わたし、どんなことだって・・・    (しょにーふらほーさんのレビュー)  評価: 3 
▼ タイトル 妹 わたし、どんなことだって・・・
▼ ブランド MOONSTONE
▼ ジャンル アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/11/28
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり(エンディング鑑賞はなし)
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  一部制限付(音声再生可能)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり(メッセージスピード、オートスピード独立調節可能)
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  50個(クイックセーブ、オートセーブは別)
【 エンディング数 】  12個(主人公自殺、ノーマルエンド含む)


<ストーリー紹介>
 主人公氷室健一(ひむろ けんいち)は、ある夜、唐突に強烈な性的衝動を覚えた。
 彼はその衝動の命じるままに、義妹の居る部屋へと向かう…。

 健一には、涼音(すずね)という義理の妹が居た。
 両親はとある事情から既になく、それもあって、二人はお互いをとても大事に思い、仲良くやってきた。
 そんな二人の関係に、ある夜、一本の亀裂が走る。
 健一の突然の豹変。
 一番信頼し、一番好きな人に陵辱され、涼音は処女を奪われてしまう…。
 翌朝、自分のした事がとても信じられない健一。
 夢かとも思ったが、陵辱の痕跡は、確かに現実のものだった。
 極度の混乱と、深い後悔が健一を襲う。
 朝になってみれば、昨夜の自分の行動を理解も出来ず、性的衝動も跡形もなく残っていなかった。
 当然のようにぎくしゃくする二人。
 涼音は、健一は何かの病気ではないかと疑い、またそう思いこむ事によって、何とか二人の関係を修復しようと試みる。

 だが、それからも不可解な性的衝動は夜ごと健一を襲う。
 涼音はいつか元の優しいお兄ちゃんに戻る事を願って、けなげに耐え続けるのだった…。


<キャラクター紹介>
氷室 涼音(ひむろ すずね) CV.日向裕羅
 主人公の妹。物静かで、やや内向的なタイプ。小さい頃は良く兄の背中に隠れていた。
 健一の事が大好きだが、夜の陵辱を境に、二人の関係は一変してしまう。
 健一は病気ではないかと考え、その後に続く陵辱にも、いつか元に戻ってくれるはずと、けなげに耐え続ける。
 健一とみどりが付き合っている事は知っており、その事を寂しく思ってもいる。
 家の喫茶店でバイトをしており、その制服姿が可愛らしいと、近所でも評判。

福永 みどり(ふくなが みどり) CV.長崎みなみ
 主人公の幼なじみであり、恋人。バレー部所属にして、エース。
 とても元気が良く気持ちの良い人物で、仲間からの信頼も厚い。男女問わずに人気があるタイプ。
 割と甘えんぼで、健一にだけは良く甘えてくる。
 だが最近は部活の方が忙しく、余り遊べないため、内心では寂しく思っている。
 しかも、健一の態度が微妙によそよそしくなってきたりして、次第にその事を気に病んでいく。

野々原 未鈴(ののはら みりん) CV.北都南
 明るく元気な女の子。
 みどりや主人公の事を非常に慕っており、二人はお似合いであると考えている。
 思わず、二人の将来設計の事まで妄想してしまったり…。
 なので、二人の仲を壊そうとするものに対しては、強い敵対心を抱く。
 また涼音とも仲が良くて、たまに家に遊びに来たりもする。
 …そんな彼女も、夜の主人公の毒牙にかかってしまう。

由衣(ゆい) CV.歌織
 既に故人。
 主人公や涼音にとっては、近所のお姉さん的な存在だった。
 美しかったが、少し言動が奇妙なところがあった。
 主人公の(こちらも既に故人である)両親とは、旧知の仲。

氷室 健一(ひむろ けんいち/主人公)※名前変更可能
 本編の主人公。美術部に所属し、心優しい人物。
 そのために、夜の自身の豹変に悩む事となる。
 福永みどりという、幼なじみの少女と付き合っているが、プラトニックな関係。
 恋人が居るのに妹と関係を結んでしまった事にも、酷く苦しむ。
 何とかその事を隠そうとするのだが、普段通りではないよそよそしさが態度に出てしまい、その事を敏感に感じ取られる事に…。


このホームページはMOONSTONEより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はMOONSTONEに帰属します。



