| A | KA | SA | TA | NA | HA | MA | YA | RA | WA |


  奴隷介護   (I・Sさん&偃月さんのレビュー)   評価: 7.5〜9 
▼ タイトル 奴隷介護
▼ ブランド シルキーズ
▼ 対応OS Win95/98/Me/2000
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/10/26
▼ 必須CPU / 推奨 Pentium200 MHz / Pentium233 MHz
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 48 MB / 64 MB
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 420 MB以上 / -
▼ 解像度 / 色数 640*480・High Color以上
▼ 音源 PCM



I・Sさんのレビュー
Scenario - シナリオ -

 老人ホーム――それはお年寄りが、残りの人生を謳歌する場所。
 やさしい介護士に囲まれ、新たな第二の人生を送る場所。
 主人公・川原庸介は、人手が足りないという老人ホームでアルバイトをすることになる。
 明るく清潔なその場所では、若く美しい介護士・遥と夏生、妖艶な院長・紗江子が、庸介の到着を待っていた…。
 山奥に存在するその施設――表向きは、親切かつ健全な女性職員とやさしく穏やかな老人達との、慈愛溢れる交流が日々送られている場所だ。
 しかし夜は――よどんだ瞳の老いぼれた牡達が、淫靡な牝どもを陵辱する宴の空間という顔をもっていたのであった。



Character - キャラクター -

斗南 遥
 主人公より少し前に、老人ホームに勤め始めるようになった介護士。
 誰にでも優しく人なつっこく、明るい女のコである。
 また料理の腕前はなかなかなもの、天真爛漫な性格で、想像以上に重労働であるホームでの仕事も意欲いっぱいで働いている。

神村 夏木
 遥より一年ほど前から勤めている介護士。
 働き始めたばかりの主人公に対しても、親切に仕事を指導してくれる。
 何事においても頼りになる仕事熱心でまじめな女性。
 老人ホームの老人や他の職員のことを常に気にかけているという、優しい一面をもっている。

御厨 みるく
 とあるきっかけで遥と知り合いになり、彼女のことを「おねーちゃん」と慕うようになる。
 夏休みなので、遥に会いにやってくるうちに、養老院の仕事をボランティアで行うようになった。
 ホームにいる老人たちにとっては、かわいい孫といった存在の無垢なお元気娘。

葉山 枝里
 老人ホームで赤井田を専属で世話している、清楚で可憐な付き人。
 どんな事情があるのか、主人である赤井田に対しては、従順に尽くしている。
 しかしその大きな瞳は、どことなく内気で影のある寂しげな印象をしていて、なにか訴えたいような面持ちで接してくる。

中条 紗江子
 康介が手伝うことになる老人ホームの女院長。
 一見、老人ホームの院長には思えないほどの妖艶さと美しい魅力が溢れている大人の女性。
 だがその魅力は、氷のような冷たさと怪しげな光を感じるものであるため、目に見えない距離を感じてしまう。



System - システム -

【 CG観賞モード 】        あり
【 シーン観賞モード 】       あり
【 BGM観賞モード 】       あり
【 アニメーション 】         なし
【 メッセージスキップ 】      あり
【 メッセージ履歴機能 】     あり

 上記参照^^;
 音声ON・OFFやメッセージスキップ・・・他がありシステムの方は僕は問題ないと思われます。
 システムにあって当たり前のようなやつはすべてあります。



Sound - 音楽・効果音・音声 -

 音声はフルボイスです。
 主人公以外はすべて(男も)音声ありです。
 キャラクターと音声もなかなか合っているので、音声については問題はないと思います。

 音楽の方も僕はあまり音楽には関心がないのでわかりませんが、なかなかいいのではないかと思います。



Impressions - 感想 -

 今回、「奴隷介護」をプレイしての感想ですが、かなりいいできかな?と僕は思います。
 今回のストーリーは、主人公が老人ホームにアルバイトで呼ばれから始まるストーリーです。
 最初プレイしていた時は、普通に和やかな話しだったし、僕はあまり純愛系は得意な方ではないので、また失敗かな?(買ったのが)と思っていました。
 しかし、それが一変して恥辱系・陵辱系な話しになっていきかなり奥深いストーリーになっていきまいた。
 今回はシルキーズ(メーカー)が言うには、Hシーンがメインのゲームだと何処かの雑誌にかいてありました。
 メーカーさんが言う通りCGの約98%がHCGです。
 そして、Hシーンの時も業界初!?の官能小説モードができてHシーンがあるときは、官能小説を読んでいるかのような感じに進んでいきます。
 Hシーンも約60種類ぐらいありエンディングも約30種類ぐらいあります。
 かなり抜きゲーぽい作品になっています。
 だからと言ってストーリが駄目かと言うとそんなこともなく面白い物語だと思います。
 CGもかなり良い作品でした。


