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 みずいろ   (塚本診察さん&偃月さんのレビュー)  評価: 6〜7 
▼ タイトル みずいろ
▼ ブランド ねこねこソフト
▼ 対応OS Win95/98/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/04/13
▼ ボイス 女性キャラのみ



塚本診察さんのレビュー
Character - キャラクター -

片瀬雪希(かたせゆき)
 優しい性格の妹。 素直で健気なロマンチストの女の子。
 昔からずっといっしょだった妹と主人公。
 そんなある日、ずっと心の中に秘めていた想いが物語を…

早坂日和(はやさかひより)
 近所に住む幼馴染み。
 いつも主人公にイジメられるのだが、ずっと側にいるヒロイン。
 ずっと、いつまでも一緒と思っていた二人だが、そんなある日…

小野崎清香(おのさききよか)
 クラスメイトで元気なちびっこ。
 いつのまにか、ヒロインとは軽い口喧嘩友達。
 それがいつしか二人にとって、普通であり、いつもだった…。

進藤むつき(しんどうむつき)
 おとなしい性格の後輩。
 妹の同級生として現れたヒロインに主人公は惹かれていく…
 そして昔の思い出が物語を意外な方向に…

神津麻美(こうづあさみ)
 おっとり系の先輩。
 雨上がりの公園で、主人公と出会うヒロイン。
 そんな二人に待っていたのは、ヒロインの「卒業」という二文字…。



System - システム -

【 CG観賞モード 】   あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】 あり
【 おまけシナリオ 】   あり
【 アニメ 】         なし
【 セーブ数 】       20

 アップデートファイルがあります。
 きちんとアップデートしときましょう^^;

 ストレートに言いますとシステムは普通のAVGとおなじです(笑)
 文章の読み直し、スキップetc・・・と、そんなに奇抜なシステムはないです。
 ただゲームの初めに過去パートというモノがあってそれが後の本編に影響します。
 選択によっては性格が240°くらい変わるキャラもいますしね^^;
 あと若干ながら女性キャラの視点に変わる場合がありますね、個人的にはここが面白いです。
 システムはこんな感じでしょうか。

 HDD容量は、音声をインストールしない場合は約300MB、フルインストール時には約1.3GB必要です。



Sound - 音楽・効果音・音声 -

 音声・・・雪希の声あててる人、滅茶いいです(笑) 名前知りませんけど(爆死 (綾川りのさんですな^^;)
      全般的に音声はいいですね。 強いて言うなら男にも声を入れて欲しいです。 男キャラ大好き(大笑

 音楽・・・悪くないです。 贅沢を言うならもっとオリジナリティが欲しいところですね。
      結構最近のゲームミュージックは似た感じのが多いように感じるので・・・
      音楽についてはあくまで私的観点ですので街で見かけても刺さないよう願います(汗
      音楽はCD−DA。



Impressions - 感想 -

 
 兎にも角にも普通です(ぉ)

 しかしその普通さ加減がいいですね。
 最近様々なゲームを連日やっているんですが、このゲームの普通さ加減は言うなれば・・・例えられません(死
 思えば無理なんです、普通を他のものに例えるなんて(爆
 でもやる価値はあるかもしれませんね。
 特に・・・仕事もゲームもハードだぜっ!って感じの方(笑)
 息抜き加減でやるのがいいかも。

 たまには炭酸系飲料以外の物を飲むのもいいもんだ、みたいな感じです。
 安心して出来るゲームではないかと・・・



Total - 総評 -

 10点満点で評価すると7点。 断固として7点。
 面白いんですがゲーム性が足りませんね、故に7点
 せめて移動先等をもっとばしばし決めさせてくれれば・・・

 お気に入りのキャラは、進藤むつき(改)

 来たっ、ヘアバンド! 否リボンか^^;
 素人が真似するとハチマキになってしまうのだっ!
 注・・・改の文字は性格が攻略するか否かで変動するのでつけました。
     因みに攻略する場合を言ってます。 あしからず^^;


