Happy Planning (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 4 |
▼ タイトル | Happy Planning〜しあわせの総和〜 |
▼ ブランド | ユノ |
▼ ジャンル | Book型ビジュアルノベル |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP |
▼ メディア | CD-ROM / DVD-ROM |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) |
▼ 発売日 | 2004/03/19 |
▼ 購入 | Happy Planning / オリジナル特典 Getchu.com |
【 CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(バックログでの音声再生あり) |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 15個 |
【 エンディング数 】 | 8個(BADEND含む) |
<あ・ら・す・じ>
「あたし達がいっぱい幸せになる為には、たくさんの人たちが不幸になっちゃうんだ。」
幼い頃、不思議な台詞を残して主人公の前からいなくなってしまった幼馴染。
それから、数年後。
両親の仕事の関係で転校した学園で、主人公はその幼馴染、神林美紗と再会する。
しかし、彼女に幼かった頃の明るさはなく、彼女の親友は、彼女に主人公を近づけようとしない。
そして主人公と美紗の間でおきる不思議な出来事。
そして彼女は小さく呟く。
「あたし達がいっぱい幸せになる為には、たくさんの人たちが不幸にならなきゃいけないんだ。」
<キャラクター紹介>
神林 美紗(かんばやし みさ)CV:中瀬 ひな
昔、主人公の前から突然いなくなった幼馴染で、今は再びクラスメートとなっている。
昔は明るい性格だったはずだが、今は無口で暗い雰囲気であり、香津美以外とほとんど話をしない。
久々に出逢った主人公には話しかけてくることもあるが、香津美に邪魔されることが多い。
外村 香津美(とのむら かつみ)CV:一色 ヒカル
主人公のクラスメートで、美紗の親友。
自分以外の他人が美紗に近づくことを妨害しており、特に主人公のことは目の敵にしている。
自己主張が強く、怒りっぽい部分があり、自治会等からはにらまれている模様。
若村 恭子(わかむら きょうこ)CV:児玉 さとみ
学園自治会会長にして、夕貴の親友。主人公にとっては先輩に当たる。
学園内の治安維持を最優先にしており、常に見回りをして口うるさく注意をして回っている。
美紗や香津美を不穏分子として監視している。
御厨 夕貴(みくりや ゆうき)CV:佐元 二厘
恭子の親友で、主人公にとってはやはり先輩に当たる。
成績は学園トップで、スタイル抜群の美人だが、やや体が弱いらしい。
内気な性格で、人付き合いは基本的に苦手。
中垣 陽子(なかがき ようこ)CV:楠 鈴音
主人公の担任教師で担当は数学。
超常現象等が苦手で、何でも科学や数式で説明しようとする。
主人公にはなぜか少し厳しいところがある。
多田 敦子(ただ あつこ)CV:成瀬 未亜
主人公の親友、多田信一郎の妹。
主人公のことが気に入ったらしく、なんだかんだと一緒にいようとする。
爬虫類好きでトカゲなどのペットを買っている。
多田 信一郎(ただ しんいちろう)CV:内匠屋
主人公のクラスメートで敦子の兄。
ルックスは悪くないが、ノリが軽くイマイチ落ち着きがないせいか今のところ彼女はいない。
本人は自覚していないが、かなりのシスコンでもある。
北原 武流(きたはら たける)主人公・リネーム不可
家族の都合で引っ越してきた転校生。
美紗とは昔幼馴染であり、この学園で久しぶりの再開をする。
昔と違ってしまった美紗を気にかけ、どうにかしようとする。
このホームページはユノより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はユノに帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
