乳忍者〜摩天楼へ乳ボンバー〜 (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | 乳忍者〜摩天楼へ乳ボンバー〜 | ||
▼ ブランド | 蛇ノ道ハ蛇ソフト | ||
▼ ジャンル | ドベンチャー | ||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | ||
▼ メディア | CD-ROM | ||
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | ||
▼ 発売日 | 2004/10/01 | ||
【 CG観賞モード 】 | あり | ||
【 シーン観賞モード 】 | あり | ||
【 BGM観賞モード 】 | あり | ||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | ||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(バックログでの音声再生あり) | ||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | ||
【 オートモード 】 | あり | ||
【 ヒント機能 】 | なし | ||
【 セーブ数 】 | 20個 | ||
【 エンディング数 】 | 4個(BADEND含む) |
<あ・ら・す・じ>
とある会社で新人OLとして働く篝火と不知火。
しかし、彼女達にとってOLとは世を忍ぶ仮の姿。
その正体は外務省所属の忍者部隊に所属するくの一だった。
ある日彼女達は、とある製薬会社から盗まれたアタッシュケースを取り戻す。
そのアタッシュケースが元で、大きな事件へと巻き込まれていくのであった。
<キャラクター紹介>
篝火(かがりび) CV:杏露花梨
乳忍法を使いこなす、乳忍者。
幼少の頃から厳しい訓練を受けて忍者として育てられた。
明るくノリがよく行動派だが、忍者としては冷静さを欠く場面もある。
不知火(しらぬい) CV:森山葵
尻忍法を使いこなす、尻忍者。
篝火と同じく幼い頃から忍者として訓練されてきた。
篝火と常に行動を共にしている為、どちらかといえば冷静な抑え役に回ることが多い。
天頼 南美(てんらい なみ) CV:奥川久美子
諜報部所属で、昼間の会社では二人の忍者の上役に当たる。
諜報部と忍者部隊はいわばライバル関係に有るせいもあり、二人にもやや厳しい。
やや攻撃的な口調で強気だが、頭の回転は速く、味方には仲間意識も持ち合わせる。
アマゾン忍者 CV:奥川久美子
乳忍者、尻忍者の前に立ちはだかる謎の忍者達。
南米アマゾンの厳しい自然で鍛えられ、乳忍法を使いこなす。
言語能力などはやや低いが、ずば抜けた身体能力を持つ。
このホームページは蛇ノ道ハ蛇ソフトより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は蛇ノ道ハ蛇ソフトに帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
基本的には一本道のAVG。
選択肢は基本的に「篝火」と「不知火」のどっちの視点で任務を見るか…、つまり、どちらのHシーンを見るかというものが多いです。
ストーリー自体はそういったHシーンの分岐と、BADEND直行の選択肢以外は完全な一本道です。
そんなわけで選択肢数も少なく、難易度はないに等しい為、さくっとコンプできると思います。
細かいシステム周りは上記参照。
基本的な部分は揃っていて取り立てて不満は感じませんでした。
ただ、メッセージ速度設定は3段階ですし、必要最低限「以上」の装備はないです。
プレイ時間はコンプまで5時間前後。
基本的に一本道シナリオなのでそれ程短くは感じませんが、あっさりコンプしてしまうのは仕方のないところ。
人によっては定価がエロゲ標準程度ということも含め、ボリューム不足を感じるかもしれません。
<音声>
女性フルボイスに加え、一部ナレーションにもボイスあり(CV:森川明大)。
キャスト・演技とも問題ないです。
ただ、一部音量調整が極端で、やや聞き取りにくいことがあります。
個人的にはナレーションがチョット面白かったですね。
「忍法」が発動するたびに「説明しよう。○○○(忍法名)とは…」ってな感じの解説がボイスつきで入り、昔のアニメや特撮番組っぽくて面白い演出でした。
<音楽>
全16曲。うちボーカル曲1曲。
OP曲「月光」(Vo.RIKO、志田希、百花ルナ)は、ちょっとボーカルが弱くて印象に残りにくい気はしますが、ゲームには合っていると思います。
BGM自体としてはごく普通にBGMしていましたが、音声で書いたように、一部収録音声が聞き取りにくいところがあったので、音量設定を下げざるを得ず、いまいち印象に残っていないです。
単品で聞くと悪くない感じなんですがね…、残念です。
時に各曲の入りで顕著ですが、なんだかAVGというよりはRPGっぽい音が多い気がしました。
<CG>
原画はぶぶづけ氏。絵柄はどちらかといえばエロ重視な感じの絵になります。
やや絵柄に安定感がなく、表情や場面によって違って見えることもありました。
胸や尻などパーツが強調されすぎて全体のバランスが崩れている感じも受けますが、ある意味ゲームには合っているのでコレは問題ないかと^^;
とはいえ、それを除いても首や関節の付き方とかがチョットヘンな感じを受けるものもあります。
忍者だから関節が柔かいのでしょうか^^;?
