Bible Black -La noche de walpurgis- | 評価:6.5〜8.5 |
▼ タイトル | Bible Black -La noche de walpurgis- |
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▼ ブランド | アクティブ |
▼ ジャンル | AVG |
▼ 対応OS | Win95/Win98 |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2000/07/14 |
▼ 必須CPU / 推奨 | Pentium100 MHz / Pentium166 MHz |
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 | 24 MB / 32 MB |
▼ 解像度 / 色数 | 640*480・65536以上 |
▼ 音源 | PCM / MIDI |
TITANSのレビュー |
Scenario - シナリオ - |
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学生の間にこんな噂があった。 今は閉鎖されて久しい学園の地下室で、悪魔崇拝に酔狂した学生達によって悪魔の儀式が行われていた。 その儀式に参加していた学生達はその場所で謎の死をとげたという。 だが真実を知る者が皆死んだ今、後には噂だけが残され、一部の学生達に今も興味本意で語られていた。 もちろん、大半の学生は馬鹿げた作り話と一笑に付した。 そんな一人である主人公は、たまたま手に入れた地下室の鍵でその扉を開いた。 だが、そこで目にした光景は……床に描かれた魔法陣、祭壇、大量の血の跡……。 そしてその部屋で見つけた古びた魔導書を開いた時、主人公の運命は狂い始めた。 「地獄への門は昼夜を問わず開かれている……。 下るはたやすく、道はなだらかだ……。」 |
Character - キャラクター - |
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伊万里胡桃(いまりくるみ) (メインヒロイン)
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Sound - 音楽・効果音・音声 - |
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音楽はMIDIでのプレイでしたが・・・良い! きちんとゲームにマッチしている。 声優陣も上手い! 女性キャラだけでなく・男性キャラまでしゃべるフルボイス。 当然主人公もしゃべる。 しかも、しゃべる・しゃべらない(「全員喋る」「主人公以外喋る」「女性キャラだけ喋る」「主人公と女性キャラだけ喋る」「喋らない」)もきちんと設定できます。 |
System - システム - |
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CG観賞モード Hシーン観賞モード BGM観賞モード エンディング確認 既読メッセージスキップ 有り セーブポイントはもうちょっと欲しかった。 フルインストールすることによってCD−DAでもプレイ可能。 (私はHDDの容量の関係でMIDIプレイ^^;) |
Impressions - 感想 - |
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良いです! 買いです! いや〜久々の聖少女さんの作品ですな〜〜劇画風タッチの絵ですが、ま〜なかなかのものです^^; しかも、シナリオが私の好きなマルチシナリオで展開しだいで秩序派(正義派)と自由派(悪魔側)にわかれてプレイすることが出来ます。 私? 私はもちろん自由派ですがな^^; シナリオは前作「AngelHelo」にも通じるものがありますが今作品のほうがずっと良いです。 旧約聖書等を題材にした魔術など、自分的にかなり好きな部類に入る部分が多く、(いや、本当かどうかはわからないけど^^; とりあえず説得力がある文献や呪文などかなり本格的を用意してあります)しかもそれも音声付なのでぐっときました^^; さて、肝心のHシーンですが・・・普通の愛し合っての純愛Hシーンってのはほとんどなく、ほとんどが薬・脅迫・レイプ等の陵辱シーンとなっております。 さらにレズ・ふたなり・スカトロ等これでもかと・・・・・いいんでない^^;? わたしゃー好きですよ^^; しかも汁も多く、某HP管理者の影響がゲームに反映されてるかと思うくらいですな。(私は大好きですが^^;) それにしてもトゥルーエンドが一番しょぼかったな〜〜・・・ 評価は:8.5点 おすすめキャラ:白木 里香 TITANSから一言:「白木さんはいつでも不幸T-T」 |
偃月さんのレビュー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Soft Information - ソフト情報 - | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Outline - あらすじ - |