おすすめキャラ:「自己犠牲心旺盛なティナさん♪個人的にかなり好み。」
塚本診察さんより一言:「普通の基準値は人それぞれ等という突っ込みは却下いたします(笑」
TITANSより一言:「萌え〜〜!! な大作! 俺はやってないんだけど・・・ってへ^^;」







偃月さんのレビュー
Soft Information - ソフト情報 -

CG観賞
:
     
シーン観賞
:
     
音楽観賞
:
     
OP曲
:
みずいろ
     
ED曲
:
みずいろIns
     
総プレイ時間
:
10.0時間
 
原画
:
秋乃 武彦
     
シナリオ
:
片岡 とも
 
:
米村 純一
     
音楽
:
CATS
 
:
リメイン



Outline - あらすじ -

普通の街を舞台にした普通の学園ものの物語り。
可愛いい妹
無口な先輩
幼なじみ
元気なちびっこ
健気な後輩
そんな普通のヒロインたちと繰り広げられる物語。
彼女達の昔からの主人公に対する想い、それはどうなっていくのだろうか・・・



Scenario - シナリオ -

普通の学園を舞台な普通の学園物語。
普通がテーマな恋愛物。

普通がテーマなだけあって、設定はいたって普通です。
物語は過去と現代の二つのパートに分かれています。

過去パートの役割は、各キャラへの分岐、そしてキャラとの初めての出会い、昔の思い出を頭に印象付ける事。
現代パートでは、過去パートで分岐した各キャラ毎のストーリーが本格的に始まります。

数回プレイするにあたって、どのキャラのルートでも殆ど同じテキストを読ませないという点は、かなり評価すべき点ですね。
飽きさせないという配慮が見られる所は好印象。

物語自体の面白さですが、個人的な評価はあまり高くありません。
非常に明るいキャラクター達に若干の抵抗があったせいかもしれませんが、やっぱりこれが大きいと思います。

普通の学園物語。

この言葉を聞いて思ってしまうのが「普通」って何?という事。
その「普通」を作った先人達の歩んだ道を再び歩いているような気がしてしまいます。

どこかで見たことあるようなシナリオ。
率直にそういう印象を受けました。

とは言っても、結構他にもそういうソフトはありますけどね。
設定が普通という事なのでしょうけれど。

ただ、キャラクター達の持つ心情の微妙な変化。
これは非常に良く伝わってきましたし、シナリオの上手さを感じた点です。

とても感情移入のしやすいシナリオだと感じました。

魅力あるキャラ達が非常に特徴的。
萌え要素満点のキャラクター達には圧巻。

エンディングに関しては各キャラに1つ。

結末も予想できる範囲内で収まっていた気がします。
特別な驚きは感じませんし、それ程感動を受けることもありませんでした。

ただ、作りこみに関して言わせてもらうと、かなり高いクオリティーを持っていると思います。

他の純愛物のソフトとは違ったエンディングの作り方(※注:展開ではない)は評価したい所。

Hシーンに関しては、基本的に各キャラ1回。
内容は非常に薄いです。

だが、おまけにHシーンが用意されています。
こちらはマニア要素を取り入れてあるので良いですね。

総合的な感想は、他の純愛系のストーリーよりもレベルは高いと感じました。
ただ、本当に面白いかと聞かれると、一概にお薦めは出来ないですね。

どうしても萌え属性の強いキャラクター達で押しきっているような印象。
萌えゲーが好きな方にはお薦めできますが、そうでない方にはあまりお薦めできません。



Sound - 音楽・効果音・音声 -

曲数は全部で25曲。
ストーリーの長さから考えると丁度よいくらいの曲数ではないでしょうか。

明るい感じの曲、暗い感じの曲、一通りの楽曲は揃っています。
ただ、言わせてもらうと当たり前過ぎて面白さが無いと思います。

● PickUp
No.13 水色
No.24 みずいろS
No.25 鳴る高架線

全体的な曲の雰囲気は良いものの、特に良いと思った音楽は少ないです。

やはり、このソフトの中では異色な曲調である、No.25の「鳴る高架線」がお薦め。
ギターの音色が良いですね。

キャラテーマでのマンネリ化が発生。
その理由は総評で。

効果音については特にありません。

音声に関しては、女性キャラのみフルボイス。

▼ CV
片瀬 雪希 [ 綾川 りの ]
神津 麻美 [ 堀 奈生 ]
小野崎 清香 [ 上本 のぞみ ]
早坂 日和 [ 藤野 らん ]
進藤 むつき [ 奥森 香由 ]

