LostLife      (たろんなーどさんのレビュー) 評価: 5 
▼ タイトル LostLife〜だけどきみにつたえたいこと〜 amazon associates
▼ ブランド OVER ALL
▼ ジャンル 純愛泣かれADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2004/08/27
▼ 購入   LostLife / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(バックログでの音声再生あり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  100個
【 エンディング数 】  21個(BADEND含む)


<あ・ら・す・じ>
 先天心疾患の為、余命いくばくも無いと診断されている少年、桜木隆杜。
 誰も悲しませないように、他人から距離を置き、それでも前向きに普通に生きようとする。
 病気のこと、余命のことを隠しながら普通の生活を送る彼。
 しかし、そんな彼の願いすらも叶わぬ所まで病状が進行してくるのだった。


<キャラクター紹介>
桜木 茜(さくらぎ あかね)CV:月山かなる
 主人公と同居している義理の姉。
 主人公に対しては病気のこともあり、異常なほどに過保護。

端島 柚葉(はしじま ゆずは)CV:月山かなる
 主人公の通院している病院の看護婦。
 人知を超えたドジスキルを持つが、優しく、おっとりした性格。

鹿島 美優(かしま みゆう)CV:風吹茜
 主人公のクラスメイトだが、無口であまり主人公含めた他者との接点は余りない。
 感情の起伏も少なく、何を考えているか分かりにくいが、密かな人気は有る。

中村 望(なかむら のぞみ)CV:桜井唯
 主人公の通う病院に入院している心疾患の少女。
 主人公とは同い年ということもあり、仲良くしている。

葉引 桐子(はびき とうこ)CV:高瀬聖
 主人公の親友、葉引直実の妹で、主人公の後輩に当たる。
 気が強く、はっきりした性格だが、極度のブラコンで兄の前では可愛くしている。

石津 文(いしづ あや)CV:桜井唯
 主人公と公園で出会うナゾの少女。
 公園のベンチに座ってボーッとしていることが多い。

桜木 隆杜(さくらぎ たかと)主人公・リネーム不可
 本編の主人公で致死性の心疾患を患う少年。
 女子と見まごうばかりの可愛い容貌で、密かに人気が有る。


このホームページはOVER ALLより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はOVER ALLに帰属します。



<音声>
 女性主要キャラフルボイス。キャストは上記の通り。
 う〜ん、演技力が微妙な方が散見されるような…。
 柚葉、茜役の方が個人的にちょっと感情の入れ方とか喋り方が不自然に感じましたが、それ以外は標準だと思います。
 声自体、というより演技指導がなんか違わないですか…という印象を受けました。
 キャスト自体も微妙に違和感があるキャラもいたような気がします。

 望、桐子あたりは演技もキャストも文句なくいい感じでしたけどね。


<音楽>
 全18曲。うちボーカル曲は2曲。OP「RMR〜Resume My Road〜」、ED「LostLife」(2曲ともVo.紅 まどか)。
 OP曲は正確には最初のRが左右逆なんですが、フォントがないのでご勘弁ください。
 2曲ともやや静かな感じでおとなしめな曲調とボーカルの曲です。
 ゲーム内容には合っていたと思いますが、曲単体でのパンチ力には欠けました。

 BGMは基本的には静かな曲調が多く、ゲーム内の雰囲気には非常に合っていました。
 単体で聞くよりもBGMとして聞くことによって威力を増す、まさにBGMしているBGMでした。


<システム周り>(ver.1.00)
 基本的には選択肢型のAVG。
 ほとんどのキャラが一度ノーマル的なEDを見ないとトゥルーEDへの選択肢が出ないのが特徴ですが、それ以外はごくごくオーソドックスなキャラクターごとにシナリオ分岐するAVGです。
 その中でさらに分岐しますので、1キャラあたり4〜5のED数があります。

