まほこい (とっぷがんさんのレビュー) | 評価: 7.5 |
▼ タイトル | まほこい〜エッチな魔法で恋×濃しちゃう〜 |
▼ ブランド | アトリエかぐやBerkshire Yorkshire |
▼ ジャンル | アドベンチャーゲーム |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | DVD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2004/02/27 |
▼ 購入 | まほこい / オリジナル特典 Getchu.com |
【 CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 30個+任意に増設可 |
【 エンディング数 】 | 14個 |
<あらすじ>
父の仕事の関係で故郷に再び戻ることになった主人公と妹の日菜乃。
引越しの荷解きの休憩にピザ屋へ電話したつもりが…
天井に大穴をあけて届いたものは半人前の魔法少女だった!!
「ごめんなさい、天井すぐ直します〜」
と、使ったその魔法が大失敗、手伝いに来ていた葵に茜、妹の日菜乃、
そこに居た女の子全員が魔法少女になってしまったから、さあ大変!
主人公は主人公で「エッチなことを引き起こす体質」になったと言うし、
その上、この体質のままだと恐ろしい悪影響が出るらしい!!!
解毒には誰かを一人前の魔法少女にして完熟魔法で解くしかないと言うのだ!
妹、幼なじみ、同級生を巻き込んでマジカルエッチな生活が始まった!
<キャラクター>
望月 茜
クラスメイトで、主人公たちよりも少し前に転校してきた転校生。
同学年の男子の間では早くもアイドル的存在、おっとりした優しい天然系。
鳴瀬 葵
幼なじみの女の子。
サバサバとした性格で、主人公とは結構、似たもの同士で気が合う仲。
沙倉 日菜乃
義理の妹。
兄に対して甘えたくても甘えられない微妙な年頃。
気恥ずかしい場面になると意地になって否定したりする。
ショコラ=デ=カプチーノ
異世界から来たちょっぴりドジな半熟魔法少女。
魔法の失敗で茜・葵・日菜乃の3人を半人前の魔法少女にしてしまった!!
神城 夕姫
クラスメイトで、人とのコミュニケーションが苦手な無口な女の子。
蒼摩 綾
おっとり系の優しい担任の先生。
本人は気づいてないが色気がある。
このホームページはアトリエかぐやBerkshire
Yorkshireより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はアトリエかぐやBerkshire
Yorkshireに帰属します。
<購入動機>
久々の声優買いです。
画も好みですしね。
<ゲーム概要>
ゲームスタイルは、場所移動方式のADVゲーム。
ゲーム期間は、11月8日から11月22日までの実質約2週間。
但し誰かの純愛ルートに入ると、それ以降はイベント発生日のみ自動進行します。
途中で誰かの陵辱ルートに入ると、陵辱シーン終了後にゲームは終了します。
1日の流れは、午前と午後の2回、移動する場所を選択して進んでいきます。
移動できる場所は、平日の午前は「教室」「生物室」「廊下」「トイレ」「職員室」「屋上」「校門」「校庭」「学生食堂」の9箇所。
平日の午後および休日は「駅前」「学校」「商店街」「コンビニ」「丘」「神社」「通学路」「自分の家」「隣の葵の家」の9箇所。
移動先には、そこにいるキャラが表示されます。
キャラが誰もいない移動先では、アイテムを入手することがあります。
