HEXA 肉欲の通勤快速   (よしりんさんのレビュー&TITANSの補足)    評価:3 
▼ タイトル HEXA 肉欲の通勤快速 DVD-GAME版
▼ ブランド ソシエッタ
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 \3,980
▼ 発売日 2001/12/14


<シナリオ>
 毎日帰宅に利用する下り通勤快速電車。
 無気力で無機質な空気が澱む車両で偶然乗り合わせる女たち。
 タイプも容姿も全く違う彼女たちを眺めながら自宅に帰るのが、男の密かな楽しみになっていた。
 毎日彼女たちを舐め回すように見ているうちに、いつしか男の淫心に火が点る。
 そんな折り、男は住み慣れた街を離れることになってしまう。
 引っ越しまであとわずか。
 つまり、数日後には彼女たちと永遠に別れることになるのだ。
 心残りだ・・・そして、男は決意する。
 あの女たちを「俺のモノ」にしてやる。
 欲望の赴くままに、女たちを追い詰め、落とし、欲情と快楽の虜にしてやる。
 その瞬間から、目眩く肉欲の日々が始まった。



このホームページではソシエッタより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はソシエッタに帰属します。



<システム>
 このゲームはPCゲームではありません。
 DVDプレーヤーの再生機能を用いたアドベンチャーゲームです。
 すなわち、商品としてはDVD VIDEOに分類されます。
 もちろんオーディオDVDプレーヤーのみならず、プレステ2やパソコンのDVD-ROMでもプレイできます。

 あ! このゲームセーブ出来ません。
 最初からのプレイとなります。


<音楽・音声>
 音声:声優は多分ある程度のプロが名前を隠して出演しているものと思われるぐらいに上手い。
 出演声優は未公開なのが残念。
 あと、エロい^^;

 音楽は良くわからず。
 上手くもないし、下手でもない。


<感想>
 ゲームとしてはこれまでやった18禁ゲームに比べ単純で低俗。
 ストーリー・説明というものがなく、いきなり犯ってくれというゲーム。
 今まで乗っていた通勤電車で目を付けていた女性たち、女子高生(妹タイプ・三つ編みメガネの優等生タイプ・茶髪ガングロタイプ)、お嬢さま、人妻、OLと犯ちゃお〜という訳である。
 そのまんま目的ゲーム
 その分エロさはあるけど^^;
 システム最悪、ストーリー性・ゲーム性なし、ひたすらソシエッタのオープニングとマスコットキャラのふぐを見るゲームだが、今回このゲームを紹介した理由は、DVDプレーヤーの再生機能を用いたという点に尽きる。

 このような方法は、珍しく新たな分野への開拓になるかもしれない。
 本作ではまだゲーム展開が単純なレベルであるが、今後このようなシステムのゲームがどこまで複雑化できるか関心のあるところである。


お気に入りのキャ:特にないが、沙央里の喪失シーンは衝撃。
最後に一言:「ハードディスクに収納せずDVDから直接再生するゲーム方法は、新しい分野として評価できると私は考えます。
        今後、アニメ・実写・コンピューターグラフィック等を用いたこの分野の発展に期待。












  真昼に踊る犯罪者   (ドクター迦楼羅さんのレビュー)    評価:7.5 
▼ タイトル 真昼に踊る犯罪者
▼ ブランド ソフトハウスキャラ
▼ ジャンル 大都会犯罪シミュレーション
▼ 対応OS Win95/98/Me/2000/NT4
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/10/26
▼ ボイス 女性パートはフルボイス

【 CG鑑賞モード 】      あり
【 音楽鑑賞モード 】     あり
【 イベント回想モード 】   あり
【 クイズモード 】       あり
【 その他おまけ 】      あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読/既読判別なし)
【 セーブ箇所 】       20箇所


