魔法はあめいろ?    (GPさんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル 魔法はあめいろ? amazon associates
▼ ブランド シリウス
▼ ジャンル チェリッシュ・ラブAVG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/12/03
▼ 購入   魔法はあめいろ? /オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  256個
【 エンディング数 】  --個


<ストーリー>
 ちょっとした“能力”を持つ教育実習生の筧朔太郎は、実習初日の朝、3人の少女に呼び止められる。
 そのうちふたりは能力者の「寄合」で顔見知りの能力者、そしてもうひとりは見覚えのない一般人の少女。
 しかし能力のことを知るはずのないその一般人の少女が、朔太郎に「魔法を教えてください」とせがんだことから物語ははじまり……。

 6月の雨降る傘の下、魔法のように芽生えた恋心を育むチェリッシュ・ラブ・アドベンチャー。


このホームページはシリウスより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はシリウスに帰属します。



<概要>
 「One and Only」、「まいにち好きして」などで有名なシリウスの作品。
 ちょっと不思議な力を持つ主人公が、教育実習先で知り合った三人の女生徒たちの恋愛とその三人の友情を描いた恋愛ADV。


<システム補足>
 ADVに必要な機能は一通り揃っており、問題なくプレイできます。
 本作はボリュームの割に選択肢が多いので、選択肢リターン機能は有難いでしょう。
 ディスクレス起動も有難いです。
 ただHDD必要容量がフルインストールで要3GBと大きめなのが少々つらいかもしれません。(筆者のようなノートPCは特に)

 修正ファイルがあります。細かいところを少し直してるようです。


<CG> 
 原画はシリウスお馴染みのミヤスリサさん。
 「まいにち好きして」の頃は、可愛いものの、かなりクセの強い個性的なタッチで、エロゲーとしては好き嫌いが分かれる絵でした。
 しかし本作では可愛さや個性はそのままで、クセがかなり無くなり、万人向けの絵になってます。
 それでもまだ好みの問題上多少好き嫌いは分かれそうですが、今までに比べ、大きなクオリティの向上と言えるでしょう。

 そしてもう一つ特筆すべきなのが、胸。
 心情描写という意味ではではなく胸そのもの、早い話が乳です。
 ミヤスリサさんの描かれる胸は非常にやわらかそうで本当にエロいです^^;
 おもわずディスプレイに手を伸ばしたくなるような(実際は伸ばしてませんよ、いや本当ですって^^;)見事な胸は必見です。
 また胸そのものもさることながら、服ごしの描写も非常に上手いです。
 よく「脱いだら凄いんです」と言いますが本作の場合は「脱がなくてもすごい(脱いだらもっとすごい)^^;」
 制服や体操服ごしでも十分に胸の存在感があります。
 本作はそんなエロい胸やカラダと可愛い容姿のギャップが非常にそそります。
 「顔は少女、カラダはオンナ」、なんか非常にオヤジくさい表現ですが、可愛さとエロさの両立した本作の絵にはまさにこの言葉がぴったりでしょう。

 枚数は鑑賞モードには172枚とありますがこれは差分込みの数で、差分抜きの枚数は約80枚です。


<音楽・音声>
 13曲プラス歌が1曲。作品の雰囲気に沿った明るくほのぼのした曲がほとんどです。
 主題歌の「Do you know the magic?」が個人的にはお気に入りです。
 
 ヒロインのみフルボイスですが、本作は主人公とヒロイン4人以外のキャラはほとんど出てこないので、特に不自然だったり、手抜きな印象は受けないでしょう。
 ひよこ、環、花苗の三人組の個性の違いを意識した演技は非常に良かったと思います。


<キャラクター> 
 攻略ヒロインは4人、これの主人公を加えた5人が実質的な登場人物です。
 少ないですがストーリー中でしっかりそれぞれのキャラクターが描かれています。
 ミヤスリサさんの絵とあいまってとても可愛いヒロインぞろいです。

・筧 朔太郎(かけいさくたろう)
 主人公。ちょっとした不思議な能力の使える教育実習生。
 時折見せる子供っぽい軽率で不用意な言動や不器用な行動が「人間味あふれ親近感がもてる」と感じるか、「幼稚、ヘタレ」と感じるかで好き嫌いが分かれそうです。
 個人的には前者で、この作品にはこんなキャラがあっていたかな、とは思うのですが…。

・甘宮 ひよこ(あまみやひよこ) CV:吉川華生さん
 三人組の中のムードメーカー。加速的なマシンガントークが特徴的。実はお嬢様。
 いつも明るく元気、でも実はそれは孤独な自己を防衛するための自己欺瞞、と可愛らしさといじらしさを両方備えた姿が最高です。
 バンザイしたとき、胸に目を向けてしまうのは筆者だけでしょうか?

