淫内感染2 鳴り止まぬナースコール   (タケ・ユタカさんのレビュー) 評価:8 
▼ タイトル 淫内感染2鳴り止まぬナースコール
▼ ブランド ZyX
▼ ジャンル みるドラアクション
▼ 対応OS Win95/Win98
▼ メディア CD-ROM4倍速以上(8倍速以上推奨)
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 1999/12/17


<ストーリー>
 城宮総合病院の影の支配者となった内科医・坂口晃の淫靡な日常オムニバストラマがアクションゲームと織り交ざって展開されます。


<ヒロイン紹介>
杉村弘子
 城宮総合病院に勤める坂口付きの看護婦。
 薬剤部の飯村真奈美とは親友同士で、後輩の面倒見が良く細かいところまで気を配るしっかり者。
 病院内でも周りの受けも良い。
 今回はメインヒロインといってもいい待遇ですね!

深山佳織
 城宮総合病院に勤める研修医で、同じ病院の副院長深山総一郎の一人娘。
 明日香とは医大時代からの友人同士。
 湖畔のボート上でHします。

城宮明日香
 城宮総合病院理事長でもある院長の一人娘。
 医大を卒業し、城宮総合病院に研修医として勤務し始める。
 世間知らずのお嬢様タイプ。

折川皐月
 杉村弘子の後輩で彼女にあこがれており、半ば追いかけるような感じで城宮総合病院に勤務することになった看護婦。
 相変わらずその大きな胸を使われます。

御堂江美子
 城宮総合病院に勤務する腕の良い外科医。
 坂口の淫靡な欲望に火をつけた張本人で、坂口が最初に手に入れた奴隷でもある。
 …あれ、今回出番あったっけ?あ、1回あったか…

飯村真奈美
 城宮総合病院に勤務する薬剤師。
 婚約者がいるが、それに嫉妬した坂口の性奴にされており、現在では自ら進んで薬物の作成や調達をして坂口に協力している。
 このゲームで一番Hなキャラかも。

薗田愛美
 城宮総合病院に勤務することになった新人看護婦。  折川皐月とは看護学校からの友人。
 明るく快活な上いつも元気で、傍目からもそれが健康的で魅力的に見える女の子。
 2度にわたり患者たちに廻されます。 輪姦しかHシーンがありません。 かわいそうです。

柳原理恵
 城宮総合病院に勤務する坂口と同期の外科医の柳原の妻。
 柳原の仕事が忙しく一緒にいる時間があまり無いらしい。
 この人も廻されます。 しかも路上生活者に。 でも愛美と違ってこの人は悦びます(笑)。

佐伯ほづみ
 城宮総合病院に入院している患者。
 ちょっと他の人とは変わった感性の持ち主で、何となく「トロい」感じがする女の子。
 長く入院しているらしい、おとなしい性格の女の子。
 トップバッターです(笑)。

岩崎留美
 性的な欲求が非常に深い看護婦。 時に患者に手を出すこともある。
 坂口に裏工作によって別の病院に転勤させられている。
 後輩の米田栞に慕われているが、本人はノーマル。
 天井から見下ろす構図の騎乗位がとってもHです。

米田栞
 レズっ気のある看護婦で、留美を「お姉さま」と呼んで慕っている。
 現在は留美と一緒に転勤させられているが、本人は留美さえ入れば何処でもいいという感じ。

倉本ちはや
 城宮総合病院に入院している坂口の患者の女子高生。
 明るいスポーツ好きの女の子で、もちろんHも好き。
 瑞穂と坂口の3Pです。

支手瑞穂
 城宮総合病院に通院していた、坂口の元患者の女子高生。
 派手好きでちょっと背伸びしたがりといった雰囲気がある。
 見た目とは裏腹に言葉遣いは結構乱暴。


<システム>
 画面はフルスクリーンモードのみ。
 一度クリアしたドラマは「見るドラモード」に登録され、自由に見ることが可能。
 フルインストール310MB、起動時ディスク必要。


