Purism × Egoist   (ひびきさんのレビュー)    評価: 8 
▼ タイトル Purism × Egoist
▼ ブランド ZIP
▼ ジャンル えちピュアAVG
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込)通常盤\3150円 限定盤\3675円
▼ 発売日 2004/04/16
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  40個
【 エンディング数 】  個


<ストーリー>
 未来。
 主人公は生命アンドロイドに関する超一流の科学者なのだが、彼はその名誉を捨て在野でのコンピューター技師として生活を送っていた。
 人々との喧騒がない静かな世界。
 しかし彼は一体の少女型アンドロイドを作る。
 彼女の名は「ピズ」。
 そして物語は始まっていく


<キャラクター紹介>
ピズ(CV:北都南さん)
 素直で純粋で人を疑う事を知らない天然娘。
 物忘れが多いのが玉に傷で、時折爆弾発言があったりする。
 ウサギ耳。

るん(CV:須本綾奈さん)
 ピズの後に作られたピズのお姉さん(電子頭脳が先に出来ていた)。
 小生意気で高飛車だが以外に素直。
 ピズへのツッコミ役。ネコ耳。
 語尾に「〜にゃ」がつくのはお約束(?)

ゆみな(CV:乃田あす実さん)
 るんのことが大好きな後輩。
 お兄ちゃんと呼ぶ創造主に造られた。
 気弱でとても力が弱いが、知的能力では他の追随を許さない少女。
 鳥の翼を持つ娘。

ニッケ(CV:金田まひるさん)
 フィジカに造られた生命アンドロイドで、ピズとるんのクラスメイト。
 ボーイッシュな元気娘で、誰とでもすぐ仲良しになれる。
 犬耳。

フィジカ(海原エレナさん)
 巨乳とくわえタバコがトレードマークのニッケの創造主。
 在野にありながら主人公に勝るとも劣らない科学者。


このホームページはZIPより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はZIPに帰属します。



<ゲームの概要>
 選択肢を選んで先を読み進めていくデジタルノベルです。
 内容的にはデジタル絵本といったところでしょうか。
 「デジタル絵本」と表現するのに相応しいくらいホノボノとした雰囲気で、個性ある女性キャラが多数登場するゲームです。
 なお、選択肢も出てきますが、ほとんど物語は一本道です。


<購入理由>
 とりあえず声優さん買い^^;
 しかし、このゲームは「同人」です。
 いや、声優さんも原画さんもシナリオさんも有名な方らしいですが、私は起用されている声優さんの豪華さと、萌えるCGに惹かれ購入しましたヽ(´∇`)/


<システム補足>
 上記参照^^;
 大体必要なモノは搭載されており、満足出来る出来です。
 インストール形態はフルインストールのみで、約590メガ必要です。
 一度インストールしたら、次からはCD挿入しなくてもOKです。
 ロード画面では、セーブデータごとにセーブした時の画面がサムネイルで生成されているので、便利に使う事が出来ます。
 特に足りないと思ったものはありません。

 ゲーム中にシステムを開いたり、ゲーム終了のボタンを押すと、ヒロインの声がするようになってます。
 「システムを開きますですぅ」
 「終わっちゃうのですかぁ?さびしいです」
 など^^;


<音楽>
 BGMは、雰囲気を盛り上げるような音楽が多数あります。
 ホノボノとした雰囲気を更にホノボノとさせてくれるようなBGMもあれば、物語が佳境に入った時にBGMで盛り上げてくれる…、そういった感じで、BGMが果たす役割は多いんだなぁ、と実感させられました。

 なお、主題歌もあり、北都南さんが歌っています。


<音声>
 女性キャラはフルボイスです。
 …何ですかこの豪華声優陣の面々は?
 エロゲー界の至宝とも言われている北都南さんを筆頭にソウソウたるメンバーです。
 18禁ゲームをたしなんで声優さんをチェックしている方なら、何度かお目に(耳に?)しているのではないでしょうか?
 全く違和感なく聴ける演技、高度なフェラ音!
 最近の同人ゲームは凄いなぁと…。


<原画・CGなど>
 原画は萌木原ふみたけ さん。
 一言で言えば「萌え狙い」^^;
 CGは淡い色合いで、コロコロと大袈裟なくらいに表情が変わります。
 ヒロイン達のほとんどがアンドロイドですが、ロボットっぽいというわけではありません。
 ちゃんと肌の張りもよいし、肉質感もあり、ネコ耳やウサギ耳などを除けば、人間と同じくらいの肌感です。
 つるぺた設定の「るん」を除けば、程々に胸も大きいキャラも多く、「度を越したロリ」キャラはいません。
 まぁ小振りではありますが^^;
 お、オープニングムービーもあります、結構凝ってます。


