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  −スガタ−  (調教マニアさん&偃月さんのレビュー)    評価: 6〜7 
▼ タイトル −スガタ−
▼ ブランド メイビーソフト
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/05/11
▼ 必須CPU / 推奨 PentiumII233 MHz
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 64 MB
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 1 MB以上 / -
▼ 音源 PCM
▼ ボイス 女性キャラのみあり
▼ DirectX DirectX7.0a以上


調教マニアさんのレビュー
Scenario - シナリオ -

 桜子は俺の下着を平気な顔で洗う。
 梓姉は、酔っ払うとすぐ絡んでくる。
 翼のはしゃぐ声は嫌いじゃなかった。
 ごく普通の日常だったんだ。
 あの日、血が繋がっていないことを突然に知るまでは。
 「何も変わらない」
 みんなに言ったその言葉を、本当は自分自身も信じていた。
 俺は、多大なショックを受けながらも、地下室で黙々と研究にはけ口を求め続ける。
 そして、研究中だったNO21の薬液を完成させる。
 その薬を使うと「見えなくなる」ことが出来た。
 すべては最初から決まっていたかのようだった。
 水面下の流れは急速に変化しだし、歯車は絶妙のタイミングで噛み合ってしまおうとしている。
 家族に伝わった真実、薬の完成、父親不在の状況、重なる不運何より息を潜めてから見る光景は、俺の背中を押しつづけるものばかりだった。
 3人の密談は俺に不信感をうえつけ、義姉となった梓姉が成す自慰行為の姿からは衝撃を受けた。
 結果として、俺は本能が導く湿った忌まわしさにあっさりと捕まったことになる。
 街に出た俺は、いらだちのまま薬を使用し、スガタを消して強引に女性をこの手にした。
 地べたに座り込んでいる学生、かつての恩師、すれ違っただけの女性達。
 道路の真中で・・公衆便所で・・ショールームの中で・・夜の公園で・・・。
 最初の興奮から数時間経った。
 -俺はまだ街にいる-
 かつてない高まりは、俺に何度もスガタを消させ、また次の日も・・・。
 その後。俺は自宅へと帰宅し、再び三人との暮らしをはじめた。
 新しい暮らしを。



Character - キャラクター -

 日向 梓(長女)
 束縛されることを嫌う。 酒好きの為、よく夜の街へと姿を消す癖がある。
 割り切った性格にも見えるが内と外では別の顔を見せる。

 日向桜子(次女)
 洗濯、料理などの家事全般を一人でこなしている。
 ある意味では母の様な娘。前向き思考。


 日向 翼(三女)
 何にもしてなくてもテンションは高い。
 発想や感情表現が若い。
 我道の使い手・・?



Graphics - グラフィック -

 塗りも良いです。 大手並みのレベルと言って良いんじゃないでしょうか?



System - システム -

アップデートファイルがあります。 きちんとアップデートしときましょう^^;

【 CG観賞モード 】    あり
【 シーン観賞モード 】   あり
【 BGM観賞モード 】   あり
【 メッセージスキップ 】 あり
【 セーブ 】         20
【 エンド数 】        3

 上記参照
 セーブ箇所は20箇所
 フルインストールすると822MBになりますが、CD-ROMなしでプレイできます。

 CG観賞モード BGM観賞モード Hシーン観賞モード メッセージスキップ 有り
 CG一覧89パターン。 シーン回想23。
 透明モード、汁増量モードあり。

 ま〜こんなもんかなっと・・・



Sound - 音楽・効果音・音声 -

 音楽→BGMに小さい雑音が・・・ちょっちマイナスです。
 音声→声優さんも頑張ってます。 絶叫シーンが良いですね。



Impressions - 感想 -

 MBS=抜きゲーという公式が成り立ってひさしいですが、今回の−スガタ−は一味違います。
 鬼畜です。 陵辱にこだわっています。

 いやぁ今回は異例なことが多いです。 まず、CD-ROMが2枚組みだ(^^;;
 エロだけど全て音声無しのメイビーの時には予想もできなかったことだ。

 いきなり4Pで始まりますが、これは以前からのユーザーさんへの配慮でしょう。
 次のHまでが長いです。 ここが以前と違うところです。

1週目終了時

 PCエンジェルによるとエンディングが三つあるみたいですが、1回目のエンディングは、なかなか嫌な破滅エンドでした。
 フェミニストの私がプレイしているというのに、おかしいです^^;