<音楽/音声>
 音楽:このシリーズで音楽に期待することってないなぁ…(笑)。
     効果音とかは結構しっかりしてたけど。
 音声:男女ともにフルボイス。 オフにするとメッセージはウィンドウ表示されず画面に直接かぶさります。
     これやっちゃうとせっかくの美麗CGが台無しになるんだけど、坂口のアクメ声とどちらを選択するかはプレイヤーのお好みで。
   

<感想>
 ゲーム自体は要するに「クイックス」(四角形の外周から囲って自分の領地を切り取っていく陣取りゲーム)です。
 全20個のドラマの合い間合い間にこのゲームが挟まれ、クリアすると次の場面が見られる寸法。
 1回Easy〜Hardのいずれかでクリアしてしまえば「見るドラモード」で通して見ることが出来るので、クイックスを楽しみたい人用に難易度選択がある感じです。

 ドラマの内容は「淫内感染2」で病院内を自らのハーレムと化すことに成功した坂口が、あの手この手で女性キャラたちにいたずらをするというものです。
 時期設定は「淫内感染2」で坂口がハーレムを作った時点のようですが、女性キャラは「2」のキャラに限らず、シリーズのキャラクターが総出演といった感じ(全部で13人)。

 女性2人〜4人の複数プレイもありで、ほとんどのドラマで最後はド派手に精液をぶっ掛けられます。
 一話に一個はアニメーションがどこかで使われているという仕様。
 また、今回の男性キャラは坂口だけではなく、看護婦が患者の世話をしている最中その患者にいきなり犯されたり、坂口の策略で一人の女性キャラが複数の男性に廻されたりもします。

 まあ私自身はどちらかというと輪姦シーンはパスなので、それが少なくとも3つある(その他にも陵辱色やや強し)このゲームは、ZYXのゲームの中ではHシーンの好みがやや外れたところにあって、お気に入りのシーン満載とはいえません。
 しかしそれとこのゲーム自体が持っている実用性は別問題で、はっきり言ってこのゲームがシリーズで一番強力なヌキゲーとなっているのは確かでしょう。
 なにより女性の体の質感に関して言えば、原画の武藤慶次氏の最高傑作じゃないでしょうか?

 ちまたではZYXの作るゲームの女性は裸になればみんな同じで、構図と体位くらいで差異を作るしかないと言われていますが、このゲームだけは例外と思わせる美事なボディラインが表現されています(次回作「午前3時の手術室」で一気に衰退するのですが…)。
 それに加えて非常にいい構図で描かれているものが多いので、CGやアニメだけでヌけるものが多いです(これはちょっとおおげさか)。
 ただこれはプレイした人なら誰もが感じることでしょうが、男性キャラの声をオフにすると画面いっぱいにセリフが表示されるのは痛すぎます(怒)!!

 好きこのんでHシーンで男のアヘ声を聞く奴なんているわけはないのに、フルスクリーンのみでの起動という仕様にしたばかりに、プレイヤーとしては気持ち悪い男の喘ぎ声やら下卑た笑いを聞くか、せっかくの美麗CGを暗くして文字をかぶせるかの理不尽な選択を強いられることになるのです。

 私はいつもZYXのゲームをプレイするときは、ウィンドウモードにしたうえでテキスト表示ウィンドウを下に移動させてCG全体も見られるというやり方を選んでいますが、このゲームもどうせ男声オフに出来るんだったらテキストをウインドウ表示にしてくれれば良かったですね。
 お手軽感覚のエロゲーとしては最高の出来だっただけに、内容以外のシステムで減点されるというのはなんともかなしいことです。

 しかし何にしても一般に「淫内感染2」ともどもこのシリーズの中では評価が抜きん出ているゲームには違いないです。
 これがダメというなら「淫内」のHシーンは軒並みダメでしょう。


