母娘どんぶり2-アキラの場合-  (タケ・ユタカさんのレビュー)      評価:7 
▼ タイトル 母娘どんぶり2-アキラの場合-
▼ ブランド び〜にゃん
▼ ジャンル 母娘えっちADV
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \7,800
▼ 発売日 2001/08/11
▼ 音源 PCM、CD-DA
▼ ボイス あり
▼ DirectX 7

【 CG鑑賞モード 】    あり
【 シーン鑑賞モード 】  あり
【 BGM鑑賞モード 】  あり
【 セーブ数 】       40
【 メッセージスキップ 】 あり
【 オートプレイ 】     あり

 アップデートファイルがあります。


<システム>
 上記参照の他に、クイックセーブ・ロード、フルスクリーン/ウィンドウ表示選択可など。
 過不足なしって感じです。
 フルインストール(370MB必要)すれば起動時CD不要。
 オートプレイけっこう使いにくい…
 

<音楽/音声>
 音楽:F&Cさんの作品みたいなフツーに明るい感じの曲が多いです。
     ボリューム調節はできるのですが、最少にしてもかなり大きく感じました。

 音声:上手いんじゃないでしょうか…?
     音がやや小さいんであまりよくわかりません^^;
     スタッフロールによるとボイスはかの有名なマ○スプロなので、知ってる声優さんが出ていそうですね。

 SE:このゲームの特徴のひとつでしょう。
    いたるところでやかましい効果音が響き渡ります。
    SEのボリューム調節が3つもあるゲームなんて初めて見ました。
    ただ、ボッ起するときに「シャキーン!」とか、ショックで「ちゅど〜ん」とかHシーンで頻繁にヘンな音を出すのは止めて欲しいですね(笑)。
    でも、グチョグチョ音とか豊富なのは良し(^^)


<ストーリー>
 夏休み。
 脱童貞をかけた北海道旅行でも成果無く、退屈な日々を持て余している俺(アキラ)にかかってきた一本の電話。
 「男手が足りなくて困ってるの。バイト代出すから手伝いに来てくれない?」
 田舎で酒屋をやっている、いとこの香奈子おばさんからの連絡。
 おばさんと言ってもまだまだ若い。
 おばさんには一人娘がいる。
 ここだけの話だけど、俺の初恋の相手でもある。
 俺は二つ返事でOKした。
 いつもと違う夏休み。 いつもと違う場所、いつもと違う女性達。
 何かが変わるような、そんな予感がした。


<ヒロイン紹介>
香奈子
 主人公のいとこ。
 不在の夫に代わり、酒屋を切り盛りしている。
 しっかり者だが、情にあつく優しい面も持っている。
 照れ屋で、誉められると、思わず「やだあ、もう!」と悪気全くなく叩いたり突き飛ばしたりしてしまう。
 主人公に「おばさん」呼ばわりされるのを嫌がり、「叔母さんじゃないわよ。いとこよ」が口癖。

あずさ
 香奈子の娘。 主人公より4才年上。
 年上で、主人公が小さい頃から知っているため、主人公を一人前の男として見てくれない。
 しっかり者で、さばさば、ちゃきちゃきしたスポーツマンタイプ。

夏美
 喫茶店を切り盛りしている女性。
 旦那は仕事の関係で、単身赴任中。
 ものすごいそそっかしやで、ドジ。
 しょっちゅうお客にお冷やを浴びせたり、食器を割ったり、計算を間違えたりしている。
 料理の腕前もひどいもので、お店で出す料理は娘に頼りきっている。
 お客がいない時にいると、よくカウンターの奥で自己嫌悪に陥っている。

りな
 夏美の娘。 学生。
 父親不在で、頼りない母親をサポートするために自分がしっかりしなくてはと思っている。
 明るく快活だが、多分に営業スマイル的な部分もあるらしい。
 将来都会の学校に行って自分の興味のあることを勉強したいという思いと、
 母親一人を置いていけないという気持ちの間で揺れている。