<ストーリー>
 舞台は日本。 加来山府なる都市。
 昼は健全な経済都市。
 夜は陰謀渦巻く混沌都市。
 その狭間を生き抜く住人達。
 住人達の間で囁かれる噂。
”何でも屋”
 どんな依頼も、報酬さえ払えば引き受け、完璧にこなす職業。
 強盗、誘拐、護衛に調査に輸送。
 ベビーシッターから大統領の警護までを謳い文句に、街を跳びまわる。
 そして被害も甚大、影響多大。
 街まで歪むその職業。
”何でも屋”
 三人の最強の部下を従え、突き進むは何でも屋局長、山県一義(やまがた・かずよし)。
 他の者は言う。
 あの三人を従えているんだから、たいしたもんだと。
 局長本人の実力?
 夜の方は凄いらしいけど……


<ヒロイン紹介>
奥平 鈴(おくだいら すず)
 都会にあこがれる忍。 山奥での修行の毎日に飽き飽きし、都会に飛び出すが数時間で挫折。
 主人公に拾われ、主人公の仕事を手伝う事になる。

葵 宮子(あおい みやこ)
 凶暴な姉から逃げる為に家を飛び出す。
 食費を求めて街を徘徊していて主人公と出会い、そのまま仕事を手伝う事になる。
 猫と会話できるので、情報収集に重宝される。

アーティ・ブルックリン
 「殺し屋界のプリンセス」と呼ばれ、将来を期待された殺し屋だったが、主人公と出会って思想を変える。
 主人公の為の殺し屋となった。
 総合的に戦闘技術が優れていて、最近は長刀を武器に戦っている。

山春日 霧姫(やまかすが きりひめ)
 大財閥の御当主様。
 才色兼備の完璧人間だが、唯一の欠点が「男を見る目が無い」ことである。



このホームページではソフトハウスキャラより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はソフトハウスキャラに帰属します。



<システム>
 インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。
 ただし、マウスカーソルがWindow内に入っている必要があるようです。

 画面はWindow・フルスクリーン両対応。
 私の環境では16bitカラーでないとオープニングムービーが表示されませんでした。

 セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは事務所でのみ可能です。
 まあ、他の所でセーブする必要はあまりないでしょうし、それほどセーブ/ロードが必要な
 ゲームとも思えませんので、まあ数的にも問題ないレベルでしょう。

 CG鑑賞、音楽鑑賞、イベント回想、クイズモードなどおまけも充実。
 クイズに全問正解するとご褒美があります。


<音楽・音声>
 声の方は、どのキャラクターもイメージばっちりですね〜。
 演技の方も全く問題なし。
 安定した演技で安心してプレイできます。

 アーティの声は最初ちょっと心配していたのですが、実際に聞いてみると全く問題なし。
 むしろ萌え(爆)
 「局長、褒めて」…ぐはっ(撃沈)

 そして、狂歌様と楽玉の漫才さいこー(笑)
 突っ走る佳奈美の演技なんかも聞いていて清々しかったです(^^)

 音楽の方は、同じ曲を何度も聴いたような印象があるのですが、特に耳障りでもなく問題ないでしょう。

 あと、オープニングの歌ですが、これはなんか微妙です(笑)
 音程がややふらついてるし、1箇所テンポもズレてる気がします(^^;
 かといって破壊ソングでも洗脳ソングでもない。もう少し狙っても良かったのでわ。
 でもまあ、曲はそこそこいい感じでありますが。


<CG>
 若干クセがありますが、非常に丁寧で可愛い絵ですね。
 立ち絵のあるメインキャラクターは佐々木球流さんが担当されているのですが、
 イベント中に出てくるサブキャラクターは大勢の原画家さんが描かれています。
 どのキャラも可愛く、いろんな絵が楽しめますのでお得ですね(^^)


<感想>
 ゲームとして非常に面白い!
 難しい依頼でもメンバーに入れる支援者の能力次第で簡単にクリアできたり、レベルが上がることによって覚える能力が同じ職業の支援者でも異なっていたりと、極めようと思ったらいくらでも遊べる非常にゲーム性の高い作品になっています。