立ち絵はちょっと微妙です。
イベント絵とは結構違って見える上に、上で書いたバランスがいまいちなので…。
背景は標準的なレベルではないでしょうか。
ややぼやかした感じですが、立ち絵などとは合っていて馴染んでいると思いました。
塗りはいい感じです。
イベント絵なども含め、質感が出ていて、ゲームの雰囲気には合っているかと。
ただ、イベント絵、立ち絵、背景で塗りの雰囲気が違うのは少し気になりました。
絵柄が気に入ればイベント絵は塗りも含めていい感じですが、立ち絵はチョット微妙という結論でよろしいかと。
ただ、HシーンのCGに差分がほとんどないのはちょっと…って感じも受けましたが、プレイ時間の割にはCGは差分を除いて60枚以上と、イベント絵が多いのはいい感じだと思います。
Hシーンは一枚絵のズームインやズームアウトを使っていますが、普通に差分CGを作って頂いた方が良かったですね。
<Hシーン>
Hシーンの出来以前に、シチュエーションがカナリ特殊です。
基本的には忍者などへの拷問・責めがメインなのです。
とはいえバイブ、ローター、アナル、縛り、薬などがメインで、残酷系には走っていないので、ハードなものが好きな方にはちょっと物足りないかもしれません。
個人的にはBADENDルートでも良いので、もっと残酷系等に走って欲しかった気もしますが…。
(一応、そういう拷問Hや潜入捜査がメインならばね^^;)
逆にノーマルHといえるものはなく、シーン的にもフェラとかは少ないです。
シチュエーション的にはフタナリ、3P等はありますが…。
一応乳忍者は胸責めメイン、尻忍者は尻責めメインではありますが、それ一方ではなく、フェチというよりはノーマルですが少し強調されている程度でした。
また、基本的には責めを受ける側が忍者で、拷問されたり無理やりされたりされても、比較的余裕があるのもチョットマイナスポイントかもしれません。
どんなに責められていても、基本的には虎視眈々と逆転のチャンスを狙うという感じですので、ホンキで「堕ちる」シチュエーションが少なめなのも残念な点。
とはいえ、そういったハード要素を落として考えれば、手軽に楽しめ、暗さのない拷問系というのは余り他にない感じですし、そういった雰囲気がツボにはまれば悪くないと思います。
なお、シーン総数はトータルで20程度。
尺はやや眺めですが、上に書いたように1シーンあたりのCGはやや少なめだと思います。
<感想>
バカゲーにシナリオなんて無用!というのを体現したソフト。(褒め言葉^^;)
凝った考えるようなシナリオや攻略性を排して、お手軽進行でさくさくHシーンが入ります。
Hシーンのシチュエーションが気に入るかどうかが、このゲームの評価の分かれ目ですね。
その意味で言えば、正しい「エロゲー」の姿ともいえるかもしれません。
Hシーン以外の部分もシナリオ性等はないですが、おバカな忍術バトルはその手のモノが好きなら楽しめると思います。
まぁ、巨乳ボンバーといって胸が身長以上に伸びたり、尻の質量が変わったりというオバカ設定が許容できれば、ってことですが^^;
Vシネマなんかでありそうなくのいちモノというノリが楽しめれば問題なく楽しめるかと思います。
