MinDeaD BlooD〜麻由と麻奈の輸血箱〜    (ひびきさんのレビュー)   評価: 8 
▼ タイトル MinDeaD BlooD〜麻由と麻奈の輸血箱〜 amazon associates
▼ ブランド ブラックサイク
▼ ジャンル ファンディスク
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\6,090(税抜\5,800)
▼ 発売日 2004/10/08
▼ 購入   MinDeaD BlooD〜麻由と麻奈の輸血箱〜 / まるごと MinDeaD BlooD
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  120個
【 エンディング数 】  10個(ゲームオーバーを除く)


<キャラクター紹介>
園原麻由(そのはらまゆ/CV・木村あやか)
 『千砂倉』の佐伯邸に住む美少女姉妹の姉。
 欲望と快楽に忠実な性格でサディスト傾向。美形好み。
 小悪魔的な性格と明るい振る舞いをするが、麻奈以外の同性には恐ろしく残虐。
 しかし、麻由の家族に言わせると、「1番人間に近い性格の吸血鬼」とのこと。

園原麻奈(そのはらまな/CV・須本綾奈)
 『千砂倉』の佐伯邸に住む美少女姉妹の妹。
 性格は穏やかで感情的になることは滅多になく、いつも麻由の後ろに隠れるように行動している。
 しずるに惹かれているが、それを口に出すような勇気はもっていない。
 反面、性的なことに関しては意外な積極性を見せ、頻繁に自室で自慰行為に耽ることがある。

榊悠香(さかきゆうか/CV・みすみ)
 『千砂倉』にやってきた吸血鬼ハンターの少女。
 まだ幼かった頃に、とある吸血鬼に母親を殺された過去を持つ。
 当時、その吸血鬼を追っていたハンター古橋により命を救われ、そのまま養女として育てられた。
 表面的には冷静で無口、無表情だが、内面はかなりの激情家。
 吸血鬼という存在そのものに激しい憎悪を抱いており、これまで一切の容赦なく彼らを闇に葬ってきた。
 今回は新たな立ち絵も追加されています。

片桐沙希 (かたぎりさき/CV・細田なな)
 もう一人のハンターにして、しずるの過去を知る女性。
 切れ長の目が特徴。ショートカットで横髪。
 強気な性格で、その想いの強さからハンターになった。
 今回は新たな立ち絵も追加されています。

佐伯ありさ(さえきありさ/CV・金田めい)
 佐伯邸のメイド。
 前作では麻由・麻奈に徹底的に嫌がらせを受けていた。
 病的に青白いが、髪は黒くロング。
 今回は新たな立ち絵も追加されています。

斉藤那津美(さいとうなつみ/CV・Yuki-Lin)
 新婚ホヤホヤの若奥様で、お姉さん的な性格。
 天然ボケっぷりが近所にも評判になっている。
 夫が単身赴任というのは18禁ゲーのお約束^^;
 立ち絵は、前作と違ったモノが使われています。

葛西今日子(かさいきょうこ/CV・相模真)
 聖ユリアン女学園の不良グループリーダーで、近寄りがたい感じの地味な美少女。
 吸血鬼が出てくる小説を読むのが好き。
 今回は、新たな立ち絵も追加されています。

篠原芳江(しのはらよしえ/CV・風音)
 千砂倉総合病院の看護師。明るく元気だが、よく失敗もする。
 前作よりもおしゃべりになっている。
 たれ目で、表情がコロコロよく変わる。
 動物好きで世話好き。
 今回は新たな立ち絵も追加されています。

アニマ(CV・みすみ)
 妖艶な雰囲気を醸し出す謎の女性。
 グラマラスでポーズなども色気がある。煽情的。

琴蕗江梨衣(ことふきえりい/CV・細田なな)
 バンド『ケルベロスガード69』のボーカリスト。
 日本人とロシア人のハーフで、かなりの美少女。
 ステージ上では、露出が派手でボンテージっぽい衣装。
 コワれる前は、良家のお嬢様です。

田上信吾(たのうえ しんご)
 今回は、最初から仮面をつけています。

Dust(だすと)
 触手生命体。

 登場人物はもっといますが、多いので絞りました。


このホームページはブラックサイクより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はブラックサイクに帰属します。



