sweetでびる 〜願いゴト、叶えますぅ〜 (ひびきさんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | sweetでびる 〜願いゴト、叶えますぅ〜 |
▼ ブランド | TinkerBell |
▼ ジャンル | アドベンチャー |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2003/02/14 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(既読・未読判定機能あり、ctrl未対応) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートなし、ホイールには未対応) |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | なし |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 70個 |
【 エンディング数 】 | 3個 |
<概要>
「冴えない・小賢しい・ダメ人間」と三拍子揃ったモテない主人公は、友達も居ず、話が出来る女の子は従妹と先輩だけ。
そんな主人公がダラダラと過ごしていたある日、図書室で古い本を見つける。
そして、興味を持った主人公は、その本から悪魔の少女「ミミ」を呼び出してしまう。
悪魔のミミは10日間の猶予をもって、魂と引き換えにどんな願い事も叶えてくれると言う。
開き直った主人公は、今まで果たせなかった夢…。
たくさんの女の子と、思う存分Hをしたい。手始めにミミとHをしたい。と言う。
主人公の根暗そうな風貌を見て、ミミは泣きそうになるが、ミミはミミで仕事の為、悔いなく死んだ魂が価値が高いので主人公にスッキリ死んで貰おうと、「普段なんとも思ってない人でも何故か主人公にときめいてしまう」というフェロモン増加の魔法(10日間持続します)を主人公にかけ、要求に応える。
その後も、Hを嫌がるミミに様々なシチュエーションでHを強要したり、才女と誉れ高い大学の先輩と大学構内のあちこちでプレイしたり、よく自分におせっかいを焼く従妹の少女をHに慣らしたりと、期限付きとはいえ楽しく満足のいく日々を過ごす。
10日後、主人公の行動によって違ったEDを迎える事となる。
<キャラクター紹介>
ミミ (CV.天天)
悪魔少女。外見年齢19歳前後。
魔法以外では、変身能力(20cmくらいの黒猫)と飛行能力が使える。
悪魔という点以外はまったく普通の少女である。
優しくて可愛くて健気。家事が得意。
主人公以外には見えないので、主人公が女の子を口説き落とす時に手伝ったりする。
これが初仕事なので精一杯頑張ろうと思っている。
悔いなく死んだ魂ほど価値が高い為、主人公に悔いが残らないように一生懸命尽くす。
Hは初めてだったが、慣れていくうちに様々なプレイが出来るようになる。
ただし、自分から進んでしたいとは思わない。
稲見桜乃 (CV.涼森ちさと)
幼馴染の少女。元気良くて明るくて可愛くて、やきもち妬き。
実家の近所に住む、主人公の従妹。
両親が共働きをしているため、家事は得意。
主人公の両親から、主人公のアパートの鍵を預かっており時々様子を見に行ってあげてと頼まれている。
学校が主人公のアパートの近所にあるので本人の居ない時を見計らって、くつろぎに来る。
ついでに、いつも散らかっている主人公の部屋の掃除もしてくれる。
瀬戸遥華 (CV.美留)
大学の先輩。お姉さん口調
主人公と同じゼミに所属している。
本的にはクールな大人で落ち着いているが、研究に対しては真剣で熱くなりやすい。
主人公の事を嫌うまではいっていないが、会話が噛み合わない事が多い。
結果として、主人公とは一線を引いて接している。
上目遣いにボソボソとしか喋らない主人公が、もっと堂々としていれば良いのにと思っている。
このホームページはTinkerBellより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はTinkerBellに帰属します。
<システム補足>
上記参照。
インストール形態はフルインストールのみ。約340MB必要。
一度インストールしたら、次からはCD挿入しなくてもOKです。
オートモードが無いのは痛い、というプレイヤーさんも多いでしょう。
「既読メッセージをスキップする」を選んでも、既読メッセージをスキップしない場合もあり、少し不満でした。
それにしてもセーブ数70個…、70も要らんて^^;
<購入理由>
絵買いです。
最初見たときは、某格闘ゲームの「ヴァンパ○アセイバーに登場するリリス」にヒロインが似ていると認識したからです。
同人関係でも有名ですね^^;
ミミが月に向かって飛んでいくCGは、ヴァ○パイアセイバーのキャラである、モリガンのエンディングをちょっと思い出してしまいました。
それと、サブタイトルの、「〜願いゴト、叶えますぅ〜」の小さい「ぅ」にやられました^^;
<音楽・音声>
女性キャラはフルボイスです。
明るい感じの台詞が多く、キャラが活き活きしています。
ミミの語尾が「〜しますですぅ」「はいですぅ」
などと、余分に「です」がつきます。
萌えを狙っているのでそういう人には良いでしょうが、個人的には余計な語尾がつくと減点対象(-“-;)
隠語の消しは、「おちん○ん」とテキストに表示されていると、1〜2文字分が無音状態になっている、といったところ。
音楽は、軽快なリズムのモノが多く、嫌味なモノはありませんでした。
それと、ストッキングを破る効果音などもあります。
こういう細かいところに気遣いしてくれると嬉しいですね(*σ▽σ)
<原画・CGなど>
原画は 唯々月たすくさん。
活発な感じの女の子を描くのが得意、という印象を受けました。
表情豊かで活き活きしてますね。
見ていて非常に気持ちがいいです。
それと、ミミが魔法を唱えるシーンではちょっとした演出があります。
萌え系を狙っているのかな?
