ラブぽた-Lovely Pop Tail-       評価: 9 
▼ タイトル ラブぽた-Lovely Pop Tail- ラブぽた ~Lovely Pop Tail~
▼ ブランド 裸足少女
▼ ジャンル テイルっ娘AVG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\7,140(税抜\6,800)
▼ 発売日 2004/11/05
▼ 購入   ラブぽた-Lovely Pop Tail- / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり、Ctrlキー対応)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり、ホイールマウス対応)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  32個
【 エンディング数 】  4個(各ヒロイン1個)
【メディアレス起動】  可

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<ストーリー紹介>
 わたし、シエル。王都の魔法学園に通っている魔法使いの卵です。
 学園が管理してる寮の1つ、スクランド寮で、みんなと一緒に暮らしてるの。
 みんな──幼なじみのフェリシア、1コ下のルーチェちゃん、留学生のチサトちゃん、そして…クラスメイトのスレイ。
 スクランド寮は女子生徒専用なのに、「男子寮は定員イッパイだから」という無茶な理由で、男の子のスレイが一緒に暮らすことになったのよね。
 そりゃ、はじめは、みんな「男の子とひとつ屋根の下で生活するなんて絶対ヤダ!」と猛反対したけど、少しずつ馴染んできて、今では仲良く暮らしてるわ。
 でもねぇ…スレイったら、生まれつきドジで、要領が悪いものだから、よくハプニングを起こしてるのよね。
 例えば、転んでルーチェちゃんを押し倒したり、チサトちゃんが入浴中にお風呂場に乱入したり…。
 わたしが着替え中にノックもしないで部屋に入ってきたときには、本気で殴ってやったわ!
 (ホント、あいつったら、スケベなんだから!)
 おまけに、スレイは学園の成績もイマイチなのよねぇ…ハァ。
 ついこの間もテストで赤点を取っちゃって、そのせいで、追試の課題として魔法の実験をすることになっちゃったし。
 スレイったら、自信がないものだから、みんなに「実験を手伝ってよぉ」なんて泣きついてるけど、ドジでスケベなあいつのことだから、きっと変なふうに実験に失敗して、Hなハプニングを巻き起こすに違いないわ。ウン、そうに決まってる!
 …でもね、あいつにも悪いところばっかりじゃなく、ちゃんと良いところもあるのよね。
 だって、『立派な魔女だったお婆ちゃんみたいな魔法使いになりたい!』っていう夢に向かって、頑張ってるんだもの。
 わたしも応援したげるからさ、夢をかなえるためにもうちょっとしっかりしなさいよね!
 ちょ、ちょっとくらいなら、わたしも魔法の実験を手伝ってあげてもいいんだよ?
 で、でも、Hなのはぜーったいダメなんだからね?!


<キャラクター>
シエル・スターウィンド
 王都の魔法学園に通っている。スレイたちと一緒に、魔法学園の寮で暮らしている。
 明るく、何事にも積極的な性格で、異性同性を問わず、人に好かれるタイプ。
 思いこみが激しく、ちょっぴり天然ボケ風味。真面目で、成績抜群、魔法学園の入学試験では、1番の成績だった。
 ペット代わりの小さな使い魔を召還していて、その使い魔がいつも肩口の辺りを浮遊している。
 髪型は、サイドテイル。処女。

チサト・シヅル
 遠い東の国からやって来た留学生。スレイたちと一緒に、魔法学園の寮で暮らしている。
 魔法学園の制服ではなく、巫女服と呼ばれる民族衣装(?!)を着、腰に刀を帯びている。
 非常にプライドが高く、時には、他人を見下した態度を示すこともある。
 腰に差している刀は、魔を払う力を秘めた妖刀『ムラマサ』。
 髪型は、ポニーテイル。処女。

