リズミック・レヴ    (たろんなーどさんのレビュー)  評価: 4.5 
▼ タイトル リズミック・レヴ
▼ ブランド EXTREME
▼ ジャンル 恋愛AVG
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/07/25
▼ 購入   リズミック・レヴ  / オリジナル特典 Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(バックログでの音声再生あり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  20個
【 エンディング数 】  6個(BADEND含まず)


<あ・ら・す・じ>
 二輪ロードレースの最高峰、RRGPで、500ccクラスのドライバーをしていた主人公は、レースで大事故を起こし、レースから身を引くことになる。
 そんな彼の下に、彼がレーサーとして所属していたレーシングチームから、ジュニアチーム監督就任の話が持ち上がる。
 しかし、彼が引き受けたRRGPの125ccクラスに参加するチーム、Brain Palettejunior Team(BPjT)は、スポンサーが話題づくりのためにメインスタッフを女性だけで固めたチームだった。


<キャラクター紹介>
壬生菜 楓(みぶな かえで)CV:さおり
 イギリス人と日本人のハーフでBPjTのライダーの一人。
 何事もレースのためにというタイプで、ストイックでプロ意識が高い反面、勝ちにこだわり過ぎる面もある。
 ライダーとしては、速いが安定性にかけ、派手なレースをするタイプ。

壬生菜 茉莉(みぶな まつり)CV:水野 紗耶
 楓の妹で、チームではテレメトリーシステム(マシンの状況などを記録する機械)担当。
 主人公がレーサー時代からの知り合いだが、姉とは長らく離れて暮らしていた。
 やや体が弱く病気がちで、性格的にもおとなしく、押しが弱い。

蘇芳 撫子(すおう なでしこ)CV:桜井 唯
 全日本選手権から引き抜かれてきたBPjTのライダーの一人。
 一見能天気で何も考えてなさそうに振舞っているが、実は考え込むことの多い慎重な性格。
 ライダーとしてはセットアップ能力とマシン開発能力に優れ、完走率が高いのが特徴。

紫苑 菖蒲(しおん あやめ)CV:北川 葵
 撫子の元チームメイトで、BPjTにはメカニックとして採用された。
 無口で何を考えているのか分かりにくい部分もあるが、なぜか撫子とはいつも一緒に行動している。
 元ライダーなので時にテストドライバーもこなすが、本選で走ることは固辞している。

柊 若菜(ひいらぎ わかな)CV:美咲 美遊
 主人公が去年まで所属していたチームでもマネージャーを務め、BPjTでもマネージャーとして参加。
 常に冷静でチームのことを第一に考える優秀なマネージャー。

山桜桃 菫(ゆすら すみれ)CV:珠 ひよこ
 去年までは主人公と同じチームでメカニックを務めており、BPjTではチーフエンジニアを務める。
 エンジン周りが専門で技術のほうは確かだが、経験が浅いせいもあり、マシン全体でのバランス取りやセッティングはやや苦手。
 経験が浅いにもかかわらずチーフに抜擢されたため、自分の技術に自身を持てず、頑張り過ぎてしまうところがある。

橘 杜鵑花(たちばな さつき)CV:非公開
 Brain Paletteのキャンペーンガール。
 親会社の正社員として参加しており、全戦に帯同する事になる。
 陽気で明るく、意志の強い女性。(攻略不可)

浅沙 百合(あさざ ゆり)CV:北川 葵
 Brain Paletteのキャンペーンガール。
 杜鵑花とおなじく、チームに帯同して花を添える。
 のんびりとした性格でやや天然ボケ。(攻略不可)

松雪 蒼(まつゆき あおい)主人公・リネーム不可
 500ccクラスで去年は優勝を争った実績を持つライダーだったが、医者からしばらく参戦禁止という通達をもらい、くさっているところを監督として招聘される。
 現役時代は楓と同じく派手なレーシングでGPを盛り上げるタイプのライダーだった。


このホームページはEXTREMEより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はEXTREMEに帰属します。



<音声>
 女性のみフルボイス。
 主人公リネーム不可なのにボイスが主人公の名前を飛ばしているのは何でなんでしょうねぇ。
 リネーム可の予定で、リネーム機能を入れ忘れたとか^^;?
 …それから、何ゆえ一人だけ「非公開」と表記されているのでしょうか。
 ものすごく、気になります。…もしかして、これが芸名ですか?

