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  YASHA     (偃月さんのレビュー)     評価: 3.5 
▼ タイトル YASHA〜隠された狂気〜
▼ ブランド AngelHearts
▼ 対応OS Win95/98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2000/11/10
▼ 必須CPU / 推奨 Pentium166 MHz / Pentium200 MHz
▼ 解像度 / 色数 640*480・High Color
▼ 音源 PCM
▼ DirectX 5




Soft Information - ソフト情報 -

OP曲
:
(不明)
     
ED曲
:
Into my dream
     
総プレイ時間
:
6.0時間
 
原画
:
月雲 沙夜
     
シナリオ
:
妖 あやし
     
音楽
:
石原 みなみ
     
CG回想
:
     
シーン回想
:
     
音楽回想
:




Outline - あらすじ -

主人公の新しい母親となる『京香』がやってきたあの日から・・・
京香による主人公と妹『ひより』に対する苛めが始まる。

彼女の苛めに絶える主人公。
そして、ひよりの苛められる姿を苦々しく思う主人公。

そんな日常が過ぎていたある日、主人公はひよりの頭に小さな傷があることに気が付く。
それは、『京香』が『ひより』に対して行った虐待の確かな証拠『根性焼き』の跡だった・・・

『京香』が暫く家を空けることになったその日、主人公は静かに復讐劇を開始しようとしていた。
『京香』の実の子供『里奈』を使って・・・



Scenario - シナリオ -

一人きりの妹を継母に苛められた主人公。
彼の復讐の物語。

全体的に盛り上がりもなく、特に面白い場面はなし。
中途半端な復讐劇。

全ての事において、中途半端・まだまだ捻りが足りないといった印象。

語ることなし。

Hシーンの数は結構多いです。
回数は『里奈』が一番多く、次に『一沙』。そして『京香』の順。
『ひより』は実妹なので主人公とのHはありませんが、京香に陵辱されているシーンがあります。

ゲームの難易度自体は、さほど難しくはありません。
エンディングを見つけることも、それほど大変なことではないでしょう。

しかし、CGを回収するのは大変かもしれません。
その裏には、CGを見るのがつらいと言う理由があったりします。



Sound - 音楽・効果音・音声 -

曲数は全部で17曲。微妙にどこかで聞いたことのある感じの曲が多い。

Track No.01 : 暗い感じの曲。テーマ曲の歌なしヴァージョン。歌が入っていない分、聞くことが出来る。
Track No.07 : こんな感じの曲、Purpleの『追憶』で聞いたことがあったような気がします。
Track No.09 : こんな感じの曲、Purpleの『追憶』で聞いたことがあったような気がします。
Track No.10 : こんな感じの曲、Purpleの『追憶』で聞いたことがあったような気がします。
Track No.16『Into my dream』: 唯一タイトルがついている曲。歌手は下手。単純に音程が狂っています。

曲全体が、どことなく他の作品で聞いたことがあるようなものばかり。
親会社が同じだと、やっぱり曲の雰囲気も同じなのかな?

効果音は・・・ありましたっけ?不明です。

どうしても他の作品で聞いたことがあるような曲が多いので、あまり面白みを感じることもありませんでしたし、
新鮮さを感じることも出来ませんでした。
しいては、作品自体に、あまり新鮮さを感じませんでした。

結局、シナリオを盛り上げるのには不十分だった気がします。
しかし、シナリオ自体も盛り上げるに値する物なのかと聞かれると、それも疑問ですが。

音声はそれなりに聞くことが出来たので及第点。
でも、誰がやっているのかは不明。



Character - キャラクター -

あまり上手いとは感じなかった絵です。
ちょっと技術的にもまだまだな印象。

ヒロインは『水野 里奈』『水野 ひより』『木下 一紗』『水野 京香』の4人。

水野 里奈(みずの りな)
主人公の義理の妹であり、継母の連れ子。
おとなしい性格。主人公に対して密かな想いを寄せる。
しかし、京香への復讐の道具へ・・・
以外にあっけなく人間は堕ちるんですね・・・そんなもんじゃないでしょう。

水野 ひより(みずの ひより)
主人公の実の妹。おっちょこちょいな感じ。
母親が京香となって以来、彼女から妬まれ、虐待を受けている。
印象に残ったシーンは、『根性焼き』のシーンです。根性焼きはなかなか熱いですよ。
OPムービーではだれかとH・・・。主人公とでもないでしょうし、一体誰と・・・?