コテコテしたオープニングムービーもあり、このバックにはボーカル曲が流れています。
<エッチシーン>
コスプレ半脱ぎエッチ万歳!
まぁ、ミミを見ればわかりますが、この作品のエッチシーン、コスプレ&半脱ぎが多いです。
シチュエーションも悪魔ッ子、メイド、猫耳、セーラー服、白衣、スク水、裸エプロン、浴衣等色々あり、基本的なモノは一通り揃っているかと。
この作品のアイデンティティーといっても過言ではないでしょう。
それにしても…嗜虐性をくすぐるシチュエーションが多いです^^;
最初は拒否したり、消極的だったキャラが、エッチを重ねるごとに態度が柔らかくなっていきます。
まぁこの辺はお約束ですが^^;
そして、触手エッチ等があります…。
私は苦手です(-“-;)
<感想>
一回目のプレイで思ったこと。
「これは『ゲーム』か!?」
エンディング到達までに分岐点が2つしかありません。
…どう考えても少ないだろうに…。
まぁ2回目以降のプレイではもっと選択肢が出てきましたが…。
しかもこの選択肢、何を選んでらいいのか判り難く、何か一工夫欲しかったです。
上記の通り、効果音やオープニングムービー、主題歌入りのBGM、小演出など結構気を使ってくれて作られている、と好印象を受ける場所もあります。
しかし、
○ゲームの起伏に乏しく紙芝居的な感じが強い、
○選択肢が判りにくく、分岐する物語の方向性に自分の意志を反映させにくい、
などなど、改良してもらいたい点がありました。
主人公は、あと10日間しかない寿命を有意義に使う…と思いきや、全ての時間をエッチに注ぎ込みます。
まったく…猿かお前は^^;
が、エロゲの主人公としては正しい^^;
ですから、「このゲームは、10日間を使って主人公は自分の人生でやり残したことを全てやり、満足しながら死んでいくんだろうな」とか、「このゲームは、10日間のうちに主人公は劇的に自分の生き方を変化させて、その模様を描いたAVGなんだろうな」と感動や涙、シナリオの読み応えを希望する人は絶対に買ってはいけません^^;
そして、悪魔少女のミミ…。
あなた、ホントに悪魔ですか^^;?
とりあえず男性の主人公に「なんでも願いを叶えてあげます」と言った時点で体を提供することくらいは予想しようや…。
結果は、処女である悪魔少女ミミはレイプされて泣き崩れます。
非力で世間知らずのお嬢サマ、そのまんま。
別にミミが悪魔であるという設定は、必要ないんじゃ…。
悪魔なら、悪魔らしい、プライドや狡猾さを持ったキャラクター性を期待しただけに、これにはかなり興醒めでした。
そして主人公。
こいつ、ごっつムカつくんじゃー!
>「冴えない・小賢しい・ダメ人間」と三拍子揃ったモテない主人公は、友達も居ず、話が出来る女の子は従妹と先輩だけ。
という紹介文にある通りなんですが、それは主人公の矮小な器がせしめているのです。
消極的で傷つくのを恐れているタイプです。
そのくせ、主人公の一人称が「俺様」。
自己中心的で内弁慶。大変なことが起こったら「逃げ」にまわる。
最初にミミが現れた時には、天変地異が起きたように驚いたくせに、ミミが願い事を叶えてくれて抵抗はしない、と知った途端にミミをレイプですか?
しかも悪魔相手に…。
おまけに、モテるためのフェロモンを魔法でかけてもらい、口説き文句の一字一句までミミに指示され、ようやく面倒くさそうに告白する始末。
ミミに短いお礼の言葉を言うでもない。
ヤりたい、しかしデートなんて面倒くさいことはしたくない…。
すいません、誰か包丁持っていたら貸してくださ〜い。
そして、主人公が朝起きると、ミミは朝ご飯を作って待ってくれています。
今朝のメニューはパン食…。
しかし、朝食は和食でなければ気が済まない主人公。
そしていきなりキレる。
だったらせめて事前に言っておけ!
無言で自分の嗜好までも知っていろ、と?
ミミ、俺が許すから、今すぐこいつの魂を抜き取っていけ〜〜!