 細かいシステム周りは上記参照。
 基本的なところはきちんと押さえてありますが、例えば各種回想モードどうしでの行き来が出来なかったり、メッセージウィンドウのスキップボタンが「強制スキップ」固定だったりと微妙に使いにくい部分もあったりします。
 それから全体的にややPCスペックを要求するのか動作自体は重めでした。
 とはいえ、基本的なものは押さえており、ゲーム自体はしごく快適ですので、プレイするのにストレスを感じることはありませんでしたし、十分だといえるのではないでしょうか。

 特筆すべき機能としてはHシーン。
 通常のノベルで進行するモードのほかに、インタラクティブモードというヒロインの部位(胸とか)をクリックしていくタイプのHシーンもあり、こちらの場合だとある程度着衣の脱がせ方を指定することが出来ます。
 例えば、上半身だけ脱がす…ですとか、逆に下半身のみ、全裸等、好みに合わせていろいろと変化させたのが後のCGに反映されます。
 着衣Hのシチュにこだわる人には嬉しい機能なのかも知れません。

 総プレイ時間はスキップ使用して20時間程度。
 ED数が多いですが、選択肢数はそれ程多くなく、割合分岐も分かりやすいので、難易度的にはそれ程でもないと思います。

 それから画面演出にはそれなりに力が入っています。
 もちろん、派手なゲームと比べれば大人しいですが、画面のスクロールで視点変更など細かい演出をうまく使っています。
 まぁ、ゲーム内容的に余り派手なものは雰囲気に合わないので、コレくらいでいい感じなのではないでしょうか。
 ネタバレなので何かはいえませんが、BADENDでの演出などちょっとびっくりしました^^;

 それから、音声の指定ミスやHシーンでのCGのミスなど幾つかバグがあります。ご注意ください。
 致命的なものはなかったですが、Hシーンでセーブ&ロードを繰り返すと洋服の一部だけが表示されたりとCGが変になることがありました。


<CG>
 原画はやくり氏。たかさわるう氏。
 どちらかというと線の少ない、シンプルでおとなしめな絵柄です。
 やや地味に写るときもありますが、ゲームの雰囲気には合っているかと。

 ただ、絵柄の安定性という意味では少し欠けており、一部イベント絵などであれ?とか思う絵もあったりしました。
 全体的な輪郭や表情のつけ方が特に安定していない感を受けました。

 塗りはかなりいい感じだと思います。
 作品の雰囲気にあった落ち着きを持たせつつ、陰影のつけ方も綺麗ではっきりしていますし、安定しており、見ていて安心できます。

 背景はちょっとおとなしめというか、何というか…。
 直線を多用しすぎて不自然な感じを受ける絵もありますし、書き込み自体も今ひとつという感じです。


<Hシーン>
 各キャラ2〜6程度で、オール和姦です。
 純愛系としては頑張っている方なのではないかと思います。
 数もさることながらナカナカ尺も長いですし、声優さんの演技も悪くないです。
 ただ、CGはちょっと使い回しが多い気もしましたが…。

 とはいえ、上で書いた着衣・脱衣の選択システムの性もあるのでしょうが、シーンのシチュがやや単調です。
 フェラとかも余りなく、本当にごくごくノーマルなHとペッティングがメイン。
 そこら辺、着衣Hにこだわる人以外は微妙かもしれません。

 あとは、まぁ…、個人的感想なんですが、折角着衣Hにこだわっているならば、もう少し服のバリエーションがあってもいいかな、と思いました。
 望、桐子あたりは5〜6あるHシーンでも全て着ている服が同じで、新鮮味がないのです。