おすすめキャラ:「なんといっても僕は夏生です。ショートカットの女の子が好きなので夏生。」
最後に一言:「“奴隷介護”最高〜!!」







偃月さんのレビュー
Soft Information - ソフト情報 -

CG回想
:
     
シーン回想
:
   
音楽回想
:
     
OP曲
:
夜の果てへ
     
ED曲
:
白く夜が明けて
     
総プレイ時間
:
9.0時間
 
原画
:
のぶとし
     
シナリオ
:
園田 将生
 
:
松本 竜
 
:
刀 出太郎
 
:
橋本 直也
     
音楽
:
藤原 もりじ
 
:
樋口 美香



Outline - あらすじ -

大学教授から言われ、老人ホームでアルバイトをする事になる主人公。
初めて訪れたホームの中は、お年寄りが余生を過ごすための穏やかな雰囲気をしていた。

親切な同僚職員、院長、そして、穏やかな老人達との交流・・・・・・
今まで全く経験したことのない空間だったが、主人公はホーム内での仕事を始める。

働き始めてから数日が過ぎたある晩、主人公はホーム内の女の子の喘ぎ声を聞く夢とは思えないリアリティを持った夢を見る。
次の日、老人ホームは今までの雰囲気とは何かが違っていた。

やがて老人達の欲望蠢く老人ホームの中で、主人公や女の子達は彼等の欲望に翻弄されることに・・・・・・



Scenario - シナリオ -

大学での単位を餌に、老人ホームでアルバイトをする事になってしまった主人公。
その主人公や女の子達が、老人ホーム内で起こる老人達の欲望に翻弄されるという話。

初めは「老人ホーム内の暖かく微笑ましい日々」という感じのストーリーですが、ある日突然老人達が変貌。
その日から、次第に主人公や女の子達が性的な疼きを感じ始め、欲望に堕ちていくという話です。

ストーリーの大半部分がHイベントであったり、凌辱イベントであったりしますが、
それでも本筋のストーリーを壊さずに、上手くストーリーにに乗せた形でイベントが展開されています。

Hイベントの量は本当に多いですし、ジャンルが凌辱物という事もあって、ただの抜きゲーになっているのかと思えば、
実際に抜きゲーであるのは事実ですが、十分に読ませるストーリーを持っています。

序盤のほのぼのとした純愛物を感じさせる展開に、このまま行ってしまうのではという若干の不安を覚えたりしていました。
ただ、そこからの鬼畜への堕ち方といえば、それはかなりねっとりと淫靡な感じな所まで堕ちて行きます。

キャラの個性はそれ程強くは感じませんでしたが、あまり違和感を感じたりする事もなく自然に馴染めました。
徐々に欲望に支配されていくにつれて、次第に変わっていく彼女達の姿も良かったです。

気になる所といえば、ストーリー展開が大方一本道になっている所でしょうか。
それ程伏線と呼べるほど、はっきりとしたシナリオ分岐が存在しません。

前半から中盤、中盤から後半への流れが似通っているというのは面白みが欠ける所。
各キャラのHappyエンドへの流れも似ていますが、最終的には明確に区別されていた所が救いですが。

このソフトの一番の特徴はHイベントが多い所ですね。

具体的な数を揚げると、シーン回想に登録されるのが67個という多さ。
多少は同じシーンのパターン違いというのも含まれてはいますが、それでもHイベントの数は非常に多いです。

