ちょこれ〜とDays (zaku2さんのレビュー) | 評価: 7 |
▼ タイトル | ちょこれ〜とDays |
▼ ブランド | Xuse【発泡】 |
▼ ジャンル | 誘惑お姉さんADV |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \5,000 |
▼ 発売日 | 2003/10/03 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり、Ctrlキー対応) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピート・ホイール対応) |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | あり |
【 セーブ数 】 | 50個 |
【 エンディング数 】 | 9個(BAD3個含む) |
<ストーリー>
季節は冬。1年生の3学期の半ば。
数日後にバレンタインデーを控え、浮き足立つクラスメイト達。
部活にも委員会にも所属せずクラスの女子達ともほとんど話したことがない拓哉には、何の関係もなかった。
だが、「義理チョコ」は2つ確定しているのだった。
隣に住む幼なじみの風花と、居候しているイトコのつばさ。
とはいえ風花は、早くに母親を亡くした拓哉にとって姉であり母である女性だし、イトコのつばさは拓哉を男として見ていない。
むしろ彼女は自分を女性と見ていなかった。
甘いものが取り立てて好きという訳でもない。
女性との交際を激しく望んでいる訳でもない。
そんな拓哉にとって、バレンタインは特別な日ではなかった。
――そう……去年までは。
今年のバレンタインを機に拓哉の人生は変わり始める。
一人の年上の女性と肉体関係を持ってしまうことから、物語は始まる。
拓哉はその関係と自分の将来を真面目に考え始めることになる。
そして考えを実行に移す時、傍らにいる女性はだれなのか?
<ヒロイン紹介>
岬 風花 CV:成瀬未亜(なるせみあ)
3歳年上で白鴎大学国文科1年。
将来の夢は国語教師、または司書。
拓哉の自宅の隣室に住む幼なじみ。
ちょっと男性恐怖症の気があり今まで交際経験はないので、当然ながら処女。
拓哉は『弟』だから大丈夫、というか男として見てない節がある。
中2の頃(拓哉は小5)同級生に言い寄られて乱暴されそうになったところを拓哉に助けてもらったことがある。
それ以来風花は拓哉の為に何でもしてやれるし、拓哉は風花を手のかかる姉だと思っている。
おしとやかで、一生懸命主人公をリードするタイプ。
新庄 つばさ CV:かわの亜衣(かわのあい)
5歳年上で、有名フランス料理店のシェフ。
フランスへの料理修行を間近に控えている。
母方のイトコで、数年来会っていなかったが、就職のため上京。
拓哉の父の好意で最上家に居候することになった。
上京する時、彼氏と別れてきた(非処女)が、その彼にまだわだかまりがある。
家での拓哉に対する態度は男同士の付き合いのようで、拓哉を男として認識していない。
経験豊富には見えないが、実際は経験豊富で色々(エロエロ)とリードしてくれるタイプ。
猪俣 理緒 CV:白井綾乃(しらいあやの)
8歳年上で、拓哉のクラス担任。
古文教師、司書資格あり、図書委員顧問。
学生の頃、堕胎の経験があり、それ以来子供を産めない体になっている。
その事で元彼とは別れたが、後ろ向きになることはなく、今では立派なニンフォマニア。
しかもバイセクシャルで、更にロリ&ショタ、いつも生徒を捕まえて弄んでいる。
最初は拓哉もその一人として捕まる。
阿久沢 美空 CV:乃田あす実(のだあすみ)
1歳年上の風見学園2年A組。
拓哉の住むマンションのオーナーの娘で、姉妹で同じマンションの最上階(15階)に住んでいる。
側にいると‘ほえほえ’が伝染してしまうというか、気がつくと相手のまったりペースに乗せられていている。
よく他キャラ(七海)につっこまれるタイプ。
3学期の頭に偶然、拓哉と出会って一目惚れする。
しかしこの性格から言い出せないでいる。
阿久沢七海 CV:木葉楓(このはかえで)
1歳年上の風見学園2年C組。
美空の双子の妹、学生会副会長。
趣味特技はテニス。テニス部に所属し、全国大会でシングル第3位になった実力派。
奥手すぎる姉、美空が一目惚れしてしまった相手である拓哉に、並々ならぬ興味を抱く。
姉である美空を溺愛しており、自分は男にまったく興味がない。
非処女(男性経験ではなく自慰で)であるが、大人のオモチャを多数所持している。
経験豊富に見えて、実は男性経験なし。
なので、だんだん主導権を採られて乱れるタイプ。
このホームページはXuse【発泡】より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はXuse【発泡】に帰属します。