<購入動機>
 @絵が自分の好みの為。事前では特にみどりに関心あり。
 A義妹と幼なじみの組み合わせが夏に出た某フェチゲームに似ていたが、彼女達のHシーンが今ひとつだった為。
 B久々にダークな作品をやりたくなり、先日「藍色」を買ったところダークではなく、「おバカ」だった為。
 C購入の優先度を考えた場合、話題作は事前調査でよっぽどの好感を持たない限りは、後日に安価で入手できるのを待つ方針で、当日買いは後で入手困難なものを押さえたい為(通販は使いません)。


<システム追記>
 上記参照の他、
 画面サイズは、800×600。
 メッセージウィンドウは、完全透明化かつ文字縁取り可能、文字フォント・色の変更可。
 ディスクレスプレイは、不可。
 キャラ別音声出力変更は、可能(主人公以外の男性音声あり)。
 セーブファイルは、セーブ日時、ゲーム内日付、回想部分の場合タイトル表示。
 (セーブファイルは選択履歴をメモに取っておかないとほとんど使い物になりません)
 スキップスピードは、低速(前方ジャンプやショートカットも不可)。
 周回プレイの快適性は、著しく低いです。


<プレイヤーの進行状況>
 CGモードは全開(3つのみ他力で入手)、回想モードは最終ページの下3枠に隙間があります。
 ここにあるのかなんとも言えませんが仮にあった場合でもCGは使いまわしと考えられます。
 のでほぼコンプ状態かと…。


<音楽・音声>
 音楽については、特に感じることはありませんでした。

 音声は涼音の声について、一部のルートで精神状態の変化に従って声色を変えるなど、演技力を感じる部分がありました。
 他の人は皆メジャーですが、今回はメインでないからか、やや片手間な印象も…。


<ゲーム内容と展開>
 一言で言えば、表向きは原因不明の性衝動に突然襲われた主人公が、夜になると義妹を犯してしまい、妹は兄を好きなため陵辱に耐え続けるという内容ですが、実際のところはこの世で結ばれなかった男女が主人公と涼音の体を借りて(男性はかなり歪んでいますが)「お兄ちゃんに犯される」というシチュで、夜な夜なHを続けるといったストーリーです。
 その間、主人公は罪悪感にさいなまれながら恋人のみどりや、みどりに付きまとう未鈴と共に日常を過ごし、その間の行動により様々なシナリオに進みます。


<ゲーム性と難易度>
 ゲームは6月始めから、まず2週間程度共通ルートがあり、6月17日の選択肢までで、ほぼルートが決まり、みどりルート(ED4個)、涼音ルート(ED5個)、未鈴ルート(ED2個)、ノーマルエンドの順で分かれます。

 ルートの判定は好感度と正解必須選択肢によるダブル判定で、好感度は画面に出ずに選択肢の質も極めて低く、選んだ結果がすぐに出ないという凶悪なゲーム性となっています。
 選択肢は全てAとBの2択で、一部の陵辱コマンド内で「中」と「外」を選ぶものを除けば、途中のシナリオ分岐にかかわらず17日まで全く同じ順序と同じ内容になります。
 一部の選択肢について示すと、未鈴の場合は携帯電話の占いサイトで占ってもらうかを9回選び(Aは○、Bは×)どちらをいくつ選んだかで好感度が変わります。
 涼音の陵辱コマンドはもっと酷く、陵辱内容でなく記号のAで好感度が上がる(下がらない)、Bで上がらない(下がる)というもので、11個全てAの場合と全てBの場合を比べると好感度の差は歴然ですが、11個のうち10個が全く同じ内容になります。
 …いいかげんなものだという証拠です。

 難易度は涼音ルートのうち3つ、みどりルートの1つ(ここ他力)が特に高いです。
 1個単位で選択肢を替えてスキップで流す作業を求められます。
 苦痛以外の何物でもありません。
 よっぽど閑な方以外は他力が賢明です。
 CGモードは空きCGを埋めるためのヒントになるべきものですが、このゲームはヒントになるどころかキャラの分け方・並び方が完全に騙しですので、先入観を持たないことが肝要です。


