| 空のたかく （偃月さんのレビュー） | 評価： ５ |
| ▼ タイトル | 空のたかく |
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| ▼ ブランド | UNCANNY! |
| ▼ 対応OS | Win95/98 |
| ▼ メディア | CD-ROM |
| ▼ 定価 | \7,800 |
| ▼ 発売日 | 2000/12/01 |
| Soft Information - ソフト情報 - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Outline - あらすじ - |
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| それはある冬の話。 街中では『路地裏のアリス』と呼ばれる路上生活者の少女達のことが噂となっていた。 少女達が『路地裏のアリス』となった理由、そして彼女達を調べるために、記者アズマは路上生活者となる。 しかし、記者として彼女達に触れていたはずのアズマ。 いつしか彼は、彼女達の本当の魅力に惹かれていったのだった。 そして、彼女達が『路地裏のアリス』と呼ばれる路上生活者になった理由、それにたどり着く・・・ |
| Scenario - シナリオ - |
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| アズマという記者が、３人の路上生活者を取材するという物語。 ３人は、微妙に関係があると思いきや、実はほとんど関係がありません。 同時に出てくる所と言えば、ミウとサヤカが一番最初に死んだ猫について絡むことがあるだけです。 結局３つのシナリオと言うことですね。 ミウシナリオについて： あんなに小さな女の子が路上生活をしている。それだけでも、物凄く可哀相な感じがします。 あの年でゴミ箱を漁っている・・・ さらに可哀相なのは、生まれながらにして持っている超能力のために良家から追い出されている事。 そして、超能力のせいによって、自らの体が蝕まれている事。 なんて不幸なんでしょうか・・・ ついには、まさに東の某都市で同じような事件が起きそうですが、ヲタクな男キャラクターに・・・ 可哀相過ぎます・・・ 哀れすぎますよね・・・ でも、いくら超能力があるからってすぐに生まれ変わってくるな、と言った感じ。 何か死の重さを全く感じませんでした。 しかも何で幼稚園児・・・ これって、狙いすぎてるような感じがします。 サヤカシナリオについて： 新興宗教の中において、天才的な頭脳を発揮していた彼女。 ・・・このキャラクターのモデルって、爆弾娘『菊地 ●子』？ 現在逃亡中の彼女がモデルでしょうか？ それに、新興宗教、テロなど、もしかして『●ウム（ア●フ）』？ ちょっと引いてしまいますよね。 さすがに核時限爆弾か何かが出てきた時には、話がぶっ飛びすぎてしまってちょっと・・・ やり過ぎでしょう。 ちょっと街の不良に犯されているのは痛かったですね・・・ 非常につらい・・・ ラナシナリオについて： 某国から人身売買で売られていきた女性。 腎臓取っちゃうのは可哀相・・・それにあの傷は痛すぎる・・・ それに避妊手術まで・・・ ほとんど言葉を知らない。言葉を知らないっていうのはつらい事ですよね。 自分を表現する方法の一つを持っていないんですから。 Hシーンに関して： 一人につき、３回、ないし４回あります。 基本的には、陵辱・痛いHシーン、純なHシーンの二種類が用意されています。 ラナに関しては、娼婦であるにもかかわらず陵辱されるということは無かったですね。 ラストにはCGなしでそういうイベントがありましたけど。 難易度に関して： 難易度は左程高くはありません。移動場所を決め、選択肢を選ぶ。そんな感じで進んでいきます。 リアルタイム選択と言う時間制限付きの選択肢もありますが、結局は選択肢が一つ増えただけの話。 しかも選択肢を選択した後すぐに出てくるのシナリオは、一目瞭然な部分が多いです。 CG回収も全然難しくは無かったです。 |
| Sound - 音楽・効果音・音声 - |
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| 曲数は全部で１１曲。音楽的には結構好みな感じです。ですので、１１曲というのは少し寂しさを感じます。 物語の長さから考えたら、丁度良いぐらいなのでしょうけれど。 Track No.1『路地裏のアリス』：OP曲。寂しさを感じさせてくれる曲。この曲を聞いて購入を決めました。 Track No.2『灰色の町の片隅で』：これも『路地裏のアリス』同様、寂しさを感じさせる曲。物凄く孤独な感じ。 Track No.6『路地裏のブルース』：ブルースだけに、なかなか熱いものを感じる曲ですね。 ハギワラ警部のテーマ曲です。 彼を思い出すと、彼の人生を象徴しているかのような曲です。 Track No.7『快楽殺人』：曲名のような印象は感じませんでした。『急転直下』『脱出』、そんなイメージです。 Track No.11『空のたかく』：ED曲。思わず港に行きたくなるような曲。哀愁を誘います。 しかし、シナリオで感動までは到達できないので、多少曲が空回りしているような感じです。 社会の裏側の寂しさを象徴した感じの曲が多いですね。ゲームのイメージにはなかなか合っていたと思います。 いまいちシナリオの盛り上がりに欠ける部分があるので、多少音楽が先行してしまったかなと言った感じです。 効果音は、無かったような気がします。 音声は入っていません。 |
| Character - キャラクター - |
