聖奴マリア    (ひびきさんのレビュー) 評価: 6 
▼ タイトル 聖奴マリア〜白濁まみれの懺悔室〜
▼ ブランド Guilty
▼ ジャンル 凌辱アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/07/09
▼ 購入   戦乙女ヴァルキリー / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  40個(クイックセーブ&ロードあり)
【 エンディング数 】  6個


<ストーリー>
 幼い頃に事故で両親を亡くした神守陽太は、頼れる親戚もなく、教会系の施設に引き取られる。
 そこで、シスターであり施設の管理人でもある桜野麻梨愛を母親がわりに、慎ましく幸せな毎日を暮らしていた。
 そうして成長していくにつれ、少しずつ麻梨愛に惹かれていく陽太。
 ずっと胸に秘めていた想いを、ある日勢い余って告白してしまうが、結局はぐらかされてしまう。
 それから数日、どうも様子のおかしい麻梨愛。
 もしかして自分のせい? と不安になるが、どうやらそうではないらしい。
 原因がわからないまま日々は過ぎていく。
 そんなある日の夜、寝付けずにいた陽太は夜風に当たろうと散歩へ出かける。
 途中、聖堂の前を通りかかると、誰もいないはずなのに灯りが点いているのを見つける。
 いぶかしく思って近づいてみると、中からなにやら妖しげな声が……。
 気づかれないように中を覗き込む陽太。
 目に映ったのは、複数の男たちに凌辱されている麻梨愛の姿だった。
 代わる代わる何人もの男たちに犯され、全身を白濁まみれにされていく麻梨愛。
 聖堂の中で繰り返される狂宴。
 果てしなく続く白濁の洗礼。
 終わりの見えない凌辱劇の真相は……?

 その先に待ち受けている陽太と麻梨愛の運命は……。


<キャラクター紹介>
桜野 麻梨愛 (さくらの まりあ) CV:福島梨亜
 陽太たちが住んでいる施設の管理人&シスター。施設の子供たちの親代わり。
 のほほんとしていて、基本的に人を疑うことを知らない。
 見ていて心配になるくらいおっとりしているが、意外としっかりしている。
 信仰に厚く、胸のロザリオは常に身につけている。
 自分自身が施設の出身なため、強い愛着を持っている。

芳野 あきら (よしの あきら) CV:望月まゆ
 同じ施設で暮らしている女の子。年齢的には主人公より一歳年上だが同学年。
 陸上部に所属していて、短距離ハードルのエース。
 朝が苦手で、基本的に一人ではなかなか起きられない。
 チョコレートを食べると目が覚める。
 ボーイッシュな見た目通りさばさばした性格だが、実は涙もろい一面も。
 感動ものの映画などはハンカチ無しでは見られない。
 なにげにお節介。

倉科 都子 (くらしな みやこ) CV:草柳順子
 同じ施設で暮らしている女の子。陽太よりもあとから施設にやってきた。
 人見知りが激しく、少し男性恐怖症の気がある。
 麻梨愛になついていて、いつもパタパタと後ろをついて歩いている。
 なぜかあきらによく抱きつかれる。
 あきら曰く「マシュマロみたいな抱き心地」とのこと。

柚木 雪 (ゆずき ゆき) CV:彩世ゆう
 通いの見習いシスター。面倒見が良く、施設の子供たちとも仲が良い。
 今では施設の子供たちの姉御的存在。
 大胆な格好をしているが、身持ちは堅い。
 特技は誰とでもすぐに仲良くなれること。
 趣味は陽太をからかうこと。
 自分の事はあまり喋ろうとしない。


このホームページはGuiltyより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はGuiltyに帰属します。



<購入理由>
 輪姦がマイブームな為^^;
 シスターのコスプレも良いですね(o゜▽゜)o


<ゲームの概要>
 選択肢を選んで読み進めて行くADVです。
 主人公やヒロインは教会系施設に世話になっていますが、地上げ屋がその施設を乗っ取ろうとしている、施設を守りたければ肉体を差し出せ…といったよくある話しです。
 メインヒロインはかなり徹底的に輪姦されてますヽ(´∇`)/