フェリシア・スマイル
 王都の魔法学園に通っている。スレイたちと一緒に、魔法学園の寮で暮らしている。シエルの幼馴染。
 明るい性格…というよりも、ノー天気と言った方が正しい。人付き合いが良く、おしゃべり。
 結構、いいかげんなように見えて、芯はしっかりしている。
 気づかいのできる性格で、時には、他人の気持ちをおもんばかるあまり、自分の感情を押し殺してしまうことも。
 胸が大きく、内心、それが自慢でもある。
 いつもスレイをからかって遊んでいるので、異性としてスレイのことをどのように見ているかは、謎のベールに包まれている。
 髪型は、ショート・ツインテイル。処女。

ルーチェ・テイルテイル
 王都の魔法学園に通っている。スレイたちと一緒に、魔法学園の寮で暮らしている。
 スレイより1コ学年が下。ハーフ・エルフで、年齢よりもずっと幼く見える、妹タイプの女の子。
 繊細で、引っ込み思案な性格。内向的で、自分と正反対に、明るく、活発なシエルにあこがれている。
 やさしいスレイに好印象を抱いているが、その気持ちをなかなか表に出すことができない。
 髪型は、お団子+ツインテイル。処女。

スレイ
 主人公。王都の魔法学園に通っている。
 ひょんなことから、女の子たちと一緒に、魔法学園の学生寮で共同生活を送る羽目になる。
 将来の夢はひとの役に立つ、一人前の魔法使いになること――と、立派だが、現実はなかなか追いつかず、成績はかなり落ちこぼれ気味。
 背が高く、ひょろりとしていて、頼りない感じ。小さな丸めがねをかけている。やさしい性格だが、優柔不断な面も。
 散髪がめんどくさいのか、髪が伸び放題にボサボサになっても、そのままにしている。
 ゴム輪で、余った髪を後ろに束ねて、ショートテイルにしている。童貞。


このホームページは裸足少女より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は裸足少女に帰属します。



購入動機
 メーカーデフォルト買い。
 おねだりSweetieのレビューを見て即購入^^;
 (このレビューを見て買わずにいられるだろうか?いや、いられない(反語…試験に出るよ^^;)
 「魔法のミルクティーにおねがい」も買ってファンになりました。
 発売前から期待の一作です。
 定価も安いしね^^;


<システム補足>
 上記参照。
 ビジュアルアーツ系列が採用する汎用型システム。
 安定感あり、お手軽操作、動作も軽量と三拍子そろったシステムです。
 オートモード時の時間設定、フォント設定、キャラごとの文字色設定、キャラごとの音声有無と文字色の設定等とほんとに親切です。
 音声再生時にBGMの音量をさげる機能や選択肢リターン機能もついています。
 そしてディスクレスの起動が可能なのは何より嬉しいところ。
 使いやすさはもちろんユーザーへの配慮という意味で大満足です。

 しかも、前作で残念な点として挙がっていた、エッチシーンの回想時の文字だけの説明も(ゆずはウエイトレスH(なりきり)という表示だった)、今回はサムネイル表示とシーン説明がつき、使いやすさ(何の^^;?)抜群に!
 進化しているメーカーは好感が持てます。

 HDD必要容量は3.15GB…。気合入れてHDD整理しましょう^^;
 修正ファイル等はありません。


<音楽・音声>
 BGMは全19曲。
 抜きゲーの部類だと思って侮っていてはいけません、何気にクオリティーは高いです。
 好きな曲はメインである「らぶぽた」と「愛すべき者へ」
 それにしても音が綺麗です。伊達にHDD容量でかい訳ではありません^^;
 前作もそうですが、裸足少女は音楽・音声面でも強いブランドのようですね。
 とは言っても抜きゲーにおいて所詮BGMなんてものは、邪魔しなければそれでよく、BGMフェード機能(音声を再生する時にBGMの音量を下げる機能)も相まって縮小される運命ですが…。(ひでえ)

 音声は主人公を含め全員フルボイスです。
 諸般の事情(音声無修正だからねー)で声優さん非公開となってますが、お馴染みの方も。
 その実力は証明済みです!
 日常シーンにおける演技は、違和感もなく問題はありません。
 おっとり系やクール系、ハイテンション系とそれぞれのキャラの個性ともマッチしていて、上手く強調されています。

 で、肝心のHシーン…。
 ありがとうございますm(_)m
 非常に素晴らしいです!

