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  母娘どんぶり     評価: 4 
▼ タイトル 母娘どんぶり
▼ ブランド びーにゃん
▼ ジャンル AVG
▼ 対応OS Win95/Win98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \ 6,800
▼ 発売日 2000/06/15
▼ 音源 CD−DA /WAVE



Soft Information - ソフト情報 -

OP曲
:
夏の日の午後
     
ED曲
:
(エンディングによって異なる)
     
総プレイ時間
:
5.0時間
CG観賞 :
s−ン観賞 :
音楽鑑賞 :
 
原画
:
相川亜利砂 [ Site ]
     
シナリオ
:
萌木一路
 
:
しみつ
 
:
たいらひとし
     
音楽
:
いわさき



Outline - あらすじ -

夏休みの休暇を利用して、クラスの友人と旅に出ていた。

その旅から帰ってきた主人公、彼を家で出迎えたのは、義理の母親と可愛い義理の妹。
それはいつもと変わらない生活だった。

ある日、主人公は突然の夕立にあい、ずぶぬれになってしまう。
帰宅した彼は、急いで風呂場のドアを開ける・・・
しかし、そこには先客がいた。妹のともえだった・・・

自分に対して怒鳴り散らすともえ、彼にはなすすべも無く部屋に帰ることしか出来なかった・・・
初めて妹を女として認識してしまったその日・・・

果たして、彼の夏はどんなものになっていくのだろうか・・・



Scenario - シナリオ -

ソフトのタイトル通り、母娘どんぶりがメインのストーリー。
全体的に明るい感じで進みます。

母娘どんぶりとなっても、あまり深刻な感じもなく、明るい母娘どんぶりだった気がします。
キャラクター達の個性が強いからか、そのせいで緊迫感も何も感じなかったのかもしれませんけど。

しかし、期待とは少し違い、完全な母娘どんぶりが達成されない家族もいるなど、期待はずれな部分がありました。

そして、さらに追い討ちをかける事となったのが母娘どんぶりの少なさ。
実際に、全てプレイし尽くして振り返ってみると母娘どんぶりのプレイは10回も無いと思われるほど少なかったです。

娘、もしくは母親との関係を持ってから、そこから進展するのに時間がかかります。
さらにルート分岐もあるため、それが母娘どんぶりの数が少ない原因となっているように感じました。

ストーリー全体の流れ、そして母娘どんぶりについてはこんな感じでしょうか。

文章に関して、あまり面白いという印象は受けませんでした。

全体のストーリーについて考えてみると、H重視のストーリーであることが言えると思います。
そのために、ストーリー全体の流れで楽しめる事はあまりありませんでした。

ただし、所々に冗談が混じっていたり、関係を持つこととなるきっかけ。
そして、キャラクターの個性などを見てみると笑ってしまう部分も。

でも、これは悪い意味ではなく、テキストが部分的にだが面白く感じる事ができたということです。

        不完全な母娘どんぶり

エンディング数は、似通ったものを含めて11個を確認。
とくに印象的なことなどはありませんでした。

やはり、不完全な母娘どんぶりが非常に心残りでした。
もっと母娘どんぶりの色が強い方が良かったと思います。

Hシーンに関しては、かなりの数があったと思います。

しかし、一つ一つのシーンの長さがまちまち。
数十行程度で終了してしまうシーンも数多かったです。

難易度に関しては、まったく高くありません。

ストーリー全体の長さから考えても、全てのエンディングに辿り着くことも簡単です。
そして、選択肢の数を考えても、全部のルートを導き出すのに問題ない数。

CG回収・シーン回収の方も、苦労することは全くありませんでした。



Sound - 音楽・効果音・音声 -

曲数は全部で10曲。
音源はCD-DA、もしくはWaveの選択が可能。

ゲーム中で使用されている曲に関しては、あまり多くは無いと思います。
だから、あまり印象に残っている音楽はありません。

また、エンディング毎に曲が違うというのはよいと思いますが、肝心のゲーム内での曲数が少ないのはどうかと思いました。

基本的に曲の雰囲気は明るいものが多いです。
それが、明るい母娘どんぶりを象徴しているのかもしれませんね。

効果音については、少し感じたことがありました。

Hシーンの時にも何やら効果音が流れていて、臨場感を高めるには良い効果音だったと思います。
そして、場面が切り替わるときにも、所々に効果音が流れるのも良い点。

このソフトでは、効果音のインパクトが非常に良かったです。
そして、それが与える印象というのも効果的だったと思います。

音声に関しては、声優陣についてはスタッフロールに出てこなかったので不明。

演技に関しては良かったと思います。
音声はフルボイス。



Character - キャラクター -

原画については、立ち絵の絵よりも一枚絵の方に良い印象を持ちました。

赤沢 静
主人公の義理の母親。
夫があまり帰ってこないせいか、体に寂しさを感じている。
主人公と夫を重ね合わせ、いつしか・・・
性教育のイベントのときは笑った・・・