<システム補足>
 詳しくは上記参照。
 インストール形態はフルインストールのみで、約560MB必要です。
 一度インストールしたら、次からはディスクレス起動可能です。
 スキップもかなり速く、快適にゲームをすることが出来るのではないでしょうか。
 特に足りないと思ったものは見当たりませんでした。


<音楽・音声>
 女性キャラはフルボイスです。
 女性の演技は、褒め称える程上手くはないですけど、下手でもなく…。
 まぁ、安心して聴けると思います^^;

 音楽は、場面場面にあったBGMが用意されています。
 しかし、印象に残ったBGMはありませんでした。


<原画・CGなど>
 原画は真木八尋さん。
 立ち絵は、どうでしょう…ちょっと顔が小さい感じかな。
 表情の変化が乏しく、萌え〜な感じではありません。
 (まぁ、陵辱モノですしね^^;)
 綺麗な絵ですが人によって好みが分かれるかもしれません。

 さてOHPでは、「題名通りのかつてない精液量!」をコンセプトにしているらしいですが…、そうでしょうか^^;?
 まぁ「極力『大袈裟』さを控えて」という頭文字をつけても、そんなに精液量が多い…とは思いませんでした。
 まぁ、他のエロゲーでも精液の量が多い!というのを売りにしたものは多いでしょうからね。
 見慣れているプレイヤーからすれば「普通じゃないのかな?」という感じです。
 ただこの精液、単に女体に張る蜘蛛の糸という感じで、ネットリ感やベタツキ感がないです。
 だから、イヤラシサを演出するのにもそんなに役立っては無いのではないかと…。
 (TITANS注:Guilty史上かつてない程の白濁っぷりだと偽り無しですね。今まで少なかったですから^^;)

 後半になると輪姦の連続なのですが、次から次へと出てくる輪姦でも、違った感じの輪姦のCGになっている点は高評価。
 輪姦シーンでは、男に囲まれる女体の官能感を出してくれています。


<エッチシーン>
 ほとんど輪姦です。
 主人公のあこがれの女性が輪姦されるのですが、無理矢理主人公がそれを見させられる、または参加させられる、といったものが多いです。
 参加するかしないかはプレイヤーに選択肢として与えられますが、積極的に主人公が鬼畜になりきる場面がもっと多かったらと…。

 ヒロインがあまりコワれないため、淫語などは少なめです。
 基本的にヒロインは、「自分が肉体を差し出せば施設は奪われないで済む…。自分さえ我慢すれば大丈夫」
 と我慢して輪姦される現状を享受しているので、極端に嫌がったりもしません。
 受け入れてくれるか、拒絶してくれた方がエロ度的にはあがると思うのですがね…。

 そして女性の喘ぎ声。これがこのゲームの特徴です。
 従来のゲームでは、音声がないテキストの個所では無音になるゲームも多々ありましたが、このゲームでは音声が空白の個所でも喘ぎ声が延々と流れます。
 BGMのように喘ぎ声がずっと流れているのです。
 これは、ギルティーさんに感謝ですね^^;


<感想>
 とりあえず輪姦場面を堪能したい方、プレイしてみては如何でしょうか。
 このゲームでは、
 @ヒロインが、あまり淫乱にならない
 A抜きゲーにしては、主人公とヒロインの関係や環境などの描写が多い
 B輪姦対象は、主人公が好意を寄せている女性や身近な女性
 Cお手軽
 と言ったポイントが挙げられます。
 順を追って説明しましょう。

 @ ヒロインが、あまり淫乱にならない
 残念な事に、ヒロインが堕ちにくいです。
 こういった輪姦ゲームだと、最初は嫌がっていたヒロインも、ゲーム後半になると淫乱が開花したり、淫語言いまくりの好きモノになるんですが、このゲームのヒロインは、自分というものを見失わないままに、廻されてます。
 …といっても、思いっきり嫌がってるわけでもないのですけどね^^;
 弱みを握られたり、「施設を手放したくなかったら身体を差し出せ」みたいに言われ、仕方なく納得して廻される …といった感じです。
 思いっきり泣き叫ぶでもなく、嬉しがるでもなく…。