12年前に実行されたという悪魔の儀式の伝承がひっそりと伝えられている学園。 あまりその手の事を信じていない主人公は、偶然にもその儀式が実行されたとされる地下室への鍵を手にする。 そこで彼が目にしたものは、怪しげな儀式に使ったと思われる魔方陣や祭器、そして大量の血痕。 地下室に入った彼は、ある一冊の魔導書を手に入れる。 その魔導書を手に入れた事によって少しばかりの魔力を手に入れた主人公。 次第に彼の人生や周囲がおかしくなり始めていくのだが・・・・・・ |
Scenario - シナリオ - |
魔導書を手に入れた主人公が、その魔力を試しに使っていくうち、次第に魔に引き込まれていく。 主人公は、魔に魅入られてしまうのか、それとも断ち切る事が出来るのかという話。 全体的な印象としては、膨らませようとすれば出来たものが、生かしきれずに終わってしまったという感じでしょうか。 世界観としてはなかなか面白く、発展させていく事が可能だった気がします。 主人公の行動や、周囲の女の子、全体的に登場キャラの行動に対しての理由付けが甘かった所があります。 残念ながら、伏線の方が疎かになっているようにも見えましたし、ご都合主義で進めている部分もあります。 ただ、変に魔術だの儀式だのと言った非現実的な物が、過剰に物語の中で一人歩きしていないで、 プレイする側が妙に納得させられてしまう事がありました。 テキストのボリュームもそれ程多くなく、オカルトミステリー物の読み物としては少し物足りない部分があります。 また、あまり緊迫感が伝わってこないテキスト等、そういった面でも損をしているような気がします。 エンディングに関しても、数の割には展開の幅が小さく纏まってしまった感があります。 闇雲にエンディング分岐の数を増やした所で、その中身がついて来ない事には意味を持たない物になってしまいますし。 結局の所、ストーリー性に関しては、特徴的な所を生かしきれず、キャラクター性等、全般的に霞んでしまっているようです。 伏線にまでしっかりと気を配った、展開に幅のあるテキストであれば違った楽しみ方も出来たのではないでしょうか。 Hイベントの数は25回と多め。 テキストの方は少し長い程度ですが、シチュエーションがエロいという感じでしょうか。 基本的には陵辱、輪姦等が大半を占めていて、ノーマルなHは少数しかありません。 プレイの方は一通り揃っていて、フェラや中出し、肛姦、スカトロ等も当たり前で、やたらと精液描写が濃い事が印象的です。 CGの枚数は、一回につき3枚程度が多いですね。 パターン違いを含めるともう少し多くなります。 テキストの濃さよりも、CGの濃さの方が格段印象的です。 この濃いCGがあってこその、濃いHイベントになっていると言っても過言ではないでしょう。 まぁ、とにかくH度は非常に高いですね。 シナリオ全体を振り返ってみると、ストーリー性という事に関してはいまいち物足りない部分もありました。 また、共通パートも多い事が気になりますし、伏線の弱さが目に付きます。 ただ、シナリオも及第点には乗っている感じがしますので、そこは納得できる範囲。 その欠点であるストーリー性の少ない部分も、濃いHによってカバーされている感があります。 濃厚なHが目的の方にはお薦めできますが、プラトニックな物を求める方、痛い物語が嫌いな方にはお薦めできません。 とりあえず、抜きゲーとしては合格点をあげられるでしょう。 |
Sound - 音楽・効果音・音声 - |
BGMはCD-DA、DirectSound、MIDIで20曲と、丁度良いくらいの曲数。 ● PickUp (特になし) 綺麗な曲調の楽曲が揃っていたり、荘厳な楽曲があったりと、バリエーションは多めです。 また、個々の楽曲は全体的にレベルが高めなのですが、これといって心の琴線に響いた曲はありませんでした。 ただ、楽曲全体が安定している印象を受けますし、シナリオのイメージには合っています。 ですから、安心して聞くことの出来るBGMだと言えるのではないでしょうか。 配曲に関しては少し疑問点も残りましたけど。 効果音については特筆すべき事はありません。 音声は主人公、女性共にフルボイス。 演技は上手ですが、若干年齢の面でキャラのイメージと合わない点がありました。 |
Character - キャラクター - |
原画は聖少女さん。 ● 伊万里胡桃 [ いまり くるみ ] 主人公の幼馴染で、毎日起こしにくる事が日課になっている。 とてもお節介な性格で、主人公に対しても何かと構ってくれる。 ● 北見麗華 [ きたみ れいか ] 主人公の通う学園の保険医。 あまり素性が明らかではない女性で、謎に包まれている部分が多い。 ● 高城寛子 [ たかしろ ひろこ ] 主人公達が通う学園の教師で、美術部の顧問。 彼女の優れた性格や容姿のために、彼女を慕う生徒は少なくない。 ● 白木里香 [ しらき りか ] 学園で生徒会長を務めている女の子で、裕福な家庭のお嬢様。 周囲からの人気が高い彼女と主人公は、殆ど繋がりを持っていない。 ● 佐伯香織 [ さえき かおり ] 主人公達のクラスメイトで、オカルトマニアの女の子。 学園に伝わる12年前の噂を信じ、密かにオカルトサークルを結成している。 とても大人っぽいキャラクター達。 キャラクター性に関しては、それ程インパクトを感じる事はありませんでしたけど。 お気に入りは高城寛子。 |
Graphics - グラフィック - |
