陵辱奇行 (偃月さんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | 陵辱奇行 |
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▼ ブランド | たっちー |
▼ ジャンル | 陵辱監禁ADV |
▼ 対応OS | Win95/98/2000、Mac |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2001/09/14 |
▼ 必須CPU / 推奨 | Pentium 233(Mac:G3) MHz / PentiumII 266(Mac:G4) MHz |
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 | 32 MB / 64 MB |
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 | 150 MB以上 / 650 MB以上 |
▼ 解像度 / 色数 | 640*480・High Color |
▼ 音源 | PCM(WAVE) |
▼ ボイス | 女性のみフルボイス |
Soft Information - ソフト情報 - | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Outline - あらすじ - |
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幼い頃に両親が死亡し、薄幸な人生を送ってきた主人公。 大学を卒業し、やがて就職を目指した彼だったが、就職する事が出来ずアルバイトで生計を立てていた。 ある日アルバイトの途中に、彼は突然倒れてしまう。 病院で告げられた事実は、原因不明の病である事と、余命が一年だという事。 余命一年という事実に愕然とし、今まで送ってきた自分の薄幸な人生に絶望した主人公。 そんな時、彼の元に懸賞でキャンピングカーが当たったという通知を受け取る。 何をいまさら、そう思う主人公だったが、頭をよぎるのは余命一年という現実。 やがて、彼の頭の中に悪意に満ちた考えが生まれてきた・・・ |
Scenario - シナリオ - |
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自分の人生に悲観的になってしまった主人公。 残り少ない人生を、女性を陵辱、監禁し、自分を冷たく扱った親戚に復讐するために行動を起こすというストーリー。 お手軽な感じのエロゲーという事もあって、全体的なシナリオは非常に軽めです。 ワンプレイにかかる時間も2時間程度。 ストーリーは、悲観的になった人間が女性を次々に監禁し陵辱していくという話ですが、 実際プレイしてみた感じとしては、若干それとは異なりました。 行動を決意し、ターゲットを探して旅をする途中に偶然に親しくなった女の子を、 ちょっとした相手の発言や行動にキレた彼が、被害妄想的に陵辱すると言った感じの方が適切な感じがします。 手当たり次第に女の子を陵辱していくというのとはちょっと違いますね。 結構、普段の主人公の性格は真面目で普通の人間のように見えますし。 ストーリーの中身についてですが「お手軽エロゲー」の通り、非常に軽いです。 陵辱する前に各キャラ毎にストーリーがありますが、それはあくまでも前座。 その後に控える陵辱のシチュエーションを盛り上げるためだけのストーリーだと感じました。 これと言って、物語性があると言った訳でもありません。 エンディングの構成の仕方からもそれが伺えるように、殆どエンディングの展開が同じです。 Happyエンドもありますが、殆ど必要性を感じません。 全体的に物語性があまり無いだけに、余計に必要性を感じなかったというのがあります。 敢えてストーリー性を持たせず、好みの女の子を簡単に陵辱出来るという点については抜きゲーとして良い点だと思います。 ただ、何度も繰り返しますがコンパクトに纏まりすぎている感じもします。 Hシーンについて。 これについては、少し期待はずれな部分がありました。 初めて女の子を陵辱するイベントではCGの枚数も複数ありましたし、テキストの量や表現も良かったので、後に控えるイベントに期待が持てました。 しかし、それからの陵辱イベントは、CGの枚数も1枚か2枚、テキストの量も短くなっています。 ちなみに陵辱イベントの数は各キャラに5回。 陵辱をメインに持ってきている割には少ないと思いますね。 陵辱の中身については一応一通り揃っていますが、各キャラ5回という事なので色々と分散しています。 全体的にはボリュームが足りない感じがしました。 陵辱の方もいまいちな感じ。 「お手軽」という面では良いかも知れませんが「抜きゲー」としては物足りないかも。 |
Sound - 音楽・効果音・音声 - |
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BGMはPCM。 曲数は8曲。 ストーリーの長さを考えると丁度という感じもしますが、少ないですね。 曲の印象は暗い曲が頭に残ります。 ● PickUp (特にありません) 曲についてですが、特にこれと言って印象的な曲はありませんでした。 曲数が少ないせいか、かなり使い回しが激しく感じますね。 効果音については特にありません。 音声は女性キャラのみフルボイス。 特に違和感を感じたりする事はありませんでした。 |
Character - キャラクター - |