<エッチシーン>
 萌えゲーといって侮る無かれ。
 インストールしてゲームを始めるとすぐにエッチシーンが始まります^^;
 やっぱりジャンルが何であれ、エロゲーを買う人はエッチシーン求めているんだ、という作り手側の気使いが嬉しいですネ(≧∇≦ )b
 しかも、萌えキャラなのにエッチ大好き奉仕大好きという、まさにエロゲーに出てくるのに相応しいキャラ「ピズ」が、「ご主人様ぁ」と甘えてきます。

 シチュエーションも、3P、レズ、制服のまま、ダブルフェラ、パイズリなど多彩です。
 ちゅぱ音、挿入時の出し入れの液音などもあり、エッチシーンのエロさに拍車をかけております。

 なお、淫語も出てきておりますが、残念ながら消しのピー音が入ってます。
 同人なのだから、修正はいらないだろうに…(つД`)


<感想>
 第一印象…「萌え」
 プレイ中に感じた感情の中で多分1番多かっただろうもの…「萌え」
 登場キャラに対して思った事…「萌え」
 絵…萌え絵
 といった風に、「萌え」を狙った作品であり、非常に成功していると思います。
 ゲームを始める前も「いんすと〜る」「げ〜むすた〜と」等の文字が、淡い色で丸文字で書かれていますし^^;
 そしてゲームをインストールすると、主題歌つきのオープニングムービーがっっっ!
 (何度も言うようですがこの作品は同人です)
 このオープニングムービーと主題歌も、萌えを狙ったであろう仕様であります。
 更に最初に出てくるヒロインが北都南さん演じる、ピズ ですからね。怒涛のような萌えの展開です。

 物語が進むにつれ、新しいヒロインが次々に登場し、そのヒロイン達の性格を反映しているかのようなエッチシーンが繰り広げられていきます。
 そしてキャラと声優さん達の演技・声質が見事にマッチしています。
 特に、萌え担当の北都南さん、ボーイッシュ役担当の金田まひるさん、気弱で自己否定しまくりな少女役の乃田あす実さん…もう言う事ありませんm(_)m

 ストーリーは各キャラを愛でられるよう、ホノボノトとしたものから、ちょっとしんみりさせるような展開になります。
 各キャラの性格ですが、カブっている性格がなく、濃ゆいキャラからホノボノキャラまで登場し、そのヒロイン達の性格の相違が生み出していく会話や仕草でストーリーが自然と敷かれていく、といった感じです。
 ただ、ラストがちょっと弱いような気もしますが…。

 「萌え」狙いで作られたであろうこのゲーム。
 シナリオさん、原画さん、声優さん達のワザにより見事に達成されていて、全く「同人」を感じさせる事がありませんでした。


<10点満点での総合評価>
 8点
 キャラも活き活きしてるし、ストーリーも悪くない。
 エッチシーンも結構濃く、良い作品ですね。
 コストパフォーマンスも素晴らしです。
 キャラ別ルートなどがあるともっと点数が高くなったと思います。


お気に入りのキャラ:ピズ…物語と萌えの核となるキャラなので^^;
最後に一言:「コミケで立ち寄るサークルが1つ増えました^^;」









   Dear My Friend   (おぷてぃさんのレビュー)    評価: 8 
▼ タイトル Dear My Friend
▼ ブランド light
▼ ジャンル ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\8,800(税抜\8,381)
▼ 発売日 2004/07/09
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声再生あり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  90個(通常80+オートセーブ10)
【 エンディング数 】  6個(ヒロイン5+バッドエンド1)


<ストーリー>
 それは、ある冬の日に始まった、淡い青春の物語――。
 主人公の少年――森川恭一は、その街の学園に通うごくごく普通の男の子。
 売れない小説家の父親と看護婦をしている母親に育てられ、真っ直ぐに……とは言えないまでも、取り立てて道を踏み外すこともなく、用意されていたレールの上を走り続ける毎日だった。
 退屈で、刺激の少ない日常。
 多少は不満を感じないでもなかったが、友達という名の仲間たちと共に過ごす毎日は、それなりに楽しいと感じられるものだった。