<総合評価>
 8点。
 ドラマは相変わらずプレイしたあと内容を忘れるほどどうでもいいものが多いですが、Hシーンは忘れがたいエロさです。


おすすめキャラ:前作に引き続き杉村弘子嬢&柳原理恵
          今回はこの2人がちゃんと活躍している感じで満足です。 ひょっとして理恵も人気高し?
最後に一言:「HシーンCGは質感・汁ともどもシリーズ最強!でも男のアクメ声を何とかして…」










  あめいろの季節   (Horusさん&タケ・ユタカさんのレビュー)   評価:5〜7.5 
▼ タイトル あめいろの季節
▼ ブランド ZyX
▼ 対応OS Win95/98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8.800
▼ 発売日 2000/04/28

【CG鑑賞モード】       あり
【シーン鑑賞モード】      なし
【アニメーション鑑賞モード】 あり
【BGM鑑賞モード】      あり
【セーブ数】           30
【メッセージスキップ】     あり(既読未読判別無し)
【オートプレイ】         あり
【既読文の再表示】      なし


<ストーリー>
 血のつながらない2人の姉「優子」・「かすみ」と少しギクシャクしながらも幸せに暮らしていた主人公八神ゆうじ.。
 たとえ血がつながっていなくてもお互いは家族以上の絆で結ばれていた。
 だが、長期出張から帰ってきた父親が優子の結婚話を持ってきたことにより、お互いが胸の家に秘めていた想いがゆっくりと動きだす……。


<ヒロイン紹介>
優子
 かすみの妹。 性格や行動はかすみとは正反対におしとやか。
 家庭では家事全般を担当しており、母親役を演じることも多い。
 受験を断念した大学への憧れが強い。
 結婚についてはまるで考えていなかったのだが、急に婚約の話が持ち上がってくる。

かすみ
 優子の姉で、北斗学院大学の4年生。
 空手の有段者で、優子とは逆に男勝りの奔放な性格。
 毎朝のトレーニングでゆうじに踵落しを決めること多数。
 大学の卒業が迫っているが、就職先が決まらずにイライラする毎日を過ごしている。

風華
 ゆうじより一つ上の20歳だが、見た目が幼く見えるため、未成年に間違えられやすい。
 自分でも容姿の幼さを自覚しているためか、年齢に対する態度には敏感。
 とはいえ、自ら子供っぽい行動を取ることが多いのだが…。

美礼
 25歳の未亡人で、亡き夫の夢だった喫茶店を1人で経営している。
 強烈におっとりした性格で、さらにかなりのおっちょこちょい。
 コーヒーを一杯入れることにも大爆発を招くことがある。
 お皿やコップを割ったことは数知れない。

 風華美礼はかなり登場が遅いので、この設定はゲーム中あまり生かされていないんですが…。


Horusさんのレビュー
<感想>
第一に・・・・・・
 なぜ「あのZYX」がこの手のゲームを作ったのかがわからない(激謎
 フリーのシナリオライター(名前忘れた)を起用したのが原因か?

第二に・・・・・・
 「アニメ」と呼ぶにはあまりにヘボすぎるアニメの意味がわからない
 エロゲ史上最弱アニメと言っても過言ではない。
 つーか、このシナリオにアニメが必要とはどうしても思えないのだが……。
 ともあれ……
 必要なら必要で、もちっときっちり作ろうよ(泣
 「おまけ」にもならないようなシロモノは欲しくなす。

第三に──
 マルチサイト(ではないらしいが、主人公とヒロインの視点が適時変更する)の意味がわからない。
 つーか、ちっとも効果的に使われてない。
 シナリオライターの自己満足に終始している感がある。

第四に──
 ピンクの髪のロリっ子(名前忘れた)とメガネの未亡人(これも名前忘れた)のシナリオの存在意義がわからない。
 攻略可能キャラの水増し目的にしか思えない。

最後に──
 なんの盛り上がりもなく、だらだらと続くシナリオの意味がわからない。
 眠くなる。

 ……とまあ、ずっと前にプレイしたのでよくは覚えてないのだが、
 思い出すとマイナス点ばかりが浮き彫りになる。
 たまにはベタ褒めレビューが書きたいんだがな、私も……(苦笑

 このゲームで褒められる点があるとすれば……
 原画(武藤何某氏?)が私好みで、純愛系であるにもかかわらずHシーンが結構濃厚、くらいだろうか?