<購入理由>
 前作に強い印象を受けたため。
 まぁ次回作が出ても私は買うでしょう^^;
 田上様が今作にも登場する事を期待してます♪


<ゲームの概要>
 本作は、前作「MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜」のファンディスクです。
 本作には、
 1、アドベンチャー形式のゲーム(アナザーサイド)
 2、マイブラ資料館
 の2つから成り立っています。


<マイブラ資料館について>
 前作のCGが全て入っている、完全ネタバレの資料館です。
 前作のCGや、登場キャラを制作する過程、裏話などがてんこ盛り。
 また、制作に関わった方達の裏話や苦労話、制作秘話、採用されなかったストーリー、声優さんフリートーク、WMA形式の主題歌、壁紙などが詰まっている資料館です。
 前作、本作のネタバレが含まれているので、コンプリートしてからこの資料館を味わうのが良いかも。
 筆者は、「剣閃」「血糊」のアニメーションの制作秘話を気に入りました。

 以下は、「アドベンチャー形式のゲーム(アナザーサイド)」についての感想です。


<システム補足>
 インストール形態はフルインストールのみ。約615MB必要です。
 ゲーム中にBGMを聴く為には、CDをセットしなくてはなりません。

 セーブ画面では、その時の画面がサムネイルで保存され、次回にロードする時には分かりやすくなっております。
 選択肢が現れている時にもセーブができるようになっています。
 (また前作の修正ファイルがOHPにアップされ、前作でも、選択肢が現れている時にセーブできるようになりました)

 また、特定のエンディングをみたりして、条件を満たすと、新たなストーリーを見ることができるようになります。

 前作と比べ難易度が極端に低くなっております。
 まぁ、前作が入り組みすぎていたんですけどね^^;

 ちなみに、OHPでのアンケートに答えると、主題歌の着メロ(携帯電話)をダウンロードできるようになります。


<音楽・音声>
 女性キャラはフルボイスです。
 2キャラ分の声を担当している声優さんもかなりいらっしゃいます。
 強姦や殺人が多いこのゲームでは、必然的に叫び声が多く出てきます。

 BGMは、基本的に前作と同じBGMが使われていますが、新しいBGMあります。
 主題歌も新しいものがあります。
 ただ、前作の主題歌が初めて登場するのがアノ場面とは…(苦笑)

 「ファンディスク」故に、聴きなれた曲がどんどん出てくるので、それについて「新鮮さ」は薄れてますが、安定感はあると思います。
 ひょこっと新BGMが出てくるのも良い感じです。
 相変わらず場面場面に合ったBGMが用意されていて、場面を盛り上げる事に対して重要な役割を担っています。

 ただ、前作と同様、歌入りの曲はもうちょっと歌唱力があったらなぁと…。


<原画・CGなど>
 原画は 椎咲雛樹さん。
 瞳が大きいのが特徴で、適度にデフォルメされていて、良い感じです。
 個人的には、「瞳が大きい」CGを気に入っているので、満足です。

 上記の通り立ち絵がリニューアルされているキャラも多く、それは主人公のしずるも例外ではありません。
 ただ、リニューアルされたのは良いのですが、立ち絵がコスプレっぽくリニューアルされたキャラも居り、ちょっと不自然っぽかったかも。
 特に、榊悠香の新しい立ち絵は頂けないー(-“-;)
 大人っぽくなっているのは良いですが、元絵より太ってしまった印象を受けました。

 今作は、前回同様、いや前回よりも増して精液が迸るCGが多いです。
 強姦、輪姦、凌辱が多いこのゲームでは、「自分自信が快楽を得る行為」というよりも「女性キャラを汚す」為の行為の方が多い感じです。

 血についてですが、CG上では前作より少なくなっている気がしました。
 また、エッチシーンのCGは多いのですが、CGを是非とも用意して欲しかった非エッチシーンもありました。
 戦闘では銃弾や剣撃、血糊が飛び交うアニメーション・SEが使われていて、更に画面が激しく揺れ、迫力を楽しむ事ができました。


<エッチシーン>
 シーン鑑賞に登録されるエッチシーンは、30個。
 強姦あり、輪姦あり、純愛あり、浣腸あり、人外との行為あり、放尿あり、ドラッグを使った行為あり、拷問あり、電撃あり、破瓜あり…と様々なシーンがあります。
 純愛エッチシーンは数が少ないですね。
 凌辱、拷問、嬲りシーンが多く、ストーリーが進むにつれ凌辱の過激さは増します。