くのいち拷問モノを比較的ライトに、かつ笑える構成にしているのは良い感じです。
テキスト自体もテンポも良く、比較的サクサク進むので戦闘シーンなど描写も悪くないです。
ただ、CGの使い方も含め、全体にやや地味に感じる部分もありますが、そこは「巨乳ボンバー」、「巨尻フットスタンプ」など、技自体のインパクトでカバーしている気がします。
個人的にはもう少しバカ度が高いとさらにナンセンスギャグとして楽しめるのかな、という印象も受けましたが、今以上に人を選ぶものになりそうですね^^;
そういう意味で基本的には非常に狙いのはっきりした本作。
ただ、あくまでメインは「くのいち拷問」という感じで、「バカ」「胸」「尻」(^^;)はその補助要素という感じです。
そういった要素が気に入って、ボリューム(コストパフォーマンス)をそれ程気にしなければそれなりにお勧めは出来ると思います。
ただ、上に書いたように、その方面でも比較的ソフト路線ですがね…。
明らかにダレにでもオススメ、とは言えない作品です。
<10点満点での総合評価>
5点
Hシーンのややソフトな拷問系が気に入れば0.5〜1点ほど加点も良いかと。
お気に入りのキャラ:天頼 南美
最後に一言:「個人的にはもう少し「馬鹿」「残酷」方面に突き抜けて欲しかったです。」
D.C. Summer Vacation (GPさんのレビュー) | 評価: 5.5 |
▼ タイトル | D.C. Summer Vacation〜ダ・カーポ サマーバケーション〜 | |
▼ ブランド | CIRCUS | |
▼ ジャンル | ダ・カーポファンディスク | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | DVD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\8,190(税抜\7,800) | |
▼ 発売日 | 2004/08/27 | |
▼ 購入 | D.C. Summer Vacation 初回版 / D.C. Summer Vacation 通常版 | |
【 CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別なし) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートあり) | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 48+1(オートセーブ)個 | |
【 エンディング数 】 | 6個 |
<概要>
CIRCUSの学園ADV、「D.C. 〜ダ・カーポ〜」のファンディスク第二弾。
「D.C.P.C. 〜ダ・カーポ〜プラスコミュニケーション」のキャラとの夏休みの話やミニゲームなど、夏をテーマとした作品です。
D.Cは色々な作品やバージョンがあるのでこのレビューでは以下の略称を使います。
「D.C. 〜ダ・カーポ〜」(一番最初に出た作品)…オリジナル
「D.C.P.C. 〜ダ・カーポ〜プラスコミュニケーション」(オリジナルの追加、リメイク作品)…D.C.P.C.
