マッドサイエンス・ラヴ  (HELLDIVERさんのレビュー)  評価: 6 
▼ タイトル マッドサイエンス・ラヴ
▼ ブランド ガゼル
▼ 対応OS Win95/98/Me/2000
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/08/03
▼ 必須CPU / 推奨 Pentium MMX MHz
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 32 MB / 64 MB
▼ 音源 MIDI
▼ DirectX 7以上
▼ ボイス 女性メインキャラフルボイス

【 CG観賞モード 】     あり
【 シーン観賞モード 】    あり
【 BGM観賞モード 】    あり
【 アニメーション 】      なし
【 メッセージスキップ 】   あり(既読・未読判別機能あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 セーブ 】         120


<ストーリー>
 知り合いから頼まれた『向日葵(ひまわり)学園』の格闘コーチ役。
 だが、主人公が任されたのは柔道部や空手部ではなく、なんと科学部。
 そして、そこには美人のマッドサイエンティスト、真理子がいた。

 主人公の使命は真理子が生み出す科学技術を、
 ライバルである忍者学校『大田黒塾』のスパイから守ること。
 そして、ガード役を命ぜられたのは、真理子が生み出したアンドロイド、
 ネコ人間、サイボーグ、両性具有など、みんな可愛い女学生!
 真理子の研究成果を狙う『大田黒塾』。
 そのスパイ活動を阻止するため、主人公は改造少女たちのコーチとなって、
 彼女たちを指導し、敵と戦うことになる。

 ストーリーは両校の戦いをコメディタッチで描きながら、
 その中での主人公と女の子たちの、ちょっと変わった恋愛物語を中心に据える。
 「普通でない」女の子たちが「普通の恋」を求めることで起こる悩みを描いていく。


<システム>
 * CG・シーン回想・BGM各モードあり
 * セーブ数 120
 * 1プレイ時間 約1時間 同時(2人)攻略時、運が絡みます
 * 音声・SE・BGM・メッセージスピードの調節可能
 * 画面選択(W or F)
 * 既読スキップか全スキップの選択
 * ヒロイン情報(ステータスの確認)の呼び出し
 * キーボード設定あるが変更出来ません
 

<音声>
 女性キャラのみフルボイス(一部例外あります)。
 プレイ初めは、キャスティングミスかと思う声もありましたが、慣れというものは恐ろしい^^;
 プレイするほど気にならなくなります(笑)。
 演技はうまいのですが、一部のキャラで音声がヒビ割れてしまうのが残念です。


<音楽・他>
 作品のイメージにぴったり、明るく軽快なBGMで統一されてます。


<感想>
 ゲームの流れ(一日単位)としては、
 『パトロール要員の選抜』 パトロールメンバーは4人の女の子から選抜。
            メンバーは複数指定が可能で、パトロールによって
    ↓       キャラクターの体力は減少しますが、パトロールメンバーを
            増やすことで、消耗する体力を分散することが出来ます。

 『会話(特別)イベント』 パトロールしていない女の子とは会話や特別イベントが起き、
            会話や特別イベントが起きると、相手の女の子との愛情度が
    ↓      上がります。 状況によっては『戦闘イベント』と前後します。

 『戦闘イベント』パトロール中の女の子の中から一人が選ばれて発生。
           主人公(プレイヤー)が女の子の技を選んで戦闘を指示、
           戦闘を重ねることによって女の子はレベルアップ、新技を覚えます。
           当然『技』を使用するとHPが減少し、0になるとGAMEOVER。

 ヒロインのステータス中に『愛情度』・『信頼度』があって、真のエンディングを見る為には両方をフルにした上、最終ボスに勝利しないといけないのですが…
 この『戦闘』がクセモノで滅茶苦茶バランス悪い!。
 最終ボス戦ほとんど運です(泣)。
 クリティカルヒットが数回単位で出ないと絶対に勝てません。
 あと技名はやはり叫んで欲しかった!!(叫ぶキャラとそうでないキャラがいる)

