海からくるもの (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 8 |
▼ タイトル | 海からくるもの |
▼ ブランド | rouge |
▼ ジャンル | SFバイオレンス・ノベル |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2003/09/05 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートなし) |
【 選択肢リターン機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | あり(ENDチェック) |
【 セーブ数 】 | 100個+クイックセーブ1個 |
【 エンディング数 】 | 6個(BADEND含む) |
<あ・ら・す・じ>
かりそめの平和に疑問を持つ二人の男が、それを突き崩す力を欲していた。
怠惰な生活の中、学校を恐怖で染めてやろうとする少年、友紀。
そして、彼の秘めた力を追う街のチンピラ滝沢。
彼らは、まだ自分達が見えない思惑に生かされていることを
気が付いてはいなかった。
力を求め自らを暴力の中に投じる二人は、
やがて、人々から闘争本能と憎しみを奪った者の正体を知る。
すべてが、発掘される遺跡のテクノロジーで作られた世界。
野を駆ける人類をわずか数百年で文明社会に成長させた先史人類ノイルマギ。
人々はまだその恩恵の中で暮らしていられたが。
彼らは滅びへの道もまた、人々に用意していた。
<キャラクター紹介>
相澤 浩子(あいざわ ひろこ) CV:北都南
学校ではアイドル的存在の女生徒。
成績優秀、容姿端麗で、比較的おとなしい性格。
藤木まどか(ふじき まどか) CV:冬樹みずほ
主人公の一人、楠田のクラスメイト。
無口で人付き合いもなく、常にクラスから浮いている印象を受ける。
平沢 妙子(ひらさわ たえこ) CV:冬樹みずほ
主人公の一人、滝沢が出会う家出少女。
理想主義で楽天的な一面がある。
加賀見 沙希(かがみ さき) CV:榎津まお
二人の主人公の前に現れる、政府組織NLAの人間。
整った顔立ちだが、非常に冷たい印象を受ける女性。
三島 恵(みしま めぐみ) CV:小倉結衣
楠田のクラスメートで幼馴染。
話好きで明るい性格。
戸倉 千里(とくら ちさと) CV:奥井香織
楠田の通う学校の教師。非常に幼い容姿で学生に人気が有る。
しかし、実際には計算高い正確でレズの気もある。
三島 幸(みしま さち) CV:児玉さとみ
三島恵の姉で、ノイルマギの遺産を研究する政府組織の人間。
浅田 恵美子(あさだ えみこ) CV:桜川美亜
楠田の通う学校の生徒。
非常に潔癖で生真面目な性格。
上村 玲子(うえむら れいこ) CV:夏川智子
楠田のクラスメイトの妹。
粗暴な兄を嫌い、新興宗教「ビジラウムの声」に出入りしている。
片倉 絵里(かたくら えり) CV:桜川美亜
ヤクザの幹部を父に持つ少女。
父のことを嫌っており、父に敵対している滝沢に想いを寄せている。
滝沢 眞(たきざわ しん) 主人公・リネーム不可
街中の不良学生などを束ねているリーダー格。
力以外のものを信じず、ヤクザとも事を構えている。
楠田 友紀(くすだ とものり) 主人公・リネーム不可
平凡な学生として学校に通う。
相澤に想いを寄せているが、伝える勇気がない。
このホームページはrougeより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はrougeに帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
テキストが画面全体に表示されるノベルタイプのAVGです。詳細は上記参照。
上を見て判るとおり、もう文句なしなのではないかと^^;
多少個人の好みで好き嫌いは出ると思いますが、システム自体は良くまとまっていて使いやすいです。
あえて言うなら、バックログでの音声再生が無いことが玉に瑕ですが、それ以外は完璧です。
ゲーム内容は二人の主人公の視点で進行していく、マルチサイトのシナリオ進行と、それぞれの主人公に設定された「カラー」値というステータスでシナリオが分岐する…というのが作りになっています。
一部分岐が判りにくいところもありますが、一度見たEDはそのED条件が表示されるヒントがありますので、それほどに気にならないかと思います。
なお、EDをクリアしていくごとに追加されるおまけシナリオが3本ほどあります。
いずれもプレイ時間10分程度のモノですが、一応世界観の補足…みたいな感じになっています。
<音声>
女性のみフルボイス、キャストは上記の通り。
他に脇役として、しおみれい氏も出演されています。
何というか、私がどうこう言わなくても声優さんの名前を見れば充分かと…。
Hシーン含め、演技は皆様文句のつけようはないかと思います。
