秘裂 (偃月さんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | 秘裂 |
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▼ ブランド | Cadath |
▼ ジャンル | ADVノベル |
▼ 対応OS | Win95/98 |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2000/12/15 |
▼ 必須CPU / 推奨 | Pentium100 MHz / MMXPentium200 MHz |
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 | 16 MB / 32 MB |
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 | 700 MB以上 / - |
▼ 解像度 / 色数 | 640*480・High Color |
▼ 音源 | CD-DA |
Soft Information - ソフト情報 - | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Outline - あらすじ - |
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親が所有するマンションに、義理の姉妹である「緑」「藍」と一緒に住む主人公。 彼女達は既に主人公に調教され、思い通りに操れる僕となっていた。 しかし、その生活に飽きてしまった彼は、 以前から目をつけていた二人の女の子を自分の物にするために行動を開始する。 二人の僕を使って・・・ |
Scenario - シナリオ - |
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ストーリーは、普段の生活に飽きてしまい、誰かをめちゃくちゃに犯してやりたいという主人公の話。 全編を通してHシーンの連続、しかしストーリー自体にはまったく何の面白みも感じませんでした。 ストーリー開始後、割りと直ぐに陵辱が始まります。 かなり最初から陵辱のストーリーが始まってしまっているので、何も感情移入する暇もなく、 ただHシーンの垂れ流しを見せられているような感覚に陥らされていたので、読み物としての面白さは皆無でした。 また、主人公と同居している義理の姉妹とのイベントがあるのですが、 この姉妹のイベントと堕とそうとしている女の子とのイベント、 進めているストーリーと何ら関連性が見られないイベントが多い所が気になる所です。 姉妹とターゲットの女の子との絡みのイベントというストーリーに合っているイベントもあるのですが、 まったく関連性の無いイベントを所々に混ぜられてしまうと、 ストーリーの一貫性が失われているように感じました。 結局、全体的な雰囲気は好きではない作品です。 主人公の鬼畜さも、いまいちパッとしないという印象を受けました。 エンディングの数は、全部で9つ。 エンディングまでの道筋は、殆ど一緒なのであまり面白みはありません。 エンディングが違うといっても、わずか何十行分のテキストが違うだけなので、 何度もプレイして楽しめる、 または、キャラ毎に複数あるエンディングをみるために、何度もプレイしたくなる程の物ではありませんでした。 ゲーム内での選択肢に関しても同様の事が言えると思います。 例えば選択肢でAとB異なった選択肢を選んだとしても、テキストの変化、CGの変化も乏しいので、 結局は、ストーリーが一通りしか存在しないような印象を受けます。 ですから、総合的に見ても面白みに欠ける作品でした。 Hシーンに関しては、全てのイベントがHイベント。 この面ではとても満足できると思うのですが、やはりその他のテキスト部分に全く面白みも魅力も感じないので、 数多くあるHシーンに対して、寂しく取り残されたような感じがしました。 難易度に関して、全てのエンディングをみるには少し面倒な部分があると思います。 先ほども書いた様に、二つの異なった選択肢を選んでも、文章的にはあまり変わりありませんし、 エンディングを見て初めてどのルートを辿って来たかが分かるようになっているので、 選択肢一つ一つの持っている意味を理解できるまでは大変だと思います。 CG・シーン回収もそれによって少し難しく感じるかもしれませんが、全てのエンディングを見つけることが出来れば、 自然に全て埋まるようになっています。 |
Sound - 音楽・効果音・音声 - |
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曲数は全部で13曲。ストーリーの長さを考えると丁度良い曲数だったと思います。 音源はCD-DA。 ゲーム中で使用されている曲に関しては、あまり多くはありませんでした。 あまり印象に残っている音楽はありません。 また、エンディング毎に曲を変えていました。 曲の雰囲気は暗いものもあれば、明るいものもあるといった感じです。 効果音については、殆ど印象にはありません。 効果音がどこにあったかも定かではないです。 音声に関しては、なかなか良かったと思います。 ▽ Voice [ 岡崎杏 ] さかもとみずき [ 狭霧 春香 ] 桜葉月 [ 村田 藍 ] 原西 希京 [ 村田 緑 ] 本山 友美 |
Character - キャラクター - |
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原画に関しては、上手いという印象は無かったです。 ゲーム内に登場するヒロイン、女性キャラクターは [ 岡崎 杏 ] [ 狭霧 春香 ] [ 村田 藍 ] [ 村田 緑 ] の4人。 岡崎 杏 明るい性格で、人当たりも良く、クラスでも人気No.1。 主人公がターゲットにした女の子の一人。 狭霧 春香 お嬢様風の女の子。 主人公に対して、普段から警戒して近づかないようにしている。 ターゲットにした女の子の一人。 村田 藍 主人公の義理の姉で調教済み。 女の子を落とすために一役買う。 緑の姉。 村田 緑 主人公の義理の妹で調教済み。 女の子を落とすために一役買う。 藍の妹。 主人公 金持ちの家に生まれ、親の所有する家に義理の姉妹と共に住んでいる。 陵辱系のソフトの中でも、個人的にはかなり嫌いな主人公。 具体的には表現されていないですが、根暗で被害者妄想が異常に強い精神崩壊が進んだ人間といった印象。 |
