でいじーちぇーん    (ひびきさんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル でいじーちぇーん
▼ ブランド 鱚(きす)
▼ ジャンル ドタバタロボッ娘ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/02/25
▼ 購入   でいじーちぇーん /オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  80個
【 エンディング数 】  4個
【 メディアレス起動 】  可能


<ストーリー>
 平穏を絵に描いたようなこの町に訪れた、未来からの訪問者たち。
 すべては‥‥遠い未来に繋がっています。
 日常的な生活の真っ只中に突然現れた裸の美少女「イブリース」。
 しかも、その美少女は未来からある使命を果たすためにやってきたアンドロイド。
 未来の「エド」という男性がイブリースを送り込んだのです。
 未来では、人工アンドロイド「A3(AutonomyAction-Arms)」の反乱により人類は滅亡してしまうのです。
 その「A3」を将来開発してしまうのが、何を隠そう主人公の「御厨衛(みくりやまもる)」。
 何故衛はアンドロイドを開発してしまうのか?
 何故アンドロイドは暴走し反乱を起こしてしまうのか?
 何故アンドロイドのイブリースは反乱を起こさないのか?
 イブリースとエドは、どのようなたくらみで過去に干渉し未来を変えようと目論むのか?
 さらに、それを追いかけるようにやってきたのは、主人公の遠い未来の「娘」と名乗るロリッ子少女「真名」。
 真名は、主人公の衛を憧れのクラスメイト「神代杳子(かみしろようこ)」と無理やり結びつけようとします。
 その反面、イブリースは、何故か主人公を押し倒し、誘惑してきます。
 濃くてバカで騒々しいキャラクターたちが織り成す、ドタバタな毎日に翻弄される主人公の生活を描いたロボッ娘押し倒されバカエロADVが、本作「でいじーちぇーん」の世界となります。

 主人公に突然訪れる幸運!?それとも不幸!?
 未来を変えるために送られてきた刺客。
 人間型天然アンドロイドイブリースが引き起こすSFワールド。
 果たして待っているのはラブラブな未来か?それとも…。


<キャラクター紹介>
イブリース CV:まき いづみ
 女性型アンドロイド。
 数々の虐殺によって虐げられてきた背景から「殺さず」をモットーにしているため、主人公を精神的に虜にしてA3を開発させないようにする。
 その方法とは単純明快「押し倒し」である。
 衛が少しでもエロエローんな気分になろうものなら、どこでも構わず押し倒して服を脱ぎ始める始末。
 所かまわず時間も場所も関係なしっ!!

神代 杳子(かみしろ ようこ)CV:一色 ヒカル
 主人公の憧れの女の子。
 学校のアイドル的な存在で一流企業の令嬢。
 病弱なため基本的に騒ぐのが苦手でおとなしく、そのせいで少々大人びた雰囲気があるモノの、中身はどこにでもいるような普通の女の子。

御厨 真名(みくりや まな)CV:大野 まりな
 量産型A3「リリス」数体を引き連れて主人公の元へ説得にやってくる少女。
 お嬢様然とした生意気なロリっ子。
 いきなり現れ、なぜか主人公の「娘」だと名乗る元気爆発系のロリッ子キャラ。
 未来を変えにきたイブとは真逆に、未来を変えられまいと、主人公と杳子を無理やりくっつけようとする。
 杳子と衛の仲を取り持つべく、しつこく衛の周りをうろつく小姑的存在。
 そうして深く衛と接していくうちに自分も衛のことが好きになってしまっていることに気づき、当惑してしまう。

リリス CV:韮井 叶
 真名が未来から連れてきた主人公側の量産型高性能A3。
 特筆すべき個性のない量産タイプ。
 命令に絶対忠実で無感情。イブの無感情さとは一味違う機械的なイメージ。


このホームページは鱚(きす)より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は鱚(きす)に帰属します。



<購入理由>
 声優さん買いです^^;
 某WEBラジオで、大野まりなさんとまきいづみさんのお二方が、連続でゲストとして出演していた時、かなり面白かったので、そんなお二方が同時に出演しているゲームはどんなだろう?…といった動機で購入にいたりました。


<ゲームの概要>
 選択肢を選んでストーリーを追っていく、普通のADVです。
 大体の選択肢は、エッチをしようと誘ってくるヒロインに欲情するか否か。
 また、エッチシーンで中出し・外出しor顔射・口内発射、といったものです。
 主人公衛は、未来の事を優先させて生きていくのか、それとも今の自分を精一杯生きるのか…?