<システム環境>
ほとんどとD.C.P.C.と変わりません。
回想モードはHシーンだけでなく全シーン細かく出来るのは素晴らしいと思います。
ただ、D.C.P.C.同様、シナリオ回想で各種設定が出来ないのは残念。
あと場面が変わってしまうとメッセージ履歴が参照出来なくなる点、HDDがフルで2GBと内容の割に大きめなのが少々痛いです。
それ以外はバグもなく、安定しているシステムだと思います。
<音楽・音声>
歌を除いたD.C.P.C.の29曲に新曲7曲(4曲が歌)を加えた計36曲。
元々春が舞台のゲームなので夏の雰囲気には合わなさそうですが、OPにいかにも夏の感じ…という歌と曲を流し、また、所々でも夏らしい新曲を挿入することで、夏の雰囲気を出しています。
その為、残りの部分で今までの曲を使っても、違和感はありません。
この辺の使い方は相変わらず巧いですね^^;
音声はD.C.P.C.と同じキャストで主人公とチョイ役以外はフルボイス。
どのキャラをとっても超一級品で、まさに萌えボイス!この辺もしっかりとしてます。
あとシステムボイスがヒロイン全員とさらに脇役の分、計17種類もあり、しかもD.C.P.C.の使いまわしは一切ありません。
さらにはおまけの声優インタビューまでついて、ファンディスクの割りに力を入れているなぁ…と^^;
でも、まぁ手間をかけるのは結構なことですが、個人的にはもう少し別な所にこの労力を割いて欲しかったような気が…。
<CG>
原画担当はたにはらなつきさん、秋蕎麦さん、かゆらゆかさん、みつまむさん、影山由多さん。
D.C.P.C.で追加された新ヒロインは基本的に同じ方が描いてる(と思う)ので問題ありません。
問題は七尾奈留さんとigulさんが担当していたオリジナルからいた7人(音夢、さくら、ことり、美春、眞子、萌、美咲)。
今回はオリジナルを担当した二人がまったく参加してないので、別の方が描いてるのです。
これが問題でオリジナルとかなり差があり、違和感を感じまくりです。
どちらが上手いか、どちらが好きかは人によるでしょうが、やっぱりファンディスクでここまで違う絵にしてしまうのは、さすがにどうかと思うのですが…。
CG枚数は44枚(差分込みで99枚)。
差分込み300枚というファンディスクもあるくらいですし(あれは凄すぎますが^^;)、もう少し枚数があっても良いかと。
原画が代わったとはいえD.C.シリーズの絵は人気が高いですから、値段分の枚数は欲しいです。
<キャラクター>
新キャラはいませんが今まで出てきたキャラは全員出てきます。
キャラの詳しい紹介はオリジナルかD.C.P.C.のレビューをご覧ください。
<内容>
・Summer Vacation
D.C.P.C.から1年後を舞台に、主人公朝倉純一とヒロインとの夏休みを描いたADV。
最初に好きなヒロインを選択し、その後は多少選択肢はあるものの基本は一本道のストーリーが進みます。
シナリオは大きく分けて3つ、無人島編と洋館編と遊園地編があり、それぞれの話に2人づつヒロインが割り振られてます。
テキストやノリはいつも通りで特別変わった展開はなく、ほのぼの、ラブラブな展開がほとんどです。
本編であまりこういう展開の見られなかった工藤叶や胡ノ宮環などにはぴったりでしょう。
ただし、13人中6人しか攻略出来ません。
一応全員出てきますが、恋仲になり、Hできるのは朝倉音夢、月城アリス、胡ノ宮環、芳乃さくら、白河ことり、工藤叶の6人だけ。
天枷美春が大好きな筆者としては残念で仕方ありませんが、ヒロインが13人もいるので、全員分シナリオを作ると本編並のボリュームになり、場合によっては一つ一つの内容が極端に薄くなる恐れもあるので、6人に絞った点は一概に否定できません。
筆者含めた他のキャラのファンは涙を呑んで我慢するしかありません。
プレー時間は一人1、2時間、計10時間弱くらいです。
・ショートストーリー 通称「杉並プロデュース」
13人のヒロインのショート(本当に短い、一つ5分弱)ストーリー。
単純で、ありがちな話ながらも、ヒロイン一人一人の魅力を表した、なかなかの出来だと思うのですが、一つ問題が…Hシーンが無いんです(つД`)
良い雰囲気⇒暗転⇒「俺たちは体を重ねた」等のメッセージ⇒H後(当然着衣済み)、になっています。
少女漫画やテレビドラマではそれで正解かもしれませんが、18禁のエロゲーでこれはないでしょう。
せっかく話中にヒロインがナース服とかメイド服、魔女っ子、裸エプロンにスクール水着といった、とても美味しい格好をしてくれてるのに、Hシーンを省くなんてあんまりです。
メイドやスク水エロはCIRCUSの18番のはずなのに…(製作チーム違いますが^^;)
上記の二つはD.C.P.C.のネタバレが多分にあるので、先にD.C.P.C.のプレーをお勧めします。
要は順番どおりにやってくださいと^^;
・ミニゲーム
5種類のミニゲームがあります。
結構面白かったですが、追加シナリオといったクリアのご褒美が何も無いのが残念。
・ユーザーギャラリー
ユーザ−の方々の投稿イラスト閲覧するコーナー。
図工が2だった筆者には縁の無い話ですが(^^;)、絵の好きなユーザーの方にはこういうものは嬉しいでしょう。
ファンディスクの1コンテンツとして設けるのは良いことだと思います。
・和泉子の絵描き唄
ヒロイン、というよりマスコットになってしまった紫和泉子の絵描き唄。
あること自体は構わないのですが、ここに容量を割くならもうちょっと別なところに割くべきだと思うのは自分だけでしょうか?