<陵辱内容>
 メニューは一応一通りあります。
 まずこのゲームは主人公を操る「あるもの」に調教目的がない(涼音の精神的隷属を目指していない)為、陵辱を繰り返すだけになります(未鈴陵辱時は主人公に協力的ですが…)。
 よってバッドエンドは一見「奴隷・隷属」に見えるものもありますが、実質的には「破壊・破滅」になるので注意が必要です。
 結果的には涼音の奴隷化はできません。
 「セレン」ブランドに慣れているので、やや苦しい展開です。

 陵辱はいま一歩ツボを突いていない感があります。
 例えば操られた主人公は陵辱時の外出が好きですが「制服」を着せているのに学校に行かないとか、折角変装用の眼鏡を掛けさせているのに顔射をやらない(^^;)とか、涼音が夕方働いている1階の喫茶店のメイド風制服を着せて仕事場で犯す場合も、その手のプレイの押しがイマイチです。

 細かいことを言えば、ショーツは基本的に脱いだ状態から始まるのも不満です。


<感想>
◇Hシーンでの「こだわり」は今回も不発
 ソフトを買う度に毎回こだわっていることがあります。
 それは「口奉仕」で「舐め」の絵よりも、「咥え」の絵を優先的に出して欲しいということです。
 これは不発でした。
 これには構造的な問題があって「口奉仕」の普通の順序が「舐め〜咥え〜終了」の3段階であるのにCGは1枚+差分1枚がお約束なので、始めと最後がどうしても選ばれてしまうからです。
 これは非常に残念です。
 ちなみにこのゲームで出る、頭を押さえて強引にやるシーンは「咥え」ですが、本意のパターンではありません。
 しかも折角「口内」なのに、すぐ後に使いまわしの顔射の絵を差し込むという風情のないことをやっています。

 さらに涼音との合意による和姦で出る「69」は、アレの角度が異常で完全に寝ています。
 男性自身を画面に出す以上は丁寧に書いて欲しいです。
 また、みどりが服をはだけた後にきちんと着直しているのは、興醒めでした。

◇涼音の気持はどこに?
 涼音が主人公を異性として好きという気持を、シナリオの設定自体が妨げています。
 確かに涼音は今回の陵辱で、ただの妹ではなくなります。
 しかし涼音も100%涼音自身ではなかったことが明らかになるとインパクトが一気に下がります。
 「好きだから嫌でも陵辱に耐えている」という図式が崩れるわけです。
 結局、涼音の中には主人公を異性として好きという気持もありますが、それ以外に、家族としての兄を失いたくない部分と、ある精神に操られ、主人公に取り付いたものを求める部分があり、そのバランスが状況によって変わるわけです。

 更に、涼音ルートの大問題は数多くある陵辱の中での、唯一の「合意による和姦」の使い方にあります。
 このイベントの条件は少なくとも好感度のある規定値が求められ、涼音ルートに入ったシグナルとして用いられていますが、明らかに使い方を間違えています。
 この後、バッドエンドを迎えるパターンはいくらでもあり、そうなると、一体これはなんだったのかということになって、格段に価値が下がります。
 暗い夜にこそ星は明るく輝くということを全く判っていません。

◇みどりの「手抜き」はメーカーの確信犯
 事前ではもっとも期待をかけたキャラで、彼女がいなければこのゲームは購入対象から外れていました。
 顔も声も性格も好みで、特に体型が完全に私のタイプでした。
 この世界ではやや周辺的な位置付けかもしれませんが、背もそれなりに高く、ボリュームも某放送局の体操のお姉さんには残念ながら不採用になるくらいあり(丁度よいという感じ^^;)、購入日が楽しみでした。
 彼女が涼音と主人公に起きたことを知った後でどう動くか…嫉妬から思わぬ行動を取るのではと、色々考えていました。
 しかし、結果はメーカーに完全に裏切られました。
 なんですかこれは?
 みどりルートは単独ではいずれの場合もまるで打ち切りの番組のように尻切れとんぼになります。
 みどりの好感度が涼音より高いとみどりルートに入ると考えられますが、主人公が陵辱のことを告げると、速攻で許してその日にH、エンディングへ一直線になります。
 唯一延長となる、昼はみどり・夜は涼音の並行ルートですら、露骨に争うこともなく、みどりルートにもかかわらずあっさり涼音に負けます。

