ひぐらしのなく頃に〜目明し編〜 (yuuさんのレビュー) | 評価: 9 |
▼ タイトル | ひぐらしのなく頃に〜祟り殺し編〜 |
▼ ブランド | 07th Storming Party |
▼ ジャンル | AVG |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \1,000 |
▼ 発売日 | --/--/-- |
▼ 購入 | なし |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり(最初からスタート選択→日にち選択) |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(既読・未読判別なし) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | なし |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 18個 |
【 エンディング数 】 | 1個 |
<ストーリー>
時は昭和57年。
月すら静まり返った夜中、ある建物で人の動く気配があった。
落ち着け、落ち着いて、そして急いで行動するんだ、私。
慎重に鍵を選び、扉を開く。
そして彼女は私立学園から外へ出た。
「これで私は自由だ」
彼女、詩音は歓喜した。
何のことはない。規律の厳しい、退屈な学園の牢獄生活から抜け出したのだ。
そんな中、彼女は三人の頭の痛い男たちに取り囲まれ、そこで彼女は1人の青年と出会うことになる。
彼の名は悟史。普段はポヤ〜っとして笑顔の似合う好青年だが、やる時はやる男だ。
次第に彼女は彼に興味を持ち始める。
姉の魅音と入れ替わりながら、悟史と接する幸せなひと時。
それも些細な事件が原因で終わりを迎える。
学園を脱走した詩音を本家の人間に知られてしまったのだ。
悟史の冠する北条の一族は、以前、園崎の当主の意向に逆らったとして、いまだ忌み嫌われている。
彼女は呼び出され、家の地下拷問室にて、身の毛もよだつような罰を受ける。
それは自分のためでなく、投獄された腹心のため、優しくしてくれた叔父のため、そして愛する悟史のために。
これで、けじめは取った。もう誰も罰せられることはない。そう彼女は信じた。
しかし、次の日、意外な事実を耳にすることになる。
「北条悟史が失踪した」
人々は祟りだ、鬼隠しだなどとはやし立てるが、彼女は確信していた。
違う。彼は園崎の当主の手によって消されたんだ!
昭和58年初夏。
例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
××県鹿骨市。県境にある寒村、雛見沢村。
人口2千に満たないこの村で。それは毎年起こる。
雛見沢村連続怪死事件(1979年〜1983年)
毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
昭和中期に隠蔽された怪事件が、蘇る。
陰謀か。偶然か。それとも祟りか。
いるはずの人間が、いない。
いないはずの人間が、いる。
このホームページは07th Storming Partyより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は07th Storming Partyに帰属します。
<概要>
時は移り、北条悟史の失踪から一年が経った。
ひょんなことから彼女は、またも三人の頭の痛い男たちに取り囲まれることになり、一人の青年と出会うことになる。
彼の名は圭一(本編の主人公)。
そして彼に貞操の危機の救われる(?)ことになる(ここでの主人公の台詞は何故か履歴ですら表示されない)
彼は姉の魅音のお気に入りだとか…。
それを知った彼女はイタズラ心から魅音をからかうことを思いつく。
…だが、それがその後の事件を引き起こす引き金となることを、その時彼女はまだ知らなかった。
それは、本来、園崎家に生まれた者が名と共に受け継ぐ「鬼」の目覚め。
かくして、悲恋が織り成す、狂気ともつかぬ哀しい事件が幕を開く(綿流し編〜詩音視点〜突入)。
<購入動機>
解答編と聞いて買わずにいられますか?いえ、買わずにはいられません。
(反語:試験に出るよ^^;)
しかもこちらは1,000円です!
低コストで内容十分!コストパフォーマンス最高です!
<システム>
詳しくは上記参照^^;
修正ファイルがあります。
誤字脱字の修正、フリーズ修正、音楽室の追加(嬉しい!)、お疲れ様会の追加です。
是非あてましょう!
<音楽・音声>
音声はありません。それだけが悔やまれます。
(´-`).。oO(まぁ、1,000円だし…)
しかし、音楽や効果音は非常に物語と合っていて、ゲームの雰囲気に引き込みます。
BGMがこれだけ重要な要素を締めるゲームは最近お目にかかってないですね。
音響効果は抜群です!