このアイテムは陵辱ルートにおける小道具であり、CGコンプリートするためには全部入手する必要があります。
アイテムは全部で8種類ありますが、このうち「銀の鍵」と「金の鍵」は一度揃えると、「はじめから」を選択してゲームを始めた場合でも継承されますが、他の6種類は再度集め直す必要があります。
攻略対象キャラは、メインキャラ「茜」「葵」「日奈乃」「ショコラ」の4人、サブキャラ「夕姫」「綾」の2人、の計6人です。
メインキャラ4人は、それぞれ「魔法完熟ポイント」というパラメータを保有し、移動してそのキャラと会うごとにポイントが1つずつ増えていきます。
「魔法完熟ポイント」は最大5段階あり、4段階目までいくとそのキャラの純愛ルートに入ります。
その他に、全キャラ共通の「ダークポイント」というパラメータがあり、キャラとの会話時に出てくる選択肢でエロい方を選択すると1つずつ増えていきます。
「ダークポイント」は最大6段階あり、丁度6段階目になったタイミングでそのキャラの陵辱ルートに入ります。
サブキャラ2人は、メイン4人を誰も攻略していない状態で進行させると、特定の移動先にキャラ表示がされ攻略ルートに入ることができます。
陵辱ルートは、あるアイテムを入手していれば、選択肢が出て入ることができます。
6人とも攻略しないで最終日を迎えると、全員ルートに入ります。
プレイ時間は、
『メインキャラルート』4人は、各3〜4時間(初回のみ+1時間)、
『サブキャラルート』2人は、各2時間、
『全員ルート』は、2時間ってところでしょうか。
※CVすべて聴いた場合
<システム補足>
メディアはDVD−ROM1枚です。
ゲームで使用するHDは、約1.1GB。
ゲームの起動時にDVD−ROMは必要ありません。
設定メニューは、基本的なものは一通り揃っています。
良く使う「セーブ」「ロード」「スキップ」「オート」「履歴」「ウインドウ消去」などは、メッセージウインドウの下の方に配置されていて結構使い勝手が良いです。
あまり文句がないシステムですが、敢えて注文をつけるとすれば、
・「画面切替」も1クリックにして欲しかった
・オート時の頁替時間を表示文字数に応じたタイミングにして欲しかった
…【10文字と50文字が同じ表示時間というのはちょっとねぇ…(^_^;)】
・文章フォントを変更可にして欲しかった
…【お気に入りのDFPOP体使いたかった…(/o\)】
くらいですね。
あと、オプションで色々設定できます。
・キャラボイス個別有無
・画面エフェクトスピード調整
ゲーム中は一度も異常終了しませんでした。
相変わらず安定性のあるシステムだと思います。
修正パッチが出ていますが、モニター解像度True Color(24bit)の環境のみ関係するようです。
<音楽>
BGMは『吉田仁郎』さん。
音楽鑑賞モードは全部で18曲。
ボーカル曲はありません。
曲数はいつもより少なめですね。
相変わらずこのお方の曲は、プレイ時間が長くなるに伴い耳に心地よくなっていきます。
「まほこい」(OP曲)は、テンポの良いリズムと魔法の効果音をイメージしたようなシンセの掛け合いが良かったです。
「今ここに」(純愛シーンの曲)は、雪が静かに降ってくるシーンにピッタリの感じです。
「カオス」(陵辱シーンの曲)は、重低音のリズムにピアノソロというお馴染みの曲調です。
欲を言えば、陵辱シーンの曲は鬼畜ルートと倒錯ルートそれぞれに欲しかったところですが…。
とは言え、今回も楽しませていただきました(^^)
<原画・CG>
キャラ原画は『choco chip』さん。
目が比較的大きく角張っていて、睫毛が異様に長く、口の開き具合が独特、という感じです。
