黒髪少女隊    (たろんなーどさんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル 黒髪少女隊 amazon associates
▼ ブランド はにぃぽっと
▼ ジャンル ドキ★ドキ学園ラブコメディADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/02/04
▼ 購入   黒髪少女隊 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり(Hシーンだけでなく全シーンあり)
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  79+1(オートセーブ)個
【 エンディング数 】  12個
【メディアレス起動】  可


<あ・ら・す・じ>
 進学先に悩む主人公、緒図薫に送られてきた一通の手紙。
 それは彼女の叔母が理事を務める学園に入学しないかと言うものだった。
 単身で彼がやってきた学園の寮で見たのは、女性ばかりの寮。
 そう、彼女が入学した逢諒学園はなんと女学校だった。
 一緒に住んでいた祖父に啖呵を切って出てきた手前もあり、また学園長の勧めもあって、女学園に通うことになるのであった。


<キャラクター紹介>
雲根 菖蒲(くもね あやめ) CV:北条明日香
 逢諒学園最上級の六年生で、学園内の組織「黒髪少女隊」の御小姓様(リーダー)。
 学園の女生徒からの人気も高い和風美人。
 基本的には清楚でおしとやかだが、時折天然ボケと黒さを見せるときもある。

天津袖 紫苑(あまつそで しおん) CV:須本綾奈
 逢諒学園五年生で「黒髪少女隊」の「護身刀」を務める少女。
 真剣や木刀のみならず、棒状のものであれば何を振るっても凄腕の剣士。
 無口で愛想はなく、女生徒からは「男役」として人気が高い。
 
妹背 撫子(いもせ なでしこ) CV:平野響子
 逢諒学園三年生で「黒髪少女隊」の「神乙女」。
 神乙女神社の巫女でもあり、「蛟」と呼ばれる神獣を扱う。
 子供っぽい雰囲気を持っており、薫に色々とちょっかいをかけて来る。

中御門 雅(なかみかど みやび) CV:北都南
 逢諒学園四年生で「黒髪少女隊」の「傀儡舞」。
 メイドの名家(?)の出身で、機械弄りを好み、様々な発明をしている。
 主人公の身の回りの世話をしているが、発明の実験台にすることも。

三瀬院 蘭子(さんぜいん らんこ) CV:海原エレナ
 逢諒学園六年生で学園生徒会「紅牡丹会」の会長(学生会長)。
 何かと「黒髪少女隊」、特に菖蒲を敵視し、張り合うも返り討ちにあう。
 高飛車で強気だが学園の秩序を守る矜持も持つ。ただし、菖蒲の名前を聞くと冷静さを欠く。

久世 愛花(くぜ あいか) CV:海原エレナ
 主人公、薫のクラスメートで薫と共にクラスの学生会代表。
 おとなしい性格で、育ちが良くないということでいじめられている。
 転校してすぐに守ってくれた薫とは親友になる。

山本 静(やまもと しず) CV:夏目 みく
 蘭子の腹心で山本技研のご令嬢。
 本人も発明を好み、雅をライバル視している。
 蘭子に心酔しており、黒髪少女隊の前に立ちはだかる。

緒図 薫(おず かおる)主人公・リネーム不可
 逢諒学園に転校してきた男子。なので常に女装している。
 「黒髪少女隊」のメンバーにはそのことを知られており便宜を図ってもらっている。
 基本的には押しに弱い性格で、興奮すると鼻血が出やすい。


このホームページははにぃぽっとより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権ははにぃぽっとに帰属します。



<システム周り>(ver.1.1)
 修正ファイルが出ています。バグフィックスのほか、外伝シナリオが追加されますので、当てておきましょう。
 また、それ以外にも環境によっては幾つか不具合があり、それに対するパッチも公開されています。
 それぞれの症状によって違いますので、発生した場合は当てて下さい。

 基本的には選択肢型のAVG。
 外伝シナリオに一部初代ウィザー○リィ風味の3Dダンジョン(しかも線画のみ)がありますが、基本的にはAVG。
 詳しいシステム周りは上記参照。