 A 抜きゲーにしては、主人公とヒロインの関係や環境などの描写が多い
 B 輪姦対象は、主人公が好意を寄せている女性や身近な女性
 前半では、主人公が想いを寄せる女性や、主人公を取り巻く女性、主人公やヒロインが施設をいかに大事に思っているか等が、ホノボノとした生活と共に描写されています。
 エッチシーンの前にこういった描写が多いと、キャラに感情移入出来やすいです。
 感情移入しているキャラのエッチシーンを堪能できるのは、特筆すべき項目だと思います。
 そして上記のホノボノとした生活が一転して、地上げ屋がヒロインを輪姦するシーンとなり、後は輪姦シーンの連続となります。
 ただコンセプトは寝取られ系なのか、愛するヒロインを地上げ屋から守るため主人公が奮闘する…という訳でもありません。
 助けるのか、輪姦を楽しむのか…、それとも両方なのか、良くわからないゲームです。

 C お手軽
 どう転んでも輪姦シーンが多数出てきますので、不自由する事は無いと思います^^;


<10点満点での総合評価>
 6点
 輪姦を徹底的に楽しむゲームなのか、輪姦されている女性を助けるゲームなのか、イマイチはっきりしない。
 その為、高い点数をつけるには躊躇してしまいます。
 コンセプトはなんだったのだろう…?


お気に入りのキャラ:桜野 麻梨愛…大部分のエッチシーンがこのキャラですから^^;
最後に一言:「ギルティーっぽい作品ですね。」









   生贄令嬢     (ひびきさんのレビュー)    評価: 6 
▼ タイトル 生贄令嬢
▼ ブランド メルロー
▼ ジャンル ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/10/29
▼ 購入   生贄令嬢 CD版 / 生贄令嬢 DVD版
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(ホイール未対応)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  20個
【 エンディング数 】  4個


<ストーリー>
 主人公「五守 君人」は、学園で人気の超美男子で、日本の政治を裏から牛耳る五守家の跡取り。
 だが、本当は女性を陵辱し、嬲り、犯し、苛め尽くしたいという激しい欲望を持っていた。
 ある日、君人は隠していた欲望を悪友2人に知られ”俺達が女を襲う為の囮になれ”と脅される。
 しかし君人は、逆に彼らを利用して、自らの持つ”女の子の泣き叫ぶ姿が見たい”と言う欲望を満たす事を思いつく。
 君人は、悪友に凌辱計画を語り始める。
 ターゲットは、学園の頂点に立つ「フォーカードプリンセス」と呼ばれる4人の女の子。
 プリンセス奴隷化計画の始まりだ。
 君人がプリンセスを誘い出し、告白する。
 幸福の絶頂にあるプリンセスを悪友が襲い、”君人にばらされたくなければ言う事を聞け”と脅して、さらに凌辱のかぎりを尽くす。

 女を嬲り、犯し、苛め尽くしたいと言う、君人の欲望が増幅して行く。
 1人。また1人。 プリンセスに凌辱と被虐の嵐が襲い掛かる。
 そして君人は、プリンセスに告白する。
 「君を襲わせたのはこの俺だ…」


<キャラクター紹介>
牧野美杜(まきのみもり/CV須本彩奈)
 生徒会副会長で、『スペードプリンセス』
 頭脳明晰でおしとやかな性格だが、物事を合理的に考え過ぎて周囲と対立することが多く、周りに頼ろうとせず、何でも自分ひとりで背負い込んでしまう所がある。
 大手情報処理システムメーカー社長の父と、華道の家元である母を持つ。

本条輝梨(ほんじょうきらり/CV:みる)
 生徒会の書記で、『ダイヤプリンセス』
 見た目はまるっきりお子様で、明るく行動的な元気少女。だがプリンセス中、最も優秀で、常に君人と1・2を争うほど頭が良い。
 また、勘が鋭く、生徒会の中でも一目置かれる存在。
 社員数一万人以上を誇る巨大ゼネコンの社長令嬢。

山ノ内青葉(やまのうちあおば/CV:細田なな)
 風紀委員長で、『クラブプリンセス』
 気難しく、理屈の通っていない事には頑としてとして従わない性格。
 その反面強い妄想癖があり、君人と結ばれる日を、常に妄想している。
 全国の教育機関に絶大な影響力を持つ私塾。山ノ内育成会グループの会長令嬢。

結城榛奈(ゆうきはるな/ CV:木村あやか)
 生徒会長で、『ハートプリンセス』
 超高級フィットネスクラブ経営者の父と北欧の某国王室出身の母を両親に持つ。
 著名な人々と交流を持ち、顔が広く非常に社交的。
 その反面、同年代や年下と接する事が少なく、上手く話せない事を悩んでいる。

倉光亜紀乃(くらみつあきの/ CV:みすみ)
 ???

