司書さんといっしょ   (ひびきさんのレビュー)    評価: 7 
▼ タイトル 司書さんといっしょ
▼ ブランド トラヴュランス
▼ ジャンル ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2003/02/21
▼ 購入   司書さんといっしょ☆ 限定版 / 司書さんといっしょ☆ 通常版
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  あり
【 セーブ数 】  30個
【 エンディング数 】  2個


<ストーリー>
 主人公の憧れていたお姉さんが外国から帰国してきました。
 それも主人公の通う学園の司書として!
 さらに昔は家がお隣同士で親しい間柄だった事もあって、親の一存でお姉さんとの同居が決定してしまいます。
 家で、学園で、いつも憧れのお姉さんといっしょの主人公は募る思いをついに告白!
 お姉さんもその思いを受け入れてくれます。
 恋人同志となった二人はべったり寄り添いながら登校したり、図書室でお互いに熱い視線を送り合ったり、学園内に甘〜いムードを振り撒き友人達もちょっと呆れ顔です。
 もちろん同居先ではその甘さがさらに濃くなって二人を包んでいきます。


<キャラクター紹介>
氷川撫子(ひかわなでしこ) CV川村みどり
 主人公の幼なじみ。博学かつ清楚で胸もふくよかな才色兼備な女性。
 昔は主人公と良く遊んだり、面倒をみたりしていました。
 家の事情で一旦日本を離れていましたが、帰国後、主人公の通う学校に、司書として赴任します。
 帰国後立派に成長した主人公から告白されて、嬉しいやら恥ずかしいやら、でもやっぱり嬉しくて付き合う事をOKします。

君島紀香(きみしまのりか) CV原島瑠璃子
 お馴染み「尽くしてあげちゃう2」「紀香たんと一緒」のヒロインの一人。
 大輔とはすでに恋人関係で、周囲にも公認されている。
 主人公と撫子、共通の友人です。
 有名モデル倶楽部にスカウトされるほどの抜群なプロポーションを備え持つ女の子です。
 なかなか撫子に告白できないでいる主人公を影ながら後押し(お節介?)をします。
 恋人がいていつも一緒に行動する事が多いようです

篠原静江(しのはらしずえ) CV海美潮
 香の親友「むつみ」の母で美貌の未亡人(再婚して現在は人妻)。
 とても1児の母とは思えない若さの上ないすばでぃ。
 亡き夫の残した洋品店を10数件のブティックのチェーン店にまで拡大した腕利き女社長でもある。
 紀香や大輔には、自らのことを「静枝さん」と呼ばせ、「おばさん」と呼ばれる事を死ぬほど嫌っている。
 実年齢は30代中盤、だが見かけは20代に見られており、それが密かな喜びでもある。


このホームページはトラヴュランスより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はトラヴュランスに帰属します。



<購入理由>
 野神奈々さんがCVを担当しているゲームがプレイしたいと思いネットで検索していたところ、このゲームが目に止まった為^^;
 トラビュランスだったら萌え〜なボイスを聴けるだろう!と意気込んで購入しました。
 でも実際は「司書さんといっしょ」ではなく、同朋の「さ〜もんぴんく」の方で野神奈々さんは出演されていました^^;


<ゲームの概要>
 「司書さんといっしょ」のDVDには、タイトルの「司書さんといっしょ」というゲームの他に、トラビュランスの過去の作、「さ〜もんぴんく」のフルボイスバージョンが入ってます。
 どちらもADVですが「司書さんといっしょ」の方は、選択肢は全て2択です。
 それに答えていって先を読み進めて行く…といった、よくあるADV。
 ADVと言っても、物語はほぼ完全な一本道です。