 最初は何をすればいいか解らずちょっととっつきが悪いかも取れませんが、
 慣れてしまえば難易度もそれほど高くないのでサクサク進められます。

 どの依頼を受けるか、誰をリーダーにするか、支援者は誰を連れて行くかなど、
 非常に自由度の高いシステムで、とても好感が持てます。

 ゲーム性を重視しているためにストーリー性はやや薄目ですが、それぞれのイベントは明るくおバカな物が多く、全体的にもコミカルな雰囲気でプレイしていてとても楽しかったです。

 ただし、依頼遂行部分がチップアニメで進行するのですが、一度見たことのある依頼でもスキップすることが出来ないため、繰り返しプレイすると何度も同じシーンを見ることになります。
 戦闘などもスキップできないので、プレイ時間は長めになってしまうのが辛いところですね。

 そういう意味で、若干人を選ぶゲームになっていますが、シナリオを読むだけのゲームに飽き飽きしている人には、是非お奨めしたい逸品です。

 エロゲーにもゲーム性は必要です!(爆)


<10点満点での総合評価>
 限りなくに近い


おすすめキャラ:中橋佳奈美
最後に一言:「忍法爆弾の術」…それは既に術ではないしもはや忍法ですらない(笑)

BYドクター迦楼羅 ドクター迦楼羅のPCゲームクリニックとマルチ掲載のため再編集











  Fifth〜Twin〜    (タケ・ユタカさんのレビュー)   評価: 7.5 
▼ タイトル Fifth〜Twin〜
▼ ブランド Rune soft
▼ ジャンル 育成SLG
▼ 対応OS Win95/98/Me/2000/
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2000/08/25
▼ ボイス フルボイス

【 CG観賞モード 】    あり
【 シーン観賞モード 】   あり
【 BGM観賞モード 】   あり
【 メッセージスキップ 】  あり
【 セーブ数  】        8

 アップデートファイルがあります。


<システム>
 上記参照の他、フルスクリーン/ウィンドウ表示選択可。
 ただし、クリアすれば即おまけモードが使えるというわけではありません。
 エンディングに到達するとクリアした状況がポイント換算され、獲得したポイントで一個ずつ鑑賞モードを購入できます。
 2、3回クリアすればすべてのモードを揃えることはできます。


<音楽/音声>
音楽:クラシックを基調にバラエティに富んだBGMで、世界観にマッチしていてとても良いです。
   ルーンソフトさんはいつも音楽が秀逸ですね〜。
   『Fifth』エンドで歌が流れたときはビックリしました。
音声:女性のみフルボイス。
   リナの声はホントに子供みたいでかなりヤバいです^^;
   メインのお子様ふたりに関してはこれでもかというほど可愛らしい演技をしてくれますね。
   サブキャラに関しても、演技力・声質ともに文句なしです。
   ユウの声はOVAでよく聞くあのお方ですね。


<ストーリー>(説明書より)
 ―古文書に書かれた天子に心奪われたのは、まだほんの子供の頃だった。
 『深蒼の夜 上天に満月が掛かる時 翼の子は生まれ出でる』
 『4大の力に恵まれ 己の羽を開花させ 天魔は羽ばたき世界へと還らん』
 伝承が本当のことなのかどうか、自分の手で確かめたかった。
 だから百数十年に一度という、その特別な夜を待った。
 天魔が羽ばたき、夜空をかける、その美しき姿を目に焼き付けんがた為に。
                           ―そして、その娘はそこにいた。

 この古い日記を見つけたのは、10年前のことだった。
 私の曽祖父が書き記したものだ。
 日記に書かれている、天魔の娘との日々。羽を開花させ、成長していく―
 最後のほうのページは抜け落ちてしまっていたが、それは大変興味深い内容だった。

 私は、10年の間研究を重ね―
 ついに天魔降臨にふさわしい、その夜に辿り着いた。                   
 深蒼の空、満月の夜。
 月明かりは美しく、その秘密の湖を映し出している。

 己の羽を開花させ、成長した天魔の娘はどうなったのであろうか?
 天魔の娘に、禁じられた恋を見出した曽祖父は、どうなったのであろうか?
 それは日記から読み取ることができなかった、物語の結末。
 その結末を知るために、私はここまで来たのであろうか?