 こういう特殊なシュチュゲームなだけに声優さんのウエートは大部分を占めているといっても過言ではないのですが…。
 私は出演された声優さんを応援します!
 演技指導された監督さん、ここまでやらせたメーカーの人を応援します。
 堪能させて頂きました♪

 ところで今作品から卑語のピー音がなくなっています。
 時代が…裸足少女が、僕たちの欲望に追いついてきましたよ!
 卑語・隠語規制完全撤廃!
 “おまんこ”だろうが“おちんぽ”だろうが大きな声で、連続して言ってくれるのです!
 アームストロングが月への第一歩?へ〜…。
 裸足少女が、そしてビジュアルアーツが卑語・隠語規制完全撤廃への第一歩?うおおおぉぉぉぉぉぉ!!!

 素晴らしい!ついていくぜ裸足少女!
 ヘットフォンは必須です!

 SE面でもバックグランドでぐゅちゅぐちゅいってくれます。
 何気にポイント高いです^^;


<グラフィック>
 キャラ原画は止田卓史さん。
 同社の前作である「おねだりSweetie」や、May-Be SOFTの「SixtyNine2」、戯画の「カラフルキッス」を担当された方です。
 アニメっぽい絵柄ですが、そんなに違和感なく広く受け入れられる絵柄だと思います。
 まぁ、OHPにて確認してみるのが一番ですけどね^^;

 CGは基本的には、73枚。
 しかし1枚辺りの差分が10枚以上あったり、それがさらに昼用と夜用とがあったりと、数えるのが面倒くさいくらいの枚数を誇ります。

 立ち絵も表情やポーズも豊かで、塗りも問題なく、グラフィック関係で不満はありません^^;


<マルチアングル>
 今回、マルチアングルというシステムが採用されています。
 シーンによって主人公スレイやヒロインであるシエル視点になったりします。
 通常の本格AVGなら違った視点で、主人公がわからない・見えない部分がわかったりして推理していきますが、これは抜きゲー。
 この作品ではヒロインの独白を聞きながらHシーンを楽しめるのです!(どーん)
 その効力はオナニーシーンで威力を発揮!
 そしてHシーンではさらに威力を発揮!
 (お、おっぱい感じちゃう!ひとりでする時よりも、すごくぅ!き・気持ちいいようぅ…!)
 (もうおちんぽしゃぶりいいって言われたらどうしよう?わたし、まだペロペロおしゃぶりしていたいのに…)
 ビバ、心の声!ブラボー、独白!


<エロ>
 裸足少女に代々受け継がれる珍らしい食べ物…。
 「ち○ぽケーキ」から始まり前作の「ち○ぽ歯ブラシ」と対を成す「精液歯磨き粉」
 そして今回は「ちんぽポ○キー」ですよ!
 (ちんぽに修正付かずにチョコのついたあの食べ物に修正が付くのがステキすぎます!)
 ちんぽの幹にテイル(髪)を巻きつけて出来上がり!
 ヒロインも「ちんぽポ○キーに練乳かけて〜〜」を大声で叫びます。
 ステキだ…ステキすぎる!
 さらには「ちんぽミルク」なんて当たり前、「ちんぽジュース」「おまんこパフェ」ですよ!
 思春期の少年が辞書の卑語部分に赤線引いてハアハアしていたのはいつの時代ですか?
 次回作でもどんな珍料理が出てくるか!ライターさんのボキャブラリーはどこまで豊富か!
 ひじょ〜〜に、楽しみです♪