 このゲーム、放尿する場面がかなりあります。
 凌辱されて我慢しきれず…といった感じです。
 「大」まで漏らす時もあるし、嘔吐する場面もチラホラ。
 ということで、「エロい」シーンよりも「エグい」シーンの方が格段に多いです。
 (…ただし、前作よりは大人しくなってると思います)
 お尻と口をチューブで連結とかありますし^^;
 前作でもそうでしたが、「エロい」と感じるよりもそのエグさに唖然とするシーンも結構あります。
 集団フタナリとか…。

 …とは言っても、そこがマイブラの良さなのではないのかな(* ̄▽ ̄)
 ストーリーに厚みを持たせたり、プレイヤーをストーリーに巻き込むには、そういったシーンも「衝撃を与えてくれる」と言った意味で、非常に成功していると思います。

 尺は様々ですが、長いシーンが多いのではないでしょうか。
 もちろん、前作同様、放送禁止の淫語やチュパ音もフンダンに使われております。
 前作同様、エッチシーンの前後を知らないでいきなりエッチシーンを見てしまうと多分後悔するんじゃないかな…と。
 データ改造などでエッチシーンだけを見ると言ったような行為は、オススメしないです。

 前作ではエッチシーンがなかったヒロインにも、エッチシーンが用意されています。


<感想>
 前作では、吸血する過程や、支配する地域・順番などを選ぶ際、プレイヤーの「意志」を反映させる事ができました。
 しかし今作では、そのように「プレイヤーの意志」を物語に反映させにくくなりました。
 その代わり、いろいろなキャラとの物語、エンディングがあります。
 前作では脇役に留まったキャラ達との純愛ハッピーエンドが複数用意されております。
 ただ、エッチシーンがないままエンディングに突入する時もあります。
 まぁ、これはラプソディーの前のプレリュードといったところでしょうか…。
 麻由との個別エンディング、麻奈との個別エンディングもあります。

 最初の方に見ることができるストーリーは、純愛エンドや短いストーリーなどですが、そのうち濃い、エグい、狂ったエッチシーンやストーリーが展開されて行きます。
 やっぱりマイラブはこうあるべきですね!
 物語が進むにつれ、エグさや狂気が増していきます。
 もちろん、田上が活躍するストーリーもありますよ^^;

 そういったショートストーリーを一通りクリアすると、「第4のメインストーリー」を読み進める事ができるようになります。
 前作の『VAMPIRE HUNTER』『過去への贖罪』『未来への旅立ち』と肩を並べる、長い物語が始まるのです。
 また、この長い物語をクリアすると、「さすがはファンディスクだな」というようなオマケ的物語をプレイする事ができます


<第4のメインストーリーについて>
 前作の3つのメインストーリーに関しては、吸血鬼という生き方を善しとしないで、愛やアイデンティティーを摸索する…。
 といった話でしたが、今作のメインストーリーは、原点に戻り「吸血鬼として、他の存在を支配していく」という形になっています。
 …壮大な純愛ストーリーは前作で描いたので、今作は「悪としての魅力」を味わっていただこうというメーカー側の目論みでしょうか^^;
 主人公七瀬しずるが、周りのヒロインを吸血して下僕にしていく過程が描かれています。
 七瀬しずるの野望が具現化した物語です。
 ただし、このルートに入ると1つの選択肢も無く、完全な一本道になります。

 また、このルートはエッチシーン・凌辱シーンの連続で構成されています。
 凌辱で快楽や恥辱を与え、相手を堕落させたり、逆に覚醒させたり…。
 吸血し下僕にする過程や、下僕になったキャラの変貌ぶりが実に良く描かれていると思います。
 下僕になってからでは、性格や信念などが豹変しますからね^^;
 なかなか堕ちないキャラを徹底的にいたぶる場面もあります。

 ただ、榊悠香に関しては、「ハンターとしてのプライド・信念」をズタズタに奪われているので、個人的にはこれはマイナス点でした。
 前作では「強い意志を持ったハンターとしての榊悠香」に感銘を受けたのですが、今作ではそれを全く覆すような台詞も出ていますからねェ…。
 …逆に考えれば、「それほどまでに強い支配力を持った七瀬しずる」の魅力を描いているかもしれません。