 シナリオは一本筋が通っていて好感が持て、キャラも魅力的。
 難点なのは、やはり純愛モノなのでCG枚数・Hシーンが少ない所と約2ヶ月土日以外の毎日、戦闘があるのでダレテしまう所。


お気に入りのキャラ:ライザ
HELLDIVERさんから一言:「せっかく義妹キャラを出しているのだから、攻略対象にしないと…」













  私に今夜☆会いに来て    (タケ・ユタカさんのレビュー)    評価:8 
▼ タイトル 私に今夜☆会いに来て
▼ ブランド せ・き・ら・ら
▼ 対応OS Win98/Me/2000
▼ メディア CD-ROM倍速
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/08/03
▼ 必須CPU / 推奨 PentiumMMX 166 MHz / PentiumII 233 MHz
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 32 MB / 64 MB
▼ 音源 MIDI
▼ ボイス あり

【 CG鑑賞モード 】        あり
【 シーン鑑賞モード 】      あり
【 BGM鑑賞モード 】       あり
【 既読未読判別スキップ 】   あり
【 既読メッセージの再表示 】  あり
【 オートプレイ 】          あり
【 セーブ数 】            27


<システム>
 上記参照の他、
 ウィンドウ/フルスクリーン表示選択可、キャラ別音声on/off可など。
 システムは基本的に右クリックでポップアップメニューを開いて操作するタイプ。
 過不足なく、ま〜十分に快適ではないかと。
 フルインストール(要300MB)しても起動にはディスクが必要。


<音楽/音声>
 音楽:全16曲。
     バリエーションは多いですが、特に印象に残る曲は無かったですね…
     しかし、なぜタイトル画面とスタッフロールはBGMなしなのだろう…?

音声:女性+男性一人フルボイス。 結構な豪華声優陣ではないでしょうか…
    割とトーンが高めの人が多いですが、演技はどの人もGOODです!!
       

<ストーリー>
 …両親が蒸発した。 まだ学生の僕を残してだ。
 僕の手元に100万円程の現金、それだけを置いて土地・家・家財のすべてを売却してしまっていたのだ…
 そんな風に僕が呆然としていると、僕の親戚…母さんの従妹の千鳥叔母さんが『うちにいらっしゃい』そう言ってくれた。
 正直なところ、願ってもない申し出に、僕は二つ返事で居候を決めたのだった。

 叔母の家は料理屋をやっている。
 元々由緒正しい店らしく、叔父が若くして他界してからというもの叔母が女でひとつで支えてきたらしい。
 さて、久しぶりに会った再従姉妹達は、すこぶるの美少女になっており、そんな彼女達に親しげにされた僕はすっかり舞い上がっていたかもしれない。

 しかしその晩、叔母はとんでもないことを僕に言ってのけたのだ!

 なんでも叔母と母は若い頃に父さんを巡って苛烈な争いをしたそうで、当時は相当無茶をやったようだ。
 結果は色仕掛けで既成事実を作ってしまった僕の母勝ち。
 その後叔母は別の男性と結婚し、三女を設けたものの旦那さんは他界、それからずっと母を羨んでいたそうだ。
 ひとしきり僕を捨てて蒸発した母の悪口を言うと、今度は僕の頬にそっと手を触れ、飛び切り妖しい表情になる…

 「本当に… あの頃のアノ人そっくり…」父と僕は確かに似ているけど… すると叔母はこう言った。
 「決めた!祐一さん、あなたウチの娘の誰かと一緒になりなさい!」
 もちろん彼女達の同意さえあれば婚前交渉OK! なんなら子供が先でも構わない! で、ゆくゆくはこの店を継いで欲しいと言うのだ!
 確かに叔母に直々手を出されるのも困ってしまうが、いくらなんでもそんな急に…
 しかし叔母は学校に通いながら、店の修行をする事をさくさく決めてしまい、半ばそれはこの家に住む事の条件にされてしまったのだ…
  ぼ、僕に選択の自由は無いのかーーーっ!?
 …しかし改まって従姉妹達を見ればやはりどの娘も飛び切り可愛いし、僕にすっかり懐いていてくれる。おまけに叔母の公認付きとなれば!
 