 だが、その日から、彼の生活はほんの少しだけいつもとは違うものになっていく。
 きっかけは、恭一の父親が一人の孤児を自宅に引き取ってきたこと。
 恭一と同い年で、久城麻衣とかいう名前の、可愛いらしい女の子である。
 父親曰く、身よりのない彼女の里親になることにしたのだという。
 突然「家族が増えました」などと言われても、恭一には戸惑うことしか出来ない。
 それは引き取られてきた少女も同じの様子。
 だから、二人は友達になることにする。
 一緒に暮らしているとはいえ、友達が増えるだけなら問題はない。
 そんな風に思いこもうとする。
 恭一は自分の親友達にも麻衣を紹介し、新たな仲間に加えていこうと試みる。

 一つの変化を除き、何も変わらない日常。
 ……でも、一つの変化が何かを変えつつあることを、誰もがひっそりと感じている――。


<キャラクター>
森川 恭一(もりかわ きょういち)
 主人公。学園の2年生。
 若干乱暴な側面はあるものの、基本的にはごくごく普通の学園生。
 性格は少し不愛想な雰囲気だが、根本的には生真面目で純情そのものの明るい男の子。
 ささいな事でも真剣になってしまう傾向があり、少々思いこみが激しい。

久城 麻衣(くしろ まい) (CV:かわしま りの)
 ある日突然、主人公の父親が引き取ってきた孤児の女の子。
 主人公とは同い年で、一つ屋根の下に住み、同じ学園に同級生として通うことになる。
 性格は控え目でドジで鈍い、というかトロい。
 生い立ちの影響なのか、他人の視線を必要以上に気にする臆病な小動物的雰囲気。
 いつも主人公の後ろに隠れているのだが、内心では誰に対しても優しく純粋で、何かの役に立とうと一生懸命に考えている。

北沢 都香(きたざわ みやこ) (CV:九条 信乃)
 活発で明るい系の同級生。学園のアイドル的存在で、主人公とは仲のいい友達関係。
 しかし邪推をした他クラスの男子生徒が、時折主人公に果たし状を送りつけてくることも。
 押しが強く、物事をはっきり主張して、強引に周りを振り回していくタイプ。
 好奇心旺盛でさばさばしている性格だが、両親が仕事で忙しいせいもあり、根は寂しがり屋。
 失恋すればその辛さに耐え切れなくなると自覚しているため、恋愛に臆病な面あり。

栗原 月夜(くりはら つくよ) (CV:西田 こむぎ)
 主人公の同級生で町はずれにある神社の娘。
 儚げで大人しそうな、いかにも優しげなお嬢さん的雰囲気の女の子。
 病気や怪我を治したり出来る不思議な力を持っていて、そのせいか周囲の人々からは不気味に思われたり崇められてみたり――とにかく距離を置かれる傾向にある。
 表面上は大和撫子っぽく思われているが、実際は毒舌家。
 主人公や都香と出会うまで一人も友達がいなかったせいもあり、人一倍「友達」という関係を大切に思っている。

黒崎 小麦(くろさき こむぎ) (CV:金田 まひる)
 学園に出没する謎の銀髪少女。
 外見はかなり幼い雰囲気だが、性格は少々キツく、主人公に対していちいち挑戦的に突っかかってくる。
 無知で無邪気で無鉄砲な、考えなしの突撃自爆系。
 ちょっぴりひねたお子様という感じだが、その性格の影響か、親切にされると戸惑ってしまうことも。
 ちなみに、耳(のようなもの)の正体は永遠の謎。
 うっかり突っ込んだ主人公が悲惨な目に遭って以来、それは禁句になっている。

永村 冴香(ながむら さえか) (CV:一色 ヒカル)
 学園の三年生。主人公宅のお向かいに住んでいる一つ年上のお姉さん。
 性格は粗忽で大ざっぱでハイテンション。
 主人公に対して何かとちょっかいを出してくるのだが、それも半分いじめに近い雰囲気。
 豪快と表現したくなる言動で、幼い頃から主人公のことを翻弄してきた天敵。
 恐怖の幼児体験を刷り込まれているので、成長した主人公も彼女にだけは逆らえないでいる。


このホームページはightより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はightに帰属します。



<購入動機>
 先にプレイしていた友人から勧められて。
 今更ながら最近になってようやく「君が望む永遠」を攻略して、なんか面白いのがないかな〜と探していた時に、このゲームを紹介して貰いました。