<システム補足>
 インストール形態はフルインストールのみ。約1.5GB必要です。
 フルインストールしても、次回以降プレイ時にもDVDが必要です。
 まぁこの点を除けばかなり満足です。
 スキップも速く、メッセージウインドウ内で右クリックを押せば一発でウインドウ消去。ヒント機能も搭載。
 セーブ個所は30個。
 短いコメントとその時の画面のサムネイルが生成され、どの場面のセーブデータが一目でわかるようになっています。
 ただ、ゲーム中、エンディングに到達するまでに選択肢が30個以上あります。
 選択肢1回に付き1個ずつセーブすると、セーブ個所が足りなくなりますが、まぁこんな使い方しないでしょうから十分ですね^^;


<音楽・音声>
 主人公以外フルボイスです。
 アニメ調・萌え調を意識したであろう演技ですが、不自然さは無かったです。
 各キャラごとに声のON/OFF機能があります。
 淫語も出てきますが、消しの音は「ピー」ではなく、独特な音が使われています。
 ヒロイン撫子は清楚な設定ですが、エッチシーンでは淫語をしゃべってくれるのは嬉しいですね。

 BGMは、特に印象に残るものはありませんでした。


<エッチシーン・CGなど>
 エッチシーンは全て和姦です。
 純愛ゲームにしては結構エロ度は高いと思います。
 特記事項といたしまして、おっぱいがでかい!
 撫子の胸は大きいですし、原画さんは「前から見るおっぱいだけがおっぱいではない!」とばかりに、ヒロインの背中の方、腋(わき)からこぼれるおっぱいを描いてくれています。
 特に海辺でサンオイルを塗ってくれるよう頼む撫子は、こぼれんばかりの笑顔を背中越しに主人公に投げかけ、主人公に背中を向けているにも関わらず、腋から見えるおっぱいは、たぶんたぷんといった擬音がしてきそうで、このキャラの爆乳振りをあらためて認識させられます。
 原画さん、どなたかわかりませんがありがとうございます!おっぱい万歳!
 そしてそのおっぱいを宝の持ち腐れにせず、積極的にパイズリなどしてくれますから嬉しい限りです。

 エッチシーンでは他に、アナル、4P、放尿、裸エプロン等など。
 またこの裸エプロンがいいんだ(o゜▽゜)o
 主人公はなかなか撫子に告白できないヘタレ君でしたが、中盤以降撫子とのエッチが増えるに連れ、エッチシーンでも積極的になります。
 この主人公君、恥ずかしがっている裸エプロンの撫子に「キッチンに両手をついてお尻をこちらに突き出して、ついでに片足だけを上に持ち上げてみて」とエロゲーの主人公らしい漢(おとこ)の台詞を吐きます。
 偉いぞ、君は漢(おとこ)だ、勇者だ!
 …うぬは真のますらおであった(By兇國日輪守我旺)

 登場ヒロインは皆さん巨乳で、当然3Pあり^^;
 2人から同時にパイズリされたり、3人からオシッコをかけられたり…。
 3人から同時に攻められたり、その胸が歪んでいるCGは良いですネー(o゜▽゜)o
 あ、ちなみに大輔と紀香のエッチシーンもあります。
 この時は男性ボイスはOFFにしておきましょう^^;

 CGでは、萌えも狙ったんでしょうか、急にキャラがSD化したCGになる場面もチラホラ。
 もちろんエッチシーンでキャラがSD化することはないですけどね。


<感想>
 終始ラブラブのアドベンチャーゲームです。
 アドベンチャーというかデジタルノベルと言うか…なんせ、どの選択肢を選んでもエンディングまで一本道。
 選択肢直後の会話が少々変化するか、エッチシーンが見れたりする程度です。

 このゲーム、「ヒント機能」がついています。
 ○撫子を褒める
 ○自分の手柄だと言う
 というような選択肢が出るとしましょう。
 その時ヒント機能では「撫子を褒めると好感度アップ。自分の手柄だと言い張れば変化なし」というようなメッセージが出ますが、「好感度」ってナニ?と言った感じです。
 好感度が上がろうが下がろうが、見れるエッチシーンは変わらない訳だし、攻略キャラも氷川撫子一人だけです。
 まぁ、君島紀香や篠原静江を攻略しようという方が無理…なんでしょうな。
 他のトラビュランス作品の世界を壊しそうだし…。

