未亡人    (格之進さんのレビュー)  評価: 8 
▼ タイトル 未亡人〜ぬめり合う肉欲と淫らに濡れる蜜壺〜
▼ ブランド MBS TRUTH
▼ ジャンル 未亡人凌辱系ザッピングADV
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/09/19
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートなし)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  30個
【 エンディング数 】  5個 (スタッフロールの流れないバットエンド含まず)


<ストーリー紹介>
 小高い丘の豪邸。そこに、旧家嵯峨山家の末裔、多恵子、千代子姉妹の家があった。
 正確には多恵子の婿養子・聡の屋敷であるが、その聡は数日前に既に亡くなり、いまは名実共に姉妹の屋敷になっている。

 稲葉俊樹・・・・「姉妹とは幼なじみの学生」
 俺だって、千代子ちゃんや多恵子さんのことを考えてなかった訳じゃない。
 だからこそ足取りが重くなってしまう。俺は何もしてあげられないから・・・・。

 松峰 薫・・・・「いまは亡き嵯峨山聡の弟」
 受話器から響く義姉さんの震える声。そして兄が亡くなったという知らせを聞いた。
 告別式が始まろうとしている。いまになってやっと実感らしきモノが浮かんできた・・・・。

 聡の死を境に俊樹、薫の元に送りつけられるビデオ。
 拘束され、犯されている女の姿。顔は隠され、誰なのかはわからない。
 ただ、その声には確かに聞き覚えがあった・・・・。

 蜜の匂いに引き寄せられる二人の男。彼らはそこで何を見るのか。


<ゲームシステム紹介>
 複数の視点からストーリを楽しむザッピング機能搭載。
 その他充実のシステム機能を備え、快適なプレイを実現している。

 『ザッピングシステム』
 プレイ中に主人公キャラを変更することによって、より立体的なゲーム進行を可能に!
 変更せずに、そのまま同一キャラで続けていく事も、もちろん可能となっている。

 『バーチャルテレフォンSEX』
 ゲームをクリアし、特定の条件を満たしたときに出現する特典モード。
 各ヒロインがテレフォンセックスのお相手をしてくれ、ゲーム本編とは違ったヒロインたちの姿を楽しむことができる。

 『液増量切り替え』
 Hシーンで表示される『液』の量が調節可能。濃いのも薄いのも自由自在に!


<キャラクター紹介>
嵯峨山多恵子(さがやま たえこ)
 聡の妻であり現在は未亡人。
 明るく清楚な印象を受ける。妹想いで、おっとりとした性格。
 ちょっとのんびりしたところも有り。

嵯峨山千代子(さがやま ちよこ)
 多恵子の妹。
 両親を亡くしている為、姉である多恵子と一緒に暮らしている。
 誰にでもなつく人見知りしない明るく元気な女の子。
 屈託のない笑顔が印象的。

芹川みゆき(せりかわ みゆき)
 俊樹のクラスメート。千代子の家庭教師。
 学級委員で根がまじめ。頑固なところも時折顔を見せる。
 千代子を妹のようにかわいがっている。
 俊樹とはここ数年の腐れ縁。

松峰 薫(まつみね かおる/主人公1)
 嵯峨山聡の実弟。某企業の研究所に勤める。
 自由の利く職場なので、嵯峨山家に逗留して財産に関する手続きを手伝っている。
 早過ぎる兄の死に密かに疑問を抱いている。

稲葉 俊樹(いなば としき/主人公2)
 学生。嵯峨山姉妹の幼馴染。
 多恵子に憧れと恋心を抱いている。みゆきとは昔からの腐れ縁だが、
 千代子の家庭教師を紹介してからは一緒にいる時間が長くなっている。


このホームページはMBS TRUTHより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はMBS TRUTHに帰属します。



<購入動機>
 エロに特化したゲームをやってみたかったのと、望月望さんの絵柄に惹かれて。
 でも最大の購入動機は「未亡人」という言葉の響き♪


<システム補足>
 上記参照^^;
 画面サイズは800×600、フルスクリーンモードもあります。
 セーブ・ロードは最大30個所。
 サムネイル画像あり、コメント入力も可能。またどれが最新のセーブポイントかも表示されます。
 自動モード・スキップ機能(未読・既読判定あり)・音量の個別調節あり。
 さらに、チュートリアルモード付きという至れり尽せりのシステムです。