 主人公七瀬しずるが下僕にしたキャラも、下僕になる前とは打って変わってかなりエグい凌辱を行ったり、吸血鬼という血や淫らさを感染させたりします。
 下僕になる前のヒロインを知っているだけに、豹変したヒロインの行う行為には、余計に残虐さや淫らさを感じます。

 で、凌辱シーンですがやっぱりマイブラ。
 エグいです。グロいです^^;
 「破壊される少女」なんていうシーンもありますし^^;
 どんどんエスカレートする凌辱のエグさは、凌辱を行う者の狂気や残忍さや復讐心、嫉妬心といった「負の感情」を如実に表しているのではないでしょうか。
 そんなこんなで、実際はこの第4のメインストーリー、エッチシーン・凌辱シーンの連続なんですが、それでも「七瀬しずるが他の存在を支配していく」過程が実に良く描かれています。
 またそれだけでなく、宿敵である強大なヴァンパイアとの駆け引きや騙し合い等もスリリングに描かれています。
 気付かないうちに、自分の下僕が相手の下僕にされてたり…。

 そんな中でもストーリーは二転三転して、読んでいても全く飽きません。
 しかし、ラストくらいはストレートにいっても良かったかな?
 ちょっとエヴァっぽいと思ったのは自分だけでしょうか^^;?


<10点満点での総合評価>
 8点
 ストーリーは良く、戦闘シーンの緊張感も良いのですが、個人的には前作の方が良かった為。
 まぁ、値段が安いのでコストパフォーマンス的には満足しています。


<おすすめキャラ>
 男性キャラでは前作同様、田上
 女性キャラでは佐伯ありさ
 「メイド公開陵辱ショー」はこの女性キャラにとって、重要です。


最後に一言:「前作をコンプリートして、是非プレイしましょう!」









   グリーングリーン2    (ひびきさんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー amazon associates
▼ ブランド GROOVER
▼ ジャンル 学園恋愛ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/10/29
▼ 購入   グリーングリーン2 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  200個
【 エンディング数 】  6個(ゲームオーバーを除く)


<ストーリー>
 緑豊かな山中の異次元にぶち込まれた男子学生たちにも、今では一筋の光明があった。
 なぜなら、今年度から共学化が開始なのである!

 鐘ノ音学園には、非常に厳しい身分制度が存在する。
 「三年生=神」>「二年生=人」>「一年生=ゴミ」
 前作の主人公たちは中間的扱いの「二年生」であったが、今回の主役は最低の扱いとなる「一年生」。
 上級生の使いっ走りをさせられるのは日常茶飯事。
 お菓子を取り上げられても、すれ違いざまに殴られても、寝込みを強襲されても文句は言えない。
 入学してからこの方、平穏無事に過ぎた日が無い主人公たち一年生だが、そんな扱いにこの先一年間も黙って耐えられる訳が無い!
 こうなりゃ、可愛い彼女でも見つけて愛欲の日々を過ごしつつ、一人身の先輩どもに見せびらかしてやる。

 初めは知らない者同士、警戒しながら過ごしていたが、寮での生活を共にするうちに徐々に仲良くなり、今では好きな女の子についてお互いにしゃべったり妄想したりの、立派な鐘ノ音生徒だ。

 死ぬほど不便な学園生活だが、みんなそれなりに楽しんでいた。
 …あの日までは。

 エッ?! 経営難で? 学園が廃校に!!

 学生たちは廃校賛成派・反対派に分かれての攻防戦へ突入!
 遂には、反対派が寮を占拠し、学園内は大混乱。
 果して、鐘ノ音学園の運命は、そして主人公・豊たちの学園生活と恋の行方はどうなる?


<キャラクター紹介>
川瀬真菜
 いろんなことに一生懸命な女の子。
 基本的にドジでよく物を壊すが、それでもめげない性格。
 前向きで明るいキャラクターの為か、周囲に人を惹きつける。
 カメラが趣味なのだが、下手の横好きで一向に上手くなる気配がないことを悩んでいる。
 そもそもピントが合わせられない。

柊麻里亜
 ちょっとタカビーなお嬢様。
 噂では名家のご令嬢らしく、上品で凛々しい立ち居振舞いと、上級生にも物怖じしないまっすぐな性格で、ごく一部の学生に絶大な人気を持っている。
 取り巻きが居ないときは、一人でボーっとしている。
 学園の前時代的な野蛮さに辟易していて、何とか学園を変えたいと思っている。