修正ファイルがあります。
途中から始めた際にCGが回想に登録されないので、必ずあてましょう。
選択肢分岐のヴィジュアルノベル型AVGです。
特徴としては章仕立てになっていて、一度読んだ章は途中からはじめることが出来ます。
ビジュアルノベル型なので、テキストが全画面に表示されるわけですが、画面デザインが「本の見開き」上になっていて、その背景にイベント絵や背景、立ち絵が表示されるという形式になっております。
ただ、本を開いたデザインということで、中央にページの分かれ目として縦に一本線が入っています。
これは正直一枚絵を見るときはかなり邪魔です。
それから、立ち絵はページの右側か左側に寄せて表示されるのが基本ですが、一部画面中央に表示されて、ページの継ぎ目の真後ろになってしまっているような絵もありました。
…う〜ん、ブックタイプのデザインというのは悪くないアイディアだと思いますが、画面表示が明らかに対応していないのはどうかと…。
一部、例えば片側のページに立ち絵を画面を暗くせずに綺麗に表示させて、反対ページの透過度を落としてそちらにテキストという表示の仕方もありましたが、そちらの方が表現の仕方としては良いように思えました。
詳しいシステム周りは上記参照。
とりあえず、プレイしていて不満は感じるところはなく、必要なものはそろっています。
ゲーム難易度はかなり低めです。
選択肢は少し分かりにくいですが、各シナリオを合計しても10程度しか選択肢がないので、容易にコンプすることが出来ます。
プレイ時間はスキップ不使用で1人当たり4〜5時間程度です。
<音声>
主要キャラフルボイス。キャストは上記の通り。
一部、キャラに合っているとは思えないともろありましたが、まぁ許容範囲かと…。
基本的に演技力十分の実力声優さんですので、カバー出来ていると思います。
<音楽>
全12曲、うちボーカル曲2曲。
OP曲「しあわせの総和」(Vo.一純 悠人)、敦子ED曲「敦子ちゃん、GO!GO!
Featuring イグアナくん」(Vo.多田敦子&神林美紗)
なんで一番メインテーマと関係なさそうなヒロインにEDテーマがあるのかは謎ですが…。
ノリと勢いで作ったとした思えないED曲はかなり微妙ですし、正直ボーカルもイマイチ。
まぁ、キャラクターソングですしね。
ただ、ナントモ言えない脱力感というか…ヤケクソ感はある意味いい味出している…かもしれません。(く、くるしい^^;)
OP曲は、バックに入るコーラスも含めて全体として少し古い感じがします。
80年代後半くらいのポップス、というような雰囲気の曲調が気にならないならば、なかなかいい感じではないかと。
ボーカルもいい意味で特徴があって、悪くないと思います。
ただ…、好き嫌いははっきり分かれる感じがしますね^^;
BGMは全体としてはゲーム音楽らしく、きちんとBGMしていますし、出来自体は悪くないと思います。
ただ、曲数が少ないせいか、使い回しが多く、微妙に場面に合っていない曲も見受けられました。
それから、BGM鑑賞モードに、ボーカル曲が収録されていないのもマイナスポイントですね。
<CG>
原画は九条 笛子氏。
目が独特で、見ようによっては全員目つきが少し悪く見えるような気もします。
そのせいか、目からいまいち表情を感じ取れず、どうもキャラの表情が読めませんでした。
まぁ、これは個人的感想なので実際に見て頂ければと思います。
ただ、それが気にならなければ、きちんとキャラクターごとの書き分けは出来ていますし、デッサンやバランスも多少崩れている気はするものの、統一性は取れており、そう悪くない気がします。
デフォルメ絵は少し今ひとつの感もありましたが…。
それよりも根本的な問題は上で書いたようにブック型のデザインのため、ゲーム上ではイベント絵の中央に線が入ってしまうことと、ノベル部分の透過度がかなり低く、絵があまり見えないことです。
出来云々以前にメッセージ消去か、CG回想でしかまともに見れない絵というのもどうかと…。
このあたり、もう少し工夫の欲しかったところです。
塗りは標準レベルなのではないでしょうか。
割とべたっとしていて、影などがはっきりしている感じがします。
個人的には好きにはなれませんが、その辺が嫌いでなければ悪くないのでは?
