ラブ・ネゴシエイター   (タケ・ユタカさんのレビュー)  評価: 8 
▼ タイトル ラブ・ネゴシエイター
▼ ブランド ライアーソフト
▼ ジャンル 不条理ネゴベンチャー
▼ 対応OS Win95/98/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/09/28
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 200 MB以上 / 600 MB以上
▼ ボイス 一部あり

【 CG鑑賞モード 】      あり
【 音楽鑑賞モード 】     あり
【 イベント回想モード 】   あり
【 メッセージスキップ 】   あり(既読未読判別可)
【 メッセージ履歴 】    あり
【 セーブ数 】         10

 アップデートファイルがあります。


<ストーリー>
 東京湾に作られた巨大海上都市で私立探偵をいとなむ根越栄太(ねごし・えいた)は、副業であるはずの交渉人の仕事の方が忙しいという毎日を送っている。
 しかも持ち込まれる依頼はいつも恋愛がらみ。
 ハードボイルドを目指す本人の思いとは裏腹に、ついたあだ名は恋愛交渉人=ラブ・ネゴシエイター。
 取り憑き幽霊・岡田勇気、事務所の家主・桜井さちえ、元奥さんの明石亜美らに呆れられながら、スタイルにこだわるあまり貧乏生活まっしぐらの毎日。
 ところが、ヒートアイスと呼ばれる麻薬が出回りはじめた頃から、街の様子はなにやらキナ臭くなってきて……?



このページではライアーソフトのHPの文章を一部引用しています。
素材の著作権はライアーソフトに帰属します。
これらの素材等の他への転載を禁止します。



<システム>
 上記参照の他、フルスクリーン/ウィンドウ表示選択可。
 ゲーム内でのBGM・SE・音声の音量調節は一切不可で、有無の選択のみ可。


<ゲームシステム>
 途中に選択肢は多いが、基本的には一話完結型のADV。
 全六話のメインストーリーに、各話の途中の選択肢の結果によってレギュラーヒロインのエピソードがいくつか挟まれる。
 例えば、第一話「俺の後ろで勃つな!」を終えると、第二話に進む前に勇気エピソード「80年越しの恋」と亜美エピソード「探偵は気楽な稼業」を任意で(どちらとも)体験できる。
 最後に目当てのヒロインとハッピーエンドを迎えるためには、メインストーリーを終えた後そのヒロインのエピソードが選択できるように上手に選択肢を選んでおく必要がある。

 メインストーリーの各話のクライマックス(?)には「ネゴバトル」なるタイピング・ゲームが用意されている。
 これは、画面上に表示された選択肢の中から(先の選択肢は読めない)、自分が効果的と思う文節を続けて三つ選択し、制限時間内にタイピングしていくというもの。
 出来上がった文章によって相手が感銘を受け、説得に応じればこちらの勝ち、負ければ即BAD END(凌辱END)になる。
 ちなみに、登場する女性キャラ全員に凌辱ENDが存在する。

 もっとも、選択肢の上から順にF1F2F3に対応しているので、真面目にキーボードたたく必要などこれっぽっちもなかったりする(笑)。
 繰り返しプレイには有り難いけど……
 
 CG総数は74枚+バリエーション。
 一人のヒロインにつきCGが2ケタに満たない、というのは残念。


<音楽/音声>
 音楽:雰囲気にあったいい曲ばかり。
     男性ボーカルの主題歌あり。

 音声:一部のイベントと、Hシーンのみボイスあり。
     声優さんの演技はもちろん良好。


<感想>
 ううう〜ん、評価が難しい作品だと思います。
 このゲーム、「適度にスベる軽妙なギャグとヤバネタ満載が魅力の、エピソード詰め込み型ドタバタラブコメディー」と好意的にとらえることもできれば、「芯となるストーリーがなく行き当たりばったりな展開ばかりで冗長な脱力系偽ハードボイルド」とハシにも棒にもかからないという人もいそうです。

 まあ、「どちらも言えてる」というところが大半の人の感想だとは思いますが…。
 だからこのゲームは名作とはちょっと…いえないですね。
 でもいいんです。

 エロかったから!!(結局それかい^^;)

 「行殺☆新撰組」「サフィズムの舷窓」もプレイしましたが、「やっぱエロゲなんだからもっとHシーンに力入れようよ〜」というのが正直な感想でした。
 (あ、「サフィズム」は一部の人には実用度が高かったのかな?)。