 トラビュランスの作品にドップリ浸かっているプレイヤーなら、紀香や静江が出てきて嬉しいのでしょうが、トラビュランスに明るくないプレイヤーには、攻略キャラを増やして欲しかったという感じだと思います。
 まぁ、静江や紀香を巻き込む3P、4Pがありますけどね^^;

 シナリオは…、といいますと。
 毎度ながらのご都合主義なラブラブアドベンチャーです。
 小さい頃憧れだったお姉さんが偶然にも自分の家の隣に帰国。
 しかし、お姉さんの家はリホームしなければならない。
 で、主人公の二人の親は、ちょっとした旅行に出ていて、その期間は「撫子ちゃんもウチに住んでもいいのよ?」という親公認の同棲生活。
 そして相思相愛。

 ご都合主義ここに極まれり!
 という感じで話は突き進みます。いや〜良いですね^^;
 主人公が告白するまでは紀香や大輔に後押しされ、からかわれデートを出歯亀され(^^;)、といった感じで微笑ましいですヽ(´∇`)/
 前半は主人公が告白できずヤキモキしていながら撫子お姉さんに誘惑され、後半は両思いでエッチシーンの連続、といった内容です。

 ちょっとした嫉妬などはありますが、ドロドロな展開は皆無であります。
 良く言えば安心してラブラブモードを読み進めることができる、悪く言えば、起承転結になっておらず、言ってみれば起承承結…、といった感じでしょうか?
 でもCGや声、キャラなどから考えれば、これはこれで良いのじゃないかな?

 ちなみに、好感度の高低はストーリーに全く関係ないのですが、エンディングだけは変わるようです。
 ちなみに2種類あるエンディングを見ると、「その名はボニテリアン」というオマケシナリオを見る事ができます。
 どういうものかと言うと、トラビュランス過去の作品に出てくる国府田薫子の変身美少女キャラな内容です。
 もちろんエッチシーンもありますよっ♪


<同朋作品について>
 上でも少し触れましたが、このDVDにはトラビュランスの過去の作品「さ〜もんぴんく」のフルボイスバージョンも収納されてます。
 私は野神奈々さんのCVを期待してこの作品を買ったのですから、こちらのキャストに期待しておりました。
 ……………!
 なんとボイスに白井綾乃さんまでもが参加!
 となると声買いしても損は無いんじゃないかと^^;
 むしろ、さもぴん未プレイ者はこちらの方を目的として買っても全く問題ないのでは?
 私もさもぴん未プレイだったので、これには嬉しい限りでした。


<10点満点での総合評価>
 7点
 攻略キャラが一人というのは残念ですが、ラブラブで安心して読み進めることができるのは良いと思います。
 さ〜もんぴんくが同朋されているという事を考え加点しました^^;


お気に入りのキャラ:氷川 撫子…まぁ、この人しかいないわけですが^^;
最後に一言:「さ〜もんぴんく未プレイの方はさらのお得ですね^^;」









   らぶフェチシリーズ Vol.3 覗き/オナニー編   (ぽちたんさんのレビュー)    評価: 5 
▼ タイトル らぶフェチシリーズ Vol.3 覗き/オナニー編 amazon associates
▼ ブランド EROGOS
▼ ジャンル 学園ラブコメADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM / DVD-ROM
▼ 定価 税込\8,190(税抜\7,800)
▼ 発売日 2003/12/05
▼ 購入   らぶフェチシリーズ 〜覗き/オナニー編〜
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(ホイールマウス対応・音声再生はなし)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  30個
【 エンディング数 】  9個


<ストーリー>
 偶然だった。
 夜、用事を忘れた公志が職員室へ行くと、音楽教師が電話をしながらオナニーに耽っていたのだ。
 普段見せないような艶やかな非日常性をのぞき見てしまった公志は、以来頭からそのことが離れなかった。
 追い打ちをかけるように、今度は涼香のオナニーをのぞき見てしまう。
 日常の代表のような涼香の、しかし普段は見せる事のない恍惚とした表情、仕草……そして、喘ぎ声。