 …僕に手を出さないでいる自信は…あまり無いかもしれない(笑)


このホームページではせ・き・ら・らより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はせ・き・ら・らに帰属します。



<ゲームシステム>
 マルチエンディング式の恋愛ADV。
 通常ADVパートは、共通ルートで選択肢を30個くらい選び終えると各ヒロインのルートに分岐するみたいです。
 各ヒロインの攻略には正しい選択肢を選び続けて最後の選択肢前後でセーブすれば良いわけで、面倒がなくてありがたいです。
 30個すべての選択肢に正解すると…??


<感想>
 ヒロインのキャラクター設定だけ見ればそのへんの美少女ゲームと何ら変わらないし、最初にHPでストーリー紹介を読んだ印象は何やら楽しげだったのですが…
 「よっしゃ、最初からラブラブモード全開で夜這いしまくりだ!!」とか考えてプレイし始めると、序盤の共通ルートであんまり楽しくないお話がしばらく続いて萎えます^^;

 それにしても前半の古料理店の厳しい板前修行を真面目に描いたストーリーは……
 よく料亭の勉強をしてる印象ではあるんですけど、「夜這い体験ADV」がコンセプトのゲームなら、もう少し現実味の薄いお気楽なテイストのストーリーでも良かったのでは?と思えるくらいマジメ〜なお話ですな。
 NHKの連続テレビ小説みたい^^;
 主人公が珍しいくらいポジティブ思考かつ人当たりのいい好青年で、逆境に良く耐えてます(まあ、ある意味うらやましい環境ですが)^^;

 それよりも、このゲームの見所はルートが固定してからでしょう。
 ヒロイン達とのラブラブなHシーンが満載で、エロ度的にはお手軽Hゲーとして満足のいくデキです。
 Hシーンの量は一人あたり6シーンあり、だんだんとHの内容がステップアップしていく感じ。
 う〜んしかし主人公の涼一君、バージンの女の子相手にはたいてい挿入だけして終える余裕の態度で、童貞なのにやたらと場慣れしたジェントルマン^^;

 Hシーンに同じCGの使いまわしがあったり、ヒロインの顔のアップだけでテキストが進んだりすることが多い点がやや難ですが、最近の一枚絵でHシーンにおける全ての行為が描かれるゲームよりはまだマシかも。
 (フェラCGのあと、ヒロインの顔のアップだけで残りのHが描かれたときはさすがにガッカリでしたが^^;)

 テキストの濃さも丁度いい感じで、卑語や派手なフィニッシュCG、ちゅぱ音とかはないですが、内容的には実用性十分!
 ただ、テキストとCGの内容が一致してないところもちらほらとあり(テキストでは最初から最後まで騎乗位なのにCGは最後まで正常位、みたいな)、ここらへんは今までのCGの使いまわしでなくちゃんとしたCGが欲しかったです。

 しかし色々と文句を言ってもすべて許してしまえるのは、アレがあるからです。
 そう、姉妹ものにはお約束のハーレムルート!!
 まずは3姉妹相手に一人ずつ毎晩のように夜這いを仕掛けたり仕掛けられたり、次から次へとモーレツなHシーン攻勢(>▽<)。
 これだけでも十分ハーレム状態なのに、話のはずみで主人公に気のある使用人ひな、はては娘たちへの2股を禁じていたはずのお母さんまでもが毎晩のHに加わって、最後は居間で究極の6Pが展開!!
 いや〜ユーザーの希望をよくわかってらっしゃる^^;
 なにげに3姉妹だけのハーレムエンドと全員ハーレムエンドの2バージョンあるのもポイント高し。
 単なるおまけ要素ではなく、通常ADVシーンがおろそかになってない(一つのルートとして確立している)のもいいですね。