 その点この「ラブ・ネゴシエイター」は、ライアーさんの言う通り「Hシーンの総量当社比200%アップ」なのかどうかは知らないけど、けっこう中身の濃いHシーンが用意されているのは確かです。

 Hのバリエーション多いし(触手まである)、卑語ありだし、ちゅぱ音でてるし、汁も飛ぶし、回想モードは一部の人にはたまらないモノローグ付きバージョン選択可だし、男同士まであるし。
 (↑最後のは要らん!!絵は無いけどね。)

 まあ、CG枚数は13cmさんを想起させるくらい少ないんだけど…絵がカワイイし(ロリ趣味ではないが)塗りも綺麗なので許す。
 こういったお話の内容に期待するタイプのゲームの中では良い意味で期待を裏切るしっかりとしたHシーンだったと思います。
 でも実用度が高いのは凌辱Hばかりだったりするので、いろんな意味でバランスの良くないゲームだったかも。

 なんか男がやたらと筋肉ムキムキだったり、ヒロインが1ゲームに一人いればお腹いっぱいのキテレツな設定の娘ばかりだったり、凌辱シーンが思わず「うぅーわあ…」と言っちゃうようなコミカルな本編とあまりにもギャップありすぎの凄惨なものだったり、Hシーン総数自体はやっぱり少ないままだったり、パッチ当てた後も当たり前のようにバグったり、他にも気に入らない要素は挙げればそれこそ二桁はあるんだけど……
 まあこれらもこのゲームの特徴、いや愛嬌ということで^^;

 あとは妙なノリのギャグが肌に合えば「買い」でしょう。
 例えばこんなシーン。
 『(不覚にもロリの勇気に萌えてしまった栄太に対し)
 桜井さちえ「でも、ハードボイルドと少女って相性良くないですよ。 田中邦衛さんそっくりの殺し屋さんが出てくる映画があったじゃないですか。 牛乳好きで文盲の殺し屋が主人公の。 あの殺し屋さん、すっごいハードボイルドって感じでしたけど、女の子をかばったばかりに最後は爆死しちゃいましたし……。」
 (栄太)黙れ黙れっ! 外人にハードボイルドの何がわかるって言うんだっ。』

 こういったツッコミどころ満載のネタ話がたまに挟まれるからこのゲームは好きですね。
 他にも兄の将太郎とのエロゲーをネタにしたネゴバトルなんかは必見でしょう。
 わざとあまり効果的とは思えない文章を作って、話を妙な方向に運んでみるのも一興です。
 例えば…これは負けパターンの1つ。

『将太郎「…エロゲーの問題はそれだけではない!
     それによってもたらされた間違った性知識は性犯罪を誘発する!
     つまり、善良な市民を犯罪者に変えてしまうのだっ!
     まさに悪魔の玩具!
     なんと恐ろしいことだ…」
栄太「それは凌辱系のモノだけだ!萌え系ならそんなことは……」
将太郎「萌え? ああ、登場人物に悲劇的な結末が訪れたりするヤツだな。
    確かにあの手のゲームであれば、間違った性知識を植え付ける恐れは少ないかもしれん
    濡れ場も少ないし。
    だが!! 泣きながら勃起してるやつなど信用できるか!
    現実を見ろ、栄太! お前はエロゲーが趣味だと胸を張っていえるのか!」
栄太「人の目など気にする必要が何処にある!」
将太郎「若いな栄太。 わたしも昔は同じことを考えていた……
     だが、人間は社会的動物なんだよ!
     エロゲーコレクターだとばれたときの、あの冷たい視線。
     ああ、思い出しただけでも寒気がする!」』

 …ああ、なんという痛いネタ!^^;

 ネゴバトルがおまけモードで回想シーンのように楽しめるようになっているのも親切ですね。
 凌辱シーンが嫌いという人も、要はネゴバトルで負けなければいいわけですから、こういった不条理(?)なテイストが好きならプレイしてみると良いでしょう。


<補足>
 長々と書いていたこのゲームについての疑問点は、全員のネゴバトルを回想シーンに登録すると出てくるナタリア公女とのおまけネゴバトルで都合よく解決(解釈?)されていることが判明しました!!
 しかもご丁寧にナタリア嬢のボイス付きで(笑)。
 見事に自虐的かつ開き直った姿勢、これはある意味どのネゴバトルより笑えます。
 こんなことをやってくれていたとは…ううむ、油断した^^;
 イカスぜ、ライアーソフト!!