 全体的に言って、声優さんたちが今ひとつな感じがします。
 なんだか、いかにも「演技」っぽく聞こえてしまうんですよ。
 とはいえ、特にソレが目立つのは一名だけで、あとは標準よりちょっと下かな?ってくらいですが…。
 まぁ、音声をオフにするほどではないとは思いますけど。


<音楽>
 全26曲。うちボーカル曲は2曲。
 OP「RIDE FOR A FALL」、ED「FIGHT TO THE FINISH」(2曲ともVo.Toni)とも、男性ボーカルで全英語詞、音もアメリカ産ソフトロックという感じなのは他のゲームではまず聞いたことないタイプの音楽です。
 多少ボーカルが弱い気もしますし、エロゲーらしくないのは確かですが、ゲームの雰囲気にはあっていると思います。
 ボーカル曲としても悪くないと思いますし。
 敢えて難点を挙げると「コテコテ」のロック過ぎてオリジナリティを感じないことくらいでしょうか。
 や、まぁエロゲーのボーカル曲としては、十分過ぎるほどオリジナリティがあると思いますけど^^;

 BGMもレース中の音楽はレースっぽく仕上がってますし、悪くない出来です。
 ただ、日常シーンとかは割りと普通にエロゲーの音楽って感じでした。
 全体的に印象には残りにくいですが、BGMとしては場面に合っていますし、自己主張しすぎず、場面の邪魔をせず、BGMしていると思います。


<システム周り>(ver.1.00)
 修正ファイルがありますので、オフィシャルHPに行ってあててくることをお勧めします。
 致命的ではないにしろ、メッセージが重なったり、ウィンドウが崩れたりしますので。
 
 ゲーム的には、ごくごくノーマルな選択肢分岐型のAVG。
 ゲーム中盤まで共通シナリオが続き、後半から個別シナリオに分かれていくというタイプです。
 ただ、シナリオが2人一組になっているため、攻略ヒロインは6人ですが、実質的にストーリー分岐は3種類です。
 難易度的には選択肢は数も少なく、内容も分かりやすいですし、ほぼ無いに等しいと思います。

 詳しいシステムは上記参照。
 オートプレイ以外のシステムはそろっていますが、スキップが既読未読を判別しない上に、もう一度スキップボタンを押して解除しないといけないため、解除しにくく、思わず飛ばしてしまいがちです。
 しかも、バックログは一応装備されていますが、メッセージウィンドウ10個分だけです。
 そのため、共通シーンを飛ばすときは「スキップ」を使用するよりもCtrl押しっぱなしのほうが使いやすいと思います。
 とはいえ、それ以外は特に問題も感じませんでした。

 ちなみに、主人公は監督ですが、レース中にゲーム的に出来ることは「見てるだけ」です。
 ただし、レース展開はテキストを垂れ流すのではなく、一周ごとの順位をグラフにして見せる形式になっており、時折ポリゴンのムービーが入ります。
 下手にテキストで流されるよりも臨場感がありますし、飽きなくて良い感じです。
 とはいえ、レース展開にランダム要素は無いので、前半戦はさすがに3回とか見るとレース展開が分かってしまいます。
 シナリオ分岐によってレース展開が違う後半は、まだ良いんですけどね。


<CG>
 原画はゆいまゆたか氏。
 一部顔のバランスが今ひとつに思えるところもありましたが、全体的には悪くないです。
 絵柄的にも普通に「可愛い」感じの絵ですし、絵柄的にダメという人は少なそうなバランスの良い絵ですね。
 ただ、一部の立ち絵で目がなんだか他の絵に比べて小さいのがあり、少し気になりました。
 それ以外は立ち絵とイベント絵の「差異」も無いですし、良いと思います。
 塗りも標準レベルで悪くない出来です。
 ややはっきりしすぎてシンプルかなぁとも思いましたが、陰影などはきちんとつけられていますし、好みのレベルの問題ですね。

 背景は少しさびしいような気がします。
 ややシンプルで、塗りも単調だからです。
 とはいえ、サーキットごとにきちんと書き込まれていて、その辺はなかなか良い感じでした。
 (さすがに観客席やピット付近は使い回しですが^^;)

