ぺろぺろCandy〜陽の章〜  (タケ・ユタカさんのレビュー) 評価:7 
▼ タイトル ぺろぺろCandy〜陽の章〜
▼ ブランド ミンク
▼ ジャンル イメクラSLG
▼ 対応OS Win95
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 1996/08/02

【CG鑑賞モード】  あり
【セーブ数】     4
【オートプレイ】   あり…だけどメチャクチャ遅い上に途中でキャンセルできない。


<ストーリー>(説明書より「プロローグ」)
 あなたはその日、可愛い女の子とデートの約束を取り付けていました。
 しかし、いくら待てども彼女は来ない……ついに諦めたアナタは、デート代を握り締めたまま繁華街を徘徊したのです。
 ふと気付くと、そこにはイメクラ「Mink」の看板が…苛立つアナタに、店のキャッチが調子よく言い寄ってきます。
 あなたは口八丁、手八丁で言いくるめられ、とうとう店に入るハメに…。

 店員に通された場所は、テーブルとソファーがワンセットの小さな部屋。
 どれぐらい待ったのか…テーブルの上に置かれたウーロン茶も飲み終えようとしたとき、ヤケになっているあなたの前に無邪気で愛くるしい一人の女の子が…。

 イメージクラブ「Mink」は、アナタのわがままな夢を叶えてくれます。
 あなたの望む多彩なシチュエーションで、彼女と思いのままの桃色遊戯!
 ほら!アナタのテクニックで、彼女はあなたに夢中に…。

 …はー、打っててものすごく疑問な文章ですな(笑)。これだけ読むとイメクラを誤解してしまいそうだ。


<ヒロイン紹介>
キャンディ
 イメクラ「Mink」で主人公が出会った女の子。
 それ以前の面識は全くなくて、普段何をしているかはナゾ。


<システム>
 上記参照…
 画面は通常のウィンドウより一回り小さいウインドウでの表示のみ。
 あとは音楽・音声のon/offのみ。 非常にシンプルな作りですな。

 それとこのゲーム、Win95のみ対応のソフトのため、Windows me標準装備のパソではドライブで異音が出てしまいます。
 いっそのことCD−ROMドライブを開いてハードディスクに全てのデータをコピーし、CDなしでプレイするのもやむを得ないかも…。


<音楽/音声>
 音楽:可もなく不可もなく。 お気楽な雰囲気の曲が多いです。
 音声:女性のみフルボイス。 といってもキャンディちゃん一人だけなんだけど(笑)、イイですよこの人の声は。
     とても上手いです。


<感想>
 ストーリーはないに等しいです。
 プレイヤーはイメクラ「Mink」にひたすら通い続け、そこで働くキャンディちゃんと様々なプレイを楽しみます。
 なんかシステムとかも見るべきものが無いし、開発スタッフの全精力をイメージプレイ(Hシーン)に注いだって感じですね。
 でもそれで正解だったと思います(笑)。

 主人公はどんな仕事をしている人なのかわからないのですが、所持金については「これまでの使用金額」は表示されても、金がなくなって店に行けなくなるようなことはないです。
 中ではキャンディちゃんといくつか会話をした後、「場所」「シチュエーション」「衣装」「道具の有無」「フェラの体位」「プレイの体位」「フィニッシュ」の7項目について選択し(この時のキャンディちゃんの応対が色っぽくて好き)、プレイ開始してからはひたすらメッセージを送るのみ。
 それぞれに2〜4個選択肢があるため、パターンは自称3000種類以上…らしいんですが、豊富なのは確かですね。

 ちなみにキャンディちゃんには好感度の設定があり、プレイ前の会話やプレイ内容、店の外で会ったときの会話などで上下します。
 でもどのプレイをすれば上がりやすいかがわかれば、好感度100%にするのは楽です。

 3回店に行って1回くらいの頻度で店以外の場所で偶然キャンディちゃんに会うことがあり、そこでキャンディちゃんとラブラブになることが出来ます。
 でも恋人になった後もキャンディちゃんはイメクラで働き、主人公も何事も無かったかのように通い続けるので、なんだかスッキリしない終わり方ではありますね。