 また、みどりは陵辱でも話になりません。
 彼女にとって不本意なHは2ルートで1個ずつありますが、いずれも全く耐えることができず(涼音も未鈴も耐えましたよ)、いわゆる「やり捨て」になります。
 陵辱ゲームで1回だけで終わりというのはサブキャラの担当ですよね…。
 やっぱりサブですか…。

 みどりがいかに手抜きキャラかは残りの1つのルートでも明らかになります。
 これを「トゥルー」と呼んでいる人もいるようです。
 私はこのルートが解けず答えを見せてもらったので、「こんな『バカ』ルートより『涼音ハッピーエンド』こそ、真の『トゥルー』だ」と言って争う気はありませんが、みどりの手抜きを述べるために触れさせて頂きます。
 これはみどりハッピーエンドの変形で、真相を追いつつ、未鈴をおだてつつ、みどりとのHに持ち込むと、エンディングが差し替わるというもので、難易度だけで考えれば確かにトゥルーとも言えます。
 しかしこれは涼音とみどりのこのゲームにおける二律背反関係を誤魔化すため、とんでもない選び方をやっています。
 一方では約束を破っていじめを増やし、一方では悲しい時に側にいてやりません。
 これで出た3枚のCGのうちみどりは1枚だけ…その1枚すら涼音が前にドガンと陣取っています。
 汗水垂らして働いたから、せめて前に置いてあげようということですか?
 本当に主人公はみどりを選んだのか疑わしいです。やっぱり手抜きという感じを受けました。
 12個のエンディングのうち、3番目に早く終わるのが「トゥルー」ですか?メーカーさん。

◇未鈴は実は大化け
 ゲームでの立場が薄く、かつあの選択肢なので彼女こそサブだと思っていましたが、思わぬ大化けキャラでした。
 特にバッドエンドが良く、素の主人公をけなす所は思わず相づちを打ちました。
 こちらを見るとハッピーエンド(あくまで比較)が、おまけ同然に思えました。

 彼女はノーマルエンドでも陵辱でき、しかも3P付です。
 このゲームはノーマルエンドがお得です。
 それなりに真相も語られ、主人公も元に戻り、全てが正常になります。
 ED曲・スタッフも出ます。
 実は主人公にとってもチャンスです。
 既に2人食べています^^;
 みどりも多分恋人に戻ってくれるでしょう。
 うまくやれば4Pも夢ではないかも^^;


<10点満点での点数>
 最終評価は3点
 未読スキップでのプレイ(設定できます)がお薦めです。
 未読なら丁度よいスピードだと思います(スペックに寄りますが)。
 Hシーンを通り過ぎても、オートセーブファイルとリターン機能で戻れます。
 CGの穴埋めは他力の方が良いでしょう。


<お気に入りキャラ> 
 みどりのグランドのCGの左端のツインテールの娘
 (少し前の、宇宙パイロットを目指す4人の少女候補生を描いたアニメのヒロインに似ている)
 主人公強姦魔エンドがあると信じて、彼女の姿を探して何周回やったことかしれません^^;


最後に一言:「体験版1の内容(涼音が主人公の事を思って自慰にふけるシーン)はどこにいったのでしょう?」









  Chaos Queen 遼子4    (ひびきさんのレビュー)  評価: 6.5 
▼ タイトル Chaos QUEEN 遼子4 森山由梨&郁美 姉妹併飲編
▼ ブランド ScooP
▼ ジャンル 陵辱アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \7,800
▼ 発売日 2002/11/22
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 なし
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(ctrlでのみ可)
【 メッセージ履歴機能 】  なし
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  8個
【 エンディング数 】  1個


<ストーリー>
 美人姉妹を獲物に陵辱していく18禁陵辱アドベンチャーゲーム。
 「鳳学園」に勤める臨時講師の神村真一は、御堂家に居候を続けていたが、
 夏期休暇中に御堂親子が海外旅行に旅立ち、留守を預かることになった。
 そんな中、由梨と名乗る女の子が真一を訪ねてくる。
 彼女は初対面の真一が戸惑うのにも構わず、
 恋人めいた甘え方で真一を悩殺し、挙句に骨抜きにしてしまう。
 しかし、彼女は、以前真一が散々もてあそび捨てた森山郁美の実姉であった。
 いきなり変貌した由梨は敵意もあらわな本性むき出しにする。
 郁美の敵打ちとばかりに意気込む由梨が油断しきったとき
 「同姓の凌辱が趣味」のカウンセラー遼子が現われる。
 遼子は由梨を軽くあしらって撃退し、真一を感涙させる。
 よくも私のオモチャである真一を可愛がってくれたわね…
 どうやってあの小娘にお礼をしてあげようかしら。
 ああ、楽しみだわ…
 遼子の目が妖しく光る。