<システム補足>
 システムの詳細は上記参照^^;
 インストール形態は、標準インストールとフルインストールの2形態から選べます。
 フルインストールには約580MB必要です。
 フルインストールすると、おまけデータとして、オープニングデモやボーカル曲を、メディアプレイヤーなどで楽しむことができます。
 一度フルインストールしたら、次からはCDを挿入しなくてもOKです。
 シーン鑑賞やオートスキップ、音声付のバックログ等、必要なものは揃っています。


<音楽・音声>
 ボイスがあるのは、イブリース、杳子、真名、リリスといったヒロインのみ。
 男性キャラと、ちょい役の女性徒等にはボイスはありません。

 一色ヒカルさんが声を当てている杳子ですが、透明感のある高い声。
 落ち付いている感じの、いかにもお嬢様といった感じです。
 フェラ音もエロくて(←これ重要^^;)、良かったと思います^^;

 大野まりなさんが声を当てている真名ですが、こちらは、ロリの高音。
 活発で少々気が短く、早口なオテンバ娘で元気ッ娘。
 生意気な妹キャラに、ぴったりですね。
 声がかなり高いので、金田まひるさんとはまた違ったオテンバっぷりです。

 まきいづみさんが声を当てているイブリースですが、無表情なアンドロイドをまきいづみさんが担当する、というのはちょっと意外でした。
 まきいづみさんの声の質として、感情たっぷりの甘えんぼう…といった印象が強かった為です。
 しかし、無表情を演出なさっていても、やはりまきいづみさんらしい、あの独特の喋り方というのが、どことなく漂っている時もあります。
 無表情な喋り方の途中に、ヒョコっとそんな喋り口調が出てくると、結構萌えたり萌えなかったり(o゜▽゜)o
 「ダメ?」とか「わかった」等、短い台詞では、そんなまきいづみさんの口調が現れていると思いました。
 まぁイブリースは「アンドロイド」と言っても、ある程度人間性を学習して行くアンドロイドですからね。
 人間らしい表情が漏れるのも良いのではないかな、と萌えてしまった筆者は思う訳です^^;

 韮井叶さんが声を当てているのは、同じくアンドロイドのリリス。
 こちらはイブリースよりも坦々としています。
 一言「不味い」と言う代わりに、坦々とした声で、「真名様のお造りになったのはイチゴのジャムですが、何故全体的に水色なのでしょう。私は少しだけ食べてみましたが、内蔵ブレーカーがシャットダウン寸前まで追い込まれました。危機回避機能の作動と自己回復機能の作動により回避されたものの、直後の記憶データを検索しても見当たるものがありません。衛(まもる)様があの物体を食されたのは、勇気と言うよりは無謀と言う言葉が的確に表現していると思われます」等と述べる様には、思わず吹き出してしまいそうでした。

 余談ですが、イブリースとリリスの戦闘シーンにて、「やー、とー」「あーれー、やられたー」という台詞まで無表情な台詞です^^;

 BGM全部で16曲。うち1曲がボーカル入りの曲です。
 最初は、BGMの種類が少なく、特に印象には残っていませんでしたが、最後の方になると、今まで出てこなかったBGMが何曲も出てくるので、場面場面に新鮮感が与えられて、思ったより良かったです。


<原画・CGなど>
 原画は 田宮秋人さん。
 CGは、瞳が大きく、表情が豊かなのですが、少し漫画然として、デフォルメし過ぎているかな…?と思いました。
 顔の全体のバランスだとか、体全体のバランスだとか等々。
 まぁ、強調するところは強調してあるので、こういった絵が好きな方もいらっしゃると思います。
 気になる方はOHPに行って見るのが一番かもしれません。

 立ち絵ですが、立ち絵自身が横にスライドしたり、縦にスライドしたりします。
 例えば、神出鬼没なイブリース。
 テキストでは、「イブリースがどこからかしゃしゃり出てきた」と説明してあります。
 するとイブリースの立ち絵が、画面の下からヒョコッと出てきたり…。
 走って去っていく場面でも、立ち絵が単に消えるのではなく、画面中央から画面外に向かって立ち絵がスライドしていく…といった演出があります。
 こういった演出は、イブリースとリリスが戦う場面でも応用されていて、戦闘場面を緊迫させるのに一役買っています。
 最初は感心しましたが、徐々にちょっと地味かな…思ってしまいました^^;
 もっと演出の凝っている衝突の場面を描いたゲームは、他にたくさんありますからね。
 演出の豪華さがインフレしているのでしょうか?


