最終試験くじら    (GPさんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル 最終試験くじら amazon associates
▼ ブランド CIRCUS
▼ ジャンル 不条理ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/12/23
▼ 購入   最終試験くじら 初回限定版 / マウスパッド付通常版
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり(Hシーンだけでなく全シーンあり)
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  79+1(オートセーブ)個
【 エンディング数 】  12個


<ストーリー>
 夏降る雪 冬鳴く蝉…。
 くじらの浮かぶ街…日常の中の非日常。
 あり得ないはずの光景が見慣れていく。
 不思議な街で起こる、かなり不思議な…それでいてせつなく美しいお話…。

 それが「最終試験くじら」。

 旅芸人である少年は、山陰地方のとある街で公演するためにやってくる。
 その街はどこか郷愁を誘う田舎街。
 しかし、この街には他にはない特徴がある。
 それは、街の上空に常にくじらが浮かんでいる事。
 少年はこの街でどんな出会いをするのだろうか…。


<キャラクター紹介>
くじらの少女
 物語全体のキーを握る、無垢で清楚なイメージのある不思議な少女。
 旅芸人の興行のために安武市を訪れた主人公は、“くじらの見える丘”で彼女と出会うことになる。

御影仁菜
 主人公が通うことになった榛名学園の先輩。
 なんと空を飛ぶ事ができるが、『飛ぶ』といっても自由意志で飛べるのは1メートル足らずで、ほとんどの場合は暴走して、自分の意志とは関係なしに飛んでしまう。
 囲からは奇異の目で見られ、親からは厄介者扱いされている。

榛原胡桃
 榛名学園の新聞部の部長。ジャーナリストであった本当の父親が失踪してしまっているため、自分もジャーナリズムを志している。
 この地方の特産である焼き物を作る職人の家の娘であり、将来は家を継ぐ事を嘱望されているが、家を継ぐ事にわだかまりがある。
 明るく人懐っこく、世話好きな性格。

夢前春香
 主人公の義妹。お兄ちゃん大好きっ子で、常にいっしょにいたいと思っているがなかなか積極的になれないでいる。
 自分でも分からない抵抗力があり、なぜかなかなか睦の事を“お兄ちゃん”と呼ぶことができない。
 体は強い方ではないが、大の芝居好きで、いつか憧れの兄といっしょの舞台に立ちたいと努力している。

茂木美佳
 安武市の名士・茂木家の次女で、茂木優佳とは双子の姉妹。
 女として扱われるのがイヤな反面、おしとやかな女の人に憧れたりもすることに悩んでいる。
 久遠寺一座の舞台を見たときに、女形姿の睦(睦姫)に一目惚れしてしまう。
 しかし、それが自分が殴った相手だと判明した時から、彼女の苦悩がはじまっていく……。

茂木優佳
 妹の美佳が女形を演じていた主人公に興味を示したのを見て、自分も興味を覚えていく。
 最初は、双子である事を利用して悪戯半分で彼と接していたが、そのうちに本気になっていく。
 ちょっとずれたところがある、不思議な感じのお姉さん。


このホームページはCIRCUSより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はCIRCUSに帰属します。



<概要>
 サーカスのADV。
 空にくじらが浮かぶ町で、旅芸人の主人公、久遠寺睦(くおんじむつみ)がヒロインとの恋愛を通して不可思議な世界を体験していく姿を描いた作品。


<システム補足>
 詳しくは上記参照。
 オートモードがありませんが、それ以外はバグも無く使いやすいシステムです。
 シーン回想がHシーンだけでなく全シーンにあるのはこの手の作品には有難いです。

 発売一ヵ月後の今も修正ファイル等はありません。


<音楽・音声>
 全48曲(歌は6曲)。
 作品の雰囲気に合った静かで、幻想的な曲が多いです。
 曲自体の良さもありますが、使うタイミングが非常に上手いですね。
 特に4曲ある挿入歌はいずれも「ここぞ」という場面で使ってくるので、プレーヤーも「ここが山場だ」と感じやすく、また雰囲気作りにも貢献しています。
 個人的なお気に入りはOPテーマの「ディアノイア」と挿入歌の一つ「モンタージュ」です。 