舞風(まいかぜ/ CV:金田めい)
雪風(ゆきかぜ/CV:相模真)
涼風(すずかぜ/ CV:深井晴花)
 五守家に仕える3人のメイド。
 君人のマンションに押し掛け、勝手に身の回りの世話を焼いている。
 代々五守家に仕えるお庭番の家系に生まれ、幼い頃から君人の為に尽くしてきた。
 君人の性癖を知っており、君人の手足となって凌辱計画を手伝う。


このホームページはメルローより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はメルローに帰属します。



<購入理由>
 メルローの過去の作品「淫肉乱舞」を気に入ったので、今作にも期待して購入しました。
 淫語にも期待です。なんせメルローさんですから^^;


<ゲームの概要>
 オムニバス形式のデジタルノベル…といったところです。
 章ごとに進んで行き、その章のヒロインが堕ちると次の章に進んでいきます。
 マップ移動もなく、選択肢も極端に少ないので、ほとんど静止アニメAVといったところです。


<システム補足>
 インストール形態は、最小とフルインストールの2つから選ぶことができます。
 最小は約300MB、フルインヅトールで約500MBのHDD容量が必要です。
 一度フルインストールしても、ゲームを起動させるには、ゲームディスクが必要となります。

 システム関連は上記参照。
 しかしこのゲーム、なんとメッセージスキップに既読・未読判定機能がありません!
 これは声を大にして言いたいですが、システムとしては物足りないです。
 「次の選択肢までスキップ」という機能はありますが、未読箇所までご丁寧にスキップしてくれます。

 セーブするときには、任意にコメントを入れることができ、どのセーブデータがどこでセーブしたモノだったのか、分りやすくなっています。

 右クリックですが、普通のゲームならば、セーブ・ロードなどのシステム画面を呼び出すか、メッセージウインドウを消去するかのどちらかに割り当てられていますが、このゲームでは、右クリックをするとメッセージ履歴が出ます。
 慣れないとちょっと不便ですが、キーボードのエンターキーを押せばテキストウインドウを一時消去することができます。
 …システムは、ちょっと独特な感じがしますね。

 オマケとして、CDのフォルダ内に「発情ドラマ」というものがあります。
 音声とBGMのみで、メディアプレイヤーで聴く事ができますが、15分前後のものが3つ。
 内容は、ギルティーの初回特典のオナニーボイスCDのようなものですね。
 淫語がミチミチに詰まったドラマであり、ゲーム本編では接触がほとんどなかったヒロイン同士のドラマが2本と、ヒロインがプレイヤーに語りかけてくるバーチャルドラマが1本です。
 これはとても良いですね^^;


<音楽・音声>
 女性キャラはフルボイスです。
 犯されるときの叫び声の演技に期待していましたが、普通…かな?
 でも、イメージには合っており安心して聴くことができます。
 売りの部分である淫語ですが…、これでもかと言う位、洪水のように出てきます。
 キャッチフレーズに偽りなしですね^^;

 BGMは全部で14曲。
 オープニングでは、チェンバロの無機質な音の音楽が流れ、これからの凌辱を期待させてくれます。
 他にはあまり印象に残りませんでした。
 もで、ゲームの邪魔はしておらず、音声(淫語)を十分に楽しめます^^;

 SEでは、女性を殴る音、鞭で叩く音、浣腸時の脱糞の音、射精音などが出てきます。
 それぞれ鬼畜な場面を盛り上げてくれます。
 が、「女性が泣き叫ぶ」事をコンセプトに置いたこのゲームでは、もうちょっとSEが欲しかったです。
 この辺はエッチシーンの項で語りたいと思います。