 上記に代表される、裸足少女と言えば卑語、卑語と言えば裸足少女。
 いやもう、卑語多すぎ!むしろ卑語のないセリフ探す方が大変です。
 もはや彼女らにとって卑語を喋ることは呼吸と同意義なのです。
 音声容量3.1GBの内、2GB近くはおそらく卑語!
 あまりにも卑語が多すぎて、日本語として破綻している文章も多いですが、まあそこら辺はあえて気にしないのが大人の器量というものです^^;

 続いてチュパ音に関してですが、チュパ音レベルが高くなってきた昨今のエロゲ業界の中でも、十二分のレベルを保っております。
 口淫時のテキストも長めです。
 それはもー、じゅるじゅると嬉しいくらい続きます。
 Hシーンになると邪魔なテキスト描写は少なくなります。
 変わってちんぽ等の状況変化(射精時に一回り大きくなったり等)は、ヒロインが口で説明してくれたり、独白にて説明してくれます。
 発射ポイントを探したり、プレイヤーが発射ポイントを逃しても問題ありません
 すぐ次の発射ポイントがやってきます^^;
 嬉しい波状攻撃です^^;

 ちなみに前述のように本作は主人公もしゃべります。
 「はあ?男の声なんかで抜けるかよボケッ!」なんて言うのは早とちりです。
 非公開になっていますが、素晴らしい女性声優さんです。
 イキそうになる時には可愛い喘ぎ声を出してくれます。
 卑語もしゃべりまくりで、オッパイを舐める時とかキスする時には、チュパ音まで出ます。
 量こそ少なめですが、下手な女性ボイスよりエロエロです。
 普段はウザったいエッチ時の野郎ボイスも、これならば別問題!
 一方、声の主が誰だろうと野郎ボイス絶対拒否の人もご安心ください。
 そこはユーザー第一のビジュアルアーツ系。
 ちゃんとオプションで音声個別カット可能です。
 まあ私に言わせれば主人公ボイスカットは邪道ですが…(Wハアハアだぜぃ^^;)

 それにしても主人公、ステキすぎる性格です。
 手コキ・フェラチオでは髪の毛をちんぽに巻きつけます。
 お願い口調であったり(ヒロインは断れない)、既にそうしてたり^^;
 終わった後の精液を髪の毛で拭くのはもはや当然なのでしょう^^;
 ビバ!髪フェチ!

 怪盗ホーリー・キャット(魔法のミルクティーにおねがいの登場キャラ)のコスプレを好意でしてくれたら、「縛らないと失礼でしょう?」をヒロインを縛ります。
 「我慢できない、いいよね、ね?」と聞いた時には入れてます^^;
 ヒロインが「せめて前戯してー、裂けちゃうー。」と言ってもそこはエロゲー。
 コスプレして縛った時から濡れているというオチ。
 「無抵抗のおまんこ犯してみたかったんでしょう?」
 「いいよ、ダッチワイフのようにしても…。私抵抗しないから…。」
 「私、性欲処理のコスプレ人形だよぅ…。」
 って独白では喜んでます^^;
 1回終っても、このゲーム1回で終るって事はありません。
 コスプレさせてたまま、ベットの下から見つけたバイブをまんこに突き刺し、廊下で目隠しフェラさせます。
 (順序逆なような気も^^;)
 押しが強いぞビバ、スレイ君!

 Hシーン回数は、
 シエル:13回
 フェシリア:15回
 ルーチェ:13回
 チサト:13回
 3P:2回
 スレイ(自分が女になって):1回

 総シーン数は圧巻の57個!
 流石です、抜きゲーを名乗るには、申し分ない数字です^^;

 しかし、ここで一つ不安を抱く人がいると思います。
 1シーン単位でのエッチのボリュームです。
 どんなに数が多くても、どんなにエロくても、瞬殺されてしまったり一枚絵の数が少なかったりしたら宝の持ち腐れです。
 だけどもそんな心配は杞憂に終わります。
 ラブぽたの辞書に「妥協」という文字はありません!
 まず上記のように、エロくて過激なテキスト描写を最初から最後まで一つの行為ごとにしっかり見せてくれる為、エッチの尺は長いです。
 また一枚絵においても、一シーンで使われる枚数自体は2枚程度と並クラスですが、そのぶん表情や汁、服装などの差分変化が豊富で、エッチの進行に合わせ次々と変化してくれます。
 だいたい絶倫スレイ君が1回で終るわけありません!
 少なくて2回、多ければ4回や5回は平気でやってくれます!
 ビバ、スレイ!ブラボー、抜きゲーの主人公!