登和子(とわこ)
 母子家庭で、娘を育てるために、風俗で働いている女性。
 田舎に住んでいるのは身体の弱い娘のためで、娘の病院代のためにお金がかかるせいもあって、風俗でお金を稼いで娘を育ててきた。
 風俗嬢をしていることを悪いことや恥ずかしいことをしているとは思っていないが、自分の職業のせいで娘がいじめられたり、時間帯が合わないせいで娘とすれちがいの生活が続いていることは気にしている。

雪音(ゆきね)
 登和子の娘。学生。
 虚弱体質で、よく寝込んでしまう。
 そのせいで、空気や水の良い場所で暮らしている。
 母子家庭で母親が夜の仕事をしているため、子供の頃いじめられた経験がある。
 おとなしく、人見知りが激しいが、心を開くと甘えてくる。
 何もせずに何時間もひとところでいられるようなぼーっとした面もある。
 寝起きもすごく悪い。


<感想>
 前作は未プレイですが、別に何の疑問もなく遊べました。
 なんでも、今回の主人公沢渡アキラ(固定)は前作の主人公の悪友という設定らしいです。
 でも舞台は終始主人公のいとこ・香奈子さんの住んでいる田舎なので、前作のキャラは出ていない…ハズ。

 前作は「『母娘どんぶり』のタイトルにウソ偽りが…」とか言われてたみたいですが、今回は3組の母娘中2組がどんぶりになってくれます(^^)。
 エンディングはヒロイン6人に1ルートずつ(一人だけ2ルートの娘がいます)と、どんぶりルート2つの計9つです。
 シナリオも適度に量があって、サクサク進みます。
 女の子の攻略は居場所がMAP上に表示されているのでとても簡単です。

 ルートが確定して一度Hしてからは立て続けに4,5シーンのHシーンが続くというところから、お手軽Hゲーと言えるでしょうか。
 HシーンがほとんどCG1枚のみ(フィニッシュあり)ってのがちょっと不満ですが。

 あとは、絵やテキストが自分の好みに合うかどうかというところですね。
 絵はADVパートの立ち絵にヘンな顔がちらほらあるものの、全体的にきれいな方だと思います。
 でもCG(全80枚+バリエーション)のほとんどがHCGってのはどうでしょうかね…僕はかえって潔くてイイとか思いましたけど(>▽<)

 通常ADVシーンは主人公のアキラ少年(18歳)が妄想癖があってところかまわず百面相を始めてしまうというかなりのおバカさんなので、バカゲーテイストの入った軽いノリです。
 まあ、ルートによってはいきなりシリアスになったりもしますが^^;

 Hシーンはテキストそのものがけっこう短めですが、いい効果音も入ってるし実用度はそれなりかと。
 でも女体盛りはちょっとね…
 参考までに、このゲームは半分以上の女性が主人公より年上で(まあ当たり前か)、しかも主人公はヤりたい盛りの童貞君なので、始めは「教えてあげる」系のシチュエーションが多いですが、そのうち主人公のエロバカにつられて女性もエロバカになる傾向が多いです。

 あと個人的に気になっているのですが、このゲームはフルボイスなんですかね?
 なんかアップデートしてもところどころのシーンで声なしになっちゃうんですが。
 一番最初の場所移動まではフルボイスっぽかったのに…
 まあHシーンで声なしになったことは一度もないので、問題はないんですけど^^;


<総合評価>
 7点
 エロゲーらしくてよろしい。


おすすめキャラ:「りな」
タケ・ユタカさんから一言:「なんでりな&夏美さんのどんぶりがないんだ〜(怒)!!!」











  狂い〜凌辱教室〜      評価: 6 
▼ タイトル 狂い〜凌辱教室〜
▼ ブランド ひよこソフト
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \7,800
▼ 発売日 2001/02/23

アップデートファイルがあります。 きちんとアップデートしときましょう^^;


<ストーリー>
 舞台はとある大学。
 主人公は、舞台となる大学の学生。
 高校の頃、とある事件で最愛の彼女を亡くしてから1年の年月が流れようとしていた……

 ――悲しい事件がきっかけで、少しづつ歪み始めている心――
 それは・・・優しかった彼の顔が狂気の顔へと変わっていく瞬間だった。
 ただ心の闇を快楽に求め、それをごまかし続けていた主人公。
 ・・・彼の周りの人を巻き込みながら・・・