<感想>
切ないお話です。
解答編なだけに、「あー、なるほど」と感じるのが普通なのかもしれませんが、納得したというよりも切なくなりました。
もちろん狂気じみた恐ろしさも垣間見れます。
しかし、その狂気もまた、想うがゆえのもの。
およそ人の心があるならば出来ないような事件を、恐らく、雛見沢では最も心あるだろう人物が引き起こしたのです。
これが切なくなくては何なのでしょうか…。
ともあれ、綿流し編の事件は解決したかのように思えますが、やはり謎は消化し切れてません。
というよりPLAY後、さらに疑問は深まりました。
一体オヤシロサマというのはどんな存在なのでしょうか?
恐ろしい存在なのか、それとも単に村の守り神なのか?
梨花の動向からは何とも言えません。
ついで、オヤシロサマの呪いは何故かかるのか?
結局、これはサスペンスなのかホラーなのか^^;?
次に期待したいと思います。
でも最初の事件の凶器はこれでハッキリしましたね。
なんか単純すぎて逆に驚きましたが…。
ところで…あれ?園崎詩音に…殺される?
<10点満点での総合評価>
9点
待ちに待った作品。これで1,000円!
2,000円でも2,500円でも買ってたでしょうけど^^;
しかも内容充実、シナリオ抜群、そして…切ないです…。
おすすめキャラ:詩音…主役ですしね^^;
最後に一言:「人の心は複雑怪奇です…。」
おしかけおさなづま^3(3乗) (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 5.5 |
▼ タイトル | おしかけおさなづま^3(3乗) |
▼ ブランド | ロール |
▼ ジャンル | AVG |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) |
▼ 発売日 | 2005/02/18 |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(既読・未読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(バックログでの音声再生あり) |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 64個 |
【 エンディング数 】 | 6個(BADEND含まず) |
【 ディスクレス起動 】 | 可 |
<あ・ら・す・じ>
主人公、羽藍てとらは両親を事故で失い天涯孤独の身となった。
そんななかでも父の妹をはじめとする周りの優しさで生きてきた。
ある日、それまで疎遠だった彼の祖父が突然彼の下にやってくる。
祖父は彼の許婚となる女性だという一人の女性を連れてきた。
そしてその女性・忍と同居することを強引に決めてしまう。
それに反発することになった幼なじみの2人と、そしてその4人を監督する名目で住み込んだ叔母の辰子も加えたにぎやかな同居生活が始まるのだった。
<キャラクター紹介>
加賀 忍(かが しのぶ)CV:桜坂かい
祖父が連れてきた主人公の許婚。1年後輩に当たる。
銀行の頭取の末娘で、自分にも他人にも厳しい性格。
もともとこの婚約には反対である為、主人公には厳しい。
日隆 ほのか(ひりゅう ほのか)CV:かわしまりの
主人公のお隣さんで幼なじみ、ついでにクラスメート。
朝が壊滅的に弱く、いつも主人公に起こしてもらっている。
引込み思案でおどおどしている面もあり、何も無いところで転ぶ。
赤城 香織(あかぎ かおり)CV:夏川奈々美
謎のマニピュレータ(尻尾?)が付いている主人公の幼なじみ。
1年後輩に当たりバスケ部に所属する運動神経抜群の少女。
子供っぽい性格で何かと主人公になついている。
羽藍 辰子(はあい たつこ)CV:一色ヒカル
主人公にとっては現実の保護者がわりにあたる父の妹。
主人公の通う学園で養護教諭をしており、学生にも人気が有る。
子供っぽい部分も有るが主人公を猫かわいがりしている。
武蔵 歩(むさし あゆむ)CV:理多
主人公にとってはクラスメートで親友にあたる。
やや毒舌家だがノリが良く勘も良いので付き合いやすい性格。
線が細く、休むことは余り無いものの体育の授業はいつも見学している。
羽藍 てとら(はあい てとら)主人公・リネーム不可
日本でも有数の財閥の娘が駆け落ちして結婚してできた子供。
そんな事情は全く知らなかったが、両親の死で祖父を知ることになる。