 あえて弱点をあげるなら、純粋な複数プレイが少ないところでしょうか。
 まぁ、これは好みの問題ですが…。
 しかし、そこはファンタジー!分身Hや、ふたなり化、償還した式鬼はみんな少年の格好で多人数プレイ!
 と、そこそこは用意されています。
 まぁ、やはり基本は1対1の和姦ですがね^^;

 話は逸れますが、Hシチュエーションに関しては事前にOHPでユーザーアンケートを実施して、それをもとに選んだみたいです。
 つまりアンケートの結果を見れば日本のエロゲ野郎どもの性癖が一目瞭然ということです。
 「5連続パイズリ発射」「女の子全員に媚薬を飲ませ、淫乱ハーレムH」「誤った魔法で勃起が収まらなくなった男子寮員生の精液処理」
 これが上位3位ですが、「1日○発射精or飲精しないと死んじゃう呪い」「呪いで解除のために、男子学生に膣出しをお願いしに回る」「精液が美味しくなる魔法薬を飲ませて、「ちんぽミルク、好きぃ。らいしゅきぃ」状態でのハーレム」がきっちり30位以内に入っている辺り、日本の未来に不安を感じずにはいられません。
 まぁ、私も投票してましたが^^;


<感想・10点満点での総合評価>
 感想?上記で語りつくしましたが^^;
 ってことで、9点

 おねだりSweetieに引き続きHDDに残る名作!
 もうね、裸足少女かWINTERSかSCOREかですよ。
 名も無き整備兵:「ちゅぱさえあれば本番なんておまけですよ。一般人にはそれがわからんのです。」
 TITANS:「(o゜▽゜)b」
 和姦系エロゲーとして、抜きゲーとして、満足できる内容です。
 価格も安いですし、おかずに困ったら買っとけ^^;

 あ、一言…やっぱりなんですよ!
 愛があればこそあそこまでできるんです。
 いや〜愛って素晴らしいですね^^;


お気に入りのキャラ:チサト…「もうおちんぽしゃぶりいいって言われたらどうしよう?」
                  「わたし、まだペロペロおしゃぶりしていたいのに…」(独白)
最後に一言:「こんなヤバイラブぽた作った裸足少女は偉い、超偉い!頑張れ、超頑張れ〜!」









  つよきす      (HIROさんのレビュー) 評価: 9 
▼ タイトル つよきす つよきす
▼ ブランド きゃんでぃそふと
▼ ジャンル 強気っ娘攻略ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/08/26
▼ 購入 つよきす / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり(END回想もあり)
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり、ホイールマウス対応)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし(その必要もない^^;)
【 セーブ数 】  100個+1(クイックセーブ)
【 エンディング数 】  10個
【メディアレス起動】  可

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<ストーリー紹介>
 私立の学校「竜鳴館(りゅうめいかん)」に通う主人公・対馬レオは2年生。
 初夏のある日、家に幼い頃に姉代わりだった従姉弟の鉄乙女(くろがね おとめ)が引っ越してくる。
 乙女は、自分達の長期出張にかこつけてなまけている息子の性根を叩き直して欲しいとレオの両親に頼まれ、家にやってきたのだった。
 乙女と2人きりで暮らす生活にとまどう主人公。

 さらに乙女は、生徒会の仕事を主人公に手伝って欲しいともちかける(というか命令形)
 そこは主人公が想いを寄せる生徒会長・霧夜エリカが取り仕切る女帝政治の場所であった。
 幼馴染の蟹沢きぬ達を巻き込みさらには1年生の間で不良と言われる椰子なごみが加わり、執行部は美人揃いになったが、個性的な連中ばかり。