テキスト表現もかなり濃厚な感じで、テキストのボリュームも非常に多めです。
それと、Hイベントの官能小説モードという縦書き形式も、エロさを演出しています。

CGの枚数は1枚〜3枚程度と、若干イベント毎にばらつきがあります。
ただ、各キャラともにHイベントの回数は平均的に10回以上あります。

Hイベントの演出面では、「効果音の喘ぎ声(効果音)」と「キャラの喘ぐ台詞(音声)」の二種類の声があります。
それともちろんチュパ音もかなり多く使用されています。

老人ホーム内での陵辱という事なので、老人と女の子との凌辱イベントが多いのかなと思いましたが、
意外にも老人主体の凌辱イベントというのは少なく、主人公が主体で凌辱するイベントの方が多いです。

Hイベントの内容の方ですが、3P、肛姦、SM、放尿等、バリエーションはそれ程多くなく、普通の凌辱が多め。
フェラとか中出し、顔射とか精液の表現は多めで、ちなみに中条紗江子以外は処女。

シナリオの全体的な感想は、抜きゲーだと予想していた分、シナリオには全く期待していませんでした。
シナリオの方はお決まりのように薄いのかなという予想には反し、個人的には楽しめる話。

話が楽しめる上に、抜きゲーとしても満足させてくれる点には高評価。
最後には少しホロリと来るような展開もあったりして、抜きゲーだけで終わらなかった所が良かったです。




Sound - 音楽・効果音・音声 -

BGMはPCMで20曲。

● PickUp
[ 夜の果てへ ]
[ バッド・ビューティフル ]
[ 夜の果てへ・リフレイン ]
[ 白く夜が明けて ]

全体的にはどんよりとした音楽、暗い音楽の方が多めです。
ボーカル曲などは入っていませんが、アレンジ曲が10曲ついています。

凌辱物で音楽も適当なのではという考えで臨んでいましたが、予想とは反して比較的いい曲が多いです。
個人的には [ 夜の果てへ ] という曲が好きですが、[ segue - 繭玉の中へ - ] という音がずれた感じの曲も良いですね。

効果音の種類は多め。
日常場面での音はもちろん、Hシーンでの効果音も非常に多いです。

音声は主人公以外のキャラは、全員フルボイス。
Hシーンでの演技も上手でしたし、キャラのイメージにも良く合っています。



Character - キャラクター -

原画はのぶとしさん。

● 斗南 遥 [ ほしなみ はるか ]
老人ホームで働いている女の子で、主人公よりも少し先輩。
誰にでも優しく天真爛漫な性格で、少し惚けた所もあるが、とても料理上手。
ホームに在籍するお年寄り全てに対して、とても優しく一生懸命に仕事をしている彼女。
老人ホーム内に異様な空気が漂う中、彼女だけは正気の心を保っていたのだが・・・・・・

● 神村 夏生 [ かみむら なつき ]
老人ホームで働いている介護士の女の子で、主人公や遥よりも先輩。
仕事熱心な上、主人公や遥の事に対してまで気を使ってくれる優しい人。
慣れた手つきで仕事をこなしていく彼女は、主人公から見ても頼りになる存在。
自分の中に起こる異変に気付く彼女だったか、その体の異変を止める事が出来なかった・・・・・・

● 葉山 枝里 [ はやま えり ]
老人ホーム内で赤井田という人物専属で身の回りの世話をしている女の子。
あまり明るく振舞う性格ではないが、主人公や職員達とはよく話をする。
普段は会話する姿も普通と何ら代わりがないが、赤井田の前ではその態度が一変。
今までとは別人のように、何かに怯えているかのように従順な態度に。

● 御厨 みくる [ みくりや みくる ]
遥の知り合いの女の子で、ホームに良く手伝いに来ている女の子。
見た目にもかなり小さな女の子で、性格も幼さが残り、人に対してよく甘えてくる。
遥の事、主人公のことをとても慕ってくれている彼女。
そんな無垢な彼女までも、ホームに蠢く欲望によって覆われようとしていた・・・・・・。

● 中条 紗江子 [ なかじょう さえこ ]
主人公が手伝う事になった老人ホームの院長。
とても妖艶な雰囲気を漂わせ、人を誘惑するような雰囲気を漂わせている。
度重なる、積極的な彼女から主人公に対しての淫靡な誘惑。
やがて誘惑に負けてしまう主人公だったが、それはある目的の始まりでしかなかった・・・