ただ、低い透過度のフィルターをかけることで、光の強弱が妙に強く残ってしまっている感があり、あまり出来がいいとは言えません。
背景も標準レベル。
ただ、背景は上二つと違って、透過度の低いフィルターをかけても比較的見えているような書き方で、その点には好印象を受けました。
<Hシーン>
まぁ、いつもどおり一言で。
「Hシーンには期待しないでください」と^^;
各キャラ1〜2回で、長さも純愛モノとしてはなかなか頑張っているとは思いますが、如何せん画面が<CG>の項参照…のために非常に見難く、絵の助けを借りられない様子です。
声優さんは結構頑張っていますし、卑語も有ったりして声の面では悪くないのですが…。
シチュはほとんど合意ノーマルHですが、3Pがひとつあります。
<感想>
う〜ん、ヴィジュアルノベルという形式にした意味ってなんだったんでしょうねー。
しかも縦書きブックタイプという。
いや、意味はなくてもいいのですが、それならば当然CGやシステムも真ん中に線が入ることを始めとするブックタイプの特徴にそろえないと意味がなく、むし
ろ逆効果だと思うのですが…。
シナリオについても、なんと言うか、プレイ時間20時間くらいの大作を無理やり縮めた様な印象を受けます。
ひとつには各シナリオが基本的に一本道で、しかもいわゆるシナリオ的な「遊び」がまったくなく、シナリオ進行に関連するイベントしか起きない、また展開が実際に急すぎることも挙げられます。
しかも、シナリオの主題となっている問題に関しても、解決は言ってみれば「愛の奇跡」みたいなもので、悪い意味でのファンタジー・ご都合主義としか見えません。
それでも、せめて整合性があればまだ許容出来るのですが、同じシナリオ内でさえ、微妙に細部の設定が食い違っている部分があります。
そういう意味で、厳しい言い方をすれば伏線の張り方や展開のしかたに「丁寧さ」を感じられないのは、最大のマイナスポイントだと思います。
特にエンディング付近でのあまりの急展開は、「急に打ち切りの決まった漫画の最終回」並に唐突に終らせ、事件を解決させてしまいます。
む〜、シナリオで褒めるトコが見つからないんですが…。
あえていうなら、メールとか携帯がかなり普及しているところなどから見て現代の話なんでしょうが、「主義者」(=共産主義者)とか、「ヒッピー」とか「コミューン」だとか80年代テイストあふれる設定や会話は結構面白かったことでしょうか…。
…まぁ、時代検証とかまったく考えていない方に3.000点賭けますが…。
キャラクター設定もシナリオによって微妙に異なり、上でも言ったようにシナリオ自体が急展開で、人格を深く掘り下げていないため、イマイチ行動に共感も同意も出来ないことが多いです。
テキストも誤変換や用法ミスが目立ちました。
例えば同じページで「美紗」と「美沙」が2回も混乱して出てきたり、主人公の1人称で語られているのに、「武流の○○」(他のところでは「俺の○○」)みたいな表現があったりしました。
まぁ、個人的には久々にココまでダメダメなゲームで結構楽しめたんですが、客観的には間違いなく「地雷エリア」の作品かと…。
たまには地雷を踏んでみたいという人にはまぁ、オススメ…ですかね?
<10点満点での総合評価>
4点
相対的にもっと低い点数でしょうけど、個人的にこういう地雷は好きなので^^;
お気に入りのキャラ:若村 恭子
最後に一言:「前作「マレビト」に引き続いてナンダカ会話等のネタに80年代テイストが濃いです…。」
大番長−Big Bang Age− (べるさんのレビュー) | 評価: 9.5 |
▼ タイトル | 大番長−Big Bang Age− | |
▼ ブランド | ALICESOFT | |
▼ ジャンル | 地域征服型SLG | |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | |
▼ メディア | DVD-ROM | |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |
▼ 発売日 | 2003/12/19 | |
▼ 購入 | 大番長 -Big Bang Age- / オリジナル特典 Getchu.com | |
【 CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | なし | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 8×99ページ=792個 | |
【 エンディング数 】 | 6個(メインヒロイン1人あたり1つ) |
<ストーリー>
200X年。突如として日本の中心に開いた魔界孔の出現に伴ない発生した天変地異により、大地はねじ曲がり、海は分かたれ、日本は列島の姿を失った。
時を同じくして各地に現れた漆黒の結晶「Bクリスタル」から発生した、Bパワーは人間の肉体に超常の能力を呼び起こした。
能力者は「特体生」と呼ばれ、一般人の恐怖の対象となり、日本は暴力と恐怖が支配する闇黒の時を迎え、諸外国からも隔離された。
しかし魔界孔出現から一年後、強力な意志と戦闘力を持った一人の男が、全国の特体生をまとめて学生連合を作り上げ、日本に秩序を蘇らせる。
だが、その秩序も仮初めに過ぎなかった…。
このホームページはALICESOFTより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はALICESOFTに帰属します。
<購入動機>
アリスの新作、しかも大悪司の続編!