 まぁ、そういうゲームではないですが、折角のシステムも生かしきれておらず、Hのシチュを限定的にしてしまう…というマイナス効果もみえてしまい、残念です。


<感想>
 業界初「泣かれゲー」の実力やいかに!?、というわけで泣かれゲーを銘打つこのゲーム。
 比較的ED数の多いゲームでしたが、「泣かれ」「主人公の余命が短い」というシナリオの基本的な大黒柱はどのルートでもきちんと守っており、その点については好感が持てます。
 ただ、一部に思い切りファンタジー設定があり、その点については賛否分かれるところなのではないでしょうか。
 個人的には、ファンタジー設定を入れる必要の無いシナリオだったと思いますし、逆にナンデモアリなファンタジーを入れるなら主人公が生きるEDがあってもおかしくないのでは、という気もします。
 そういう逃げ道になりそうなファンタジー設定は使うべきだったかどうか…。
 個人的には使わなくても良かったのではないかな、と思います。

 ただ、シナリオ自体の出来はそれが許容できれば悪くないと思います。
 きちんと物語を展開させ、目を見張るような展開や驚くような展開はないですが、オーソドックスに組み立てられた話は、この手の話が好きな方には伝わるものが有ると思います。
 様々なEDで泣き・泣かれのスタンダード的なシチュエーションはきちんと使い切っており、バリエーションもありますし…。

 反面、ED数・シナリオ数が多すぎて、今ひとつ単品のシナリオでの印象が薄い気もします。
 どんな感動的なシチュエーションやシナリオも、コレだけ連続されるとキツイのではないでしょうか。
 一気にプレイするより、1キャラずつじっくり他のゲーム合間などにプレイするのに向いているかもしれません。

 ただ、個人的に非常に気になったのは、病気をテーマの一つに抱えているにもかかわらず、病院などの描写が不自然なことが多いことです。
 20代後半くらいで心臓病治療の権威ですとか、頓服の服薬を心臓病の入院患者が自己管理していたりと、細かいところでありえない設定が多いです。
 フィクションとはいえ、そしてファンタジー設定があるとはいえ、ここら辺はきちんと気を使って作って欲しかったところですね。
 その辺の細かいところではシナリオの練りこみの甘さが目に付きます。

 テキストに関しては誤字は余り無かったものの、脱字(特に助詞の抜け)が目立ちました。
 テキスト自体はオーソドックスだとは思いますが、その点と漢字の使い方が少し気になりました。
 勿論とかを漢字で表記する意味が感じられず、ルビを振っているとはいえ単に難字を使っているだけというのはちょっとどうかと思います。
 その割には平易な漢字がひらがなだったり、今ひとつ基準がはっきりしません。

  全体的に、基本的にはオーソドックスにツボを押さえた佳作ですが、「泣かれゲー」という前提や、Hシーンの「インタラクティブ」などシステム面に縛られてしまった感じの残念な作品。
 ジャンルやシステムが前にあって、シナリオやゲームがあるという感が強くあり、ある意味で言えば、おとなしすぎるというかまとまり過ぎていて単調という感じを受けました。


<10点満点での総合評価>
 5点
 「泣かれ」「着衣H」が好きなら“それなりに”加点。


お気に入りのキャラ:葉引 桐子
最後に一言:「個人的には「泣き」ではなく「泣かれ」に特化するなら主人公を泣かせてはダメだと思うのですが…。」









   らぶフェチシリーズ Vol.2 パイズリ編    (おぷてぃさんのレビュー)   評価: 6 
▼ タイトル らぶフェチシリーズ Vol.2 パイズリ編 amazon associates
▼ ブランド EROGOS
▼ ジャンル フェチアニメアドベンチャー
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\3,990(税抜\3,800)
▼ 発売日 2004/05/14
▼ 購入   らぶフェチ〜パイズリ編〜 / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  なし
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  なし
【 メッセージ履歴機能 】  なし
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  10個
【 エンディング数 】  6個


<ストーリー>
 公志は、相変わらず困惑していた。
 公志を目覚めさせた例の女性が、今度は教育実習生として学園にやってきたのだった。
 もっともわかりやすく、かつもっとも武器になりうるであろうその巨乳を駆使し、千聡はさらに公志を淫靡な世界へと誘導していく。
 困惑の最中、公志は偶然ではあるものの、カオルの貧乳をバカにしてしまう行動を取ってしまった。
 どうせ小さな胸ではたいしたこともできないだろう、と高をくくっていた公志は、まさかの貧乳プレイに翻弄されていく。
 そして公志の興味が胸に移っている事を看破した千聡は、追い打ちをかけるように、授業中であれなんであれ、その豊満な胸を押しつけるように、谷間を見せびらかすように押し迫ってくるのであった。