全体的にはそれ程特徴的な個性を強く押し出したキャラはいません。
でも老人ホーム職員の二人(夏生、遥)がかなりお気に入り・・・・・・



Graphics - グラフィック -

立ち絵については大きさのバランスも丁度良いですし、線の処理もされているのでとても綺麗です。
塗りはハッキリとした感じで、全体的に丁寧さを感じます。

イベントCGの枚数は111枚と、シナリオの長さから考えると少し多めで丁度良い数。
全体的なHCGの割合は5割強から6割程度です。

イベントCGの塗りは、立ち絵と同様に全体的に丁寧さを感じさせる塗り。
肌の色、影の周りが若干色が濃い目なのが特徴的なのと、精液の塗り方がとても上手いですね。

補足ですが、イベントCGと立ち絵の両方とも目パチありです。
キャラが小さく描かれているイベントCGでもちゃんと目パチがあるのは、結構作りの丁寧さを感じました。

背景は精細さはそれ程凄いとは感じませんが、塗りに違和感があまりない所が好印象。
背景の存在感がそれ程強すぎないのは良かった所ですが、若干背景原画にムラがある気がします。

全体的なCGの塗りは塗る人の丁寧さも感じさせてくれて、質はかなり高め。
個人的には特徴的な肌の色が濃い所が気に入りましたが、少し人を選ぶかもしれません。




System - システム -

全体的な動作は軽く、特に動作に問題があるようには感じませんでした。
これといって動作に不安に感じる点もなければ、強制終了する事など、異常をきたす事もありませんでした。

ゲーム形式は選択式型のADV。
通常のウィンドウへのメッセージ表示とは別に、Hシーンでは官能小説モードという縦書きのメッセージ表示になります。

難易度に関してですが、各キャラへのHappyエンドへ向かうのは比較的難しくはありません。
しかし、CG、シーン回収、Badエンディングを含めた全てのエンディングを確認するのには、なかなか高難易度になります。

セーブ可能数は40ヶ所。
分岐点はワンプレイにつき20〜30程度ですし、色々と分岐する所が多いので、この数では少し足りないかも知れません。

スキップは強制スキップと既読スキップの二種類。
スキップの方は、画面エフェクトを切ると速くなりますが、エフェクトが効いていると少し遅くなります。

画面モードはフルスクリーンとウィンドウモードに対応。
音楽関係の機能は、BGM、効果音、男性、女性別の音声を11段階に音量調整が可能。

メッセージ関係の機能は、オートプレイモードと履歴モードがあります。
画像表示関係の機能は画面エフェクトの切り替えが変更可能。

その他の機能は、Ctrlキーに対してスキップのタイプを選ぶ事が出来るのと、ウィンドウカラーの変更が可能。
それと、オートプレイモードでのテキストの表示速度を5段階に切り替えが可能。

おまけ機能は、CG回想、音楽回想、シーン回想、エンディング回想がついています。

全体的には、機能に不自由する事がなかったので、特に不満点はありませんでした。
メッセージ速度の変更が出来なくて不安でしたが、快適な表示速度なので全く問題ありませんでした。




Total - 総評 -

凌辱を期待して買ったソフト。
シナリオ何か特に気にもしていないで、どれだけHイベントがあるのかなと思えば、その多さに圧倒。

率直にここまでエロいとは思っていませんでした。
台詞もエロければ演出もエロい。

音楽の質も比較的高めですし、グラフィックも上手いです。
システム面でも安定していますし、これといって特に不満点はありません。

エロ重視の方にはお薦めできますし、鬼畜が平気な方なら大抵は楽しめそうな作品です。
全体的な作りも丁寧さを感じさせますし、総合的な完成度も非常に高めです。




    0    20     40     60     80    100  
Scenario
:
■■■■■■■■■■■■
60
Sound
:
■■■■■■■■■■■■
60
Character
:
■■■■■■■■■■■■
65
Grapchics
:
■■■■■■■■■■■■■■■■
80
System
:
■■■■■■■■■■■■■■■■
80
H
:
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
90
Main3
:
■■■■■■■■■■■■
60
Total
:
■■■■■■■■■■■■■■■
75