 あと、Hシーンの効果音で生音が使われています。
 その撮影シーンのムービーをゲーム中にウインドウで見る事が出来る「P-in機能」というのがついているのですが…ハッキリ言って必要ありません^^;

 インストールサイズは、最小インストールで約2.5MB、最大インストールで約1.8GB必要です。
 最大インストール時には、DVD-ROMなしで起動可能です。
 また、ムービーを見ないでよいのならムービーデータを除く約1GBのインストールをしてDVDーROMなしでもプレイ可能です
 (お勧めはムービーデータを入れないでインストールです。最初のプレイでDVD-ROMをいれてOPムービーを見て、あとはDVD−ROMを抜いてプレイする方法です。最大インストールだとゲーム開始時に出る会社のロゴムービーがスキップできないので)


<音楽・音声>
 BGMは7曲(ボーカル1曲)です。
 少ないですが、プレイ中は気にはなりませんでした。
 曲自体は可も無く不可も無く、ゲームの雰囲気には非常にあっていました。

 出演している声優さんは歌織さん、草柳順子さん、かわしまりのさんです。
 演技は文句無し!チュパ音もキッチリ入っています(^^)

 Hシーンの効果音に生音が使用されていまして、これがHシーンに合わせエンドレスで挿入されます。
 例えばフェラのシーンならチュパ音の生音効果音がエンドレスで挿入。
 (台詞中も同時に出ます)
 ただ、生音収録した女優さんの声(溜息程度ですが…当然ですが声優さんとは別の人です)が入っている生音もあるので好みが別れるかと。
 音量は個別で調整できますので、消す事もできます。
 私はちょっと小さめの音量にしていました^^;


<CG>
 原画は望月望さん。背徳感が感じられる絵でGOOD♪
 塗りも丁寧で非常にゲームと雰囲気がマッチしています。
 ちょっと原画が変かな?と思うグラフィックがホンの少しありましたが、全体的には非常にクオリティーが高いと思います。
 
 イベントグラフィック枚数は差分を含まず89枚です。
 内Hシーンは88。Hシーンじゃないグラフィックは1枚しかありません(^^;)


<ゲームシステム・シナリオ>
 未亡人になってしまったヒロインの義弟と、ヒロインの幼馴染で昔からヒロインに憧れてきた少年の二人が主人公です。
 1日が午前中・午後・夜と3つに分けられ、それぞれをどちらの視点で見るか選べます。
 そして、この選び方で物語が分岐していきます。
 (ゲーム中、普通に選択肢が出る事もありますが、Hシーンが分岐する程度)

 序盤は、ヒロインの死んだ旦那の死因の謎とか、どこからか届く謎のビデオテープといった材料でちょっと推理モノっぽい雰囲気がありますが、中盤でほぼケリがついてしまいその後は怒涛のHシーン。
 シナリオはエロの雰囲気を醸し出す事に貢献をしていますが、それ自体で楽しめるモノではありません。

 あと、未亡人モノという事で鬼畜・凌辱色が強いのかな?と当初予測していたのですが、鬼畜・凌辱色は強くありません。
 その為、そちら方面は期待しないようにした方が…(全く無いわけではありませんが)


<エロ>
 エロシーンは登録されるのは46シーン。
 ただし、そのうち6シーンはイベントグラフィックが無く、音声とテキストのみのHシーンなので数には入れられないかも。そうすると実質40シーン。
 シーンの尺はかなり長く、大体がニ回戦以上(フェラ→本番。本番→アナル等)
 内容も非常に丁寧で、ねちっこく描写されているので十分お腹いっぱいになります^^;

 シーン内容は合意の上の調教系・女性誘惑系・無理やり調教系・純愛系等々。
 着衣Hが多く、これは個人的にGOOD!でした。
 基本は女性を気持ち良くさせるのが目的ですが、何故かアナル関連多いです(^^)
 アナルの調教・挿入が非常に多いので、苦手な方は避けましょう。
 でも逆に、アナル好きは「買え」^^;