その破壊力が最大に発揮されるのは「笑顔」の画です。
特に「茜」と「ショコラ」の笑顔には、してやられました(^^)
あと、目を閉じたときの目のラインも、柔らかい感じで独特ですね。
個人的には、とても好きな画です。
CGは、塗りも線もとても綺麗だと思います。
影の表現も自然な感じで良いのではないでしょうか。
…【「触手」のバリエーションはもう少し欲しかった…(-_-;)】
あと、背景画もとても綺麗で臨場感が良く表現されていると思います。
「CG観賞モード」は、茜:97(24)、葵:100(20)、日奈乃:99(19)、ショコラ:78(19)、夕姫:46(10)、綾:31(9)、その他:27(6)、合計:478(107)です。
※括弧内は、表情パターン別を1つとしてカウントした枚数。
この内、えちぃCGは約7割に当たる、385(73)です。
「シーン鑑賞モード」は、茜:12、葵:11、日奈乃:11、ショコラ:13、夕姫:4、綾:5、その他:2、合計:58です。
<演出・効果>
特筆するような演出はありません。
強いて言えば、電車から見える景色や雪などが動画っぽく表現されているくらいです。
<設定・シナリオ>
シナリオは『神無月ニトロ/さんきち/もみあげルパンR』さん他。
この作品のシナリオは、共通シナリオがOPと全員ルートだけで、基本的には個々のキャラごとにシナリオが分かれています。
更には、個々のキャラのシナリオもそれぞれ「純愛」と「陵辱」に分かれます。
純愛ルートでは、個々のキャラ設定を踏まえた、目新しくはないけれど堅実なシナリオがそれぞれ展開されます。
『人妻コスプレ喫茶』のときも感じましたが、シナリオ担当のスタッフの方々は、その気になれば結構レベルが高い物語を書けるのだと思います。
ですが、メーカーのコンセプトとの兼ね合いで、シリアスや泣きはご法度なのでしょう。
途中までなかなか良い雰囲気で展開されるシナリオも、最後には軽めの無難なラインでまとまってしまうのは残念なところです。
陵辱ルートは、「銀の鍵」を持っていると「鬼畜ルート」へ、更に「金の鍵」を持っていると「倒錯ルート」へ進行します。
「鬼畜ルート」も「倒錯ルート」も、そこへ入るとき「地獄の同意書」というものが表示され、「同意する」を選んだときのみルートに入るスタイルになっています。
最初は親切心かギャグか戸惑いましたが、全体的に「耐えられる人だけプレイして下さい」という設計思想が随所にあるので、おそらく親切心なのでしょう。
そもそも、陵辱ルート自体回避可能なわけですから。
陵辱ルートは当然ながら、単なるエロテキストという感じです。
全体的なシナリオの印象は、プレイスタイルで結構変わると思います。
私は、最初の段階で全キャラの陵辱ルートをまとめて片付けてしまってから、ゆったりと純愛ルートに入ったので、シナリオの印象が「純愛」で終わりましたが、個々に「純愛」→「陵辱」を各個撃破していった場合や、最後にまとめて「陵辱」をやった場合は、シナリオの印象が混沌とすると思います。
とくに後者の場合は、「純愛」のカケラも残らないかもしれません。
それほど陵辱ルートは特殊です。
<えちぃシーン>
回数は1人当たり、純愛ルートでは4〜5回、陵辱ルートでは4回、という感じです。(サブキャラ除く)
1回当たりのえちぃシーンのテキストはやや長めです。
特に陵辱ルートでは一層長くなります。
純愛ルートのえちぃシーンは、当然ながらソフトなものが中心です。
…【「愛あるエッチ」…(-_-;)】
陵辱ルートのえちぃシーンは、その鬱憤を晴らすかの如くハードになります。