<キャラクター紹介>
御堂遼子(みどうりょうこ)
 同姓の陵辱が最大の趣味と言う、根っからのサディスト。
 趣味が高じてカウンセラーになった。
 この職業を隠れ蓑に日々、可憐な少女から貞淑な人妻までさまざまな女性をその餌食にしている。
 最強にして最悪。不条理を正当化させていくその手口、まさに混沌の女王。

森山由梨(もりやまゆり)
 突然真一の前に現れた謎の美少女。
 しかし彼女は、遼子(真一)の魔の手に落ちた森山郁美のお姉さんだった。
 真一に復讐を迫るが…。

森山郁美(もりやまいくみ)
 大財閥のご令嬢。
 遼子によって、遼子の奴隷となってしまった。
 色情狂になってしまったので、親が世間の目から隔離させるために、地下の座敷牢に閉じ込めている。
 郁美を治療する、との名目で遼子達は由梨と一緒に郁美に会いに行く。

篠原瑠璃(しのはらるり)
 遼子の姪の義美と、真一が通う、鳳学園の教師。
 義美に手を焼く毎日を送っていたが、真一の登場で真一の奴隷になっている。
 しかし、実際のところを義美の思惑通りに使われている。
 淫乱行かず後家?

神村真一(かみむらしんいち)
 遼子の下僕にして義美の奴隷?
 一応主人公である。
 羊の皮をかぶった狼と言う言葉が似合う男。


このホームページはScooPより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はScooPに帰属します。



<購入理由>
 キャラクター紹介から
 >御堂遼子(みどうりょうこ)
 >同姓の陵辱が最大の趣味と言う、根っからのサディスト。
 というぶっ飛んだキャラの声を、あの北都南さんが担当している、という情報をキャッチして^^;
 そしてアニメーションがある!というのだから、これは買うしかないでしょう!


<システム補足>
 上記参照^^;
 インストール形態については、まずゲームをするために必要な最低限のデータをインストールします。
 これには約1メガ必要です。
 このままでもゲームはできますが、とても重いです。
 その為「拡張インストール」を選ぶことができます。
 音声・アニメーション・CGの中から必要だと思う物を選択してインストールできます。
 なおこの全てをインストールするには、約580MB必要です。
 一度フルインストールしても、起動時にはCDが必要です(つД`)
 また、セーブ時にはコメントを入れることが可能です。


<システムに関する不満>
 上記を見てもらえればわかりますが、CG鑑賞モードがありません
 そしてセーブをするには、セーブポイントが出現するのを待たなくてはなりません。
 セーブポイントが出現するのは、大体1シーンが終わってからです。
 1シーンは、大体1つのエッチシーンが終わればそこで終わりとなります。
 好きな時にセーブできないのは痛手です(つД`)

 そして、なんとゲーム中にロードが出来ません
 ゲーム中に、違うセーブデータからやり直したいと思ったら、1度ゲームを中止してから、もう1度ゲームを起動してオープニング画面から、「続きから始める」を選ぶしかありません。
 まじですかぁ〜(#´Д`)ノ
 そしてシーン再生モード中にも、強制的にシーンを中止することは出来ません。
 全部シーンを見終わるか、ゲームを途中で終わるかしないと、オープニング画面に戻れません。
 …目的のシーンではないシーンを選んでしまった時はかなり不便です。


<音楽・音声>
 女性キャラはフルボイスです。
 CVは公開されていませんが、みなんさん上手です!
 北都南さん以外の声優さんも、色々な感情を演技してくれています。

 音楽は、印象に残りませんでした。
 逆に言えば声優さん達の演技を邪魔しない程度に場面を盛り上げてくれていた、という感じです。


<原画・CGなど>
 原画は 田丸まことさん。
 HPでは、「あの田丸まことさんを迎えてパワーアップ!」等と宣伝されていましたが、そんなに上手なのかな?という疑問を覚えてしまいました。
 原因は塗りです…、肌の陰影のつけ方が色数少なすぎです。
 例えば、背中が4〜5色しか使われていない、というCGはザラ。
 少し濃い肌色・肌色・薄い肌色・白 だけの4色で背中を塗ってあるのです。
 ホントにこの4色でベタ塗り。
 だから、背中の光沢の境界線がクッキリわかります。
 ちょっとこれは頂けないです(-“-;)

