さーもんぴんく (偃月さんのレビュー) | 評価: 5.5 |
▼ タイトル | さーもんぴんく |
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▼ ブランド | トラヴュランス |
▼ ジャンル | ラブコメアドベンチャー |
▼ 対応OS | Win95/98/Me |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2000/11/24 |
▼ 必須CPU / 推奨 | Pentium133 MHz / Pentium200 MHz |
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 | 32 MB / 64 MB |
▼ 解像度 / 色数 | 800*600・High Color以上 |
▼ 音源 | PCM,CD-DA |
Soft Information - ソフト情報 - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Outline - あらすじ - |
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亡くなった祖父の魔道書に書いてあった悪魔を呼び起こす方法。 悪魔を呼ぶには、誰かに取りつかせる必要があった。 そこで主人公は、幼なじみの小峰 美桃を選ぶ事にする。 早速彼女の髪の毛を入手し、儀式を行う主人公。 しかし、何も起こらなかった・・・ やがて、少し送れて美桃がやってくる。 一見普段通りの美桃。 だが、彼女のお尻からは、明らかに尻尾が生えていた。 早速冗談交じりで命令をしてみる主人公。 しかし、本当に彼女は悪魔だった・・・ 忠実に主人の命令を守る悪魔。 そんな悪魔を手に入れ、主人公はどんな命令をするのか・・・ そんなかわいらしい悪魔との生活が始まる・・・ |
Scenario - シナリオ - |
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祖父に譲ってもらった魔道書から、使い魔を呼び出し、その使い魔のご主人となった主人公の物語。 個人的にはなかなか理想的な設定。 ストーリーは全体的にコミカルで明るい感じの雰囲気。 ただし、そういう風にメーカー側が意図して作ってるだけではないでしょうか。 実際には殆ど面白くありません。 メーカー側の一人よがりな気がします。 何しろ致命的な事にギャグのセンスが低いのは・・・。 定番の「食べ物ネタ」はつまらないので要注意。 ゲーム内のキャラクター達は笑っていて、実際プレイしている側は殆ど面白くないので印象は良くないですね。 前半、中盤の明るいノリとは異なり、後半に物語りはシリアスな局面を見せます。 しかし、笑いながらシリアスなテキストを流されているような感じがします。 結局、プレイしている側にはシリアス感は殆ど伝わって来ないのは残念。 ストーリーの構成は徐々に分岐していくタイプです。 いきなりキャラクター毎に分岐したり、そういう構成ではない様子。 ただ、枝分かれしたストーリが展開されているのか、それとも大きな一本のストーリーに、 伏線が度々絡まるのか、ハッキリしません。 難易度的には高くありませんが、自分でそれぞれのエンディングを捜したくなる程の魅力を感じません。 大人しく攻略を見ながらじっくり読んだ方が楽しめます。 エンディングに関しては各キャラに一つずつ。 感想としては、視点を変えたエンディングは好きですが、全てのエンディングの作りこみが足りないと言った所。 プレイ後の感想はあっさりとしています。 良い意味でのあっさりではなくて、中身の重さを感じないシナリオなので、何も余韻に残るものがないということ。 ワンプレイが約1.5時間というボリュームの低さにも原因があると思います。 ただ、この作品で唯一の救いだったのがHシーンの多さ。 純愛系のシナリオにも関わらず、Hシーンの数はそれなりの多さだったので満足な所。 Hシーンの内容も、普通の純愛系シナリオと比較すると、陵辱とまでは行きませんが、それなりに濃い内容。 全体的な感想は、決して評価の高くないシナリオ。 何でしょう、いまいちパッとしたものが見出す事ができませんでした。 でも、シナリオ無視、Hシーン重視ならそれなりに良いかも。 |
Sound - 音楽・効果音・音声 - |
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ゲーム内で使用される曲数は、全部で17曲。 ストーリーの長さを考えると丁度良い曲数。 特に印象的な曲はない物の、一通りの曲は揃っています。 要所要所では、しっかりとした曲を用いていると思いました。 効果音についても、特に書くことはなし。 音声は入っていません。 アイキャッチの時にだけ声が入ります。 |
Character - キャラクター - |
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原画は志水 直隆さん。 ● ぴんく 主人公が祖父から継承した悪魔。 小峰 美桃を依代として召喚される。 悪魔が本来持っているようなイメージとは異なり、主人公の言う事なら何でも聞く忠実な僕。 悪魔が本来持っている真実の名を使い、召喚してもらうことで、本来の姿を発揮できるのだが・・・ ● 小峰 美桃 主人公の幼なじみで、クラスメイト。性格は明るく、 元気な女の子。 主人公の事が好きなのだが、恥ずかしくてつい苛めてしまう。 彼女はぴんくの依代となっている。 ● 小峰 美鈴 美桃の姉で、主人公の担任。 現在は主人公以外の男性と付き合っているが、最近は仲が悪いらしい。 ちょっとHな性格で、主人公をつまみ食いする事に対しては悪いとは思ってない。 ● 南 由貴 美桃とは親友で、かなりのレズ。 あまりにも手をつけた女子生徒が多いため、彼女は本当のレズのように思われている。 しかし、そんな彼女も男性に対しての興味がないわけではない。 ● 沢村 果歩 美術部の後輩。 性格は普段から大人しくておしとやかなお嬢様風。 そんな理想的な彼女には隠された秘密が・・・ ● 主人公 ちょっと女性に関しては鈍感な所がある。 普段は幼なじみの小峰 美桃に迫害を受ける日々。 |
Graphics - グラフィック - |
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立ち絵のポーズの数は数種類。 塗り方のレベルは普通。 一枚絵の枚数は71枚。 一枚絵の塗り方について、全体的には印象は良いものの、いまいちハッキリしない塗り方。 物語の長さから考えると、なかなか満ち足りていて良いと思います。 HシーンでのCGの使い回しもない様子。 背景に関しては、精細さには欠けるものの、それなりのクオリティーを持っています。 |
System - システム - |
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動作に関しては特に問題はありません。 テキストもサクサクと進むので快適。 セーブ可能数は27ヶ所。 難易度を考えると丁度良い数だと思います。 既読スキップ、未読スキップの両方が可能。 テキストをオートにする事も出来ます。 フルスクリーン切り替え、音の調整など、ゲームをプレイする上で特に困る事はありません。 おまけ機能はCG、シーン、音楽の3つの機能がついています。 |
Total - 総評 - |
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全体的な印象としては、存在感をあまり感じなソフト。 このソフトの特徴的な部分を見出すことが難しいほどに、全体的に平凡な作品。 やはり3カ月連続リリースの中の一つだから作りが薄いのかもしれません。 CGのクオリティーなどはなかなかのレベルでしたが、 シナリオの中身やボリュームを考えると手放しで喜ぶ事は出来ませんね。 Hシーンが多い所は評価したい所ですが。 |
0 20 40 60 80 100 | |||
Scenario |
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Sound |
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Character |
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55
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Grapchics |
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50
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System |
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80
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H |
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60
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Main3 |
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50
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Total |
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55
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