<原画・CGなど>
 原画は かどつかさ さん。
 CGは、CG鑑賞モードに登録される数が119枚とそのアレンジ絵。
 …色数が足りないというか、CGは少し「稚拙」という感じがしました。
 立ち絵の表情も、変化に乏しいですし。
 また、エグすぎるCGもなかった、と個人的には思いました。
 テキストでは「まんぐり返しの状態で浣腸をすると、脱糞したものが彼女の顔にも降り注いでいた」
 となってはいますが、実際その場面のCGでは、お腹にかかっている程度でしたから。
 また、ヒロインが殴られても、口から一筋の血が流れている程度でした。
 まぁ、あまり酷すぎるとプレイヤーが引くしね^^;


<感想>
 とにかく、鬼畜なものが好きな人用向けだと思います。
 エッチシーンの連続で構成されていて、その隙間にちょっとしたストーリーや策略がある、といった感じです。
 泣き叫び嫌がる女性の姿に無上の悦こびを感じてしまう主人公。
 諜報活動が得意なメイドと財力を使い、学園で最上位の人気を誇る女性徒の悲鳴を聴こうと策を練ります。
 で、その策を実行するのは、同じ学園内の不良生徒なんですけどね^^;
 主人公は、「女生徒の嫌がる姿や悲鳴を楽しみたい」ので、犯させる手駒として不良生徒を利用している、という感じです。
 で、最後に「あの不良生徒をけしかけたのは俺だったのさ。
 何も知らずに俺のことを信用していて、お前は馬鹿な女だったな」
 と言い、絶望に打ちひしがれるヒロインの姿を楽しむのが主人公の好みらしいです。

 複数章から構成されるオムニバス形式ですが、その一章一章の内容に、あまり差が感じられませんでした。
 主人公を好いているヒロインを信用させ、裏切り、泣き叫ぶ姿を見る、と言ったものです。

 ヒロインを騙すために「僕は君のことしか考えられないんだ」
 と表面上は甘い言葉を使った偽善的な純愛エッチシーンもあります。
 これは鬼畜場面を盛り上げるためには必要なので、用意していただけて嬉しいですね。

 ただ、上記のとおり、ゲームのほとんどがエッチシーンの連続なので、その他のシーンが極端に少ないです。
 堕とすために陰謀を張り巡らせるというでもなし、ヒロインの描写も少ないです。
 「とりあえず鬼畜場面を多くしてみました!」といった感じです。
 鬼畜場面を盛り上げるためには、鬼畜場面以外の他シーンの描写も多くあると良かったと思いました。
 (あるにはあるけど、極端に少ないです)
 上記の偽善的な純愛エッチシーンとかね。


<エッチシーン>
 シーン鑑賞に登録される数は、全部で33。
 輪姦やらSMやら、鬼畜的なものが多く、アブノーマルなモノがかなりあります。
 一応純愛的なエッチシーンもありますが、偽善的な純愛ですからね。
 輪姦、脅迫、殴打、顔面踏付け、ボディピアス(当然乳首ピアスも!)、浣腸、フィスト、鞭、ロウソク、拘束具、首絞め、電撃使用、などです。
 ただ、バンバン薬を使って人格を崩壊させる、といったことは無かったです。
 飽くまでも「嫌がる」ことを楽しみたいからなんでしょうね^^;

 しかし、各ヒロインの凌辱の流れはほとんど一緒です。
 抵抗するヒロインを服従させるために鞭やロウソクを使い、さらに乳首ピアスや浣腸を施す…といったものです。
 電撃を使ったファックや首を絞めるセックスもありましたが、そこにSEが欲しかった。
 電流が流れる「ビリビリッ」といったSEがあるのとないのでは場面の緊張には格段の差があると思いますからね。
 (まぁ、ここは個人差が出るでしょうけど^^;)

 一番の不満点は、一度堕としたヒロインがそれ以降エンディングまでほとんど出てこない!
 どういうことですか、これは?
 こういったゲームだと、必ずといっていいほど、肉奴隷となったヒロインが、ノーマルな女友達を騙し裏切り新たな肉奴隷にするために動く、というシーンを期待していたのですが、それが全くありません。
 堕ちた女生徒同士のレズシーンさえないって…。
 肉奴隷となった女生徒が、ノーマルな女生徒を辱めるシーンは用意して欲しかったです。

 また、CGがやや稚拙だったため、凌辱シーン特有の真剣さや緊張感にかける感じがしました。

 さて、メルローさんといえば淫語ですが、今回も放送禁止用語がズラリと並んでいます。
 おま○こ、オチ○ポは標準装備であります。
 ピー音による消しは、短く、音響さんって苦労するんだろうなぁ・・・と^^;
 (ありがとう音響さん!)