 音声は女性キャラのみフルボイス。
 女性キャラの演技はまったく問題は無いのですが、男性キャラに一人もボイスなしというのは非常に残念。
 本作のようなストーリー重視の作品はあまり「安っぽさ」は感じさせない方が良いと思うのですが…。
 しかし「女性のみフルボイス」とか「パートボイス」というのはどうしても安っぽい印象を与えやすいですから、男性キャラの出番の多い本作では(最低限久遠寺一座のスタッフと友人の誠一郎には)ボイスが欲しかったです。
 CIRCUS名物(?)のリメイク版ではぜひ主人公以外はフルボイスにして頂きたいものです。
 (いえ完成度は高いのですが、恒例行事みたいにリメイクとか発売されるので…)


<CG>
 原画担当は秋蕎麦さん、かゆらゆかさん、かどつかささん。
 非常に綺麗で、どのキャラも美少女揃いですが、原画担当が三人もいるのでそれぞれのタッチの差が気になる人には気になるかもしれません。

 枚数は差分抜きで丁度100枚(差分込みで約220枚)。
 数だけ見れば十分と思いますが、ヒロイン7人、プレー時間20時間の読むADVの本作にはちょっと足りない…かな?
 それなりの山場や見せ場においてもあまりCGは使われてないので、実際の枚数より少ない印象を受けてしまいます。

 OPのアニメーションはかなりの出来で、これだけでも一見の価値があります。
 公式サイトでダウンロードできるので興味ある方は是非♪


<内容>
 現代の田舎町の不思議な世界を舞台にした純愛モノです。
 製作チームは違いますが同メーカーの代表作「水夏」や「ダ・カーポ」と同じ路線だと思って間違いはないでしょう。

 ゲーム形式は普通のADVで、共通パートの第一部で選択肢を選び、第二部でヒロインの個別シナリオに入ります。
 第一部は、ほのぼのな学園ラブコメ。
 特別印象的な出来事はありませんが、可愛いヒロインと個性的なサブキャラ達との日常を丁寧に描いています。
 純愛モノはまず「魅力的なキャラとの楽しいやり取り」という部分を描いて、主人公やヒロインにある程度思い入れを持たせることが大事ですが、本作でもその辺はしっかりと意識されています。

 第二部はヒロイン個別シナリオで、ストーリーもシリアスになります。
 ここでもいきなりシリアスな本題には移らず、まず(第二部の)前半で主人公とヒロインの日常を描いています。
 後半でどんなに感動的なことが起こっても主人公やヒロインにある程度情や思い入れが移らないと感動もしにくいですから、やはりヒロインとの日常の楽しさを描いてプレーヤーに思い入れを持たせる期間は必要でしょう。
 その点本作の構成は純愛モノとしては正解だと思います。

 二部後半のシリアスなストーリーは、ヒロインによって展開がかなり分かれます。
 人一人の命が関わるものや、世界崩壊レベルの話があったと思えば、そんな大げさなものは一切関係ない普通の話もあり、本当にヒロインによって様々です。
 この辺は「ダ・カ―ポ」に似てますね。
 ですから、攻略順によっては話のスケールの大きさについていけなくなったり、逆に普通すぎて拍子抜けしたりすることがあるかもしれません。
 あくまで筆者の個人的なお奨めですが、胡桃(最初もしくは春香の後)⇒茂木姉妹⇒仁菜⇒春香⇒→くじらの少女⇒隠しキャラの順でやると比較的良いかと思います。

 二部後半は、今までとは打って変わってシリアスに、ヒロインによってはファンタジー(^^;)にもなりますが、前半でそれなりに伏線を張ってるのでシリアスに移ってもそれほど急な感じはしないでしょう。
 ファンタジー部分も、そもそも舞台が「くじらの浮かぶ街」ですし、ストーリー全体においてどこか不思議な雰囲気を漂わせているので、こちらもそれほど急な感じはしないはずです。
 特別斬新な展開もありませんが、それまでの展開で主人公やヒロインに情を移す時間をしっかり確保していたので、素直に感動は出来ると思います。