 それと、このゲームにはアニメーションがあります。
 然るべき行為のアニメーション時に、然るべき摩擦音があればなお良かったのになぁ…と思いました^^;

 また局部の表示ですが、フェラの場面ではナニは透明に描かれていて、挿入時はモザイク状に描かれています。


<エッチシーン>
 期待してOKです!^^;
 なんせ、初めてゲームをする時「始めからプレイする」を選ぶといきなり結合部のアップのCGからゲームが始りますからねぇ^^;
 まぁもちろんモザイク処理は施してありますが(つД`)
 騎乗位→パイズリなど、エッチ1シーンに対しても、複数の行為があったりします。
 「淡白」という言葉とは無縁のですね^^;

 淫乱な女性キャラの淫語攻め、電車で痴漢プレイ、初々しいエッチシーン、姉妹丼、レズ、3〜4P等々。
 服装にしても、スケスケの下着、衣服としては機能しないであろう「ヒモ」状のボンテージ等。
 そして、レズキッス。
 この時、口付けしあっている2人のチュパ音が同時に鳴りますが、これ、結構エロく感じました(*ノノ)

 また、全てのエッチシーンにアニメーションがあるわけではありませんが、胸を揉みしだくアニメ→フェラのアニメ→挿入のアニメなど、連続してアニメがあったりする場面もあり重宝します(何に^^;?)
 飛び汁などもアニメーションする時もあります。

 全体的に、エッチシーンは程よく長く満腹です^^;


<感想>
 エロゲーは何故18禁なのでしょうか?
 過激な性描写があるから?
 残虐なシーンがあるから?
 それもあるでしょう…。
 しかし、もうひとつ「悪が勝ってしまうストーリー」というのも理由の一つではないでしょうか。

 ご多分に漏れずこの物語では道徳性なんてモノには180度背を向け、勧善懲悪なんてモノはM78星雲の彼方まで投げ捨てています。
 確かに御堂遼子は過度な陵辱をしません。
 有無を言わさずレイプするとか、監禁するとかもありません。
 残念ですがSMシーンもありません。
 薬を使うことがたまにあるという程度でしょうか。
 飽くまで相手を(脅迫や無理難題を押し付けて^^;)納得させた上で徐々に調教していきます。
 遼子は、その調教していく過程や、葛藤する相手の心を弄ぶことを楽しむタイプです。
 肉体的に追い詰めるのではなく、精神的に追い詰めるタイプ。
 ほんまもんのサディストだ…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 キャラクター紹介に、
 >神村真一(かみむらしんいち)
 >遼子の下僕にして義美の奴隷?
 >一応主人公である。
 とは表記されていますが、どう考えても、このゲームの主人公は御堂遼子です^^;
 物語のほとんどが、「御堂遼子がどのようにして森山由梨を堕落させていくか」の過程を書いた物です。

 由梨は以前妹・郁美を真一に陵辱されて捨てられたので、真一への復讐を第一の生き甲斐に考えています。
 その為、由梨は遼子のことは全く知りません…。
 (郁美を毒牙にかけたのは、真一1人だけ、と思っているのでしょう)
 遼子は、「自分も神村真一にかつて陵辱された犠牲者の1人だ」と由梨に近づき、信じ込ませます。
 由梨は復讐の思いによって少々視野が狭くなっているのでしょう。
 そんな由梨の思いや鈍くなっている判断能力を利用して、言葉巧みにエッチな方向に導いていきます。
 「この特訓(もちろんエッチな行為です)は、神村真一に復讐するための特訓なのよ!」
 (まぁ…それを鵜呑みにする由梨も由梨ですが^^;)
 そして、由梨は徐々にエッチな性格に変わっていきます。
 調教みたいなものですね。

 その際、神村真一を変装させて由梨にけしかけることもあります。
 ここら辺はエロゲの発想ですね(≧∇≦ )b-☆
 真一はしぶしぶ…という感じですけどエロい^^;