陵辱ルートでは、「誠志」がダークサイドに墜ちて魔物に取り込まれるという設定ですので、陵辱する側の手足は「触手」です。
いや、ネタが「魔法少女」なのでそれはそれで分かるのですが、ちょっと偏り過ぎですね。
いい加減、触手、触手、触手、触手〜〜〜っ
では、ワンパターンの謗りを免れないところでしょう(^_^;)
思わず、スライムの立場はどうなるんだ〜〜〜っ
とか突っ込んでみたくなります。
あと、変態・倒錯系の比重がかなり高いです。
特に「ショコラ」の○○○○と、「綾」の○○○○と、全員ルートの○○○は要注意です。
思わず「何じゃコリャ〜〜〜」という感じでした。
処女率は83%。
ビジュアル的にも表示されます。
<キャラ別感想>
※「先入観がつくからイヤ」という方はスキップして下さい。
◆望月 茜◆
髪は茶色のロング。触覚2本装備。
魔法コスチュームは、ピンク基調フリル系。
萌えの必勝の方程式「学園のアイドル」
「誠志」が転校してくる一週間前に転校してきて、一躍野郎達の熱い注目を浴びています。
でも本人はいたってマイペースで、そんな熱視線もどこ吹く風。
ある日、新たに転校してきた「誠志」の引越しの片付けを「葵」にお願いされ、二つ返事で引き受けたのが災難の始まり。
「魔法少女」になった彼女に、果たしてどんな未来が待ち受けるのか…。
「茜」シナリオのテーマは「友人の距離」
親の都合で何回も転校を繰り返している「茜」は、自然と親友や恋人を作るのを避け、無意識に人付き合いを一定距離の友達に限定してしまいます。
…単なる友達なら、別離のときもそれ程傷つかない…。
自衛本能からくる人当たりの良さが、彼女をアイドルたらしめるのは切ないところです。
でも、その「距離」を縮めてみたいと思う対象に出会ったとき、彼女の取った行動は…。
というのがシナリオの流れです。
ありきたりのシナリオと言えばそうなんですが、それ故に最近ではあまりお目にかかれない物語という側面もあり、個人的には結構楽しめました。
…【後半は「Kanon」風味だが…(-_-;)】
結局、「距離」を作るのも自分なら、「距離」をなくすのも自分、と言ったところでしょうか。
デモにも収録されていますが、個人的に笑顔が一番可愛いキャラです。
えちぃシーンは5(純愛)+4(陵辱)回。友情出演の「綾」が0.5回。
シチュエーションは、トイレ、職員室、喫茶店、誠志の部屋、教室、丘、亜空間、等々…。
バリエーションは、放尿、自慰、正常位、フェラ、座位、後背位、パイズリ、触手、搾乳器、アナル、浣腸器、スカトロ、等々…。
純愛ルートは、段々Hになっていくのがいいですな…(^^)
後半に行くにつれ「触覚」が段々大きくなっていくような気がします。
…【いや、あれは「快感センサー」に違いない…(-_-;)】
陵辱ルートは、他のキャラよりは多少軽めという感じがします。
CVは「鳩野比奈」さん。
「萌え」の大御所ですが、6年前の「Piaキャロ2」と声が同じなのは驚異です。
過酷な声優さんの声質は、少しずつ変化していくのが多いものですが…
…【よほど丈夫な声帯なんだろうな…(-_-;)】
今回もあの「地の底から響いてくる後ろ髪を引かれるような独特な声」(謎)は健在です。
◆鳴瀬 葵◆
髪は青色のショート。
魔法コスチュームは、青基調ボンテージ系。
萌えの常勝の方程式「幼馴染」
「誠志」の隣の家に住んでいます。
昔、突然引越していった「誠志」が再びこの街に帰ってきて再会を喜びます。
そして「誠志」の引越しの片付けを二つ返事で引き受けますが、それが災難の始まり。
「魔法少女」になった彼女に、果たしてどんな未来が待ち受けるのか…。
「葵」シナリオのテーマは「儚い想い」