 また、上にも書いたようにレース中にはポリゴンのムービーが挿入されますが、これはなかなか良い出来です。
 3Dポリゴンの出来自体は標準ですが、たとえばスタート時は各レースのスターティンググリッドにあわせてきちんとマシンを並べていたり、雨のレースではカメラに雨粒がかかる演出なんかもあったりします。
 さらにレース場毎にきちんと周りの景色を作り直していたり、と総計で120種類以上のムービーを作っています。
 テキストに逃げずにきちんとレース展開を見せようとするあたりは、コダワリを感じました。


<Hシーン>
 まぁ、いつもどおりの一言で、
 Hシーンには期待しないでください、と^^;

 各キャラ最後に1回という純愛モノの約束パターンですし、シーン自体も短いです。
 さらに声優さんも今ひとつ、という感じですし、CGも昔のF&Cばりに男性キャラ無し&あそこにモザイクなしのつるつるというパターンです。
 いや、この手法を見たのは久々で新鮮でした^^;
 と、いうか、まだあったんだ、という感じですが…。

 というわけで、レースの解説っぽく言うならば、「このコース(ゲーム)は抜きどころが無く苦労する」感じですね^^;
 まぁ、ここには期待しないでください、と。


<感想>
 多分ですが、レースモノを作りたかったのか、エロゲーを作りたかったのか、といったら間違いなく前者でしょう。
 それくらいシナリオ的にもシステム的にも、レース部分には力が入っています。
 テキストも親切で、専門用語も出てきますが、マニュアルには用語解説もありますし、そこまでディープでもないので、あまり知らなくても十分楽しめると思います。
 逆に言うと、マニアから見ると突っ込みどころは結構あると思います^^;

 ただ、あまりにもそちらに力を入れすぎて、恋愛要素は無きに等しい…というのが率直な感想です。
 一応ジャンル的には恋愛AVGらしいですが、基本的な展開はレース⇒レース⇒レースという感じで、間に入るのもラボでのテスト走行や、ファンイベント等といった感じです。
 いや、まぁ、世界をサーキットするGPライダーの日常なんてそんなモノでしょうが、ヒロインと二人でデートに出掛けることの無い(しかも全キャラ)恋愛AVGなんて始めて見ました…。
 また、上に挙げたように、シナリオ的にヒロインが二人一組でルートが組まれているため、それぞれのヒロインの話自体が、どうしても少なくなってしまうのもあります。
 そのためと、シナリオ的にもごくごく普通なオーソドックスな展開のため、ヒロインの個性付けが足りてないのかなぁ、とも思えました。

 と、言うわけで、どちらかといえば、シナリオ内容的には王道のスポーツモノといった方が正しいかと。
 チームメイトとの葛藤、それぞれの過去…勝てない苦しさ、そんなものを乗り越えてチームとして、個人として熟成していく、そちらの方がメインなのかな…と。 
 ただ、こちらも今ひとつ弱いんですよね。
 これは多分、外部のライバルがいないせいだと思います。
 一応ポイント的にはゲーム内で争うことになるライダーたちはいますが、一部除いて名前だけしか出てきません。
 たとえ展開的にベタだといわれても、やはり「強力なライバル」は必要だと思います。
 もしくは、「意地悪なオーナー」とかでも良いと思いますが^^;
 展開的には普通にスポ根モノっぽく上手く仕上がっていますが、そこら辺が出てこないので、問題がチーム内での話に終始してしまい、今ひとつ盛り上がりに欠けているような気がするのは残念な点です。
 また、エンディングもあっさりしていて、エピローグみたいなところが無いのも寂しいですね。

 とはいえ、上に挙げたようにレースモノとしてはなかなか雰囲気よく出来上がってると思います。
 各レース前のスターティンググリッド紹介とか、思わずニヤリとしてしまいましたし^^;
 コースも一発で元になったコースが分かるほど、そのまんまに作ってあります。

 そういうわけで、この手のテレビを見ているような人や興味があるという人には割りとお勧めです。
 逆に、それ以外の部分はシナリオ的にやや(かなり)薄めですし、Hシーンなんかも無いに等しいですし、「レーシングチーム」というシチュエーション以外には訴求力が無いのが欠点です。
 ただ、テキストはごくごく普通に誤字も無いですし、レースモノとしてはそれなりに悪くないと思います。
 レースクイーンは何故か攻略出来ないですけど^^;


