愛慾のエプロン (ひびきさんのレビュー) | 評価: 7 |
▼ タイトル | 愛慾のエプロン |
▼ ブランド | アウトバーン |
▼ ジャンル | あなた許して系人妻ゲー |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | 税込\2,300(税別) |
▼ 発売日 | 2004/04/29 |
【 CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 20個 |
【 エンディング数 】 | 1個 |
<ストーリー>
平和な家庭を築いていこうと夢見る五十嵐愛と、子供を熱愛している嘉納久美子は大の仲良し。
他愛ない会話を交わしながら日常を楽しんでいます。
マンション住まいで、隣同士の彼女らは、「子供はまだですか?」とからかったり、料理のレシピを教わったり。
しかし、五十嵐愛が嘉納久美子の家を訪れた時に、コトは始まります。
オートロックが外れている部屋から漏れ出ている喘ぎ声を聞いた五十嵐愛は、嘉納久美子の部屋に抜き足差し足入りこみ、嘉納久美子の浮気現場を見てしまうのです。
「あんなにヨガって… 羨ましい」
と一瞬思ってしまった五十嵐愛。
二人の奥様達は、これを機にズルズルと凌辱者に関係を迫られ、浮気の味を覚えこまされるのです。
<ゲームの概要>
『愛慾のエプロン』はあなた許して系人妻ゲームです。
幸福な家庭を持つ二人の人妻が、愛する夫以外の男の手にかかりメロメロのアヒアヒ、「ごめんなさいあなた」と叫びながらイキまくり、肉欲奴隷妻状態にされてしまう少なくとも純愛系では決してないゲームです。
そして、『愛慾のエプロン』は奥さん視点+第三者視点で進行します。
その為、ヒロイン視点ゲーとしてはもちろん、凌辱者に感情移入すれば奥さん寝取りゲーとして、奥さんのダンナに感情移入すれば奥さん寝取られゲーとして、お好みに合わせて幅広く楽しめます。
<キャラクター紹介>
五十嵐愛(23) (CV.吉川華生)
新婚一年目の若妻。短大を経て、OL生活中に夫に出会い、恋愛の末に結婚。
明るくさっぱりした性格で、4歳年上の夫を尻に敷きかけている姐さん気質。
学生時代はソフトボール、バスケットボールをこなしたスポーツ娘。
結婚と同時に寿退社したが、まったく出来なかった家事にも慣れてきた昨今、そろそろまた働きたいかも……?と考え始めている。
ほどほどに新婚らしくラブラブで、夫婦円満。お隣の久美子さんとは仲良し主婦友達。
嘉納久美子(29) (CV.一色ヒカル)
結婚六年目。夫と、5歳になる息子と三人家族の、落ち着いた雰囲気のお母さん。
優しく、時に厳しく、家事全般に秀で、良妻賢母を地でいくような完璧主婦(隣人談)。
かつてミスキャンパスに選ばれたという美貌と肢体は衰えることなく、近所でも評判の美人妻。
大学教授の夫とは在学中に出会い、ひとまわりほども年の差があるが、極めて夫婦円満。
元気すぎる息子とともに幸せな家庭を築いている。
神代美雪(男)
凌辱者その1。柔和で人当たりが良さそうな顔と性格。大学生。
「ほらほらどうしたのぉ〜?腰を使ってるじゃないー?」
という風な、やんわりとした人です。
火納江(男)
凌辱者その2。美雪とは違い、ワイルドな顔つきと、ヒゲが特徴。
「けッ。自分から腰を振りやがって。旦那に見せてやりてぇぜ」
と、結構武骨っぽいです。
このホームページはアウトバーンより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はアウトバーンに帰属します。
<購入理由>
アウトバーンの新作!