 ただヒロインによってはかなり難解な展開があり(特に春香やくじらの少女)、評価が分かれるでしょう。
 本作は全体的にCG数が少ない(実際はそうではないですがそう感じる)ので、必然的にテキストの描写が中心になるのですが、わざと説明を少なくしてプレーヤーの想像に任せる仕組みになっています。
 …はっきり言って、分かり難い(つД`)
 この辺も「水夏」や「ダ・カ―ポ」に似ています。
 確かにプレーヤーの想像に任せるという手法はありますが、そういうのは基本的に微妙で細かい表現ができるメディアが適しています。
 ところがゲーム、特に2次元CGを使うADVは、映画などと違って細やかな表現には向きません。
 ですから、ADVゲームの場合はわかりやすく、むしろ「語りすぎ」位の表現が丁度いいと思うのですが、本作はその逆を行っています。
 どんなに感動的なイベントも、今そこで何が起こってるのかプレーヤーがわかってないと意味がありません。
 ここら辺は個人差があると思いますし、こういう手法を気に入っている方もいると思いますが、少なくても筆者はそう思いました。

 あるいは、こういう難しさをストーリーに入れたいのなら、もっと演出を凝るべきだったと思います。
 本作の演出は音楽面では結構凝っていて、挿入歌のタイミングなどはかなり効果的なのですが、ビジュアル面がそれに追いついていません。
 本作は結構な山場でもCGが少なく、表現するのはあまりバリエーションのない立絵とテキストだけ…。
 日常のイベントと見た目が大差ないので、せっかくの山場も、感動やインパクトはいまいちに感じ、非常に勿体無いです。
 本作のようなわかりにくく難しい話でも、山場の演出がしっかりしていれば、その雰囲気だけでプレーヤーを引き込むことができ、仮に話が良くわからなくても満足感を与えられたはずです。(要するに「なんだかよくわからないけど何かよかった」と言う気持ち^^;)
 「ダ・カーポ」など、その辺は結構しっかりしてましたが、本作ではあまり感じられませんでした。

 最後はかなり批判的になってしまいましたが、全体の出来はかなりのものだと思います。
 特に前半部分でキャラの魅力を掘り下げて楽しい日常を描き、主人公とヒロインにしっかり思い入れを持たせる時間を作ったのは非常に評価出来ます。
 あとは後半の難解さが評価の分かれるところでしょう。
 ここが特に気にならなかったり、あるいは話の意味が理解できれば高評価になるでしょうし、逆にこの難解さが気になってしまうと全体的にすっきりせずに低い評価になるでしょう。
 因みに筆者は、本作のような純愛モノは「ヒロインとの楽しい日常」が何より大事だと思ってるので(本当に個人的な意見ですが)、評価はかなり高いです。
 この辺は本当に人それぞれでしょう。


<キャラクター>
 攻略ヒロインは7人(一人は隠しキャラ)。
 よくいる萌えキャラタイプが多いですが、ストーリー中で丁寧に掘り下げられていたので、それぞれの個性や背景が確立されていたのは良かったと思います。

久遠寺 睦(くおんじむつみ)
 主人公。旅の劇団一座の看板俳優で女形。
 主人公の女装はエロゲーでは珍しくないですが、女形というのは結構珍しいかと。
 それにしても彼の女形姿はどのヒロインよりも美人だと思うのは筆者だけでしょうか^^;

榛原 胡桃(はいばらくるみ) CV:成瀬未亜さん
 主人公のクラスメートの眼鏡っ娘。ジャーナリスト志望で新聞部長。
 主人公が転校してきて最初の知り合いとなる。
 好奇心旺盛で、行動的、主人公とも積極的に関わろうとしています。
 筆者の個人的なお気に入りで、そもそも本作の購入理由が公式サイトで見た彼女の海辺でのCGが気に入ったからです。
 主人公との馬鹿なやり取りが好きです^^;