<10点満点での総合評価>
 4.5点
 エロゲーとしては3〜4点くらいかもしれませんが、レース部分の作りこみとコダワリに敬意を表して。


お気に入りのキャラ:蘇芳 撫子
最後に一言:「キャラの名前、難しすぎです(つД`)」









  姉妹いじり    (ひびきさんのレビュー)  評価: 7 
▼ タイトル 姉妹いじり
▼ ブランド にくきゅう
▼ ジャンル 調教SLG
▼ 対応OS Win95/98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 1999/06/25
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  なし
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  デフォルト10個。追加可能で最大255個まで。
【 エンディング数 】  13個

<ストーリー>
 ある日、主人公は自分が所属している組織より美しい姉妹の調教を依頼される。
 両親の借金の肩に妹が売られるらしい。
 ただ、「妹だけでは可愛そう」という理由から、姉も進んで自分から調教を受けさせて貰えるよう、志願してきた。
 幸い(?)姉も妹と一緒に買い取って貰えるらしい。
 2ヶ月間という限られた期間を駆使して、薬・道具などを使い、2人をどこまで調教することが出来、そしてどこまで「商品」としての価値を高められるか?
 そして、仕事が終わった時の主人公の「組織」での立場は?

 咲かすも 散らすも―――――貴方次第。


<ショップの紹介>
ブルセラショップ
 初めてこの店を訪れた時には、「特製デジカメ」を貸して貰えます。
 これで調教時に姉妹の調教場面をデジカメで写真に撮ることが可能となります。
 この写真をブルセラショップで買い取って貰うことが出来ます。
 これで支払われる代金が、主人公の唯一の財源です。
 ただし、保存することのできる写真は、1回に1枚までです。
 また、この店では、姉妹に着せる下着類を買うことができます。
 下着によっては姉妹のパラメーターの上がり具合が違う…らしいです。

大人のおもちゃ屋
 ここでは、調教に必要なアイテムを買うことが出来ます。
 アイテムは、バイブや麻縄、手枷という風に、使い減りしないものから、ローション、蜂蜜、ロウソクといった消費材の2種があります。

薬屋
 媚薬や乳出液、といった調教コマンドに必要な薬から、体力回復、パラメーター上昇のための精神安定剤や淫欲剤などを売っています。


<キャラクター紹介>
一色紫(いっしきゆかり)
 しとやかで、優しく、包容力のある女性。落ち着きすぎて、浮いてしまうこともあるほど。
 また、感情を表に出すことはあまりない。
 自分のことよりもまず他人の幸せを考え、そのためなら進んで自分の身を犠牲にするタイプ。
 だが何も考えていないわけではなく、自分の中で1本芯は通っている。

一色美紅(いっしきみく)
 おてんばで、少々ワガママ。
 思ったこと、感情を比較的ポンポンと口に出す。顔にも出る。
 思いこみが激しく、一つのことに突き進むタイプ。
 ガンコなきらいがあるのは、姉譲り。

主人公:俊二(名前変更可能)
 世間一般で言うところの「危ないこと」を「仕事」にしている、ある「組織」に属する男。
 全てにおいてクールに決めようとするのだが、つい熱くなってしまうきらいがある。


このホームページはにくきゅうより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はにくきゅうに帰属します。



<購入理由>
 絵買いです。
 何の情報もなく、ただ単にCGが気に入ったから買った…という訳です。


<システム補足>
 インストール形態は、最小5MB。標準300MB。最大600MBの3種類です。
 一度フルインストールしたら、次からはCD挿入しなくてもOKです。
 セーブ数の多さや未読スキップ、シーン鑑賞など、最低限なものだけが装備されている、という感じでしょうか。
 ただ…、メッセージ履歴がないというのは残念です。


<音楽・音声>
 女性キャラはフルボイスです…といっても2人しか出てきませんが^^;
 キャストは非公開です。
 音質が悪く、台詞を喋る時に、「ザー」という雑音が入ってきます。
 演技が結構良かっただけに残念です。

 音楽は、あまり印象に残りませんでした。


<原画・CGなど>
 原画は 碧衣悠さん。大きくて輝いている瞳が特徴。
 肌や洋服の光沢といったトコロの塗りも丁寧です。
 構図は、主人公の視点から描かれていることが多く、主人公自身が描かれているCGは少ないです。