<音楽>
 ボーカル曲は1曲のみ。
 オープニング曲ですが、ギターベースのほんわかした感じの曲です。
 ゲーム中で使われている曲も全体的にストリングス系のものが多く、暖かい感じのする曲調ばかりです。

 残念なのはオープニング曲のオルゴールバージョン。
 これだけはちょっといただけません。
 微妙に外してるような感じがあって正直イマイチ…。


<音声>
 各キャラにあった声優さんの起用をしていて、かなり悶絶出来ます^^;
 特にメインヒロインの久城麻衣。
 彼女の口癖である「にゅぅ〜」は相当な破壊力を持っていると思われます(爆^^;
 後、注目して頂きたいのはサブキャラの1人である栗原月夜。
 結構多くの作品で声を当てていらっしゃるようです。
 有名どころの作品でも参加されていらっしゃいますので、声を聞くだけでも充分楽しめるかと。


<CG>
 原画は、くすくすさん。
 背景、立ちキャラ共にしっかりとした描き込みで満足出来ました。
 柔らかい感じの塗りが好きな自分としては今後light作品は要チェックかな〜とも思ってみたり^^;
 出来ればサブキャラ全員の立ち絵も欲しかった所ですが…。


<感想>
 正直、純愛系の作品が好きじゃないとプレイ出来ないかな?と言う印象はあります。
 とにかく甘甘展開なので、それを許せる広い心(?)が必要だと思われます^^;
 結局どのキャラも、最後はバカップルぶりを見せつけてくれますし…。
 そこで悶絶しながら楽しむ事が出来ないと正直きついかな、と思います。

 不満としてはHシーンがどのキャラも非常に淡泊だった事。
 恋愛に重きを置いて作った作品ですので、ある程度は仕方ないのかなとは思いますが、やはり薄いです。
 そんな中で敢えて一押しとするならば月夜でしょうか。
 まぁ、敢えてなので多大な期待は禁物ですが^^;

 メインヒロインと近所のお姉さんである永村冴香以外はストーリーがちょっと重たいものになってますので要注意です。
 攻略するなら上記二人を最初か最後に持ってくると良いと思います。

 システム面ではボイスリピートなどもあって一応取り揃えてありますが、バックログの右クリックでの一発解除が出来ないのが難点。
 後、文字速度もちょっと遅いかな?と言う感じはしますが、まぁこれはプレイしているうちに自然と慣れるかと…。
 (読ませ系シナリオですし、狙いかもしれません)

 ロリキャラあり、巨乳キャラありで満足出来ました。
 バッドエンドは、はっきり言って突っ込みを入れたくなるぐらいの終わり方ですので、突っ込むなり脳内補完なりして下さい^^;


<10点満点での総合評価>
 8点
 実用性こそ低いものの、シナリオその他で大いに満足させて貰いましたので。


お気に入りのキャラ:栗原月夜…メインヒロインも良いのですが、彼女のけなげさに惹かれて^^;
最後に一言:「やっておいて損はないゲームだと思います。取りあえずメインヒロインに萌えとけ^^;」









   らぶフェチシリーズ Vol.6 三者面談   (ぽちたんさんのレビュー)       評価: 6 
▼ タイトル らぶフェチシリーズ Vol.6 三者面談 amazon associates
▼ ブランド EROGOS
▼ ジャンル アドベンチャーゲーム
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\3,990(税抜\3,800)
▼ 発売日 2004/08/27
▼ 購入   らぶフェチ〜三者面談〜 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  なし
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別はなし、Ctrlスキップのみ)
【 メッセージ履歴機能 】  なし(音声リピートなし)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  10個
【 エンディング数 】  7個


<ストーリー>
 倦怠。
 公志は自分が次に何をしたいのか、わからなくなっていた。
 ひとしきりの行為は楽しんだ。主立った女性達とは関係を 持った。
 だが、――だが次は何を?