<総合評価>
 8点。 それほど買って損したとは思わないのでは?(ちょっと自信なし)
 人によっては5点くらい付けられちゃうかも。


おすすめキャラ:レギュラーヒロインでは桜井さちえ。 喪服の大和撫子……ダントツで萌え(>▽<)
         ゲストヒロインでは北村はるか。 王女様のナタリアもいいんすけどね…

最後に一言:「さちえさんじゃないけど、ロリコンハードボイルドって言葉は成り立つんですかね?」










  TWILIGHT DUAL      評価:8 
▼ タイトル TWILIGHT DUAL
▼ ブランド TOUCHABLE
▼ 対応OS Win95/98/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/12/28
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 300 MB以上 / -
▼ 音源 WAVE
▼ ボイス 女性のみあり

【 CG鑑賞モード 】      あり
【 音楽鑑賞モード 】     あり
【 Hシーン回想モード 】   あり
【 メッセージスキップ 】   あり
【 メッセージ履歴 】     あり
【 エンド数 】        4

 修正ファイルがあります。 アップデートしましょう^^;

 攻略もあるよ。


<シナリオ>
 裕福だが、家族関係の冷え切った家庭で育った葛城亞里栖。
 ある日ネットサーフィンをしていて見つけた、女性向け夢占いWEBサイトで
 『あなたの本当の夢を叶える』と言う売り文句に好奇心を惹かれ、
 アンケートに答えた日からその夢ははじまった。
 WEBサイトの名前は、トワイライト・ハウス(黄昏の館)。
 ごく普通の夢占いサイトと思われたそのサイトはしかし、会員制ポルノサイトの入り口だった。

 そこで亞里栖が見た物は、自分の名前の登場人物が様々なシチュエーションで陵辱される連載小説だった。
 不安な気持ちを抱えたまま眠りに付いた亞里栖が見た物は、WEBサイト上の陵辱劇の『続き』だった。
 毎夜淫夢の中で繰り返される陵辱。
 次第に快楽へ溺れてゆき、WEBサイトに通い詰める亞里栖。
 淫夢は進んでゆくに連れ、夢以外ににも影響を及ぼし始める。

 やがて『黄昏の館』の運営者、幻夢が亞里栖の前に現れる。
 彼女は亞里栖に何を求めて淫夢を見せるのか…。

 「私、どうなってしまうんだろう?」
 不安になった時には、既に亞里栖の身体は淫夢無しでは居られない、疼き続ける淫乱の身体になっていた。
 駄目だと思いつつ、毎日WEBサイトへ行き、自分を陵辱する物語を求めてしまう。
 やがて、夢と現実の境界があいまいになってゆく中、
 亞里栖を慕う後輩の絵衣美までもが淫夢の餌食へとなっていった…。


<ヒロイン紹介>
葛城 亞里栖
 資産家の一人娘で、一見お嬢様風。
 幼少時から両親に放置されて来た寂しい娘。
 寂しさを忘れる為、自分から積極的に淫夢の快楽に身体を開く様になる。

立花 絵衣美
 年の割に発育の悪い為体形にコンプレックスを持っている。
 亞里栖の後輩で、美人の先輩にあこがれている元気な娘。


このホームページではTOUCHABLEより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はTOUCHABLEに帰属します。



<システム>
 上記参照・・・
 CG観賞モード BGM観賞モード Hシーン観賞モード メッセージスキップ 有り
 メッセージ履歴 音楽・音声・SEボリューム調節 あり
 ま〜問題はないのでは?

 HDD容量は標準のみの約420MB必要。
 

<音楽・音声>
 音声:上手い! 亞里栖役の天天さん素晴らしい!
     いや〜プロですな・・・
     でも、ピー音大きすぎないかな?
     隠す程度でいいんだけど・・・
     ちょいと気に障るな・・・

 音楽:印象に残らず。 


<感想>
 ストーリーは、WEBサイトを見たら自分の名前・容姿の女性が様々なシチュエーションで陵辱されている。
 その同じシチュエーションで夢の中で自分が凌辱される。
 次第に快楽へ溺れてゆき、現実世界にも影響が・・・。

 ってことなんですが・・・
 ストーリーありません。
 ゲーム性もほとんどありません。
 またエンディングを迎えても、シナリオ解明されていません。
 (あのWEBサイトはなんだったのか? どういう目的なのか? 何故亞里栖なのか?)
 (まー解明されんでも違和感はないが・・・)