<キャラクター紹介>
笹宮 カオル(ささみや かおる)CV:小森はる香
 控えめに表現しても小学生低学年レベルの外見を保っている。
 発想の根底が比較的男性に近い。ボーイッシュな動向。
 女の子だったのかと驚かれるのを嫌がる。
 本人は外見が幼いことにひどくコンプレックスを感じており、その反動で性的な行為に対してやたらと積極的である。
 相手が誰でもいいとは思っていないが、バカにされるとそのテクニカルな一面を身体で味合わせてやるという思考へ至るのである。

草薙 千聡(くさなぎ ちさと)CV:北都南
 退廃的思考回路を持つ根っからのサディスト。結構暗い性格。
 オトコノコ(主人公)をからかうことに意欲を見いだすが、性的な行為としておもしろがるわけではなく、からかう一環として性的行為が登場するまでである。
 本人としては性交そのものにはそれほど興味を見いださない。
 相手を罠にはめて貶めていくことが大好き。


このホームページはEROGOSより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はEROGOSに帰属します。



<購入動機>
 オッパイ星人だから。
 これ以上の購入動機はありませんね。
 予約買いですよ^^;


<音楽>
 ほとんど前作と同じです。
 入れ替わった曲は数曲ありますが、大きく変わった感じは受けません。
 まぁ、連続ものなので立て続けに全ての曲を入れ替えるというのも難しいのではないかと。


<音声>
 前作から1人増えています。
 キャラと合っているので問題はないかと。
 こちらも連続ものですから、大きい変更というのは難しいでしょう。
 テキスト上では伏せ字になってる単語も、よくよく聞いてみるとピー音無しで読んでいるかのように上手く消しています。
 こういう消し方は大賛成です。
 …消しているんですよね?結構心配です^^;


<感想>
 EROGOSのフェチものシリーズ2作目という事で半ば期待していた作品ではありますが、やはり急仕上げという点は否めないような気がします。
 システムのバックログ機能に関してもまだ実装されていないですし、オートモードがあると言ってもゲーム上で設定する事が出来ないのも難点です。
 実際はCtrl+Altで設定になり、解除はAltのみを押す事で出来ます。
 またCGの粗さも気になります。
 値段が値段と言ってしまえばそれまでですが、やはり目に付いてしまします。

 逆にらぶフェチシリーズのウリでもある、アニメシーンは今回も健在。
 単調なループアニメと違って、ぐるんぐるん動きます。
 その動きも滑らか。
 ちょっと塗りが…と思うところもありがすが、それが逆にエロスを誘います。
 静止画より動画の方が出来が良いのってはいったい^^;

 前作同様、フェチと言う事なので好みがはっきりと別れる作品だと思います。
 でも貧乳のパイズリは痛々しくてやっぱり見ていられないと思うのですが…。
 パイズリ編ですよ?おっぱいですよ?
 貧乳を押しつけられても、それは挟んでいるのではなくて、本当に押し付けているだけ…。
 いや貧乳の子が巨乳に対抗するシュチュはいいのですが、だったらもう少しヒロインを魅力的にしないと…。
 萌えもナニも反応しないのですが…。
 皆さんその辺はどうなんでしょうか?
 逆に千聡さんは素晴らしい。北都南さん万歳!巨乳万歳!
 そのでかい(本当にでかい)おっぱいで標準パイズリ、縦パイズリ、貧乳とのWパイズリと大活躍!
 お世話になりましたm(_)m