 このゲームは通ってきたルートをフローチャートモードで表示し、その中では自由に行き来できるシステムにあります。
 これを行きつ戻りつしないと回収できないCG、エンディングなどもあり、難易度はやや高めです。
 とはいえ、ドコから分岐できるかなどは示されていますので、幾つかある引っ掛けに気づけばそこまででは無いですが、CGコンプは少し大変です。
 プレイ時間はフルコンプまで40時間程度。
 ただ、引っ掛けやら、ダンジョン攻略とかも含めてですし、基本的にはメインルートは一本道なので声を全部聞いて15〜20時間前後といったところでしょうか。
 チョット幅が広いのはダンジョンやルーレット(Hシーンの項で書きます)のせいで、プレイ時間が計り難いこともありますので。
 ちなみに、私の場合、コンプまでは60時間近く掛かってます^^;

 システム回りはやや使いにくさが目に付きます。
 特にセーブは場面ごとに、その最初からロードというやり方なのですが、それが結構大胆なきり方なので、場所によっては結構前に戻されたりして少し気になりました。
 また、セーブ&ロード画面からは右クリックでは戻れず、「キャンセル」を押さないといけないつくりもやや不親切。
 オートモード使用時にセリフが終る前に次のメッセージへ行こうとする際は基本的に2回クリックしないとダメなのも気になることろ。
 さらに、スキップ時でも一部画面効果が省略されず、あまつさえクリックしないと先に進まない画面効果などもある、と言うことでシステム周りにおいては、余り褒められないのは致し方ないことかと。
 基本的なシステムは揃っているけど使いにくい…という感じです。

 しかし、それを補っているのはフローチャートモード。
 分岐が多く、ED条件も分かりにくいこのゲームでは、このモードを見つつ、エンディング確認や分岐確認、更にHシーン以外も含めた全ての通ったシーンの回想にも使える便利仕様。
 これがないとやっていけません^^;


<音声>
 女性のみフルボイス。
 とはいえ、お嬢様学園と言う設定上、男性は主人公含めても3、4人程度しか出てきませんので、ほぼ登場人物フルボイスと言ってよいかと。
 私としては基本的にコメディ色の強い作品は、男性もフルボイスが望ましいと思っていますが、この作品については上記の理由により余り気になりませんでした。
 主人公はセリフが多いので、出来れば声を入れて欲しかったですが…、まぁ、これは個人的なことなので^^;

 とはいえ、声の入っている分に関しては、非常にレベルの高い演技をされています。
 脇役を含めると一人二役、三役やられている方も居られますが、きちんと演じ分けており、感情の入れ方なども非常に良かったです。
 まぁ、声優陣の名前を見て分かるとおり、日常会話、Hシーンとも声では期待して良いでしょう。
 実際期待通りか、期待以上の出来ですしね^^;


<音楽>
 全16曲。うちボーカル曲は1曲。ED「朝色〜Mornig Shock〜」(Vo.平野響子)。
 ボーカル曲は少し古めなノリの良いアイドルソング風ポップス。
 一言で言えば、いかにも声優サンが歌っていますという風とも言えます^^;
 ボーカルが伸び切れていなかったりする部分もありますが、シンプルな音と独特の伸びを見せる歌詞の入れ方は悪くないです。
 余りエンディング風と言う感じではなく、むしろプロモーション用としていい感じでした。

 音周りは曲調などもシンプルな感じで、こちらも少し「古い」印象を受ける曲が多いです。
 使いどころも含めて、古めのAVGかRPGのような曲調が目立ちました。
 80年代後半〜90年代前半くらいのゲーム音楽が好きなら良い感じかと思います。
 「紅牡丹会のテーマ」などはファンタジー系の城のテーマのようですが、荘厳さを出しているというような中に独特の軽さがあって結構お気に入りです。

 曲数は少ないですが、使いどころは悪くないですし、それほど不足は感じません。
 またBGMに登録されていない曲も使われていましたが、こちらの曲数までは未確認です。
 出来自体はオーソドックスですが、場面には良くあっていました。

 また、効果音は種類豊富で色々あって、楽しかったです。
 机をたたいてコップが揺れる音とか、バックに星が散る時のキラキラ音とか細かいところも含めていい感じでした。
 Hシーンは打ち付けるときの破裂音的なものぐらいですがね^^;


<CG>
 原画は舛館俊秀氏。やや絵柄が古い感じではありますが、非常に安定した絵をかかれる方ですね。
 絵柄的には今の流行と言うわけでは無いですが、全体的にオーソドックスでバランスが良く、CGの構図、ポーズに関わらずほとんどブレがなく安定しているのは素晴らしいです。
 ただ、キャラの顔などの描き分けは少し出来ていないように見える部分もありますが、そういった面ではコミカルなディフォルメ絵や表情の付けかたの巧みさ、カットインCGでカバーしていると思います。
 全般的にお勧めできる絵だと思います。

