甘恋天使 すい〜とすい〜とえんじぇる    (GPさんのレビュー)   評価: 3 
▼ タイトル 甘恋天使 すい〜とすい〜とえんじぇる 甘恋天使 すい〜とすい〜とえんじぇる
▼ ブランド DisAbel
▼ ジャンル ラブラブ甘恋マルチエンディングADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/05/27
▼ 購入 甘恋天使 DVD初回版 / 甘恋天使 CD通常版
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートなし)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  30個
【 エンディング数 】  3個
【 メディアレス起動 】  不可


<ストーリー>
 女運極悪、タチの悪い女に引っかかっては痛い目ばかり見ている主人公(アナタ)。
 今回も、またまた女にもて遊ばれ、ヤケになっているところから物語が始まります。
 未成年なのに酔いつぶれ、夜の街でヘロヘロになっているときに、まばゆい美少女フェリスティアに出会うのです。

 フェリスは人間ではなく天使でした。
 彼女と天使の契約を結ぶと、彼女は主人公の家へとおしかけてきます。
 フェリスティアは主人公の死後、その魂を貰い受けることと引き換えに彼に付き従うことになります。
 従順で純真な彼女とのラブラブ生活を軸に、ストーリーは進行していきます。

 展開によっては、主人公の幼なじみ・美晴や、フェリスティアの友人・セシルなどなど、魅力的なサブキャラクターたちも共同生活の輪の中に入ってきます。

 そんな中で湧き起こる、ドタバタコメディー調の甘いあま〜ぃお話です。


このホームページはDisAbelより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はDisAbelに帰属します。



<概要>
 Abel software(以下Abel)の姉妹ブランドDisAbelの処女作。
 女運の無い主人公本条和也と、突然現れた天使たちによるドタバタラブコメディADV。


<システム補足>
 上記参照^^;
 基本的なモノは揃っているものの、基本的に使いづらいです(つД`)
 まず、いつでもセーブ、ロードが出来ないのは時代遅れ。
 「ミステリート」や「十次元立方体サイファー」のようなマップを歩き回るような作品ならまだしも、単純に選択肢を選んでいくタイプの本作でセーブできる場面が決まっているのは不親切。

 他の部分も使いづらく本家のAbelといい勝負^^;
 本家から学ぶのなら、ストーリー構成とかキャラクター設定とか、テキスト表現とかAbelの良いところを学んで欲しかったです。
 こんな悪い部分(ED後のスタッフロール無いのも一緒だし)だけ真似したって意味ないのにねぇ…。


<内容>
 全艦反転、急速りだ〜〜っつ!
 ってことであまりお薦めできません、以上レビュー終わり^^;
 …と、本当に上記で表せるような作品ですが、これではあまりに適当なので、もう少し細かくいきます。

 本作はいわゆる「萌えゲー」「ドタバタコメディ」です。
 メーカーのリンクバナーに「萌え美少女に癒されてみませんか?」なんてくだりがあるし、「ドタバタコメディ調のあま〜いお話」とパッケージ裏に書いてあるので間違いないでしょう。
 こういう作品は当然ながら「いかに女の子に萌えられるか」「いかに日常のやり取りに笑えるか」が勝負になります。
 で、本作はというと…どっちも駄目です。萌えられないし笑えません
 なにが駄目かというと、そもそも萌えや笑いの種となるイベントや言動が非常に少ない(というか無い)こと。
 当たり前のことですが、萌えにしろ笑いにしろ、まずはそれを喚起させるイベントなり言動なりがないと始まりません。
 上手かろうが下手だろうが鉄砲は撃たなければあたりません。
 ところが本作はテキストもイベントも恐ろしいくらいに少なく淡白。
 適当な雑談の合間に、少ない上に反応の薄いイベント…。
 これで萌えろ、笑えといっても無理です。
 「萌え狙ってはいるけど魅力を感じない」とか「ギャグやジョークを言っているけど寒い」のならまだ許せます。
 ちゃんと萌えゲーやコメディを作ろうとする気概はありますし、たまたま筆者のセンスに合わなかっただけかもしれません。
 しかし、そもそも「萌えを狙っていない」「ギャグを言っていない」じゃフォローしようがありません。

