2週間といっても、実質的には12日間で終わります。
選択肢はかなり複雑に絡み合っており、同じイベントでも選択肢が違ったり、同じ選択肢でも反応が違ったりします。
また、懲罰イベントなどもあるために攻略難易度は高いですね。
<システム>
詳しくは上記参照^^;
連続選択肢があるため、選択肢リターン機能は欲しかったですね。
セーブ数は1周分全てセーブするとぎりぎり3ページ以内に収まる程度。
やや足りないという印象が強いです。
その他は普通かな。
<グラフィック>
原画は影道氏。
ほとんどは、極端に乳を強調した絵になっていて、構図的にあきらかにおかしいですが、それは言わないお約束^^;
とはいっても、1枚絵は結構ツボを押さえていて上手いと思います。
<音声>
キャストは、
飛鳥響子(町田あみ)
荻原舞花(ルーシー)
穴井優希(今川まちコ)
中田乙姫(猫原ひるね)
橘彩(萌原ぶり)
セシリー(東花梨)←条件を満たすと途中から出てきます
気になる点は
・荻原舞花の声が若干イメージにそぐわない
・中田乙姫の声はゆっくりしゃべりすぎてかえって違和感がある
・橘彩の声は、キャラのイメージもあるとは思うけど小さすぎてヘッドホンがないと聞き取れない
・セシリーの英語の発音が、正直言って下手
飛鳥響子と穴井優希の声は、イメージにも合ってるしし、なかなか良かったと思うのですが…。
Hシーンの声は、こんなもんかなといった程度。
上手くもなく下手でもなく、といった感じです。
<感想>
まず、ゲームの内容について。
選択肢が複雑で面倒ですが、基本的に一方向に集中すればCG・シーン回収は難しくはありません。
ジャンルが「巨乳講師逆陵辱AVG」なだけあって、受身の強制Hが多めです。
キャラの性格が一癖も二癖もあり、きちんと個性付けがされています。
簡単に説明すると、
飛鳥響子:理想の高いツンデレ
…と思っていましたが、言動から察するに、最初から明らかに主人公に好意を持っているお約束キャラ。
Hシーンはほとんど和姦で、、懲罰ENDでさえ全く懲罰に見えません。
はっきり言って、見かけ倒し…。
荻原舞花:偽清純系女王様
ぱっと見お嬢様風。しかし実際は女王様というパターン。
懲罰ENDしかない上に、主人公を奴隷と見ています。
ノーマルな人にとって一番ヌけないキャラ^^;
穴井優希:THE・ガッツ^^;
というのは冗談ですが、こういうと分かり易いかと^^;
快気で最も親しみを持てるキャラです…まともな時は^^;
Hになると、底無しの体力のせいである意味恐怖の対象。
さらに、懲罰は変態的な物が多く、正直ついていけない(つД`)
中田乙姫:天然痴女
天然系で母性あふれる見かけに反して、根っからの痴女。
Hシーンも和姦と輪姦が主で、穴井優希とは異なる意味でついていけないかも…。
でも、もっともHシーンでヌけるキャラ^^;
橘彩:唯一のまとも少女
やや冷めた性格をしていますが、ゲーム中では唯一の処女。
Hシーンも少ないですが、最も純愛っぽく見えます。
セシリー:似非外人
当初は自傷女で、その後はデレデレ女に変貌します。
Hは和姦オンリーで、最初のHでは処女の血を見せたりします。
しかし、ENDで「人妻」であることが判明。当然、処女は擬態。
なお、一部のキャラは懲罰されないとENDに行かなかったりして、自分は(ノーマルなためか)あまりハマらなかったです。
不満点を…。
1.ENDがスキップできない
強制オートモード仕様でスキップを受け付けません。
ENDは複数あるのに、既読のエンディング以外は飛ばせないので攻略に支障をきたします。
まぁ、ちゃんと見て欲しいっていうのはわかりますがねー…。
2.脱走成功ENDがない
選択肢が悪いのかはわからないですが、脱走の相談や計画はあるものの、必ず失敗してBADENDになります。
公式サイトのゲームのポイントに、
>5人の美女講師は個性派ぞろい。
>セミナーの期間2週間、美女軍団のおもちゃになって快楽に溺れることも、
>仲間を募って脱出計画を立てることもできる。
と書いてありますが、脱走が必ず失敗するなら意味がない。
さらに、荻原舞花系のイベントでは作成物を爆破して逃走などというトンデモ脱出劇を計画しています。
しかし、こちらも特になんの起伏もなく普通に失敗してBADEND。
計画は成功しなきゃ意味がない、と一概に言えるわけでもないですが、失敗ばかりだと正直面白くない。
結局、ストーリーを読んでいる間はそれほど大きい不満は感じませんでしたが、数人のENDを見終えて、フルスキップでCG回収モードに入ると、選択肢の複雑さとENDの遅さがとても気になってきます。