<感想>
 「A3の波状活動により、国連軍壊滅、株価急落、EU解体決定、日本の国家自治権永久放棄可決―」
 いきなりオープニングからこんな物騒なテキストと音声が流れてきます。
 で、その最初の場面のCGは、亜空間で膝を抱えている全裸の女の子が、ぼやけた輪郭で映し出されている、というCG。
 そしてテキストは続きます。
 デジタルやアナログの概念、「個」「自我」「オリジナリティの喪失」といった非日常的な事が語られていきます。
 こういった謎的なオープニングは、良くも悪くもゲームへの意識を引き付けられるでしょう。

 と、一息ついたら、とある学校に舞台が移り、主人公の衛や、クラスメイトの会話からストーリーが進んでいきます。
 登場するのは、豪快にしてあまり物事を考えない脇役の友達「朝間和人」(トラブルメーカー)と、いつもニコニコしている人畜無害な友達。
 そして、幸運にも一緒の委員会、図書委員会になったのは、クラスのアイドル的存在にしてお嬢様の神代 杳子。
 だが、クラスの大半の男子は、お嬢様に対して声をかけ辛く、杳子も内気な性格なので皆と深くは溶け込めない…。
 でも、一緒の図書委員の衛と喋るときは、少し口調が滑らかになる…。
 といった、18禁ゲームの学園物としては定番中の定番なパターンですね。
 まぁ、変に凝ってない分だけ安心して読み進められますけど。
 そんなこんなで未来からイブリースが現れた次の朝、衛が目覚めたら、イブリースが布団の中で衛のモノを無許可でフェラしている、といった所も判で押したような展開で、プレイヤーとしては非常に親しみやすいものだと思います。

 で、このゲームのジャンルが「ドタバタロボッ娘ADV」。
 確かに常識では考えられないような言動や行動が面白おかしく描写されています。
 ただ、なんとなくシックリこない…。何でだろう?
 と考えて、ようやく飲み込めました。
 確かに面白いのですが、テキストに修飾語がやたら多く、描写が長いのです。
 衛が神代杳子と付き合いたいと思っている場面でも…
 「もちろん『付き合い方』というのは彼氏彼女に見られるようなピンク色めいたそれではなくて、もう少し健全でもう少し幼稚な、常日頃の接し方と言う意味だ。自分がこうしている間も神代さんはせっせと廊下の掃除に勤しんでいるハズである。ハズ、というのはここからでは廊下の様子が分からないからであって、彼女が掃除をサボっている可能性を示唆しているわけではこれっぽっちもない」
 …と長い文が提示されます。
 そりゃあ、修飾語の数が多ければ、表現はより細かになりますよ。
 ライターの訴えたいことが、プレイヤーに具体的に伝わりますよ。
 でも、ドタバタに必要なものはそれではなくて、一撃必殺的なインパクトではないでしょうか?
 はっきりいって冗長で段々とうんざりしてきます。

 …と文句を書きましたが、もちろんドタバタを売りにしているのですから、心底笑ってしまった場面もあります。
 上記のようなインパクトのあるボケが出る場面もありますしね。

 そんなこんなで、面白おかしくストーリーは進んでいくのですが、もちろんそのままで終わるはずはありません。
 予想通り、後半では打って変わってシンミリとした展開が待っていたり、ルートによってはダークな展開になったりと…。
 前半で張り巡らされていた謎や伏線は、見事に後半で解かれ、更にホロッとくる場面もあったりで、当初思ったよりも断然良いシナリオでした。
 テキストも前半とは打って変わって、描写説明などを、ストレートな文体で書いています。

 全ての謎が明らかになるルートのエンディングはさらに良かったです。
 まさかこんなゲーム(失礼な言い方ですが^^;)ここまでしっかりとしたシナリオに会えるとは思いませんでした^^;