 このゲームのCGは枚数こそ68枚+バリエーションと大した量はありませんが、ほぼ全てHCGで(^^)アングルも大胆でHなカットのものが多く、HPなどでサンプルCGを見て気に入れば「買い」でしょう。

 個人的にはHが終わったあとの甘い雰囲気の会話がお気に入り。
 すぐ次の日に進まず、ちょっとでも余韻の残った会話が続くとうれしいですね。
 ストーリーもルート固定後は各ヒロインそれぞれにエピソードが用意されていて、なかなかいいお話になっていると思います。
 メインヒロインのつぐみのシナリオは声優さんの演技につられてちょっと感動しました。

 難点を挙げると、せっかく「夜這い体験ADV」と銘打ったのなら、そのへんをアピールできるシステムがあるとなお良かった。
 各ヒロインのルートに固定すると、毎晩Hシーンが起きるだけという印象を受けてしまうのがもったいなかったです。
 あと、ヒロインの立ちCGで通常ADVパートのほぼ全てのイベントがこなされるなら、もう少し立ちCGのバリエーションがあれば…
 極端なバリエーションの立ちCGばかりというのが気になりました(特につぐみのリアクション^^;)。
 まあ、気になる程度で文句はないですけどね^^;

 何だかんだ言っても振り返ってみれば良作でした。


<総合評価>
 8点。
 ストーリーは人によってはちと弱いと感じるかもですが、純愛+エロ度高め+αとなると評価もこれくらいで…
 個人的にお手軽Hゲーの中では「Hなバニーさんは嫌い?」「二枚で看護しちゃうぞ」に並びました。
 システムもよく似てるし^^;


お気に入りのキャラ:結城つぐみ&相原ひな。
            どの女の子も萌え度的には結構高いので、一人はお気に入りのキャラがいるでしょう♪
            しかしこばとちゃん、キミはホントに一つ下なのかい!?

TITANSから一言:「欲しくなっちゃった^^;」











  プラチナ   (タケ・ユタカさんのレビュー)        評価:6 
▼ タイトル プラチナ
▼ ブランド 戯画
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/12/07

【 CG鑑賞モード 】        あり
【 シーン鑑賞モード 】      あり
【 BGM鑑賞モード 】       あり
【 既読未読判別スキップ 】   あり
【 既読メッセージの再表示 】  あり
【 セーブ数 】           10


<ストーリー>
 転校先には、新しい生活と新しい出会いが待っていた。
 滅多に会えなくなった恋人と、毎日会う身近な人達。
 すれ違いと会えない辛さで、心は新しい恋へと傾いていく。
 そしてクリスマス・イブ。恋人と最後の待ち合わせをする。
 「まだ続けられるなら・・・・・・会いに来て。待ってるから」
 だがその日、町には雪が降りしきった。
 十年に一度の大雪。道路を埋め尽くす白。
 交通機関は尽く止まり、行く手は遮られてしまう。
 もう彼女には会えないのか?
 このまま終わってしまうのか?
 やはり新しい恋を選ぶべきなのか?

 遠距離恋愛の切なさと迷いを描いた、感動のラブストーリー。
 「離れても・・・・・・気持ちは変わらないよね?」


<ヒロイン紹介>
白坂 雪音 CV:三浦七緒子
 特急で3時間、山地を一つ越えた雪国に住んでいる主人公の恋人。
 付き合いだした直後に主人公の転校で離ればなれになってしまう。
 奥手で何に対しても遠慮がち。相手に気持ちを伝えるのが苦手。
 家が厳しい。特に父親はしつけに厳しく、頑固な性格。
 
藤野 あられ CV:神無月ほのか 
 主人公のクラスメイト。
 男勝りで明るく元気な少女。
 悲しくてもそれを表情に出すことは少ない。
 雪音とはいとこ。
 親が厳しい雪音との連絡係。
 兄を雪山で亡くしたことがトラウマになっている