内気で誰にたいしても調子を合わせようとする部分もある。料理好き。
このホームページはロールより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はロールに帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
修正ファイルがあります。
あてないで普通にコンプしましたが、それほど問題は感じませんでした。
とはいえ、折角ですのあてておきましょう。
基本的には選択肢分岐型AVG。
一部分かりにくい選択もありますが、全体的には選択肢も分かりやすく、何より選択肢数が少ないので難易度はかなり低め。
ただし、他シナリオをクリアしないと出現しない選択肢もあるみたいですので、ご注意ください。
詳しいシステム周りは上記参照。
なぜかAVGの割にはシステム周りが細かく、インターレースやキャッシュサイズ、FPSまで設定できます。
しかし、重いゲームではないので、それほど必要ない気も…。
まぁ、付いていて困る機能ではないので問題ないですがね^^;
それ以外の部分は問題なく必要な部分は揃っています。
音声の途中でクリックしてメッセージを先に進めるとき、微妙にフェードさせると言う方法は、いままで余り見たことがありませんでしたが、気に入りました。
全体としては特に問題なく使いやすかったです。
ゲームプレイ時間ですが、初回プレイが声を聞いて5時間前後。
共通ルートがやや長めなので、2周目以降は2時間前後と言うところでしょうか。
最近のゲームとしてはやや小粒な感があり、もう少しボリュームは欲しかったところです。
<音声>
主要キャラフルボイス。キャストは上記の通り。
なんとなく「作った」演技が多いと言うか、良く声を聞く声優さんも、比較的いつもと違ったような演技をされている印象を受けました。
(´-`).。oO(人気・実力共ある声優さんなのだから普通でいいと思うのですが…)
少し「わざとらしい」と感じたのは残念ですが、演技自体は非常にレベルが高いと思います。
例えば、風呂掃除をしながら鼻歌を歌うというようなシチュエーショーンでも、ただ鼻歌を……と言うのではなく、風呂掃除の手にあわせたような強弱をつけているのはちょっと感銘を受けました。
と言うわけで、普段とは少し違った演技を聞けると言う意味で面白いのではないでしょうか。
ただメインキャラ以外は、名前のある女性キャラでもボイス無しなのが寂しい所です。
<音楽>
全18曲、うちボーカル曲2曲
OP「おしかけおさなづまのうた」(Vo.理多)、ED「Eternity」(Vo.佳織みちる)。
OPは非常にテンポ良く、コミカルでゲームの雰囲気に合っています。
いかにも声優さんが歌っている風の曲…というか実際に歌っているのですが(^^;)、ボーカルは上手い訳ではないですが、曲にはあっているのではないかと…。
テンポの良いムービーとも合わせ、非常にいい感じに仕上がっていると思います。
EDは反面、非常に静かなナンバーで、ボーカルも落ち着いた感じで、ゲームの締めに相応しい雰囲気を出しています。
ゲーム内のBGMも、ゲーム内容にあわせて非常に軽くてポップなものが多く、ゲームの雰囲気を盛り上げるのに一役買っています。
テンポ重視のシンプルな曲が多いですが、ゲームBGMとしては十分に場面を彩る役に立ち、きちんと印象にも残るあたりはいい仕事されているな、と。
<CG>
原画は魚肉ん氏。コミカルなタッチでどちらかと言えばデフォルメされた感じの絵ですね。
好き嫌いは相当分かれると思います。
絵柄的にコミカルな場面の絵は、非常にいい感じですが、どうしてもエロゲーとしてはエロさというか、そういう点での魅力には欠ける気がします。
また、絵柄の安定性にも欠ける面が見受けられ、アングルやイベント絵によってはかなり違った雰囲気を受けてしまう絵もありました。
反面、立ち絵はコミカルに表情が切り替わり、ポーズ変化も豊富なので、日常シーンが非常に楽しく見ることが出来ました。
こちらも少し絵柄に安定性は無いですが、どちらかといえばディフォルメ絵的な感じなので、それほどの違和感は無かったです。
塗りはチョット光沢がキツイアニメ調の塗りですね。
こちらも好き嫌いは分かれるところだと思いますが、絵柄自体には合っているかと。
背景ですが、こちらは基本的にはオーソドックスですが、少しパースや奥行きが崩れていたりする絵があるような気がします。