<エッチシーン>
 ドタバタコメディーということで、あまりエッチシーンを期待しないで買ったのですが、意外とシチュエーションは多かったです。
 アナルや3P、アオカンといったちょっとアブノーマルなものから、充実したコスプレ関係(裸エプロン、スク水、バニー、シスター)。
 純愛エッチだけしか出ないのか?と思えば、お仕置きや何故か触手なんてのも出てきました^^;
 オイタが過ぎた真名に対してスパンキングなんて場面もあり、ストーリーの前半から、結構エッチシーンは出てきます。

 前半と後半では、主人公の心理に変化が生じています。
 前半では、「いや、これは流されているわけではなくて、据え膳を食わないのは男の恥だから挿入するのであって」とか、「濡れたアソコはまるでコンニャクのようであった…といっても俺はコンニャクオナニーなどしているわけではないがな」等々、そんな言い訳がましい心理描写はいらない!主人公の衛クンの内面を描写してもらいたいわけではなく、官能的な描写や、声優さんのテクニック等を堪能したいのに!いいからさっさとエッチに没頭しろ!と突っ込みどころ満載のHシーンだったのですが…。
 後半は、肝が座ってきて状況を楽しめるようになったのか、積極的に求めたり、自分からリードしたりと文体が滑らかになります。

 …いやね、主人公が成長したって言えばそれまでなのですが、これも前半は冗長。
 エロ目的に買われた方は使い難いかもしれません。
 逆に後半はようやく踏ん切りがついたのか結構たくましくなって良かったですね。


<10点満点での総合評価>
 7点
 前半の盛り上げ方と、エンディングに向かってシリアスになるストーリーは良かったです。
 ただ、起承転結の「転」「結」の部分が短いかも…。


お気に入りのキャラ:イブリース…メインヒロインだし、その内に秘められた人格等に強い印象を受けました。
最後に一言:「全てのエンディングを見てから、改めてまたオープニングを見ましょう!」









   鉄腕がっちゅ!    (ひびきさんのレビュー)   評価: 7.5 
▼ タイトル 鉄腕がっちゅ! amazon associates
▼ ブランド すたじおみりす
▼ ジャンル ぽこぽこ格闘ゲーム
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/12/10
▼ 購入   鉄腕がっちゅ! / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  35個
【 エンディング数 】  7個
【 メディアレス起動 】  不可


 紹介文なげーよ、早く感想読ませろや!って人はここをぽちっとな。
 (でも「がっちゅみりみり放送局」等知らない方は読んでいただくと分かりやすいかも^^;


<ストーリー>
 いつものようにwebラジオ「がっちゅみりみり放送局」の収録に臨む、パーソナリティのアケミ&マリカ&メイメイ。
 騒がしいままに終わった収録の帰り、何者かに局長が暗殺される。
 局長の遺言(ダイイングメッセージ)で番組改変が予定されていることを知るアケミたち。
 その直後、謎の企業主催の「新生・がちゅみり」のパーソナリティーを決めるアルティメットバトルが開催される。
 地位・名誉・金・気まぐれ・広報と様々な思惑を秘めた挑戦者たちが今、立ち上がる……。


がっちゅみりみり放送局とは>
 すたじおみりすが公式サイトで配信しているwebラジオ。
 三年ほど続いていて、かなりの長寿番組です。
 コミケ等ではBEST版やスペシャル版も発売されています。
 パーソナリティは児玉さとみさん(アケミ役)とカンザキカナリさん(マリカ役)。
 途中から新人育成企画で人気投票第1位になった御苑生メイさん(メイメイ)がサブパーソナリティとして加えられました。
 毎回、エロゲ声優をゲストに呼んで爆笑フリートークを展開し、エロゲ業界の裏話や放送禁止用語全開の下ネタが盛りだくさんの内容になっています。


<キャラクター紹介>
アケミ(CV児玉さとみ)
 がっちゅみりみり放送局のメインパーソナリティ。
 マリカやメイメイと比べると結構低い声で話さなくてはならないので、児玉さとみさんはこの「アケミ」キャラを地声だと思われることもしばしば、だとか。
 アケミのキャラは、あまり物事を突っ込んで考えず、日々を手抜きしながら過ごしている。
 「なるようになればそれでいーじゃん」という感じのキャラ。
 格闘パートでは、銃を連射したりバズーカを撃ったり、豪快。