<ヒロイン紹介>
日向 雪乃(ひなた ゆきの)
 亡くなった主人公の元彼女。
 彼女とは、幼なじみだった。 それ故、亡くなったときにはショックも大きかった。
 悪夢の原因・・・、 雪乃を殺したのか・・・・・、

木犀 香澄(もくせい かすみ)
 主人公が通う大学の、助教授。
 今の彼女・・・と言う位置づけだが、実際は彼女は主人公のトラウマを利用して、自分の研究を完成させようとしている。
 理知的で計算高い。

酸漿 美沙緒(かがち みさお)
 主人公のいとこ。 同じ大学へ通うこととなった。
 いつもけらけら笑っている印象がある。
 歳が一つしか違わない・・と言うことで、昔から仲がよかった。
 主人公は、むかしはその笑顔が好きだったが、今はとてもうざったく思っている。
 
槿花 ひかる(きんか ひかる)
 大学に入ってからの知り合い。
 時々はっとするほど雪乃を思い出すような、そんな気にする女性。
 それ故主人公は彼女が気になってる・・・反面、戸惑いを隠せない。

楠 初音(くすのき はつね)
 初音は、香澄の助手をしている・・・と言う事になってるが、実際は本人が知らない間に精神剤の新薬の実験台にされている。

鳳仙 凛子(ほうせん りんこ)
 しっとりと長い髪の神秘的な女性。
 日本美人的な面もちのキャラです。
 香澄の従姉妹で、彼女の助手をしている。

このホームページではひよこソフトより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はひよこソフトに帰属します。



<システム>
 システムが悪い! CG全部見たのかわからん。
 達成率・全部で何枚あるかわからないからだ!
 おまけにHシーン回想もない! 
 勝手にフォルダ作ってそこにセーブしやがる。

 ということでCG回想・BGM観賞のみ
 名前は変更可
 コマンド式移動アドベンテャーですな。


<音楽・音声>
音声→音声が出るのが遅い!
音楽→印象に残らず。
    

<グラフィック>
 私は好き☆です^^;
 きっちりSMしています。 首輪好きの某氏お薦め^^;


<感想>
 システム最悪に近いこのゲーム。
 いったい何がいいのかというと・・・エロイ! そしてSM(某氏がいうところの首輪)してます^^;
 それゆえにH度は高いです^^;(しかもアナルばっか^^;)

 が! 先ほどいったようにシステム面は最悪に近く、売りのエロさも主人公が直接犯すというわけではなく、夢、もしくは妄想(?)という形を取っている為突然という感じが否めません。
 さらにその為、 Hシーンが短いヽ(;´Д`)ノので盛り上がる前にHシーンが終わってしまいます。
 さらにその為^^;Hシーンに至る過程も終わった後の絡みとかもなく、Hシーンに関してはシナリオは無いに等しいでしょう。
 (だって夢オチなんだから・・・シナリオには影響なしと思われる)

 全体的なシナリオはいいと思うよ・・・バックにあるストーリー(元彼女の自殺? 殺した?)もつかみ的にはOKだし・・・
 ただ、そのせっかく良いシナリオが書ききれて無い!
 おし〜ね〜・・・もったいないね〜・・・時間かけよ〜よ。

 >このゲームは「さらに、リフレインのセーブデータを用いる事によって、Hシーンが増え、ゲームを120%楽しめます!」
 >※)リフレインをお持ちで無くてもプレイ出来ます。
 ということだが・・・もってないよ・・・前作買えってことかな?
 こういうやりかたするよりきちっとゲーム作りこんだ方がいいよ。 ひよこソフトさん


<総括>
 お勧めはしません^^;!
 ただCGが好みでエロさを求め、さらに忍耐力(システムが悪いから)がある人向けかな^^;