子供の頃は「誠志」の親友を自負していた「葵」でしたが、引越しするのを直前まで知らされず、ショックを受けつつ「誠志」は目の前から居なくなります。
その時初めて、親友と思っていた特別な感情が、実は淡い恋心だったと理解します。
そうして満たされない「想い」をひっそりと心の奥に仕舞い込んだ「葵」でしたが、ある日ひょっこり帰ってきた「親友」に対して、彼女の取った行動は…。
というのがシナリオの流れです。
このシナリオのパターンは、一番使われているケースだと思います。
快活な表面に隠された、真摯ではあるけど弱い想い…。
その弱さ知ってるが故に、お御籤を何回も引き直すシーンは結構良かったですね。
…【このキャラはリアル世界にも実在する…(^_^;)】
奇麗事だけじゃなく、「嫉妬」を使った展開も基本に忠実という感じです。
…【ラストはちょっとアレだが…(-_-;)】
えちぃシーンは5(純愛)+4(陵辱)回。友情出演の「夕姫」が1.5回。
シチュエーションは、葵の部屋、教室、生物室、屋上、亜空間、等々…。
バリエーションは、透視、レズ、フェラ、正常位、後背位、側位、触手、ムチ、アナル、錠、浣腸器、ゆで卵、等々…。
純愛ルートは、「夕姫」においしいところを…(^^)
陵辱ルートは、他のキャラより「痛さ」が頭1つリードという感じです。
…【清潔ではあるが…(-_-;)】
CVは「萌木唯」さん。
私は初めて聴く声です。
名前のイメージでは「萌え」系ですが、出演されている作品はそうでもないみたいですね。
脱力系というか…ちょっと変わった声の方です。
「いけー」「やっちゃえー」「トドメだー」という声を聴くたび力が抜けていくという、恐ろしい声の持ち主です。(^^)
◆沙倉 日菜乃◆
髪は黒色のロング。
魔法コスチュームは、白基調エンジェル系。
萌えの不敗の方程式「義妹」
「誠志」の父親が再婚した義母の連れ子で、その義母も死去したため天涯孤独になります。
父親は仕事の関係であっちこっち飛び回っているため、義兄の「誠志」と暮らしています。
そして「誠志」の引越しとともにこの街にやってきますが、それが災難の始まり。
「魔法少女」になった彼女に、果たしてどんな未来が待ち受けるのか…。
「日奈乃」シナリオのテーマは「勇気」
家族となってから徐々に募る義兄への想いを、家族たらんとする義兄の前で明かす事ができるはずもなく、密かに胸に仕舞ってきた「日奈乃」。
そんなある日、「魔法少女」になったが故に、その義兄に突如降りかかった災難。
「誠志」を救うのにもっとも可能性があるのは、完熟魔法少女にあと一歩の「日奈乃」。
愛する義兄を助けるために、彼女の取った行動は…。
というのがシナリオの流れです。
このシナリオのパターンも、良く使われているケースです。
と言うより、「義妹」が登場するという設定においては必然でしょう。
でも、その当たりは意識しているのか、ちょっとした変化球を使っているのが面白かったです。
この物語においては、「魔法少女」という設定を一番生かしたシナリオでした。
…【見方によっては「一人上手」と言えなくもないが…(-_-;)】
えちぃシーンは5(純愛)+4(陵辱)回。
シチュエーションは、日奈乃の部屋、試着室、亜空間、等々…。
バリエーションは、自慰、正常位、後背位、カミソリ、クリップ、放尿、浣腸器、スカトロ、騎乗位、等々…。
純愛ルートは、おとなし目です。
…【胸、小さいからな…(-_-;)】
陵辱ルートは、その分色々な小道具で小突き回されます。
…【プチ痛い(謎)】
CVは「金田まひる」さん。