 塗りはややアニメ的な光沢の強さと、はっきりした部分が前に出た塗り方ですね。
 好みの問題ですが、この原色を強調するタイプの塗りは好き嫌いが別れるかと思います。

 背景は比較的丁寧で、光沢が抑え目なところもあり、シンプルながら良い感じです。
 ただ、個人的印象としては寮内とか学校内がお嬢様学園っぽくない絵があるのは気になりました。
 塗りだけでなく、背景の描写・小道具まで地味と言うか、やや普通に見えてしまいます。

 CG枚数は差分を含まず112枚。
 さらに、CG回想に登録されないカットインなども多数有り、ボリューム的には十分な出来。
 コメディ部分の一発ネタにもCGを惜しまぬ姿勢は好感が持てます♪


<Hシーン>
 シーン数は登録されるものが17。1キャラあたり1〜3シーンです。
 テキストのみのHシーンの他、メインキャラには一つづつプレイを選択する形式のHシーンがあります。
 (正常位、バック、フェラ、パイズリ、アナルなど発射位置を選択可)
 そのお陰もあり、メインクラスのキャラは基本的なシチュを抑えています。
 この声優陣であれば全キャラにフェラシーンがあることは喜ぶべきことかと^^;

 反面、変わったシチュは少なく、足コキとレズが少々ある程度。
 特に、お嬢様学園と言う舞台にレズシーンを期待していた方には残念な出来と言えるでしょう。
 内容については和姦オンリーです。

 また、独特のシステムはHシーンにもあり、一つがループ音声
 これはフィニッシュ間近になるとテキストボックスが消えて左クリックで音声&効果音が(音声はランダムで何種類かあります)鳴り、右クリックでフィニッシュになるというシステム。
 Hシーンを自分の持続具合に合わせてカスタマイズと言う風味ですが、反面オートクリックが効かなくなってしまうのでそのあたりは微妙かもしれません。

 もう一つは孕ませルーレット
 発射後ルーレットが出現し、これをクリックして巧く孕ませないと先に進めないというつくりは、試みとしては面白いですし、目押しできるほどに遅くも出来るので割と簡単で面白いです。
 ただし、巧く命中させられないと何度も同じHシーンを見る羽目になり子作りに励むもなかなか出来ない夫婦の悲哀を味わうことに^^;

 ややシーン自体が短めですので、実用度的には疑問も残りますが、声優陣も人気実力共に兼ね備えた方々ですし、キャラが気に入れば(そしてシステムが使いこなせれば)実用度はあると思います。
 ただ、個人的にはフィニッシュ時にキラキラと(効果音付で)星が飛び、発射した場所から同心円状にホワイトアウトという演出はギャグにしか思えません。
 そこだけレディースコミックのようなノリなのは何故?


<感想>
 上でも書いたように、ただのAVGでは終らない工夫が随所に見える独特の雰囲気です。
 ネタと言うか、外伝シナリオ一つのためにダンジョンまで作ってしまうコダワリには感銘すら覚えますほどの作りこみ具合です。
 また、前半はコメディメインで展開していきますが、CG、効果音、フォントなどを非常に多用して笑わせようと言う姿勢が見え、更にはシステム周りですら笑いを取りに行く姿勢も含め、非常に丁寧さを感じて良い感じでした。
 まぁ、何故その作りこみをシステム面に向けてくれなかったのかと言う突っ込みもあるにはありますが^^;

 ただ、全体的に、音や絵、塗りやシナリオも含めてやや古めかしい感じです。
 具体的に言えばDOS時代のエロゲーと言う感覚なので敢えて合わせているのかもしれません。
 しかし、さすがにそこまでのコダワリだとしたら嬉しくないかと^^;
 やはりシステムは使いやすくして頂けると嬉しいですね。