演技はなかなか良いです。



Character - キャラクター -

原画は秋乃 武彦さん。
萌え属性の強いキャラ。

● 片瀬 雪希
優しい性格をした主人公の妹。
こころの中には主人公に対する密かな想いが・・・

● 神津 麻美
おっとりした先輩。
彼女の卒業を前に、どういった恋の展開をみせるか・・・

● 小野崎 清香
クラスメイト、元気な性格で小さい。
口喧嘩友達。

● 早坂 日和
幼馴染み。
主人公にはいつもいじめられている。

● 進藤 むつき
おとなしい性格の後輩。
主人公に惹かれる彼女だが、昔の思い出が物語を変える。



Graphics - グラフィック -

バストアップのポーズの数は数種類。
塗り方は結構綺麗。

キャラクターの表情が良かったですね。

イベントCGの枚数は約130枚。
イベントCGの塗り方についても全体的には綺麗です。

HシーンのCGはあまり綺麗だとは感じませんでした。

背景に関しては、若干の粗さが見られましたが、それは特に問題は無し。

全体的な印象はなかなか良かったです。
でも、微妙な所。



System - システム -

まず最初に、修正ファイルを使用しないと全く動きませんでした。
直ぐに強制終了されてしまいます。
よって、修正ファイルを使用してからのプレイを薦めます。

セーブ可能数は20ヶ所。
難易度を考えると十分な数。

スキップは全スキップがあります。
スキップの早さはなかなか早め。

オートプレイがついている所が良いですね。
文字の速度も設定可能。

ウィンドウ切り替え、音量の切り替えなどはついているので、プレイ上で困る事はありませんでした。

おまけ機能は、CG、Hシーン、音楽の3つがついています。
他には、おまけシナリオがついているので必見。

機能的には文句はありませんが、修正を使用しないと動作しないのは問題あり。
よって点数は低めです。



Total - 総評 -

ここは毒吐き場。

音楽に関して・・・リメインが作っている様子。
リメインって・・・あのClearとかが関係してるリメインですよね。多分。

ここの音楽はあまり好きになれないので、点が低いんです。
とにかく、ここの出す曲のアレンジ版はちょっと・・・。

MoonLightの主題歌のテクノバージョンは・・・。
でも、それはみずいろとは関係無いことですね。

みずいろがどうしても好きになれない理由、それは絵。

やはりWhiteの絵の衝撃が強かったからでしょうか。
プレイした事の無い方は、一度プレイしてみると面白いかもしれません。

最後に「普通」という事に関して。

まぁ、俗世間で言われる「普通」の人とは違いますね。
こういうキャラ達は、実世界の人間には殆どいませんから。

そこで、純愛学園物ゲームの「普通」のヒロインの形を作ったのは昔の人達なんでしょうけど、
結局それって昔のを見ながら良い点を見て作っただけなのでは?というちょっと辛口なコメント。

でも実際そんなもんでしょ・・・
もちろんみずいろに限らずですけどね。

冷静に見つめてみれば、それ程凄いソフトとは思えませんでした。

個人的には前作の銀色の方が面白かったですね。
それと、目指しても越えれない壁というのは存在しますよ。




    0    20     40     60     80    100  
Scenario
:
■■■■■■■■■■■■
65
Sound
:
■■■■■■■■■■■■
65
Character
:
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65
Grapchics
:
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75
System
:
■■■■■■■■■■■■
60
H
:
■■■■■■
30
Main3
:
■■■■■■■■■■■■
65
Total
:
■■■■■■■■■■■■
60