<システム補足>
上記参照。
必要なものは全て揃っています。
ここは安心と言っていいでしょう。
ポイントの選択肢ではヒントも出ます。と言っても迷うほどのものではありませんが^^;
ウインドウ・インターフェイスのレイアウトも程よいサイズにまとまっており、使いやすいです。
エンディングのスタッフロールも何気にスキップできますし、快適なプレイが出来ます。
誤字は多いけど…。
ちなみにプロテクトは巷で話題のALPHA-ROMです。
最近ようやく誤爆問題も落ち着いてきたので、多分大丈夫でしょうが、一応注意が必要かもしれません。
メーカーのサポートも比較的親切らしいです。(というよりは他社の対応が悪すぎるという気もしますけど)
メディアチェックのために、起動時はディスク強制要求です。
ここが唯一の難点ですね。
<グラフィック>
メイン原画は、みずのまことさん。
微妙にまさのぶ氏に似ています。というか意識しているような…。
まぁはっきり言ってしまえば…下手ですね。
体のラインとかバランス悪いですし、一枚絵も整合がとれていません。
特に人物の姿勢が物理的にありえないものが多いです。
塗りは最近のザウスの傾向か、淡い感じがする素朴な色彩です。
普通の純愛ゲーならこんな感じでも別にいいのですが、いかんせんこれは抜きゲーなのです。
こんな大人しい塗りじゃあちょっと使えません。
しかも、そんなグラフィックの質の悪さに加え、一枚絵の枚数が圧倒的に少ないのですから救いようがありません。
所詮5.000円だからと言ってしまえば、それまでなのですが…。
褒めどころを挙げるなら、「フローラリア」にもありましたが、フェイスウィンドウに表示されるチップ絵がコミカルで可愛らしくていい感じでした。
その分、立ち絵の動きが少ないのですが…。
ああーやっぱり褒められない(つД`)
<音声・音楽>
音楽は、いつものザウスです。特に印象に残りません。
でもゲームの邪魔はしてないので、ゲームのBGMとしては良い部類に入るのではと思います。
歌も…まあスルーです。
音声に関しては後ほど触れておきます。
とりあえず、「GOOD JOB!」とは言っておきます^^;
<シナリオ・内容>
内容はオーソドックスなADV。
選択肢によってヒロインの好感度を単純に上下させていくものです。
難易度はかなり低めで、シナリオサイズも短めです。
…えぇ〜5.000円ですしね。
シナリオ自体は平平凡凡です。
初めはヒロイン達とドタバタを交えつつ、ほのぼのしながら進んでいき、バレンタインをきっかけに特定の誰かと急接近して…といった流れです。
ところで、キャラは全員年上です。
最近勢いを強めつつある“姉萌え”を狙ったのでしょうか?
その為か、今作のヒロインたちは終始、主人公を翻弄することに尽きています。
誘惑してみたり、からかってみたりして、戸惑いまくる主人公を見て面白がって…という感じです。
いかんせん、年上の包容力をもって優しく包み込んでくれるような描写はほとんどありません。
強いて言えば風花くらいです。ヒロインは全体的に小悪魔的な人ばっかりです。
甘えたい人よりは、弄ばれたい、ちょっとMな人向けでしょうか?
ここら辺は人それぞれの好みの問題でしょうが、ユーザーの主流なニーズとは外ずれてる感じがします。
せめてもう少しバリエーションを増やした方が良かったのでhないでしょうか?
ヒロインには一応それぞれ個性があるのですが、どのキャラクターもまとまりがなく、行動も散発的で、細かい心理変化などを見せてくれるところはないので、あまり魅力を感じられませんでした。
実力派声優たちの好演技と楽しいチップ絵によってかろうじて間を保ってるといった印象です。
そして主人公は思いっきり子供です。
自己中心的、直情的、微妙に無気力と、まあへタレな奴なのですが、これはおそらくヒロインを際立たせるため…。
つまり、主人公を子供で分別のきかない人間に仕立てることで、ヒロインの年上としての魅力を相対的に上げることを狙ったものと思われます。
しかし結局はヒロイン自体に魅力が少ないため、成功しているとは思えませんし、なにより主人公を下げて相対的にヒロインを上げるより、ヒロイン自体の魅力をもっと上げた方が良いと思います。
総じてシナリオは平凡ですし、キャラも根本的に立て方に面白みがありません。
上手く趣向とマッチすれば幸いかなって感じです。
<エロ>
このゲームに限って言えば、シナリオなんて実はどうでもいいのです。
お手軽お気軽抜きゲーなのでエロこそが本作の勝負所なのです。
そしてその肝心のエロは一回あたりの尺がそこそこ長く、ボイス比率も高いので嬉しい限りです^^;
シチュエーションとしては、作品のコンセプトどおり割と女性優位で進んでいきます。
よって、パイズリとかフェラのようなヒロイン側が攻めるシチュが割と多めです。
そして、今作のエロの一押しと言えば「音」!