 公志は何かに気づき始めた。
 自分が非日常的な行いをすれば、相手の普段見せない姿を垣間見る事ができるのではないか……。
 のぞき見したいがためにカオルを誘導し、それを覗く。
 淫靡な行為に耽る女性を覗く、背徳の行為に目覚め始めた公志は、受け身だった今までと一転、次第に能動的に変容していくのだった。


<キャラクター紹介>
紺野 涼香(こんのすずか)処女 CV:青山ゆかり
 主人公のクラスメートでもっとも親しい人物である。
 仲は良いのだが発想の違いからよく衝突し合う。
 ただしそれは気の許せる相手だからこそ本音が言えるのであり、衝突そのものはじゃれあいのようなものである。
 実質的には面倒見良く忍耐強い。
 主人公の世話女房役である。
 頼まれても居ないのに弁当を作ってきたりと世話焼くのが好き。

笹宮 カオル(ささみや かおる)処女 CV:小森はる香
 控えめに表現しても小学生低学年レベルの外見を保っている。
 発想の根底が比較的男性に近い。ボーイッシュな動向。
 女の子だったのかと驚かれるのを嫌がる。
 あまりスカートが好きではないのだが制服故しかたなく着用。
 本人は外見が幼いことにひどくコンプレックスを感じており、その反動で性的な行為に対してやたらと積極的である。
 相手が誰でもいいとは思っていないが、バカにされるとそのテクニカルな一面を身体で味合わせてやるという思考へ至るのである。

榊原 奏(さかきばらかなで)非処女 CV:宇佐美桃香
 主人公達が通う学園の音楽教師。
 おっとりふんわりとした性格はつかみ所がなく、時として会話がかみ合わないこともしばしば。
 太一によると、下ネタに対する耐性があるのか、エロ話をしても引かれない、とのこと。


このホームページはEROGOSより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はEROGOSに帰属します。



<購入動機>
 「らぶフェチ」シリーズの三作目。
 フェチ的には微妙ですが、シリーズ物は最後までちゃんと完結(購入)しないとね^^;


<本作の特徴>
 この「らぶフェチ」シリーズは、全部がアニメというゲームです。
 それゆえ、一般のゲームにあるような固定CGというのがありません。
 ゲームの進行は、作中に時折現れる選択肢によって分岐していきます。
 その選択肢自体の総数が少ないことと、ゲームの流れからしてどの選択肢を選べばよいかなどが容易に把握できるため、難易度は低めです。

 あと、極めて大切なことなのですが、本作は3980円の低価格ゲームです。


<CG・アニメーション>
 キャラクターデザイン・作画は彩珠子さんが担当をされています。
 客観的に見ても、特に人を選ぶようなことは無いと思います。
 このシリーズの一作目を購入したのも、このキャラクターに惹かれたというのもありましたし^^;

 ただし、OHPにあるようなレベルのCG=本作中のCGとは言えません。
 確かに全部がアニメーションである為Hシーンなどは圧巻と思えるのですが、作中においては、少しCGのレベルが下がっています。
 でも…まぁ、そこまで気にする必要もないかな?
 フルスクリーンにして目を凝らせば、「あ、荒いかも」と言える程度ですのでプレイに関しては、然程問題ないかと。
 …それにしてもこのシリーズって、巻ごとに微妙にCGのレベルが違うんですよね。

 アニメーションHには期待をして良いです。
 よく動くので、一般的な固定CGでのエッチシーンになれている方には、とても新鮮に移るのではないかと思います。
 ヒロインがバイブで自分の股間を弄ったり、恍惚とした表情でオナニーを主人公に見せるシーンなどは圧巻でした。