 そんなおり、再び千聡と遭遇した。
 行為に没頭するきかっけを作った女性。
 彼女は奏を誘導し、自らの欲求を満足させていた。
 それを間近に見た公志は、納得するのだった。

 ――人を操ること。
 公志は、光明を見いだした。
 自分が楽しかったのは、行為そのものだけでなく、女性を意のままにしていくことではなかったか?
 彼女のように、相手からしてくださいと言わせ、その状況を、行為を楽しむことではなかったか?
 そうして公志は、自分のあるべき姿を求め、手当たり次第に女性らを貶めていくのであった。


<キャラクター>
紺野 涼香(こんの すずか)
 非常に勝ち気な性格で、いつも主人公や太一と衝突している幼馴染み。
 面倒見は非常に良く、主人公の相手ばかりでなくクラスメイトや教員から相談や頼まれ事を引き受けている。
 一見攻撃的なのでサディストにも見えるが、どこかで従う相手を探しているようなそぶりも見え隠れしている。

榊原 あゆむ(さかきばら あゆむ)
 おっとりしすぎている親を見ているせいか、せめて自分がしっかりしなければと日々をけなげにがんばる女の子。
 誰にでも優しく、聖女的な一面も持ち合わせているが、やっぱり親譲りの側面はぬぐえないようで……。

檻都 美久(おりと みく)
 クラスメイトのお嬢様。
 もっとも、自分がお嬢様として扱われることや、特別扱いをされてしまうことに不満を感じているようだ。
 そんな自分を変えていきたい、と思っているようだが……。

草薙 千聡(くさなぎ ちさと)
 主人公を翻弄してゆく女性。挿入することよりも精神的、肉体的に相手を翻弄していくことこそを喜びとしている。
 主人公や涼香に非常に興味を抱いており、自分の土壌に引き込まんと策を練る。
 骨の髄からのサディスト。しかし簡単になびいてしまうような相手には、興味を抱かないようだ。

笹宮 カオル(ささみや かおる)
 外見が幼いことにひどくコンプレックスを感じており、その反動で性的な行為に対して積極的である。
 バカにされるとそのテクニカルな一面を、身体で味あわせてやるという思考へ至るようだ。

榊原 奏(さかきばら かなで)
 主人公達が通う学園の音楽教師。
 おっとりふんわりとした性格はつかみ所がなく、時として会話がかみ合わないこともしばしば。
 太一によると、下ネタに対する耐性があるのか、エロ話をしても引かれない、とのこと。


このホームページはEROGOSより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はEROGOSに帰属します。



<購入動機>
 この「らぶフェチ」シリーズは1作目の「手コキ」編から購入しているので。
 一作目には全巻入れるための箱がついてくるので、本能的に「その箱のスペースを全部埋めねば!」なんていう使命観念もありました。
 結局、私は全巻揃えてしまいました。
 机上で堂々とそびえ立っています^^;


<本作の特徴>
 この「らぶフェチ」シリーズは、(立ち絵を除く)シーン全部がアニメというゲームです。
 それゆえ、一般のゲームにあるような固定CGというのがありません。
 まぁ、最終巻である本作には例外的に存在したところもありましたが…。

 ゲームの進行は、作中に時折現れる選択肢によって分岐していきます。
 その選択肢自体の総数が少ないことと、ゲームの流れからしてどの選択肢を選べば良いのかが容易に把握できるため、難易度は低めです。

 あと、極めて大切なことなのですが、本作は3,800円の低価格ゲームです。


<CG…というか絵的なもの>
 キャラクターデザインは、作画は彩珠子さんが担当をされています。
 この方についてあまり知らないのですが、OHPにある立ち絵なんかは好きですね。
 客観的に見ても、特に人を選ぶようなことは無いと思います。
 このシリーズの一作目を購入したのも、このキャラクターに惹かれたというのもありました。

 ただ、OHPにあるようなレベルのCGを期待しない方がよいです。
 確かに、全部がアニメーションであるためHシーンなどは圧巻だとは思えるのですが、どうも本作(というか、1作目を除いた巻全部かな…)においては、CGの
レベルが下がっています。
 例えば、ちらっと線がはみ出しちゃっているような所もありますし…、まぁそこまで気にはならないですが…。

 とはいえ、アニメーションHには期待をしていいと思います。
 聞くところによると、プロの方がこのアニメは手掛けているとのことで、やはりスゴイ出来です。
 これをコンスタントに半年間1ヶ月ごとに延期せずに発売していたというErogosさんの姿勢には敬服するものがありました。


<音楽>
 はっきりいって、印象に残りません。
 のべ24曲収録されていますが、どれひとつとして印象に残らないようなものでした。
 しかし私は殆ど覚えてしまってるのです。
 それはなぜか…、本シリーズ全巻、BGMは使いまわしだからです。
 さすがに、半年間聞いてれば自然と覚えてしまう…。