ただし、書き込み自体は細かく、特に交差点のミラーに映った様子まで描写されているのは好感触でした。
それから、キャラクターの服装やアクセサリーがかなり独特ですね。
とあるOLの服装が「股間ハンター4」ばりのフェロモン系だったのは笑いましたが^^;
全員チョットヘンな髪飾りをつけていたりと、どのキャラも服装での自己主張が強いです。
まぁ、そういう世界だと割り切ってしまえば別にかまわないのかもしれません。
イベントCG枚数は差分を含まず81枚です。
<Hシーン>
各キャラ2〜4回。総計シーン数14。
根本的に絵柄から余りエロと言う感じではありませんし、シーン自体も短めです。
ですので、実用度的には今ひとつですね。
内容的にもペッティングorフェラ⇒本番というオーソドックスな流れ。
しいて言うなら半裸が多く、スク水や弓道着などがある程度でしょうか。
この点については、声優さんの頑張りだけが頼りです。
<感想>
エロゲー的ご都合主義万歳って感じのゲームですね。
突然主人公の家がぷちハーレムに、しかも登場キャラのほとんどは最初から好感度MAX状態と言うシチュエーションで他に何を言えと……。
そんなわけで修羅場など恋愛上に横たわる問題もあるにはありますが、かなりあっさりと終ってしまいます。
そんな意味でシナリオには期待してはいけないところだと…。
反面、日常生活の描写やテキストは非常に楽しいです。
キャラクターがいずれも立っている上に、やり取りがテンポ良く、コミカルな立ち絵も含めて、楽しく見ることが出来ます。
ただし、当然ながらそのほとんどは共通シーンですので、2周目以降はスキップしてしまえるのですが…。
とはいえ、それぞれのルートに入ってからもそれほど重くならず、楽しいシーンも割合あります。
そういう意味では、日常のドタバタ劇がこのゲームのメインであるといえるのではないでしょうか。
その意味で言えばそれなりに良い出来ですが、プレイ時間でも書いたように話自体が短く、またシナリオにもエロにもそれほど期待出来ません。
もっとも、シナリオをあまり重くしてしまうと、このまったりドタバタという雰囲気は損なわれてしまいますし、そのあたりのバランスは難しいのでしょうけど…。
全体的にはキャラクターの立ち位置の書き分けがしっかりしていて、会話が楽しいという意味では「萌え」と言うことに重点を置いているのでしょうか。
その点については一定の評価が出来るところだとは思いますが、それ以外のオススメできる要素が余り無いのは厳しいところ。
テキストなどは誤字誤変換もなく、テンポも良いので読み易いのですがねぇ……。
ただ、個人的にはシステム回りを含めたゲームレイアウトデザインセンスが気に入りました。
タイトルの配置やテキストのおき方などすっきりとまとまっていて見やすかったと思います。
全体的なレイアウトが優れているのかな、と言う感触を受けました。
また、ムービーも個人的には非常に出来が良かったのではないでしょうか。
上手く素材を浮かしつつ、曲あわせてテンポ良く切り替えられるエフェクトはお見事の一言に尽きると思います。
このゲームで一番良く出来ているなぁ……と言う感触も受けたりしました。
結論としてはキャラクターの立ち位置がしっかりしていてドタバタホームコメディーとしては良作。
しかし、ボリューム不足の小品ではありますので、その辺とシナリオとHシーンの薄さが許容できれば……って感じでしょうか。
<10点満点での総合評価>
5.5点
もう少しボリュームがあれば……と思います。
おすすめキャラ::羽藍 辰子…独特の喋り方がナントモいえません^^;
最後に一言:「赤城、加賀、日隆(飛龍?)ときたら残り一人は蒼龍じゃないのでしょうか^^?」
まじれす!!〜お待たせリトルウイング〜 (ひびきさんのレビュー) | 評価: 8 |
▼ タイトル | まじれす!!〜お待たせリトルウイング〜 | |
▼ ブランド | すたじおみりす | |
▼ ジャンル | カード+ADV | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | CD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |
▼ 発売日 | 2004/07/16 | |
▼ 購入 | まじれす!! / オリジナル特典 Getchu.com | |