・菊菱 花苗(きくびしかなえ) CV:瑞希早苗さん
 三人組の中のペースメーカー。無口で無表情なマイペース少女。感情が高ぶると花を出してしまう。
 ボソッとした口調が可愛いです。他の3人と違って彼女は貧乳ですが、ミヤスリサさんの絵は貧乳の描き方も上手く、これはこれで非常にそそります^^;

・久我 環(くがたまき) CV:紬叶慧さん。
 三人組の中のゲームメーカー。大人びた性格でしっかり物の世話焼き。
 普段はちょっと怒り気味な態度をとりながらも、それは単に意地っ張りなだけで、時折見せる笑顔や驚いた顔が非常にかわいい、と早い話が「ツンデレラ」。
 性格はツンデレラ、見た目は童顔で小柄でも一番の巨乳とそれぞれのギャップが非常にそそります^^;

・恵美(えみ) CV:小林和実さん
 主人公の実習先の教師で、主人公の指導教官。恵美は苗字で、下の名前は教えたがらない。
 物腰柔らかなおっとりした女性。細やかな気配りで生徒からも人気がある。
 地味な服装が好みらしいですが、彼女の場合はそれがかえってエロくていいです^^;


<内容>
 「エロゲーADVにおいて最も重要なものは何か」この問いに皆様はどうお考えでしょうか?
 ストーリーか、エロか、はたまたキャラ萌えか?
 エロゲーファンの間いまだ決着のつかぬこの論争、無論答えは「どれも素晴らしいのが理想」に決まってますが、なかなかそうはいかないのがエロゲーの現状。 
 そんな中で発売された本作「魔法はあめいろ?」。
 一見典型的な萌えゲーですが、メーカーはエロにも定評のあるシリウス。
 ひょっとしたら本作はストーリーもエロも萌えも充実した作品かも、果たして真相はいかに?(無意味に大げさな出だしですみません)

 ゲーム形式は学園ADV。
 教育実習に来た主人公とひよこ、環、花苗の三人の女生徒との恋愛を描いた学園モノです。
 ストーリーは教育実習期間の2週間という比較的短い期間ながら、一日一日を丁寧に描くことによって短さや物足りなさを感じさせません。
 何か特別インパクトのあるイベントが起こるわけでもなく、舞台も学校の一部屋とひよこのマンション内と狭い範囲ながらも、可愛いキャラクターとの明るくほのぼのとした日常会話は、読んでて非常に楽しいでしょう。
 普通恋愛モノだと、個別シナリオに入ると主人公とそのシナリオのヒロインだけの話になりがちですが、本作ではそんなことは無く、三人組の他の二人も十分に話に絡んでいます。
 どのシナリオにおいても、三人それぞれが協力し合い助け合うストーリーは、本作のテーマの一つ「女の友情」も十分に描ききったものと言えます。

 テキストはちょっと回りくどい表現や、やたらと飛び交うアカデミックな単語が人によっては鼻についていしまうかもしれません。
 筆者の場合、前者はともかく後者がちょっと気になりました。
 エロゲーで神学大全の著者アクィナスだの言われてもなんのことやら…。
 (まぁ、「アンタ(筆者)に教養が無いだけだろ」と言われればそれまでですが^^;)
 特筆すべき点はありませんが、丁寧な描写と楽しい日常会話、雰囲気は明るくほのぼのした上質の学園ストーリーです。

 キャラクターも数は少ないものの、ミヤスリサさんの可愛い絵で萌え要素は十分。
 内面的な部分もストーリーの中で丁寧に描かれた魅力的なヒロインばかり。
 主人公の性格がちょっと好き嫌い分かれそうですが、ストーリーに劣らずキャラクターのレベルも非常に高いです。

 以上のようにストーリーやキャラ萌え、ここまではいいんです、問題は…。
 そう、エロ、エロなんです。
 エロゲーがエロゲーたる証、人類繁栄には無くてはならない、人間の根源たるエロティシズム!
 本作ではそれが今一歩なのです。
 決してエロが手抜きなわけではありません。むしろ純愛モノにしてはエロい方です。
 しかし、「One and Only」「まいにち好きして」といった過去の作品に比べると明らかにパワーダウンしています。
 「まいにち好きして」では50回近くあったHシーンが今回はたったの10回!
 世の中にはHシーンが全部で2回という作品もあるので決して少ないわけでもなく、また一回一回は非常に丁寧なので、人によっては本作みたいなHの方が良いと思うでしょう。
 とはいっても10回と言うのは多いとは言えず、アブノーマルなプレーもなく、「まいにち好きして」のようなありえないくらいの精液描写も無く、とやはりエロはパワーダウンしてるといえるでしょう。