<総括>
 お金余ってる人が中古で買うなら、それもまあ、いいんでない?
 少なくとも地雷ではないから、5点……にしとくか。


おすすめキャラ:優子
Horusさんから一言:「原画さんは山根正宏氏だよ^^;」






タケ・ユタカさんのレビュー
<システム>
 上記参照^^;
 他に、キャラ別に音声offにできるなど。 完璧とは言えないけど、なかなかのシステムです。
 でもなんでシーン鑑賞が無いんだ〜(怒)!!


<音楽/音声>
 音楽:メインテーマ(主題歌のメロディー)は結構好きです。
     あとは普通。 っていうかメインテーマのリアレンジ多すぎじゃない?

 音声:メインヒロインの優子は「淫内感染2」の深山佳織役の人?
    風華は「淫内感染2」の薗田愛美役の人で、美礼は御堂江美子役の人かな?
    かすみは「Hなバニーさんは嫌い?」のマネージャー・明菜役の人で、ZYXは本作品で初登場?
    要するにZYXのお馴染みメンバーで、4人ともHシーンはハンパじゃなくエロいです。 


<感想>
 このゲーム、父親はずっと出張中で家におらず、再婚相手の母親が早逝したため、家では次女の優子が専業主婦となって長女のかすみと弟のゆうじ(固定)の面倒を見ています。
 暴力オヤジは途中から帰って来ますけど。

 ヒロインは姉2人の他にも風華と美礼の2人がいますが、この2人はいってみれば敗者復活戦キャラ。
 優子の攻略をあきらめるような選択肢ばかり選ぶと美礼の、かすみの攻略をあきらめると風華のシナリオに入ることができます。
 (適当に選択肢を選んでいるとこの2人すら登場しない悲惨なシナリオに…)。
 あ、それと最初はかすみ姉さんは攻略できず、彼女を攻略するには一回クリアして「かすみ編」を始めることが必要になります。

 登場人物がいつものジックス作品に比べると極端に少なめで、シナリオが長いわりに総Hシーン数もメインの優子・かすみの2人あわせても5、6個しかないのはちょっとさびしいです。
 そのかわりHシーンの内容は結構濃くて、個人的に好みのテキストになっていますが…。

 ADVのシステムが変わっていて、ずっとゆうじの視点でストーリーが進むわけではなくて、何度も他の人物(ヒロイン)の視点に切り替わって、そこでの選択肢ももちろんストーリーの分岐に影響を及ぼすというものになっています。
 このへんは説明書に「彼女たちの心情に触れることで、物語がより自然に、より深く心に響きます」とあるように、ジックスさんというかシナリオライターさんが「どうです?より感情移入しやすいでしょ」という得意満面のシステムなのでしょう。

 が、残念ながらこのシステムはちまたの評判がかなり悪く、「あまりにも頻繁に切り替わるので混乱しやすい」「ずっと一人の視点で描いたほうが良かったのでは」など、無い方がマシとまで言われています。
 個人的には特に気にならないと思うんですが、このシステムのせいか(もしくはHシーンで入るヘンなアニメーションのせいか?)、このゲームの評価はたいてい7点にとどまる人が多いようですね。

 それはともかくとして、このゲーム、登場人物の性格付けがちょっとヘンです。
 ってゆーか、個々人はそれほどでもないけど、3人揃って異常な関係を形成しているというか…。
 優子のお見合い相手でゲーム的にはお邪魔虫のはずの浦沢さんが、ごくまともでいい人に見えるのは僕だけですか(笑)?