金城 風花 CV:相田 葵 
 転校生の後輩。 素直で可愛い性格。
 世話好きで、甲斐甲斐しいが慌て者。
 慌てるとパニック状態になり、訳のわからないことをする。
 一途で、好きな人は真っ直ぐそれ故に行き過ぎることも。
 真希のクラブの後輩。

宗谷 美希 CV:中村友美 
 転校先の保健の先生。
 年上の明るいキュートな女性。
 白衣にヘソ出し、生徒の前でもまったく飾らない気ままな性格と、外見の奔放さもあって、生徒と仲がいい。
 ラブロマンスで大泣きするタイプ。
 真希の姉。

宗谷 真希 CV:藤井 舞 
 主人公のクラスメイト。 
 マイペースでやや天然ボケ。
 無口でマイペースだが義理堅く、
 料理部の部長もやっていた。
 外見は冷たそうに見えるが、実は母性本能が豊かで、動物が大好き。
 体が弱く保健室の常連。美希の妹。


このホームページでは戯画より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は戯画に帰属します。



<システム>
 上記参照の他、
 フルスクリーン/ウィンドウ表示選択可。
 なぜか文字に関してかなり細かく設定できるようになってます。
 フルインストール(要610MB)してしまえば主題歌付きでもCD要らず。


<音楽/音声>
 音楽:全12曲。
     これといって印象的な曲はないですが、雰囲気に合っている曲が多いのではないかと。

音声:主人公を除き全員フルボイス。
    演技は上手いと思います。
    特に良かったのは雪音役の人と真希役の人。


<感想>
 主人公はフルネーム変更可。
 遠距離恋愛をテーマにした純愛ADV。
 付き合いだして間もなく親の事情で主人公が転校、山一つ向こうの都会に越してきて現在3ヶ月目という状況で物語がスタート。

 まず、OPムービーのデキは素晴らしい。
 まるで某東鳩アニメのOPそのものだ
 …って戯画さんが作ったわけじゃないんか!!ありゃ^^;
 システムも快適そのもので、出だしはかなり好印象。

 (↑が始めたばかりの感想で、↓コンプしてすぐの感想)
 う〜ん、しっかしこの主人公はやたらと相手を想う心が強いわりには全然行動しないっていうか、ひたすら相手の行動を待つタイプだ。
 毎日彼女の雪音のことを想って授業にも身が入らない状態なのに、せいぜいすることといったら電話をかけるくらいで、3ヶ月の間山一つ越えれば会える相手のところへ一度も行こうとしていない。
 これじゃもめて当たり前だよ^^;

 おまけに主人公の周囲はお約束のごとく彼を好きになる女の子ばかり^^;
 彼女の従姉妹のあられはわからんでもないけど、可愛らしい後輩に慕われたり、留年している不思議少女のクラスメートに気に入られたり、ヘソ出しルックの保健室の先生と噂になったりと、それはそれはハッピーな環境です。
 みんな何でこんなヤツ好きになるんだろう……まあ、転校先で主人公がハブられてたりしたらゲームにならないか^^;

 個人的には、主人公が他のヒロインと付き合うようになって、その後の2人(主人公と雪音)が別れるまでの描写がものすごく短いor全く描かれていないのがもったいない。
 新しい彼女を交えて泥沼の展開になることを期待したのに…速攻でエンディングですか!!(゜Д゜)

 ストーリーの途中で「雪音×あられ」とか「あられ×風花」みたいな女性キャラ同士の会話が結構見られただけに、もうちょっとエンディング前の描写を増やしてキッチリと描いてくれれば…。
 ついでにHシーンも追加してくれればなお良しだったのに(これが本音

 テキストが特徴的というか、気になる人が多そう。
 キャラのセリフ以外は必ず1文で区切って、ウィンドウには大抵1行しか表示されない。
 おかげでやたらとクリックしなければならないので、このゲームにこそオートプレイが欲しかった^^;