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| 原画の印象は結構好きな感じです。 オープニングデモにも少し登場しますが、３人のヒロインのラフ。あれも結構好きです。 ヒロインは『ミウ』『サヤカ』『ラナ』の３人。 ミウ 幼い少女の路上生活者。 いつも友達の猫達と一緒。彼女は超能力らしきものを持っているため、猫との会話が可能。 ・・・お嬢ちゃん一体何歳？なにやらランドセルらしき鞄を背負っているけれど・・・ それにしても、それぐらいの年で病気なのは可哀相。 サヤカ 路上生活者の一人。 元新興宗教の中の実力者であり、アズマとは幼馴染。 いつも周囲に冷たい雰囲気を漂わせ、警戒感を持っている。 一番お気に入りのキャラです。 ちょっとシナリオでは痛い部分が多かったですが・・・ ラナ 路上生活者の一人。 人身売買の果てに、社会の裏の組織から逃亡してくる。 路上生活者の中では、娼婦として生活しています。 右脇腹の生傷が痛々しいですね・・・ 主人公 確か、アマチュアの記者だと思いました。 『路地裏のアリス』と呼ばれる女の子の路上生活者達を取材するため、自らも路上生活者として潜入取材。 なかなか熱いな部分を持った好感の持てる青年です。 自らサヤカを助けるためにダムから落っこちたり、男達の集団に単身で立ち向かったりと・・・ 多少無謀な面もあり。ネガティブなキャラクターじゃなくて良かったです。 しかし、Ｈシーンに僅かに出てくる顔、そして脛。顔は非常に格好悪いですよね。それに、脛毛が妙に印象的。 おじさん・・・なんでしょうか |
| Graphics - グラフィック - |
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| 立ち絵の種類は確か数種類ずつ。 立ち絵のＣＧの塗り方はごく普通。 一枚絵のＣＧの枚数は全部で３６枚。ちょっと少なめな印象です。 塗り方のレベルは若干低め。 背景は、多少荒く、大雑把な感じがします。 もうちょっと手が込んでいても良かったのではないでしょうか？ 失礼ですが、結構適当な感じがします。 ＣＧに関して、多少レベル的には低目かもしれませんが、個人的には違和感を感じる事はあまりありませんでした。 しかし、枚数が少なめな所が痛かったです。 主人公の顔・・・ダサすぎるよ・・・全然格好よくない。 イメージが崩れていきますよ・・・ すね毛とかが妙に印象に残ってるし・・・ 白い猫の顔、御面みたいです。怖いよ。 |
| System - システム - |
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| ゲームが動かないといった不具合は無いようです。しかし、動作の快適さを感じることはあまりありませんでした。 ゲーム内のメニュー項目は『SAVE』『LOAD』『OPTION』『EXIT GAME』の４つ。 SAVE & LOAD : セーブ可能数は５個。ゲームの難易度から見れば、丁度良いぐらいの数かも知れません。 OPTION : 「SKIP」と「SOUND」の切り替えが可能。「SKIP」機能に関してですが、 ダブルクリックすると自然にメッセージが飛ばされていきます。 意外に使い易いかな？と思いきや、普通にメッセージを読みたくても飛ばす事が多いので少し使いにくいですね。 ソフトのおまけ機能は『CG Gallery』『Sound Track』の二つ。 CG Gallery : キャラクターごとに一覧表示されるタイプです。 Sound Track : 全部で１１曲聞く事が可能です。 |
| Total - 総評 - |
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| 総合的に見ると、シナリオは多少ぶっ飛んでいる所があったので、 展開をすんなりと受け入れられない部分がありました。 もっと現実的なテーマで攻めて行って欲しかったですね。 デモを見てすぐに購入を決めた分、多少残念・がっかりした部分もありましたが、ゲームの雰囲気としては好き。 社会のアンダーグラウンドな部分にスポットを当てたテーマには好感を持ちました。 追加シナリオが出るとか出ないとかそういう話も聞きましたので、今から期待しています。 |
| 0 20 40 60 80 100 | |||
| Scenario |
:
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60
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| Sound |
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| Character |
:
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| Grapchics |
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60
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| System |
:
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| H |
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| Main3 |
:
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| Total |
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50
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