 そんな私の考えを打ち消すように、湖に光の柱が立ち上る。
 頭の中の靄が、一気に晴れていった。
 そう、私は見たかったのだ。曽祖父の愛した天魔の娘を。
 気高く、美しい、その天魔の姿を。

 光の柱が立ち昇る湖の中へ、私は足を踏み出した。
 空から1つの光の珠が降りて来る。
 光の珠に触れようと、私が光の柱へ近づいた途端―
 光は霞んで、二つに分かれ―

                        ―そして、天魔の娘達はそこにいた。

 ……要するに、前作の主人公のひ孫がひい祖父ちゃんと同じハーレ夢を見ようとするわけですな^^;


<ヒロイン紹介>
エナ&リナ
 主人公が手に入れた双子の天魔の娘。
 エナはもともと「天使」になるべくして生まれ、優しくておとなしい、真面目な性格をしている。
 リナはもともと「悪魔」になるべくして生まれ、活発でおてんば、少しわがままな性格をしている。
 (もっとも、ゲームの進め方によってはエナが悪魔に、リナが天使になることもあります)
 二人とも主人公のことを「おとうさま」と呼び、おとうさまのことが誰よりも好きという点では全く同じだが、他のことでは何かと衝突しがちで意見が合わない。
 主人公は彼女達を立派な天魔に育てるべく、子育てに励まなければならない。

ユウ
 主人公の一族がひいきにしている魔法屋の娘(イヌ耳?)。
 主人公は天魔に関しての知識を彼女から得ることになる。
 彼女のお店では魔法儀式用の補助アイテムやプレゼントを買うことができる。
 いつも元気いっぱいで、加えてかなりのH好き。

リン
 錬金術師ギルドで受付をしている猫ミミの女性。
 主人公は彼女を通して仕事のあっせんを受けることになる。
 一仕事終えるたびにスタンプを押してくれて、スタンプカードがいっぱいになると……?


<感想>
 ロリです。
 パッケージからして一目でそれとわかるロリです。
 エナ・リナ除けばロリキャラはいないんですが、終えたあと頭はロリ一色です(笑)。
 パケ裏には堂々と「性行為を行う全てのキャラクターは18歳以上の設定となっております」と表記されていますが、このゲームが目指しているものは明らかにこどもHです。

 そして、おそらくロリを内容としたゲームの中では屈指のエロさを誇るゲームではないかと思います。

 メインのエナ・リナ二人だけで総Hシーン数は50を超えていますし、サブキャラたちも全部あわせれば20シーン近く用意されています。
 Hシーンの雰囲気自体は和気あいあいとした可愛らしいものながら、やることはしっかりとやってます(笑)。
 ただ、ほぼ全てのHシーンがCG一枚というのはどうかな〜というところですね。
 ちなみに総CG枚数は89枚です。

 ゲームとしては単純で、朝の修行で能力が上がった分だけ夜に見られるHシーンのバリエーションが増えるというものですね。
 この修行がなかなかうまくいかないので、システム的に常時セーブ・ロードを付けてほしかったな〜という感じです(1日の終わりにしかセーブできない)。
 「ダークロウズ」でイライラした人は間違いなくこのゲームでもイライラすることでしょう(笑)。

 お昼には街へ行って仕事・買い物をして修行を助けるアイテムを買ったり、早めに帰って二人にプレゼントをしたり会話したりすることができます。
 とにかく一日があっという間に過ぎてしまうので、30日というゲームの期間は結構短く感じます。