立ち絵については大きさも丁度良いですし、線の処理もされているので綺麗です。 塗りについても全体的に丁寧さを感じますが、少し頭に比べて体が大きい気がします。 イベントCGの枚数はパターン違いを含めて533枚と、非常に枚数は多めです。 全体的なHCGの割合は9割程度。 イベントCGの塗りは、立ち絵と同様に全体的にかなり丁寧さを感じさせる塗り。 塗りの方はなかなか綺麗でよいと思いますが、如何せん、原画に気になる点がありました。 やたら胸が大き過ぎるというか、バランスが崩れているような気がします。 背景原画の方については精細さを感じさせる物もあれば、そうでない物と、少しまちまちな感じがします。 ただし、全体的にはかなり綺麗なCGでしょう。 |
System - システム - |
全体的な動作は比較的軽めで、特に動作に問題があるようには感じませんでした。 これといって動作に不安に感じる点もなければ、強制終了する事など、異常をきたす事もありませんでした。 ゲーム形式は選択式型のADVで、選択肢の数は約50ヶ所程度と、少し難しい所があるかも知れません。 CG、シーンの回収ための行動はあまり必要ではなく、エンディングを全て集めるうちに回収できるようです。 セーブ可能数は10ヶ所。 ストーリーはそれ程長くはないのですが、選択肢の数が多いので少し困るかもしれません。 スキップは強制スキップと既読スキップの二種類。 若干、背景CGの描画時に速度が遅くなりますが、既読、強制の両方とも、スキップ速度は非常に早めです。 画面モードはフルスクリーンとウィンドウモードに対応。 音楽関係の機能は、BGM、効果音、音声の音量調整が可能。 主人公と女性別などの音声切り換えが可能で、DirectSoundの音量設定もできます。 メッセージ関係の機能は、フォント変更、オートプレイモードと文章履歴表示があります。 画像表示関係の機能は画面エフェクトの3段階切り替えが変更可能。 その他の機能は、画面保存、ジョイスティックでの操作など、機能豊富。 おまけ機能は、CG回想、音楽回想、シーン回想、エンディングチェック、アクティブメンバーズがついています。 アクティブメンバーズというのは、ユーザーからのお便りを見る事が出来る機能です。 全体的には機能に不自由する事がなかったので、セーブ数以外は特に不満点はありませんでした。 また、キーボードにも機能が割り振られているので、操作環境は非常に良かったです。 |
Total - 総評 - |
オカルト物は好きなジャンルですが、いまいち盛り上がりに欠ける展開でした。 というのも、Hの方が強すぎて、本編のシナリオが見えてなかっただけなのかも知れませんが。 そんな感じで、H以外はそれ程でもなかった感じがします。 ゲーム内容についてはその程度ですかね。 他にはシステムの良さが光ってます。 動作の安定性はもちろんの事、多機能な上に動作も軽快なので満足。 やっぱり、内容が良くてもシステム周りが危険だとどんなに良いソフトでも悪く見えますし、 しっかりとしたシステムがあるという事は、安心して購入できるという指標にもなりますから。 いやぁ・・・それにしてもHCGは濃かったなぁ。 |
0 20 40 60 80 100 | |||
Scenario |
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40
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Sound |
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55
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Character |
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50
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Grapchics |
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80
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System |
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85
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H |
:
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90
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Main3 |
:
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50
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Total |
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65
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