 主人公のゆうじは、毎朝かすみに鍛えられているわりにはやたらと考え方が内向き(中学生時代イジメで自殺未遂を起こしたらしい)で、気に入らないことがあるとすぐ河原へ走って行ったり自分の部屋にこもって一人泣きします。
 おまけにどうしようもないシスコンで、姉2人とずっと別れたくないばかりに都合が悪くなるとすぐ家出して2人に捜させます。
 優子を手に入れるくだりでは河原で再度自殺を図る始末。
 18にもなって考え方が小学生と変わらない困った奴です。

 ただし姉2人を危機から救うにあたってはやたらとたくましくなり、カッコいいところも見せます。
 もしかしてこのゲームの評価を貶めているのはこいつのアンビギュアスなキャラかも(笑)。

 次女の優子は性格がおしとやかで芯がしっかりしていそうに見えて、(ゆうじとHするにいたるストーリーでは)見合いの期間中もゆうじにハートマーク入りのお弁当を作ったり、ゆうじに誘われて海や花火大会へ2人きりで行ったりするブラコンぶり。
 この辺の優子の描き方はデリカシーなさすぎのような気がするんですが…。

 そんな2人を大人の視点から「しょうがないやつらだ」くらいに見守っていたかに見えた長女のかすみも、「かすみ編」で彼女の心情・行動が語られるにつれて、優子が可愛く見えるくらい弟のゆうじにとほうもなく背徳的な愛情を感じていることがわかります。
 その過剰なこと、「ゆうじを吸っていく」と称して毎朝弟の部屋にこっそりと入り込み、弟の残り香をお腹いっぱいにおさめてから外へ出かけるといった変態ぶりからもよく窺えます(笑)。

 そんなわけで、表面上仲良し家族として生活している3人も一皮向けばすぐにでもお互いを求め合うケダモノになるような状態のため、くっついたときのHシーンがどれほど嬉々としたものになるか想像に難くないですね。
 このあたりはラブエロに弱い私としては高く評価せざるを得ないですが、なんだか心情的には置いてかれているような気も(笑)。
 もっともHの内容自体はいたってノーマルなもので、いままでのジックス作品にあったちょっとひくような(過激とも言う)シチュエーションは全くありません。

 たださっきも少し書きましたが、今回はZYXお得意のアニメーションが少しおかしいです。
 女の子の全体を描かずに、オッパイだけをアップにしてプルプルと動かしていたりします。
 しかもそれは他の女の子たちで使いまわすためかと思えばそれほどでもなく、「どうやらこれは単なる山根氏の手抜き?」と思えてしまいます。

 まあ、それとは別にちゃんとしたCGがそれぞれのHシーンに数枚用意されているので我慢できますが…。
 山根氏の原画が武藤氏と違うのは目が縦長で乳首が小粒型なところだけですね(笑)。

 ところでこの作品には記念すべきことが一つあって、それはジックスさんの声優さんに対する演技指導に「フェラのちゅぱ音」が加わったことです(爆)。
 このゲームは特にフェラシーンで「ホントに声優さんが全部やっているんか?」と思えるほど壮絶な舌技が繰り広げられています(笑)。
 とくにかすみ姉さんの長〜いフェラシーンは圧倒されてしまうほどの破壊力。
 ちゅぽちゅぽじゅるじゅるぴちゃぴちゃやりすぎです。
 優子姉さんは逆にちょっと気合入りすぎてしまったようで、フェラの最中にやたらと喘ぎまくるのでかえってこっちが引いてしまいましたが(笑)。
 しっかし、ホントに何を咥えて録音しているんだろうか…。

 終わってから考えてみると、テーマは「姉二人からの自立」といったところでしょうか?
 その点についてラストのドタバタ劇を見る限りそれなりに描けていたのではないかと思います。
 ただやっぱりそこまでにいたるテキストがちょっと長すぎでしょう。
 メッセージスキップがついてますがそれでも飽きます。

<総合評価>
 7.5点。 姉キャラに弱いもので、かなり高めに付けています。
 一般的な評価はやっぱり6〜7といったところでしょうね。


おすすめキャラ:個人的にはかすみ。 一般的には優子か風華。
タケ・ユタカさんから一言:「本人たちの気持ちが純愛でも世間的にはとんでもなく背徳愛ってこともあるよね。」