<音楽>
 全17曲入っており、ボーカル曲はありません。
 曲一つ一つを着目すると、可も無く不可も無く、特徴のある曲とは言いがたいです。
 そして、本シリーズは一貫して使いまわされています。
 ですので、一作目からやっておられる方の中には、「飽きた!」という方もいるかもしれません。
 (まぁ、音楽刷新で値段が上がったら目も当てられませんが^^;)


<声優さん>
 上手い方ばかりだと思います。
 ヒロインは三人登場するのですが、そのキャラクターにマッチした声・演技でした。
 広く支持されるマッチング・声だと思います。


<感想などなど>
 本作は「らぶフェチ」シリーズの三作目です。
 残念ながら全体的な評価としては低くつけざるをえません。
 その訳を以下でお話していこうと思います。

 まず、この巻の「フェチ」は「覗き・オナニー」ということです。
 作中だと、確かに、「オナニーを覗く」という形で、このフェチは実行されています。
 ただ、この作中の当該フェチにつき疑問を抱かずにはいられないことがいくつかありました。

 まずは、このフェチが理解できる人の立場から言及していきたいと思います。
 「覗き・オナニー」という副題をつけていながら、「オナニーを覗く」というイベントは、6つ(正確には7つ)あるイベントのうち3つしかありません。
 もっとも、「オナニー」だけをカウントするならば全部に入ってはいるのですが、「覗く」という行為はおざなりにされてしまっています。
 その為「覗き」にフェチズムを感じる人からすると、中途半端と感じてしまうと思います。
 また、一般に「覗き」というのは「覗いちゃいけないものを覗けたこと」が背徳的であり、その点に魅力があるものだと思います。
 しかし本作について言えば、その背徳感はあまり感じることが出来ませんでした。

 では、このフェチが理解出来ない人の立場からはどうなるのでしょうか。
 私はどちらかと言うとこちらの部類に入ります。
 「覗き」専門のアダルトビデオなんかも巷に流通していますし、「オナニー」というのも殆どのアダルトゲームで目にすることが出来ます。
 恐らくこれらに愛着を持つ人もいるのでしょう。
 だけれども…やっぱり、少数派じゃないかなと…。
 (まぁ、そもそもフェチとはそういうものかもしれませんが^^;)
 つまり、もともとこの分野に関心の無い方にとってはアマリ楽しいものではないかと…。

 次に挙げられるのは、このゲーム、一貫して暗いことです。とにかく、暗い。
 これは主人公が、頭ん中でゴチャゴチャ考える性格であることからきています。
 ヒロインの一挙手一投足にいたるまで、この主人公、頭の中で分析を始めだすのです。
 そして、その主人公の思考にプレイヤーがついてこれるかどうか、これが問題だと思いました。
 「覗き・オナニー」という鬱屈したフェチ(あくまで私にとってです)に相まって、主人公の性格の暗さから、ゲーム全体がいやに暗い雰囲気を醸し出しております。

 以上のように、嫌な点もありますが、無論良い点もあります。
 まずは、既述のように、アニメーションが素晴らしいことです。
 これは一見の価値があるでしょう。

 次に、ヒロインのキャラ立てがいい点が挙げられます。
 本作において、ヒロインは3人出てくるのですが、どのヒロインもそれぞれの個性を持っており、魅力的です。
 プレイした次の日にヒロインの名前を忘れるというようなことはありません。
 「キャラ立て」という面では、十分に成功していると言えるでしょう。

 あと、オナニーシーンとして想定しえるシーンは大体入ってると思います。
 例えば、オナニーの見せ合い・オナニー覗き・バイブを与え指示してのオナニー等々。

 でも、残念なことにやっぱりこのフェチに私は馴染めませんでした(つД`)


<結論>
 本作の掲げる「フェチ」の属性を持っている人はプレイしてみる価値はあると思います。
 (値段も安いですし^^;)
 逆に「覗き?オナニー?」とその属性に疑問を持つ人はあまり勧め出来ません。
 全般的に5点ですかね…。