この例は氷山の一角ですけどね。
この主人公の性格のほうがよっぽど悪魔だ…。
その他色々な場面で「尽くしてくれる相手に恩をアダで返している」という感じがします。
自分のせいで機嫌が悪くなった女の子には「謝る」じゃなくて「怒鳴る」で解決しようとする人物です。
というわけで、このゲーム、「ミミが悪魔少女である」ということは忘れましょう^^;
むしろ献身的に尽くしてくれるメイドさん、くらいに考えたほうが良いです。
魔法を使う場面があるので、「ああ、そういえばミミは悪魔だったんだ…」と思い出すところがありますが、悪魔ではなく、天使だ、て言われても違和感無く受け入れられます。
時々家事を失敗したり、すねたりする辺りは、愛嬌があってGOODですな(o゜▽゜)o
そう考えればキャラクター性も目立ちます。
萌えッ子を辱める、そんな感じのゲームだと思います。
というかミミの友人か誰かが実行者で、主人公に対する復讐忌憚希望。
もしくはリメイクしてくれないかなぁ…トラヴュランス辺りで^^;
<10点満点での総合評価>
5点。
CGが気に入れば買ってもいい…カナ?
コスプレCGには期待してもいいですよー♪
お気に入りのキャラ:ミミ…初体験以降でも「主人公とのエッチをできれば回避したい」と
色々手を尽くしますが、結局やられちゃいます(´∇`)
まぁ色々なところで可愛さがあります(*ノノ)
最後に一言:「エンディングの1つが激しく納得いきません。ご都合主義エンディング激怒。」
星空ぷらねっと〜夢箱(Dream Box)〜 (綾乃悠輝さんのレビュー) | 評価: 8 |
▼ タイトル | 星空ぷらねっと〜夢箱(Dream Box)〜 |
▼ ブランド | ディーオー |
▼ ジャンル | 夢見る恋愛AVG |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | DVD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2003/10/31 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | なし |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(既読・未読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートあり) |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 50個 |
【 エンディング数 】 | 9個(BADEND含) |
<概要>
ディーオー10周年記念作品として、弊社が満を持して発表した作品「星空ぷらねっと」が、ユーザー様からの熱い要望にお応えして、遂にフルヴォイス化&グラフィックリニューアル「星空ぷらねっと〜夢箱〜」となって帰ってきました!!「家族計画」でご好評頂きましたシナリオライター・山田一の代表作「星空ぷらねっと」が、超実力派声優陣の音声を追加して満を持して登場です!
しかも夢箱オリジナル特典と致しましてとして、ファン生唾ものの「山田一書き下ろしのドラマCD」&「主題歌マキシCD」をソフトに同梱致します!ドラマCDには、家族計画のあのキャラもゲスト出演で、夢いっぱいに詰め込みました!
<キャラクター紹介>
星見 瞳 CV.大波こなみ
本作のメインヒロイン。
正樹とはいろいろあって、幼なじみで転入生(?)。
明るくドジで茶目っ気のある性格。趣味は天体観測、天文部所属。
彼女との出会いは正樹を変えて行く事になるのだろうか?
藤原 佳多奈 CV.野神奈々
独自の世界に生きる自閉症の少女。一年生。
並はずれた知的能力を持つ反面、精神的には不安定な面がある。
見た目には、いつもぼんやりふらふらしているように見えるのだが…。
山本ゆかり CV.月島理緒
正樹等よりも一つ年下の一年生。
昔は生意気で騒々しい元気っ子だった。
今もあまり変わらず。現在学内カフェでバイト中。
運動神経は超抜群。でも部活は未所属。
サーシャ・ノーブルグ CV.有森沙耶
北欧の島国であるフスクス王国からやってきた留学生。二年生。
ぽやぽやと時間を過ごすのが好き。なぜか護衛の人がたくさんいる。
相馬蘭子 CV.青山ゆかり
陸上部所属の短距離走者。特待生。
人見知りが激しく友人は非常に少ない。
けど瞳とだけは仲が良い。
真田恭子 CV.一色ヒカル
剣道部主将をつとめる腰の座った古風な剣道少女。三年生。
基本的には面倒見が良く、超然としている。
でも見た目ほど精神年齢は高くなかったりする。
ちょっと変わった3人の兄と厳格な父親を持つ。
このホームページはディーオーより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はディーオーに帰属します。
作品タイプ
タイプA | A評価 | B評価 | タイプB | |
---|---|---|---|---|
恋愛 | ●●●●● | † | ○○○○○ | 鬼畜 |
ストーリー | ●●●●● | † | ○○○○○ | Hシーン |
泣き | ○○●●● | † | ●●○○○ | 笑い |
娯楽性 | ○○○○○ | † | ●●●●● | 物語性 |
作品評価点
感情論 | 評価 | 芸術論 | 評価 |
---|---|---|---|