御影 仁菜(みかげにいな) CV:榊原ゆいさん
 白川さやか(水夏)、水越萌(ダ・カーポ)に続くCIRCUS名物(^^;)頼りない年上。
 主人公の先輩で、料理部に所属、少しだけ空を飛ぶことが出来ます。
 見た目は完全なロリだけど実は年上…、というところが非常にそそります。
 ワンピース姿が特に可愛いです。

夢前 春香(ゆめさきはるか) CV:神村ひなさん
 茜(水夏)、朝倉音夢(ダ・カーポ)に続くCIRCUS名物(^^;)やきもち妬きな妹。
 引っ込み思案でブラコンでやきもち妬きの、典型的なエロゲーの妹ですが、主人公の呼び名はちょっと変わっていて「にぃさま」。
 普通の「お兄ちゃん」よりもグッと来るのは筆者だけでしょうか^^;?

茂木 美佳(もてぎみか) CV:海原エレナさん
 主人公の先輩で財閥のお嬢様。双子姉妹の妹。
 明るく活発、でもおしとやかで何でもできる姉にひそかな劣等感を持つ、という姉妹モノの王道を行くキャラ。
 スケールの大きな話ではないですが、個人的には彼女のシナリオはかなり好きです。

茂木 優佳(もてぎゆうか) CV:海原エレナさん
 美佳の双子の姉。
 活発な妹に比べおっとりとしていて上品、妹より一枚上手とこれまた姉妹の王道を行くキャラ。
 悪戯っぽい微笑みがいかにもな感じで好きです。


<エロ>
 絵1枚1枚が綺麗で、結構エロいのもあるのですが、枚数が足りません。
 前戯シーンはCGなしで、テキストのみというのはいくらなんでも少ないのではないかと。
 あと1シーンが短いです。
 挿入からわずか10クリックで果てるのはかなり早いです。
 もうちょっとがんばってよ、睦君…。。
 CGは少ないし、1シーンは短いし、テキストもあっさり、エロに期待はしない方がよいでしょう。


<10点満点での総合評価>
 8点
 OPアニメや音楽のクオリティは高く、ストーリーも萌えあり、感動あり、で純愛モノとしてきっちり仕上げた作品。
 もう少し演出にこだわるともっと良い作品になったと思いますが、この辺はリメイク版…じゃなかった次回作に期待しましょう^^;
 ただ、ストーリーの難解さや終わり方はかなり評価が分かれそうです。
 人によっては6点くらいの評価も出るかも…。
 そう考えると7〜7.5点くらいがよさそうですが、本作は筆者が個人的に気に入っているので、やはり8点ということで^^;


お気に入りのキャラ:榛原胡桃…何故か彼女は購入前からお気に入り、生まれて初めて眼鏡っ娘に萌えました。
最後に一言:「これだけの作品が作れるのですから、次もリメイクやファンディスクではなく完全新作をお願いします。」









   Pure×Cure    (Mr.Tさんのレビュー)   評価: 8.5 
▼ タイトル Pure×Cure
▼ ブランド チュアブルソフト
▼ ジャンル 保健室純愛ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/02/11
▼ 購入   Pure×Cure / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  98個
【 エンディング数 】  --個
【 メディアレス起動 】  可


<ストーリー>
 かつての学び舎である、「姫奈学園」へ養護教諭として赴任することとなった主人公「米倉広海」。
 在学中、密かに思いを寄せていたクラスメートの女の子「橘ゆずり」を学内の事故で失った広海は、何も出来なかった自分を悔やみ、養護教諭となり母校に戻ってきた。
 そこでゆずりの妹である果林と出会う。
 他にも、委員長、不登校学生、サボり魔、留学生、病弱なお嬢様、幼なじみであり先輩でもある女教師と、一癖あるキャラクターが主人公の元に集まってくる。
 保健室という少しだけ特殊な場所を中心とした新たな出会いや再会・人間関係を通じて、広海が本当の意味で人を癒せるか、そして自分自身の心を過去から解き放てるかを描く。