 それでいて、天使云々についての設定の説明は妙に細かいです。
 「女運のない主人公が幼馴染と、二人の天使と同棲生活」っていうありがちな展開なのに、トレーダーだの天界の制度だのと妙なところで複雑です。
 でもこれ、色々言っているけど、要するに「一週間後にあなたの魂をいただきます、そのかわりその間は私(天使)を好きにしてかまいません」ってことでしょ?
 だったらそれでいいと思うのですが?ドタバタコメディの萌えゲーに複雑な設定なんて不要です。

 で、こんなコメディでも萌えでもない話が続いた後、いきなり堕天使が降りてきて、天界の政治制度を覆すとかいうシリアス展開。
 はっきり言って、収拾がついてないです。
 べつにシリアス要素を入れるなとは言いません。
 シリアス要素を織り込むことによって、コメディ要素も引き立ち、またそういう状況から新たな萌えも生まれることもあるでしょう。
 ただそういうのは、「コメディ」と「萌え」という本作の本分がしっかりできている事が大・大・大前提です。
 本作は「萌え美少女に癒されてみませんか?」なんて言っているメーカーの「ドタバタコメディ調の甘いあま〜いお話」なんですから、基本的には萌えて笑うっていうお話です。
 「美少女たちの可愛い言動にニヤニヤしつつ、コメディ部分でガハハハ笑う」。
 これが出来れば、筆者含めて本作を買った人間は満足するはずですし、逆にこれが出来なければその他の部分がどんなに素晴らしくても作品としては失格と思います。
 シリアス部分は、本分をきちんとこなした後に余力があればの話であって、肝心な萌えや笑いの部分をおざなりにして不用意にシリアスにしたって白けるだけだと思います。


<音楽>
 全17曲、ヴォーカル曲はなし。
 どれも同じような曲ばかりに聞こえるのですが…。
 もしかしたら良い曲かもしれませんが、肝心のシナリオが駄目駄目なので、活かされていません。
 …残念…。


<CG>
 唯一の救いは絵
 宗田しんめさんと、ねことはとさんの描くヒロインたちのルックスは抜群で皆可愛いです。
 特別「上手い」とか「美麗」とかいうわけではないのですが、少女漫画ともライトノベルのイラストとも微妙に違うまさに「萌え美少女」というべきタッチは本作のコンセプトにぴったりでしょう。
 ただ、宗田しんめさんの担当キャラは一枚絵で、ねことはとさんのは立ち絵で、表情が一部崩れちゃってるものが見られたのは残念です。


<エロ>
 これでせめてエロが良ければ、救いようがあったのですが、純愛エロゲーの三拍子「薄い、短い、少ない」どおり。
 最近では純愛や萌えゲーでもエロの濃いものが出てきましたが、本作には当てはまらないようです。


<10点満点での総合評価>
 3点
 期待していたので厳し目の評価となりました。
 絵は可愛いので、そこだけは評価できます。
 しかし、あとはちょっと酷いです。
 覚悟の上でお買い上げください。


お気に入りのキャラ:なし…皆可愛いけど、シナリオが…(つД`)
最後に一言:「買う前は期待していたんだけどなぁ…。」









   フェチ3 裏の記憶    (ひびきさんのレビュー)   評価: 6.5 
▼ タイトル フェチ3 裏の記憶 フェチ 3 裏の記憶 初回版
▼ ブランド U・Me SOFT
▼ ジャンル AVG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\5,040(税抜\4,800)
▼ 発売日 2005/06/03
▼ 購入 フェチ 3 裏の記憶 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(ホイール対応・音声リピート可)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  あり
【 セーブ数 】  14個+α(14個以上はHDD容量ある限り可能+クイッククセーブ/ロードあり)
【 エンディング数 】  11個
【 メディアレス起動 】  可