 女の子はキャンディちゃん一人だけなんですが、プレイのバリエーションが幅広いので彼女一人で十分という気はします。
 こういった出てくる女の子が一人の場合、彼女を気に入るかどうかでそのソフトの評価が違ってくると思うんですが、私の場合はCG、ボイスともに合格点です。
 特にボイスはなんか喘ぎ声にビブラートがかかっている気がするんですが(笑)、すごく好みの声。
 CGも塗りはかなり綺麗だし量も意外と多いです。
 あらかじめ「フィニッシュはどうする?」と聞いてくる通り、ちゃんとフィニッシュCGもあります。

 それにしてもキャンディちゃんのプロポーションはグラビアアイドル並に良いですね〜。
 ここまで可愛い女の子がイメクラで働いているっつうのはイメクラ体験ソフトとしてはリアルじゃないのかも知れないですが…。

 惜しむらくはウィンドウの小ささと読みにくいメッセージの字体、オートモードが遅いことなど。
 特にHシーンのテキストは一度に表示される量が結構多いわりに、読んでいると目が悪くなりそうなチマチマした形の文字なので困りました。

 後は96年発売のソフトなので、やっぱり今やって見るとチープな感じは否めないというところでしょうか。
 まあ、最近濫発されている産業廃棄物のようなソフトに比べれば十分すぎるほどの実用性を持ったソフトではあると思いますが…。

 ミンクというメーカーもかなり当たり外れの多いところのようで、この「ぺろぺろCandy」の後は「夜勤病棟」シリーズくらいしかヒットしたソフトは聞こえてこないですね。

 ちなみに「陽の章」とタイトルのつくこのソフトと対になっている「陰の章」のソフトのタイトルは「しゃぶり姫」といって、こっちもなかなか良くできているらしいのですが、入手にいたらなかったのは購入を控えたくなるようなトンデモないタイトルと、ヒロインのデザインがデコっぱち(笑)なのが気に入らなかったから。
 次回作の「ぺろぺろCandy2」もあまりデキが良くないらしいです…。

 
<総合評価>
 7点。
 良質のヌキゲーです。
 ヌキ以外にはまったく使えないことに注意(笑)。


おすすめキャラ:キャンディ…つーか、この人しかいない(笑)
最後に一言:「イメクラといえどラブラブHには変わりない!本番はなしだけど…」











  特命教師 瞳    (ヒロさんのレビュー)   評価: 8 
▼ タイトル 特命教師 瞳
▼ ブランド Colors
▼ 対応OS Win95/98/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/11/22
▼ 必須CPU / 推奨 Pentium 200 MHz
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 32 MB / 64 MB
▼ HDD必須容量 / 推奨容量 350 MB以上 / -
▼ 解像度 / 色数 640*480・High Color
▼ 音源 CD-DA / PCM
▼ ボイス あり

【CG観賞モード】      あり
【シーン観賞モード】    なし
【BGM観賞モード】     なし
【メッセージスキップ】   あり(但し、未読、既読の判別無し)
【音声リピート】       なし
【ハードディスク必要容量】500MB(一通りのインストール方法しかりません。)
                ゲーム起動時には、CDが必要です。
【セーブ数】         40個(10個*4ページ)


<ストーリー>
 巨大な学園都市を形成する「私立典摩学園」。
 幼稚園から大学院までの一貫教育で国内外に優秀な人材を輩出していることで有名な学園である。

 この学園に一人の新任教師が赴任した。名は「天王寺 瞳」。
 社会科の教師として赴任した彼女だが、実はもう一つの顔があった。
 各学園の不正を調査する特務機関の調査員なのだ。
 これは上部機関である文部科学省上層部に「典摩学園内に売春組織を運営し、莫大な利益をあげている団体がいる――」 との匿名の電話があったことに端を発する。

 内部に潜り込んでみると表向きの平穏さとは裏腹に、 広大な学園内にいくつかの自治組織が存在し、その微妙なバランスの元で自治が保たれている状態だった。
 その中の最右翼と目される「牙竜群」。
 瞳と、パートナーの小虎はこの組織に目を付け、実態調査に乗り出した。