 夕方にはエナ・リナから外で体験してきたことを聞きます。
 エナ・リナ個人のストーリーはどれもほのぼのとしたものばかりで和みますね。
 それを聞いたすぐあとに夜のお仕事が待っているのですが(笑)。

 ただ修行の成果がこれらのストーリーに影響することってほとんどないんですね。
 〔修行→Hシーン〕〔会話→ストーリー、エンディング〕
 とクッキリ分かれてしまっているようなので、そのへんがもったいなかったかなと思います。

 夜のHは基本的にどちらか一人で、見られるシーンも一つだけです。
 エナ・リナ二人同時プレイも用意されているのですが、この主人公、たいていは加わらずに二人の痴態を眺めているだけなのが残念です。

 それと、このゲームで主人公は全くしゃべりません。
 「あなたは〜しました」と動作がテキストに表示されるだけ。
 主人公にボイスが付いているとうざったいものですが、まったくセリフのない主人公というのもそれはそれで淋しいかなと思ったりします。

 なんにしても、ここまであからさまなロリでこれほどエロいゲームというのは、(やば)児童ポルノ規制が強まる一方の現在、その存在そのものが貴重な気がしてきます(笑)。(やば終わり)

 かなり実用性の高いゲームになっているので(笑)、ロリは絶対ダメという人でなければ楽しめると思います。


<総合評価>
 7.5点。
 でだらだらと書いた文句は別にマイナスポイントにはならないと思います。
 ロリ好きの人なら文句なしに10点付けられるのでは?


おすすめキャラ:エナ&リナ。 セットで「萌え〜」です。
         主人公の呼称が「おとうさま」なのは人によってはもどかしいところかも(笑)。」

最後に一言:「音楽CDも付いてお買い得」











  闘神都市U   (タケ・ユタカさんのレビュー)        評価:9〜10 
▼ タイトル 闘神都市U
▼ ブランド アリスソフト
▼ 対応OS Win95/98/2000
▼ 定価 \4,800
▼ 発売日 1997/06/20

【 CG観賞モード 】         あり
【 シーン観賞モード 】        あり
【 BGM観賞モード 】       あり
【 メッセージスキップ 】      あり
【 セーブ数 】           10


<システム>
 上記参照^^;


<音楽/音声>
 音楽:作品世界にピッタリあっていて、カッコいいです。
     お気に入りはラグナード迷宮B1F〜とボス戦の曲。
     Hシーンの曲も雰囲気崩してなくて良いです。
 音声:なし。 アリスソフトさんは伝統的にボイスが嫌いなんですね……
     敵モンスターはたまに質の悪いサンプリングボイスで喋ります。


<ストーリー>
 瑞原道場の若き剣士、シード・カシマ(名前変更可)は道場でも末席の未熟な剣士だった。
 シードは道場主の一人娘・葉月と相思相愛の仲だったが、ある日彼は師範である葉月の父親から次のことを伝えられる。
 「次の闘神大会に出場し、優勝することが出来たら葉月との結婚を認める」と……。
 一方で優勝できなければ葉月はシードの兄弟子であるビルナスと結婚させられてしまうと聞いたシードは、道場で姉弟同様に育ったセレーナをパートナーとして、闘神大会に臨むのだった……。


<ヒロイン紹介>
 とりとめがなくなるので省略^^;
 このゲームは「勝者が敗者のパートナーを凌辱できる」という性質上、ヒロインっぽいのは葉月くらいしかいないです。


<感想>
 普通のフィールド移動式ロールプレイングゲームとしてかなり面白かったです。
 まあこのゲームはエロゲー界の金字塔的な名作と言われているので、レビューが不要なくらい「面白い」ということは知られているでしょう。

 アリスソフトはH抜きのゲーム部分が充実した作品を作るソフトメーカーとして有名ですが、このゲームに関してはRPG部分の素晴らしい出来に加えて、豊富なHシーン、各種のやりこみ要素など、いろいろと魅力的な要素から成り立っていることが名作と呼ばれるゆえんでしょう。