  きらめく瞬間   (うまのふんさんのレビュー)   評価:5 
▼ タイトル きらめく瞬間
▼ ブランド BLACK LIGHT
▼ ジャンル 恋愛アドベンチャー
▼ 対応OS Windows98/Me/2000
▼ メディア CD-ROM4倍速以上
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2000/07/28

【 CG観賞モード 】        あり
【 シーン観賞モード 】       あり
【 BGM観賞モード 】       あり
【 メッセージスキップ 】      あり

 アップデートファイルがあります。

<ストーリー>
 私立柏木学園には、長期入院している生徒のために、近くの大成病院内に院内学級を併設して、生徒の学力を落とさないようにしています。
 バイク事故により足を骨折した主人公はリハビリも兼ねてこの院内学級に通うことになります。
 そこで主人公はさまざまな事件や恋、生と死、そして自らの運命と出会うことになるのです。


<感想1―――ゲームデザイン>
 10月8日から21日までが本編です。
 午前と午後の2回、病院マップ内のキャラクターアイコンを選んでいきます。
 その選択によってステータス画面のその子の好感度(ハート)が増えていき、ハートの量によってイベントが起きたり特別ルートに入ったりします。
 原画ははっきりいって変です。
 顔が崩れているキャラがいます。
 特に先生・・・人間ですか貴方?
 余談ですが、ゲーム中香代ちゃんは晃(ひかる)君のことを「ヒッキー」と呼びます。
 その愛称まずいっすよ、今の時代・・・


<感想2―――総評>
 基本はクライマックスにHイベント一回の純愛系ADVゲームといっていいと思います。
 ただし鬼畜もあります。 余計なものもあります(後述)。
 嫌われてたり表面だけの関係だったのが次第に親しくなってく過程はよいのですが、クライマックスの盛り上がりがいまいちだったと思います。


<感想3―――おまけ 実は一番いいたいこと>
 ホモシナリオが有る。
 しかもこっちが受けかよ!
 主人公おねだりまでしやがる、ガッデム!!
 濡れ場も見ちまったよー。 うわーん。
 その上奴の重要性やエンディングのテキストからいってTRUEエンドっぽいヽ(;´Д`)ノ
 実はこれが書きたかったんか?そうなんか?・・・鬱だ。


<評価>
 総合評価:でもいいけど余計なものがあるんで


おすすめキャラ:富田 香代(主人公をなぜかお兄ちゃんと呼ぶ・・・お約束^^;)」
最後に一言:「結構楽しかったですけどね^^;」










  となりのお姉さん   (タケ・ユタカさんのレビュー)  評価: 6 
▼ タイトル となりのお姉さん
▼ ブランド にくきゅう
▼ ジャンル 恋愛ADV
▼ 対応OS Win95/Win98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \ 8,800
▼ 発売日 1998/12/11

【CG鑑賞モード】    あり
【シーン鑑賞モード】   あり
【BGM鑑賞モード】   あり
【メッセージスキップ】  あり(メッセージの横のキャラの顔をクリック) 
【セーブ数】        最大99


<ストーリー>
 幼い日の記憶に刻まれた、あの人。
 いつも側にいた いつも優しくしてくれた。
 そして、いつも手を差し伸べてくれた。
 でも、その手を握り返すことが出来なかった…。
 どうか、あの時をもう一度…。
 憧れの女性に童貞を捧げるのが目的の恋愛・バイオレンス・アドベンチャー。
 手がかりは、その女性のことを「お姉ちゃん」と呼んでいたことのみ。
 はたしてアナタは童貞を奪おうと襲ってくるモンスター達を相手にしながら「お姉ちゃん」と結ばれること出来るでしょうか?