この方は本来、ハツラツとした妹系が一番破壊力があると思いますが、今回は「日奈乃」の性格の設定上、通常ボイスはどうしてもインパクトが弱く感じられ のはしょうがないところですね。
でもその分、えちぃボイスで弾けてくれますので、今回もちゃんと脳みそにきます(^^)
◆ショコラ=デ=カプチーノ◆
髪はブロンドのセミロング。集音リボン装備。
魔法コスチュームは、赤基調基本系。2体のファンネル装備。
萌えの永遠の方程式「ロリ」
元祖半熟魔法少女。
「誠志」が引越しの片付けの休憩タイムに、宅配ピザ屋と間違えてかけた電話で召喚されます。
そして召喚されたとき空けた天井の大穴を修理すべく使った魔法が失敗。
その場にいた「茜」「葵」「日奈乃」の3人を半熟魔法少女にしてしまいます。
更には「誠志」を「エッチなことを引き起こす体質」に。
元祖魔法半熟少女の彼女に、果たしてどんな未来が待ち受けるのか…。
「ショコラ」シナリオのテーマは「信じる心」
取り合えず学校の第二生物室に居を落ち着けた「ショコラ」を、何かと気遣って様子を見にくる「誠志」。
段々と気になっていく「誠志」に対し、幼さ故に恋愛感情を持て余す「ショコラ」。
ようやく自分の気持ちを伝える事が出来た折に、不意に訪れる別離の兆候。
そんな二人が取った行動は…。
というのがシナリオの流れです。
このシナリオはもう少し練れば「泣き」系に持っていけたかもしれません。
ですが、メーカーのコンセプトから逸脱するためなのか、最終的には無難な落し処という感じの終り方です。
…【途中までは「snow」風味だったが…(-_-;)】
まぁ、「魔法少女」という非現実の象徴がベースなので、湿っぽい物語は回避して正解なのかもしれません。
ちょっと惜しい気もしますが…(^_^;)
えちぃシーンは4(純愛)+4(陵辱)回。
シチュエーションは、第二生物室、神社、亜空間、等々…。
バリエーションは、フェラ、正常位、後背位、放尿、掃除機、電動歯ブラシ、フタナリ、バイブ、アナル、等々…。
純愛ルートは、一番おとなし目です。
…【胸、ないからな…(-_-;)】
陵辱ルートは、倒錯の極致ですね。
…【個人的にはOKだが…(-_-;)】
CVは「北都南」さん。
ロリキャラ、魔法少女とくれば、どうしても浮かぶのが「なのは」。
実はこの「ショコラ」をどう演じるか、というのが最大の購入動機でした。
そして「なのは」とはまた少し違う魔法少女を演せられて、改めて驚嘆した次第です。
この方の芸域は、一体どこまで広いのだろう…。
◆神城 夕姫◆
髪は黒色のセミロング。
魔法コスチュームは、黒基調女王系。
萌えの止めの方程式「寂しんぼ」
「誠志」が昔この街にいた頃、同じ部活に所属していました。
人見知りが激しく友人のいない「夕姫」は、いつも話し掛けてくれる「誠志」が唯一の拠り所。
そんな折、突然「誠志」が引っ越していき、彼女は心を閉じていきます。
そして何年か振りに再会した「誠志」に対し彼女は…。
このキャラはサブキャラです。
と言っても、一応個別シナリオもあり、メインキャラと比べてそんなに見劣りはしません。
「夕姫」シナリオのテーマは「孤独」
メインキャラ達が光の魔法少女とすれば、このキャラは闇の魔法少女です。
「孤独」という闇に潜む負の情念。
ダークサイドに墜ちかけた「夕姫」に対し、「誠志」が取った行動は…。
というのがシナリオの流れです。
このシナリオは、ある意味一番説得力がありました。
「魔物」というものがもし存在するとしたら、虚無というのは格好の住処なのかもしれません。
作品全体に対しても、反対のベクトルで引き締めていると感じます。
「ドキ姉」に続き「青山ゆかり」はまたハズレを引いたか?