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<ストーリー>
 舞台となるのは、瀬戸内海沿岸の小さな町。
 久しぶりに帰省した主人公・大江元次(名前変更可)は、潮の香りと共に、かつて犯し、処女を奪った女たちのことを思い出す。

 自らの血で罪を償った、可憐な娘。
 純白のドレスを紅く染めた、大切な人。
 破瓜の痛みとともに目覚めた、女の本性。
 いかなる凌辱でも汚されない、高潔にして不屈の魂。
 永遠の中にひとりきり、静かにたたずむ、あの、少女。

 何もかも、今はすべて記憶の彼方……。


<キャラクター紹介>
小早川 羽鳥(こばやかわ はとり/CV 芹園みや)
 主人公と同じ町に住む少女。
 活発で行動的な性格で、面倒見がよく、気配りが行き届いている。
 礼儀正しく、人望もあるが、それだけにやっかみを受けることも少なくない。
 運動部(バスケ部)だが、そんなに強い学校でもないので練習もそこそこ、しかし真面目にやってはいるので、手足は引き締まっている。
 性的なことには人並みの好奇心はあるが、それ以上に恐怖心が先に立ち、消極的。

吉川 柚花(きっかわ ゆずか/CV 如月 美琴)
 主人公の従姉。通称柚姉ぇ。
 近所に住んでおり、ちょくちょく訪ねてきては主人公の世話を焼いていた。
 グラマーな肉体にふさわしく、母性的で包み込むような柔らかさ、温かさをもつ。
 現在は役場で働いており、以前から交際していた職場の男性と婚約中。
 しかし、いまだごくプラトニックな関係。

宗我部 遠子(そかべ とおこ/CV みる)
 港町に避暑に来た、都会育ちの少女。
 資産家の令嬢だが身体が弱く、また家庭環境にも恵まれておらず、心がふさいでいる。
 ふとしたきっかけから主人公と仲良くなり、一緒に遊ぶようになる。
 主人公はお嬢様である遠子に取り入り、甘い汁を吸おうと計画する。
 首尾よく彼女と親密になる主人公だが、やがて遠子は持ち前の嗜虐性を目覚めさせ、彼を翻弄してゆくことに…

仁科 霞(にしな かすみ/CV茶谷 やすら)
 主人公の夢の中に出てくる少女。
 夢の舞台は戦国時代。
 国を滅ぼした仇敵を討つことだけが生き甲斐。
 その為男装しているのだが、細身の為、バレバレ。
 天之鳥島に住むという女神の噂を聞き、その力を得るべくかの地を訪れる。
 主人公は何故その様な夢を見るのか…?

天之鳥島 の ヒメ(あめのとりしま の ひめ/CV桃井 いちご)
 町に程近い無人島『天之鳥島』。
 そこで見つけた奇妙な遺跡で、主人公は一人の少女と出会う。
 初めて女性の身体を知った主人公は、思うがままにヒメをむさぼり、処女も奪う。
 だが何度犯されても、ヒメの処女膜は再生し、貫通されるたびに破瓜の血を流す。
 それでも文句一つ言わず、主人公を「ご主人様」と慕うヒメだったが……
 ※なお、このヒロインは5つのストーリー全てに登場します。


このホームページはU・Me SOFTより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はU・Me SOFTに帰属します。



購入動機
 フェチ1・フェチ2では、エッチシーンを分断している「アクションパート」が不評でした。
 が、本作はそれを大胆にもカットしたとのこと。
 アクションパートが無くなったということは、金目鯛ぴんく氏のCGを中心とするエッチシーンを堪能できるのかな?
 と思い購入しました。
 それと、今作でも腋コキはあるかどうか確認しなくては^^;