このホームページではにくきゅうより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はにくきゅうに帰属します。



<ヒロイン紹介>
佐伯今日子
 日本で主人公が住むことになった家の隣家に妹と2人で住んでいる女性。
 おしとやかで体の弱そうな、パーマのかかったロングヘアーのお嬢様タイプ。
 主人公の呼称:まーくん

佐伯明日香
 今日子の妹で、主人公とは幼なじみ。
 活発で頭がよく、ちょっと暴力的だが根は素直な女の子。
 ショートカットで、普段はメガネをかけている。
 主人公の呼称:ピー助

七美さなえ
 登校途中で出会う女子大生(実は医大生らしい)。
 おっとりとしていて、マイペースな発言を繰り返している。
 主人公の呼称:ミィ君

美鈴夕華
 ミュージカルスターを目指してバイトに励む健康的なお姉さん。
 いろんなバイトをしていて、町を歩いているといろんな格好をした彼女と出会う。
 主人公の呼称:少年

夏 風麗(シア フォンリー)
 主人公の父親(プロレスラー)の友人の娘で、主人公の家に居候することになる。
 拳法の達人で、いつもどこかしらで修行をしている。
 主人公の呼称:オマエ

 以上の5人がメインヒロインで、下の6人はモンスター(笑)。

月関霧羽
 オカルト研究をしているちょっとアブない下級生の女の子。
 主人公のことを前世でお姫様だった自分と恋人だった騎士だと思い込む。
 主人公の呼称:アルシオーン様

御琴玲
 学校への道すがらにある神社の巫女さん。
 普段は真面目で理知的な女性なのだが、どうやら淫乱な憑き物に取り憑かれているらしい。
 主人公の呼称:アナタ

花子・ホワイト
 主人公の学校の化学教師として赴任してくる。
 その正体はかなりのマッドサイエンティストで、主人公のことを最高の実験材料と思い込み、ことあるごとにHな実験に使おうとする。
 主人公の呼称:お前

草嶺満子

 主人公がアルバイトしている喫茶店の女主人。
 落ち着いた大人の女性に見えて、実はとんでもない痴女。
 方々であられもない姿をさらしている。
 主人公の呼称:御手洗くん(主人公の名字)

追瀬葵
 主人公の下級生で、主人公に一目惚れしたあと、そのストーカーになる。
 性格は思い込みの激しいブリっ子タイプ。 シ○ラーみたい。
 主人公の呼称:ダーリン

椎名ルイ
 街で出会うAV女優。 夕華とは結構長い友達らしい。
 主人公のことは別に好きでも何でもないが、夕華と親しげに話しているのを見て何となく彼の童貞を奪いたくなったという困った人。
 ちなみに桜木ルイには全然似ていない。
 主人公の呼称:君、アンタ


<音楽/音声>
 音楽:ボイスをonにすると全然聞こえません。
     逆にoffにするとかなりクリアに聞こえます。
     つまり音楽がどうとかじゃーなく駄目駄目ってことです。

 音声:一部イベントシーンのみボイスあり。
     演技レベルは普通なんだけど、その前に蓄音機みたいな音質を何とかしろ〜!!


<感想>
 このゲーム、CGやゲームシステムは一見すると「同級生」や「とらハー」と同じのMAP移動式ADVに見えるですよ。
 ところが!そのストーリーは見事なまでにおバカ(笑)

 ゲーム目的は「幼少時代にあこがれていたとなりのお姉さんに童貞を捧げるため、学校の登下校に現れる主人公の童貞を狙うモンスターをかわし、童貞を守り抜くこと」ですって。
 このモンスターというのは童貞を狙うという行動からもわかるように女の子です。
 しかもべつにモンスターのフォルムをしているわけじゃなくて、容姿は一般ピープルです。
 (ヘンな性格の人が多いけど)。

 要するに主人公は学校への登下校の際、道すがらHなお姉さんたちにHなことをされてどんどん気力を奪われ、気力が尽きてしまうと童貞を奪われることになります。
 しかし家と学校の間を直行するだけではヒロインのハートは掴めないわけで、お目当ての女の子のいる場所に行って好感度を上げておかないといけないわけです。
 さらにさらに、ある程度Hなお姉さんたちとHなことをしておかないと、いざお目当ての女の子と本番に臨んでも不幸な結末を迎えてしまうのです。
 これでこのゲームの概要がわかっていただけたでしょうか?