【 CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別なし) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 90個 | |
【 エンディング数 】 | 15個以上 | |
【 メディアレス起動 】 | 可 |
<ストーリー>
世界に広がる一大外食産業、ファミリーレストラン、通称ファミレス。
その技術とサービスの進歩発展のため、世界ファミレス協会(WFL)は、ワールドファミレススタジアム(WFS)を開催した。
WFSは、この20年で大会で活躍したレストランはもちろんの事、その店舗を有す国自体の観光収入にも関わってくるというほどの、まさに国の威信をかけた大会にまでになった。
前フランス大会で優勝したのが俺の兄さん、本郷丈一郎率いる日本選抜チーム「リトルウィング」だ。
しかし、兄さんは日本へ帰路中、事故死。
コーチを失ったリトルウィングは衰退の道を辿る。
丈太郎は、リトルウィングのコーチをして欲しい、と頼まれるが、兄さんのような才能は自分にはない、と本郷丈太郎は苦悩する。
大会が間近に迫ったある日、リトルウィングはFS(ファミレススタジアム)を申し込まれるが、現コーチのひかりさんが倒れてしまう。
コーチ不在で棄権を余儀なくされてしまうリトルウィング。
俺は自然とフィールドに飛び出していた。
「俺はリトルウィングのコーチッ!本郷丈太郎だぁーっ!!!」
俺、本郷丈太郎の挑戦が今、始まる!!
このホームページはすたじおみりすより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はすたじおみりすに帰属します。
<購入理由>
がっちゅみりみり放送局が終わったときに、すたじおみりすさんにはこれからもがんばって欲しい、との思いをこめて買いました。
<ゲームの概要>
超人数が織り成すドタバタコメディの大作AVG。
ただ人数が多いだけでなく、性格も一人一人個性が強く、全く飽きません。
それだけでも充分に楽しめますが、その完成度の高いAVGの途中に、カードバトルゲームが挟まれています。
もちろん、ストーリーには幾つモノ選択肢が存在し、多数のエンディングに向け分岐しています。
…とは言っても、共通ルートがかなり多いですけど^^;
また、ストーリーは18話に分かれていて、テレビで放映されているようなアニメの様に進みます。
各話は、きちんとオープニング(ムービー・歌付き)から始まり、本編があり、次回予告編まであります。
(念の為書きますが、18話で1つのお話)
そして、1話に1回カードバトルがあります。
<カードバトルについて>
1話に1回ずつ登場するカードバトルですが、これに結構力が入っています。
テーブルトークRPGの戦闘場面ような移動形式とダイスを使い、進んでいきます。
バトル前に、使うカード(全部で30枚)を決めます。
そして本バトルでは、キャラがカードを装備して能力をアップしたり、キャラごとに移動し、カードを使い攻撃したりイベントを起こしたりします。
中には強力だけれども使うには条件が課されているカードもあります。
(S.F.テンペストと翼のスマイルを連続で使えばその回の勝負はまず勝ちでしょう)
コンスタンスに攻撃し続けるか、強力なカードを使うために綿密な作戦を立てるか、結構楽しめます。
しかし、運の要素も結構絡んできます。
これは良くもあり悪くもあります。
その最たるものがサイコロの目。
ファンブルが出ると如何に強力なカードでも効果は無しですから。
また、攻撃カードも、自由に使えるという訳ではありません。
場に出されるカードの順番はランダムですから、その中で如何に使いこなすか、という事も課題です。
お決まりな勝ちパターンだけに固執出来ないということは、色々な勝ちパターンを使い分けなくてはならないというlことです。
<パロディネタについて>
さて、登場人物の名前をご覧頂けると分かると思いますが、某有名サッカー漫画の登場人物をもじった名前がチラホラ見えます。
もちろんキャプテ○翼以外にも(あ、言ってしまった^^;)パロディはあります。
る○剣に代表されるジャンプネタ、ルパン○世…の他にも色々あります。
また、カードバトル時に出てくる、「イベントクリア」というカードの絵柄には、三角に釣り上がった目・不適な笑み・尖った顎。
極めつけはバックにある「ざわ…」の文字。
「カイジ」キタ━(゜∀゜)━( ゜∀)━( )━(∀゜ )━(゜∀゜)━ッ!!