複数回プレイしなければならないのに、複数回プレイする仕様というか、配慮というのが見られなかったのがマイナスですね。
<10点満点での総合評価>
5点
巨乳属性で、かつM(受身)耐性があるなら+1点。
ただ、普通の巨乳属性の場合、正直あまりオススメ出来ないです。
また、抜きゲーとしてもM(受身)耐性がないと辛いかも。
微妙なソフトということで^^;
お気に入りのキャラ:穴井優希…快気で、友人に欲しいタイプ^^;
最後に一言:「穴井優希の愛称が「アナ」というのはヤバイと思う^^;」
少女魔法学リトルウィッチロマネスク (GPさんのレビュー) | 評価: 8.5 |
▼ タイトル | 少女魔法学リトルウィッチロマネスク | |
▼ ブランド | Littlewitch | |
▼ ジャンル | リトルウィッチ育成アドベンチャー | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | DVD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\9,765(税抜\9,300) | |
▼ 発売日 | 2005/07/29 | |
▼ 購入 | リトルウィッチロマネスク / オリジナル特典 Getchu.com | |
【 CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり(イベント全シーンあり) | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | --個 | |
【 エンディング数 】 | --個 | |
【 ディスクレス起動 】 | 可 |
<あ・ら・す・じ>
主人公・ドミノは9人目の大魔法使いとなりました。
しかし、グリモワで暮らす他の大魔法使いたちは魔法を学問ではなく、出世するための道具としてしか見ていません。
ドミノはそんな彼らのあり方に嫌気がして、ひとり帝都を離れ、辺境にある1000年以上昔から建つと言われる「黒の塔」に住むことを決意します。
しかし他の大魔法使いたちが、そんな勝手を許す筈もありません。
彼らはそれを許す条件として、一つの課題を持ちかけてきました。
"3年間で、一人前の魔法使いを育てること"
通常魔法使いになるには、何十年もの修行が必要です。
しかも彼が育てることになった二人――
アリア・ヴァングリフとカヤ・シャピエは、魔法院でももてあましていた、一癖も二癖もある女の子たち。
「ムチャクチャだ…」
果たしてドミノは、この難題をクリアすることが出来るのでしょうか…?
このホームページはLittlewitchより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はLittlewitchに帰属します。
<概要>
「白詰草話」や「Quartett!」に次ぐLittlewitchの第三弾。
閉鎖的な魔法の世界に異を唱えた若き大魔法使いドミノ(主人公)が、(その罰の課題として)二人の少女を一人前の魔法使いに育てていく姿を描いた作品。
独特の演出方法と、サイコロを使った育成システムが大きな特徴。
<システム補足>
上記参照。
使いやすさ、システムデザイン、ともに文句なしの出来。
前は無理だったディスクレス起動が可能になり、バグがほとんど見られないのも嬉しいですね。
(08/30日現在修正ファイルはありません)
<ビジュアル>
原画は、Littlewitchといえばこの人、大槍葦人さん。
NHK教育テレビでも使えそうな、清純で絵本のようなタッチに淡い塗り。
はっきりいって性的要素は皆無ですが、この作品にはぴったりです。
前2作も雰囲気出ていましたが、今回は恐ろしいくらいにコンセプトと合致しています。
<サウンド>
システムボイス的な部分以外は、音声はありません。
イベントの数が半端ではないので、音声を当てるのは厳しいでしょう。
あと、本作の演出の妙味は、音声なしの方が味わいやすいと思うので、これで正解だと思います。
その分音楽は素晴らしいです。
さすがに音楽そのものがテーマだった「Quartett!」には及びませんが、それでも優しく叙情的な音楽が多く、本作の雰囲気作りには最適でした。
<内容>
「FLOATING FLAME DIRECTOR」(以下FFD)という、漫画とゲームの良いところを併せ持った斬新なシステムで話題になったLittlewitch。
その第三作目である本作も当然FFDで来るかと思いきや、なんと今回はFFD未使用(厳密にはプロローグはFFD)作品なのです。
メーカーの代名詞にして最大の武器を放棄したともいえる本作、果たしてどんな作品なのでしょうか?