これだけで購入動機は十分です!
<システム>
戦闘システムやイベント発生など、細かいところで大悪司から改善された点は多いです。
ゲーム中にシステム面でのストレスは、ほとんど感じませんでした。
また、前作では資金繰りが度々プレイヤーを悩ませましたが、資金運用は前作よりやや易しくなった感があります。
<音楽・音声>
音楽は、文句なしです。
音楽担当のShadeさんによれば「80年代のテイストを生かした」そうですが、特にオープニングなど、何となく「愛をとりもどせ!」を彷彿とさせました。
(世界観も微妙に北斗の拳とかぶるかもしれません^^;)
ただしボーカルトラックは先述のオープニング1曲となります。
音声は、CGつきのシーン、及び戦闘シーンのみ。
ですが、あれだけの人数にきちんと声をあてるのはさすが!
アリスの意気込みを感じる出来でした。
<シナリオ>
アリスの十八番である地域征服型シュミレーションゲームにして、システム上は大悪司の続編にあたるゲーム。
プレイヤーは「ホワイトファング」こと斬真狼牙となり、「魔界孔」の出現により荒廃した日本で、学園、闘京、最終的には全国の制覇を目指します(闘京はこれで間違いありません)。
<感想>
非常に面白かったです。
何といってもこのゲームは遊べますし、あれだけ膨大な数のキャラクターに対して笑いあり、涙ありのシナリオをつけるあたり、アリスソフトというブランドの実力を改めて感じさせられました。
ヒロインが6名いるため、キャラクリ全回収には最低6周が必要ということになりますが、それだけの価値は十分あるかと思います。
(まぁ、途中でセーブ、ロードでもOKですが、3回はクリアしないと…)
加えて、今回は男性キャラも魅力たっぷりです。
主人公の兄・斬真豪など、ゲームの序盤からおしまいに至るまで、数々の「おもしろい男たち」が登場してきます。
アバオ亜空やムー大帝といった面々の爆笑イベントは必見です。
パロディネタも満載で、いかにも「アリスの真骨頂」といった感じです。
Hシーンは、ヒロインに多数あるのはもちろんのこと、それ以外の女性キャラにも最低1つは与えられています。
(この「最低1つ」というのが後で問題になるんですけど……)
内容はラブラブなものから陵辱まで多彩なラインナップ。
プレイ後の満足度は極めて高い部類に入るのではないでしょうか。
シナリオ面で少々戸惑うのは、主人公の狼牙に「毒気」がないこと。
悪司とは比較にならないぐらい「正義の味方」です。
私個人としては鬼畜シナリオを必ずしも好まないのでこの傾向は大歓迎なのですが、前作と全く同じノリを期待すると肩透かしを食らいます。
また、シナリオ面での鬼畜云々の話をすれば、一部のキャラクターはHシーンが鬼畜モノのみになりますが、キャラクターへの思い入れが強ければ強いほど、「もう1つぐらいイベント欲しかったなぁ……。」等と思わないこともありません。
(キャラ数を考慮すれば仕方ないことですけど…)
あと少し不憫なのが、ヒロインのひとり「高羽紗枝」。
ヒロイン6人の中では個人的には彼女が一番好みですが、全CGがHCG、かつ、ほとんどが陵辱系など、他のヒロインとの扱いに少々差がありすぎるのでは……。
ともあれ、大作の名に恥じない立派なクオリティです。
実際、筆者は年末年始はコレ1本でした^^;
余談ですが、本作は難易度がちゃんと設定できます。
ノーマルをクリアできればハードがプレイ可能となり、ハードクリア後に「無茶苦茶モード」への道が開けるといった感じです。
全シナリオ回収のためには、最低ハードモードまではクリアする必要がありますが、余力があれば無茶苦茶モードもやってみることをお勧めします。
難易度は、驚異的ですけど^^;
<10点満点での総合評価>
ん〜、9.5点……ぐらいかな?