 女性の肉体を痛めつけるモノは基本的にはありません。
 スカトロ系も少な目と思います。
 りんか〜んも一応あるけど1シーンのみで、その方面が苦手な人も安心です。

 ただ卑語がなく、ピー音がつかない言いまわしをしています。
 個人的にはちょっと残念でしたが、十分台詞もテキストもイヤらしいです^^;


<10点満点での総合評価>
 8点
 シナリオはエロに特化したゲームとしては十分かと。
 アナル好きで女性が感じまくるエロ好きな人向けです。
 エロシーンの描写は非常にねちっこく丁寧で、声優さん・グラフィックも非常に良いです。
 抜きゲーとしてはかなり高いレベル。個人的には大満足の一本でした♪


お気に入りのキャラ:キャラ萌えするゲームではないですし…特になし。
最後に一言:「アナル好きで絵柄が気に入ったなら買いましょう♪」









  紫紺の刻    (セレスさんのレビュー)  評価: 8 
▼ タイトル 紫紺の刻
▼ ブランド BLACK PACKAGE
▼ ジャンル お手軽ハード凌辱ADV
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \5,800
▼ 発売日 2003/11/14
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声再生あり)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  36個
【 エンディング数 】  16個(BAD ENDを含めて)


<ストーリー>
 豪華客船リリー・マルレーン。
 その船の中で行われていることが、外に語られることはない。
 そこで多くの少女が性の奴隷として生活していることも、知られてはいない。
 しかし、その事実を知ってしまった一人の男がいた。
 ゴシップ記事を書いて口に糊している男だが、別に社会正義のために調べたわけではない。
 衰弱死した彼の妹の足取りを追っているうちに、この船にたどりついてしまったのだった。
 彼の妹は、リリー・マルレーンで『商品』として使い潰され、死んでいった。
 その事実が、彼の中の何かを狂わせる。

 調べていくうちに、その船のオーナーは女性であり、年ごろの娘がいることを知る。
 オーナーに、そしてその娘に、妹を殺された恨みを晴らすため、男はその船に乗り込んでいく。
 はたして、男の復讐は果たされるのか。
 娼船リリー・マルレーンを手中に収めるのか。
 それとも、人知れず妹の後を追うことになってしまうのか。


<キャラクター>
大森 秋雄(CV:なし)(名前変更可能)
 主人公。元・西都新聞文化部の記者だが、暴力事件を起こして新聞社をクビになった。
 別に社会正義だなんだという大義名分にこだわるタイプではなく、現在はパパラッチ系のフリーライターをして食いつないでいる。
 妹がリリー・マルレーンで殺されたことの恨みから、ついに乗り込むことに。

樋口 綾(CV:島香 麗子)
 この物語のヒロイン。母親である静子の暗黒面については全く知らされておらず、気付いてもいない。
 蝶よ花よと育てられてきて、人見知りはするものの人を疑うことを知らない。
 もちろん今まで男性と付き合ったことなど一度もない箱入り娘。

大苑 佳奈恵(CV:乃田 あす実)
 綾の友達。静子が新しく「商品」にしようと狙いをつけているらしい。
 その場の勢いに流されやすく、自分というものを持っていないおとなしい娘。
 かつて絵画のコンクールに入賞したことがあり、新聞記者時代の秋雄が取材した。

駒村 美紀(CV:楠 鈴音)
 綾の友達で、佳奈恵とは対照的な活発な少女。
 援助交際も楽しくて儲かるんだからアリといったサバけた倫理観を持つ。
 秋雄の「お世話係」として割り当てられる。

樋口 静子(CV:瞳 沖流)
 謎に包まれた女性。リリー・マルレーンのオーナーであり、綾の母親でもある。


このホームページはBLACK PACKAGEより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はBLACK PACKAGEに帰属します。



<購入動機>
 絵買いと実用性が高そうなので。


<システム>
 上記参照の他、
 インストールサイズは、最小インストールで約100MB、最大インストールで約500MB程度必要。
 最大インストール時には、CD-ROMなしで起動可能です。
 画面サイズは800×600で、フルスクリーンモードもあります。
 セーブ・ロードに関する補足としては、コメント入力はないのですが、サムネイル・セーブ時間・シナリオの章を表示します。
 ただし、生成するサムネイルの大きさは40×30ピクセル程度と小さくて、見にくいのが難点です。
 最新セーブ箇所には、”(最新)”の文字列が表示されます。
 また、キーボード操作にも対応しています。