 真一さえ遼子にかかっては「道具」となってしまいます。
 真一は、遼子の「助手」と「奴隷」の境界線である存在、という感じです。
 なんせ、ヒロインが真一に「腰を振って欲しい」と懇願する場面で「お願い!突いて!お願いします、遼子先生!」って…。
 真一君…バイブレーター状態…。


<感想2>
 まずストーリーには、ほとんど分岐がありません。
 選択肢が出てはきますが、基本的にエンディングまで一本道です。
 選んだ選択肢によって見られるエッチシーンが違ったりする、という程度の物です。
 せっかく堕落させる、という物語なのですから、堕落させる方法なんかを選ばせてくれると面白かったかな?と思います。

 また説明文というのが、ほとんどありません。
 物語の大部分は、キャラ同士の会話、台詞等で進んでいきます。
 しかし説明文の少なさから設定がわからないということはなく、それが逆にテンポの良い進行となっています。
 これも声優さんの演技力のなしえる技なんでしょうかね^^;

 そして小さな演出にもこだわっています。
 場面が変わる時にCGがフェードイン・フェードアウトするときが結構あります。
 また大きいCGであれば画面が上下にスクロールしますし、右クリックでその画面の上・下を切り返られます。
 真一がコケれば画面が上下に揺れたりします。
 キャラが怒れば炎が燃える音と共にCGに赤みがかかり画面が震えたり、ビンタをされれば真っ黒の画面全体に火花のような閃光のアニメーションとビンタ音が走るといった具合です。
 こういうところは細かく凝っていて、見ていて楽しいです。


<10点満点での総合評価>
 6.5点
 システム面の悪さと、CGの色の塗りの雑さ、分岐点がほとんどない、ということが点数を落としています。
 まぁ私はそれでも楽しめたのですが^^;


お気に入りのキャラ:御堂遼子…このゲームの良いところの大半は、このキャラの魅力です^^;
最後に一言:「システム面に関しては、馴れるまでの辛抱です^^;
        北都南さんファンならプレイしてみても良いのではないでしょうか。」





<以下、これを読め!声優・北都南について(ああ〜俺は北都南ファンさ^^;)>
 真一があまりにグズっていると、「アンタはあたしの何なのよ!?アンタは黙ってあたしの言うことを聞いてればいいのよ!あたしの奴隷の分際で!」と遼子先生(CV北都南)は怒りだします
 実にリアル!…北都南さんって癒し系の声だけじゃないんですね。
 このゲームで改めて北都南さんって「すげぇなぁ」と認識させられました。
 例えば「さ、〜してちょうだい」…という台詞の、「さ」の1文字。
 北都南さんはこの「さ」1文字にさえ気を抜いたりしません。
 この1文字にさえも抑揚があり、感情をこめた演技をしています。
 しかもそれを飽くまで自然に聞かせてくれます。

 また真一君が、ちょっとした自分の不注意で遼子先生を怒らせてしまう時があります。
 その時の真一君の言い訳にて…、
 真一「いや、これはその…冗談ですよ!ジョークですよ!」
 遼子「へぇ… ジョークにしては笑えないジョークねぇ…。
    じゃあ、真一君。…私も笑えないジョークを… 返していいかしら?」
 怖ッ!
 怒鳴るでも叫ぶでもない、至ってソフトな言い方。
 それでいて、嵐の前の静けさを思わせる言い方。
 (ちなみにその後真一君は遼子先生に何発ものビンタを食らいます。それが遼子先生の言う「ジョーク」らしいです。
 その遼子先生曰く、「ちょっと頬を撫でただけなのに、真一君たら膨れちゃって…、大袈裟だと思わない?」
 …(つД`))

 また遼子が由梨を調教するために説得する場面がありますが、あくまで「エッチな方向に誘導していく」という形を取ってはいます。
 しかし由梨に「さ、どうするの?」と言葉だけを見れば由梨に選択権を与えているようですが、微妙なニュアンスで、言外では「あなたの選ぶ道は、あたしが示した道を行くしかないのよ」と言っている感じに聞こえます。
 しかもそれを心底楽しんでいる感じで…。
 これらが本当に自然に、しかも艶っぽい声で言われます。
 偉大ですねぇ、このお人は(o゜▽゜)o