満点をあげたいところですが、そのためにはもうひと押しあってもいいかも……。
<お気に入りのキャラ>
正直、決めかねますね(苦笑)。
何しろ女性キャラだけではなく、先述のように男性キャラも面白いので……。
<最後に一言>
今更私がレビューを書かなくても、かなりの人がプレイ済みでしょうけどね……(苦笑)。
しかし未プレイの人は、やっておいて絶対に損はないです。
家庭内調教 (めいずいさんのレビュー) | 評価: 6.5 |
▼ タイトル | 家庭内調教 |
▼ ブランド | Guilty |
▼ ジャンル | 調教シミュレーション+アドベンチャーゲーム |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP |
▼ メディア | DVD-ROM |
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) |
▼ 発売日 | 2004/01/23 |
【 CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートあり) |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 30個 |
【 エンディング数 】 | 15個 (バッドエンド含む) |
<ストーリー>
水上浩一は強欲な資産家である龍獄寺徳二郎の庶子である。
しかし、強欲な徳二郎を嫌悪していて、数年前に母を亡くした後も徳二郎からの一切の援助を受けず、苦学生としてたった一人で生きてきた。
そんな浩一を精神的に支えてくれたのが、近所に住む幼なじみの、美人姉妹、香山知美と智里。
浩一は知美の両親からも好かれ、知美との『友達以上恋人未満』を満喫しながら幸せな学園生活を続けてきたのだ。
だが、幸せな日々が突然終焉する。
ある日、知美の父は悪質な詐欺にあい破産、失踪。
知美の母親も、悪徳金融業者により拉致されてしまう。
残された姉妹の元には債権者が押しかけ、さらには悪徳金融業者に学校を止め、裏風俗で働けと脅迫される。
知美を救うためには金が必要だ。
しかし、貧乏学生の浩一には、そんな大金は借りる事すらできないのだ。
追い詰められた浩一は、悪徳金融業者の背後に徳二郎がいる事を知り、反感と憎悪を抑えて、姉妹のために頭を下げる。
徳二郎は、浩一を温かく出迎え、香山家の借金を帳消しにしても良いと告げる。
ただし、その代償として、2つの要求を浩一に突きつけた。
1つは、浩一が徳二郎の跡継ぎになる事。
もう1つは、2ヶ月以内に、浩一が姉妹のどちらかと婚約する事。
しかし、それには1つ大きな問題があった。
龍獄寺の家には奇怪な家訓があり、龍獄寺の家に嫁ぐ娘は、被虐趣味の持ち主でなければならないのだ。
2人の結婚を認められるためには、親戚一同の集まる前で『お披露目』と称する公開調教を受け、マゾ性を証明しなくては結婚が認められない。
悩む浩一。
だが知美は、浩一の奴隷妻となる事を受け入れ、2ヶ月後に迫った『お披露目』のために、自ら調教される事を選択する。
失敗は許されない。
もしお披露目に失敗すれば結婚は認められず、姉妹は裏風俗に売り飛ばされてしまう。
学園生活を続けながら、たった2ヶ月で清純な少女をマゾ隷嬢に調教しなければならない
――そのためには、普段の生活そのものを『調教』と化さなければならないのだ。
こうして、妹の智里や、
家に押しかけてきた謎の美少女「華憐」を交え、
2ヶ月間にわたる家庭内調教の日々が始まった……。
<キャラクター紹介>
香山知美(かやま ともみ)CV:カンザキカナリ
明るく家庭的な娘で、主人公の幼なじみ、かつ、同級生。恥ずかしがり屋で生真面目、従順な性格。