 オッパイがイッパイなゲームですが、一応本番シーンもあります^^;
 前回に比べると汁の描写が若干薄目になったようなのも気になりました。
 前作は比較的濃い目の描写だっただけにこちらも残念でなりません。


<10点満点での総合評価>
 6点
 やはりフェチものという事で自分では8点ぐらい付けたいのですが、他の方からするとやはりこれぐらいかなと。
 急仕上げの感が否めないのも事実ですから…。


お気に入りのキャラ:草薙千聡…さすがにロリキャラに萌えるほどの根性は持ち合わせておりませんでした^^;
最後に一言:「2作目にして早くも千聡さんと本番ですか?それはそれで良い感じの裏切りなのですが^^;」









   お姉ちゃんの3乗(きゅーぶ)    (おぷてぃさんのレビュー)   評価: 3.5 
▼ タイトル お姉ちゃんの3乗(きゅーぶ) amazon associates
▼ ブランド Marron
▼ ジャンル 甘やかされ系ADV
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2003/07/25
▼ 購入   お姉ちゃんの3乗(きゅーぶ) / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートなし)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  30個
【 エンディング数 】  5個


<ストーリー紹介>
 主人公有坂未空(ありさかみく)は女の子っぽい名前だけどれっきとした男子大学生。
 春崎七夏(しゅんざきななつ)は未空の二つ上の従姉。
 二人は姉弟同様に育ち、今も一つ屋根の下に住み、同じ大学に通っている。
 七夏の未空に対する過保護を除けば、極々普通の学生生活を送っていた。
 が…!
 ある日有坂家に謎の時空湾曲が発生。
 それに巻き込まれた七夏は、姿も、性格も、あまつさえ名前までも違う三人に分裂してしまう。
 しかしながら、彼女たちは確かに「未空のおねえちゃん」なのだ・・・。
 更には時空湾曲を調査する為に異世界よりやってきた妖精まで加わり、事態は一層の混迷の渦の中に。
 かくして、未空とお姉ちゃん達(当社比三倍増)の不思議な同居生活が始まるのだった。


<キャラクター>
春崎 七夏(しゅんざき ななつ)
 分裂前のお姉ちゃん。いうなればオリジナルお姉ちゃん。
 未空とは従姉弟同士。未空が産まれる前から、一緒に暮らしている。
 謎の時空の歪みに巻き込まれ、3人に分裂してしまう。
 外では厳しい姉を演じている(と本人は思っている)が、家に帰るとダダ甘お姉ちゃんになる。

春崎 小鴨(しゅんざき こがも)
 分裂後の春崎。ちょっと大人ぶってるが、基本的には子供っぽい。
 一番の世話焼きお姉ちゃん。やたらとお姉ちゃん風を吹かせる。
 心配性でいつも弟と一緒にいようとする。

春崎 立夏(しゅんざき りっか)
 分裂後の春崎七夏2号。同い年の女の子系お姉ちゃん。通称「なつねえ」。
 自分の思いに素直になれないお姉ちゃんだが言動は寧ろ直情的で主人公や周囲へへのツッコミ役。
 実は寂しがり屋だが、それを表面には出そうとしない。

春崎いりあ(しゅんざき いりあ)
 分裂後の春崎七夏3号。年上のお姉ちゃん。通称「りあねえ」。
 甘えん坊のお姉ちゃんで、主人公にべったり。涙もろい。
 主人公を頼りにしながら、主人公にも甘えて欲しいと思っている。
 ちょっと男性恐怖症気味。

鎌倉 夢子(かまくら ゆめこ)
 典型的な巻き込まれ型のおどおど娘。「うわうわ」が口癖。
 未空の暴走のあおりをいつも食らう。ぽえみぃな趣味を持つ事と本名から通称ドリ子と呼ばれる。
 不思議な三段活用会話が特徴。主人公とは小学校の頃からの付き合い。