丘野ひまわり
 天真爛漫でちょっと子供っぽい女の子。
 わりと天然な感じで、性格もやや幼い。
 自然がいっぱいの鐘ノ音はかなりのお気に入りで、蝶を追いかけたり花を眺めたりしている。
 母の勧めで鐘ノ音学園へやってきた。

松浦ルーシー美夏
 ハーフの帰国子女。
 国外での生活が長かった為、挨拶や感謝のキスが気軽に出てしまい、よく騒動が巻き起こる。
 豊満なボディに男子の目は釘付けだが、歳相応の恥じらいは持っており、セクハラにも敏感に反応する。
 鐘ノ音での生活に大きなギャップを感じているが、そもそも自分を「異邦人」だと考えているため、慣れる気もないらしい。
 その為「松浦さん」とか「美夏ちゃん」と呼ばれるのを嫌がる。

※その他、アホでスケベなクラスメイト(男子)や、前作にも登場した先輩や先生方など様々な登場人物が出てきます。


<ゲームの概要>
 かなりのハイテンションな感じのアドベンチャーゲーム。
 ギャグてんこ盛りで、クラスメイトとドタバタな喜劇を味わいつつ、選択肢やマップ移動をこなしてエンディングをめざします。

 「穴があったら入れたい」
 そんな言葉で頭はいっぱい。ヤリたい盛りの男子学生。
 その無限に溢れ出る情熱のほとばしりは、前作に負けず今回もヒートアップ!
 ただでさえこの閉鎖的空間の中、男ばかりで悶々としていたところに「女子学生と一緒」「一年生としての最下層生活」という、互いに全く相反するシチュエーションに囲まれて、彼らの熱い欲望は更におかしな方向へと昇り詰める!

 その他にも、新たな3バカたちが巻き起こす様々な事件やとんでもない騒動が次から次へと繰り広げられること請け合いの山奥ラブストーリー第二幕!


このホームページはGROOVERより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はGROOVERに帰属します。



<購入理由>
 キャラが活発そうで面白そうだった為、気にはなってました。
 パッケージを見た瞬間、手に取ってレジへと…^^;


<システム補足>
 インストール形態はフルインストールのみで、約1.3GB必要です。
 一度インストールしたら、次からはCDを挿入しなくてもOKです。
 必要なものは一通り揃っていて、「これが足りない!」といったものは無いです。
 ただ、細かいことですが、セーブ画面時やコンフィグ画面時に通常のゲーム画面に戻るには、「戻る」というボタンにカーソルを合わせて左クリックをしなくてはならないです。
 右クリックを押しただけでゲーム画面に戻って欲しかったかなぁ…と。

 なお、エンディングを全て見たら追加シナリオをプレイする事ができます。


<音楽・音声>
 主人公以外、男性・女性キャラ共にフルボイスです。
 男性・女性キャラどちらも安心して聴いていられます。
 それほど良い出来でした。
 ルーシーの片言日本語や轟先生の怪しい広島弁は少し不自然でしたが(^^;)、まぁ許容範囲内ですので良しとしましょう^^;

 音楽では、スピーディーな音楽が良いです。
 しんみりした場面ではしんみりした音楽が流れたりして雰囲気を盛り上げます。
 まぁ、ゲーム全体の雰囲気から言ったら、活発な場面で活発な音楽が流れる方がこのゲームには合ってますね。
 特に、タイトル画面やオープニングムービーで使われているテンポの速い音楽が好きです。
 なんか「青春を駆け抜けている」といった感じです。

 なお、ナレーションは入らず、キャラの台詞と思いだけで物語は展開されていきます。
 【主人公達は足音を立てずに寮に忍び込もうとした】
 などという解説では無く、
 「おい、豊!静かに入るんだぞ、静かに!」
 「わかってるよ」
 という風に、CGと台詞のみで物語がわかるように展開されます。
 こういう見せ方は結構好きです。
 ただ、どうしてもナレーションが必要だろうと思う場面では、キャラによる独白がその代わりとなっておりますが、延々と独白の場面が続くとかなり不自然じゃないかなと^^;