 でも、いいんです。
 実用性高いから!
 (Q:おい? いいのか? そんなんで?)
 (A:いいんです! 18禁なんだから^^;)

 SMチックな凌辱が展開されていきます。
 でも、本人納得しています。
 ひとつの夢には4段階あってだんだんと過激に・・・
 (そうでない場合もあるけど^^;)
 そして4つ見るとその夢のエンディングが・・・
 女子校生露出・ナース・メイド・ネコ耳・スパイ尋問・ファミレス・触手・・・
 なかなか良い詰め合わせかと^^;

 ただ、4点ほど注文が・・・
 1.ピー音もう少し小さくして。
 2.触手止めて・・・(個人的に・・・あまり関連性ないし・・・)
 3.ゲームの中での現実薄い・・・(ほとんどエンディング描写のみ)
   (ストーリーは夢の中で語られる・・・リアルの藤村先生って・・・)
 4.メイド物シナリオ(夢)があるのに、何故ご主人様が女(絵衣実)?
   うわ〜〜んヽ(´Д`)ノ


お気に入りのキャラ:葛城 亞里栖
最後に一言:実用性高し!











  ヴェルベットエコー   (タケ・ユタカさんのレビュー)        評価:6.5 
▼ タイトル ヴェルベットエコー
▼ ブランド エンジェルスマイル
▼ 対応OS Win98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/09/14
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 32 MB / 64 MB
▼ 解像度 / 色数 800*600・High Color以上
▼ 音源 CD-DA
▼ ボイス あり

【 CG観賞モード 】         あり
【 シーン観賞モード 】        あり
【 BGM観賞モード 】       あり
【 メッセージスキップ 】      あり
【 セーブ数 】           27


<ストーリー>
 主人公、新藤 純一(しんどう じゅんいち=固定)の父は、著名な超常現象研究家。
 トンデモ関連の本も結構出していてなかなかの有名人だった。
 だが突然、そんな父が死んでしまった。 突然、天涯孤独になってしまった主人公。
 一人悲しみに暮れる夜、一本の光の柱が純一の家に立ちのぼる。
 純一がそっと目をそっと開けると、目の前には奇妙な格好をした3人の女性(それと一匹)が立っていた!!

 『私たち、今日からここで暮らします!』

 自分たちを“コレヌス”と呼ぶ女性たちは、こうしていきなり、無理矢理、純一の家に住む事になったのだった。
 純一とその周囲も巻き込んで、神秘と波乱とお色気に満ちた日々が始まろうとしていた・・・ドキドキ。


<ヒロイン紹介>
リューナ CV:南雲 涼
 “コレヌス”の優等生。 悪ということに対していつも真剣。
 でもやる事はいたずら程度の小さな事だが…それが幸いして、自己中心的でトラブルメーカーに思えることも。
 外見は人間で言うなら女子校生くらいに見える。 純一と同じ学校に通うようになる。
 空を飛ぶことが大好きなおてんば娘。

セレナ CV:桃山 杏子
 なかなか色っぽい人妻のように見える“コレヌス”。  力は弱く下級。
 今まで色々な人間と付き合ってきたが、特別だったのが純一の父だった。
 そんな彼の願いを果たす為、“家族”を連れて新藤家に来る事になった。
 性格は気さくでマイペース。 何故か氷川きよしのファン。

古谷 樹(ふるや いつき) CV:葉月 ミカ
 純一の幼なじみでクラスメイト。
 学校では優等生的存在。家が隣りの純一を、朝はわざわざ部屋まで起こしに来る。
 本当は目が悪いのだが、見栄を張って純一の前以外では決して眼鏡をかけない。
 リューナが現れた事によって、二人の関係にも微妙な変化が・・・

蓮根 悠宇(はすね ゆう) CV:伊集院 あづさ
 純一達と同じ学校に通っている女の子。 学年は一つ下。 夢見がちで、空想好き。
 UFO、超常現象が大好き。 その為、クラスでは変わり者扱い。
 学校に来たリューナを見て、人間ではないのではないかと疑う。

ロナ CV:山野 美峯
 リューナの妹にあたるコレヌス。 その力は未知数。
 でも普段は可愛らしく無邪気な子供である。
 TVを見るのが大好きだが、その内容はとても子供が見るようなものではない(笑