 もし本作のエロが「まいにち好きして」並だったら「ストーリーもキャラ萌えもエロも全てにおいてバランスの良い作品」となったでしょうが、本作くらいのエロだと、「全体的にちょっと中途半端な作品」と感じてしまいます。
 では「ストーリー中心の作品」か…とは本作の場合ちょっと言いにくいです。
 確かに上質なストーリーですが、特別感動や手に汗握る展開があるわけではなく、笑いの要素なども少なく、この作品ならではというものが本作のストーリーにはありません。
 また萌え重視のいわゆる「萌えゲー」ともちょっと違います。
 確かに本作のキャラは皆可愛いです。
 しかし、本物の萌えゲーなどに比べて、キャラ数は少なく、萌えを意識した狙ったようなイベントも少ないです。
 それがかえって過度な不自然さを感じさせられなくていい場合もありますが、それでもやはり「萌えゲー」とは言いにくいでしょう。
 結局本作は何かに特化した作品ではなくバランスを目指した作品になるのでしょうが、それだとエロが物足りない…ここが非常に残念です。

 本作は「バランスがよい」(それでもこう思うプレイヤーは多いと思います)と感じるか、「中途半端」と感じるかで、評価は大きく分かれるでしょう。
 因みに筆者の個人的な感想は後者です。元々筆者は本作にはエロを期待していました。
 プレー中も、ピュアな友情を育むヒロイン三人に対して「話なんかいいからさっさとエロをはじめろ」などと邪で穢れた思惑を抱いてたくらいです。(エロゲープレーヤーとしてはそれほど間違ってるとは思いませんが…汗)
 よって思ったよりエロの薄かった本作はちょっと中途半端かな、と思ってしまいました。
 この辺はプレーヤーによって評価の分かれ目だと思います。


<10点満点での総合評価>
 7点
 プレー前にこの作品に何を期待していたかによって評価は分かれると思います。
 ストーリー、萌えを重点的に期待してたなら、良質なストーリーと萌え、意外なエロさで8点
 エロを期待してたなら、今までに比べてパワーダウンということで6点
 総合では間をとって7点ということにします。


お気に入りのキャラ:甘宮ひよこ…明るく、かわいく、いじらしい彼女が一番です^^;
最後に一言:「よ〜く考えよう♪エロスは大事だよ〜♪…エロければ文句ない作品だったのに。」









   真章 幻夢館    (バロンさんのレビュー)   評価: 8.5 
▼ タイトル 真章 幻夢館 amazon associates
▼ ブランド Ciel
▼ ジャンル ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\7,140(税抜\6,800)
▼ 発売日 2004/12/17
▼ 購入   真章 幻夢館 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  10個以上(10個ごとに追加)
【 エンディング数 】  5個(BADEND)


<商品紹介>
 「幻夢館 〜愛欲と陵辱の淫罪〜」を大幅にリメイク、完全オリジナルストーリー!!
 CD-ROM版「幻夢館 〜愛欲と陵辱の淫罪〜」(2002年3月29日発売)をベースにしつつも、キャラクター設定を変更し、完全オリジナルストーリーでリメイク。
 イベントCGもCD-ROM版・DVDPG版(2002年9月26日発売)に追加されたCG及び、今回新たに描き下ろされたCGがプラスされており、前作からのユーザーでも楽しめる作りになっています。


<変更点>
 1.前作「そらのいろ、みずのいろ」の嘘屋佐々木酒人氏による完全オリジナルストーリー。
  キャラクターの名前及び一部設定以外を全て変更、CD-ROM版とはまったく異なるストーリーが展開!
  シナリオボリュームやHの濃密度もCD-ROM版に比べ大幅にアップ!!
 2.音声も全て新規に録り下ろし。
 3.追加イベントCG
  CD-ROM版に加え、DVDPG版の追加CG、更に新規CGがプラス!
 4.CG解像度変更
  CD-ROM版の640*480から、800*600に変更。Tony氏の絵をより高画質に鑑賞可能!
 5.新たに主題歌及び、追加BGM!
 6.初回製造版特典
  新主題歌や旧主題歌及びBGMを収録したサウンドトラックCD。
  さらにCD-ROM版やDVDPG版、OVA版で描かれたTony氏のイラスト20枚以上を収録したイラストレーションBOOK
  (A5サイズ ブックカバー付きの豪華仕様、32ページ以上を予定)が付属。