やはりカイジは人気がありますね!
他にも、ミスター味っ○のキャラが目線だけ黒く塗りつぶされてカードの絵柄になってたり、アニメや漫画に詳しいプレイヤーは、より楽しめることと思います。
<システム補足>
インストール形態はフルインストールのみで、約1.9GB必要。
一度インストールしたら、次からはCDを挿入しなくてもOKです。
すたじおみりす恒例のバグ関係ですが、今回もバグは標準装備!
修正ファイルは出ているのですが、怖いもの見たさで、筆者は敢えてVer1.00でプレイを敢行しました。
…。
………。
ゲームを始める前にキッチリ修正ファイルを当てましょうorz
Ver1.00では、ゲームの途中から強制的にオープニングに戻り、それ以上は先に進めないという恐ろしいバグ発生。
仕方ない…、と思いつつヴァージョンアップするも、
「ヴァージョンアップされた方へ。互換性の問題で、旧ヴァージョンのセーブデータは、ヴァージョンアップ後は使えません。
セーブデータを消してからゲームをお楽しみください。」
…これだけでも結構なストレスを感じますが、
「旧ヴァージョンセーブデータは、何故か隠しファイルになってしまっていることもあります。
お手数ですが、フォルダオプションやファイルの属性を操作して旧セーブデータを消して頂ける様お願い致します。」
お願いです、すたじおみりす様。
何卒バグが発生しないゲームをよろしくお願いします。
<音楽・音声>
主人公以外はフルボイス。
すたじおみりすならではの、豪華過ぎる声優陣。
がっちゅみりみり放送局の新人育成企画では、上戸琉さん、御苑生メイさん、夏川菜々美さん、夏木琵琶さん、このかなみさん、といった面々の方々が争っていましたが、全員が出演なさっています。
上記以外にも一色ヒカルさん、長崎みなみさん、金田まひるさんというベテランさんも入り混じり立ち混じり、非常に賑やかになっています。
もちろん期待通り一条和也さんも出演なさっています(o゜▽゜)o
また、一人二役で出演なさっている方もいらっしゃいます。
児玉さとみさん、夏川菜々美さん、理多さん、カンザキカナリさん、本条真琴さん、一条和也さん。
児玉さとみさんは最初に美少女の役で登場されますが、後半にて、屡恵(るうけい)というデブ&非美少女の声として登場されます。
こういった「攻略度外視な脇役」も上手く演じられ、幅の広さを感じます。
夏川菜々美さんは、2キャラとも強気でノリノリなキャラ。
片方はアメリカ人で英語訛りの日本語ですが、少々怪しい^^;
標準語ではない日本語の演技はやっぱり難しいんですね。
標準語ではない日本語といえば、理多さん。
片方のキャラは怪しい関西弁、片方は中国語訛りの日本語。
また、理多さんはエンディングソングをも歌っていす。
更に作詞までっ!大活躍です。
そしてカンザキカナリさん。
浦辺友というキャラは実況アナウンサーということで、ハキハキとしてよく通る声、抑揚があります。
さすが自称江戸っ子、非常にカンザキカナリさんっぽく、聴いた瞬間カンザキカナリさんの声と認識できますが、もう一方のキャラは、沈着冷静・無表情のゲルティース。
とても演技の幅がある方です。
本条真琴さんは、2キャラとも「女性らしい」という言葉からは結構かけ離れたキャラを担当。
特にハーシー・ジャックの掛け声「うりゃあ!」等は逞しいです。
ノドを酷使して出したであろう、獣の様な声を是非拝聴してください。
また、レナーテ・ミューラー。
普段は無口ですが、時々吐く台詞は、声の低さとともに重いものがあります。
レズプレイでは、間違いなく男役だろうと思っていたらホントに百合シーンがありました^^;
「ホモゲー演らせろ」と公言している本条さんですが、180度反対のレズシーンでしたね(o゜▽゜)o
そして一条和也さん。
全編に渡って登場するBB団コーチ、ちょっとしたキャラ、ガヤ他、全てに一条和也さんっぽいフェロモンが声に混じっています。