前作のパーフェクトホールに感銘を受けたので、即購入。
値段も安い(コストパフォーマンス最高!)ですしね^^;
<システム補足>
インストール形態はフルインストール、標準インストール、最小インストールの3つの形態から選べます。
それぞれ、約545メガ、345メガ、55メガの空き容量が必要です。
一度フルインストールしたら、次からはCD挿入しなくてもOKです。
システムは上記参照。快適です。
その他、テキストウィンドウの透明度調整、音量調節、オートモードのスピード調整、テキストの字体セレクト、画像取りこみ、選択肢が表示された場合、選択肢までカーソルが移動する機能(ON/OFFあり)といったものまであります。
更に、前作も標準搭載されていた「フル化システム」。
要するに、CG閲覧モードと回想モードをいきなり100%にしてしまうシステムなのですが、インストール後にいきなり選択することも可能です。
そして、CG閲覧モードと回想モードでは、「連続再生」なる機能がついています。
どういうものかというと、CG閲覧モードでは、susieのスライドショーのようなものです。
いちいち1枚づつお目当てのCGを選んでクリックしなくても、複数のCGが連続して画面に表示されます。
マウスをクリックするために右手をマウスに持っていく必要がありません(←ここ重要。両手が手ぶらだ!)。
回想モードでは、区切られているエッチシーンを、連続して再生させることも可能です。
<音楽・音声>
女性キャラはフルボイスです。
前作同様、淫語にはピーという音消しは入りませんヽ(´∇`)/
このあたりはやはり同人ゲームの強みですね^^;
前作では放送禁止用語をふんだんにつかった台詞でエロさを出していました(これはこれでスゴく良かった^^;)が、今作では、前作ほどは放送禁止用語は出てきません。
そのかわり、ヒロインである人妻が、自ら犯されるコトを望んでいるコトを自覚した時に「あなた、許してェ〜」というような台詞が多く聴かれます。
音楽ですが、前作の同じ音楽が使い回されていたような^^;
まぁ、コスト的に考えれば、あえて目くじらを立てるようなコトでもないですけど…。
<原画・CGなど>
原画はvogueさん。
CGは、目許が柔らかい感じを受けます。
五十嵐愛の夫なんざぁ、ホント天真爛漫な目許なので、この人の目を盗んで浮気をする、となると疑いを知らない夫が可愛そうになるかもしれません。
胸は大きいですけど、乳首が小さいです。
騎乗位のCGでは、結合部のアップがありますが、アナルだけ無修正、というCGもありました。
<エッチシーン>
準和姦、といったところでしょうか。
最初は「やめてぇ〜」などとのたまっていたヒロインですが、結局夫との性生活では満足できていなかった自分を発見し、徐々に浮気相手とのエッチにのめりこんでいきます。
まぁ、潜在的に淫乱だったヒロインが、浮気という背徳感に悩みながらも、肉欲に堕ちていく…。
という過程と、堕ちきった後の描写が楽しめます。
ただ、題名で期待したんですが、裸エプロンエッチが無いっっっ!!
ちょっとがっかり(しょぼん…
まぁ、裸エプロンの立ち絵はあるんですけどね^^;
<感想>
前作同様、ゲーム性というものはありません^^;
1本の話を読み進めて行く、というものです。
ただ、五十嵐愛の視点からと、嘉納久美子の視点両方からストーリーを堪能する事ができます。
嘉納久美子の視点では、濃ゆいエッチシーンが展開している場面でも、同じ場面を五十嵐愛の視点からでは、「羨ましい」という五十嵐愛の気持ち・葛藤が描かれていて、それを読んでいくことが可能です。
また、前作ではストーリー皆無でしたが、今作では一応ちゃんとしたストーリーがあります。
序盤では、五十嵐家・嘉納家の仲睦まじい関係が描写されていて、
中盤では、浮気に堕ちていく過程・葛藤が描写されていて、
終盤では、淫乱な性格に開花した人妻達が描写されています。
ちょっと声優さんの演技がワザとらしかったのが残念ですが、やっぱり「エロい!」。
前作では、淫語とチュパ音がエロさのほとんどの要因だったと思いましたが、今作はそうではありません。
今作ではストーリーがあり、登場人物の設定、背景などがしっかりしているので、「ああ、この人妻は普段は家族がを愛しているのに、それよりも肉欲の方が強いのだな」という感じの仕上がりとなっています。
メーカーHPに「基本的には準和姦」と書いてあるとおり、ヒロイン達が脅されて無理矢理レイプされる、などの描写はありません。
浮気がばれて家庭が崩壊するということもなく、夫から怪しまれるということもありません。
そういう意味では安心(?)してゲームをすることができます。
一方、選択肢がほとんどなく、ストーリー展開にプレイヤーの意志を組み込む余地が無いので、「ゲーム」というより、静止画アダルトアニメを見ている、という感じがしました。
その為、エンディングへの道も一本道で、エンディングも1個です。
ゲームの最後は、「これからもヒロイン達は浮気を続けていくんだろうな」と予感させる終わり方で締めくくっています。
<10点満点での総合評価>
7点…くらいかな?