<キャラクター紹介>
天王寺 瞳
 本編の主人公。 ゲームは彼女の視点で動いていく。
 ロッククライムやトライアスロン、柔道、剣道、空手などで世界的な技術を持っており それらの大会に出たこともあるが、日付を間違えたり、場所を間違えるなどによってすべて不意にする。
 なぜならおバカさんだから
 正義感はかなり強く、それが故に特務室にスカウトされる。
  就職難で困っていた彼女は飛びついて、ものすごく厳しい訓練を乗り越えて現在に至る。
 でも、おバカさん。 調査員としてはかなりの腕前を持つようになっているが、どこか危うさは残る。
 騙されやすく、人情に厚く、おねぇさまキャラでもあり、とにかく憎めない。

庭野 子虎
 クールというよりもかなり冷たいキャラ。 人をなかなか信頼できない。
 だが面食いでもあり、赤井に弱い。 その辺は実に幼いと言える。
 瞳と組んで何度目かの仕事になるが、パートナーとしては問題ありと考えている。
 自分はもっと優秀な人間と組むべきだと。 それでも、どこかで信頼している部分もある。
 頭脳明晰で分析能力、推理能力は天才的。 勘ではなく理論を重要視するタイプ。
 身体能力は力は無いものの、速攻系の力は高い。
 完全な天涯孤独であり、それもまた彼女の性格を作る一つの要素になっている。
 見た目の印象はきついが、どこか危ういバンラスに欠けた感じを持っている少女。
 でも実は忍者オタクである

芳野 冴子
 瞳より一歩先に学園に潜入した調査員。 常に冷静に任務をこなす。
 自分に厳しく、他人にも厳しいため どこか危なっかしい瞳に対して色々口うるさく言うが、仲はそれほど悪くない。
 特別な施設への侵入などを得意とする。

馬頭 ほるら
 牙竜群幹部の一人。 剛腕で巨大な錘を両手に持ってひたすらブン回す。
 沙婆斗に心酔していて、彼の命令ならば何でもやる。
 器用さがなく、とにかくただひたすら一直線。 オツムが弱いとも言う
 正義感はかなり強いほうで、自分が悪く見られることを極端に嫌がる。
 すごい早口で、口数がものすごく多い。
 ちゃきちゃきの江戸っ子といった感じで純情で義理人情に厚い。
 とてもそうは見えないが、実は内面は乙女チック。



このホームページではColorsより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はColorsに帰属します。



<システム>
 上記参照^^;
 思わず「貧弱、貧弱ゥ〜〜〜」と言いたくなります。
 いまどき、シーン観賞モードがないなんて。
 どこでもセーブできることが唯一の救いです。


<音楽・音声>
 音楽は、軽快な感じの曲が好きでした。 ただ、時折、妙な間があるのが気になりました。
 音声は、Hシーンのみです。 しかし、「これはHシーンだろ」というところに音声が入ってなかったりします。
      駄目じゃんヽ(;´Д`)ノ


<感想>
 久しぶりにシナリオのあるゲームをやったというのが最初の感想です。
 シナリオ自体はオーソドックスで、先の読めるものですが、キャラがたっていて、私は面白いと思いました。
 「こいつが犯人だろ」「あの御方はいつ出てくるんだ」など、ついシナリオに引き込まれてしまいました。
 ただ、最後の最後は戦闘の連続というのだけがいただけませんでした。

 肝心のHシーンですが、シーン数は20数個(セーブ画面で2ページとちょっと)でした。
 もちろん、これは人のよって数え方が違うと思いますが、属性的(?)には、巨乳・汁(控えめに^^;)がメインです。
 一番の売りは、顔の表情でしょう。
 CGだけでなく、メッセージ欄の横に出てくるキャラのアイコン(?)の表情が、非常にHです。
 現実離れした表情してくれます(ウェストの細さも現実離れしていますが)。


<10点満点での総合評価>
 8点
 システム、音声のしょぼさを補うだけのエロさ、キャラの面白さがありました。


<お気に入りのキャラ>
 葛生 瞬作:男ですが、めっちゃ良い奴です。
          顔は悪いが、かっこいいです(?)。
 天王寺 瞳:さすが主人公。 めっちゃエロいです。