おすすめキャラ:鳳仙 凛子(ほうせん りんこ)
TITANSより一言:「かなりシステムをなんとかして欲しい!」











 盛夏の杜   (foreignerさんのレビュー) 評価: 6〜7 
▼ タイトル 盛夏の杜
▼ ブランド Guts!
▼ 対応OS Win95/98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/03/16
▼ ジャンル 800*600・Full Color純愛放尿ノベル
▼ 音源 MIDI
▼ ボイス 女性キャラのみ

【 攻略人数 】  4人+1(CG1枚のみ)
【 エンド数 】  10+2(たぶん)
【 内容 】    陵辱☆☆☆★☆純愛


【 ストーリー 】
 主人公の水野誠司は、地方の進学校から東京の大学に進学した20歳の大学2年生。
 同郷の出身で、東京でOLをしている滝川あゆみと東京で知り合い、交際を始めた。
 2人の交際は半年以上になり肉体関係までありながら、互いが認める「恋人同士」というハッキリした関係にはなっていない。
 最近の誠司は、このことに多少悩んでいるが、女性経験が少ないこともあり、思い切った行動を取ることもできないでいた。
 夏の盛り、お盆に合わせて2人は帰省する。
 誠司は田舎の成人式に出席し中学を卒業して以来、昔の悪友や初恋の人と再会する。
 そんな中で、誠司はあゆみとの不安定な関係を解消し、新たな恋人を求めるのか。 それともあくまであゆみとの関係を続けようとするのか…。


【 キャラクター 】
・滝川あゆみ
 彼女は誠司よりもひとつ年上で、車も彼女のものだ。
 ふたりの関係は常にあゆみがリードし、誠司は、それに引きずられているような形になっている。
 最近のふたりは、過激な露出プレイに興じるなど濃密な肉体関係を持ちながらも、反面で心の繋がりは薄い。
 誠司は、あゆみを「恋人」と呼んでいいのか、彼女にとって自分はどんな存在なのか、悩んでいる。

・宮下恵
 成人式に出席した誠司は、思い出深い女性と再会する。
 彼女は誠司の初恋の人だった。
 幼いころから彼女に淡い想いを抱き続けていながらもずっと打ち明けることはできないでいた。
 中学の卒業式以来、5年ぶりの再会となる彼女は、昔とあまり変わらない幼げな印象だ。
 誠司の恋心は、この夏にまた燃え上がるのだろうか……。

・斎藤綾子
 成人式の二次会で誠司に声をかけてきた彼女は昔から発育がよく活発な少女で、優等生だがスポーツが苦手だった誠司とは、ほとんど接点のない存在だった。
 彼女は、クラスの悪ガキどもにとって、スカートめくりなどの格好の標的でもあった。
 誠司も身に覚えがないわけではなく、間近に迫る意味ありげな視線に思わずギクッとしてしまう。
 大人の女性に成長した綾子は、妖しく誠司を誘惑する。

・水野美由紀
 妹の美由紀は、1年半ほど見なかった間に、だいぶ変わった。
 髪を伸ばし身体つきや仕草も、ぐっと女らしさを増していた。
 誠司も美由紀も、以前は互いの言動について、ほとんど無関心だったが今の美由紀は、誠司の周辺に漂う女性『滝川さん』の気配を敏感に察知し細かく探りを入れてくる。
 彼女の目に、あゆみと誠司の関係は、どう映るのだろうか。

このホームページではGuts!のHPより一部文章引用しております。
これらの素材等の他への転載を禁止します



【 初めに 】
 ぢたま某といえば、美少女漫画の代表作「聖なる行水」が今でも語り草となるほどの放尿の大家。
 まあ、この手に引け目を感じる方は少なくないとは思いますが、内容はほぼ私の期待通りの出来^^;でした。


【 システムについて 】
 ノベルとしてのシステムは、ほぼ一般的な水準以上のものを備えており、プレイはほとんど苦もなくスムーズに行えます。
 分岐マップを閲覧でき、分岐マップをクリックすることで、分岐点での再開やシーン再生もでき、さらにトゥルーエンド以外ではヒントが出るなど、プレイはストレスもなく行えます。
 もちろん既読スキップあり。
 セーブ数も十分な数用意されています。