同人ゲームという尺度から考えれば最上級的な仕上がりとなっているとは思います。
ゲーム全体のボリュームは小さいと思いますが、その一場面一場面には力を入れて作られているな、と感じました。
商用作品に負けないつくりで、2.300円。
お薦めできる作品だと思います。
お気に入りのキャラ:嘉納久美子…最初ッから結構エロいので^^;
最後に一言:「レイプなどもなく、安心して楽しめるゲームでした。」
君が望む永遠〜special FanDisk〜 (べるさんのレビュー) | 評価: 8.5 |
▼ タイトル | 君が望む永遠〜special FanDisk〜 | |
▼ ブランド | アージュ | |
▼ ジャンル | ファンディスク | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | DVD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\6,090(税抜\5,800) | |
▼ 発売日 | 2004/06/25 | |
▼ 購入 | 君が望む永遠〜special FanDisk〜 / Getchu.com | |
【 CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | なし(オリジナルにはあったのに何故?) | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートあり) | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 基本10個(セーブ数が10個になる毎にさらに10個増えていきます) | |
【 エンディング数 】 | 4個 |
<ストーリー>
もし、あの事故が起こらない未来があるとしたら──
僕たちは、どんな関係を紡いでゆくのだろう──
<ゲームの概要>
■ 君が望む第一章
「もしも彼女の告白を断っていたら……?」、「もしもあの日遅刻をしなかったら……?」
ファンディスクだから実現した、もうひとつの『君が望む永遠』第一章。
白陵柊時代の水月をはじめ、第一章に登場する各ヒロインのエンディングを迎えられます。
※第二章までプレイ出来るものではありません。
■ アナザーエピソード
現在、アージュの公式ウェブサイトで掲載されている『アナザーエピソード』をフルボイスでゲーム化しました。
「桜散る丘で(前編・後編、涼宮遙)」「風に揺れる水面(速瀬水月)」「君のためにできること(平慎二)」
「いつか、きっと……(涼宮茜)」「胸の奥の忘れ物(穂村愛美)」「大空寺降臨!!(大空寺あゆ)」等。
■ ラジオスペシャル トゥルーライズ
「テックジャイアン」誌2004年1月号に収録された、『ラジオスペシャル トゥルーライズ』もフルボイス化!
ラジオドラマならではのハチャメチャな世界観をお楽しみください。
■ from 君のぞらじお
ラジオ大阪とTBSラジオの「ゴクラク!もえもえ ステーション」内で好評オンエアー中の
「君のぞらじお」から録りおろした「君のぞらじお特別版」収録!
■ and Other...
他、『君が望む永遠』のデスクトップ用壁紙などを多数収録。
このホームページはアージュより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はアージュに帰属します。
<購入動機>
「君のぞ」には本当に大きな影響を受けたので……。
何だかんだ言って思い出の1作ですから、ファンディスクも長らく待っていた…ってところです。
<登場人物>
登場人物はオリジナル版と変わらないので、そちらを参照してください^^;
ただし、ファンクラブ専用ソフト等に登場したキャラも一部登場しますが、メインとなる「君が望む第1章」には登場しないので、ここでは割愛させていただきます。
<音楽・音声>
音楽面は基本的にはオリジナルのものを流用していますが、各ヒロインのエンディングテーマなどを新録しています。
(ボーカルトラックもこれらになります。また、遙を事故らせれば、オリジナル版OPを見ることも可能です)
オリジナルのときからレベルは高かったので大きな問題はないかと。
ファンディスクですから、こんなところでしょうか。
声の演技はオリジナルの方がそのまま続投。
さらに今回は、主人公の孝之にも声が入りました。
担当されているのは、アニメ版で声をあてた谷山紀章さん。
演技内容は問題なく、しっかりなさっていると思うのですが…。
ラジオ等を頻繁に聴く方はある程度察しがつくかもしれませんが、谷山さんは非常に濃いキャラをしており、何だかそっちの方に傾斜しているような感も否めません…(苦笑)
声を入れたことに対する賛否両論について論じようとは思いませんが、妙なところで笑いを誘われるのも事実です。
<CG>
当然オリジナルと同じく、バカ王子ペルシャさんが原画を担当。
オリジナルのものを軸としつつ、要所要所に新作を挟み込む格好です。
塗りも含めて、全般的な完成度は疑いようもないのですが…。
惜しむらくは技術の変遷が極めて大きいこと。
アージュさん自身がオリジナル版「君のぞ」で大きく飛躍したという事情があるうえ、何しろ原作は2001年リリースですから…。
結果として、昔のCGに関しては粗が見えてしまうし、新しいCGと比較すれば、その完成度の違いは明らか。
そのあたりのギャップはやはり拭いきれないところがありました。
事情が事情だけに納得はできますが…ちょっと贅沢を言いすぎでしょうかね?