最後に一言:「次回作は、システム強化に期待しよう。」











  VIPER CTR〜あすか〜   (タケ・ユタカさんのレビュー)         評価:7 
▼ タイトル VIPER CTR〜あすか〜
▼ ブランド SOGNA
▼ ジャンル AVG
▼ 対応OS Win95/98/
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \7,800
▼ 発売日 1998/09/25
▼ 必須CPU / 推奨 Pentium100MHz以上/Pentium166MHz以上
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 推奨:16MB以上/32MB以上
▼ ボイス フルボイス(女性のみ)


【シーン鑑賞モード】 あり
【BGM鑑賞モード】 あり
【セーブ数】      9


<システム>
 上記参照の他、常時セーブ・ロード可、フルスクリーン・ウィンドウ表示選択可。
 その他主人公キャラの音声on/offなど。
 インストールに100MBほど必要です。


<音楽/音声>
 音楽:短いゲームのわりに結構な数の曲が入っています。バ
     リエーションが豊富なのは良し。
 音声:フルボイス。 某有名声優を使っているようで、演技レベルは高いです。


<ストーリー>(パッケージ裏より)
 VIPER−V10の人気キャラあすかが帰ってきた!
 主将との甘い生活もつかの間、お騒がせ娘ミキの出現であすかの心は揺らいでいく。
 そこへあすかの学校の主将が現れ勝負を挑まれる!
 負ければ あすかは・・・?! 


<感想>
 アニメーションが多用されるADV、VIPERシリーズでもわりと評価の高い作品です。
 ゲームの全編通してアニメーションが使われているため、使われているCG枚数は相当なものになるんですが、おかげで2時間もせずにフルコンプリートできてしまうというゲームとしては致命的な短所も持っています。
 つまるところ、よほど絵柄の好みが合わない限り高い金を払ってやる必要もないゲームでしょう。
 
 ゲーム自体は基本的にコマンド総当り式のADVです。
 途中の2、3の選択肢を選ぶことでエンディングが変わります。

 ストーリーをもう少し詳しく書くと、主人公(主将)のいとこ・美樹が家に居候していることによってヒロインのあすかと主人公に距離ができてしまい、その隙を突くかのようにあすかを賭けてあすかの学校の剣道部の主将が主人公に勝負を挑むというベタな青春ものです。
 しかし、そもそも主人公の剣道部の主将もあすかというヒロインの子も「V10」という作品をやっていない私は知らないわけで、そのせいかストーリーがちっとも面白くないです。
 この作品だけから判断すると、主人公の主将は弱っちくて情けないうえにあすかの気持ちを考えない自分勝手な奴だし、そんな主将を懸命に好きでいようとするあすかの心情もいまひとつわからないですね。
 お邪魔キャラの美樹とあすかの学校の主将のほうがよっぽど大人で魅力的なキャラクターに感じられるのは僕だけでしょうか?

 Hシーンはあすかの妄想で美樹×主人公1つ、あすか×主人公1つ、最後に美樹に陵辱もの1つと用意されていますが、シーン単体の内容も短いうえに総数まで少なくては何とも…。
 アニメーション自体はハッキリ言ってピンクパイナップルなどの作っているOVAにやや劣るレベルですね。
 まあパソゲーの中でアニメが見られること自体がVIPERシリーズというゲームの持っている意義だとすれば、そのクオリティをけなすわけにもいかないんですが…。

 しかし、いくらパッケージで「CG3500枚を使用!」と自慢したところで、23分のTVアニメ一話に使われるセル画の枚数が約3000枚だから、そんな長い作品が作れるわけもないのです。
 なので、このへんをつついて文句を言っても仕方がないです。
 このゲームが短いのは買うほうもわかって買っていることが前提のようですから…。

 でもどうせだったら某「GREEN」みたいにADVパートは立ち絵のみに止めて、Hシーンに枚数を割いたほうが絶対売れると思うんだけどなぁ…。

 そんなわけで、この「CTR」は私にとっては「エロゲで通常のADVパートにまでアニメが入っていたらそのゲームは非常に短いものになっていることは覚悟しなければならない」ということがわかっただけの作品でした。
 …残念。