 ただ、いやがるヒロインや、SEX初体験の女生徒も上記の放送禁止用語をしゃべりまくるので、ちょっと不思議な感じがしました。
 「わたしの高貴なオマ○コに、あなた達のような汚らわしいオチ○ポを入れないで!」
 ホントにお嬢様がしゃべる言葉ですか^^;
 まぁ、これはこれで面白かったですけど^^;


<10点満点での総合評価>
 6点
 鬼畜シーンの連続ですが、それ以上でもそれ以下でもない本作品。
 もうひと工夫欲しかったです。
 ヒロインが反撃する場面も1場面あれば盛り上がったかも。


お気に入りのキャラ:舞風…舌ッ足らずな演技が気に入りました^^;
最後に一言:「ストーリーが平坦でなければもっと良かったのですが…。」







   ままらぶ    (GPさんのレビュー)   評価: 8.5 
▼ タイトル ままらぶ
▼ ブランド HERMIT
▼ ジャンル 一つ屋根の下愛情たっぷりAVG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\6,825(税抜\6,500)
▼ 発売日 2004/10/29
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  40+1(クイックセーブ)+3(オートセーブ)個
【 エンディング数 】  6個


<ストーリー>
 主人公・桜木浩二は、マンションの502号室で暮らすごく普通の少年。
 そんな彼の意中の人は、隣の503号室の未亡人・藤枝涼子。
 主人公より一つ年下の娘がいるとは思えない、かわいい女性。
 彼が夢見るささやかな将来は、その涼子さんと平凡な家庭を持つ事。
 「二人っきりで、誰にも邪魔されず甘えまくる生活を送りたいんだっ!」という少々マザコンっぽいが、微笑ましい小市民的望みを胸にする受験生。

 ところがそんな彼の将来設計は、名うてのプレイボーイである父親の血統故に身に染み付いた、隠れプレイボーイ気質が仇となる。
 涼子の一人娘であり、同級生でもある、藤枝小雪。
 生意気で意地っ張りで口うるさくって、浩二にとっては古女房のような存在。
 けれど、母親譲りの美少女で、学内では公認カップル扱いされている相手。
 彼女も、ひそかに主人公に恋する女の子たちの一人だった。

 小雪に内緒で付き合いだした主人公と涼子は、まだキス止まり。
 なんとかその先へたどり着こうと奮闘する二人を取り巻く、個性的なヒロインたち。
 突然アメリカからやって来た主人公の許婚・クリスは、能天気で、猛烈に主人公にアタックする、胸の大きな女の子。
 見た目は清楚、表の顔は従順可憐な萌え妹、菊永瑠璃。
 ところが、裏では、主人公をいじめまくってきた真っ黒な女王様。

 そして、501号室の秋月かおりは、ちょっと年上の大学生。
 だけど、裸ワイシャツでフラフラ、エロ小説書きの因果か、エロワード言いまくりの困った人。
 主人公は、そんなお色気たっぷりの誘惑をかいくぐって、無事、本命涼子とHできるのか?
 それとも彼女たちの誘惑に負けて、新しい恋を選ぶのか。


このホームページはHERMITより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はHERMITに帰属します。



<概要>
 HERMITのADV。
 隣に住む幼馴染の母親と恋人同士になった主人公と、マンション「フローリアス」の住人が繰り広げるドタバタホームコメディ。


<システム補足>
 ADVに必要な機能は一通り揃っていて、フルインストール(約1.4G)すればディスクレス起動も可。
 親切で使いやすいシステムです。

 修正パッチがあります。
 ゲーム中の笑いの演出をOFFにするとその他の効果音も一緒にOFFになってしまうバグ等を修正しています。
 演出に凝ったゲームなので当ててプレイしましょう^^;