このホームページはチュアブルソフトより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はチュアブルソフトに帰属します。



<購入動機>
 発売発表から気になってました。
 HPを訪問したりしてチェック!
 そこでプレイした体験版が面白かったから購入に踏み切りました。


<システム>
 上記参照^^;
 なお修正ファイルがあります。
 基本的なところは押さえてありますが、メッセージスキップが未読も出来ればもっと良かったと思います。
 あとは私のパソコンでは、ちょっと重かったかな?という印象があります。

 しかし2周目以降もプレイしやすい設計になっているのはとても親切ですね。
 1周目をクリアしたらオープニングが変わるところとかハッとさせられました。

 診察モードという保健室の先生の仕事をするパートがあるのですが、問題数が多くて楽しめました。
 (診察モード:保健室を訪れる学生たちの怪我や悩みの問題を、3択クイズ形式で解決していきます)


<音楽>
 耳に残る曲というのは正直ありませんでしたがゲームをしていて無視できない存在でした。
 シナリオを引き立てるスパイスとしてかなり良い感じです。

 ヴォーカル曲は3曲。オープニング(別バージョンあり)とエンディング用。
 オープニングは月乃役の計名さやかさんが歌っています。
 可愛くて個人的に良い感じです。
 曲自体はまぁまぁなんですがね^^;
 もっと作詞作曲が良ければと思ってしまいます。
 エンディング時は登場ヒロイン全員での合唱となっています。
 ゲーム終了の余韻を感じさせる、良い感じでゲームを終らせる良い曲でした。


<音声>
 声優さんは正直かじった程度にしか知らないので、なんとも言い難いのですが、初めて名前を聞く人ばかりでした。
 しかし演技に不満はなく、シナリオの中に引き込んでくれるような魅力的な方ばかりでした。
 声的には、西原翔子役の小林和実さんが個性的な声で好きでした。翔子役にぴったり!って感じでした。
 あと橘ゆずり役の山貴みずさんも色っぽさがあって凄い好きです。
 (Hシーンがないのが悔やまれます…)


<CG>
 原画はぎん太さん。
 けっこう癖があるとは思いますが、純愛シナリオ…というかこのゲームには合っていると思います。
 立ち絵も豊富で、服装が季節ごとに変わるのはポイント高いです。
 たまに髪をくくってるキャラが髪を下ろしてたりするのも個人的にかなり○!
 身体のラインも上手く書かれていて、女の子の柔らかさが良く表現されていました。
 何気にオヤジキャラもけっこう味があったりして、すっかりファンに^^;

 最初見た時はちょっと違和感がありましたけど、ゲームを進めていく内にどんどん好きになる絵柄でした。


<感想>
 ゲームはオーソドックスなアドベンチャー形式で、シナリオはプロローグに始まり第1話・第2話…という形式。
 短く区切りながらもきちんと起承転結があり、テンポ良く進んでいきます。

 話しは前半で母校へ養護教諭として赴任することとなった主人公とヒロイン達との明るく楽しい交流。
 後半、各ヒロインルートに入ってからは、ヒロインの悩みや問題をシリアス調に描き…となっています。
 どのヒロインでも最後は問題が解決してすっきりと爽快に終ることが出来ます。

 このゲームは今まで私がプレイした中で、一番キャラが確立しているゲームでした。
 各ヒロインのルートに入っても、そのヒロインだけしか登場しなかったり、極端にクローズアップされるのではなく、友達同士で助けあったり支えあったりする様子がしっかりと書かれています。
 そのためシナリオに深みがあり、日常生活というか学校の雰囲気が良く伝わってきます。

 また、キャラ同士の掛け合いが凄く巧みに書かれており、序盤は一度体験版でプレイしたにもかかわらず、楽しく読むことがで出来ました。
 そのキャラだけを書いている訳ではないのに、そのキャラがちゃんと立っているので、非常に読みやすく、シナリオライターさんの力量に感心します。
 盛り上がる所ではしっかり盛り上がり、落とすところではしっかり落とすという、ほのぼの純愛系のお手本みたいなシナリオでした。