<総合評価>
 7点
 それなりに実用性のある作品ではあるので…。
 ゲームとしては、う〜ん…。


おすすめキャラ:美樹
     豪華声優陣だ!^^;
最後に一言:「ソニアのゲームに過剰な期待をするべからず!」











  いつか、どこかで   (サイコさんのレビュー)    評価: 6 
▼ タイトル いつか、どこかでーあの雨音の記憶ー
▼ ブランド BeF(びいえふ)
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/05/24
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判別あり)
【 メッセージス履歴機能 】  あり(音声再生付)
【 オートモード 】  あり
【 セーブ数 】  25個(丁度良いくらい)
【 エンディング数 】  各ヒロイン1人につき一個、合計五個

<システム>
 上記参照^^;
 なお修正ファイルがあります。

 上記以外では、ヒント機能 ところにより、あり。
 でも1度クリア時の特典付みたいなもんです。
 まあ十分すぎるくらいな程ですな。結構丁寧にできてます。
   

<音楽・音声>
 音楽:全体的に良く出来ていると思います。
    静かで落ち付いた音楽が背景にマッチできてます。
    まあ、問題ないでしょう。

 音声:これは上手いです。ヒロインの性格に丁度です。
   特にヒロインの1人、「千早」の声には引き込まれる程です。
   完璧ですね^^;


<グラフィック>
 これも満足できるでしょう。
 綺麗ですし、ちゃんとエロいし、Hシーンも問題ありません。
 チュパ音もまあまあですし^^;
 もともと原画さんが上手い人なんで、誰でも馴染めると思います。


<感想>
 システム、音楽、問題なし。
 グラフィック、音声、上出来。
 と、えらくベタ褒めやないか〜〜〜♪と思われる方・・・。

 落とし穴ハケーーーーーーーーーーーーン。(−_−)
 肝心のシナリオが・・・
 短えよ!!!

 内容は前半良い感じで進められていました。
 会話もなかなかいいテンポで進んでくれてました。
 でも後半焦り過ぎです。
 Hの過程があまりにも無理矢理です。
 要するに肝心のクライマックスシーンを飛ばし過ぎなんです。
 思いきりおいてけぼりになりました。
 主人公の過去やら、舞台の大槌村ぐらいはせめてもう少し濃い内容にしていただいても・・・
 これじゃあ巫女やら神社やら、ぶっちゃけて帰郷することさえ意味ないような気がしてきました。
 
 唯一の救いがワシが和服フェチだったってことかの。
 まあそのHシーンも少ねえんだけどさ・・・(;´Д`)

 ・・・ということで結論。
 抜きゲー!
 (まあいつものことだけどさ、この会社は・・・)


<10点満点での総合評価>
 6点
 (甘口だと思いますよ・・・?)


お気に入りの服:着物(笑)
最後に一言:「 ワシは思いました。「これがBeFなんだよなあ・・・」と。」










  しーしーしんどろーむ    (analystさんのレビュー)    評価: 6 
▼ タイトル しーしーしんどろーむ
▼ ブランド 闇雲通信
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/07/19


<シナリオ>
 僕は祐司。
十年前から父の仕事の都合でリオデジャネイロに住んでいたけど、その仕事が軌道に乗り始めたこともあって日本に帰ってくることになったんだ。

  僕はもちろん日本の学校に通う事になったんだけど行ってみれば男子生徒は僕だけ!?それだけでも驚いたのに…なんか日本では、おしっこを我慢しているとエッチな気分になっちゃう病気「しーしーシンドローム」が大流行中なんだそうだ。

  「病気」といっても治療が必要な程ではなくて…エッチな気分になる症状がでた時はオナニーでエッチな気分を解消すればいいんだって(笑)。

  今、日本の年頃の女の子のほとんどがその病気に掛かっていて大変ということらしい。

  まぁ正確に言うと大変なのは…その病気のせいでエッチな気分になった女の子達にせまられ続ける僕なんだけどね……。


<概要>
 しーしーシンドロームに罹った女の子達を治療するために、やりまくるゲーム。


<画力>・・・
 いまいち女の子達に魅力がありません。
 原画からして、いまいちな感じを受けますし、塗りもそれほど上手いとはいえません。
 塗りがもう少ししっかりしてくれれば、それなりに見られる絵になるような気がします。
 そういえば、バドと伊織さんの二人は、脇毛までしっかり描いていますが、こういうのが好きな人ってどれだけいるんでしょうか?疑問です。