 システムの設定はかなり多彩で、画面モード、音楽・音声・効果音のオン・オフ、表示速度、フォント、メッセージフレームの透過率、オートシナリオの表示速度等以外にも、以下の設定ができます。
 1.音源設定があり、PCM音源だけでなく、MIDI音源のGM音源、GS音源を設定できます。
  最近では珍しく、ちょっと嬉しいかも。
 2.マウスの右クリックとホイールボタンの機能設定。
 3.Direct Soundの設定として、使用・非使用、アプリ切替時に演奏を続けるか、Direct Soundのレベルを設定できます。
 4.AVIの設定として、使用するコーデック、表示サイズ等を設定できます。
 5.システム設定として、MMXの使用、Win2000/XPでフルスクリーン表示での周波数設定ができます。
 以上のように、システムとしての完成度は非常に高いです。

 また、CD-ROMにはwsscdというフォルダがあり、その中にはwsscd.comというフリーウェアが入っています。
 wsscdは、PC-9821Xa7/9/10 の内臓音源 wss を使用しないソフトウェアディップスイッチ状態のままで内蔵CDを使用するためのツールだそうです。
 このツール開発の背景を説明すると、PC-9821Xa7/9/10 には内臓の wss音源がついていましたが、MS-DOSゲーム全盛の時にはゲームは主にFM音源である86音源にしか対応していない場合が多いので、86音源を増設してwss音源を使用しない設定にするのがかなり一般的でした。
 しかし、その場合、内蔵CD から音が出なくなる弊害がでるため、開発するに至ったそうです。
 話は変わりますが、私はPC-9821Xa10と118音源の組み合わせで使用していた時には、そのような障害はありませんでした。
 しかし、118音源が86音源の完全上位互換でなく、別の問題で色々苦労しました。


<パッチ情報>
 2003/11/27に、Ver.1.00から1.01にするバージョンアップ・プログラムがHPにアップされています。
 これにより、以下の修正が行われるそうです。
 ・ミュージックモードの不具合の修正。
 ・一部環境下でAVI再生時に不正終了する問題への対策。

 ただし、現時点で私は修正を行ってませんが、特に不具合に気づきませんでした。


<パッケージ>
 紙の箱型パッケージでなく、DVDのスリムパッケージなので、場所をとらなくて便利です。
 箱型パッケージの置き場所に困っている人は結構いるはずなので、メーカーさんもスリムパッケージにした方が結果として売り上げが伸びる可能性があることを認識するべきと私は思っています。


<音楽・音声>
 BGMは8曲で、ボーカル曲はありません。
 ストーリーが陵辱ものだけに、明るい感じのものはほとんどなく、ゲームには合っているという印象を受けました。

 音声の音質は良好です。
 ただ、陵辱ものとして考えた場合、女性の泣き叫ぶ声とかのインパクトが弱いと感じました。
 特に、処女の綾にフィストファックするときも、声が普通の陵辱の場合と一緒なのは、ちょっとどうかなと感じたのは私だけでしょうか?
 残念なことにチュパ音等は控えめでして、音声・効果音によるエロ度の演出はそれほどではありません。


<CG>
 原画は、BLACKPACKAGE TRYの藤原秋久さんとDark Sideの村上真さんです。
 絵的には髪の線を細かく書き込んであり、目も大きめな可愛らしい顔立ちで、バランスのとれたスタイルをしているのが特徴的です。
 また、塗りも丁寧なので、多くの人に受け入れられやすいと思います。
 両者の絵の差は私には判別しにくく、微妙な顔の輪郭線で判別できる場合がある程度なので、原画が特に2人でも多くの人に問題ないと思います^^;

 鑑賞モードでの登録数は63枚ですが、差分を含めるとそれぞれ平均2枚になるので、全部で約120枚程度です。
 値段を考えると、頑張っていると思います。
 またシーン鑑賞モードは全部で26個あり、各シーンもかなり長く、これまた頑張っていると思います。