<システム補足>
 上記参照^^;、必要なものは一通り揃っています。
 インストール形態は、最小、カスタム、フルインストールから選ぶ事ができます。
 フルインストールするには約800メガの空きが必要ですが、1度フルインストールすると、次からはDVDを入れなくてもプレイできます。

 また、前作までは文章スキップをすると、普通のゲームと違い文章自体が消えてスキップしていたのですが、本作より、普通のゲームのスキップの様に、高速で文章が流れる機能となりました。
 また一歩普通のゲームに近づきました^^;

 選択肢は全て2択ですが、正解(?)の選択肢を選んだ場合には、「キラリン」という正解音のような音が鳴りますので、どの選択肢がどのエンディングに繋がっているかで悩むことは無いでしょう。


<音楽・音声>
 女性キャラはフルボイスです。
 特に下手な感じはなく、安心して聴けます。

 音楽は全部で10曲。
 使い回されている曲もあるようですが、フェチ1、フェチ2の雰囲気を継続するといった意味では、良い効果を生んでいると思います。


<原画・CGなど>
 原画は 金目鯛ぴんくさん。
 フェチ1から原画はこの方です。
 CGの彩色が非常に丁寧で、好感が持てます。
 フトモモや胸の丸みの光沢等、非常に良い感じです。

 また、本作では、登場人物のほとんどに立ち絵があります。
 上の一行を読み、「そんなのは当たり前じゃないか!」と憤った方は、甘いです。
 なんせフェチ1では立ち絵すらなかったのですから(つД`)
 我々はこのような進歩に感謝しなくてはなりません。
 まぁ表情の変化は乏しいですけどね^^;


<エッチシーン>
 本作のエッチシーンを大きく言うと、
 @ おっぱいが大きく、乳首の描写も丁寧!
 A ヒロイン全てが処女!
 B チュパ音がいやらしい!
 C 主人公が自分の放った精液をすする場面がある(つД`)
 D やっぱり腋(ワキ)コキはある!

 まず、金目鯛ぴんく氏の胸の描写を堪能しましょう。
 ばゆんばゆんと揺れそうな胸肉、揉みしだいて変形する肉、微妙な光沢を放つ乳首。
 「おっぱい? 所詮は贅肉だろう。やっぱり妹キャラの貧乳が一番さ」という方は速やかにお帰りください。
 本作のCGは、巨肉が彩るおっぱいでパイズリされるCGを堪能できてこそ、エロさを感じることが出来る、そんな感じです。
 今作は、前作出てきたQカップのバストを持つ様な人間離れしたキャラは出てきません。
 (ある意味残念^^;)

 本作のコンセプトの「処女」。
 あっさり処女膜を奪ってしまうストーリーもあれば、嬲って嬲って最後に処女を奪う、というストーリーもあります。
 この辺の緩急の付け具合は嬉しいところです。
 また、変り種のキャラでは天之鳥島 の ヒメというキャラを避けては通れません。
 この方、(最初は)無表情な生命バイオロイドなのですが、処女を奪われても奪われても処女膜が再生し、その度に「ご主人様」と主人公を慕うという性格だからステキです^^;(ご都合主義万歳!)

 そんなこんなで処女を奪う場面が非常に多い本作ですが、CG上では破瓜の血はアッサリ淡白。
 痛々しく血が飛び散っている訳ではなく、少し赤い血が流れている、といった感じでした。
 …強姦場面ならばもうちょっと痛々しい感じでも良かったと思います。
 ヒロインはかなり泣き叫びますしね。

 今回特に良かったのが重要なフェラ音!
 これは、声優さんの演技に合成音を混ぜて使っている… のかな?
 必要以上にじゅるじゅるといった音がして、エロいです^^;