三橋 菜生子(みつはし なおこ) CV:山野 美峯
 純一達のクラス担任。 母性が強く、生徒思い。
 良い先生なのだが、ちょっと変わり者。
 逸話や豆知識が大好きで、やたらとそれを会話に織り交ぜる。


このホームページではエンジェルスマイルより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はエンジェルスマイルに帰属します。



<システム>
 上記参照^^;
 その他、フルスクリーン/ウィンドウ表示の選択可。

 右クリックでポップアップメニューを開く、ZYXさんやトラビュランスさんのゲームと良く似たシステムですね。
 今どき既読未読判別無しのスキップや既読メッセージの再表示がない、というのはつらいかも。
 個人的にはオートプレイが欲しかったです^^;

 ロードするとその日のアタマからやり直しというのもやりづらいですね。
 インストールに要580MB。
 起動にはディスクが必要です。


<音楽/音声>
 音楽:喜怒哀楽のシーンを表現する曲のバリエーションが一通り揃っていますね。
    メインテーマは口ずさみやすいポップな曲です。
    主題歌あり、だけどエンディングは一度見たら飛ばせるようにして…。

 音声:女性のみフルボイス。


<感想>
 まー見事なまでにフツーのADVゲームです^^;
 純愛ゲー専門のAngelSmileさんだけに、内容は完璧に純愛モノ。

 一人暮らしの主人公(高校生)の家に突然3人の悪魔の母子がやってきて一緒に暮らすことになり、主人公は環境の変化に戸惑いながらも今までどおりに生活しようとします。
 しかしやがて高校に世間知らずな悪魔の娘が通うようになって、彼の学園生活にも大きな変化が……
 ものすごく定番な出だし^^;

 ヒロインには悪魔の母子の他に、隣に住む主人公の幼なじみと悪魔っ娘の正体を知りたがる超常現象好き少女の合計4人。
 これまた定番なキャラばかりで、全員攻略すればおまけキャラが加わるわけでもなく、ちと物足りない気が…。

 ロナはともかく(いや、人によってはロナこそ、かもしれないけど)、三橋先生という良いキャラをまったくのサブにしてしまったのが非常にもったいないです。
 ううう、なんでそんなことするかなヽ(>о<)ノ!?
 (↑期待していた三橋先生のHシーンが無かったときの落胆を思い出してきた)

 ……ハア(/。\)、それはさておき。
 ストーリーはドタバタコメディ&シリアスの両方のタッチで人間と彼らの世界にやって来たコレヌスの交流を描きます。
 良く言えば安心して進められる、悪く言うと先が読める「お約束」な展開が多いです^^;
 でも重要なコレヌスの正体について、セレナルートでしか触れられないというのはちょっとおかしい気がしますね。

 主人公は見ていて「今どきこんな高校生いるか?」と違和感を覚えるくらい不器用かつマジメな少年で、加えて恋愛には極めてオクテ。
 1回Hを経験すると積極的になるのですが、それまではヒロインといい雰囲気になったとしても相手が誘ってくるぐらいになるまでなかなか手を出そうとしないのがもどかしいっす…
悪魔のフェロモン^^;にあてられて襲い掛かるパターンはあり)。

 コレヌスのリューナたちがこれまた人間界の常識を全くといっていいほど知らず、物語のほとんどは彼女たちの破天荒な行動を中心に描かれるため、なかなかラブなお話には発展しません。
 HPのキャッチコピー、「平凡な普通の日々が…(中略)…ドタバタでエッチな毎日に早変わり!!
 ………???
 20日近くあるゲーム期間でエロが感じられるのはせいぜい最後の3日くらいですよ^^;?

 最初にリューナを攻略しているときには「こりゃ、最後にHシーンが1つきりかな?」と思えるくらい二人の関係が一向に進まなかったですが、どのヒロインも3回はHシーンがあったので安心しました^^;
 (Hシーン付きのおまけシナリオがあるのもうれしい)

 ちなみに、自由行動(下校の際の移動)時は女の子がどこにいるかが表示されているので、目当ての女の子を攻略するのはいたって簡単。
 選択肢もエンディング分岐のため最後のほうにちらほらとあるだけです。
 なので、ゲーム性はほとんどないといっていいでしょう。

 で、Hシーンですが。
 CGの使い回しがやたらに多い点を除けば、そこそこ実用度はあると思います。
 テキストは卑語ありでそれなりに量がありますし、それにこたえて声優さんの演技も上手いです。
 ちゅぱ音もキャラによってはありますよっ♪