 更にサブキャラの使い方が上手いです。
 サブキャラと言えどもしっかりと確立されており、ヒロイン達を盛り上げ、とても愛着が湧きます。

 ただ主人公がちょっと頼りないキャラなので、少しやきもきするシーンがあるかも…。
 とにかく魅力的なキャラクター達が溢れていてそれらが非常に上手く活かされているシナリオでした。


お気に入りのキャラ:祐一(遙南のパパ)・橘ゆずり・神楽坂月乃
最後に一言:「ほのぼの純愛系が好きな人は是非に♪









   ゆりね    (K.O.さんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル ゆりね〜おねえさまがおしえてくれた〜
▼ ブランド CAGE(ケージ)
▼ ジャンル 百合系女装主人公アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2005/02/11
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  50〜無限大
【 エンディング数 】  5個(BAD含まず)
【 メディアレス起動 】  可


<ストーリー>
 突然の姉の死。
 その事実を受け入れられず心を病んでしまった母親は、主人公を姉「奈月」と思い込むようになる。
 主人公もその母に合わせるままに奈月を演じ、言われるがままに母の母校である全寮制の女学園「桃百合学園」に「鷹森奈月」として編入する。

 桃百合学園は有名な「お嬢様校」で、大企業の重役や政治家、官僚などの娘が多く通っており、その中には、日本の経済界を牛耳ると言われる「神倉財閥」の直系「神倉紗耶香」もいた。
 容姿端麗品行方正にして学力優秀でスポーツも万能という非の打ち所のないお嬢様紗耶香は全校生徒の憧れの的であり、「奈月」もまた紗耶香に憧れの気持ちを抱いていた。

 奈月が桃百合に編入して数ヶ月経ったある日、奈月は憧れの紗耶香に自分が男であることを知られてしまう。
 うろたえる奈月だが、紗耶香は自分の言うことを何でも聞くなら誰にもばらさないと言う。
 どうすることも出来ず頷く奈月に下された最初の命令は、紗耶香の事を「おねえさま」と呼ぶことだった。

 紗耶香を取り巻く様々な思惑に、奈月は否応なく巻き込まれていく――。


<キャラクター紹介>
鷹森奈月(たかもり・なつき)CV.まきいづみ
 本編の主人公♂。
 誰にでも優しく親切だが、裏を返せば自分が嫌われるのが怖いタイプ。
 押しに弱く、誰か頼りになる人がいるとその人に判断を委ねる。

神倉紗耶香(かみくら・さやか)CV.海原エレナ
 お姉さま。お嬢様。上級生。
 品行方正で学力も折り紙つきで、運動神経もいい。
 非の打ち所のない完璧超人。
 物心ついたころから自分を厳しく律して生きてきている。
 誰からも憧れられるリーダー的存在だが、近寄りがたい存在でもある。
 ひそかに『紗耶香御前』と呼ばれている。

関屋光琉(せきや・ひかる)CV.清水香
 お兄様系お姉さま。上級生。
 紗耶香のルームメイトで親友。スポーツ万能で気さくで面倒見がよく人望がある。
 紗耶香と光琉で全校生徒から「ベストカップル」とみなされ、下級生には『光の君』と呼ばれている。
 斜に構えたような発言をするので教師受けはあまりよくない。

久慈川カレン(くじがわ・かれん)CV.秋月まい
 ルームメイト。同級生。明るく楽しいムードメーカー。
 ハーフで、外見はまるっきり外人だが、生まれも育ちも日本のため中身はまるっきり日本人でインチキ外人のふりが持ちネタ。
 スキンシップが好きでよく奈月に抱きついてくる。
 ペットにモモンガの『スーさん』を飼っている。

二ノ宮凛、蘭(にのみや・りん、らん)CV.凛:榊るな、蘭:文月かな
 下級生で紗耶香の従姉妹にあたる双子の姉妹。
 人懐っこいが気まぐれで、周りの人間が唖然とすることもしばしば。
 髪の長いほうが凛、短いほうが蘭。