お気に入りのキャラ:紺野涼香
最後に一言:「Erogosさんは、なんでこんなジャンル選んだんだろう?」









   僕と4人の女教師   (ひびきさんのレビュー)       評価: 4.5 
▼ タイトル 僕と4人の女教師 amazon associates
▼ ブランド TAKE OUT
▼ ジャンル 先生が教えてあげる系AVG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/06/25
▼ 購入   淫乱病棟24時 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  50個
【 エンディング数 】  9個


<ストーリー>
 渡辺瞬は都内学園に通う3年生である。
 学力は人並みだが、ひ弱で女性的な容姿と、臆病な性格はしばしば苛めの対象にもなった。
 かといって、非行に走るわけでも、引きこもりになるわけでもなく、ときおり彼をからかう悪友はいるものの、日々平穏な生活を過ごしているごく平凡な学生だった。
 しかし、そんな彼の平穏な生活も、3年の春に新たに学園に赴任してきた女教師園川香澄によって打ち消されてしまう。
 美しく清らかな女教師香澄を前にすると、ただでさえ臆病な性格はより一層拍車を掛けられ、まともに舌を動かすことすらままならなくなってしまう。
 ここまでなら、誰でも経験のある年上の女性への憧れで済んだことかもしれない…。
 しかし、憧れの先生、園川香澄の許婚が最低最悪の教師津積義章と知ったところから、物語は動き始めるのであった。


<キャラクター紹介>
園川香澄
 主人公のクラスの副担任。
 大学を卒業してまだ間もない新任女教師。
 お嬢様育ちでちょっと世間知らずな面もあるため、誰とでも分け隔てなく接する姿に生徒からの人気は抜群。
 極度の緊張症のため、授業中言葉を噛んだり漢字を書き間違えたりと、パニックになることがある。
 主人公に対しては弟の様に接する。
 学年主任の津積は親に決められた許嫁。

小坂真琴
 生徒から「鋼鉄の処女」と呼ばれる女教師。学年副主任。
 生徒達に接する態度や授業を「ビジネス」ととらえるクールな性格をしている。
 授業は厳しく息の詰まるような授業を行うため、学生からの人気は低いが、要点を捉え的確な指導方法は、脱落者も極端に少ない。
 現在妻子ある男性と不倫関係にある。

フェリア・神田=モンデリヒト
 ドイツの大学を飛び級で卒業した天才少女。
 世界的に研究者としてもかなり有名で、学園の今日淫では唯一博士課程を修了している。
 現在、学会に論文を提出中で、その結果待ちの片手間で教師をしている。
 経歴は誰にも負けない立派なものだが、基本的に子供。
 立場は教師だが、学生よりも年下の先生。
 強気でワガママで傲慢、さらに超生意気。
 基本的に学生を家畜以下の低脳馬鹿と思っている。

澤井涼子
 賑やかな事が大好きで、ついでに童貞の男の子も大好きな数学教諭。
 露出も多い風貌と、自由奔放な性格で男子生徒からは絶大な人気を誇る。
 奔放な性格は性に対しても例外ではなく、華麗なる男性遍歴を持っており、現在のところは童貞狩りを趣味としている。
 解りやすい授業で受け持ちのクラスの平均点はかなり高い。
 そのお陰で、彼女の素行不良は問題にあがらないほど。
 教師としても実績はかなりのものがある。
 主人公に対しひとかたならぬ興味を持っている。

津積義章
 42歳独身男性。学年主任。学生生活指導担当。
 主人公のクラスの担任教師。
 ※全てのエンディングに絡んでくる悪役教師です。

渡辺瞬(リネーム不可)
 本編の主人公。
 女性っぽい外見だが、中身も女性っぽい。
 体力もなく、成績もそこそこで内気で気弱な少年。
 女性に対してはそれなりに興味があるが、勇気が無いため今まで女性経験はない。
 いじめられっぽい性格のためか、担任の津積に目を付けられている…。


このホームページはTAKE OUTより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はTAKE OUTに帰属します。