<感想>
本作はファンディスクであるため、収録コンテンツもそれっぽいものとなっています。
具体的には、
「君が望む第1章」
「君のぞらじお出張版」
「君が望む永遠 〜another episode collection〜」
「マリーのおかたづけ2 あゆまゆ奮闘編」 これと、その他、となっています。
これらに、順番にレビューをしていきましょう。
★君が望む第1章
本作のメインコンテンツとなります。
オリジナル版「君が望む永遠」の第1章に選択肢を追加したショートストーリー。
基本的には、オリジナルでの「あの事故」がなかったらどうなったか、というのを軸として、遙の告白を断ったらどうなっていたか、などのifのストーリーを展開しています。
オリジナル版でつくづく思った「ああ、あの事故さえ起こらなければ!」という、痛切な思いが叶えられたと言えるかと。
そういう意味では、私も含めたファンの願いが結実したと思います。
肝心の内容ですが、元のゲームが名作と言っていいほどの作品ですし、それを差し引いても十分楽しめる内容でした。
平和な学生時代の遙や水月、マナマナと恋愛するも良し、あからさまに頭身の低い茜タンの彼氏になるも良し^^;
一応、事故を起こすこと自体は可能ですが、平和な日常を満喫出来て、なかなか満足のいくものでした。
CGの項で多少のツッコミを加えましたが、全体としては十分の完成度です。
ところで、全エンディングをプレイするとメニューにExtraが追加されます。
その内容は……「マブラブ風君のぞ」……!?
アージュのテンション、ここに炸裂!
……何じゃこりゃー、って感じです(苦笑)
★君のぞらじお出張版
ラジオ大阪、TBSにおいて放送中のラジオ「君のぞらじお」の特別版。
私はいつも番組を聴いているのでなかなか面白かったのですけど、そちらと縁のない人にはどうなんでしょうか…。
番組内容の説明など、一応の配慮は見せていますが、100%楽しむには、ある程度通常放送を聴いていることが前提となりそうです。
★君が望む永遠〜another episode collection〜
アージュさんのHPにて公開中のアナザーエピソードをフルボイス化したもの。
これに加えて、雑誌にて公開された「らじおすぺしゃる トゥルーライズ」も収録されています。
前者はHPで読める通り、本当にそのままの内容です。
後者は、これまたアージュさんのテンションがそのまま現れたような内容となっています^^;
★マリーのおかたづけ2 あゆまゆ奮闘編
「アージュマニアックス」に収録されていた「マリーのおかたづけ」の続編。
キャラクターには「大空寺あゆ」と「玉野まゆ」の「すかいてんぷる」コンビを起用。
全部で30ステージもあり、前作の24ステージもプレイ可能となっており、やりごたえは十分。
ただし、難易度は結構高めにされています…。
<10点満点での総合評価>
8.5点
高めにつけたのは、正直なところ主観が入ってるからです^^;
オリジナル版をかなりやり込んでいるので、それはそれは本当に思い入れがありますから…。
ただ、それに応じるだけのクオリティは十分にあったと思います。
ファンディスクですから「おふざけ要素」も大いに入ってますが…。
(正直必要ないと思いますが、これが最近のアージュさんの作風なのか…)
それでも妥協なくしっかりと仕上げてあるのには、大いに好感が持てました。
お気に入りのキャラ:涼宮姉妹…どっちも萌える、甲乙付け難し……!