<エロ>
「薄い、短い、少ない」
某牛丼チェーンのキャッチフレーズみたいになってしまいましたが、この言葉通りです。
エロの期待はしない方が良いでしょう。
ファンディスクですし「水越姉妹丼」とか「音夢、さくら二人の妹同時H」とか「音夢、ことり、和泉子風見学園ミスコントップ3と超豪華4P」、いっそのこと「ヒロイン全員夢の14P」(さすがに無理があるか)ぐらいエロエロで、はっちゃけたことやってもかまわないと思うのですけど…そういうことは一切ありません。
エロすぎると本編のイメージとかけ離れる、というならミニゲームクリア特典みたいな番外的な位置づけにするといった手もあるのに…。
そもそもエロゲーがエロくて文句を言う人間はいないと思うのですが…。
<10点満点での総合評価>
5.5点
まぁ、ファンディスクなのでダ・カーポに思い入れがあれば^^;
ただし、攻略可能なキャラの中に気に入ったキャラがたくさんいる方はプラス0.5点。
逆に他のキャラにお気に入りが集中してる方はマイナス0.5点くらいの幅はあるでしょう。
それにしても、一つ一つの発想は悪くないのですが、もう少し充実したものを作って欲しかったと思います。
お気に入りのキャラ:水越眞子…遊園地編での彼女は本当に不憫
最後に一言:「いい加減ダ・カーポはネタ切れなのでは?次は完全新作を期待しています。」
姉、ちゃんとしようよっ!2 (GPさんのレビュー) | 評価: 8.5 |
▼ タイトル | 姉、ちゃんとしようよっ!2 | ||
▼ ブランド | きゃんでぃそふと | ||
▼ ジャンル | ADV | ||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | ||
▼ メディア | CD-ROM | ||
▼ 定価 | 税込\8,190(税抜\7,800) | ||
▼ 発売日 | 2004/06/25 | ||
【 CG観賞モード 】 | あり | ||
【 シーン観賞モード 】 | あり | ||
【 BGM観賞モード 】 | あり | ||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | ||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートあり) | ||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | ||
【 オートモード 】 | あり | ||
【 ヒント機能 】 | あり | ||
【 セーブ数 】 | 60個 | ||
【 エンディング数 】 | 15個 |
<ストーリー>
柊家に養子として引き取られた主人公・空也(くうや)は、6人のお姉ちゃん達に可愛がられて幼少時代を過ごした。
養父・柊翔(ショウ)は空也の軟弱な精神を鍛え直す為に、彼を遠縁である沖縄の犬神家へ約10年も預けたり、戻ってくれば、2人で武者修業の旅に出たりと連れまわす。そして、旅に出てから約1年後――。
空也は全ての修行を終え、1人前の男と認定されて帰ってきた。
ようやく柊家での永住が許可されたのである。
その空也にとって、少年〜青年時代の育ての姉ともいえる犬神帆波(いぬがみ ほなみ)と歩笑(ぽえむ)が隣に引っ越してきた。2人は可愛い弟の空也に何かと接触してくる。また柊6姉妹も相変わらず、個々のやり方で空也をかまう。新たなお姉さんたちの参入で、姉ライフはその密度を増していく。
Hな誘惑・甘やかし・罵倒……8人の姉から様々な形で構われ続ける空也。