 とにかく攻略本不要のRPG部分のバランスが良く、さらに「大会での勝利→ご褒美のH」といかにも18禁ならではのシステムなので、レベル上げにも特に不快感はなし。
 イベントも頻繁に起こるし、大会中は「次の試合まで何日」と日数が決まっているので、確実にストーリーが進んでいる感触が持てて良いです。

 大会終了後から始まる第2部のストーリーもかなりのボリュームで、シナリオがダークでツラいタッチに変わっていて非常に面白いです。
 まさかあんなふうにストーリーを持っていくとは思いませんでした。
 「飽きない」ということは本当にゲームにとって大事なことで、その意味ではこのゲームは先に挙げた要素でかなり成功していると思います。

 一度クリアしてしまえば「アリスの館」というコマンドが加わり、CG、Hシーン全てが見られてしまうというところが良くも悪くも次にやる気をそぐのですが、まあいくら努力しても手に入らない人のためにはこういったサービスも必要なのでしょう。

 Hシーンはボイスなしで、しかもいちいち「胸を愛撫」とか選ばないと先に進めない選択肢がうざったいものの、かなりレベルは高いです。
 原画を複数の方が描かれているようなので、ちょっと女の子のキャラデザインに統一性が無いんですが…。

 最近のゲームとは比べるべくもないチープさが漂っているのは仕方のないこととしても、ウィンドウ表示にすれば結構美麗なCGだし、声なしであっても実用度は決して低くないと思います。
 欲を言えばフィニッシュCGは欲しかったかも^^;

 キャラの個性が豊富で、イベント・CG枚数もかなり多いです。
 シナリオもシリアスで泣けるものが結構あります。
 葉月、クライア、あんたらにはしっかりと泣かせてもらったぜっ!!

 ここまで褒めといて評価が8なのは、やっぱり使った回数(笑)でしょうか。
 はっきり言ってこのゲームはRPG部分には久々のゲームと言うことでハマって長くやったんですが、エロゲーとしてはそんなに使わなかったので……


<総合評価>
 9点。
 ボイスがあれば10点でしたが…。
 (DOS時代を知るTITANS評価は10点です^^;)


おすすめキャラ:
 葉月 
 正統派武闘系ヒロイン。
 口調が「僕」なのに、勝気な性格と言うより最初から最後まで一途にシードを想い続けるけなげなところがきっといろんなゲーマーの心をとらえるのでしょう。
 ラスト近くの献身的な活躍と「地獄にいっても…仲良しだよね…」のセリフにはウルッときました。
 セレーナ
 これまた由緒正しいお姉さんキャラ。
 シードの筆下ろしの相手になるのですが、そのいかにもって感じのシチュエーションが良いです。
 大人の女性って良いですね〜。

最後に一言:「フルボイスでリメイクしてほしい」
TITANSから一言:「クライア〜〜(涙)」










 カオスクイーン遼子#3 森山郁美編  (タケ・ユタカさんのレビュー)   評価: 5 
▼ タイトル カオスクイーン遼子#3 森山郁美編
▼ ブランド ScooP
▼ ジャンル ADV
▼ 対応OS Win95/98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 1998/04/10
▼ ボイス フルボイス


<ストーリー>
 遼子シリーズの最終作。
 悪のカウンセラー 御堂遼子は根っからのサディスト。
 気が弱くてドジばかり踏んでいる助手とともに、診療所に訪れる見目麗しい少女たちを陵辱している。
 今回のターゲットは、建設王森山財閥の超お嬢様「森山郁美」。
 箱入り娘で人を疑うことをまるで知らないらしい。
 純真無垢な性格と性に対する好奇心を遼子につけ込まれていく。


<ヒロイン紹介>
御堂遼子(みどうりょうこ)
 同姓の陵辱が最大の趣味と言う、根っからのサディスト。
 趣味が高じてカウンセラーになった。
 この職業を隠れ蓑に日々、可憐な少女から貞淑な人妻までさまざまな女性をその餌食にしている。