キャラもあっていて違和感も無いですし。
<音楽>
全17曲。ボーカル曲はありません。
全体的にゲームのイメージに合っていると思いますし、レベルは高いと思います。
ただ、少し今の流行からすると「古い」感じがしますね。
もっとも、シナリオの内容にはそのほうがあっているのですが…。
一昔前のノベルゲームで使われていた旋律が好きな人には文句なしだと思います。
<CG>
原画は「教室」シリーズなどで有名な真木八尋氏。
個人的には少し目の位置が、顔全体からすると上に有るのが気になりますが、それも個性のうちだと思いますし、プレイしているうちに慣れていくのではないかと思います。(自分はそうでした^^;)
それ以外は問題ないでしょう。
好みの問題も有ると思いますが、体のバランスとかは取れていて安定感があります。
塗りも標準以上で安定しています。
細かい陰影のつけ方などは丁寧に仕上がっていると思います。
ただ、CGの出来自体ではないのですが、いわゆる立ち絵が、画面いっぱいに「顔のアップ」でキャラを表示させる手法で会話が進むことが多いのは正直…あんまり…と思いましたが…。
<Hシーン>
基本的にはストーリー上でのHシーンになりますので、各キャラ1〜2回程度で回数はそれほど多くは有りません。
ただ、シチュエーションはかなり過激ですね。
基本は無理矢理ですし、感じるようになるより、最後まで痛がってるようなシーンのほうが多いです^^;
ただし、道具の使用とかはあまり無く、そういう意味で代わったシチュとしてはアナルと輪姦があるくらいです。
あと、殴られたり返り血だったりして「血を流している」Hシーンが多いのでその辺はご注意ください。
フェラシーンもフェラチオというよりもイマラチオですし、全体的に「痛い」Hシーンがメインですのでそういうのがダメな方は手出し無用って感じですね。
一応、和姦もありますけど、おまけ程度にとっておきましょう。
<感想>
う〜ん、何だか「懐かしい」感じですね〜。
最近はあまり流行ではないみたいですが、一昔前には良く見たようなSF的な雰囲気のシナリオに、作品内で完結している箱庭的な世界観、マルチサイトシステムなど、ノベルゲーム黎明期に見たような雰囲気です。
シナリオ自体は良く練られており、出来も良いので昔を知る人には懐かしく、最近エロゲーに手を出した方には新鮮に感じるのではないでしょうか。
ただ、いわゆる萌えキャラなどというものはいないですし、上にも書いたように基本的には「痛い」系のHシーンばかりですし、その上いわゆる「ハッピーエンド」は無いのでその点はご注意ください。
基本的には世界に馴染めない主人公達がレフという超能力を手に入れたことで世界自体が変わって行く、分類で言えば、「終末」モノということになりますでしょうか。
そういう観点から見ると、シナリオは良く出来ていると思います。
世界観を複雑にし過ぎずに、二人の主人公の視点できちんと説明しており、クリア後にシナリオにかかわるような消化不良な謎が残ったりするようなことも無いです。
確かにファーストプレイでは情報がたくさん提示されて混乱すると思いますが、きちんと伏線を使い切っており、全てのシナリオをコンプすれば作品世界がきちんと見えてくるようになっているというのはこういったマルチエンディングの物語では理想ではないかと…。
ただし、多少は自分で情報を整理する必要はあると思いますけど^^;。
そういう意味でシナリオは非常に骨太で良質です。
ただし、内容自体は上記のように「終末系」で厭世観あふれるタナトス(自死願望)的思考が前面に出ておりますし、力というものが非常に端的に描かれているため暴力的で殺伐としており、主人公の目の前で何人もの人が無残に殺され、また主人公自体が女性を陵辱し、殺人に手を染めます。
もちろん描写も残酷で、CGやHのシチュエーションも非常にショッキングなものが多いです。
エンディングもいわゆるハッピーエンドというものは無く、一般的なゲームではバッドエンドにしか思えないTrueEndがあったりしますので、その点は嫌いな人はおそらくぜんぜんダメだと思います。
しかし、その残酷な描写にもきちんとした「理由」がありますし、それを主人公がきちんと「克服」するところまで描かれているので、そういう意味ではシナリオ評価に戻る部分もありますが、単なる残酷描写では終わらせていないです。
「暴力」がある意味「希望」のひとつの側面でもある、そんな綺麗なコトも汚いコトも全てを含めて「未来」に進む、作品全体からはそんな前向きさ、ひたむきさも感じられるので、最後までプレイすればそこまでの後味の悪さは消えていくのではと思うのですが…。
そういった点がOKでしたら、シナリオの完成度は高いですし、システムも使いやすく安定しており、ヒント機能をはじめとするインターフェースの充実も有り、非常に良質な作品だと思います。
しっかりとしたシナリオのゲームをプレイしたいという方にはお勧めできる作品ですね。
<10点満点での総合評価>
8点。