 で、U・Me SOFTさんでは、手コキ足コキアナルといった、アブノーマルプレイが出てくることうを予測はしてたのですが、筆者の認識は全く甘かったようです。
 主人公がアナルセックスで中出しするのは、まぁいいとして、そのアナルから溢れ出る自分の精液を喜んで口ですするのはどうかと…。
 しかも、「お前は菊座から流れる精液をすすられて悦んでいるのか。よっぽどの変態だなぁ」
 と言葉攻めする場面がありますが、ヒロインと主人公、どちらが変態かわかったものじゃありません。

 アブノーマルプレイといった単語を使いましたが、もちろんやっぱり今作も登場「腋コキ(わきこき)」!
 どういったものかと言いますと、腋の下(わきのした)に男性自身をはさんでもらってコいてもらう、といった毎度毎度ながらのアブノーマルプレイ。
 気持ち良いか良くないのか、エロいかエロくないか、そんなことはあまり関係がありません。
 U・Me SOFTがやらなければどこがやる!
 U・Me SOFTでこの場面がなければU・Me SOFTをプレイしたという気がしない!
 そんな独自の世界感を持ったエロシーンをじっくりご堪能ください^^;

 次に淫語関係ですが、ピー音に修正されるような放送禁止用語は出てきません。
 また、CGの使い回しが結構あるのは残念でした。

 凌辱場面も結構あるのですが、凌辱を行う者が、子供の頃から「自分はいらない子供なんだ」と思い続けてきて、挙句の果てに就職に失敗したニート状態。
 「…好きにしたら良かろう」なんていう大業な台詞を吐いても、ちっとも「悪」という感じがしません。
 せめてもの救いは、ストーリー全体が真剣で重々しい雰囲気を醸し出している点。
 この雰囲気で凌辱は進むのですが、そんな中の選択肢が、俺のことを…
 ■ ご主人様と呼べ
 ■ お兄ちゃんと呼べ

 こういった雰囲気をぶち壊しにする選択肢もどうかと思います。
 まぁ、こう言った電波的な展開が好きな方にはお勧めできるかも^^;


<感想>
 フェチ1・フェチ2では、ノベル形式の物語に独特のブロック崩し「アクションパート」を挿入することにより、ゲーム性を出していた訳です。
 しかし、この「アクションパート」、作りが凝っている割には、不評でした。
 何故なら、エッチシーンを分断している以外の何物でもない邪魔なものだとしてプレイヤーに忌み嫌われていた訳です。
 とは言え、この独特のアクションパートが、「フェチ」シリーズに個性を持たせていたことも事実。

 本作は、思い切ってこの「アクションパート」を全てカットした訳です。
 これにより、フェチ3ではテンポ良いエッチシーンを堪能することが出来ました。

 ただ、そう言ったエッチシーンでも、アナルをいたぶられたり、小便をかけられたり、妊婦&母乳等アブノーマルなものが多かったのも事実。
 かと思いきやスカやグロなどは出てこなかったのは救い… かな。

 ストーリーですが、これがまた中途半端。
 遠子編、柚花編、羽鳥編ではエッチシーンだけは堪能できましたが(あまり突っ込んだストーリーになっていない)、霞編、ヒメ編では明らかにストーリーのテーマが大きすぎます。
 運命や宇宙といった手塚治虫先生並みに膨大なテーマを掲げてはいますが、それを描写するテキストが少なすぎです。
 シナリオライターの頭の中では、かなり良いものが出来ているかもしれませんが、それを受け手に上手く伝えてこそ、良いシナリオは良いシナリオとして認識される訳で、これでは結局何がいいたかったのか意味がさっぱり分かりません。

 キャラ描写、エッチシーンにおいては、同ブランドの「白衣のご奉仕」の方が優れていると感じてしまいました。


<10点満点での総合評価>
 6.5点
 フェチ1から進化しているとは思いますが、ストーリーを詰め込みすぎです。
 でも目的買いの人には良い(お薦め)と思います。


お気に入りのキャラ:吉川 柚花…まぁ、えっちなお姉さんという設定なので^^;
最後に一言:「フェチ4では、腋(わき)フェチをコンセプトにしてください^^;」









   ブラウン通り三番    (誰もやらないげーむをやる人さんのレビュー)   評価: 7.5 
▼ タイトル ブラウン通り三番目 ブラウン通り三番目
▼ ブランド ソフトハウスキャラ
▼ ジャンル 冒険者のお店経営SLG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2003/03/28
▼ 購入   ブラウン通り三番目 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  80個
【 エンディング数 】  7個(細かく分ければ8個)
【 メディアレス起動 】  ?


