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  同窓会again   (MMさん&偃月さんのレビュー)     評価: 6.5〜7 
▼ タイトル 同窓会again
▼ ブランド F&C・FC01
▼ ジャンル 恋愛SLG
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/01/26
▼ 必須CPU / 推奨 Pentium200 MHz / PentiumII300 MHz
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 32 MB / 64 MB
▼ 解像度 / 色数 640*480・High Color以上
▼ 音源 PCM、MIDI、CD-DA、WMA
▼ ボイス あり



MMさんのレビュー
Scenario - シナリオ -

 大晦日の昼過ぎに主人公、久保達也は幼なじみの鮎にたたき起こされた。
 今夜は中学校時代の旧友、鞍掛不二男が、旧桜第三中学校テニス部のOB&OGを集めての大忘年会を開いてくれるという。
 鞍掛邸に着いた達也と鮎は、懐かしい面々に出会った。
 近況などをお互い話しながら、ビンゴ大会で盛り上がり、そして忘年会は終わった。
 その帰り道、みどりが冬休みを利用して、みんなでスキー旅行に行くことを提案する。
 場所は瑞穂のおじいさんが経営するペンション。
 一緒に帰る鮎、瑞穂、達也の上に新年初の雪が降り始めた。
 その雪を見ながら、これからのことに思いをはせる彼らは、今までの関係を続けていけるのか?
 それとも…?



Character - キャラクター -

小早川 瑞穂(こばやかわ みずほ)
 おっとりとした性格のお嬢さん。 家庭の事情で、最近一人暮らしを始めた。
 みどりとの友情は、相変わらず続いている。
 病弱な雰囲気をたたえていた彼女だが、最近は何故か元気に頑張っている。
 そのおかげで周りの友達にも、知らず知らずのうちに心配をかけてしまう。

若林 鮎(わかばやし あゆ)
 下町の鮮魚店「魚辰」の娘。 ちゃきちゃきの下町っ娘。
 これといって決まった恋人はいないが、幼なじみの達也の世話は相変わらず続いている。
 そうは言っても、鮎もそろそろお年頃。
秋山 みどり(あきやま みどり)
 いつも元気で、食欲旺盛のメガネッ娘。
 瑞穂が一人暮らしを始めたことをいいことに、しょっちゅう彼女の部屋にしけ込んでいる。
 何かと瑞穂に気をかけている彼女だが、彼女も彼女なりに悩みがあるようだ。
 それでも、とにかく明るくポジティブに頑張っている。
緒方 静香(おがた しずか)
 クールでシャープな外見からは想像しにくいのだが、意外と思いやり深い。
 そんな彼女だから、お互い仕事を持っているよしみの真琴の相談にも乗ってあげている。
 最近、弟の健太の様子がおかしいのが、ちょっとした悩み。
 二人は仲良し姉弟に戻れるのだろうか?
狩野 真琴(かのう まこと)
 達也の女友達で、一際大人のの雰囲気を漂わせてる。
 大学生活を続ける傍らモデルのアルバイトを頑張っている。
 しかし、今、重要な時期さしかかっている。
 今のまま学生を続けながらモデルをするのか、それともモデルの仕事に専念するのか。
 彼女はどの道を選ぶのだろうか?
佐伯 夏奈子(さえき かなこ)
 一見、子供っぽく見られがちだが、達也の女友達の中で、唯一ちゃんとしたボーイフレンドがいる。
 ボーイフレンドの竜助とは傍目も羨むほどのラブラブモードなのだが、最近ちょっと不安がよぎることがある。
 その度に、そんなことないもんと、自分自身に言い聞かせる彼女なのだが。
 恋の行方は、どうなるのだろうか?



System - システム -

 ノーマルADV
 クリアするごとにヒント、おまけ機能追加されていく。 



Sound - 音楽・効果音・音声 -

 音声: 女性のみあり。
 音楽: 印象には残らず



Impressions - 感想 -


 いつものF&C

 +Hシーン3割増のボリュームでした^^;
 
 しかし、前作の苦労を見事に消してくれた作品でしたね^^;
 人数も少なくなっているし… 
 イベントつけようとして、期間が足りんかったのかっていう隠しキャラみたいな存在もいるし…
 推測するに、本筋シナリオ量はあと2キャラ分はあったと思います。
 期間と予算の問題で縮小したっていう部分がいたるところで見え隠れ・・・?
 それでも昨今の純愛系には珍しくボリュームはありますね。
 選択肢のミスディレッションも多く、それに対する分岐も納得できます。
 ただね〜急すぎるシナリオ展開で主人公の気持ちが伝わってこない。