マリカ(CVカンザキカナリ)
 がっちゅみりみり放送局のメインパーソナリティ。
 元気いっぱいで、喫茶みりすを率先して良い店にしようと日々がんばっている。
 が、アケミの投げやりな態度等に困惑することもしばしば。
 がちゅみりが始まった当初は天然ボケキャラだったが、貫禄がついてきている。
 裏話ではカンザキカナリさんが、「あの生き物にあんな事をされるなんて陵辱されるよりひどい!」と、嘆く場面も。
 格闘パートでは、モップや雑巾、お盆などを駆使して戦う。

メイメイ(CV御園生メイ)
 がっちゅみりみり放送局のサブパーソナリティ。
 新人育成企画で見事一位を獲得し、途中からパーソナリティの座を獲得する。
 何かに常にオドオドしながら、自分も早く1人前にならなければ、と日々精進をしている健気な子。
 メイメイのキャラとしては、中国人だがビザが切れていて、いくつものバイトを掛け持ちしながらたくましく生きている、という設定。
 格闘パートでは、得意のコスプレを駆使し、相手の技をコピーしたりする。

まおまお(榎津まお)
 外見と喋り口調からは、全く年齢を推し量ることができない不思議魔法系少女。
 舌っ足らずな独特の喋り口調で、まおまお独特の考え方や価値観をTPOを考えずに喋ってしまうので、しばしば誤解を招く。
 カエルの事を大変気に入っていて、カエルグッズをこよなく愛し、集めている。
 本ゲームでは、がちゃがちゃで「トードスタイル」なるカードにお小遣いを全て投入したところに、「カエサル」なる不思議な生物に遭遇することになる。
 やっぱり「まおまおステッキ」を持っており、格闘場面では魔法を使ったり、カエルを召還して戦う。
 なお、がっちゅみりみり放送局での榎津まおさんと、かなり性格が似ているキャラクター。

アズサ(CV長崎みなみ)
 常にウサギのヌイグルミを抱いている清純派アイドル…と思いきや、実は二重人格で、陰謀や罠を張り巡らせる事もするキャラ。
 よく見ると、手に抱いているウサギのヌイグルミの口は、紐で編まれて開けられないようになっている。
 怒ると形相が一転して怖い顔になる。
 「やっちゅー」なる言葉を連発し、江古田シスターズを再結成しようとアケミに近づく^^;
 格闘パートでは、歌や声の衝撃を利用したりして戦う。

ヒカリ(CV一色ヒカル)
 常に酒を持ち歩きつつ、美少年を物色している、美人お姉さん系メガネ教師。ナイスバディー。
 美少年に酌をしてもらうことに無上の喜びを感じる。
 常に酒気を帯びていて、まさに酔いどれ。
 酔拳の使い手として、格闘中でも酒を飲み、火を噴いたりする。
 まおまおの魔法によりロリに変身させられ辱められることも…。

ミナ&ナミ(CV北都南)
 双子の姉妹で、毎回がっちゅみりみり放送局をチェックし聴いている。
 ミナは最近のがちゅみりに不満を覚え、自分たちがパーソナリティをすればもっと番組を面白くできるだろう、と意欲に燃え参戦する。
 ミナは、小さいが元気系のキャラで、好戦的。
 格闘パートではオモチャを投げたりバットを振ったり。
 しかし、レーザーブレードを使うとは やっぱり超合金ですか^^;?
 ナミは、少し長身で、暴走するミナの保護者的役割。
 儚げな雰囲気で、鉄腕がっちゅにしては珍しく好戦的ではないキャラ。
 格闘パートでは投げ技をつかったりする。
 なお、ミナとナミは同一キャラで、いつでも変身してチェンジできる。

キンタ(CV金田まひる)
 天下無双のいじられキャラ。
 とにかく、がっちゅみりみり放送局に初めてゲストとして来た時から、「ゲストはキンタまひる」と言われ、以来、皆から「キンタ、キンタ」とからかわれている(「金田」を「カネダ」ではなく「キンタ」と読まれる)が、その度「キンタって言うなー!!」と抗いつづけている。
 やはり予想通りの「ボクキャラ」で、ちょっと生意気なお子ちゃまキャラ。
 唯一ジョーに対して陵辱を敢行するキャラ。
 ヒカリからは少年と思われ誘惑されることも格闘パートでは、変幻自在のスライムを駆使し、戦う。