好みはあると思いますが、陵辱・残酷系に耐性がある方なら、ぜひプレイして欲しいですね。
お気に入りのキャラ:三島 恵…う〜ん、Hシーンのシチュで…。
最後に一言:「個人的には広崎悠意さん(本作のシナリオ担当)原画のゲームも出して欲しいですね〜。」
鬼哭街(きこくがい) (漢(おとこ)さんのレビュー) | 評価: 8 |
▼ タイトル | 鬼哭街(きこくがい) |
▼ ブランド | ニトロプラス |
▼ ジャンル | ストーリーノベル |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \4,400 |
▼ 発売日 | 2002/03/29 |
▼ 購入 | あり(クリア後) |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | なし |
【 BGM観賞モード 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージスキップ 】 | なし |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 選択肢リターン機能 】 | なし(そもそも選択肢が無い) |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | --個 |
【 エンディング数 】 | 1個 |
<ストーリー>
舞台は近未来の上海。
21世紀初頭におけるサイバネティクス技術の 実用化により、 肉体を機械化することで、
いとも容易に 超人的な体機能を身につけられるようになった。
そのため、テクノロジーの爛熟によって 退廃した犯罪都市では、
凶悪無双なサイボーグ達が跋扈していた。
間違った未来、誰かが選択を誤った世界。
犯罪結社・青雲幇の牛耳る上海に、一人の男が舞い戻る。
彼の名は孔濤羅。
かつては幇会の凶手(暗殺者)であり、
生身のままにサイボーグと渡り合う『電磁発勁』の使い手である。
仲間の裏切りによって外地で死線をさまよった彼が、一年の時を経て上海に戻ってみれば、
すでに裏切り者たちは幇会の権力を掌握し、
そればかりか濤羅の最愛の妹までもが辱められ殺されていた。
怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅は、その手に復讐の剣を執る。
仇は五人。
いずれ劣らぬ凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを、
一人また一人と血祭りに上げながら、
孤高の剣鬼は魔都上海の夜闇を駆け抜ける。
このホームページはニトロプラスより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はニトロプラスに帰属します。
<購入動機>
「Phantom of Inferno」「吸血殲鬼ヴェドゴニア」で知られるNitro+の3作目。
前2作が素晴らしい出来だったので発売日即購入。
前もって言っておくが、前作を受け入れられなかった方にはお勧め出来ません。
あと、この作品にエロを求めるのは筋違いです。
「愛あるセックス」なぞ欠片も無いので注意。
<システム>
上記参照。
上記以外の項目としては、CDレス起動可能、画面のフルスクリーン・ウィンドウズモード変更可です。
そしてこのゲーム(正確にはゲームではないが^^;)選択肢がありません。
ええ〜1個もないです。小説のようなノリです。
純粋なノベルですので注意が必要です。
このソフト、とんでもない不具合があります。
「鬼哭街」ゲームディスクを挿入し、インストールを行う際に、十分なディスク空き容量があるにもかかわらず、「ディスクの空き容量が足りません。中断します」というメッセージが出てインストールが出来ないことがあります。
これは大容量ディスクをお使いの際に、ディスク空き容量が2GBで割った余りがインストール容量に満たない場合に、インストールが出来ない状況が発生するという現象です。
2003年11月8日現在、メーカ側の公式な対策方法・回避方法ですが、
「他のアプリケーションやデータなどをインストールして頂き、2GBの剰余がインストール容量以上になるようにして頂くことでインストールすることが出来ます。」
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
つまり「自力で何とかして下さい」らしい。
激しく異議アリヽ(`Д´)ノ!
<音楽・音声>
BGMは全14曲。うちED曲「涙尽鈴音響」がボーカル曲。
全体的に良い出来で、ゲーム(?)の雰囲気を盛り上げています。
そしてED曲「涙尽鈴音響」。
達成感というか、なんと言うか…心にしみてくる曲でした。
Nitro+の音楽は今回“も”レヴェル高いです。
音声は…ありません。
<感想>
このソフトの特徴は何と言っても「選択肢が無い」、これに尽きる!