弟の気持ちは、いったいどのお姉ちゃんに向くのか?それとも欲張って全員まとめて?決めるのはあなた次第……。
このホームページはきゃんでぃそふとより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はきゃんでぃそふとに帰属します。
<概要>
「姉、ちゃんとしようよ!」の続編。
前作から一年後を舞台に、8人の個性的なお姉ちゃんに囲まれた毎日を描くADVです。
<システム環境>
上記参照^^;
クイックセーブ&ロード、オートモード(速度調節可能)、ボイスリピート、テキストバック(読み返し)、メッセージスキップ(読んでないシナリオもスキップ可能)、テキストの背景濃度の調節や音声・BGM・効果音の調節(個別調節可能)、さらにはキャラクターごとに個別でボイスの音量調整も可能と、文句なしの操作性です。
プロテクトはありますが、インストール後に初めてゲームを起動する時に1度だけCD認証を行い、それが終われば以後はCD無しでプレイ出来ます。
<音楽・音声>
全12曲(歌1曲)。
BGMは至って普通ですが、シーンにはマッチしているBGMらしいBGMかと。
BGM鑑賞モードの個別鑑賞にも堪えられます^^;
そしてここをお薦めしたい、テーマソング「ねぇ、…しようよ」は素晴らしい出来です。
歌詞もメロディもコテコテのギャルゲーソングですが、このゲームにはそれが逆にマッチしています。
「生意気言うのもおっけーおっけー」は一度聴いたら二度と忘れないでしょう^^;
音声は女性キャラはフルボイス。
さすがに有名声優陣を起用、文句の付け所などございません^^;
ここまで素晴らしいと、男性キャラボイスも聞きたくなってきますが、無いのは残念。
<CG>
前作同様原画は最神扇道さん。
前作と少しタッチが変わっており、前作に比べて優しい感じになったと思います。
個人的には2の方が気に入っていますが、その辺の好みは人によって分かれるでしょう。
とは言そこまで変わってるわけではないので、普通は気にならないと思います。
<内容>
妹ゲー、ロリゲーいくらでもあるのになぜか今まで少なかった姉ゲー、年上ゲー。
本作はそんな姉ゲーの可能性を指し示す作品です。
ストーリー展開は基本的に前作と変わらず、ほのぼの、ギャグタッチなノリで進みます。
前作には要芽への復讐や巴の秘密といったシリアス要素やストーリー性の要素もありましたが、本作はそういったものもほとんど無くなり、ひたすらお姉ちゃんに甘えたり、振り回される日常に終始しています。
ストーリー性を重視する方にはこの展開は好ましいものではないかもしれませんが、このパッケージの裏にもある「8人のお姉ちゃんとHで楽しい毎日」という作品の趣旨からいけば、むしろ本作のようなお気楽な展開のほうが、その分姉の魅力を味わうことに集中出来るので正解かもしれません。
ゲーム形式は単純なADV。
共通シーンで奉仕度(好感度)を上げ、その高いキャラの個別シナリオに入る、至ってオーソドックスなものです。
選択肢を選んだ直後に奉仕度が上がったかどうかが音でわかる上、いつでも全員の奉仕度がチェック出来、さらにヒント機能までついているので、難易度は低いです。
本作の場合、下手に難易度やゲーム性をつけるとかえって趣旨の妨げになるので、これくらい簡単にしてしまった方が良いと思います。
なお前作のネタがたくさん出てくるので出来れば先に前作をプレーすることをお勧めします。
まぁ、いきなり本作からでもそんなに問題は無いでしょうけど^^;
<キャラクター>
前作からの柊家6姉妹に、新キャラ犬神姉妹におまけキャラを加えた計9人が攻略可能です。