<ストーリー>
 時は中世、世の中は戦乱と平和とが入り乱れる時代。
 『冒険者』と呼ばれる便利屋集団が生まれていた。
 怪物退治、遺跡探索、盗品追跡、etc。
 報酬とポリシーがあえば、非常に便利な存在でした。
 そんな彼らに、冒険に必要な武器や雑貨を販売し、依頼の斡旋や傷ついた身体を休める場所を提供、手助けをする冒険者達には欠かせない存在、それは、『冒険者の店』

 物語は一人の少女が健気に営業している人気の無い一軒の冒険者の店を舞台に、その少女の許婚がやってきたことが切欠で展開してゆきます。


<ゲーム内容>
 プレイヤーは「冒険者のお店」のマスターとなり、一週間に一度、店の方針を決定する事で各種技能経験値を貯蓄、経験値とお金を消費する事で技能や設備を習得(購入)し、新たな商品やサービスを増やして行きます。
 また、お店にやってくる冒険者に適切な依頼書を与える事で、冒険者を成長させ、その成長がお店の繁盛を助ける事にもなります。

 ゲーム期間は三年間。目的は三年間、店を維持する事。

 店を維持している間に、リズィ(ヒロイン)との恋愛度を高めたり、他の女性と仲良くなる事も可能です。
 ただし、リズィ以外の女性と恋愛度を高めてしまうと、お店の運営は有利になりますが、リズィが泣きそうになります^^;


このホームページはソフトハウスキャラより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はソフトハウスキャラに帰属します。


<購入動機>
 ふらっと立ち寄ったゲーム店で手頃な値段(ラッキー)で売ってたので購入!
 儲けました^^;


<キャラ紹介>
ジャック CV無し
 このゲームの主人公。元冒険者だったが怪我で引退。
 親の言いつけでリズィと結婚、店を手伝うことになる。
 親の言いつけで結婚するのは(この世界では)珍しいことではない。

リズィ CV:大波こなみ
 このゲームのメインヒロイン。しょっぱなに結婚することになる。
 いつも黒い服を着ている黒目黒髪の女の子。祖父から受け継いだ店、ホーネットには譲れない思いがある様子。
 胸もなければお尻もない(セラ談)どうしても1×才以上に見えねぇ…。

マーチェリッカ CV:羽賀ゆい
 メインヒロインその2。
 街一番の店マロンバロンのオーナーにしてリズィの親友。
 勝気で明るいお嬢様。

ラネット CV:春日アン
 ホーネットにやってきた新米の冒険者。
 ジャックの策略によりウェイトレスとして働くことになる^^;

セラ CV:紫苑みやび
 ジャックの元パーティーメンバー。口を開けば罵声か魔法か歌が飛び出す人。
 歌芸人として旅をしている途中偶然ジャックたちのいる街に来る。
 大人のオネ―サマ^^;

グランディ CV:内野一
 冒険者家業を続けている唯一のジャックの元パーティーメンバー。
 単純な腕力はジャックよりも強い。

ヘンドリック CV:植木亨
 マーチェリッカの執事。ジーさんと孫娘のような関係。
 元盗賊だったが紆余曲折を経て現在に至る。


<内容>
 ゲームの目的は3年間でどれだけお店を発展させることが出来るか、です。
 一週間に一回コマンドを入力して商品を仕入れたり整理したりします。
 コマンドも6種類程度なので自分のやりたいことをやれば良いト思います。
 一応半年ごとにノルマがありますが、それほど厳しいものではありません。
 (失敗すれば即ゲームオーバーですが…一応経営SLGなので^^;)
 お金を稼ぐ方法は商品を仕入れて売るか、冒険者に依頼をしてその報酬の一部をもらうか、が基本になります。
 そして稼いだお金でお店を綺麗にして更にお客を呼びます。
 頑張って街一番の店にしましょう!