 そんなわけでシナリオ、テキストのノリもやや古め。
 私は最近「お嬢様学園」ブームの火付け役になったあの小説は読んだこと無いので分かりませんが、少なくともこういう学園でないことだけは間違いないと思います^^;
 一応設定上は「ごきげんよう」とか挨拶をするようなお嬢様学園ですが、どちらかと言うと80年代ライトノベルやDOS時代後期〜WIN95時代のエロゲーのドタバタコメディ的学園そのものではないかと。
 パロディ自体も「ゲームセンター○らし」や「ミスター○っ子」など古めのネタが多い気がします^^;
 (懐かしい人には懐かしいですが^^;)
 個人的にはこういうノリは結構好きですが、やはり人を選んでしまうのは仕方のない部分かと思います。

 シナリオ自体は、後半意外にシリアスなシナリオになります。
 急展開と言う訳でもなく、きちんと伏線は張っていますし、張った伏線はきちんと回収しているあたり、オーソドックスながらまとまっていて良いと思います。
 ただ、基本的には伝奇的な部分が前に来ているので、「気」や「術」を使えばナンデモアリ的なファンタジー設定全開ですので、見ようによってはご都合主義に見えなくもないです。
 また、エンディングも続編に続く!的なものも有り、最後まですっきりと行かないのも今ひとつといえるかもしれません。
 ただ、個人的印象としてはこれは続編をと言うよりはそういう余韻を残して終らせるという感じだと思いますし、その方が綺麗に解釈できる終わり方ではないかと思います。

 トータルで言ってドタバタコメディはレベルが高いです。
 上で書いたようなパロディネタはそれほど多く無く、きちんと多数のキャラが会話で笑いを演出し、CG、効果音、システムで助ける作りこみは評価したいですし、きちんと結果も出ています。
 ただ、倍角フォントはチョット使いすぎかも……。
 全体的な雰囲気が古めなので、その辺のセンスが合わない方にはオススメしにくいです。
 逆にDOSゲー的なノリを懐かしむ方、興味はあるという方には十分お勧めできる出来だと思います。
 ただ、お嬢様学園と言う設定には期待してはいけません^^;


<10点満点での総合評価>
 7点
 オールドスタイルが気にいれば良い作品、声優人も安心。
 そしてシステムの使いにくさに我慢できればお薦め。


お気に入りのキャラ:妹背撫子
最後に一言:「久々にダンジョンのマッピングなんてしましたね〜。……攻略しがいのあるAVGって好きです♪」









   まじかる☆ている    (ひびきさんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル まじかる☆ている
▼ ブランド ぱてぃしえ
▼ ジャンル 魔法学院アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/11/19
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  なし
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり、ホイール対応)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  45個
【 エンディング数 】  7個
【メディアレス起動】  可


<ストーリー>
 ここは、私達の住む世界とちょっとだけ違う世界‥‥。
 とある王国の片田舎、街道沿いの小さな町。
 魔法学院ハイクラスに通っている主人公・ルシアンは、魔法剣士を目指して日々破壊活動を続けているのでした。
 ある日、幼馴染で同級生のシュナが血相を変えてルシアンのところにやってきました。
 「ルシアン! 女の子たち見なかった!?」
 「ちょっと目を離した隙にいなくなったの! お願い、一緒に探して!」
 どうやら、シュナが教育実習で受け持っている女の子たち4人がいなくなったらしいのです。
 二人は女の子たちが向かったと思われる世界樹の木の中腹まで追いかけてきました。
 そこで、シュナとルシアンを待ち受けていたのは、なんとナイトメアだったのです。
 女の子たちはナイトメアに気絶させられていました。
 腕に覚えのあるルシアンはナイトメアに戦いを挑み、なんとか退散させました。
 その後、女の子たちと一緒に気絶していたシュナが目を覚まし不思議そうに声をかけてきました。
 「ボク、何処からきたの?」
 びっくりしたルシアンは慌てて剣に自分の顔を映してみました。
 「なんじゃ! こりゃぁ!」
 そこには、どうみてもプリクラスぐらいの年齢になっている自分が映っていたので


<キャラクター紹介>
シュナ CV:長崎みなみ
 (魔法学院ハイクラス)
 元気ハツラツなドジっ娘。
 ルシアンが小さくなった事に気づかないで、行方不明になったと思いこんでいる。
 ルシアンを含めたプリクラスで教育実習中。
 実はさびしがり屋で、ルシアンを想って一人で……。