と最初は身構えてましたが(笑)、良い意味で裏切ってくれました(^^)
…【闇の魔物もおちゃめ。(クス)】
えちぃシーンは2(純愛)+1(陵辱)回。「葵」シナリオで1.5回。
シチュエーションは、屋上、亜空間、等々…。
バリエーションは、手コキ、騎乗位、フェラ、正常位、アナルビーズ、アナル、等々…。
純愛ルートは、一番お気に入りの場所で。
…【見せびらかしたいんだろうか…(-_-;)】
陵辱ルートは、奇をてらわないです。
CVは「青山ゆかり」さん。
何か久々に本来の演技を堪能した気がします。
心の葛藤を搾り出すような演技はやっぱり上手いですね。
今回は役柄もピッタリはまっていました。
闇の魔物の使い分けも見事でした。
…【一粒で二度美味しい…(-_-;)】
◆蒼摩 綾◆
髪は茶色のセミロング。
魔法コスチュームは、白基調ウエイトレス系。
…【おーい、サイズ合ってないぞ…(-_-;)】
萌えの疑惑の不等式「巨乳教師」
「誠志」が帰ってきて通うことになった学校の担任です。
時折、怪しげな行動や言動を取りますが、その理由は…。
このキャラもサブキャラです。
と言っても、やはり個別シナリオもあります。
「綾」シナリオのテーマは「憧憬」
体は十分過ぎるほど大人なのに、どこかまだ純情なところがある「綾」は、子供の頃魔法少女に憧れていた少女でした。
そんな折、4人の魔法少女の出現に連動してあちこちで登場するようになった魔物の一匹が、「綾」を取り込もうとします。
そんな「綾」に対し、「誠志」が取った行動は…。
というのがシナリオの流れです。
このシナリオは、おまけ的要素が強いです。
「つるぺた」ばかりではバランスが悪いだろうと、えちぃ部門の均衡を図ったのでしょう。
ですので、えちぃシーンは陵辱色が濃いです。
…【大人の余裕?(-_-;)】
えちぃシーンは3(陵辱)回。「茜」シナリオで1回。
シチュエーションは、職員室、亜空間、等々…。
バリエーションは、自慰、母乳、カミソリ、バンソーコー、後背位、浣腸器、スカトロ、等々…。
オッパイでアレありですか…(/o\)
CVは「乃田あす実」さん。
今回は落ち着いた大人の女性、という感じです。
相変わらず絶叫時の声の揺れが悩ましいですね。
出番が少なかったのが残念でした。
<総評>
シナリオは、純粋に純愛系として見た場合、予想以上にレベルが高いと感じました。
ただ、先にも述べましたが、プレイスタイルによっては中和される危険も孕んでいます。
エロは、純愛系として考えた場合は高レベルだと思いますが、陵辱系として考えた場合は回数的にも内容的にもちょっと物足りないですね。
原画・CG・音声・システムは、かなりレベルが高いと思います。
音楽は好みにもよりますが、個人的には良かったです。
演出面ではかなり物足りないですが…。
改めて、純愛と陵辱の両立は本当に難しい、と感じた作品でした。
同一のキャラが純愛と陵辱の双方ともこなす設定では、やはり強力なシナリオの骨組みがなければ難しいのかもしれません。
メーカーのコンセプトもあるのでしょうが、じっくりと練られたシナリオ+濃い和姦エロ、という作品をやってみたいものです。
「アトリエかぐや」は、それが可能なメーカーの気がします。
<お気に入りのキャラ> |
||||||||
キャラ名 | 茜 | 葵 | 日菜乃 | ショコ | 夕姫 | 綾 | ||
シナリオ | 7 | 6 | 7 | 7 | 7 | 6 | ||
性格 | 9 | 8 | 9 | 9 | 8 | 10 | ||
音声 | 9 | 8 | 10 | 12 | 9 | 9 | ||
萌え | 8 | 7 | 9 | 9 | 7 | 4 | ||
CUP | D | C | A | AAA | C | F | ||
えっちぃ | 8 | 8 | 7 | 7 | 7 | 7 | ||
合計 | 49 | 44 | 47 | 47 | 45 | 46 |
と言う事で、『茜』です。 |
<10点満点での総合評価> |
||
シナリオ | 7 | 思った以上のデキ |
原画 | 9 | 笑顔が可愛い |
CG | 9 | 安定 |
キャラ | 8 | 萌えを意識した配置 |
音声 | 9 | 萌えの一線級 |
音楽 | 8 | 飽きない |
システム | 8 | 問題なし |
演出 | 5 | 特になし |
エロ | 7 | 純愛系最強クラス |
ボリューム | 8 | 総プレイ時間22時間 |
合計 | 78 | |
と、言う事で微妙ですが『7.5点』とします。 |
最後に一言:「触手〜触手だよ〜〜触手がくるよ〜〜〜ヽ(´Д`)ノ」