<音楽・音声>
 音楽:全31曲。
 季節ごとに変わるし、店の発展度によって少しずつ豪華になるので飽きはきにくいと思います。
 イベント時の音楽も雰囲気にあっているのでいい感じ〜ですね。
 全般的に◎

 音声:主人公以外フルボイス。男キャラにもしっかり入ってます。
 上記声優を参照して頂けると分かりますが、標準以上の方々が出演。
 流石ソフトハウスキャラ^^;


<感想>
 はい、今更こんなゲームのレビューです。でもまぁ、楽しめたので^^;
 多少ネタバレを含むかもしれないので嫌な人は読み飛ばしてください。

 ソフトハウスキャラらしいやりこみゲーです。
 アイテムの数は半端じゃないし、おまけシナリオを全部開けるのも一苦労、冒険者だって全部揃えるのは2〜3周じゃ無理です。
 CGやイベントを全部見るには何週すればいいことやら…。
 はっきり言って一周目はお金の稼ぎ方が全く分からないのでかなり資金繰りに苦労します。
 しかし一回金の稼ぎ方と稼げる商品が分かったらグーンと楽になります。
 分かるまでゲームオーバーして覚えましょう^^;

 ポイントになるのが9月にある店勝負。
 これで良い順位を取れば店の人気が一気に上がります。
 この店勝負の為だけに商品を仕入れていっても良いです^^;

 やりこみ要素は半端じゃないので長く遊べるし楽しいです。
 微妙に考えなければいけないところもあるので、後半作業ゲーになるかもしれません。
 しかし、経営SLGとしてはかなりの出来だと思います。

 難点を挙げるとすれば、まずエロが少ないです。
 これはエロゲーとしては致命的です。
 CGは使いまわしが多いし、Hシーンが短い上にランダムで出るため抜きゲーとしては失格。
 目的ゲーとして買うつもりなら回避をお薦めします。
 一度このゲームをやってたら本気でエロゲーと言うことを忘れてしまったことがあるくらいです^^;

 次に、訳の分からん設備が多すぎることです。
 付け髭とかコインアクションとかどうしろと?使い道がワカンネーっスよ!
 あとはいまいち冒険者への依頼が使えないことです。
 依頼によって商品持ってきてくれるのは良い(というかこれ以外の理由で使う気がしない)のですが、如何せん収入が少なすぎます。

 最後にエンド条件がかなり分かりずらいですね。
 全部見れたのは自分でも奇跡に近いんじゃないかなと思っています。
 具体的な条件がエンド6〜7辺りは全く見えません。

 まぁ、色々言ってきましたが普通にSLGがやりたいって人にはお薦めです。
 やり込めますし、やっていて楽しいです。ゲームにとても必要なことだと思います。
 Hシーンはそのおまけぐらいに考えておきましょう^^;
 はぁ、それにしても経営評価SSS取れるのはいつになるんだろ…。


<10点満点での総合評価>
 7.5点
 やりこみが好きな人8.5点、エロ目当ての人は6.5点
 私はやりこみ派なので8.5点あげたいですが、これくらいが妥当かなぁと^^;
 あと、この作品ならリニューアルしても売れると思うのだけどなぁ…。
 ソフトハウスキャラさん、検討してみませんか?


お気に入りのキャラ:リズィ…エンドで一気に大人になりすぎ^^;
最後に一言:「フルコンプを狙うなら半端な覚悟では駄目。やるなら気合入れてやりましょう!」