 あいさつもできない世間知らずなお嬢様は、世間のために陵辱してやったし、
 生意気な女子高生は、世間のために陵辱してやったし、
 裏表のあるキャンペーンガールは、世間のために陵辱してやったし、
 女教師は、個人的趣味で陵辱してやったし、
 銭湯の女風呂は、お約束で覗いたし、三姉妹は、愛情を持って鬼畜に陵辱したのになぁ・・・

 どう考えてもおかしい!
^^;

コンプ時
 CG一枚抜けてますけど、やっとコンプしました。 P天の攻略見ながらですけど・・・(^^;;

 雑誌ではアドベンチャーに分類されてますけど、バッドエンド込みでエンディング3つしかありませんから、ノベルに近いです。
 バッドエンドでも4ヶ所から短縮スタートできるのは、回収プレイで助かりました。

 CD-ROM1枚目は、家族団欒(長い)+電波陵辱(4人)です。

 
シナリオもあまり良いとは言えません。
 
CD-ROM2枚目は、シリアスな3姉妹陵辱編です。
 なかなか面白いです。 お薬ありですが(^^;;

 家族だと思っていたのが、実は血の繋がらない他人だった。
 家族≠地の繋がりとなった今、家族=自分なりの絆(凌辱)で家族を保とうとする。
 周りから見たらおかしいが、やってる本人は大真面目だという、
ありがちな設定・・・
 でもま〜今回はそこそこ楽しめたのではないでしょうか・・・


おすすめキャラ:「???」 
最後に一言:「鬼畜(陵辱)好きなら買って損はなさそうです。」







偃月さんのレビュー
Soft Information - ソフト情報 -

CG回想
:
     
シーン回想
:
     
音楽回想
:
     
OP曲
:
スガタ - 時の彼方. . . -
     
ED曲
:
(不明)
     