木下 一紗(きのした かずさ)
里奈の従姉妹。ボーイッシュな女の子。
密かに主人公を思う。
いまいちハッキリしないタイプに感じました。とても中途半端。
OPムービーには一回も出てきませんでしたね。まさにどうでもいいキャラクター状態です。

水野 京香(みずの きょうか)
主人公の継母であり、里奈の母親。
主人公たちの母親の面影を持つひよりに対して、執拗な虐待を行う。
物凄く強い感じの女性に見えたのに、結局堕ちる時はコロっと行きましたね・・・
一体、OPムービーの時の表情はなんだったんでしょうか?OPムービーに意味はあるんでしょうか?

主人公
妹:ひよりを虐待する『水野 京香』に対して復讐を計画。
その裏には、海外に行っている父親への恨みも持っている。
鬼畜な人間としてはまだまだ理性を保ったまともな人間、という印象。
もっと他に復讐する方法を考えつかなかったのかな?



Graphics - グラフィック -

立ち絵のパターンはごく普通。
立ち絵のCGの塗り方は・・・まぁ後ほど・・・

一枚絵のCGの枚数は、約70枚弱。
塗り方のレベルは、初めのHシーン以外のCG『根性焼き』。もしくは各エンディングのCGは何となくよく見えました。
しかし、ゲーム中盤のCGは、なかなかつらいものがありました。
ということで、レベルは低め。

背景も、何となく手抜きが見え隠れした感じが多いです。

この作品で一番嫌だった所、それが立ち絵でした。
ハッキリ言って、ここまで立ち絵のCGのレベルが低い作品も珍しいかな?
主人公の継母『京香』などは、頭が完全にずれてます。
右からハンマーで7回。その後に顔面を15回叩いたような感じ。
全体のバランスも、非常に悪いです。
他のキャラクターについては特に触れませんが、同じように立ち絵のCGのレベルは、かなり低いです。



System - システム -

ゲーム全体には不具合は無いようです。
ゲーム内のメニューで変更できる点は『ウィンドウモード切り替え』『Message Mode(メッセージモード)』
『Message Speed(文章の表示速度)』『Sound Setting(音量設定)』『SKIP』『SAVE』『LOAD』の7個です。

ウィンドウモードの切り替え:
「フルスクリーン」「ウィンドウモード」の切り替え。

Message Mode:
「音声」「テキスト」の二種類に変更可能。

Message Speed:
文章の表示速度を変更。4段階に設定できます。

Sound Setting:
音量調整。「音声」「BGM」の二種類が変更可能。効果音はメニューからでは調整できないようです。

SAVE & LOAD:
セーブ出来る数は9個。多少少なく感じます。個人的にはこれの2倍以上はあってくれても良かった感じがします。

Skip:
一応、機能として付いています。しかし、いまいちSkipの速度が速くないので残念。

ソフトに付属のおまけ機能は『CG回想』『BGM回想』『シーン回想』『OPアニメ回想』の4つです。

CG回想:
4×4のページが約5枚。

BGM回想:
全17曲を再生可能。曲のタイトルが書いていないのが残念。

シーン回想:
5×3のページが2枚。各シーンには、キャラの名前とHシーンの番号が付けられています。

OPアニメ回想:
特に必要なし。

ソフトに付属の4つのおまけ機能。
しかし『シーン回想』は一つのシーンを見たら、タイトル画面に戻らなければいけないという使い勝手の悪さ。
とにかく、一つの機能を回想モードを使用したら、一度タイトル画面に戻らなければならない所が良くないです。
また、ゲーム中の事に関して言えば、毎回音声をCDから読み込んでいるようなので、多少の時間がかかります。



Total - 総評 -

ズバリ、どうでもいいような作品でした。
メーカーのHPを見ても、メールアドレスも書いていないし、更新も大して行っていないようですし。
買う前から予想通りの展開ですね。
それにしても、あの立ち絵の破壊力は並みじゃないですね・・・
いや・・・なんと言うか・・・




    0    20     40     60     80    100  
Scenario
:
■■■■
25
Sound
:
■■■■■■■■
40
Character
:
■■■
15
Grapchics
:
■■■■■■■■
40
System
:
■■■■■■■■
45
H
:
■■■■■■■■■■■
55
Main3
:
■■■■
25
Total
:
■■■■■■■
35