最後に一言:「“君のぞ”の力、未だ衰えず!買っとけ^^;」
そらのいろ、みずのいろ (べるさん&MMさんのレビュー) | 評価: 7〜7.5 |
▼ タイトル | そらのいろ、みずのいろ |
▼ ブランド | Ciel |
▼ ジャンル | 真夏の恋愛ADV |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP |
▼ メディア | CD-ROM / DVD-ROM |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) |
▼ 発売日 | 2004/06/25 |
▼ 購入 | そらのいろ、みずのいろ CD版 / そらのいろ、みずのいろ DVD版 |
【 CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(バックログでの音声再生あり) |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 基本10個(セーブ数が10個になる毎にさらに10個増えて、最終的には100個) |
【 エンディング数 】 | 4個 |
<あ・ら・す・じ>
夏休みに入ったというのに補習授業を受けるはめになった主人公「最所弌」。
彼と一緒に補習を受けるのは、ちょっと周囲から浮いている転校生「水島朝」。
同じ水泳部員なのにあまり親しくなかった彼女。
せっかくだからとあれこれ話しかける弌だが、朝の反応はちょっと冷やか。
一方、部室でひとり彼らの補習明けを待つ水泳部員「海野十三」は、畑の世話をする園芸部の「空山菜摘芽」の姿を見かけ、そして彼女に一目惚れしてしまう。
補習と水泳部の練習(といってもただ遊んでいるだけ)の日々…。
そんなある日、菜摘芽が畑で獲れた野菜を持って、一緒に食事しないかと水泳部を訪れる。
そしてその日を境に、弌・十三・朝・菜摘芽、四人の男女の熱い夏の物語が始まる。
<登場人物>
最初 弌
東校二年。水泳部員。
クラスではムードメーカー的な存在で、いつも三枚目的な役回りを自分から買って出る、いわゆる「ひょうきん者」。
女の子に対しても軽いノリで話しかけるので、遊び人っぽく見られることも。
学業成績は芳しくなく、せっかくの夏休みを水島朝と一緒に補習を受けるはめに。
同じ水泳部の水島朝にちょっと興味津々。
水島 朝 (CV:芹園みや)
東校二年。水泳部員。
この街出身だが、以前は隣市の学校に通っていた。
東校にはこの一学期に転校してきたばかり。
いっけん大ざっぱでオトコっぽい性格。
だが実は人見知りするところがあり、初対面の相手に対しては無愛想でぶっきらぼう。
それゆえに周囲にはなかなかとけこめずにいる。
空山 菜摘芽 (CV:みる)
東校二年。花卉園芸部所属。
一年の三学期に転校してきた。出身は関西方面。
まわりからは優しく控え目で、清楚なイメージで見られている。
ただしちょっとだけ不思議な蔭が…。
夏休みの間、プールに隣接する実習用畑を一人で管理しており、畑で穫れた野菜を一緒に食べないか?と水泳部の面々に声をかける。
弌に対し何か特別な想いを抱いているようだが…。
海野 十三
東校二年。水泳部員。
作務衣に雪駄を愛用。
どんな相手にも「先生」付きで話しかけたり、にこりとも笑わずに周囲を爆笑させるギャグを言ったり、マニアックな薀蓄を披露したりと、外見・内面ともにかなり不思議で個性的な人物。
弌とは非常に馬の合った親友同士。
朝が「ホモじゃないの」と笑うほど息が合っている。
プールの近くで畑の世話をする「空山菜摘芽」に一目惚れをして…。
伊部 本一郎
古文/漢文の教師。
弌たちからは親しみを込めて「いんべサン」と呼ばれている。
一応、水泳部顧問だが、あんまり部活にはこない。
定年間近だというのに平教師なのにはある理由が…。
このホームページはCielより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はCielに帰属します。
べるさんのレビュー
<購入動機>
確認のためです。なんの確認かって?
そう、あの「Tony伝説」は本当に終わったのか!
その為、かなり前から購入は決めていました。
<音楽・音声>
ボーカルトラック3曲を含む18曲で構成。
BGMもボーカル曲も完成度はなかなか高く秀逸です。
単体で聞いても問題ありません。
その為、初回特典の音楽CD+ドラマCD(+ミニ設定集)はありがた初回特典でした。
音声ですが、こちらがびっくりの出来。
期待以上の出来で、ゲームの雰囲気を盛り上げておりました。
特にエッチシーンの演技はハイレベルでした。お見事!