妖精のデビルさん(本名:デビル=デモニラ=デワーリル)
 時空の歪みを調査し、修正しに来た異世界のエリート調査員。
 通称はデビ子、デモりん、デビットなど、主人公の機嫌によって様々。
 悪魔っぽい服と羽、見た目はまんま小悪魔な外見とは裏腹に、素晴らしい人格者で心優しい妖精だったりする。

有坂 未空(ありさか みく/主人公)
 女の子のような名前を持っているが、れっきとした男。
 物心付いた時から一緒に住んでいるお姉ちゃんに振り回されがちな少年。
 反面、いらない事や余計な事ばかりして、お姉ちゃんを振り回してもいる。
 海外赴任している父母と別れて、お姉ちゃんと2人暮らし。


このホームページはMarronより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はMarronに帰属します。


<購入動機>
 雑誌の紹介記事を見て。
 ちょうどこのころ姉ソフトが流行しだしたのです^^;


<システム>
 修正ファイルが出ています。
 セーブデータの再利用は一応可能ですが、ストーリー上のフラグに影響を及ぼす可能性があるとの事です。
 セーブデータは諦めた方が理想でしょう。
 商業ものにしては珍しく(?)メインプログラムに「NScript」を使ってあります。
 軽くて非常に良いですね。
 一応ディスクレス起動可能…ですが、音源がCD−DAなので音楽が流れません。
 つまり音楽はインストールされません。
 その為容量は約200MBちょっと。
 HDDに優しいといえば優しいですが、インストール内容を選択出来るようにしてして欲しかったです。


<CG>
 ちょっとクセのありますね。
 OHP上や紹介記事を見ていた時は別段気にならなかったのですが…。
 細かく見てると気になります。
 まぁ、お姉ちゃんが分裂したり、異世界の妖精さんがいる時点でリアルさを追求してはいけません^^;

 CG枚数は差分無しで53枚…。
 少ない…(つД`)


<音声>
 ありません。
 最近のゲームにしては珍しいですね。
 どたばたコメディ系で声がないのはどうなんでしょう?
 あれは破壊力が増すというか雰囲気向上というか、作品としてのパフォーマンスも上がると思うのですが…。


<音楽>
 ボーカル曲が5曲あります。
 オープニングは…電波系ですね^^;
 海原エレナさん、鳥居花音さん、日向裕羅さんというそうそうたるメンバーが歌っています。
 …?なんでこの人たちが声あててないんでしょうかね?
 激しく疑問です。

 BGMは全体的にポップな感じですが、あまり印象には残りません。
 このゲームは音声がないので頑張って欲しいのですが…中の下くらいかな?


<Hシーン>
 期待しないで下さい^^;
 残念ですが、薄すぎと言っても過言ではないですね。

 系統はSM系。
 『お姉ちゃん=虐めたくなる存在』というのは理解出来ない訳ではないですが、どのキャラもその系統の描写というのはどうかと…。
 主人公が壊れ気味のプレイをするので、自分としてはエロとして受け入れられなかったです。


<感想>
 う〜ん微妙^^;
 ギャクのオンパレードで終始ハイテンションでシナリオが進んでいきます。
 ギャグは下ネタ。しかもひいてしまうようなきついネタが多いです。
 笑えるネタと言えば笑えるネタですが、少々度が過ぎたというかやり過ぎというか…。
 人を選ぶシナリオですね^^;
 私は…駄目でした。

 攻略も特定キャラからの攻略を始めないとトゥルーエンドが見られないと言う何とも言えない仕様。

 どちらかというとお客さんを見て作ったというよりか、社内で好きなものを作ったという感じです。
 そういうのも悪くはないですが、お客さんに事前に分かるように(説明)して欲しかったです。


<10点満点での総合評価>
 3.5点
 厳しいですが、期待していたものと違うので。
 他の方の評価は概ね好評だと思いますが、私はついていけませんでした。
 購入前の念入りな調査が足りなかったのでしょうかねぇ…。


お気に入りのキャラ:特になし
最後に一言:「激しく人を選ぶソフトです。」