【 評価 】
 シナリオ的には、それほど斬新な点は見受けられません。
 ウリといえば、やはり「放尿シーン」ですがこれには抵抗がある人も多いでしょう。
 まぁ、基本的には純愛路線の展開なので、シナリオによっては放尿は出てきません。
 ただ、妹属性の私としては(笑)、美由紀ENDに多少不満が残ります。
 あゆみ関連のイベントが、他のキャラの展開に重要な意味を持っています。
 さらにあゆみENDにより、プラス要素が用意されているようです…。
 ゲームとしての難易度は低めです。
 ただ、最初の方のフラグ立てに失敗していると分岐からやりなおしても、前からやりなおしになることがあるので、面倒でした。


【 最後に 】
 多少ゲーム中の背景と、CGが多少マッチしてないような感じもしましたが、全体的には満足しています。
 ただ、テーマソングはちょっと…という印象です。
 (曲は結構気に入っていますが)総合的な評価としては、75点(ぢたまファンでなければ60点程)くらいでしょうか。
 しかし…恵は萌えてしまう…特に声が…(爆


おすすめキャラ:「宮下恵」 
TITANSより一言:「違う方の放尿ゲームを買ったからね」










  椿色のプリジオーネ   (りふぁ〜るさんのレビュー)     評価: 6 
▼ タイトル 椿色のプリジオーネ
▼ ブランド ミンク
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM2枚(1枚は音楽CD)
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2001/03/16
▼ ジャンル アドベンチャー
▼ ボイス あり(主人公以外)

【 CG観賞モード 】       あり
【 シーン観賞モード 】     あり
【 BGM観賞モード 】      なし
【 メッセージスキップ機能 】 なし(Ctrlキーで代用)
【 セ ー ブ 】           10
【 エンド数 】           9 + α

<ストーリー>
 世界的大企業、ブルッフラ・コンツェルンの会長『西園寺 弓三郎』が急逝した。
 弓三郎の息子で、大学卒業後、独立を果たしニューヨークで会社を経営していた『顕嗣』は、彼の死によって日本に呼び戻されることになる。
 5年ぶりに戻って来た屋敷の玄関で、リムジンから降り立つ彼を出迎えたのは、執事の佐伯と妖艶な美人秘書、そして4人のメイドたちだった。

 遺産の相続の意思のない俺の心を揺り動かすもの。
 それは、見たことも聞いたこともないの一本の『鍵』。
 そこに、何らかの答えがあるのではないか…と思う。
 俺やお袋を遠ざけ続けた親父の、その心に秘め続けられた、何かが…。
 母を自殺に追いやり、俺に孤独な幼少時代を強いた秘密が…。
 この一本の鍵の行方を探すことを軸にして物語りは進む。

 そして、やがて起こる殺人事件…。 誰が…なぜ……。
 スキャンダルを避けるため、顕嗣は事件を隠蔽し、自ら解明することを決意する。
 恐怖と人間不信が渦巻く屋敷の中、彼は事件の真相を探り始める………。

 果たして、殺人事件の真相とは。
 そして、椿に囲まれた『椿館』と呼ばれる館に秘められた悲しき過去を解き明かすことができるのだろうか。


<ヒロイン紹介>
●蓮見 茜/はすみ あかね
 主人公の幼なじみ。 非常に泣き虫で怖がり。
 家が近くだったこともあり、幼い頃からふたりはともに過ごした。
 彼女の両親が事故死したのを機に弓三郎に引き取られ、メイドとして働いている。
 主人公に恋心を抱いているが、その気持ちはいまだ告げられないでいる。

●梁瀬 鞠/やなせ まり
 明るく元気いっぱいの娘。
 だがその反面、何を考えているのか読めない雰囲気も持っている。
 母親と2人きりで暮らしていたが、その母親も彼女を残し失踪。
 愛されるということを知らない孤独な境遇における成長は、彼女の情緒を甚だしく欠落させた。