色々な役柄をこなせる方なんですね。
<原画・CGなど>
原画は みさくらなんこつさん。
書店で少し大きい18禁漫画の書棚では、なんこつさんの漫画を見つけることが出来るでしょう。
同人でも活躍なさっており、「ふたなり神」の異名をとる方。
本編でもふたなりのキャラは出てきます。
CGは、漫画調で柔らかい感じ。
嫌味な感じはしないですが、少々ロリ趣味です。
ですから、艶というイメージとは離れています。
ストーリーの明るい調子と合って、良いと思います。
立ち絵の表情も豊かに変化します。
テキストだけでストーリーを説明せず、CGもそういった補助的な役割を充分に担ってくれています。
<エッチシーン>
ドタバタ+純愛のゲームには、あまりエッチシーンを期待しないでゲームを買う私ですが、エッチシーン以外を売りにしているゲームにしては、エッチ度は高いです。
特に体液表現が凄いです。
発射後シーンでは、精液が結構飛び散っています。
とは言っても基本は純愛なので、ぶっかけはあまりないのが残念です…。
精液以外でも「汗」が素晴らしいです。
エッチ中では汗をかくわけですが、このゲームの描写は凄い!
一瞬ローションと見紛う程の液体として描かれています。
「サラリ」という感じじゃなくて「ドロリ」という感じ。
また、各キャラ、妊娠している訳でもないのに、エッチ中には何故か母乳が派手に飛んでいます。
不自然ですが、エロいから良し^^;
シチュエーション的には、和姦がほとんど。
レズやパイズリ、極ロリ、オナニー、ふたなり、スパンキング、4P等もあり結構多彩です。
陵辱もあるのですが、こちらが陵辱するのではなく、される側。
まぁこの辺はエロさではなく可笑しさを誘う場面ではあると思います。
<感想>
AVG場面では、とにかくドタバタコメディが核をなしています。
各キャラとも個性が強く、こんなにも登場キャラの数が多いにもかかわらず、どのキャラの性格も頭に残り、キャラ付けは非常に優秀です。
気が強いキャラ、クールなキャラ、静かなキャラ、ぶっ飛んでいるキャラ、天然ボケなキャラ、癒し系キャラ、おっとりキャラ、子供キャラ…。
特に好戦的なキャラ、思い込みが激しいキャラとの口論場面などから派生するコメディは読まずにはいられません。
そんなキャラに翻弄されている主人公達の振る舞いがまた楽しいです。
もちろん、一癖も二癖もあるキャラは、独善的な突拍子も無い台詞を怒涛のように連続で吐いてきますから、独特の漫才のようです。
そして、プレイですが、これは「カードバトルにハマれるかハマれないか」によって評価は違ってくると思います。
筆者はこのカードバトルを非常に楽しく思いますし、何回プレイしても飽きないので、ゲーム全体も全く飽きませんでした。
ただし、このカードバトルに負けなければ見れないエンディングもありますし、何より攻略キャラが非常に多いので、繰り返しプレイすることになります。
どの分岐でどのキャラのルートに入るのか、ちょっと予想しにくいですね。
そして、結構共通ルートが多いので、既読スキップを多用することとなると思います。
そんな共通ルートの中でもいちいちカードバトルが出てきますから、エッチシーン・エンディングだけをコンプしようとする場合には、サクサク感に欠けると感じるプレイヤーもいるかもしれません。
また、エンディングまでの大筋は大して変わらないので、もうちょっとヒネリがあったら良かったな、と思いました。
途中から先の展開が読めてしまいますが、すたじおみりすっぽさが現れているので、良しとしましょう。
<10点満点での総合評価>
8点
キャラの多さと笑いでは、際立った存在のすたじおみりす。
そんなすたじおみりすらしさが充分に現れた作品であると思います。
お気に入りのキャラ:来生了…天然+電波+萌えというキャラが印象に残りました。
最後に一言:「この路線をずっと保ち続けてください!」