 まぁ、雰囲気を邪魔することもなく、アニメや声優さんのいい所を壊している訳でもなく、さして問題はないのですが…。
 ただ、飽きます…。


<声優さん>
 みなさん良い演技をされていますね。
 北都南さんを筆頭に、実力派ぞろいだと思います。
 違和感なく、むしろキャラを引き立てています。
 もちろん、フェラ音なども期待してください^^;


<感想など>
 本シリーズは「フェチ」が主題にあるゲームです。
 まぁ、この主題は気づくと殆ど折り曲げられいてるのですが^^;
 一般に「フェチ」とは、「特定のものに対する異常な愛着」なんて定義されますが、その意味が本作(ないし本シリーズ)において妥当していたかどうかといえば、素直に肯定できません。

 というのは、副題をみればお分かりになるように、フェチが「三者面談」?
 今までは手コキ・パイズリ・フェラチオ等分かりやすかったですが、「三者面談」のどこがフェチなのでしょう?
 その理由は、ずばり(ネタばれ)普通の3P(ネタばれ終了)なのです。
 こういったものに、「異常な愛着」というのがあるのでしょうか。
 「好きか」といわれば、「好き」と答えますが、「フェチズムを感じるか」っていったら正直、微妙だと思います。
 「フェチ」といったら「足」とか「胸」とか「唇」とか、もっと局部的なものだと思うのですけど…。
 まぁ、好きだからいいですけど^^;

 さて、本作の良い点とは何か。
 それは、上記のようにすべてがアニメーションであるという点です。
 それも生半可なアニメでなく、極めてスムーズなアニメなのです。
 一般的に、アニメーションのゲームって「地雷」の傾向が強いと思いますが、本作についてはそういったことは、まずありません。
 「プロ」の仕事をなさっているな、と思いました。

 次に挙げられるのが、ヒロインたちです。
 正直、ヒロインはみんな可愛いです。
 ヒロイン設定に関してはとても良いですね。
 影の薄いヒロインもいますが、全体的に見て、キャラ立てはしっかりしていると思います。
 特に、幼馴染の涼香なんていいですよ〜〜♪

 では、悪い点とはなんでしょうか。
 一つ目は、CGの荒さです。
 これは上記<CG>の項に書いてあるので割愛します。

 二つ目は、その主人公の性格です。キャラ立てといってもいいのかな。
 とにかく、性格が崩壊しています。
 なんといいますか、あまりに自分勝手というか…。
 いきなり、レイプ紛いのことし始めるし…手段選ばないところあるし…逆切れは当たり前だし、かといって、鬼畜ゲームの主人公ではないし…。
 そういった点で、感情移入が極めてしづらいです。
 この主人公に感情移入出来るかが、本作を気に入るひとつの分かれ目になると思うのですが、そのハードルはあまりにも高いです。

 最後に、「シナリオ」と「フェチ」の不整合性を起因とする「お粗末な結末」な点です。
 やはり、ゲームといえども、よほどの抜きゲーじゃないかぎりシナリオは大切なものです。
 そして、本作においても「一応のシナリオ」はある訳です。
 一巻から通してやればわかるのですが、一貫として「どうやって、女性をコントロールするか」というものが標榜されています。
 最終巻たる本作において、その答えがでるという訳です。
 …あれ?このゲームって「らぶ」「フェチ」でしたよね?
 なんか違いますよね、方向性が…。

 確かに、その答えを導く過程で「フェチ」を十分に織り込んでいる、といことならいいのです。
 しかし、前述のように本作の「フェチ」である「三者面談」にはピンとこないうえに、その結末もお粗末…(つまり、その答えが充分に出されているとは言いがたい)。
 そういったことから、私はプレイ後、「中途半端〜」という感想しか抱けませんでした。
 すなわち、「シナリオ」も中途半端、「フェチ」も中途半端ということです。
 これなら、シナリオを完全に捨てて本当に「フェチ」一色でやった方が…。


<結論>
 主人公の素行・シナリオが全く気にならない、CGが多少荒くても問題ない、素晴らしいアニメーションHを見たいという方にはお勧め。
 また、エロければ多少のことは我慢できる!という方にも合うのではないかと…。

 よって点数は6点
 上記に該当する人は、1点くらい加点してもよろしいかと思います。

 讒言をケッコー並べましたが、低価格ゲームであることを考えると、コストパフォーマンスは素晴らしいゲームだと思います。
 近年、低価格ゲームの質の高さには目を見張るものがありますね。


お気に入りのキャラ:紺野涼香・檻戸美久
最後に一言:「将来性充分なブランドだと思います。次回作に期待します。」