リナ(CV理多)
 関西弁を駆使する人気歌手。
 アズサと一緒にライブをしていることも多い。
 キャラとして選べるが、ストーリーはない。
 格闘パートでは、歌や声の衝撃波を利用して戦う。

ミコト(CV草柳順子)
 猫耳の娘。
 大の猫好きだという草柳順子さんは、猫耳の役をできて大変満足だった反面、ミコトにストーリーがなかったので残念だったとか。
 格闘パートでは、ミサイルや花火を打ち上げて派手に戦う。

ジョー(CV一条和矢)
 期待通り、やっぱり出演なさいました、一條和矢さん。
 悪の組織「O.V.E.R.」のボスとして鉄腕がっちゅを開催する。
 やはり、色々な声を聴かせてくれてます。
 また、ペットのハムスター「みりす」を溺愛している。
 おどけた声、渋い声、フェロモンたっぷりな喘ぎ声^^;
 格闘パートでは、炎を使った技を駆使し戦う。

みりす(CV???)
 ハムスターにも関わらず、人間と戦うげっ歯類。
 ジョーの肩に乗っている時と格闘パートでは著しく大きさが違いますが、その辺はご愛嬌。
 格闘パートでは、雷を落としたり電撃を使ったりする。

マリア(CV鳩野比奈)
 がっちゅみりみり放送局で「司令」というイメージがピッタリ当てはまってしまった鳩野比奈さんの役は、暗黒組織「O.V.E.R.」のジョーの補佐役幹部。
 ジョーの思いつきの行動や失態などを厳しく責め、責任を追及するあたりは「ホントの司令みたい」と他キャラから絶賛されたり。
 残念ながら、体が弱く吐血することもしばしばで、戦うことはできない。

Dr.サイス(CV上戸琉)
 メガネをかけたマッドサイエンティスト。
 ジョーの下で他の女の子を陵辱したり、人造人間等の研究をしたりしている。

萌原ぷりん(CV茶谷やすら)
 自称12歳の美少女魔法少女。
 12歳なので当然エッチシーンは無し^^;
 まおまおと真の魔法少女の座を争って戦う。

戦闘員(CV色々な声優さんたち)
 その他の戦闘員のみなさん。
 ♂6種類、♀6種類、計12種類の戦闘員が登場します。


このホームページはすたじおみりすより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はすたじおみりすに帰属します。



<購入理由>
 すたじおみりすのWEBラジオ「がっちゅみりみり放送局」を隔週で聴いている身としては気になります。
 「格闘ゲーム」であることを知った瞬間は興味が失せかけていましたが、やはりチェックしてみなくては^^;


<ゲームの概要>
 がっちゅみりみり放送局で始まった企画。
 「がっちゅみりみり放送局をゲームにするとしたらどんなゲームにしたら良いか?」
 と、メーカーがアンケートを取ったところ、格闘ゲームに決まったとか^^;
 格闘ゲームといっても、格闘シーンではキャラは2頭身ですし、↓\→+強パンチ等、複雑なコマンドや連続技もないので、アクションゲームという色が強いです。
 体力回復アイテムや、攻撃補佐の武器アイテムも出て来ます。

 格闘シーンにて、体力がゼロになっても死ななく、相手をKOする条件は、谷等の画面外に吹っ飛ばすこと。
 ちなみに、体力がゼロになると、吹っ飛ばされやすくなります。

 なお、通常技、必殺技の他に、「テンションゲージ」を貯めることで、派手かつ強力な「鉄腕奥義」を敢行することができます。


<システム補足>
 システム詳細は上記参照^^;
 さすがのCD4枚組み。
 インストール形態はフルインストールのみで、約2.6GB必要です。
 ただ、CDレス起動は不可で毎回ゲームのたびにCDを入れなくてはならないのは不便ですが、まぁしょうがない…のかな?