●速水 小夜/はやみ さよ
 ブルッフラ・コンツェルン傘下の会社社長令嬢――だったが、父親が多額の運営資金を持って行方をくらませて以来、彼女の人生は転落の一途をたどることになる。
 いまだにお嬢様のように高圧的な態度で振る舞うその裏に、愛情に飢えた子供のままの彼女がいる…。

●野際 琴美/のぎわ ことみ
 弓三郎を非常に慕っていたらしく、その死を心から悲しんでいる。
 元来、控えめだが明るかった性格は、その悲しみ故に陰鬱な性格になってしまったらしい。
 弓三郎の部屋を片づけたりしては、その面影を偲ぶ毎日を過ごしている。

●三ノ宮 玲/さんのみや れい
 弓三郎の死後、主人公のために雇われた有能な美人秘書。
 ―――だが…、どこか謎めいた存在でもある。


<システム>
 ついにミンクもやりました^^; フルスクリーンだけでなく、ウィンドウモード装備!
 でも、画面の切り替え速度は遅いですヽ(;´Д`)ノ
 そして、メッセージスキップ機能はCtrlキーを押しつづけることで対応してます。
 ノベル形式のアドベンチャーですので、再プレイが必要となってきますので、この点には考慮していただきたかったです。
 また、システムメニューの操作性も、まだ改善の余地があると思われるので、次回作以降に期待です。


<音楽・音声>
 Castで分かったのですが、北都南嬢が出演されてます。
 イメージには合ってないと思ってましたが、キャラの役柄を考えるとOKです。
 少々複雑な性格なので演じるのが難しいので(^^)/
 また、音楽も効果的活用されています。
 お馴染のイメージソングCDも封入されているのでエンディングテーマ2曲はCDで聞くことができます。


<感想>
 開口一番、あまりエロくないですぅ(笑)
 夜勤病棟みたく、スカばっかというのも困りますが、こちらも…
 メイドさんの奉仕メニューをもう少し充実して欲しかった。

 あと、ヒロインの一人は、弓三郎の隠し子です。
 だから、主人公と恋人にはなれないと、主人公を拒絶します。
 でも、でもね、メイドさんの奉仕はOKなんだって(@_@)
 奉仕は前当主・弓三郎の頃から行われているとシナリオからは読めるし、ちょっとヤバいんじゃないですか(^^;
 まあ、本番奉仕は、このヒロインにはありませんが。

 システムでは、推理ものですから、選択次第で展開が異なります。
 だから、再プレイも必要なのですが、支援のためにもメッセージ・スキップ機能は完備して欲しかった、未読・既読できるように。
 今後の作品では、是非ともお願いしたい機能です>ミンクさん

 シナリオに関しては、ゲームの展開次第で犯人が変わっていきます。
 そのために、犯人の殺意というか動機がシナリオ内で、今ひとつはっきりと伝わってこなかったです。
 やはり、マルチシナリオで犯人や殺害者がコロコロと変わるシナリオをまとめるのは困難のようです。

 だから、シナリオでヒロインの主人公に対する思いもコロコロ変わります。
 慕われていたのに、急に殺されそうになったりします。
 ヒロインにも一本芯になる主人公への思いが欲しいです。

 また、プレイヤーの行動次第で不遇な出来事を未然に防ぐことができるということでしたが、絶対にメイドさんの殺害を防ぐことは不可能です。
 遺作みたくにプレイ次第で殺害を回避できる展開を期待していたのですが…

 犯人を固定し、主人公を助けるヒロインを選択というストーリーが良かった。
 ヒロイン萌えとなるには押しが弱かったです。
 せっかく、魅力的な設定なのに十分に活かされていないと感じました。
 各ヒロインの思いをもう少し深く描写されていればと思いました。


 最後に謎は全て解けました。
 「プリジオーネ」は伊語の「監獄」とのことでした。
 まあ、Prisonから推測はしていましたが、はっきりして爽快でした(^^)/


おすすめキャラ:「梁瀬 鞠/やなせ まり」
最後に一言:「世の中って、意外に残酷なんだよ」 by 鞠