総プレイ時間
:
5.0時間
 
原画
:
望月 望
     
シナリオ
:
んじゃが倫也
     
音楽
:
tutti



Outline - あらすじ -

何気ない幸せに満ちていた家族。
しかし、その崩壊は父親の不用意な発言から始まった。

自分だけが本当の家族ではない。

その事実を突き付けられた主人公は、今までと同じ関係を維持していきたいと思っていた。
そんな彼の思いとは裏腹に、3人の姉妹達の心の中では違っていた。

梓と翼。
二人の姉妹は主人公と今まで通り接しようとしてくれた。

一番信頼していた同い年の桜子。
彼女は裏切らないと思っていた、しかし実際一番大きな動揺を見せる彼女。

そして主人公に対する態度に遠慮が見られるようになって行った。

趣味である研究も壁にぶつかり、家族関係でのストレスに囚われた主人公は、
以前より深く研究に没頭していくようになる。
透明人間になる薬。

悩んでいた彼は、ふとしたきっかけから、薬を完成させてしまう。

家庭内での居場所を失いつつあった彼は、その薬を自らに使用し、街へと徘徊する。

透明な存在となり、スガタの消えてしまった彼の心には、絶対的な力と征服感に満ち溢れていた。
泣き叫ぶ女達。

その悲鳴や苦痛に歪む顔に快感を覚えた彼は、やがて家に戻る。
失った家庭での居場所を取り戻し、新しい家族関係を作るために。

しかし、 それは普通の家族関係を超えた物だった・・・



Scenario - シナリオ -

家族の崩壊、透明人間になる薬。
二つが要因となって引き起こされる、新しい家族関係の構築。

父親から突然自分だけ本当の家族ではない事をしらされ、今までは本当の家族だと思っていた3人姉妹への疑惑。
それに対する主人公の苦悩と暴走が描かれています。

ストーリーは家族の絆がテーマ。
陵辱ゲーなのでどうかとは思いましたが、ストーリーとしてはある程度成り立っていたと思います。

ストーリー前半、主人公は家族との本当の関係を知りません。
そんな彼に知らされた真実、そして姉妹が見せる疑惑的な行動。

明るかったストーリー展開は、次第に暗く、シリアスになっていきます。

主人公の望む「今まで通りの家族の絆」は消えかけていた。
主人公の心の葛藤、姉妹達の心の葛藤、これは良く伝わってきました。

ただ、主人公の人を見下したような口調には好感を持てません。

ストーリー後半は、透明人間になって行動を始めた彼の姿が描かれています。

ついに姉妹3人と関係を持った彼の征服感。
その反面、心のどこかに残る悲しみ。

3人の姉妹達の想いや、次女桜子の母性にも似た感情を強く感じとる事が出来るシナリオ。

犯されたにもかかわらず、主人公、そして家族の絆というものを大事にしたい彼女。
自らの犠牲を省みない、そんな彼女の強い信念。

主人公を慕う妹。
そんな彼女には彼に残る理性の象徴的な部分を感じます。

3人の姉妹、どのキャラクターにおいてもその特徴的な雰囲気を感じる事が出来ます。
妖艶な体をした姉、同い年の理解者、慕ってくれる妹。

キャラクターの魅力があるのもこの物語の特徴でしょう。

家族の絆という感動的な設定だが、泣き要素は殆どありません。
熱い家族愛の物語というのが妥当でしょう。

全体的には満足できた話だったと思います。
ストーリーの構成は一本なので、数回プレイしての面白さは殆どありませんけど。

ただ、救いだったのがスタートできる章を選択出来る機能。
最終章からのプレイで全てのエンディングを見る事が出来るので、それ程ストレスは感じません。

エンディングに関しては3つ用意されています。

基本的には桜子を中心としたエンディングが全て。
一つだけハーレムエンドが含まれています。

エンディングの作りこみの薄さに関しては不満が残りました。

Hシーンに関して、約20のイベントはあると思います。

中身はそれなりの濃さだったので良かったです。スカトロイベントが一回ずつぐらい。
テキストの表現もなかなか良かったです。

多少ストーリーで失敗しても、Hシーンが多いので妥協できました。



Sound - 音楽・効果音・音声 -

BGMはPCMで再生される。

曲数は約25曲。
ストーリーの長さから考慮すると少ないかも知れません。

ただ、音楽モードでは聞く事が出来ない曲も多いです。
一応一通りの曲は揃っていますが、曲の使いまわしが多いのは残念。

PickUp
No.03 スガタ - silence -

全体的な曲の印象はあまり良くないです。
それと、音質が良くない気がするのは気のせいでしょうか。

効果音についてのコメントは特にありません。

声の演技には特に不満は無いです。

▼ CV
日向 桜子 [ Milky ゆかり ]
日向 梓 [ 山崎 美佳 ]
日向 翼 [ 徳永 綾子 ]
榊原 理恵 [ 内田 千春 ]
清水 結花 [ 山内 智 ]
黒川 奈美 [ 島 雪江 ]
大林 玲子 [ 根岸 雅 ]



Character - キャラクター -

原画は望月 望さん。
みんな巨乳。

日向 桜子
3姉妹の次女で、家事を切り盛りしている。
家族の中の中心的な存在で、誰に対しても優しい性格を持っている。
それは主人公に対しても同じ事だった。
しかし、主人公が本当の家族では無いという事を知って一番動揺していたのが彼女だった。
そんな彼女の気を使った言動や行動が、今まで通りの関係を求めていた主人公の何かに火をつけた。
母性の強い女性。
一番お気に入りのキャラ。

日向 翼
3姉妹の三女。
まだ幼いせいか、主人公をお兄ちゃんと慕っている。
透明人間となり、家族に牙を剥き始めた主人公だったが、
血の繋がっていない事がわかった後でもお兄ちゃんと慕ってくれた。
彼女にだけは最後の一線と思い留まろうとする事もあったが、結局は薬に負け、
透明な絶対的な力手に入れた彼に、その理性は無力だった。

日向 梓
3姉妹の長女で、普段は夜の街を遊び歩いている。
主人公の血が繋がっていない事を最初に知り、自分の心の中だけに留めていようと苦悩する。
家庭内ではあまり働かず、堕落している彼女だが、やはり長女としての存在は強い。
二人の姉妹からも頼りにされる存在。