<ストーリー>
 ある日、木戸の勤める探偵事務所に、大阪で探偵事務所を営む師匠の班猫から、とある依頼が回されてくる。
 依頼書の文面を読んでも「当方家人の身辺警護」とあるだけで、詳しいことはなにもわからない。
 いったんは断ろうと思った木戸だったが、芽衣に押し切られる形で、依頼主のもとを訪れる。

 依頼主の住んでいるのは、山中にそびえる巨大な洋館だった。
 そこには執事の柴田、下男の今田、メイドの望、家庭教師の薫が住んでいた。
 周囲を広大な私有地に囲まれて、人の気配がまったくしない。
 早速、詳しい依頼内容を執事の柴田に問いただす木戸だったが、柴田は言を左右に濁して、依頼内容をなかなか明かしてくれない。
 っとのことで、依頼主がこの館の令嬢であることが判明するが、肝心の依頼主も、木戸の前になぜか姿を見せようとしない。

 閉塞的な状況の中、だんだんと木戸の前に、先代から続く秘密を持った館の全貌が見えてくるが…。
 はたして木戸は、因果の鎖を断ち切る闖入者なのか、それとも、館の仕掛ける淫欲の罠に取り込まれる新たな贄なのか…?


このホームページはCielより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はCielに帰属します。



<購入動機>
 Tony伝説を確かめるため^^;
 嘘屋さんのテコ入れ成功したかどうか非常に気になります。


<音楽・音声>
 音楽はサウンドトラックCDをつけるだけあって(?)結構良い出来です。
 単体で聞いても耐えられます。
 ゲームの雰囲気を盛り上げているかと。

 音声は、私は声優さんに詳しくないので知らない方ばかりですが、皆さんお上手でした。
 特にお嬢様役の柑野ミカンさんははまり役かと^^;


<感想>
 すぺじゃに共和国の中では秀作と呼べるシナリオを書いてきた嘘屋さんを投入してのテコ入れがどうなったか?
 前作をプレイしたいた人は気になるところです。
 ので買ってきました^^;

 で、実際はどうか?
 成功です!しかもかなりの出来!!
 前の内容に沿ったシナリオに、エロ強化くらいかな?と思っていたのですが、全然違います。
 選択肢も多くなり選択の幅が広がり、雰囲気の向上、ゲームとして1段も2段もランクアップしました。

 シナリオの大体の流れは一緒ですが、キャラが活きておりシナリオに溶け込んでいます。
 主人公はちょっとアウトローな頭が切れる探偵の雰囲気出ていたり、メイドさんは前にも増して魅惑的で可愛く書かれています。
 お嬢様にいたっては…と、まぁ、他人の原作をでよくここまでテコ入れ出来たなーと、嘘屋さんに感服。
 色々なタイプのエロシナリオを書いてるだけあって器用です。
 世界感も良く、妖しげな洋館の雰囲気が十分に出ていて魅惑的でした。
 シナリオはかなり読ませる内容になっているので、前作知ってる人でも、ついつい読んでいってしまい、感情移入出来るかと。

 グラフィックは、さすがはTony画伯。相変わらず綺麗さです。
 書き足されたCGも綺麗で違和感ありません。
 特にメイドさんに力が入っていて(そういう気がする)画伯の愛を感じました^^;

 H度は、通常レベルといったところ。
 嘘屋さんが手がけた「そらのいろ、みずのいろ」ほどのエロテキストではないですが、それでも標準以上の出来で、良いエロテキストでした。

 嘘屋とTony画伯とのコンビは前作とで2回目。
 Tony画伯がすぺじゃに共和国でこのまま在籍してるのであれば、もう一回はこのコンビの作品が見たいと思わせた秀作でした。


<10点満点での総合評価>
 8.5
 最初からこれが出てれば9.0以上出ていたかもしれないが、リメイク作品なだけに、減点は免れない。
 古き良き館ゲー好きで、前作をプレイしていなければかなりお薦め。
 前作プレイしてる人にもお薦めできる内容です。(その落差とか^^;)


お気に入りのキャラ:渡瀬 望
最後に一言:「トニー画伯とうとう相棒発見!?」









   魔法とHのカンケイ。    (MMさんのレビュー)   評価: 8.5 
▼ タイトル 魔法とHのカンケイ。 amazon associates
▼ ブランド ういんどみる
▼ ジャンル MAP選択型ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\6,090(税抜\5,800)
▼ 発売日 2004/11/26
▼ 購入   魔法とHのカンケイ。 /オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  80個
【 エンディング数 】  5個(BADENDは除く)