 さっきも書いたけど、この主人公が彼女の雪音を全面的に信頼して行動しようとしない、何だかえらく鈍感なヤツなので、テキストを読んでいてもちっとも感情移入できないな〜。
 あと、このゲームはたまにヒロインの雪音に視点が変わることがあるが、この子もまた現実にはまずいないくらい性格が「奥手」で「いい子」すぎるキャラ。
 内心のモノローグはいい感じだが、いかんせん影が薄い。
 他のヒロインの方がずっと感情豊かで人間的に魅力があるように見えてしまうというのはどんなものか…
 主人公のクラスメート・篤志以外の男どもが主人公にとってイヤミな奴らばっかりなのもいただけない。

 全般的にイマイチのれないテキストには不満。
 声優さんの演技はかなりいいのに…
 ゲーム期間が12月1日から24日までと、どうにも中途半端に短いお話なので「感動のストーリー」になる手前で冷めてしまった感じ。
 (ってゆーかHPやマニュアルに書いてあるストーリー紹介でゲームの展開を全部バラしちゃってる時点で、今さら感動が起きるはずもないと思う^^;)
 思いきって引越し前・付き合いだした頃のエピソードとか、中盤を削って24日以後の期間をもっと長く描いた方が物語に深みが増して良かったのでは?

 Hシーンはメインヒロインの雪音に3つ、あとは各ヒロインに1つずつで、内容は結構いいが量が圧倒的に少ないよ…(T-T)
 CG枚数も<バリエーション込みで全71枚>、そのうちHCGは20枚くらいと、もう少し欲しかった。

 などと文句ばかり思いつくままに書いてきたけど、要するにOPムービーを見た後の「大作」期待度が高かったわりには、アッサリと終わってしまうおとなしいデキだったので拍子抜けしてしまったというところ。
 まあ、恋愛ADVとしては佳作といえるゲームだと思う。


<総合評価>
 6点
 お金がかかっていそうで堅実なデキだとは思うけど、そのままコンシューマーに持っていけそうなのはエロ度重視レビュアーとしては許せん(゜Д゜)!!


おすすめキャラ:「宗谷美希・真希姉妹。
          というか他のキャラがベタすぎてあまり萌えられないんだな〜」

タケ・ユタカさんより一言:「18禁なんだからもっとHシーンあったっていいじゃないか〜ヽ(;´Д`)ノ 」












 きもちe〜絶頂感染症〜    (タケ・ユタカさんのレビュー) 評価: 4 
▼ タイトル きもちe〜絶頂感染症〜
▼ ブランド BOM+xyz
▼ ジャンル サスぺ○ス SLG
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/12/07
▼ 必須CPU / 推奨 Pentium 200 MHz / PentiumII 300 MHz
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 32 MB / 64 MB
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 150 MB以上 / -
▼ 音源 CD-DA/DirectSoundに対応したPCM音源
▼ ボイス あり


【 CG鑑賞モード 】     あり
【 シーン鑑賞モード 】   なし
【 BGM鑑賞モード 】   なし
【 メッセージスキップ 】  あり
【 セーブ数 】        12+オートセーブ1


<システム>
 上記参照^^;
 さみし〜システムだね^^;
 一応インストールには要100MBくらいで起動にはディスクが必要。


<音楽/音声>
 音楽:タイトル画面・エンディングでボーカル曲が無意味に2曲有り。
     BGMはスケジュール決定時の曲以外印象に残らず。
 音声:メインの3人+1人の女性がフルボイス。
     つってもほとんどのキャラが言葉少な^^;