 平凡だった日々が騒がしい毎日へと代わっていく……。


<ツンデレシステム>
 ゲームは女の子と仲良くなるまでが第1部「ツン」、仲良くなった後が第2部「デレ」となっている。
 この2段構えの構成がツンデレシステム。
 第1部は強気なあの娘を攻略するまで、という従来のオーソドックスなゲームと同じもの。
 第2部は、恋人関係になる事により彼女との甘い時間が徹底的に書かれている。
 (1部と2部の区分けはあくまで分かりやすい目安でありシナリオに深みを出すために、変則的なものも多数用意されてます)

 第2部に入れば、後は彼女に一途な選択肢を選んでいけば甘く過ごせます。
 ナンパなことをやってるとキャラによってはヤキモチだけでは済まされないケースも……。


このホームページはきゃんでぃそふとより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はきゃんでぃそふとに帰属します。



購入理由
 体験版でのキャラクター自身の魅力溢れる掛け合いに惹かれて……。
 私の中では、最初から購入予定で体験版をプレイするのではなくて、体験版をプレイして購入に踏み切った珍しい作品です。


<音楽・音声>
 少々演出過多な音楽が部分的にあるものの、場面の雰囲気に非常に合った選曲。
 プレーする時の気分もかなり盛り上げられます。
 BGM単体で聞いても問題なく聞けると思います。

 音声もキャラクターに非常に合っており、不満は無いです。
 それもそのはずで、下記参照のごとく、人気実力を兼ね備えた豪華なキャスティング。
 むしろありがとうと言いたいくらいです^^;


<キャラ毎シナリオ評価>
蟹沢 きぬ CV:金田まひる
 レオ(主人公)、スバル、フカヒレの幼馴染四人組の一角。
 主人公とは何時もケンカばかり…、との触れ込みでしたが、険悪な感じではなく、ケンカする程に仲が良いという感じ。
 元々仲が良い事もあり、第二部のデレ部分ではあまりに甘々過ぎて目がやられそうになります^^;
 しかし、第二部で少々中弛みする可能性あり。

鉄 乙女 CV:青山ゆかり
 レオの従姉に当たり、学校では常に刀(!?)を持っている風紀委員。
 この人はただひたすらに規格外です。
 この人と祈が他のキャラクターのシナリオに関わると、「ありえねぇぇーーー!」と叫んでしまいそうな展開が連発します。
 しかし、キャラクター達のノリも相俟って非常に楽しく笑わせてプレーさせてもらいました^^;

椰子 なごみ CV:海原エレナ
 正直プレー前から一番にプレーしようと思ってたキャラ。
 理由は「怖いから」^^;
 ヤンキー並に睨んで来るキャラクターですよ!怖くてそりゃ最初にプレーしますっ!
 (なぜ怖いのにプレーしようとしたかは、私が美味しい物を最後に残しておく方だからということで&ツンの反動のデレの落差を見たかった(作品の雰囲気を味わいたかった)ので^^;)
 第一部では元々レオを嫌悪していた事もあり、非常に険悪な場面が多々出てきます。
 主人公を好きになった理由がややあやふやな印象を受けました。
 しかし、最初怖い分、期待のデレ部分ではひたすら甘々です^^;

霧夜 エリカ CV:北都南
 努力も全て含めて完璧超人ですね。
 おっぱい星人という設定も彼女の性格によく合ってます。
 姫と呼ばれている通り、高飛車で自由気まま。
 この外見に、容姿端麗頭脳明晰、ボイスは北都南!
 是非堪能してください^^;