<エッチシーン>
 1エッチシーンにて、土台となるCGはほとんど1枚です。
 そのCGが多少変化する程度です。
 その代わり、シチュエーションはとても多いです!
 なにせエッチシーンは50種類以上ありますからね (≧∇≦ )b
 視姦、といったソフトなものから、色々な道具を使ったSMプレイまで。
 もちろんノーマルな体位複数、オナニー、フェラもあります。
 放尿、筆、猫耳、ワカメ酒、剃毛などといったマニアックなプレイもあり…。
 …剃毛?
 剃っちゃってどうするんですか?
 パイパンですか!?
 剃っちゃった後のエッチシーンのグラフィックは変るんですか?
 と興味津々な私。
 説明すると、この「剃毛」コマンドを選ぶためには、例の薬屋さんから、剃毛コマンド用の薬を買ってこなければならないのです。
 そして、その薬の説明を見ると…
 「剃って安心!剃った後にこの薬を塗れば、あら不思議!剃った毛が再びすぐに生えてきます!」
 舐めているのですか?
 いくらゲーム中とはいえ、それはありえない。ドラえも○もびっくり!
 そんな薬あったら、ハゲで悩むオジさんなんか、いなくなります。
 さっさと特許とって、こんな因果な商売とオサラバしようぜ、アミーゴ!
 そんなスゴい技術を剃毛マニア君だけにしか供給しないなんて…。
 第一そんな薬いりません。永久脱毛の薬を使ってずっとパイ---・(゚Д゚)・∵゜ターン
 …コホン…閑話休題。

 他には、姉妹丼、3P(3Pにも複数種類あります)、女性キャラからの誘惑…なども…。
 かなりのシチュエーションが網羅されていて、ないモノといったら、コスプレ、獣姦、フィスト、スカトロくらいではないでしょうか?
 …コスプレがないなんて…_| ̄|○
 コスプレは必須です!(血涙)
 パジャマエッチと猫耳エッチとバニー放尿があるくらい…。
 いや、猫耳はコスプレというより着ぐるみエッチだったような…( ゚д゚)トオイメ

 内容的には、ほとんどエッチの時には素っ裸です。
 ブルセラショップで購入した高価な下着に着せ替えても、立ち絵が変化するくらいです。
 …無常也。
 着替えた下着によって、もっと調教コマンドが増えたりして欲しかったです。
 着たままエッチ…とか(←うひ!)

 調教物というだけあって、姉妹のパラメータによって、テキストも変化していきます。
 最初は嫌々だったけど、馴れてきて最後は目覚める…みたいに。
 基本的に、同じ調教では、パラメータや訓練度の進行状況によって、「嫌々ながら」→「一応馴れてきた」→「積極的に楽しむ」というような、3段階のテキストが用意されています。
 しかも、この3段階のテキスト、どれも適度に長く読み応えがあります。
 ちょっと読んでハイ、オシマイ、ではありません。
 (ただし、一部例外を除き、同じ調教ではCGに変化はありません)
 調教を本格的に進めていけば、エッチシーンの連続だけで日にちが経っていきます。

 ただ…、重ね重ね音質の悪さがなぁ…残念。


<調教の感想>
 調教を進めていく場合、最初に選べるコマンドは少ないです。
 調教していくうちに、姉妹の感度なども上がっていき、それに比例して選べる調教が徐々に増えていくタイプです。
 この「徐々に増えていく」、というのは、調教の醍醐味ですねぇ〜^^;
 「従度」や「淫欲度」等感度の数値は、ステータス画面で確認することが出来ます。
 ただ、アイテムがなければ、出てこない調教コマンドもあります。
 例えば、ロウソク。
 この「ロウソク」コマンドを選ぶためには、大人のおもちゃ屋でロウソクを買ってくる必要があるわけです。
 そして、ロウソクを買うにはお金が必要。
 そのお金を得る為には、調教時に撮影した写真を売って、代金を得る必要がある。
 その写真を売りに行くにも、アイテムを買いに行くにも、薬を買いに行くにも、半日という時間を消費しなければならないわけです。