これに尽きます。
何を隠そうこのわたしも、今回はこの部分に焦点をしぼって、ある意味内容度外視で買いましたので^^;
まず声優陣がどの方もトップクラスの実力派なので安心して聞いていられます。
特に白井綾乃さんはお得意の、はふはふ乱れながらの「おま〇こがジュプジュプ〜」は今作も健在!
ピー音が薄かったのも高ポイントです^^;
本当にこの人のエロさはヤバイです。
こんな台詞、道端で言おうものなら即刻逮捕です。
(いや言わねえよって突っ込まれたらそうなのですが^^;)
彼女が演じる理緒も、色気たっぷりなエロエロなお姉さまで、見事に役柄がマッチしております。
そして白井綾乃さんに続き、木葉楓さんと来ればまず連想するのはなんでしょうか?
………はい、正解はちゅぱ音です。
成瀬未亜さん、かわの亜衣さん、及田あす実さん達も、実力派ですがこの二人に比べれば…。
いや別に及田あす実さん達が下手なわけではないのです。というかむしろ上手です。
ただこの二人が凄すぎるってことです。
何たってこのお二方は、フェラ時にはメーカーの演技指導も、終いにはテキストさえも無視して見境無くチュパ音を発生させまくるような危ない人たち(誉め言葉ですよ)ですからね。
気を付けないと耳と股間が壊れます。
(TITANS注釈:ろくに演技指導しないメーカーさんに変わって、「ここはこうした方が良いですよね?」と言って乱れて(ちゅぱって)くれる立派な人たちです)
今回特にヤバかったのが木葉さんです。
「先生だーいすき」でも触れましたが、この人の口から発せられる音は、とにかくこの世のものとは思えません。
白井さんの武器が「舌と水」なら木葉さんは「喉と圧力」でしょうか。
もっと言うなら白井さんが「テクニシャン」なら木葉さんは「パワーファイター」といった感じでしょうか。
その為、彼女演じる七海のSっ気なパイズリフェラは…もうね…なんていうか…股間が全面降伏です^^;
正直この為だけに5.000円出すのも悪くないと思いました。
それにしても、この口…嬉しいじゃーありませんか^^;
そして、そんな犯罪的フェラの頼もしい助っ人となるのが、ザウスお得意のエロ効果音です。
舐めたり擦ったりする時に発生するわけですが、かなりエロい使用となっております。
しかも色々とバリエーションがあって、シチュエーションに関係なくふんだんに使われています。
下手な二流声優さんの演技よりも全然エロいです…はい。(ひでえ)
<感想>
このように音に関してはこのゲーム十分合格ですが、肝心のCGがやっぱり微妙でした。
構図やヒロインの体つきのバランスが非常に悪く、塗りも淡さばかりが目立ち、色気がまったくありません。
原画、塗りともに白井さんら一流声優たちのフェラとタッグを組むには明らかに役不足です。
しかも、一回のシーンで展開されるCGが尺の割には少なすぎです。
その上、表情変化などの差分も少なめです。
救いようがありません。
結論として、「音で抜けるか否か!?」
抜きゲーである以上、ここが分かれ目です。
聴覚の「ちょこれ〜とDays 」、視覚の「夢鬼−Night Demon−」といったところでしょうか。
そう言えばBADENDの場合は鬼畜ルートに入るんですが、これは本当に蛇足です。
なんというか…強姦する時の主人公が情けないのなんのって。
強姦しようとして、逆に下手くそってキレられるあたりが何とも…。
エンディングでも、ご主人様・性奴隷状態になるわけですが、本当に中途半端です。
こんな展開で調教って言いってしまったら、並み居る鬼畜ゲーマーからお叱りを受けこと請け合いです。
全般的に音声以外“?”マークが多くつく作品でした
<10点満点での評価>
7点。
8.800円で出してたら5点ですね^^;
確かに悪くはないですが、結局CGを筆頭に質・量ともに不足気味なので、「5.000円でこれはお得!」とまではいえないでしょう。
声優は素晴らしかった分、本当に残念です。
まぁ声優さんだけでもかなりのインパクトはありますが…。
詰めが甘いと言わざるを得ない作品です。
良くも悪くも値段相応な内容ですね。
それにしてもこれは個人的なことなんですが、「CARNELIAN氏のエロCG+木葉楓氏の殺人フェラ=∞」。
この最強の方程式をどこでもいいから是非とも実現して欲しいです。
おすすめキャラ:七海…というより木葉さん(*^_^*)