<感想>
 シナリオは三波雄さんとなかぢさんによるもので、なかなかよい出来でした。
 陵辱ものでありながら、妹の復讐という大義を主人公に与えることで、陵辱色を薄めて万人向けに仕立てている点は、工夫しているなぁと感心しました。
 また陵辱されている側が途中から感じまくるというのも、陵辱色やプレイヤーの心の呵責を薄めていると思います。
 (まぁこれは他の陵辱物でも良く取られている手法ですが)
 このゲームが5.800円という低価格ゲームで、フル価格のものより多く売らなければならないのを考えると、陵辱物でありながら、その色彩を薄めるのは十分納得できます。
 しかし、それを声で補っていなかったのが残念です。
 少なくとも樋口母娘については、最初うるさいほど泣き喚いていたのが、うるさいほど乱れまくるという位のインパクトが欲しかったです。

 シナリオの分岐はENDING は16個と多彩ですが、選択肢は2から最大8程度ですので、ノート見開き2枚で書き込めば十分です。
 ゲームの難易度も高過ぎずほど良い感じで、コンプも苦なく出来ます。

 Hのシチェーションとしては、HPに書かれている露出、乱交、レズレイプ、アナルプレイ、拘束調教以外にも、フィストファック、スカトロ、SM、親子丼等々多彩で、実用性は高いです。

 ただ残念な点として、シナリオで矛盾を感じたことです。
 静子が実娘の綾も商品として使うことを考えているのに、蝶よ花よと大事に育ててきたという点はどうかと…。
 シナリオライターさんにちゃんとした考えがあったなら、シナリオのどこかで説明を…と思いました。
 できたら、親子丼のところで、静子に対しその点を攻め立てて白状させ、最終的には娘の綾が静子をなぶるというシナリオがあった方が、主人公の復讐も完成して良かったと思う私は鬼畜でしょうか?


<10点満点での総合評価>
 絵も良く、実用性も高い。
 シナリオの工夫で陵辱色を薄めて万人向けにしてある点は納得できるが、その分を声で補いきれていなかったので、減点1。
 価格が安いので、加点0.5点。
 以上私としては、ちょっと甘いかもしれませんが、トータルで8点です。


お気に入りのキャラ:樋口 綾…こんな良い娘を陵辱するなんて、主人公も鬼です。
最後に一言:「声に過激なほどのインパクトがあれば、素晴らしい作品になったのに…。」










  永遠のアセリア    (Tiefさんのレビュー)  評価: 8.5 
▼ タイトル 永遠のアセリア−The Spirit of Eternity Sword−
▼ ブランド Xuse【本醸造】
▼ ジャンル 異世界召喚シミュレーション
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/11/28
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートなし)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  50個
【 エンディング数 】  5個


<ストーリー紹介>
 主人公である少年『高嶺悠人』と義妹『高嶺佳織』。
 そして二人の親友、『岬今日子』『碧光陰』達は突然異界ファンタズマゴリアに召還されてしまう。
 中世のような、その世界では戦争の嵐が吹き荒れていた。
 すべてが有限であるがゆえに奪い合うことしかできない世界・・・。

 悠人はラキオスという小国の戦士として永遠神剣『求め』を手渡される。
 絶対的な力をもつ永遠神剣は、異界からの訪問者と、
 その世界にすむ奴隷戦闘種族『スピリット』にしか扱うことができない。
 悠人は佳織を人質にとられ、ラキオス王国の為、スピリットを率いて望まぬ闘いを強いられる。
 ラキオス王国のスピリット…アセリア、エスペリア、オルファリルとともに…。

 しかし、今日子たちもまた、他の国で永遠神剣を与えられていた。 
 悠人たちはそれぞれの守るべきもののため、お互いに戦う道を歩む。
 魔剣と、権力者たちの思惑に翻弄される悠人とスピリットたち。 

 そして悠人は佳織とともに元の世界に戻ることができるのか?