気弱でやや泣き虫、おっとりしているが芯は強い。昔はいじめられっ子だった事もある。
香山智里(かやま ちさと)CV:萌原ぷりん
知美の妹、浩一にも懐いており『お兄ちゃん』呼ばわりする。知美の一つ年下で、同じ学校の下級生。
明るく陽気で、浩一に対しては甘えん坊、それ故にちょっと我が儘な一面もある。
学校でも家庭でも知美と比較される事が多く、内心コンプレックスを感じている。
上月華憐(こうずき かれん)CV:中瀬ひな
ある日、主人公の前に現れる謎の美少女。
ポーカーフェイスで口数が少なく、しれっとシビアな言葉を口にする。
若くして苦難の人生を歩んできた事を匂わせる面がある。
自らの感情を表面に出したり、感情的に振る舞う事を罪悪と考えている。
このホームページはGuiltyより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はGuiltyに帰属します。
<ゲームの概要>
香山家を救うため姉妹に二ヶ月の間調教を施し、『お披露目』を成功させることが目的です。
毎週月曜日にその週にする調教を登録します。
なお上月華憐を調教し、お披露目に出すことも可能です。
<システム>
上記参照…必要なものは揃っています。
ただ、調教登録画面でセーブが出来ないのが不便でした。
またシーン回想では、例えば性交調教を選ぶと性交調教で回収したものをLv1から連続して回想するので、使い難さを感じました。
<音声>
男性・女性共に音声があり、音声・BGM・効果音は個別に音量の調節可能です。
声はキャラのイメージにあっていて、演技もいいと思います。
だがしかし…。
<感想>
調教ゲーとしては既に完成された感じです。
愛のある調教ですので、鬼畜属性でない人も(グッドエンドであれば)比較的耐えられるのではないでしょうか。
バリエーションはとにかく豊富で、調教の種類は、性交練習・性感開発・肛門拡張・奉仕訓練・被虐調教・羞恥訓練とあって、さらに条件を満たせば姉妹調教・ハーレム調教も可能になります。
姉妹ルートでは姉妹同時、ハーレムルートでは3人同時にお披露目に出すことになります。
調教内容も野外性交・バイブ付き貞操帯責め・アナルバイブ・アナルビーズ・ビー玉・シックスナイン・緊縛・鞭打ち・熱蝋責め・クリップ責め・浣腸・野外排泄等々、実に多彩なメニュー取り揃えております^^;
そして姉妹調教・ハーレム調教に突入…。
え(゚ o゚;)!?
音声がない!?
どうして?なんで!?なんでないの!!?
これにはかなりガッカリしました。内容も良かっただけに…。
姉妹揃っての器具責め・姉妹そろって羞恥責め・姉妹に華憐をせめさせ、果ては4人同時SEXなんてのもあったのに…。
…あ〜音声聞きたかった(つД`)
コホン、さてEDですが知美・智里・華憐・姉妹・ハーレムEDにそれぞれグッド・ダーク・バッドの3種類、計15種類のEDがあります。
ただグッドエンドは分岐が分かりづらいので苦労するかもしれません。
個人的にはハーレムバッドの(ネタバレ)「お披露目に失敗した後、姉妹は徳二郎の性奴となるが、浩一は姉妹を救うため必死で徳二郎の元で働く。やがて徳二郎は死に、資産を相続して姉妹の行方を探すが、2人は浩一に2度と会わないことを条件に徳二郎の性奴から脱し、既に幸せな家庭を築いていた…。浩一の2人を思う心は一転憎しみに変わり、2人に復讐することを誓う」(ネタバレ終了)というシナリオが気に入っています。
<10点満点での総合評価>
6.5点
姉妹調教・ハーレム調教に音声が加われば軽く+1点。
システム周りが改善すれば+0.5点。
惜しい…まったく惜しい作品です。
お気に入りのキャラ:上月 華憐
最後に一言:「非常に惜しいゲームでした。あそこに音声が入っていれば……。」