最後に一言:「ぶっちゃけわたしは木葉楓信者ですが何か?」
Magistr Temple (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 6.5 |
▼ タイトル | Magistr Temple(マギステルテンプル) |
▼ ブランド | light |
▼ ジャンル | AVG |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2003/08/29 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 選択肢リターン機能 】 | なし(選択肢ごとのオートセーブあり) |
【 オートモード 】 | なし |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 60個+オートセーブ10個+クイックセーブ10個 |
【 エンディング数 】 | 11個(BADEND含む) |
<あ・ら・す・じ>
両親は海外住まいで気ままな一人暮らしの主人公(リネーム可)。
そんな彼の平穏な暮らしはある日突然破られる。
学校の校門で衝突した少女と成り行きでHしてしまうことに。
そして現れる巨大ロボット&謎の眼鏡ッ子。
さっぱり訳のわからない主人公の前で起きる戦い。
そして少女は言う、 『実はわたし、正義の魔法少女なの☆』
そして結局、成り行きで同棲することになってしまった魔法少女、遥香だけでなく、次々に主人公の家には同居人が増えてゆく。
どたばたした中にも穏やかな毎日。
しかし、そんな平和も長くは続かなかった。
主人公たちの前に現れる謎の敵、そして世界の危機。
世界の命運をかけた戦いの行方は?
<キャラクター紹介>
ルクセンディア=フォートナム=遥香(はるか) CV:一色ヒカル
成り行きで主人公がHしてしまった自称魔法「美」少女。
そんなこんなで主人公のことを「だんなさま」と呼んで絶好調同棲中。
基本的には天然ボケなところがあり、明るい性格で場のムードメーカー。
高宮 由紀(たかみや ゆき) CV:西田こむぎ
主人公の後輩で近くの神社の巫女。幼いころに両親を無くし、祖父に育てられた。
真面目で家事が得意だが、多少妄想癖もあり。
幼いころから主人公のことを慕っている。
クリスティン 亜衣(あい) CV:草柳順子
主人公の前に現れた謎の転校生。自己中心でノリが全ての眼鏡ッ子。
自分の事は「あっきゅん」、主人公のことは「げぼく」とよぶタカビーな性格。
美少年に目が無く、目の前に現れると思わず襲ってしまう。
高宮 千草(たかみや ちぐさ) CV:かわしまりの
高宮由紀の姉で、現在は学校の関係で別な場所にすんでいる。
常にタバコをすっており、食欲と腕力に優れる。
常に冷静で頭が切れ、全体のまとめ役的な役割も果たす。
林檎(りんご) CV:春瀬みき
主人公の部屋の押入れに突然現れた謎の少女。
主人公達よりはだいぶ小柄だが、なぜか同じクラスに転向してくる。
やや無口で表情も変わらないが、時折かなりの毒舌を吐く。
藤代 達也(ふじしろ たつや) CV:ルネッサンス山田
主人公の親友にして美少年。
時折小難しいことを言って主人公を辟易させるものの、主人公とは馬も合う様子。
眉目秀麗、頭脳優秀、喧嘩も強いと非の打ち所の無い完璧超人。
瑠璃香(るりか) CV:YUKI
謎のロボット「ろぼ」とともに突如現れた謎の眼鏡ッ子。
遥香の事を目の敵にして追い掛け回している。
家はかなり貧乏で、ろぼのパーツを買うのも苦労している様子。
メイ CV:歌織
主人公の前に現れる謎のケモノ耳メイド。
自らの主人に忠誠をささげ、すばやい動きと爪で戦闘力も高い。
ククル CV:桜川未央
亜衣とともに現れた少女。
亜衣とは何かと縁があるらしく、常に勝負を行っている(なぜかクイズで)。
とある事情により、主人公に惚れてしまう。
アリア CV:長崎みなみ
主人公の夢に現れる謎の少女。
優しくおとなしい性格だが、芯はしっかりしている
リリア CV:長崎みなみ
アリアの双子の妹。背中の羽のある「異形」の少女。
姉とは対照的に気が強く、主人公たちに敵対する。
津(しん) CV:谷川将
主人公の前に現れる美形の霊幻道士。