<ストーリー>
 主人公は3人の女性を抱える『ヒモ』を生業としてる。
 そんな主人公はある日、ゆきずりの女性と肉体関係をもつことにより「細菌KMT−e型」と呼ばれる病気に感染してしまう。
 生き延びるためには『抗体を持つ女性とSEXをすること』が必要である。
 しかし、その女性を紹介してもらうためには、かなりの金額を用意しなければならない。
 そこで、抱えている3人の女性(お嬢様の綾乃、キャリアウーマンの薫、元恋人で主婦の紫蓮)とSEXしたりしてお金を稼いでいく。

細菌 KMT−e型
 発生から2週間で死に至る恐ろしい病原菌。
 症状としては、SEXをすると物凄く気持ち良くなっていく。
 又、SEXの回数が増えると、「ち○こ」が大きくなってゆく。
 大きくなってしまった物を小さくするには、SEXをしないこと。


<ゲームシステム>
 残された寿命の2週間(14日)のなかで、抱えている女性とのSEXとアルバイトでお金を稼ぎ、抗体を持つ女性を紹介してもらわなければならない。
 基本的には、女性とSEXすることで収入を増やしていく。
 抱えている女性を構わないでいると、その女性は気持ちが主人公から離れていって収入も減ってしまう。
 プレイヤーは3人の女性をキープする為にSEXのテクニックやプレゼント等で常に気を引いておく必要がある。

 アルバイトについては、道路工事、ファーストフード、ガードマンの3種類があり、これらはミニゲームになっていて結果次第によって収入が異なる。


<感想>
 ジャンルをよく見ると「挿す・ペ○ス」だったっていうオチは……単にユーザーの購買意欲を煽ってるだけでこのゲームのジャンルを言い当ててるとは言い難いな^^;

 主人公がヒモ、Hでお金を稼ぐ…というコンセプトから単純な目的ゲーかと思いきや、その実は病気を治すためにアルバイト&デートを中心にしていかに効率良くお金を稼ぐことがメインのゲーム。

 バランス良くバイト・デート・ショッピング・エステ・睡眠のコマンドを使っていかないと、あっという間に12日が過ぎてゲームオーバー。
 目的の情報料1000万円を稼ぐため、こまめにデート&プレゼントをして女性から貢いでもらおう♪

 …う〜ん、そんなゲーム内容、このタイトルで購入する人には期待されてないと思う^^;

 ストーリーはほぼなし、キャラ普通。
 あとこの手のゲームの評価を決めるのはHシーンの内容が全てですよ。
 それが、全CGで38枚ってのはないでしょう!!
 せめてこの倍はなきゃあ〜〜。

 しかもHシーンテキスト薄っ!
 ただでさえ1シーン見るのに間が空くのがマイナスなのに、女性が4、5言くらいセリフしゃべってお金を渡し、「どう、満足した?」でおしまい。
 見ているこっちは満足どころか「え、これだけ??」って感じで、これじゃ興奮する余裕も何もないですよ〜。
 ライターさん手抜きすぎ。

 システムの開発に力を入れすぎて、肝心のHシーンにちっとも力が入ってないみたい。
 おかげで「Hで稼ぐ」というウリの部分に魅力がなく、プレイヤーとしてはあまり楽しくない「いかに効率良くお金を稼ぐか」というゲーム部分に目が行ってしまう。
 単純にエロゲーとして失敗してます。

 あんまりHするとチ○コが破裂するらしいし、おちおちエロに走ることも出来ない(--;
 慣れてくると入力するコマンドもワンパターン化し、ゲームとしてもつまらなくなります。

 メインストーリーにせよHシーンにせよ、内容をもっとしっかりと詰め込んで欲しかった。
 やっつけですか?このゲーム。
 高い金を払って買う価値なし^^;


<総合評価>
 4点
 ホントはもっと低くしたいですが、新規参入のようなので期待を込めて^^;
 エロやストーリーがこうどうしようもなく薄いと、評価もこうならざるをえません。


おすすめキャラ:「なし!」 
タケ・ユタカさんより一言:「ストーリーからフルヤヒロムの『もう☆ぎりぎり』を連想したのは私だけではないはず^^;」