<購入理由>
 TAKE OUTのデビュー作「巫女みにょっ!」を気に入り、「巫女みにょっ!2」が出ると言うので、下調べ的な感じで買いました。


<ゲームの概要>
 マップ移動形式のADV。
 移動した先でいろいろなキャラに出会い、その人達と会話を交えて親密になります。
 また、選択肢が時々あります。
 朝、昼、夕と1日に3回行動します。


<システム補足>
 上記参照^^;
 必要なモノはそろってますが、このゲームにはクイックセーブ&ロードを是非搭載して欲しかった(後述)(つД`)
 あと、右クリックを押しても何も起きないので、システムの起動かウインドウの消去かどちらかに割り当てて欲しかったです。

 インストール形態は最小とフルインストールを選べます。
 最小は約5MB、フルインストールは約650MB必要です。
 一度フルインストールしてもCD認識はあるので、プレイ時は毎回きちんと挿入しなくてはなりません。


<音楽・音声>
 主人公以外はフルボイス…ではなく、主人公を含め登場人物全員フルボイスです。
 (ちなみに「主人公の音声ON/OFF機能」がついてますので、主人公の声だけを消す事は可能。ただし、女性/男性別の音声ON/OFF機能はなし)
 主人公、上述の通りちょっと女性っぽく…、それはボイスも例外ではありません。
 主人公ボイスをオンにすると、高校三年生にもなって変声期を迎えてないのかこの人わ、といった声^^;
 ちなみにこの人、急に冷酷になる一場面がありますが、普段との差が思いっきりあったらよかったのになぁ、と思いました。
 (るろ剣みたいに^^;)

 で、ヒロイン、脇役男性キャラ共演技は上手です。
 津積男性教諭のふてぶてしさは、マイナスの演技賞モノです。
 ヒロインの声も安心して聴けます。

 BGMは10曲で、場面場面にあった曲が使われていると思います。


<原画・CGなど>
 原画は白井恵理子さん。
 CGは繊細で、体のラインなどが丁寧な感じを受けます。
 ただし、乳首の塗りは雑だぁ!
 18禁ゲーなんだからそこらへんは丁寧にして欲しかったです。
 全般的にごく普通のCG…かな?


<エッチシーン>
 エッチ度はそこまで高くはないです。
 教師モノというと、「ほら、先生が教えてあ・げ・る♪」というシチュエーションや、生意気な先生を暴行…というシュチュエーションはあるかな?と思いましたが、期待していたほどはそういうシーンはありませんでした。
 その代わりといってはなんですが、主人公の恋愛対象となっているヒロインが強姦されるシーンがかなりあります。
 そういったシーンに耐性が無かった自分は、ちょっと困りました。

 音関係では、チュパ音と濡れてる音、挿入時の出し入れの音が、機械音(合成音?)で表現されています。
 あ、処女もいますよ^^;


<感想-キャラについて>
 4人いるヒロインのうち、性格は…、
 1人目 − 元気一杯で明るくみんなのアイドル的存在。でもちょっぴりドジ。
 2人目 − 物静かで口数少なくキャリアOL風。クールで一見近づきがたい。
 3人目 − ワガママで生意気で何かと主人公にちょっかいを出すけど、徐々に主人公と惹かれあっていく。
 4人目 − 大人のオンナの魅力で主人公を誘惑。露出も高く性経験も豊富。
 といった具合。
 もし「18禁ゲーにおいて主なメインヒロイン4人の性格を記述せよ」という問題が出たら、模範解答のような出演キャラ。
 王道ですねd(^-゚*)

 キャラごとの性格はしっかりしていて、特にフェリア・神田=モンデリヒトと澤井涼子の性格はホドホドに濃ゆく、飽きなかったです。
 また、主となるクラスメイトも3人いるのですが、この人たちもいい味出しています。(エッチシーンは無いですけど)
 女性教諭と仲良くなっている所を冷やかされたりはやしたてられたり、そして主人公は真っ赤になったり…^^;
 学園モノのお約束ですね。やっぱり学園モノはこうでなくちゃ♪
 とも思ったのですが、このゲームには部活動も無ければ体育祭も学園祭もない…。
 あるのはひたすら補講…。
 やっぱりこのゲームは教師モノですね^^;