沙々(さしゃ) CV:夏目みく
 (魔法学院プリクラス)
 魔族の血を引く女の子。
 定期的に人間の血を飲まないと倒れてしまう。
 そんな時、ルシアンに目をつけて、せがむようになる。
 実は契約により血をもらう度に言うことを1つきかないといけない。
 なんと、その間の彼女の記憶はなくなってしまうのだ。
 ルシアン、毎回どんなHな事をしてもらおうかと、頭を悩ませている。

ファーファ CV:北都南
 (魔法学院プリクラス)
 ふわふわとした性格ですぐ泣く。
 と思いきやなだめたり褒めたりすると、ケロッと機嫌を直す、非常に素直な女の子。
 本人によると、以前の記憶を無くしているらしい。
 そのせいか他の大部分の六年生と上手く接する事ができない。

レン CV:内野ぽち
 (魔法学院プリクラス)
 由緒ある、魔道士の家計で育った。
 沙々とは実は仲良しなのだが。自分が由緒正しい家計の生まれというプライドからなかなか素直になれない。
 が、本心ではとても大切な親友だと思っている。
 高等白魔法科の学校に入るため、「がり勉」と噂されるほど勉強している。

ティアナ CV:理多
 (魔法学院プリクラス)
 無口で何を考えているのか想像できない子。
 時々発する言葉には素っ頓狂な事をも含んでいる事が多い。
 が、たまにキツイ事を言ってくる。
 ルシアンに対する想いもよくわからないがとりあえず、いいおもちゃができたとは考えているようだ。

アリア CV:榊るな
 (魔法用具店主)
 魔法学院御用達の用具店の店主。
 長い間、魔法用具店の店番をしていて、実の所、いつ頃から魔法用具店の店番をしているか誰も知らない。
 もしかしたらエルフなんじゃないかという噂も。
 外見は、とても美女で子供達から非常に人気がある。


このホームページはぱてぃしえより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はぱてぃしえに帰属します。



<購入理由>
 北都南さん、長崎みなみさん、理多さん…、えぇー声買いです^^;
 期待していますよ♪
 あとCGも綺麗でしたし、発売前からチェックしていました。


<ゲームの概要>
 オーソドックスなADV。
 魔法が日常茶飯事なファンタジー世界が舞台です。
 呪いを掛けられたルシアンが、それぞれ悩みや影を持った女の子と日々を過ごし、自分にある問題点や、理不尽な「運命」と戦っていきます。


<システム補足>
 インストール形態はフルインストールのみで、約610MB必要です。
 一度インストールしたら、次からはCD挿入しなくてもOKです。
 フルスクリーンにすると、少し画面が重くなるかもしれません。
 (私の環境ではそう感じましたが、これは私のスペックに問題があるかもしれません)

 珍しいことにこのゲーム、シーン再生の鑑賞モードがありません。
 まぁ確かにエッチシーンに期待して買った訳ではないですけど…、やはり残念。

 セーブ時にはサムネイルは生成されませんが、セーブ時のウインドウの中のテキスト文章が保存されます。


<音楽・音声>
 女性キャラはフルボイスで、声優陣は上記参照。
 全員ロリなので、皆さん声が高い高い^^;
 特に北都南さん、どこから声出してるんだろう、て感じの声です^^;
 実力声優さんの名もあるように安心して聴くことが出来ます。
 ただ…、台詞中に「ぐるるるるー」とか「ぴゅいー」とか出てくるのですが、その文字のまま台詞として読まれてるのがちょっと不自然だったような気がします。

 また、ピー音。
 胸に7つの傷がある男が使う奥義である技、「北○神拳」をティアナが呟く台詞がありますが、これを「ほくまるしんけん」と読んでいます。
 要するに、台詞中にピー音は入らないであろうことを予感させます。
 この辺は<エッチシーン>の項で…。

 音楽は全部で20曲。うち1曲がボーカル入りの曲です。
 暖かみのある曲が目立ちました。
 エッチシーンのときに決まって流れる「H」て曲ですけど、エロティックな訳ではありません。
 とても平和的な曲で、「幾多の困難や問題を乗り越えてようやく彼女と関係を持てた」といったことを祝福してくれるかのような曲です。
 作品の雰囲気を盛り上げる良いBGMでした。


<原画・CGなど>
 原画は、てぃんくるさん。
 CGは淡く丁寧で好印象を受けます。
 キャラは、ロリで、つるぺたで、胴体に比べ顔が少々大きい感じを受けます。
 まぁ、ロリですから^^;