 で、修正ファイルが出ています。
 VER1.00ではゲームにならないほどのバグヽ(´Д`)ノ
 戦闘後、画面は真っ黒になるわ、強制終了するわ、状況によっては選べないキャラはいるし…。
 必ず修正ファイルは当てましょう!
 (´-`).。oO(エンディングにてスペシャルサンクスの中に、ライアーソフトさんの名前が出てたのは気のせいでしょうか^^;?)
 というわけで、修正ファイルをつけたあとの<Ver2.20>にてCG鑑賞、シーン鑑賞、音楽鑑賞は標準装備。

 格闘のみではなく、ストーリーモードも搭載されています。
 ある者は喫茶みりすを再建させるために「大会鉄腕がっちゅ」の賞金を狙い…、ある者は自分の収集癖を満足させる為に戦う…、と言った感じです。
 ストーリーの途中で格闘場面が出て、勝てば敗者への陵辱を行った後、ストーリーが進みます。
 なお、格闘に負けても、すぐにコンティニューできるのが嬉しい所。

 ストーリーモードの他に、
 @人対人(またはCOM)のVSモード
 A練習モード
 Bトライアルモード
 が搭載されています。

 Bに関しては、「三分間で何人敵を倒せるか」
 「定められた額のお金を如何に短時間で集めるか」
 「必殺技、奥義技を封じられた条件で、敵を何秒で倒せるか」
 「三十人組み手」「百人組み手」等に挑戦するモード。
 全部で20種目ですが、良い成績は、リプレイを鑑賞出来、更にネットランキングに登録することも出来ます。

 また「ショップ」では、戦いで得たお金を貯めた後で、キャラのコスチューム、格闘場面の選択権を買ったり出来ます。
 しかし、これだけだったら普通のゲーム。
 システムボイス、壁紙に始まり、「トレが」…これは次の項目で^^;
 全てのキャラに対して壁紙やシステムボイス、裏話等があるので、すでに鉄腕がっちゅファンディスクを内包しているかのようなゲームです。


<特典について>
 さて、大体にしてゲームを買うときは、色々な店で、違う特典がついてくるものです。
 が、この鉄腕がっちゅはそれが著しいです。

 ファンクラブ通販、ソフマップ、メッセサンオー、げっちゅ屋等などで、違う特典がついてくるのですが、「トレが」というものがついてきます。
 どういうものかというと、「トレーディングがっちゅみりみり放送局」の略。
 前述のショップで、がっちゅみりみり放送局番外編(鉄腕がっちゅの裏話など)の聴く権利を買うことができるのです。
 この「トレが」は、全部で23種類!
 多いですね。
 が!
 ゲーム中のお金を貯めることだけではこれを聴くことができないのです。
 これを聴くためには、他にプラグインファイルが必要なのですが、この個別のプラグインファイルが、各特典なのです。
 ですから、ファンクラブ通販で買った人は、その特典を、他の人のソフマップ特典とかとネットで交換したりすることができるのです。
 ちなみに、この交換はすたじおみりすが公認しています。


<音声>
 女性キャラ、男性キャラともにフルボイス。
 このゲームの声優陣の豪華さに対して言及を避けては通れません。
 児玉さとみさん、カンザキカナリさん、御園生メイさん、北都南さん、榎津まおさん、長崎みなみさん、金田まひるさん、一色ヒカルさん、理多さん、草柳順子さん、一条和矢さん、ヤマモトヒロフミさん、原西きひろさん、鳩野比奈さん、鳥居花音さん、茶谷やすらさん、大野まりなさん、藤咲かおりさん、夏川菜々美さん、本条真琴さん、伊藤瞳子さん、吉川華生さん、上戸琉さん。

 どうですか、この面子!もうお祭りです^^;
 上記の方全ての人が、「トレが」にて裏話を語ってくれます。


<音楽>
 音楽は20曲ですが、そのうち4曲が歌入り。
 その4曲のボーカルが、児玉さとみさん、カンザキカナリさん、御園生メイさん、長崎みなみさん、理多さん、とやっぱり豪華!
 (1曲に2人以上がボーカルを務めている歌も!)
 そのうち、長崎みなみさんが歌う「最強!ミラクルおねいさん!」は、電波たっぷりで良い感じです。
 聴き続けると軽く洗脳されそうです^^;