自らの妹をキョンシーとして操り、主人公たちの前に現れる。
冷酷で非情な性格の持ち主で、高慢かつ自信過剰な態度の持ち主。
漣(れん) CV:織田マリ
かつて死んだ津の妹。今は津に操られているキョンシーである。
とはいえ、津に操られていないときは(死んでいる以外は)ごく普通の優しい女性。
兄のやり方や冷たい性格にいつも心を痛めている。
このホームページはightより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はightに帰属します。
<音声>
主人公以外は男性もフルボイス。キャストは上記のとおり。
基本的には皆様有名&ベテランの方ばかりで演技のほうも文句無く安定。
「名前を見ただけで声のわかる」特徴的な声の方が多いですが、キャラクターにも合っていると思います。
相変わらずルネッサンス山田氏はいい仕事されますね♪
フェラシーンのチュパ音もあり、Hシーンも標準以上だと思います。
<音楽>
全15曲。うち、ボーカル曲2曲。
OP曲「Magistre Temple」ED曲「君と歩く未来」(Vo.一色ヒカル)
一色ヒカルさん、意外と言っては失礼ですが、声優さんですけど歌上手いですね。
OP曲はややサビが弱くて盛り上がりに欠けるところもありますが、間奏とかはなかなか好きです。
EDはちょっと地味ですかね。特徴は無い感じで、普通におとなしめのEDって感じです。
BGMはなかなかよいと思います。
ちょっと「ゲーム音楽っぽい」感じの加工が気になりますが、標準以上のクオリティで、場面にもよくあっていると思います。
特に戦闘シーンや日常シーンの曲はいい感じでした。
ただ、シーンやシナリオの広がりの割には少し曲数が少ないのが気になりました。
例えば同じ曲のアレンジ違いみたいな感じででも良いので、もう少しメリハリが欲しかった気もします。
<システム周り>(ver.1.00)
修正ファイルがあります。
当てないと問答無用で必ず固まるところがありますので、必ず当てておきましょう。
選択肢を選んでゆくシナリオ分岐型のAVG。詳しくは上記参照。
大体プレイ時間で1時間ごと程度で1話ずつの区切りになっている全10話。
1話ごとの合間には「次回予告」が入ったりするテレビ番組のようなつくりです。
7話までは共通ルートになっており、そこまでの好感度で8話以降ヒロインごとに話が分岐します。
また、全ヒロインを攻略後、スタートからはじめると、トゥルーシナリオが始まるシステム。
まぁ、時折見られる感じですね^^;
システム自体は最低限の物はそろっています。
オートセーブやクイックセーブ&ロードなども含め、システム自体にはほぼ文句の無いつくり。
ただ、全体的にやや重い感じがします。
推奨スペックを超えていても軌道にやや時間がかかりますし、それ以外もやや動作が一拍遅れるような感じがあります。
また、オートモードがついているのですが、やや遅めで統一されており、速度変更できないのはちょっと気になりました。
とはいえ、それ以外はストレスも無く使いやすかったと思います。
また特記事項としては、Lightのゲームが装備しているAS(アナザーストーリー)モードがあります。
テキストファイルを使った簡単な形式でゲーム内のキャラを使ったミニシナリオが作れるモードですね。
公式HPに作ったシナリオをアップしたり、他人の作ったシナリオをDLしたり出来ます。
まぁ、ゲームの楽しみとしてはそれもありだと思いますし、二次創作が好きな人にはいいのかもしれません。
自分はやらないのでわかりませんが…。
<CG>
原画はAKINOKO.氏。また、一部サブキャラクター(Hシーンあり)の原画を中路黄泉氏、カレーのおうぢ氏が担当。
メインのキャラに関しては線が少なくさっぱりした絵柄ながら、かわいい感じに仕上がっていると思います。
ただ、やや首が長く体が着膨れしているように見えたり、体のバランスが取れていない感じがします。
全体的に(特に洋服を着ているときは)妙に体が大きく見えます。
ロリキャラの林檎辺りがちょうどいいバランスに見えるのですが…。
まぁ、その点を除けば丁寧かつ綺麗に出来ていると思います。
塗りもややシンプルで陰影は少ないものの、絵にはあっていると思いますし、丁寧かつ標準以上には出来ていると思います。
<Hシーン>