本作は確かにFFD未使用ですが、それであっても演出のレベルは群を抜いています。
豊富な立絵の数、洗練された構成、派手で美しいエフェクト、それらを使用するタイミング…。
形式は普通のADVなので、FFDを使用した「Quartett!」のようなインパクトには欠けますが、あらゆる面でエロゲーの域を超えています。
FFDなしでも、見ているだけで飽きません。
さらに、FFDでない分「ゲーム性」と「ボリューム」が前2作に比べて飛躍的に向上しています。
本作の基本的な流れは
@ サイコロを振り、出た目にあわせてスピリット(魔法の素)を獲得
A スピリットの数に応じて魔法習得
B習得した魔法に応じてクエスト(特殊イベント)をこなし、アイテムやヒロインの好感度を獲得
以上を一定期間ひたすら繰り返します。
一つ一つの作業は非常に単純ですが、抜群の演出と意外な奥深さで遊べる要素は十分!
そして、FFD未使用の為、前2作の弱点である、「使うCGが多すぎてボリュームが極端に不足する」というのは本作に当てはまりません。
むしろイベント数は恐ろしいくらい数があります。
ややもすれば単純な作業に陥りやすい本作のシステムも、何かをするたびにイベントがくっついてくるので、そのシンプルさとは裏腹にかなり楽しめます。
ただ…、本作はどんなにうまく立ち回っても1週では終わらず、フルコンプの為には、下手すると4〜5週、時間にして30時間くらいかかる場合もありますので、その間ずっとサイコロ転がし続けたらいくらなんでも飽きが…。
まぁ、シンプルなゲームでは仕方のないことかもしれませんが…。
(まぁ、無理にフルコンプ目指さなくても、1週2週でも値段以上に十分楽しめますが^^;)
もうひとつ重要な要素であるストーリー、これも文句なく素晴らしいです。
尊敬する主人公と自分の夢のために健気に魔法修行を頑張るアリアとカヤ。
それに懸命に応える主人公ドミノや、なんだかんだで彼女たちを応援してくれる個性的なサブキャラクター。
そんな人々とのハートフルなお話は、読んでいて心が穏やかなります。
「Quartett!」もそうでしたが、このメーカーの作品は本当にシナリオがエロゲーとは思えないほど綺麗で純真です。
色々なエロゲーをやっていると心がドロドロになった気がしますが(^^;)、とりあえずこのメーカーの作品に素直に感動できればまだ大丈夫です。
「貴方の心の汚染度チェック」にも本作は使えます^^;
(ちなみに筆者は本作も「Quartett!も比較的素直に感動できたのでまだ大丈夫…なはず^^;?)
一つ一つの話は短いですし、特別な盛り上がりなどはないのでインパクトは薄いかもしれませんが、絵や音楽の雰囲気作りとも相まって、しっかり楽しめるレベルになっています。
以上のように、本作は所々の不満はあるものの(コンプリート終盤のダルさなど)、ゲーム性、演出、ストーリー、あらゆる面で完成度の高い作品です。
LittlewitchというとFDDの印象が強いですが、それ以外の部分もしっかりと作りこまれていると、再確認させられた作品でした。
<エロ>
(キャラによってバラつきがありますが)数としては思ったほど少なくはなく、決して「エロが手抜き」という印象は受けませんでした。
が!この絵と雰囲気でエロくなれ、という方が無理です^^;
第一、メインヒロインのアリアとカヤがあまりに純真無垢な子たちなので、「裸が見たい」だの、ましてや「あ〜んなことやこ〜んなことをしたい」なんて邪な気持ちがこれっぽっちも抱けません。
エロには期待しない方がよろしいかと…、ってそもそもこの作品の購入者でエロに期待する人はいるの^^;?
<10点満点での総合評価>
8.5点
FFD未使用ゆえ、前2作ほどのインパクトはありません。
しかし、あらゆる面でレベルの高い、メーカーの実力を感じさせてくれる力作です。
もう少しインパクトのあるストーリー、それとFDDの併用など、望もうと思えばいくらでも望むところはありますが、その完成度の高さで2005年を代表する一作と言えるでしょう。
お気に入りのキャラ:アリアとカヤ…こんな純真な二人をHな目で見ることはできません。
最後に一言:「次回はゲーム性とFFD、どちらもお願いします^^;」