泣き度 | A | シナリオ | ■■■■■■■■□□ |
笑い度 | A | グラフィック | ■■■■■■■■□□ |
萌え度 | A | 音楽 | ■■■■■■■■□□ |
H度 | B | 演出 | ■■■■■■■■□□ |
快適性 | B | システム | ■■■■■■■■□□ |
キャラクター分析
役名 | 声優 | 役割 | 演技 | 性格 | 外見 |
---|---|---|---|---|---|
星見 瞳 | 大波こなみ | メインヒロイン | ★★★ | ★☆☆ | ★☆☆ |
藤原佳多奈 | 野上奈々 | メインヒロイン | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ |
山本ゆかり | 月島理緒 | メインヒロイン | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ |
サーシャ | 有森沙耶 | メインヒロイン | ★★☆ | ★★☆ | ★★☆ |
相馬蘭子 | 青山ゆかり | メインヒロイン | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ |
真田恭子 | 一色ヒカル | メインヒロイン | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
水島慎太郎 | 潤潤 | サブキャラ | ★☆☆ | ☆☆☆ | ★☆☆ |
ディネイ | 岬友美 | サブキャラ | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ |
二ノ宮天子 | 北都南 | サブキャラ | ★★★ | ★★☆ | ★☆☆ |
朝末先生 | 吉野摩季 | サブヒロイン | ★★☆ | ★☆☆ | ☆☆☆ |
高倉聡美 | 立花舞 | サブキャラ | ★★☆ | ★★☆ | ★☆☆ |
宮本 | 島崎比呂 | サブキャラ | ★☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
<購入動機>
D.O箱系、リニューアル第二弾。
前作で良い思いをさせてもらったので、ニ番煎じを狙って特攻。
<音楽>
音楽に関しては可も無く、不可も無くといった感じです。
まぁゲームの雰囲気を盛り上げていた方かな?
邪魔には感じませんでした。
当時の事は知りませんが、今となってはありきたりの曲が大半を占めているような…。
<CG>
原画は、雨衣ユイさん。
これがリニューアル版の売りの一つで、CGを完全に一新。
絵の方はやや癖があり、好みは分かれる所です。
しかし、前作と比較して質が上昇したのは間違いなし^^;
ちなみに、前作の絵でプレイする方法有ります。
<音声>
フルボイス仕様。これも箱シリーズの売り。
脇役も含め、豪華なと言って差し支えないメンバーがそろっており、演技に不安無し。
実力派声優陣の演技に聞き惚れるべし^^;
<エロ>
シナリオ重視と言えど、物足りないのは否定できません。
1年に渡るプレイ期間がありながら、Hシーンはエンディング後のキャラもいたりします。
各シーンも凝っているとは言い難く、あっさりしています。
シーンリプレイが無いのもマイナスですね。
<システム>
最大の問題点です。
いわゆるマップ選択式ですが、キャラが表示されるので余り意味はありません。
(親切設定というのか、攻略性がないと言うのかは個々の判断にまかせます)
マップ選択式は、共通シナリオがほとんど無いのでキャラ毎のシナリオ格差が出てしまいます。
1年(1週間ごとに選択)通して、無駄なシーンも多い気がします。
単純にシナリオを楽しめる形式にした方が、キャラ毎のつながり等見えて良かったと思うのですが…。
<感想>
D.O期待の山田一リニューアル箱シリーズ第2弾。
自分もシナリオに大いに期待していました^^;
家族計画では、CGのレベルの低さを音楽とシナリオで補って名作に仕上げる離れ業を演じていました。
当然、今作にも期待しましたが、結果的には平凡な作品に終わってしまいました。
シナリオそのものは良く出来ていると思います。
ルーツという一貫したテーマをしっかり持っていて、それを体現する為に過去と現在をリンクさせていくという展開を使用。
最近はよくある手法ですが、非常に効果的な方法で、実際一部のキャラでは私の琴線が震えました。
しかし、システムで問題点を記したように、共通のシナリオがほとんどありません。
結果、過去から続くキャラの相関関係(実は深い)をまるで生かせないまま終わるキャラもいました。
また、キャラによっては他のキャラを攻略しないと、理解しづらい面もありました。
次に主人公の描き方も薄いです。
キャラによっては強引な展開になり、あっけにとられる所もありました。
本来なら主人公の成長が、全ヒロインとのルーツの絡みを通して描かれるべきだったのではないでしょうか?
そうして初めて一貫した作品になっていく気がするのですが…。
結果的に全編を通してみると、期待も大きかったこともあり、やや物足りない作品となってしまった…という所でしょうか…。
<10点満点での総合評価>
8点。
シナリオの良さを他の部分で相殺している、といった感じです。
お気に入りのキャラ:佳多奈と恭子…炉&姉様万歳!
最後に一言:「いわゆる、紙芝居式でこの作品をやってみたかったです。」