森山郁美(もりやまいくみ)
 大財閥のご令嬢。
 見た目通りの可愛らしい性格で真一を虜にする。
 何も知らないウブなお嬢様だが、おっとりとした素直な性格が災いして、遼子の餌食になってしまう。

松原忍(まつばらしのぶ)
 郁美の教育係と屋敷の留守を預かる堅物の女性執事。
 キツイ性格と高飛車な態度が災いして、男っ気のない生活を強いられている。
 本人は「男嫌い」を自負しているが、果たして…。


このホームページではScooPより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はScooPに帰属します。



<システム>
 CG鑑賞モードはあるが、シーン鑑賞モードはなし。
 セーブはストーリーの進行に応じてセーブポイントが置かれている。
 フルスクリーン・ウィンドウ表示選択可。


<音楽/音声>
 音楽:あまり良く聞こえなかったというのもあるが、特に印象に残らなかった。
 音声:いちおう女性のみフルボイス。
    秘書の松原の声コワすぎ。


<感想>
 カウンセリング事務所を開設する御堂遼子が助手の神村真一を使って趣味の女性の陵辱を行うというシリーズものの第3作目だが、内容はあってなきに等しい…
 今回のターゲットは財閥のお嬢様の森山郁美で、彼女の屋敷に家庭教師を装って乗り込んだ真一が郁美の純真無垢な性格と性に対する好奇心を利用して陵辱してしまうというストーリー…なんだけど、ハッキリ言ってテキストがバカすぎ。

 真一や郁美の言動は真面目に読むだけ無駄で、もうバカとしか言いようがない。
 明るいバカなだけにまだ許せるところがあるが…

 この真一クン、遼子の計画を阻止しようと勢い込んで屋敷に乗り込んだにもかかわらず、途中で遼子が化けたメイドに飲まされた薬によってただのエロバカになってしまい、結果として郁美と執事の松原を犯しまくることになるのだ。
 しかし、犯される側の2人もただの色情狂と性知識ゼロの箱入り娘なので真一に為すがままにされてしまうという…なんだそりゃ?

 えっと、方向性はいちおう陵辱ものなんだけど、登場人物が全員バカなおかげで内容は全然そんな要素を感じさせないです。
 ゲーム自体もコマンド総当り式のADVでえらく簡単。
 でもテキストがくだらないおかげでいちいちコマンド総当りすることすらメンドいっす。
 同じSCOOPさんの「お嬢様を狙え!」がものすごくバカになったと考えればわかりやすいですかね。
 というわけでゲームとして楽しめる要素は皆無。

 で、こうなったら期待できるのはHシーンだけになるわけだが、これもねぇ…。
 全編通してCGは結構多く、Hシーンの頻度も(執事の松原や遼子とのHばかりだけど)ストーリー全体の短さに比べれば多い。
 一つのHシーンに使われるCGの枚数・質もそれなりちゃんとしており、実用性はそれなりに高いとは思う。

 ただ、そこに頻繁にアニメーションが挿入されるんだけど、このアニメがなんとも見ていて萎えるんだなぁ…
 このゲームのアニメがどんなのものかというと、1秒弱のアニメーションにボイスをくっつけて(つまりセリフも1秒弱)、それを延々と繰り返すだけ。
 そしてその1秒弱のアニメが3つずつくらいくっついて一つのHシーンを構成しているという(1回クリックするごとにモーションが変わる感じ)、見ていてなにやら情けなくなる代物なのだ。

 まあこれでも実用性がないわけじゃないので、絵柄が気に入ったりすれば暇つぶしにやってみるのもいいかも。


<総合評価>
 5点。
 パッケージの郁美のHシーンは最後にフェラとバックが一個ずつあるだけなので、期待しないほうがいいです。


おすすめキャラ:「なし」 
最後に一言:やっすいゲームやのぉ〜」