<CG>
原画師はTonyさん。
これまた物凄くハイレベルな仕事をされています。
氏のCGを見るたびに思うのですが、見事なまでに無駄がありません。
ただ単に画面に要素を押し込んでいるというわけではなく、構図にも妥協がありません。
女性キャラは勿論のこと、男性キャラも上手く描かれています。
その結果、リアリティもエッチさも他の追随を許さないほど高次元にまとまっています。
塗りの方もしっかりしているので、CGは最高評価としておきます。
<感想>
うーん、評価が難しい……。
Tonyさんの関わったゲームといえば「地雷か否か」ということがよく語られますが、このゲームの場合、どちらとも判別しかねる感じです。
シナリオがそう悪いわけではないですし、CG・音声はばっちり。
では、何がいけないのか…。
それは「冗長」という一点に尽きます。
まずもってエッチシーンに至るまでが長すぎますし、1周プレイするだけでもとんでもない時間を食います。
その影響あってか、CGやシーンを回収するのも妙に難度が高いです。
あと、キャラのセリフ(特に主人公の弌の喋り)が妙に浮いてる感も……。
正直、プレイしていて疲れてきます。
次のシナリオを読もう・ゲームを続けていこうという気力が…。
だからと言って、このシナリオを全否定しているのかといえばそうではなく、見るべきものもちゃんとあります。
若者たちを祖父のように見守る老教師・伊部の描写はなかなかのものですし、イベントひとつひとつを取り出してもそんなに悪い印象は受けません。
ただ、もっと挿入するイベントを絞り込む作業、及びイベント全体を洗練させる作業があってもよかったのではないでしょうか。
「地雷だ!」と単純に断じることはできませんが、シナリオに高低強弱、及びシェイプアップをして欲しかったです。
なんかもやもやが……。
<10点満点での総合評価>
うーん……7点……ぐらいかな?
シナリオを最重要視する方にはちょっとオススメ出来ないかもしれませんが、ある程度我慢出来る人ならエッチシーン目当てに買っても損はしないかと。
まぁ、たいていの人は絵買いだと思いますけど^^;
根気だけはかなり要求されると思ってください^^;
お気に入りのキャラ:水島 朝… 絵が素敵。ちょっと幼いのもいい。そして…エッチシーンが強烈!
最後に一言:「どうして、高らかに「地雷脱却!」と宣言させてくれないんだろう…。」
MMさんのレビュー
<システム>
修正ファイルがあります。各種不具合の修正です。
環境かもしれませんが、音関連が不安定です。
システム以外でも立ちキャラ指定が間違ってたり、イベント絵が間違ってたり、イベント絵の前に立ちキャラが立ちふさがっていたりする場面も多々あります。
<音楽・音声>
音楽はのんびりとしたゲームに合った良い雰囲気ですが、システム的に音量がいきなり大きくなったりするので消去してプレイしていました。
修正ファイルではこの点も修正されているはずです。
音声についてはメインヒロイン2人のみですが、キャラクターにあってると思います。
キャラクターが大きく違うので、会話の掛け合いは聞いてて楽しかったです。
<感想>
まず不満点ですが、システム的に褒められたものではありません。
基本的なものは揃っていますが、上手く機能していない…そんな感じです。
(そもそもバグが…修正ファイルは必須ですね)
話は4人の男女の夏の出来事で、メインを主人公におきつつ、その他3人の行動を三者三様の視点と括弧書きの仕法で書いています。
視点は1周目、2周目で変わるのですが1周目で見れなかったシーンが見れる以上の意味はありません。
(新たなシナリオ的な発見があるという訳ではない)
ただでさえ話も長いのに同じようなシナリオを再度展開されても…。
2周目はスキップの嵐でした…「次の選択肢へ」コマンドがあったら即実行していたでしょう。
ノーマルなシナリオ部分での男2人の行動や言動は、やや親父が入りつつも軽快で言外の友情を示してくれます。
女性2人もそうなのですが、男2人に比べたら常識人なのでどこか大人しく感じました。
(通常ではどう考えても普通の人なのですが、エロゲにおいて特徴がないと厳しい)
Hシーンですが、これはシチュエーションも多くシーンも長いしHぃ。
背徳感もあり、Tony氏の原画もあわせて最高!
…と言いたいところですが、先のシステムの問題(Hシーン最中にエンディングのCGが出てきたりとめちゃくちゃだったり)やCGの使いまわしの多さ、立ち位置の急激な変更と混沌としております。
ですが、その混沌度合いもシーンのHぃさの相乗効果によって変なパワーでエロエロになります。
意味不明なヒロインの心情(私はストーブで中身をすわれちゃうの言われても^^;)もその源ですね。
(今冷静に考えると確かにおかしいが、感情移入していたのかプレイ中はそこまで気にならなかった)
注意点としては寝取られまではいきませんが、ヒロインに潔癖なものを求める人には許せない展開になります。
詳しくは実際にプレイしてのお楽しみ^^;
<10点満点での総合評価>
7.5点
修正ファイルが出るまで7点でしたが、出たので7.5点に…。
まぁ、やっぱり修正ファイルありきではなく、デバックはきちんとして欲しいなと…。
お気に入りのキャラ:水島 朝(ミズシマ アサ)
最後に一言:「Tony氏原画はえぇのう^^;」