<音楽・音声>
 19曲+歌が1曲、これに加えていくつか音楽モードでは聴けないパロディネタ用の曲が何曲かあります。
 (「風とともに去りぬ」の「タラのテーマ」とか)
 ホームコメディに相応しい、ほのぼのとした明るい曲がほとんどで、本作にはぴったりのBGMです。

 音声は主人公以外フルボイス。
 キャラの濃い個性を上手く演じきったいい演技だと思います。
 特に涼子役のまきいずみさんが最高でした。
 主人公には声がありませんが、声があっても良かった気がします。
 うまい声優の方が演じれば、コメディ部分によりいっそう磨きがかかったことでしょう。


<CG>
 原画はヤマ・びっこさん。目元と口元に特徴のある個性的なタッチ。
 やや好き嫌いが分かれる気はしますがこの作品の雰囲気にはぴったりでしょう。
 本作は顔グラフィックが何種類も用意されていて、表情豊かで好印象でした。
 ただ、同一人物でも立ち絵と一枚絵の顔がちょっとバラけるのが気になる人には気になるかもしれません。
 また、Hシーンになると何故かヒロイン皆、胸が異様に大きくなってしまうのが少し気になります。
 大きいことは別に構わないのですが(人によってはむしろ嬉しい^^;?)、どう見ても立ち絵と違いすぎるのは、何とかして欲しかったと思います。(クリスとか小雪とか特に…)


<内容>
 「恋のカタチ色々あるけどありえないカタチ」と主題歌にもあるとおり、友達の実の母親に恋をする…なんて現実に起こったら笑えなさそうな事態ですが、それを笑える話にしてしまうのがなんともエロゲーらしいですね。

 プレー時のフレームはテレビ場面の形、笑う場面には笑いの効果音(消すこともできますが)、「第〜話」という単位でストーリーは進み、律儀にも毎回オープニングとエンディングが入り、さらには話の間にはCMまで入るという徹底的にテレビドラマやアニメを意識したつくりになってます。
 これで次回予告があれば完璧だったのですが…と思ったら公式サイトにありました^^;

 ストーリーもエロ部分を抜いてドラマか演劇にしても面白そうなホームコメディ。
 ノリとしては「フル○ウス」とか「めぞ○一刻」に近い感じです。
 マンション「フローリアス」を舞台に終始明るいドタバタコメディでストーリーは進み、最初から最後まで笑える要素が満載です。
 エロゲーの笑いは結構人を選ぶ笑いが多いですが(笑いというものは元々人を選ぶものですが)、本作はその中でも比較的万人受けしやすい笑いではないでしょうか。
 誰でも(エロゲープレーヤーでなくとも)笑いやすいネタからエロゲープレーヤーにしか笑えないネタ、誰でもわかるパロディからわかる人にしか本当にわからないパロディ、知的なネタから下ネタまで、様々範囲の笑いのネタが盛り込まれているので、大概のプレーヤーがどこかで笑えることができるでしょう。
 これらのネタはクセがなくわかりやすい上、質の良いテキストでまとめられているので、コメディとしての完成度は非常に高い作品になってます。

 シナリオは涙する感動や、手に汗握る迫真の展開は皆無ですが、ほのぼのとしたわかりやすい展開はなかなかのもの。
 幼馴染の母親と恋人同士になった主人公を、そうとは知らない(知ってる人もいますが)ヒロインたちが争奪戦を繰り広げる模様は非常に面白く、その中でコメディのテンポを崩すことなく主人公と恋人の涼子との揺れる関係を巧く描ききっていました。
 悲劇やシリアスな要素はありません。最後までほのぼのとしたコメディの雰囲気で進みます。
 本作ではそれで正解だったと思います。


<キャラ>
 攻略キャラは5人、これに主人公とその父親を入れた7人がメインで、それにサブキャラが何人か。
 男女問わず濃ゆいキャラがそろっています。
 とはいってもなんだかんだで皆「いい人」なのでそれほど好き嫌いは分かれないでしょう。