Graphics - グラフィック -

立ち絵のCGは数種類。
全体的な塗りは綺麗。

イベントCGの枚数は約80枚ぐらい。

ストーリーの長さから考慮すると丁度良いですね。
こちらの塗りも全体的にはなかなか良いと思います。

背景に関しては、精細さに欠けているように感じます。

全体的には満足。
枚数はもっとあっても良いのではないでしょうか。



System - システム -

全体的な不具合は特に無し。
動作も快適で、特に問題はないと思います。

ゲームはADVパートと移動パートに分かれています。

ADVパートでは特に問題はありません。
選択肢の難易度も特に難しくありません。

移動パートだが、一見全て移動していれば良いような気にさせられますが、実はそこに落とし穴が。

実は二つのエンディング(Happy, Bad)に関しては簡単に見られるのですが、
ハーレムエンドに関しては少し考える必要があります。

結構悩むところなので、これは注意して欲しい所です。

このソフトは、一度エンディングを迎えると、ゲーム内の各章からプレイする事が可能になります。
そこから察するに、ゲーム期間である14日間の内、7日までは最終的なフラグには関係していない事がわかります。

結局は、最終章からの選択肢しかエンディングには直接的に関係していないという事ですね。

セーブ可能数は20ヶ所。
難易度を考えると丁度良い数だと思います。

スキップは全スキップ。
読み飛ばし速度はなかなか速めです。

他の機能は、フルスクリーン切り替え、音量調整など、プレイに困るような事はありません。

このソフトの特徴的な機能は汁増量モードと、透明人間表示。

汁増量モードはそのままの意味、ゲーム内での精液の量を調整できる。(2段階)
透明人間表示は、透明人間となった時の主人公のシルエット表示を切り替える事が可能。

おまけ機能はCG、シーン、音楽回想、そして「チェリーハート - スケスケの誘惑 - 」というミニクイズがついています。



Total - 総評 -

今回はエロ重視で買ってみました。
Hシーンに関しては特に不満はなかったので良し。

シナリオも意外に良かったのかな?
家族崩壊、狂った主人公。

でも、やっぱり主人公は狂ってなかったと思う。
結局は今までの家族関係が壊れる事が怖かっただけなのかな。

自分にとってはあまりにも大切過ぎて、でもそれには気付いていなかった。
そんな大きな物を失った彼だから、余計失うことへの恐怖が強かったんだと思います。

やっぱり、母性愛に満ち溢れた桜子の存在が大きいと思います。
主人公と同年齢であるという理由からなのか、一番彼を理解しようとしていたし、
彼を一人ぼっちにしないようにしていました。

妹も多少萌え要素があって良かったと思います。

疑問:同い年で双子じゃない兄弟って珍しいと思う。親父に言われる前に疑わなかったのかが疑問。

主人公の喋り方は嫌いですね。
あの人を見下したような喋り方は気に入りません。

とりあえず、あまりシナリオを気にしないで実用性重視の方にはお薦め。

話は変わって、このソフトで気になる点は音楽。

それはある1曲についての事なんですが、明らかに再利用しているように感じました。
その曲は、音楽モードでも聞けないようになっていますね。

ファイル名は[ 13.wav ]。
この曲、記憶が合っていればメイビーソフトど同系列のブランドSheepのシンクロという作品の
Badエンドの曲だったと思います。

シンクロのときは数百回聞かされた曲なので何となく印象に・・・

違ってたらすいません。
でも、系列ブランドということ、それと曲の雰囲気が同じように感じるんで・・・

音楽の再利用は世間的に認められているのかどうかは知りませんが、やっぱり個人的には好きになれません。
効果音などは結構ありますが、やっぱり全く別の作品なのでこれは嫌です。

Hシーンは満足、テキストはなかなか濃かったし、中身も良かったです。
ただ、全体的な作りこみがあまり感じられませんでした。

やっぱり、エンディングの軽さが原因かな?
あまりエンディングが長くないので、ちょっと物足りないです。

スタッフロールのあとにエピローグでもあれば良かったと思います。




    0    20     40     60     80    100  
Scenario
:
■■■■■■■■■■
50
Sound
:
■■■■■■■■
40
Character
:
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60
Grapchics
:
■■■■■■■■■■■■
60
System
:
■■■■■■■■■■■■■■
70
H
:
■■■■■■■■■■■■■■■
75
Main3
:
■■■■■■■■■■
50
Total
:
■■■■■■■■■■■■
60