 また、一人一人落とすんだけど…
 それ以外の女の子の行動があまりにも関ってこない…
 中学生の時から好きな男が他の女の子と付き合って何もしない…
 この辺りをドロドロさせずに描けたら名作になったんでしょうが…

 あ、あと鬼畜ルートがあったらハーレム状態だな…と心底思いました。

 だって、ほぼ皆主人公に好意寄せてるし^^;

 (注TITANS:それは言わないお約束^^;)

 一押しするだけだから・・・

 しかし、この手の純愛モノって必ずといっていいほど
 幼馴染から朝起こされるね…^^;


おすすめキャラ:鮎(父をおとうちゃんと呼ぶ女^^;)
MMさんから一言:「人数減ったのは痛いね…」







偃月さんのレビュー
Soft Information - ソフト情報 -

CG回想
:
     
シーン回想
:
     
音楽回想
:
     
OP曲
:
just in love
     
ED曲
:
ともだち
     
総プレイ時間
:
12.0時間
 
原画
:
水谷とおる [ Site ]
     
シナリオ
:
ポチャりん
 
:
神楽坂りでる
     
音楽
:
DOORS MUSIC ENTERTAINMENT



Outline - あらすじ -

一年の終わり。
大晦日の日に開かれたパーティー。
久々の仲間達との再会。
新年の始まり。
仲間達の変化。
そして、気付いた恋。



Scenario - シナリオ -

中学校の部活の仲間で集まったパーティーから始まります。
仲の良いグループから芽生える恋愛。

かなり現実感を感じる普通のグループ内の恋愛物語ですね。

ストーリーは明るく落ち着いた感じで始まり、読む方としてはなかなかの好印象を受けます。
ただ、それは物語が面白いかとは全く別の話。

基本的に、発生するイベントの殆どが、予測可能な範疇の物。
新鮮な純愛物語を求める人にとっては、面白くないと思います。

純粋に物語としての面白みには欠けています。

ただ、主人公や仲間達の心の葛藤を垣間見る事が出来ました。

イベントで重複している部分も結構多い感じがします。
数回プレイする上では、なかなかストレスを感じる事もありましたし。

プレイ時間が約2.0時間。
約半分ぐらいは共通したイベント、ないしテキストだったような気がします。

ただ、物語の雰囲気には妙に好感と懐かしさを感じます。
とても小さく些細な理由ですが、それは総評で。

高校生が設定の作品とは違って、それ程恋愛に初々しさを感じませんでした。

後半はストーリーの盛り上がりなのですが、それでもまだ重複したイベントが多いです。
物語の面白さを奪う原因がそこにある気がしますね。

ただし、結構いい奴な主人公には非常に好感を持つことが出来ました。
そして、周りにいる仲間たちとの友情。

仲間という物の素晴らしさに少し気付かせてくれる物語。
そこに良い雰囲気を感じました。

しかし、それは物語が面白く無い原因の一つでしょうね。

エンディングに関しては、各キャラ一つ。

作りこみに関してですが、あまり良い印象はありません。
案外あっさりとした終末。
エンディング部分でのテキストのボリュームに不満が残ります。

もちろん予想できる結末なので面白みはありませんでした。

ゲームの難易度ですが、クリアする事は非常に楽ですね。
ただ、CG、イベント回収に若干の手間あり。
それでも許容範囲なので良いのですが。

Hシーンに関しては、各キャラに対して1回、ないし2回。
内容はそれ程濃くはなく、普通の純愛物を想像してくれれば良いと思います。

全体的な印象は、物語としては面白くありませんでした。
ただ、絵の魅力に影響されたゲーム全体の雰囲気を感じながら読むと、それなりに良かった気がしますけど。



Sound - 音楽・効果音・音声 -

曲数は全部で21曲。
ストーリーの長さから考えると丁度良い程度の曲数。

BGMに関してはMIDI。
ボーカル曲に関してはCD-DA。

明るい感じの曲、暗い感じの曲、一通りの楽曲は揃っているので良いですね。
ただ、個々のBGMについて考えてみるとそれ程凄いと感じる曲はありませんでした。

このソフトで良かったのは主題歌。
安定した歌唱力で、なかなかのクオリティーの曲が2曲。

● PickUp
No.17 just in love
No.19 ともだち

一応ボーカル曲2曲を挙げておきます。

効果音に関しては特にコメントはなし。

音声に関しては、女性キャラのみフルボイス。

▼ CV
若林 鮎 [ 友永 朱音 ]
狩野 真琴 [ 関 和美 ]
秋山 みどり [ 長崎 みなみ ]
緒方 静香 [ 手塚 美南子 ]
小早川 瑞穂 [ 藤咲 かおり ]
佐伯 加奈子 [ 倖月 美和 ]