・桜木 浩二(さくらぎこうじ)
 主人公。受験を控えた高校(無論明言はしてませんが)3年生。
 半年前にずっと想っていた、幼馴染の母親涼子と恋人同士になる。
 浮気者でスケベ、さらには父親の血を受け継いだ本人には自覚の無いプレーボーイ気質をもつ。
 でも何故か憎めない、だから女の子にはモテモテ(死語?)。
 エロゲーにぴったりな主人公ですね^^;

・藤枝 涼子(ふじえだりょうこ) CV:まきいづみさん
 「ままらぶ」の「まま」。小雪の母親で主人公の育ての親。小雪を産む前に夫は他界、現在は優秀なデザイナー。
 小雪の母親なのだから最低でも35、普通に行けば40歳は超えているはずなのですが、まったくそうは見えません。
 可愛い、とにかく可愛い^^;
 普段はやさしくておっとり、でも時々子供っぽくなるのが最高です。
 まきいづみさんの声がまたなんとも…。

・藤枝 小雪(ふじえだこゆき) CV:韮井叶さん
 涼子の娘で主人公の幼馴染。口うるさくいつも主人公に説教ばかりしている。
 でもそれは主人公への愛情の裏返し、そして学校ではすでに主人公とカップルということになっている、素直になれない幼馴染の典型。
 涼子がいるのに娘なんて…と思ってたら、彼女もすごく可愛い^^;
 小雪編での性格変わるほどのラブラブバカップル振りは最高でした。

・クリスティーナ CV:カンザキカナリさん
 ある日突然現れ、主人公のフィアンセを自称する謎のアメリカ人。
 怪しい日本語と歪んだ日本観を持つ能天気娘だが、実は本国では大企業のエリート。
 自分の顔よりも二周り以上大きい超巨乳の持ち主。
 普段は完全なギャグキャラですが、彼女のシナリオでは健気で一途。
 あと、クリス編に登場するキャラは濃ゆい奴らばかり、必見です。

・菊永 瑠璃(きくながるり) CV:茶谷やすらさん
 主人公の遠い親戚で、「お兄ちゃん」と読んでくる典型的な妹キャラ、と思いきや実際は主人公を脅迫して奴隷扱いする恐ろしい少女。
 本当は主人公が大好きで、持ち前の毒舌と悪知恵を駆使して主人公を自分のモノにしようと企む。
 Hシーンになるとがらっと可愛く従順に…というのはこの手のキャラのお約束ですが、彼女はそのギャップが反則的なほどすごく、そしてエロい^^;
 妹属性やロリ属性がなくても大抵のプレーヤーがやられるでしょう。無論筆者もその一人^^;

・秋月かおり(あきづきかおり) CV:一色ヒカルさん
 主人公の隣に住む大学生。主人公の家庭教師をやっているが、本職はエロ小説家。
 いつも裸にシャツ一枚で主人公の前を素通りし、さらには自分の小説のエロワードを連発、ととても羨ましい、じゃなくて困ったお姉さん。
 普段ボーっとしている分、時々見せる照れた仕草がなんともいえません。
 あと、主人公との爆笑エロトークは必見です。

・桜井 昭(さくらいあきら) CV:胸肩腎さん
 主人公の父親。自称海外を飛び回るエリートビジネスマン。
 軽薄でいい加減なプレイボーイ、しかし女にもの凄くモテる。
 この作品に彼は欠かせません。主人公とのトークは必見です。


<エロ>
 アブノーマルなプレイはなく、回数もそれほど多くないので、エロ主体、エロ目的の作品には劣ります。
 しかし、終始明るくラブラブな雰囲気で行われるエロはなかなかのもので、純愛、和姦モノとしてはエロい部類に入ると思います。
 ただ、せっかくストーリーが「主人公の争奪戦」なので、もう少し3Pとか4Pとか複数人プレイがあっても(実際には1回だけ)…。
 って思うのは欲張りすぎでしょうか^^;?


<10点満点での総合評価>
 8.5点
 個性的なキャラと上質なテキスト、その他の部分もしっかりバランスの取れた完成度の高いホームコメディ作品。
 終始明るくほのぼのとした雰囲気で万人が楽しむことのできる2004年を代表する作品といえるでしょう。


お気に入りのキャラ:藤枝涼子ママ…とにかく可愛い。子持ちだろうが、オバサンだろうが関係ありません^^;
最後に一言:「涼子さん、最高です。」