神倉渚(かみくら・なぎさ)CV.野上奈々
 下級生。
 紗耶香の妹で生まれつき心臓が弱く、学園内にある医務棟の一室から通っている。
 物静かなタイプの上、欠席も多いので友達が少ない。


このホームページはCAGE(ケージ)より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はCAGE(ケージ)に帰属します。



<購入動機>
 女装主人公でロリ風味とくれば…衝動買いです^^;


<システム補足>
 詳しくは上記参照^^;
 音声とテキストが食い違っている箇所がある、鑑賞モードで一部CGがサムネイル表示されない等の不具合があるので修正ファイルをあてることをお勧めします。
 その他、CPU使用率調整、マウス右ボタン・ホイールのカスタマイズが可能です。


<音楽・音声>
 音声は全キャラフルボイス。
 ヒロインは全員ロリですが、キャラのイメージにあった声優さんがキャストされ、良い仕事をしていると思います。
 有名声優さんが演じられているので、安心して聴いていられます。

 BGMは作品の雰囲気を盛り上げていると思います。
 ボーカル曲はEDのみでOPがないのが少し残念です。


<CG>
 CGはさすがに上手です。
 伝統というか、基本というか…、胸も何も無い幼児体系ですが、代わりに萌えがあると^^;
 キャラはまさに「ろりぷに」といった感じで、髪も独特ですが、こちらの方が絵にあっていると思います。
 まぁ、まるっきり幼○園児でこれを18歳以上といいきるあたりには感心させられます^^;

 そのほとんどがHシーンに使われているので日常部分が少々寂しげに感じます。
 もう少し枚数があった方が…と思わずにはいられません。
 CG枚数は差分含まず80枚です。


<Hシーン>
 過去に女装キャラが出ている作品を何作かリリースしているだけあって、Hシーンについてはほぼ言うことなしです。
 (主人公がまず可愛い^^;)
 大体和姦で、一部陵辱もあります。
 特筆すべきは主人公が受けのシーンが多いことでしょうか(性格もありますが)。
 女装とはいえ攻めに回ってしまうゲームの方が多い気がしますが、女装した男の子が女の子に攻められるのが好きという方にはもってこいです^^;
 ピー音付きとはいえ、淫語を連発してくれるのもナイス(o゜▽゜)o
 ただ、一部で背徳感が薄かったのが残念なところでしょうが…。


<シナリオ>
 ストーリーやキャラ紹介からも分かりますが、シリアスなシナリオです。
 中々どうして一本筋の通ったものじゃあないですか!
 エロ目的で買った為、嬉しい誤算でありました。

 序盤は割とほのぼのとしていますが中〜終盤にかけてはシリアスな展開が多く、二ノ宮姉妹がいい味出していて、とても楽しめました。
 特に良かったのが神倉紗耶香と関屋光琉ルート。
 ヒロインが主人公を好きになるのにはそれなりの理由があるのだよ…と感じることが出来ます。
 (昨今のエロゲーは無条件で何のとりえも無い主人公が好きと言うのはねー…)
 そして彼女の好意を素直に受け入れられず苦悩する主人公と、ヒロインらの複雑な御家事情。
 ちょっと重いかな…とは思いましたが、楽しめました。

 しかし、難点もあります。
 シナリオによってはエンディング付近で拍子抜けしてしまうものもあり、所により細部が疎かになっています。(カレンルートとか)
 また、ボリュームが少なく、結構早めにコンプ出来るのもマイナス要因ですね。


<総評>
 エロは十分、シナリオは細部が足らないのが残念といった感じです。
 全体を通してテーマが一貫している為、細部とエンディングをもっと煮詰めて欲しかったと思います。


<10点満点での総合評価>
 7点
 属性が合えば8点でしょうか。


お気に入りのキャラ:関屋光琉…二ノ宮姉妹もいいですが、この性格には勝てません^^;
最後に一言:「 いい意味で番狂わせを食らいました。ごっつぁんです。」