<ストーリー>
 私立鳳林学園は、ごく普通の学園だ。
 5年前に共学になったばかりの元女子校だから、学生数はいまだに女子が男子を上回るものの、他にはこれといった特徴も無い。
 部活動は文化部にやや力を入れているが、私立学園としては珍しくも無いはずだ。
 中でも特に魔法関係の研究部が盛んだが、これもまあ、よくある話と言えるだろう。
 そんな何処にでもあるような普通の学園で、俺は生徒会の書記を務めている。
 どうしてそんな面倒なことをやっているのかと言われると困るのだが、色々あってそうなった。

 三学期に入ったばかりのある日、鳳生会会長の鷺沼が俺に話を切り出した。
 「知っての通り、我が学園は文化部の部活動に大変力を入れている。それ自体は良い事だと思う。
  だから出来る事なら、部活動の資金を減らすようなことはしたくない。
  とは言っても、今の魔術関係の研究部は、いくらなんでも数が多すぎると思うんだ。」
 文化部の3割近くを占める魔術関係の研究部のうち、3年の引退後に部員が一人になってしまった部を対象にレポートを提出させ、内容次第によっては同好会へ降格、予算をカットすると言うのが鷺沼の案だった。
 レポートのテーマについて頭を悩ませる俺に、鷺沼はさらに提案する。
 「魔術と性の関係、なんてどうかな?」
 想像もしなかった過激なテーマに俺は戸惑うが、鷺沼は「魔術の歴史には常に性的な要素が絡んでいるから」と涼しい顔だ。

 結局、うやむやの内にそれがレポートのテーマに決まってしまう。
 レポートの対象者となったのは3人。
 黒魔術研究部部長にして俺の幼馴染みでもある”桃園かりん”。
 かりんと仲の良い後輩で忍術研究部部長の”風祭子猫”。
 霊術研究部部長である俺の憧れの人”姫宮亜弥乃”。
 鷺沼に仕事を押し付けられた俺は、早速3人を呼び出した。
 呼び出された3人は、レポートのテーマを聞いて真っ赤になる。
 「よ、ようするに、魔法とHの関係ってこと!?」
 「文献を調べてレポートに纏めればいいだけだって。実際にHしろって言ってるわけじゃ……」
 俺は慌てて取り繕うが、この時既に、運命の歯車(!?)は動き出していた――。
 そして、俺と彼女達の“魔法でH”な関係が幕を開ける!


このホームページはういんどみるより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はういんどみるに帰属します。



<購入動機>
 メーカー買いです。
 発売前から期待していました。
 販売価格が安いのも魅力の一つです。


<感想>
 ゲームとしては移動先(キャラ)を決めてイベントを進めていくオーソドックスなタイプ。
 キャラクタークリアーは基本的に一本道ですが、3Pを見るには他キャラクターの好感度も上げる必要あります。
 軽いノリの学園モノで、ヒロインたちと仲良くなっていくタイプの良くあるゲームですが、ヒロインは魔法と性欲の因果関係をレポートしなければならないので主人公に積極的にHな要求をしていきます。
 (う〜ん、ご都合主義万歳^^;)
 その要求の仕方もキャラごとに色々で楽しめます。
 オマケで見れるヒロイン視点から様子も、なんというか…CGに似合わぬエロエロ思考で、そのギャップが良い感じです^^;

 幼馴染のかりんは主人公スキーなので主人公のどんなことでもOK。
 持っている性癖もいやらしく、とても良い幼馴染です(ご都合主義万歳^^;)
 年下キャラの子猫はS入っていて、小さい身体で主人公を逆調教…サディストですが、なりきれてないところが可愛らしいというか…。
 憧れキャラの亜弥乃は純粋な学術としてHを見ているのですが、徐々に主人公に引かれていく感じです。
 ヒロインの中で一番大きい胸を武器に色々してきますが基本的にM性格で感じやすく…。

 ストーリーの変化は全員似たようなものですが、エロゲじゃないと表現できないようなイベントばかりです。
 しkもキャラクターやCG、性格ともホノボノしてて可愛い感じです。
 さらにコストパフォーマンスが高く、8.800円で出ているゲームよりもボリュームがあり、お買い得です。

 ただ…ただ…。
 …ハーレムが無いのが残念!


<10点満点での総合評価>
 8.5
 CG、キャラクターが気に入れば9点以上もあるでしょう。


お気に入りのキャラ:エリカ…メインヒロインでないのが残念。
最後に一言:「コストパフォーマンスはかなり高いので是非♪」