<原画・CGなど>
 原画はKEGさん。
 CGは綺麗で、しかも立ち絵などは表情やポーズがコロコロ変わり、見ていて飽きないです。

 また、メッセージウインドウですが、このゲームは独特です。
 普通のゲームは一律して真四角なのですが、このゲームでは、漫画の吹き出しのようにウインドウの形が変わります
 ウインドウ枠が丸になったり、ひし形っぽくなったり…。
 これにより、各キャラの喋っている声の表情がプレイヤーに顕著に伝わってきます。
 叫んでいるときのウィンドウの形がギザギザになったり、とか。
 でも欲を言えば、ウィンドウは半透明になっていると良かったかと。
 ウィンドウは真っ白で、ウインドウで見えなくなってるCGの部分が結構ありましたからね。


<感想>
 とりあえず一言…面白かった^^;
 いや、エロい、とか萌えた、とかよりも前に「面白い」。
 ストーリーでは、好戦的なキャラが罵り合ったり、落とし入れるために陰謀を張り巡らせたり、適度に(?)常軌を逸した行動が秀逸だったり…。
 キャラの性格がはっきりしていて、それは電波キャラだったり、2重人格だったり、からかわれキャラだったり…。
 そういった性格がハッキリしているキャラ達のドタバタは面白いものです^^;
 それに加えて、2ちゃん用語が随所に散りばめられていて、ニヤリとさせられたり。
 と、思ったら漫画やアニメ等のパロディが突然出てきて思わず吹き出したりします。
 それが、ジョジョやるろ剣といったメジャーなところから(すたじおみりすはジャンプネタが好きですからねぇ)他のアーケード格闘ゲームのネタから、江古田シスターズといったマニアック(失礼^^;)なネタまで搭載されています。

 また、鉄腕がっちゅの方針の一つが「無駄に豪華」
 アケミやマリカと言った主キャラクラス以外の有象無象の「戦闘員」の声にも、鳥居花音さんや一条和矢さんなどの、豪華声優さんが割り当てられていて、しかもこの有象無象の戦闘員キャラボイスが総勢12人。
 この辺は他のメーカーの追随を許さない、という感じです。

 さらに格闘シーンでは、簡単な操作でサクサク進めるので、コントローラーではなく、キーボードでも十分遊べます。
 その反面、体力がゼロでも全く勝負できるし、反対に体力100パーセントでもいきなり死ぬこともあるので、タイムトライアル等は運に左右されることもあります。
 が!オマケのシステム音声や壁紙を使ったり、裏話を聴くためには、ゲームを沢山やって「ゲーム中のお金」を貯める必要があるので、やり込み度は十分高いと思います。
 もちろん、動きは滑らかであり、違和感はありません。
 そして、相手を攻撃した時に、「ばき」とか「どか」とか攻撃した音が、文字となって漫画チックに表現されます。

 また、格闘場面にのみ労力が結集されているわけではなく、裏話搭載、ストーリーも面白い、という感じなので、良いのではないのでしょうか。
 まぁ、格闘パートにてアーケードやコンシューマー版並の満足のいくモノを求めるのは野暮というものでしょう。
 その代わり、可愛い声等がつくというのが18禁ゲームのアイデンティティでしょう。


<エッチシーン>
 まぁ…、エッチシーンを期待してこのゲームを買う人はいないでしょう。
 期待しないで買ったら、やっぱり期待しないで良かった^^;
 エッチシーンの大部分は、格闘の勝者が敗者を陵辱する、というもの。
 陵辱といっても、陵辱を行う者が女性だという事なので、そんなにヒドいシーンは無いです。
 挿入場面が全部で2シーンしかないのですが、どちらもその相手は純粋な男性ではないのです。
 1シーンは、まおまおの魔法によってフタナリになったアケミがまおまおに襲い掛かる。
 2シーン目は…、内緒で^^;
 ソフ倫が改定されたので「ちんこ」という語は結構出てきますが、総じてエッチシーンは薄いです。


<10点満点での総合評価>
 7.5点
 声優ファン、コメディーファンは買っても良いと思いますが、そうでなければあまりお奨めできないかも。
 ハマればとことんプレイできるゲームだと思います。


お気に入りのキャラ:まおまおとキンタ…でもほどんどのキャラが好きです^^;
最後に一言:「人を選ぶゲームですが、がちゅみりリスナーは買って損はないです。喫茶みりすSLG希望!」