 CGは70枚。ちょっと不満な枚数です。
 エッチシーンのほとんどが1枚だけで進行していき、テキストと絵に齟齬が生じている部分もあり、もう少し増やして欲しかったところ。

 おしっこはモザイク無しで、しっかりと描いてあります。
 描写は標準程度でしょうか。ただ、テキストではおしっこが出ているのに、CGでは出ていなかったりするところが多々ありました。

 精液描写もなかなか良いです。
 質感、粘度ともに問題のないレベルでしょう。


<ストーリー>・・・3
 相も変わらず、どうでもいいようなストーリーです。

 非常に気になったのが、男性器と精液の呼び方。
 ペニスはまあ良いとして、ペニ棒だのペニスミルクだのザー汁だの・・・。
 そんなふうに呼ぶやついないだろ、というような呼び方ばかり。
 このメーカーは、音声の消しが大嫌いみたいですが、こんなワケのワカラン呼び方するぐらいなら、ふつうの言葉を使って、消してもらった方がはるかに良いです。


<音楽・音声>・・・5
 音楽は特筆すべきことは無し。

 音声も特に上手いとも思いませんし、下手とも思いませんでした。


<システム>・・・7
 バグはないようです。
 機能的も問題ありません。
 スキップは未既読管理有りで、かなりのスピードで飛ばしてくれますし、メッセージ履歴、手ぶらモード、シーン回想等、必要十分な機能が揃っており、ストレスは溜まりません。

 難易度は低め。
 選択肢も非常に簡単で、コンプリートはそれほど難しくありません。


<実用度>・・・6
 まず、エッチシーンの数ですが、シーン回想に登録されるもので51ありますが、内5つはエッチシーンではないので、実質46シーンとなっています。
 シーン数としては、なかなかの数ですが、1シーンの尺はかなり短く、またエロテキストの質もそれほど高いわけではないので、全体的にはボリューム不足の感があります。

 内容的には、基本的には普通のセックスがほとんどです。
 最後に女の子がおしっこを漏らしてくれますが、テキスト描写が甘く、もう一歩、この設定を生かし切れていないように思います。
 おしっこを前面に出している割には、あまり重視されていないように思いました。
 効果音もある場合とない場合があります。

 乱交シーンはトラヴュランス系のでよく見られる、女の子を並べてただ順番に入れるだけ、という悪癖は見られません。
 誰かと普通にエッチしてして、中出ししたり、顔射して、膣の中の精液を他の女の子が吸い出したり、顔にかかった精液を舐めあうなど、なかなか良い方向に進化しています。
 いづみがフタナリということで、乱交シーンでもそれを使ったシーンを期待していましたが、それはあまり活かされていませんでした。

 アナルセックスは4シーンほど。
 アナルセックス特有の描写はなく、とりあえず、入れておきました的なおざなりな感じは受けますが、アナルセックスをしっかりと入れてくれただけでも、評価したいです。

 ということで、内容的には全く同じようなシチュエーションが延々と続く「いつものトラヴュランス」よりは多少進化していると言えます。
 しかし、エロテキストの量と質が圧倒的に弱く、せっかくバリエーションが増えても、それを活かし切れていません。
 1シーンだけで十分に使えるぐらいのエロテキストを書いてくれれば、抜きゲーとして十分合格なんですが。


<総合評価>・・・6
 エッチのバリエーションが増え、これまでのトラヴュランス系のゲームからは多少の改善が見られます。
 しかし、エロテキストの弱さは相変わらずで、実用性はそれほど高いとは言えません。
 あと、ストーリーがいい加減なのは別に良いんですが、もう少し、女の子を魅力的にできないものでしょうか。
 これだけで、エッチシーンの実用度もかなり変わってくると思うのですが・・・。


おすすめキャラキャラ:なし
最後に一言:「全員、いまいち魅力がありません。」