 このゲームはヌキゲーたりえないかとプレイ当初は心配しましたが、結果的にはそんなこともなかったです(^^;)
 といっても過度の期待は禁物。 あくまでそれなりに、です。
 でもやっぱり総CG130枚で(バリエーション込み)、HCGが40枚程度というのは少ない気もしますね。
 ストーリーにこれといった売りがないだけに……
 派手なフィニッシュCGでもあれば良かったですが、このゲームそもそも一枚もフィニッシュCGがないんです…(T-T)

 あと変わっていることを挙げるとすれば、このゲームのHCGはキス・前戯から挿入までの流れが2、3コマくらいに分けられて一枚のCGの中に描かれてちゃっているんですね……
 たまにマンガの如くその中の1コマがさし代わったりしますが、基本的にはどのHシーンもその鳥獣戯画のような一枚絵のみ、というのが物足りないところかも。
 あと、このゲームに悪魔っ娘Hを期待してはいけません。
 なぜならコレヌスの皆さんはゲームの冒頭で早々に人間の容姿に変身し、Hもその姿のままするからです。

 プレイ感覚は個人的に過去にプレイしたソフトで挙げればトラビュランスさんの「尽くしてあげちゃう」とか「看護しちゃうぞ」とかと似た印象でしたね〜。
 そのHシーン少ない版という感じ。


<総合評価>
 6.5点といったところ。
 全体的に薄いゲームですが、キツい凌辱ゲームなんかの合い間にやるとホッとすると思います(笑)。


おすすめキャラ:「橋先生(Hシーンないけどね)。
          悠宇もストーリーはベタだけど声優さんの演技がとてもよかったです。」

最後に一言:「『ヴェルヴェット・エコー』って、なんかカッコいい響きですね^^:」











  狂い詩   (けっこういい歳さんのレビュー)         評価:4 
▼ タイトル 狂い詩
▼ ブランド ホワイト
▼ 定価 \8,400
▼ 発売日 2001/11/22


<ストーリー>
 主人公は、都内にある小さな大学のしがない講師。
 物語は、そこである少女と出会うことから始まる、
 その少女は、元主人公の彼女で今は主人公の上役・・・長崎祐理の妹だった。
 主人公は、少しずつ彼女・・・恵子に惹かれていく。
 破局的に・・・・、


<ヒロイン紹介>
長崎 恵子
 この物語のヒロイン、祐理の妹。(実際には血は繋がってない。)
 まだ主人公と祐理がつきあってた頃(5年ほど前)に逢ってるが、主人公は覚えていない。

長崎 祐理
 主人公の元彼女で、今は彼の上司にあたる。
 彼女がまだ大学生だった頃、教育実習先の学校の生徒だったのが主人公。
 以来・・・二人はつきあってきたが、数年で破局

周防 まりも
 いつもふわふわしてる。
 計算ではなく、天然のボケキャラ。
 彼女も恵子達の友達。
 ちょっと変わった物が好きなところがある。

楽 鈴緒
 恵子の友達。
 結構男勝りなところがある。
 主人公の事は冴えない男・・・と思っているので、主人公と恵子がつきあうのが理解できないらしい。


このホームページではホワイトより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はホワイトに帰属します。



<システム>
 へっぽこ。
 そこらの同人ソフトを見習えといいたいです。
 クリアすると、全シーンがみられてしまいます。
 きっと作ったヤツも二度三度プレイする気にはならないだろーと考えたのかな?


<音楽・音声>
 音声はそれなり。
 音楽はよーわからん。


<感想>
 やられました・・・明快に地雷です。
 Naturalもどきという批判をする以前のデキ。
 街ぶらついて、フラグをたて、時間がたったら家帰って恵子とやる、それだけ(泣)

 ストーリーがあるのやらないのやらよーわからん。
 いきなり唐突に姉妹に「ご主人様」って言われてもなー
 こちらの意識しないままに堕ちても困ります。
 #純愛エンドってあるのか?これ。


<10点満点での総合評価>
 がんばった原画屋さんに免じて4点
 そうCGは綺麗なんだよ・・・CGは・・・
 パッケージ裏は雑誌に騙されたかも・・・


おすすめキャラ:強いていうのなら長崎姉妹かな・・・・でもなぜか、姉妹丼はない。
最後に一言:「HPには売り切れたなんて書いてあるんですが、ほんとかしらん?」