そしてズバリ言おう。「ギャルゲーでは無い。漢(おとこ)ゲーである」と…。
野郎共が揃いも揃って「濃い」ヤツ等ばかりである。
(ギャルより男のほうが多いのは、もはやギャルゲーでは無い…)
面白いのは「通り名」があること。
孔濤羅[コン・タオロー]………人呼んで『紫電掌』
劉豪軍[リュウ・ホージュン]…人呼んで『鬼眼麗人』
朱笑嫣[チュウ・シャオヤン]…人呼んで『羅刹太后』
等、キャラが非常に際立っています。
しかし、このゲームの素晴らしさはそれだけではありません。
主人公が余りにも魅力的なのです!
この主人公は設定上「最強のキャラ」です。
対サイボーグでは無敵を誇る『電磁発勁』。
だがこの技は連続して使えば使い手の命を蝕むモノ…。
ありがちだと思うかもしれませんが、その描写がとても良く書かれています。
「命に代えても復讐を果たす」という執念が見て取れるのです。
そして、無敵・超人でもそこはやはり人間。
妹(正確性格には違うが…)の記憶が戻るにつれ「こんな戦いなどやめて、このまま妹と暮らしたい…」など、弱音もしっかり吐く…。
人の心情を内面から描き、愛しさとせつなさと心強さを〜♪
ごほん…そんな弱さもまた魅力的なのです!(何故に断言…)
<10点満点での総合評価>
8点。
選択肢は無いので必然的にEndは一つだけ。どう思うかは人それぞれでしょう。
人によっては-2〜+2もありうる作品になります。
自分的には「まあアリかな」といった感じですね^^;
お気に入りのキャラ:孔濤羅…コイツ以外アリエネエ。
夏少女 (心風輝さんのレビュー) | 評価: 6 |
▼ タイトル | 夏少女 | |
▼ ブランド | PULLTOP | |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP | |
▼ ジャンル | 純愛アドベンチャー | |
▼ メディア | CD-ROM / DVD-ROM | |
▼ 定価 | \8.800 | |
▼ 発売日 | 2003/05/30 | |
【CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 セーブ数 】 | 48個(内4個はオートセーブ用) | |
【 エンディング数 】 | 4個(ヒロインED他+α確認、CGは全て埋まります) |
<ストーリー>
ある夏休み、主人公、瀬川真人(せがわ まさと)は、同じ天文部の友人、結城樹一郎
(ゆうき じゅいちろう)に誘われ、樹一郎の田舎である上郷町を訪れる。
その町で、真人が出会う3人の少女―――。
喫茶店『こかげ』の元気娘、芹沢明希(せりざわ あき)。
真人の宿泊する老舗旅館『みやこ』の娘で、樹一郎の妹、結城京(ゆうき みやこ)。
クールでどこか謎めいた雰囲気の少女、東絢水(あずま あやみ)。
自然の豊かな田舎町で、楽しい夏休みを過ごした真人は、次の夏もまた来ると約束して、
上郷町を去った。
そして、次の夏休み。
上郷町を訪れた真人は、再び出会う。
一年の月日の分だけ、大人へと近づいた少女達に……。
<キャラクター>
芹沢 明希(せりざわ あき)
天真爛漫スパッツ少女。喫茶『こかげ』の一人娘。
好奇心旺盛で、頭より先に体が動くタイプ。
その場にいるだけで、人を楽しい気分にさせる。
感情の変化がそのまま顔に出るタイプで、クルクルと変わる表情は見ていて飽きない。
結城 京(ゆうき みやこ)
黒髪長髪大和撫子。老舗旅館『みやこ』の娘で、樹一郎の妹。
自分の感情よりも気遣いが先に立つタイプ。
その優しい微笑みは、周りの人をホッとさせる。
旅館の仕事に忙しい母親を手伝っているため、家事全般が得意。
東 絢水(あずま あやみ)
クールで無口な少女。警戒心が強く、人見知りするタイプ。
研ぎ澄まされた言葉には、鋭い棘が潜んでいることもしばしば。
動物にたとえるなら、気位の高い子猫。
好意の示し方も、猫のように素直じゃない。
明希と京とは仲が良く、二人に対しては柔らかな表情も見せる。
白山 奏芽(しらやま かなめ)
無敵の眼鏡っ娘。
才色兼備という言葉の体現者で、どんなことでもソツなくこなす。
芹沢 麻理奈(せりざわ まりな)
明希の母親で、喫茶『こかげ』のウエイトレス。
外見だけでなく、内面的にも1児の母とは思えない若さを誇る。
結城 棲子(ゆうき すみこ)
樹一郎と京の母親で、旅館『みやこ』の女将。
その柔らかい物腰は、京の母親であることを確かに感じさせる。
東 雪江(あずま ゆきえ)
絢水の母親にして、現在注目株の陶芸家。
さっぱりした気質の、気さくな大酒呑み。
このホームページはPULLTOPより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はPULLTOPに帰属します。
<最初に>
一応、この作品、DVD版/CD版が発売されております。
今回批評するのはDVD版のみですので、CD版との比較はできません(あしからず)。
でも、なんですかね・・・夏少女・・・。
いやね純愛系をもようすようなこのタイトルですが、真面目に突っ込むと、いたいけな少女(ランドセル指数65%)達を俺好みに(主人公を惚れ)させるあたり、光源氏計画発動(−_−)ですな。
ていうか若ーよ!奥さん!(゚∀゚ノ ひとづまぁ!