Graphics - グラフィック - |
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立ち絵のポーズの数は数種類。 立ち絵の塗り方自体には、あまりこれといった印象はなし。 ただ、立ち絵の原画に関しては下手な部類に入ると思う。 顔のバランスがおかしい、そう思ったのは自分だけではないと思う。 一枚絵の枚数は約80パターン、枚数はそれよりも増えて100枚ぐらいだと思います。 一枚絵の塗り方についても、下手な部類に入ると思う。 一枚絵の原画に関してもバランスがおかしい。 人間としての動作可能なポーズを超えているように見える部分がある。 立ち絵とのギャップが大きいのも特徴的。 HシーンでのCGの使いまわしは殆ど無い様子。 背景については、普通だと思います。 |
System - システム - |
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ゲーム全体に大きな不具合は無し。 ゲームシステムはリメイン系の物を使用しています。 ゲーム内のメニューで変更できるのは [ Save & Load ] [ メッセージスキップ ] [ 画面モード] [ システムの設定 ] [ 音の設定 ] [ テキストの設定 ] [ オートプレイ ] です。 Save & Load: セーブ可能個数は25個。 ゲームの長さ・難易度・選択肢の数を考慮すると、丁度良い数。 セーブした時点の画面も表示されるので、Loadする時には分かりやすくてよかった。 メッセージスキップ: 基本的には F6キーで [ 次の選択肢へ進む ] という機能で既読スキップが可能ですが、 Ctrlキーでも未読スキップは可能。 スキップ速度は速めなので良いと思います。 画面モード: [ ウィンドウ ] [ フルスクリーン ] の切り替えが可能。 システムの設定: [ MMX命令を使用しない ] [ 常にウィンドウモードで起動 ] [ ノーウェイト動作 ] の切り替えが可能。 テキストの設定: [ 文字速度の設定 ] [ 文末ウェイトの設定 ] [ 文末で音声の再生終了を待つ ] [ 文字描画の設定 ] の切り替えが可能。 文字描画の設定は [ 標準 ] [ 影付き ] [ アンチエイリアス ] の切り替えが可能。 ソフトについているおまけ機能は [ CG鑑賞 ] [ 回想シーン ] [ 音楽鑑賞 ] の3つ。 CG鑑賞: ゲーム内でのCGを鑑賞可能。 キャラクター毎には区別されていません。 回想シーン: ゲーム内でのHシーンを鑑賞可能。 キャラクター毎に区別されている。 シーン毎に数字がふってありますが、開いてみないと、どのシーンか分からないようになっています。 音楽鑑賞: ゲーム内での曲、13曲を鑑賞できます。 必要な機能は十分に備わっているので良いと思います。 |
Total - 総評 - |
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全体的には満足できなかった作品です。 雰囲気にも全く魅力を感じなかったですし、ストーリーにも全くの魅力を感じることはありませんでした。 そして、原画に関して気になるという作品も珍しいと思います。 やはり、全体的な絵のバランスを見ても、決して上手いという印象を受ける事はありませんでした。 パッとしないソフト、もしくは「売り」になるような魅力を持っていないソフト、そんな感想を持ちました。 |
0 20 40 60 80 100 | |||
Scenario |
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20
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Sound |
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45
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Character |
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30
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Grapchics |
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40
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System |
:
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75
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H |
:
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75
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Main3 |
:
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30
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Total |
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50
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