演技は非常に上手いです。



Character - キャラクター -

原画は水谷とおるさん。

● 若林 鮎
主人公とは幼なじみで、隣に住んで家業である魚屋を手伝っている。
非常に忙しい彼女だが、色々と主人公の世話をしてくれる女性。
少しずつだが、主人公に対してモーションを起こすが、主人公はそれに気付かない。
一番お気に入りなキャラ。

● 狩野 真琴
雑誌のモデルなどをやっている女の子。
昔はあまり明るくない性格だったが、モデルを始めてからは明るくなった。
現在は、主人公達の仲間である不二男にまとわりつかれている。

● 秋山 みどり
小早川 瑞穂の親友もあり、主人公とは喧嘩もできるような仲。
非常にさっぱりした性格なのかも知れない。
いつも元気な女の子。

● 緒方 静香
主人公達の仲間の中で、唯一の社会人。現在は弟との二人暮し。
クールな性格で、落ち着いた雰囲気を漂わせている。
最近弟との関係がギクシャクしているのが悩みのたね・・・
二番目に好きなキャラ。

● 小早川 瑞穂
病弱で薄幸な女性というイメージ。
性格も非常にネガティブで、おっとりとした性格。

● 佐伯 加奈子
主人公達とは唯一出身中学の違う女の子。
主人公の友達、竜助の彼女だったが、突然フられてしまう。

どのキャラも非常に魅力的。



Graphics - グラフィック -

バストアップの数は約10種類弱。
塗りに関しては非常に上手いです。

イベントCGの枚数は120枚。
イベントCGの塗り方についても全体的には綺麗。

CGのクオリティーの高さには圧巻。

背景に関しても、非常に良い印象を持ちました。
特徴的な感じの塗り方が何とも言えないですね。

全体的なCGの感想は、非常に良い物です。
特にこれ以上のコメントはありません。



System - システム -

ゲーム全体に大きな不具合は無い様子。
大手ならではの安定的なADVシステムに信頼感を感じます。

セーブ可能数は20ヶ所。

ストーリーの長さを考えると丁度良い数。
また、クイックセーブ、クイックロードの機能もついていて、非常に使いやすいのが特徴的です。

スキップに関しては、既読スキップ、全スキップの両方がついています。

拡張機能として、次の選択肢までメッセージが表示されないスキップ機能もついています。
ただ、スキップしていても文章が読めるのはどうなのでしょうか。

ウィンドウ切り替え、音量調整など、必要な機能は殆ど揃っています。
プレイする上での文句はまずありません。

おまけ機能は、CG、音楽、Hシーン回想のほかに、LINEモードという物がついています。

システム面に関しては非常に満足。
動作も安定してる感じです。



Total - 総評 -

シナリオはベタベタだが、 全体的なクオリティーは非常に高いので満足。
純愛系のストーリーで、先が読める読めないと言うのもナンセンスなのかも。

この作品の魅力といったら、やっぱりCGなのかな?

他の作品とは比べ物にならないほどのクオリティーの高さ。
これに関しては非常に満足しています。

あとは音楽かな・・・

音楽については良い音楽が無いですね。
どれも普通過ぎて面白く無いです。

何か響く音がないのが残念。

結構良い音でもっていける部分ってある気もするので残念です。

ということで、キャラが好きな方は買って損はしないと思います。
ただ、萌え狙いとか、泣き狙いの人は買わない方が良いかも。




    0    20     40     60     80    100  
Scenario
:
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55
Sound
:
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50
Character
:
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75
Grapchics
:
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90
System
:
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85
H
:
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40
Main3
:
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60
Total
:
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65