基本的には和姦メイン。一部サブキャラや敵キャラとは無理矢理や3P辺りもあります。
Hシーンは多いですが、そのうち半数近くは上のキャラ紹介には出てこないキャラのHシーンです。
具体的に言えば、「主人公が見ているアニメ」という設定のHシーン何ですが…。
話のテンポが崩れるので、余分といえば余分ですが、とりあえず普通に飛ばすことも出来るので邪魔にはならないですし、Hシーンが多いのはいいことだ、と…。
とはいえストーリー上にもメイン攻略キャラは2シーン、敵側のキャラでも必ず1シーンはHシーンがあり、登場する女性キャラには必ずHシーンがあるというのは、エロゲーとしては大事なところ^^;
Hシーンは上記のとおり和姦メインなのでシチュエーション自体はおとなしめですが、1シーン辺りのテキストは長く、上記の声優陣さんががんばっているので、この手のHシーンが好きな方にはなかなかではないかと。
また、敵キャラとのHシーンは主人公が無理矢理ヤられちゃうと言う「受け」メインなので、その辺が好きな方にも^^;
逆に主人公が責める様なシチュは皆無ですので、その辺は好みの問題かと。
ただ、シーンは多い反面、絵は1,2枚しかないシーンもあり、絵のほうは少しボリューム不足ですね。
とはいえ、純愛ゲームとしては質量ともに標準は軽くクリアしていると思います。
<感想>
何というのか、香港の娯楽映画のような味わいがあるゲームですね。
技術や資金ではハリウッド(大手メーカー)にはかなわなくても、ネタとノリとキャラを思いつく限り詰め込んでお客を楽しませよう、という姿勢には非常に好感を覚えます。
まぁ、実際に上のキャラ紹介を見ていただければわかるとおり、CD-ROM1枚のゲームとは思えないほどキャラにもボリュームがありしかもフルボイス。
内容に関しても変身魔女ッ子(しかも猫耳)は出るは、マッドサイエンティストは出るは、戦う巫女さんは出るは、ケモノ耳メイドは出るは、吸血鬼ハンターは出るは、ヴァンパイアハーフは出るは、霊幻道士は出るは、キョンシーは出るは、ロボは出るは、鬼は出るは蛇は出るは…おっと、蛇は出ませんでした^^;
そんな感じで、もう思いつく限りのキャラクターを全部ぶち込んだような滅茶苦茶な感じになっています。
実際シナリオは荒唐無稽で詰め込みすぎて消化不良、前後の伏線もひねりすぎた設定も無いですが、でも、それもありだと思います。
上に書いたようなノリと勢いだけでお約束なヒーローモノっぽいシナリオを作ってごった煮にして、ともかくエンターティメントとして、娯楽として楽しませようという姿勢が前に出ていると思います。
このゲームをプレイする際は、もう頭を空っぽにして楽しみましょう。
そういう意味で、香港映画、特に香港ノワールと呼ばれる映画と通じるものがあるのかな、と^^;
逆に、シナリオ派はちょっと手出ししないほうが良いですね。
「え?あのキャラはどうなったの」とか不満や疑問が一杯出てくると思いますので…。
一応、トゥルールートで話の決着もキチンと付いてはいるものの、もう内容自体はいわゆるヒーローモノの「お約束」以上のものでは無いですし…。
会話のテンポも含めたテキストもなかなか良いです。
レギュラーキャラにボケ(遥香、亜衣)、突っ込み(由紀、林檎)、収拾(主人公、千草)と各属性がきちんと配置されている上、複数いるので会話のバリエーションもありマンネリ化していませんし、ココに個性のある敵キャラ達が絡んでさらにごたごたになりつつ基本線としてのテンポの良いお笑いは失われていないと思います。
全体的にこれはっという「ウリ」もあまり無いですが、それぞれの各要素が丁寧かつユーザーのほうを向いて作られており、ことユーザーを楽しませるという点に関しては良作だと思います。
Hシーンが全キャラにあるのもエロゲーとしては大事だと思いますし。
ただ、上にも書いたようにシナリオの矛盾や消化不良、ごちゃごちゃどたばた感のお笑いなどが苦手な方にはお勧めできないですが…。
<10点満点での総合評価>
6.5点。
致命的なバグで0.5点減点させてもらいましたが、個人的には良作でした。
「面白い」ではなく「楽しい」ゲームとして評価できると思います。
お気に入りのキャラ:高宮千草…ネタバレになるのでいえないですが、「呪い」をかけられた彼女は…。
最後に一言:「あ〜、楽しかった♪」