<感想-マップ移動について>
 マップ移動画面において、移動先にどのキャラがいるか表示される形式と、移動しないとどこに誰がいるかわからない形式と2通りありますが、このゲームでは後者です。
 マップ移動画面では、校門・校庭・廊下・昇降口…など行き先がかなりあり、慣れるまでは誰がどこにいるか傾向がわからず戸惑います。
 この形式では、マップ移動画面で「どこに行けばお目当てキャラに会えるか?」など作戦を考えたり出来る「ゲーム性」が高い反面、お目当てのキャラがいなかった場合はイベントが起こらなかったり、不都合な点もあります。
 …このゲームではどうも不都合な点が多かったようです。


<感想-全体>
 さて、インストールしてプレイしましょう♪
 といきなり移動先が10個以上あるマップ移動画面が現れます。
 まぁ最初は手当たり次第に移動して、その先で会う先生やクラスメイトとの会話を楽しみました。
 ただ、いろいろなヒロインと会うには会いましたが、特定の一人と会うことは難しく、各ヒロインとは浅く広い付き合いのまま日にちが経っていきました。
 そんなとき担任の津積男性教諭に呼び止められ…、と思ったら、いきなりホルマリンを染み込ませたハンカチを口にあてがわれオカマ掘られてバッドエンド…。
 初回のプレイとしては少々府に落ちないものになりましたが、まぁ2回目からは対策を立ててプレイしよう…と思い、なるべく1人のヒロインをストーカーするように追い回していったんですが、それでも津積に掘られてまたもやゲームオーバー…。
 キレてもいいですか?
 と思わず憤慨し、ならばと1日目からマップ移動をする前には必ずセーブ。
 行き先でお目当てのヒロインと会えなかったら即ロードして別の場所に移動…を繰り返す。
 そんなプレイスタイルにならざるをえない。
 するとどうなるか?
 サクサク進まず、折角面白いシナリオも途切れ途切れの感じになってしまいます。
 ※セーブ⇒マップ移動⇒お目当てのヒロインに出会えなかったからロード⇒同じ時間でマップ移動画面⇒またもやお目当てのヒロインに出会えなかった⇒ロード(※以下繰り返し)
 こういったプレイスタイルになるのですよ。
 早くシナリオの続きが読みたいのに、こういったぶつ切りにされるとストレスたまります。
 だからこういうゲームにはクイックセーブ&ロードが欲しいのですじゃ〜〜(つД`)

 で、肝心のシナリオとしては、ハッピーエンドでもバッドエンドでも、各キャラのエンディングの途中(もしくは最後)1回は津積男性教諭にヒロインが襲われます(おい)
 ハッピーエンドは純愛でメデタシメデダシ的に終わるからまぁ良いとしても、バッドエンドでもほぼ最後まで主人公とヒロインは純愛モード。
 そこへ津積が乱入。
 ヒロインの教師を主人公の目の前で強姦したり、ヒロインが壊れた性格になっており、それを見せ付けられる…といったもの。
 こういったエンディングは好きじゃないのですけど、逆にこういうバッドエンドがある分、ハッピーエンドを見れたときは嬉しい…というのをメーカーが狙っているんでしょうか?

 良く言えはゲーム性が高く、何度もゲームにチャレンジしてハッピーエンドに到達した時の陶酔感が格別。
 悪く言えば何度も同じ場面を見せられたりして先に進みにくい…といったところでしょうか?


<10点満点での総合評価>
 4.5点
 何度もセーブ&ロードをさせられた点、
 主人公の恋人がいきなり犯される点など、不満点が多いためです。
 人によって好みがわかれるかも。


お気に入りのキャラ:澤井涼子…お姉さんキャラに弱いワタクシ(*σ▽σ)
最後に一言:「次回作に期待です♪」