赤沢 ともえ
主人公の義理の妹。
義理の妹だが、密かに秘めている義兄に対する想い・・・
彼女の作る料理は兵器的。

笹山 薫
主人公の学校の教員。
娘の事で悩んでいる。

笹山 はるみ
主人公とは、ゲーセン仲間。
主人公を家庭教師として家に誘い込み、関係を持つ。
そして、それは薫を巻きこむことに・・・

梶井 栄
主人公の幼なじみまゆみの母親。
普段から、母親らしからぬ行動が多い。
自分の隣人である主人公を誘惑。娘のまゆみには、いつも馬鹿親呼ばわりされている。
このゲームのなかで一番飛んでるキャラクターだと感じた。

梶井 まゆみ

主人公の幼なじみ。
母親の栄とは全く対称的、超真面目で勤勉。



Graphics - グラフィック -

立ち絵のポーズの数はあまり多くありません。
立ち絵の塗り方については、あまりうまいという印象は受けませんでした。

一枚絵の枚数は70枚。
一枚絵の塗り方については、ばらつきがあるように感じました。

そして、枚数について感じたことは、Hイベントの数から考えると、あきらかに枚数が少ないと思います。
一つのイベントに関してCG一枚。さらに、CGの使いまわしが結構多かった気がします。

背景については、あまり印象には残っていません。
ただ、実写の写真を加工したような感じで、同一系統の色で統一されていたという感じです。

画面エフェクトはなかなか良い方だと思います。
ギャグシーンにはギャグシーンらしい感じのエフェクトだったし、それについては良かった所。



System - システム -

ゲーム全体に大きな不具合はありません。
しかし、修正ファイルはであるので注意。

ゲーム内のメニューで変更できるのは
[ Save & Load ] [ メッセージスキップ ] [ スクリーン設定 ] [ Music ] [ キー設定 ] [ 呼称変更 ]
[ フォント選択 ] [ 音声出力設定 ] [ 画像保存 ]
です。

Save & Load:
基本的にセーブ可能な数は40個所。
ゲームの長さ、難易度を考慮しても、十分過ぎるといって良いほどの数。

メッセージスキップ:
[ 既読 ] [ すべて ] [ 手動 ] に自動スキップの切り替えが可能。
スキップの速度はあまり速いという感じは受けませんでした。

スクリーン設定:
[ ウィンドウ ] [ フルスクリーン(16bit) ] [ フルスクリーン(24bit) ] [ フルスクリーン(32bit) ] の切り替えが可能。

Music:
BGMを [ CD-DA ] [ Wave ] のどちらで流すか、また、その音量についての設定。
SE、Voiceに関しても同様に音量の設定が可能。

キー設定:
ゲーム内で使用するショートカットキーの割り当てが出来ます。

呼称変更:
Hシーンで使用される、性的な用語を、どう表示するかを指定出来ます。

フォント選択:
基本的には5から選択可能。
さらに、マシンにインストールされているフォントも使用可能。

音声出力設定:
キャラクターボイスに関しての設定。
キャラクター毎の音声を [ On ] [ Off ] に設定可能。

画面保存:
ゲーム内での場面を、Bitmapで保存できます。

ソフトについているおまけ機能は [ CG Mode ] [ H Mode ] [ Music Select ] [ Character Mode ] の4つ。

CG Mode:
ゲーム内でのCGを鑑賞可能。
5×4で表示れる。全4ページ。
キャラクター毎には、はっきりと区別されていません。

H Mode:
ゲーム内でのHシーンを鑑賞可能。
5×4で表示される。全4ページ。
キャラクター毎には、はっきりと区別されていません。

Music Select:
ゲーム内での曲、10曲を鑑賞できます。

Character Mode:
キャラクターの立ち絵を鑑賞できます。
そして、背景を切り替えることも可能。

必要な機能は十分に備わっているので良いと思いました。



Total - 総評 -

なんと言っても、やはり母娘どんぶりの不完全な事が残念に思えました。
全体的にも、CGとHシーンのバランスなど、若干改善した方が良いと思われるところもありました。

音楽に関しても中途半端という印象が残りましたね。
もう少し、ゲーム内での音楽を増やして欲しかったというのが本音ですか・・・

母娘どんぶり2が出るらしいので、次回作に期待してみましょう。
2では納得する母娘どんぶりにお目にかかれるように・・・




    0    20     40     60     80    100  
Scenario
:
■■■■■■■■
45
Sound
:
■■■■■■■■
45
Character
:
■■■■■■■■
45
Grapchics
:
■■■■■■■■■■■■
60
System
:
■■■■■■■■■■■■■■■
75
H
:
■■■■■■■■■■■■■■
70
Main3
:
■■■■■■■■
45
Total
:
■■■■■■■■■■■
55