 このアイテムや薬の数(=アイテムや薬を使った調教の数)が、かなり豊富です。
 2〜3回のプレイでは、全ての調教場面を見ることはできない程です。
 何回もプレイすることが必要となります。
 (その分エンディングも多いので、間延びはしません)
 ですから、効率よくショップを行き来することが求められます。
 また、消費すると無くなるアイテムをまとめて買い溜めする、といったテクニックも必要となりますが、それだと高価なアイテムに手が届かなくなったり…。
 と、いった葛藤やテクニックの部分が「ゲーム性」となっているのだな、と思いました。

 過度な調教や、イタすぎるシチュエーションがない、というのも安心してプレイできる要素だと思います。


<ストーリーの感想>
 >「妹だけでは可愛そう」という理由から、姉も進んで自分から調教を受けさせてもらえるよう、志願してきた。
 …潜在的な淫乱なんじゃないか?
 という野次は無視します^^;
 良いお姉さんじゃないですか。
 「美紅にだけは手を出さないで」と言い続けます。
 ストーリー上、無理なお願いなんですがね^^;
 まぁ確かに調教が進めば淫乱になっていくのですが、美紅とのレズシーンで、紫が主導権を握る時などは、「あの妹思いの紫が…」と、喜びと戸惑いがあったものです。

 そんな紫ですから、絶対に「紫を助けて一緒になるエンディングがあるはずだ!」と意気込み、必死に探しました。
 …何回BAD ENDを見たことか^^;
 難易度は結構高いと思います。
 しかし、ハッピーエンディングに向かっていくルートは良いモノです。
 紫が風邪を引けばカイガイしく看病する主人公。
 「お前は商品だからな。治ってもらわなければ俺の身も危うい」などと、照れながらクールを装う主人公が憎い!
 分かる、分かるヨ、その気持ち!
 それを知ってか知らずか、紫も、病気が治ったら看病のお礼に料理するところなど…。
 く〜やっぱ愛だね!(o゜▽゜)o
 ただ、そういう純真な場面で主人公は、「服が汚れてしまうな…ならば調理中は服を脱げ。いや、そうしたら肌に油が跳ねるな…ならばエプロンをしろ」と何故か裸の上にエプロンを着させる主人公。
 …普通に服の上からエプロンを着させれば良かったのでは?
 まぁ、さすがはエロゲーの主人公と^^;

 と、調教師・調教を受ける側という関係から、徐々に親密な関係になっていくのですが、なんせ主人公も組織からの目がある為か、簡単にはそういう感情に溺れるわけにはいきません。
 そんな複雑な立場や気持ちが、色々な事件や紫の人柄で徐々に癒されていきます。
 この過程が、そして紫の性格が、とても良い出来となっています。
 クールに気取って感情を出さないよう努力をしている主人公。
 片や取り乱したり怒ったり、という感情を控える儚げな紫。
 組織から足を簡単には洗えない、しかし紫を調教したくはない、「商品」にはしたくない。
 そのような両方の感情に板挟みになり、クールさを装うのも限界となっている主人公に対して、自分が売られるかもしれない、という立場にも関わらず、そっと紫は慰めてくれたりします。

 片や調教ばっかりで淫乱さを求める実用性重視の展開、そして片やそれぞれの複雑な立場を持ちながら癒されていく純愛ストーリー。
 同じゲームとは思えない、1粒で2度美味しい出来となっています。
 この純愛ルートにしても、単なるオマケ要素として付随しているのではなく、しっかりとした1つの物語を作っています。
 その為、組織から足を洗って紫と一緒になるエンディングは感動的でした。
 純愛ルートの紫は、清純派正統系おねーさんの代表ですな♪

 え?美紅?も、もちろん美紅のハッピーエンディングありますよ。
 でも、思い入れの差から2行で終わりです^^;


<10点満点での総合評価>
 7点
 古いゲームであるけれどもゲーム性もあり、調教ルートと純愛ルートが全く別になっている、という点が良いです。
 自分的には8点まで行きますが、各エッチシーンにCGが少ない、と言われると反論の仕様がない…。
 そして、音質の悪さが…。
 ということで、冷静な目で見れば7点辺り、と…。
 リメイク希望!
 と、いってもメーカーは解散しているし…どこかやってくれないかな〜…。


お気に入りのキャラ:一色紫…儚げな性格+母性…といったところが気に入りました。
             裸エプロンもあるしね(≧∇≦ )b
最後に一言:「CD1枚という古いゲームにしては、かなりレベルの高いゲームだと思います。」