<システム>
上記参照、修正ファイルあり。
スキップは割と早く、2回目以降スムーズにプレイ出来て良かったです。
<音楽・音声>
BGMは夏がテーマだとまんまですが、それしか言いようが無いです。
ヒロインの元気っ娘:芹沢明希のテーマは躍動感があってよろしいかと。
音声は旦那(誰のことかな?)命の北都南さん・・・声が渋って聴こえるのは収録ミス?
PULLTOPの設備環境悪い?それとも本人の体調が悪いのか・・・。
他はサブキャラ演じてた須本綾奈さんが良かったです。
宮本千鶴さんって・・・何かこの人まちりん声(豊嶋真千子)に似ていいかも(ぼそ)
<感想>
長所:
DVD版は出すだけあって画像は綺麗かと。
声優陣は割と安定してよし。
システムはスキップ機能意外は快適。
3部構成は面白い試み。
アンケート葉書を送ったら貰えるサマーディスクが楽しみ。
短所:
スキップ機能が強制なので使いにくい。
EDが各ヒロイン(3人)だけでサブキャラはまったく無し。
↑から そのためボリュームが若干だが不足気味。
ヒロインとそのシナリオ(エピソード)がインパクトにかける。
このゲームクリア時などは純愛系あふれるさわやかな終り方してるんですが・・・。
月日が経ってまたプレイしたいかというと「どうだろう?」といった感じの内容なんで、普通に凡作なんですよね(^^;
<ヒロイン別感想>
芹沢 明希
メインヒロインなのに母親の麻里奈さんに、ヒロインメッタ喰いされすぎ(゚∀゚)アヒャ(存在感ありすぎ)
何か娘の方がオプション付きの扱いな気がしてならんのですが、まあそれは置いといて
なんで麻里奈さんのEDがないのだぁ―!!!!煤i゚□゚;(ど―ん!!!)
まあ、1年目、2年目、3年目の出会いの中で一番主人公に対する少女から恋する女の子に変わっていく心情の変化は良いのですが・・・。
逆に言うとそれ以外のエピソードなんですが、主人公が明希親父さんの経営する喫茶店で飯食べたりバイトしたりとほとんど日常生活まったりと満喫してるだけです(^^;
よく言えばストレートに悪く言えばひねりが無いシナリオですね。
あ、ただEDは割とメインヒロインの面目躍如といった所。
結城 京
3人のヒロインの中では一番シナリオに幅があって良かった。
(実家の旅館の後継ぎ問題と兄妹の夢との狭間に苦悩するお話)
後・・・京さん発育よろしすぎ=□○_
東 絢水
エピソード的には一番良作になる可能性を秘めておきながら、綺麗にまとめ過ぎた所為か、奥ゆきのない話になってしまい残念でならない所。
片親が居ない上、怪我で1学年他ヒロインと離れているのでいろいろと家庭環境が複雑な娘さんのお話・・・。
1年目、2年目は、容姿が変わらないところがミソ(ぉぃ
絢水嬢は3年目で制服初お披露目です。
萌え!萌え!(´Д`;(俺様ウザすぎ)
白山 奏芽
主人公とその悪友の後輩で、天文部3悪トリオの一角(笑)
2年目からの遅い登場ながら存在感は圧倒的!
だからなんで奏芽のEDがないのだぁ――!!!!・゚・(ノД`)・゚・(ウワァン!!!)
サブキャラの為、ED無しが悲しい・・・。
おすすめキャラ:芹沢 麻里奈…ぶっちぎりでしょう・・・この人(=□=)
最後に一言:「評価辛いね・・・辛いよ・・・でもこれも夏よりも熱く心を焦がすような作品を
次回作に期待してるからこそなのです(−_−)(奇麗事やね)」