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原画は神崎 直哉さん。 ● 小野 遥 [ おの はるか ] 牧場主の一人娘。 性格はいたって普通の女の子だが、潔癖な所がある。 ● 天城 斎 [ あまぎ いつき ] 家が神社で、巫女をやっている女の子。 無口な感じで、あまり人と話さないので暗く見える性格。 ● 立川 咲弥 [ たちかわ さくや ] 金銭的に非常に裕福な家の女の子で、両親は家を開ける事が多い。 ボーとっした性格で、少し普通の人とはズレている所がある。 ● 熊野 透 [ くまの とおる ] 下町の空手道場に住んでいる空手家の女の子。 とても正義感が強い女の子で、幼い兄弟を食べさせるために、日々アルバイトで生計を立てている。 ● 北川 泉 [ きたがわ いずみ ] 温泉旅館の娘で、旅館を手伝っている。 表面的に見せる行動とは違って、性格はあまりよくない。 ● 井上 飛鳥 [ いのうえ あすか ] 学園の先生。 男っぽい感じに見えるが、かなり恥かしがり屋で世話焼きな性格。 特にこれといってインパクトがあるキャラはいませんでした。 一番好きなのは井上 飛鳥。 |
Graphics - グラフィック - |
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立ち絵はジャギー処理もされているので綺麗な感じ。 塗りは良い感じですが、枚数は多くなく、基本的には表情のみが変わります。 イベントCGの枚数は90枚。 シナリオの長さから考えると多めな感じがしますが、HシーンでのCGの枚数が多く感じない点は残念。 キャラ毎に枚数のバラツキはありませんが、Hシーン毎にはあります。 最初に襲う時のHシーンではCG3枚程度ですが、後の調教イベントからは1枚。 塗りに関しては標準より少し上手い感じ。 ただ、立ち絵とのギャップを感じる事は少しあります。 背景に関してですが、これはかなり偏った感じがしました。 精細に感じる背景もあれば、あっさりし過ぎて質感もあまり感じない物もあります。 全体的には並程度のクオリティー。 でも特に不満はありませんでした。 |
System - システム - |
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基本的に動作は安定しています。 ただ、既に見た文章やCGが上手く登録されない事があります。 動作は比較的軽く、プレイする上でとくに苦痛に感じる所はありませんでした。 ゲームの形式は選択肢型ADVと移動パートに別れています。 選択肢の数は約2×6ヶ所。 エンディングを見るための難易度は高くありませんが、CG、イベントを回収に難しい点が少しあります。 セーブ可能数は36ヶ所。 シナリオの長さから見ると足りていますが、再プレイの必然性を考えると少ないと思います。 スキップは既読スキップと全スキップ。 スキップする速度は、CG描画で若干時間をロスするのであまり早くありません。 画面モードはフルスクリーンとウィンドウモードに対応。 音楽関係の機能はBGM、音声、効果音の調整が可能。 メッセージ関係の機能は表示速度の調整、文章履歴の閲覧も可能。 画像表示関係の機能はエフェクトの切り替えが可能。。 その他の機能はCG回想、シーン回想、音楽回想がついています。 機能的には特に不満や問題に感じる所はありませんでした。 安定しているようにも感じますので良いと思います。 |
Total - 総評 - |
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陵辱し放題ということだったので、あまりシナリオには拘りませんでした。 それと音楽についても。 案の定、その二つについては予想通りの出来って事でしたね。 もうちょっと話に面白みがあっても良かった気がしますが。 でもイベントの数はもっと多くてもいい気がします。 その点は予想とは違ったので残念。 予想とは違った点といえば、主人公の性格。 もっと狂ったような人間なのではないかなと思っていましたが、実際は普通の人間。 キレたら止まらない性格の主人公だったわけですが、ちょっとウジウジした部分も。 陵辱ゲーでの主人公の性格って結構重要だと思いますが、少し面白くなかったかも知れません。 どうせならもっと強烈な性格の奴がよかったなぁ・・・なんて。 |
0 20 40 60 80 100 | |||
Scenario |
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30
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Sound |
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25
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Character |
:
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35
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Grapchics |
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60
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System |
:
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70
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H |
:
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70
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Main3 |
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30
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Total |
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50
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