 また、CGは主人公の視点からですが、極端なほど主人公の顔はおろか、腕や足も描写されていません。
 手首より先が描かれているCGが少しだけ見受けられる程度。
 エッチシーンにおいてもそれは例外ではなく、ヒロインの体を触っている描写もありませんでした。
 ホントにキャラ萌えをコンセプトにしてるんですねぇ。
 なお、フェラチオシーンなどでは、主人公のナニは半透明色で描写されています。

 そのかわり、ヒロインと正面からカメラ目線で接するCGが多かったです。
 ファーファが満面の笑みで主人公にぬいぐるみを渡そうとするCGなどはかなりお気に入りです。

 ちなみに、ヒロイン達は「6年生」だそうです。
 我々の世界で言ったら「6年生」といったら○学生ですからこのヒロイン達は倫理に違反する事になりますが、あくまでこのゲームの世界はファンタジー!
 きっと外見が幼くても、「6年生」でも立派な成人なんでしょう、ビバ!ファンタジー!
 ちなみにゲーム中、シュナ先生がこの子達にお酒を勧める場面がありますが、一応この娘たち断ります。
 「シュナ先生、いいの?酔っ払っちゃって」
 「そうですよ、それに私たち、み…」
 「それ以上言ったらゲーム倫理に触れるわよ」
 というネタも…。
 何でもありですね^^;


<エッチシーン>
 ほとんどが純愛エッチです。
 レズも3Pもないです。
 それでもシチュエーション的にえっちぃ場面はあります。
 オナニーのお手伝いや、一緒にお風呂に入ってモヤモヤしてきたら、お姉さんキャラに体を触るようねだられたり。
 と思いきや裸にスライムがくっつき、それを主人公が剥がすなんて場面も。

 とりあえず、「おちんちん」という言葉にはピー音がつきません。
 ペニス、クリトリスなんてのは出てきますが、これにもピー音なし。
 それなのに「男の子の棒が女の子のアソコに出たり入ったり擦れて気持ちいいよぉ〜」などと、消しを必要としない台詞が出てくるのはいったい…。

 ただ、エッチシーンにあまり期待しないで買いましたが、「まんざらでもない」という感じでした。


<感想>
 全体的にテンポが良くサクサクと進めることが出来ます。
 選択肢がかなり出てきますが、どれを選べばエンディングまでいけるかは割と簡単に分かると思います。

 メインヒロインは飽くまでシュナ先生でしょうが、激ロリなファーファが大活躍^^;
 「ファーファさんはだっこだっこ生物が大好きなのです、ふひひ♪」
 「や〜だ、や〜だ、ファーファこわいのやぁだぁ〜。ルシたん、おうちへ帰る〜」
 「ファーファさんは怒ってしまいました。ぷっぷくぷー」
 激ロリ、そしてワガママ、でも激萌え!^^;
 こういうキャラにキレてしまうようなら、このゲームは買わない方が良いかもしれません。
 逆に、
 「こんな世間知らずな純粋無垢な子は放っておけん!」
 とある種の使命感(偽善的な使命感でも^^;)を感じるようなら今すぐこのゲームを買いましょう^^;
 要するに、沙々、レン、ファーファといった生意気妹キャラをどのように感じるかで、このゲームに対する評価は随分変わると思います。
 まぁ筆者は「カワエエ」と思わず唇の端を上げてしまったので、このゲームを高評価している訳なのです^^;

 ゲームの前半はそういったロリキャラと会話を交え日々を面白く過ごし(結構トボけた会話や行動が楽しかったりします)、自分の悩みと苦しみながら向かい合っているヒロイン達の一面を見つつ、物語は佳境に入っていきます。
 程々に伏線も入ってます。
 自分の父親の死の謎は?
 自分に呪いをかけた奴はどこにいるのか?
 自分やヒロイン達の運命は?
 そんなこんなを乗り越えた暁には、色々なエンディングが待っていることでしょう。


<10点満点での総合評価>
 7点
 普通のADVにファンタジーとロリと萌えを組み込んだゲームだと思います。
 ファーファに激萌えしたので、この点数にしてみました


お気に入りのキャラ:ファーファ…儚く危い雰囲気にやられました。ほんと北都南さんの声に弱いなぁ^^;
最後に一言:「後半は意外としんみりとする展開が待っています。」