無論全員年上^^;
ストーリー性がそれほどない分キャラクター性は非常に大事ですが、本作のヒロインは姉という共通の属性を持ちつつも、それぞれに個性があり、皆姉ゲーの名に恥じに非常に魅力的なお姉ちゃん達です。
以下軽く紹介。
・柊 空也(ひいらぎくうや、変更不可)
主人公。幼いころ柊家の養子に出される。
温厚で家事が得意だが、甘えん坊でスケベ。
当然義姉たちにはモテモテ^^;
この作品にはぴったりの主人公でしょう^^;
・柊 雛乃(ひなの) CV:木葉楓さん
柊家長女。
見た目がロリなので最初は戸惑うかもしれませんが、ストーリーが進めば立派な姉になります。
幼い見た目と、尊大ながらも長女の貫禄を示すギャップがなんともよいですな^^;
・柊 要芽(かなめ) CV:北都南さん
柊家次女。
冷酷非情な敏腕弁護士で主人公の初恋の人。
奉仕度を上げてやさしくなった彼女に甘えるのもよし、わざと粗相をして北都南さんの声で罵倒されるもよし、思い思いに楽しんでください^^;
・柊 瀬芦理(せろり) CV:AYAさん
柊家三女。
柊家一のスタイルを持つ、いたずら好きで元気なお姉さん。
弟である主人公は常に振り回されますがそれもまた姉ゲーの醍醐味、エロに積極的なのもまた良し^^;
・柊 巴(ともえ) CV:マルコさん
柊家四女。
公式サイトの人気投票でV4を達成したNo1ヒロイン。
シャイで口下手だけど美人で誰よりも優しい理想のお姉ちゃんで、恥ずかしながらも主人公を守ろうとする態度が非常に可愛いです^^;
・柊 高嶺(たかね) CV:芹園みやさん
柊家五女。
高慢、高飛車な態度で主人公をいじめてくる、典型的な「素直になれない」タイプですがそこがいい^^;
このタイプのお約束どおりHシーンでは別人のように可愛くなります^^;
・柊 海(うみ) CV:内村みるくさん
柊家末女。
姉ゲーの醍醐味「お姉ちゃんに甘える」をもっとも堪能させてくれるキャラクター。
献身的に主人公を愛し、キスもお風呂もHも「この位姉と弟なら当然」の一言でなんでもやってくれる彼女は、ある意味このゲームにもっとも相応しいキャラかもしれません^^;
・犬神 帆波(いぬがみほなみ) CV:長崎みなみ
主人公の育ての親ならぬ育ての姉。
陽気でネアカな性格の駆け出しの女優。
本作からの新キャラですが、その個性は柊家に負けません。
主人公への誘惑、要芽との対決は大きな見所の一つ。
・犬神 歩笑(ぽえむ) CV:海原エレナさん
帆波の妹で、主人公の育ての姉。
無口で無表情の若手小説家。
時折見せる笑顔のVサインと「クー君」の呼びかけは破壊力抜群。
無口だけど面倒見がいいのも最高です。
<エロ>
前作の「復讐のためHの訓練」というテーマがなくなり、またより姉萌えの方を強調した分前作よりエロは薄いです。
コスプレや複数、ハーレムプレイなどもありますので決して手を抜いてるわけではありませんが、純粋なエロ目的と言われれば少々厳しいでしょう。
<10点満点での総合評価>
8.5点
余計なものを省き、姉の魅力をとことん追及したところは素晴らしいです。
これから発展するであろう(筆者の願望が混ざってますが)「姉ゲー」の一つの基準となり得る作品でしょう^^;
<最後に一言>
「エロゲーファンが皆妹属性、ロリ属性だと思ったら大間違いだ!中には年上に甘えたい姉属性だっているんだ!」
と、いう想いを抱いている方(自分だけ?)、是非プレーしましょう!
姉の時代はもうすぐです^^;
お気に入りのキャラ:犬神歩笑…皆さん良かったけど、あえて言うなら…。彼女との添い寝シーンは最高でした^^;