 主人公自体は5,6歳でアメリカに移住して、高1になって戻ってきた男の子なんだけど、なんで童貞をあこがれのお姉さんに捧げたいのか、動機が全くもって不明です。
 しかも肝心のお姉さんの名前もすっかり忘れて近所に住んでいたとしか覚えてないし。
 引っ越してたら一生童貞のまま過ごすつもりなんでしょうか?
 何を根拠にそのお姉さんが自分の近くにいると信じているのかわかりません。

 っていうか隣に住む今日子さんその人以外に考えられないんですけど…(笑)
 こいつアホか?かと思うとストーリー展開によってはちゃんとお目当ての女の子が「あこがれのとなりのお姉さん」だったということになったりするから、どうやらこいつだけがアホではないようです。

 人間関係もいいかげんで、ほとんど日本で過ごしたことがないのに幼なじみでずっと自分のことを想い続けていたという近所の女の子がいたりするですよ…すごく変。
 彼の童貞を狙う女の子もなんでか一目彼を見たとたん自分の「運命の人」と思い込んでしまうような人ばかり。
 ああ、真面目に書くだけアホらしいような内容ですね。

 まあね、私を含めどちらかというとエロゲに素晴らしいストーリーは不要だとか言う人なら、Hシーンを見るためにひたすら女の子と会っていろいろと面倒なフラグ立てをするよりは、「女の子(モンスター)とHな経験をする」ということが合い間に挟まっていた方が面白いと思えるかもしれんですが…。
 でもこんなバカゲー熱心にやってる姿というのはそれはそれで情けなくなってくるですよ。

 バカバカ言っている割にはお目当てのヒロイン(5人)とのストーリーは結構マトモなんですがね。
 途中にその女の子とだけのイベントも1人3,4個は用意されていて、そこだけとらえればフツーの恋愛ADVとも言えなくもないのです。
 同時攻略は到底無理で、何度も繰り返しプレイしなきゃいけないのがまたつらいっす。
 まあかなり速いメッセージスキップがついていると途中で知ってからは、攻略も楽になりましたが…。
 ただHPじゃなくて説明書に載せておいてほしかった。

 Hシーンですが…これはたいていの人なら満足できるデキかと(笑)
 ただモンスター役の女の子(6人)とのHシーンは頻繁に起こるものの、正ヒロインの5人とは最後に一回(ただしGOODエンドとBADエンドで微妙に違う)だけ。
 個人的にはその後を期待していただけにちょっと淋しいかな〜。

 モンスター役の女の子たちとはアナルプレイや素股はあっても絶対本番はなしなわけですから(アナルに入れるのはOKなのね…)。
 まあ、それぞれのヒロインのラストのHがえらく濃いものになっているのは間違いないんですが…。

 それにしてもこのゲーム、イベントシーンにのみボイスが入る仕様になっているんですが、このボイスがちょっとヒドい。
 どんな劣悪な機材を使って録音したのか、はたまた容量の為に音質を下げまくっているのか、再生すると昔のLPみたいな音になって聞こえるですよ。
 98年発売のソフトとしては、チープに過ぎるというかなんというか…まあ、演技力はそこそこなので良しとしておきましょう。

 あと、このゲームはリビドーの「放課後恋愛クラブ」みたいに画面に日数とか体力とかの表示ウィンドウがやたらといっぱい出るタイプです。
 気にする人は考慮に入れてください。


<総合評価>
 さんざん言ったけど6点(笑)。
 悪くないけど人を選ぶゲームです。


おすすめキャラ:お隣の今日子さん。バッドエンドはかなりの垂涎モノですね。
最後に一言:「馬ッ鹿ですね〜!!」