このホームページはXuse【本醸造】より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はXuse【本醸造】に帰属します。



<購入動機>
 メーカーデフォルト買い。
 ここのところ良作が目立つ、Xuse(本醸造)さんの最新ソフトだったのでやってみたくなりました。


<システム>
 戦闘システムは微妙(グラフィックは綺麗ですが)ですね。
 問題はビデオカードです。
 あまりにLOWスペックすぎるときちんと映らないことがあるようです。
 私は特に重くもなくスムーズにいけましたが…。
 それに関しては公式HPで確認したほうがいいでしょう。

 敵パラメータ修正など、よりプレイしやすい環境になる修正パッチが出てます。
 気にならない程度ですし、私は当てませんでした(^^;

 少しマイナス点を言えば、移動にかなり時間がかかることです。
 1マスずつしか進めず、体力回復のための拠点まで遠いし…。
 往復すると10数ターンかかることもしばしば…。
 後は戦闘時にプレーヤーが動かせないのも盛り上がりにかける部分でしょうか。

 さらに、選択肢の時にセーブができないのは結構痛いです。
 分岐ですので、せめてこの部分は妥協して欲しかったです…(;つД`)


<音楽>
 BGM関係は、全21曲+ヴォーカル2曲です。
 ゲームの雰囲気を盛り上げる、その場面場面にあった良いBGMでした。
 やはりピアノの曲は良いですね。
 OPの曲がカッコよく結構気に入ってたりします。


<音声>
 フルボイスです。
 なんと普通の敵キャラにも声がついているところには驚きました。
 さらに戦闘時での声の量も驚きました。
 今からプレイされる方は、技ごとにも色々変わるのでちょっと楽しみも♪

 全般的に上手で、不自然さはあまり感じませんでした。
 私はエスペリアの声が良かったです^^;


<CG>
 キャラクターデザインは、人丸さん。
 これは好き嫌いがわれるかと思います。
 私も少々「うーん」と悩んだところでした。
 気になる方は公式HPやパッケージで確認された方が良いでしょう。
 まあ、やっていけば慣れてしまい、なんてことはなかったですが(ぇ

 枚数量はシュミレーションとしては普通…もしくはやや少なく感じるかもしれません。
 それでもあるべき場所にきちんと入っているので私は満足でした。


<シナリオ>
 シナリオは主人公である少年『高嶺悠人』と義妹『高嶺佳織』、二人の親友『岬今日子』『碧光陰』達が、突然異界ファンタズマゴリアに召還されてしまい、異世界の国家間の争いに巻き込まれ、最終的に世界の存亡を賭けた戦いになっていく…というものです。
 まぁ一般ゲーム・アニメ等によくある話ですが、話自体は優秀で良く出来ています!
 (とてもエロゲーとは思えない出来です)

 陵辱ルートも多少ありますが、ほとんどは純愛ルートです。
 他のえっちぃゲームの息抜き?にちょうどよいかもしれません。

 ストーリーを見てわかるとおり、基本的に重いです。
 結構泣ける部分もあります・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン
 痛い部分も少々あります。
 でもでも、やる価値はあります!


<感想>
 とにかく戦闘シーンのCGは物凄い出来です。
 魔法などもすごく丁寧に作られていて( ゚Д゚)ポカーンって感じでした。
 見ていてテイ○ズシリーズかと思ってしまいました…これはさすがに言いすぎか^^;
 でもそう思うような出来です。

 2週目以降になると難易度がHARDやSuper Hardになって敵が激強になったり、その他にも細かいところで1週目だけで終わらずさらに楽しめる部分があるのも好印象です。
 しかし、これは人によってはものすごーーーーく時間がかかりそうです。
 私は1週目クリアするのに35時間…Σ(´д`ノ)ノ
 時間に余裕のある人にお勧めします(^^;

 やりはじめると ハ マ り ま す !
 もうちょっと…もうちょっと…なんて思ってやってたら一睡もしなかった…なんてこともあります^^;

 個人的なことを言わせて貰えば、どうして…どうして義妹ルートを作らなかったんだぁぁ(つД`)
 と声を大にして叫びたいです。
 条件揃っているのに…。


<10点満点での総合評価>
 私的には8.5点です。
 まあマイナス点をなくしたら9点をあげてもよいかと。
 あぁ…義妹ルートを作ってくれたら…(;つД`)


お気に入りのキャラ:エスペリア…やっぱりメイドさんは…(ぇ
最後に一言:「非常に面白い作品でした♪でもでも、義妹ルートを…(まだいうか^^;)」