<原画・CGなど>
 原画・キャラクターデザインは、くろたま商会さん、片倉真二さん。
 CGはアニメっぽいですが、それもまた万人受けされるかと。

 立ち絵の表情、ポーズなどは結構変化し、パターンもいくつかあります。
 立ち絵が「直立不動」になってしまうのを回避させようというメーカーさんの心遣いには脱帽。
 キャラが喋っているときは口が動いたり、目がまばたきしたり、と気を使っています。
 また、個別イベントCGでの表情や動きが活き活きしてます。

 ただ、エッチシーンでは乳首がオロソカに描かれていたような気がしました。


<エッチシーン>
 全て1対1の和姦。
 エッチシーンには期待しないで下さいヽ(´∇`)/
 ソフトでノーマル。レズも3Pもありません。
 まぁ、純愛ストーリーだからその辺は当たり前ですかね。
 パイズリがあるだけでも感謝しなくてはならないんでしょう^^;
 そもそもエッチシーンを堪能するゲームでは無いと思います。


<感想>
 「青春」を絵に描いたようなストーリー。
 ドタバタなハイテンションコメディ。
 勢いある展開。
 個性的なキャラ達。
 以上のような物を内包しているのがグリーングリーン2の前半です。
 特に「青春」を地でいくような展開。
 学生寮に入ればその狭さにびっくり。
 飯の貧相さにびっくり。
 体育会系の「先輩には絶対服従」のノリにびっくり。
 それでもなんとか「女にモテたい!」
 というモンモンな気持ちをもてあそび、個性的な性格の友達とスケベ話を咲かせ、女子寮に忍び込み、失敗しては懲りずに計画を練ったり。
 オリエンテーションでは自然いっぱいの空気を満喫し、上級生にいじめられたり、理不尽にトイレ掃除を命令されたり、でもいざというときにはガーッと頼りになる3年生だったり。

 女性キャラも偏った性格してますが、そんなものは寄せ付けないほどの強烈な外見と個性の男性キャラ達。
 見てて飽きませんでした。

 そんなこんなで前半が終わり、一学期が終わる頃には、そんな鐘ノ音学園が廃校してしまうことを告げられます。
 そこから学生達が一丸となって、学園を丸太や机でガーッとバリケードを作り、身勝手な大人達の「廃校決定」を取り下げてくれるよう宣戦布告します。
 この辺りはホントに「青春」という匂いを感じます。
 まるで「僕らの七日間戦争」を彷彿とさせる展開と内容。

 皆、最低だけど最高な仲間と出会った鐘ノ音学園を守ろうと必死なわけで、そういった思いはグーッと熱くてよかったです。
 文句を言いながら、本音と馬鹿丸出しの会話と日常と自然を満喫した「俺達の最低だけど最高な故郷」を守るべく一致団結した…。

 …というわけでこのゲーム、恋愛シミュレーション(ADV)というよりも、ムサい男子校のノリという色のほうが強いと思います。
 そんなモンモンとした青春と思春期の恋心、大人になる途中の考えや決心、しんみりとしたラブストーリーを味わうのがこのゲームのコンセプト。
 そしてエンディングでは、普通に結ばれてハッピーエンドになる流れに喝を入れるような作りこみで、主人公と結ばれないまま終わるヒロインもいます。
 が、それはそれでハッピーエンド。
 単に結ばれて家庭を持って末永く幸せに暮らすだけがハッピーエンドではないということをメーカーさんは分かっていると思います。
 …ただ、そういった展開が、ちょっと使い古された感じもありました。
 目新しさは感じられなかったかな?
 ですから、是非とも若い人にこういったゲームをやってもらいたいです。
 前述で言うなら、「僕らの七日間戦争」で胸がトキめいた頃にこういったゲームをしたなら、満点に近い評価だったかもしれません。

 で、それらと共に、ちょっとした展開も待っています。
 ストレートに物語が終わらないのがこのゲーム。
 前作をやってない私にとっては、ちょっと入り混んでいる感を受けました。
 まぁ序盤から伏線はかなり張ってあるのですけれどね。


<10点満点での総合評価>
 7点
 ちょっと古い感じがするゲームで、新鮮さに欠けていたので、そんなに高い評価はつけられないと思いました。
 でも、そのレトロ感が気に入れば良いのじゃないかな。
 間違ってもオカズ代わりに買うのはやめましょうヽ(´∇`)/
 「買って良かった」と思えたゲームです。


お気に入りのキャラ: キャラだったら川瀬真麻、ストーリーだったらルーシーです。
最後に一言:「グリーングリーン3期待してますよ♪」