佐藤 良美 CV:草柳順子
 唯一の癒し系キャラクターで、よっぴーよっぴーと、からかわれるものの、皆に頼りにされる人。
 …という感想は彼女と姫のシナリオをプレーするまでの話。
 重度の人間不信で、また独占欲及び性欲過多な人。
 人間の醜いと言われる部分が浮き彫りになった感じで、君望の愛美を思い出すと言えば判るでしょうか。
 (君望をプレイしていない人すいません^^;)
 私はそういう所って、見てて辛いけど人間である限り外せない所だと思います。
 レオがケガした女の子に優しくハンカチを巻いたのを見て、ハンカチを奪った上に捨て、傷口を引っ叩くところも含め、人間らしいと思います。
 それだけに、そんな彼女にレオが真摯に向き合ったエンディングは彼女のシナリオの起承転結がきっちりしていたところも相まって感動しました。
 ただ、彼女はツンデレとは違う気がします。
 付き合うようになってからの彼女の他に対する行動がツンかもしれません^^;

大江山 祈(いのり) CV:まきいづみ
 教師でありながら毎日遅刻し、乙女に怒られている人。
 土永という名前の彼女のオウムが人語を解し、彼女と掛け合うのですが、それが非常に面白く、魅力的なキャラクターだと思います。
 彼女のシナリオ自体はどちらかというとおまけ的な扱いで、突発的に始まり、ゆるやかに終わるという感じ。
 シナリオ中でテンションに左右されず、熱くならない柳のような生き方と自分で表現していますが、その言葉のままに彼女の性格は感じられました。
 個人的に、ただでさえ無いやる気をさらに落とした時の「〜ですわ〜」という台詞が好きで頭に残ってます。


<感想>
 体験版をプレイ後から楽しみに待っていた事もあり、気分を高揚させながらプレーをさせて頂きました。

 この作品は二部構成となっており、一部では強気な女の子達と仲良くなるまでの生活を。
 二部では強気な女の子達が甘えてくる生活を主体に描かれます。
 (まぁ、この枠組みに当てはまらないキャラクターも二人程居ますが…)

 この二部構成についてですが、違和感があったので記述を…。
 通常のゲームは大体、導入部(起)⇒仲良くなる家庭(承)⇒山場(転)⇒めでたしめでたし(結)
 といった感じの起承転結から成っていると思っています。
 ところがこの作品は、二部に入ってからは山場が殆ど無く、ひたすら結という感じで、ストーリーに重きを置く人はそこらのひたすら甘々な展開が面倒になる可能性もあります。
 もっとも、そうでないキャラクターと半々くらいですが…。
 これについては人によって評価が分かれると思います。
 付き合ってからの日々も描くゲームだと、何度も転の部分が起こるものもありますが、それが殆ど無い分、落ち着いてプレー出来る、という考え方も…。

 サブキャラクターも非常に魅力的で、購入動機にもあるようにキャラクター同士の掛け合いが非常に楽しく、プレーしていて飽きがこないです。
 体験版をしていて楽しめそうだな〜と思った人は買って損はしません。

 シナリオについては、ほんと良い出来だったな〜と思える出来以上に、テキストが優秀でした。
 ちなみに私は別段ツンデレ好きではありませんが、ツンデレ好きには即買い。
 そうでない人にもお薦めできる、いわゆる万人にお薦め出来るゲームだと思います。


<10点満点での総合評価>
 9点
 主人公の熱血な性格は、プレー中青臭くも感じたものの、良美シナリオをプレーした後、その器の大きさに驚かされました。
 エッチシーンではエロゲの主人公らしく、性格が変化してるのが難なくらいでしょうか^^;
 テキストは上にも書いていますが、今までプレーしたゲームの中で最も楽しめた部類に入ります。
 思い出しながらレビューを書いていると、改めて本当にキャラクターの立った作品だということを感じさせられます。
 ただ、中弛みする部分等も考えてこの点数ということにします。


お気に入りのキャラ:佐藤良美…と言いつつ、スバルも捨てがたいし主人公のレオも捨てがたい…ブツブツ…。
最後に一言:「スバルが格好良過ぎて攻略したくなりそうな自分が怖いです^^;」