ALMA-ずっとそばに・・・- (zaku2さんのレビュー) | 評価: 7 |
▼ タイトル | ALMA-ずっとそばに・・・- |
▼ ブランド | Bonbee! |
▼ ジャンル | 調教ADV |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | DVD-ROM / CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2003/05/02 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり、Ctrlキー対応) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピート・ホイール対応) |
【 選択肢リターン機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 63個 |
【 エンディング数 】 | 6個 |
<ストーリー>
3年前、事故で両親を失った。
それから妹と二人で暮らしていた。
気の合う友人と、平穏な何気ない日々を過ごしていた。
でもそんなある日、一人の転校生がやってくる。
彼女の深い色をした瞳は、俺を映していた…。
ゆっくりと何かが動き出した。
忘れていた大事なことを、少しずつ思い出す。
自分が誰なのかを…。
昔に何があったのかを…思い出す…。
夏が始まる…。
遠い懐かしい記憶と共に…。
<ヒロイン紹介>
御月 香苗(CV.田中美智)
世話好きの優しい娘。よく笑う。
成績はそこそこいい(少なくとも主人公よりは)
面倒見がよく、なにかと主人公のことを気にかける。
託児所でバイトをしている。
将来の夢は保母さん。
十崎 由衣(CV.涼森ちさと)
正真正銘、生粋の妹です。底抜けの明るさ。
お風呂大好き★
兄思いのいい子。家事全般はお手の物。
ちょっとブラコン入っている。
結構しっかり者で、お兄ちゃん子。
主人公の両親は数年前に事故で他界。
以来、二人で暮らしている。
お互いがそれぞれの支えになっていた。
麻宮 梗(CV.紬叶慧)
スポーツ万能の元気系。
男に対して気が強いけど、好きになった人にはめっぽう甘えるタイプ。
実は結構寂しがり屋。
主人公とは中学の頃からの腐れ縁。
香苗とも仲がいい。
陸上部に所属、走り高跳びをしてる。
四堂 鈴(CV.朝咲そよ)
大人しい娘。そのくせドジ。
寝起きが悪い。
ちょっと恥ずかしがり屋さん。
見かけによらず、スポーツは良くできる。
妹の友人で実家は神社。普段着は巫女装束。
時々、御祓いの様なことをする時も…。
荒良木 円(CV.佐々木あかり)
転校生。どこか不思議な空気を匂わす少女。
昔の主人公を知っているような素振りを多々見せる。
しゃべり方に特徴があり、自分のことは『儂』という。
結構、姉御肌。
妙に鋭い部分がある。
が、たまに間の抜けたことを言う時もある。
このホームページはBonbee!より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はBonbee!に帰属します。
<システム補足>
修正ファイルがあるようなので一応あてておきましょう。
システムについては上記参照。
ビジュアルアーツ系列が採用する汎用型システム。
安定感あり、お手軽操作、動作も軽量と三拍子そろったシステムです。
セーブ・ロード時のメッセージ確認の有無の設定、フォント設定、キャラごとの音声有無と文字色の設定等とほんとに親切ですね。
最近では音声再生時にBGMの音量をさげる機能と選択肢リターン機能がついたのが高ポイント!
オートモードも細かく設定できます。あんま使わないけど…^^;
そしてディスクレスの起動が可能なのは何より嬉しいところ。
キーボードへの対応も無難でいい感じです。
使いやすさはもちろんユーザーへの配慮という意味では、この系列は十分信用できます。
こういうところは同じく汎用型システムを採用しているブロス系列には見習って欲しいですね。
あえて苦言を呈すなら、プレイ開始時にいちいち18禁がどうのとか表示されるとこと、ちょっとインストール時間にかかり気味なところぐらいでしょうか。
まあそれほど問題になるわけでもないと思いますが…。
あとこれは非常に私的なことですが、どうもこのシステムは使い勝手の良さだけを求めたあまり、デザインが無骨すぎる感じがします。
シナリオやキャラ性を重視するなら、雰囲気を高めるためにも世界観にあわせたデザインの構築にもそろそろこだわって欲しいです。
(使いやすさを別にすれば、例えば「Phantom」などが個人的には好印象でした)
<音楽・音声>
BGMは全26曲。
メロディは安定していていいのですが、音源がいかにも電子音チックな雰囲気を漂わせているのがマイナスです。
曲全体を見ても、どうもどこかで聴いたようなのが多く、改めて聴くほどのインパクトはありません。
ただ、こうして見るとレベルが低そうですが、場面ごとの使い方が上手く、実はBGMとしては成功してるように思えます。
ここはメーカーの作戦勝ちといったところでしょうか。
ボーカル曲はOPと挿入歌で2曲あります。
プロデュ−スはあの「I've」で、しかもボーカルはKOTOKOさん。
自然と期待は高鳴るわけですが、どうも評判は良くないようです。
メロディがたどたどしかったせいでしょうか。
ですが、音源のセンスと歌唱力はやはり一級品ですので、少なくとも標準レベルには達していると見ていいかと…。
むしろオープニングデモの方がちょっと問題でした。
特に目を引く画面演出もなく、ただヒロインの紹介を羅列しているだけなので面白くありません。
しかも画面演出とリズムが微妙にずれてるし…。
イントロ部分は格好良く期待していたのですが…。
メーカーHP等でダウンロード出来るので、まずは試しに見てみることをお勧めします。
効果音については乏しかったのがとても残念。
足音とかバイクのエンジン音などがテキストの擬音表現だけで済まされてしまうのは寂しい限りです。
「ばるんばるん〜」とか書かれても…ねえ…。
音声ですが、立ち絵のあるキャラは男女ともフルボイスです。
声優さんはこの系列では馴染みの方ばかりです。
知名度はやや低い感がありますが、みなさん演技は普通に上手です。
キャラの魅力・個性をうまく強調していると思います。
人によってはキャライメージと合わないと感じる声の組み合わせかもしれませんが、演技力でカバーされています。
電話越しでの声など声質の変化にこだわりがあったのが、面白くて良かったです。
男性キャラはずいぶんとレベルは低かったですが…。
まぁあんまり重要な人達ではないので問題ないでしょう^^;
ところで「涼森ちさと」さんをご存知でしょうか?
最近では「うちの妹のばあい」の優香役として、その卑語満載のエロボイスと殺人的なフェラ音で男どもの股間を蹂躙し、精力を搾り尽くしてくれた、最強クラスの武闘派声優さんです。
今回も神のごとき声技で我々を虜にしてくれるのかと思いきや、意外や意外…。
彼女の担当する由衣は最後まで実妹なので、Hシーンはなしという罠!
…え?…まじですか?…Bonbeeさん…。
だって涼森ちさと女史に妹ですよ…ねえ…どうしてよ…。
そんな場違いキャストなこのメーカーのためにギレン=〇ビ総帥様より一言。
「あえて言おう!(Bonbeeはキャスティングが)カスであると!!!」
そしてたかがゲームなのに血縁者同士のSEXを頑なに拒む(むしろ私が変態?)連中に向かって一言。
「血の繋がりなんてただの飾りです!偉い人(ソ〇倫)にはそれがわからんのですよ!!!」
…すいません、少し暴走しすぎましたね…
まったく…個人的には「With You」の乃絵美以来の衝撃ですね。
<グラフィック>
原画担当は「的良みらん」さん。
漫画などで活躍されているイラストレーターさんですね。
絵柄自体はアニメ調な万人受けしやすい可愛らしい印象で、ちょっと体格のバランスがどうかと思うとこもありますが、基本的な画力も問題はないですし、なかなか高レベルな方だと思います。
ただこの方、今回はエロゲでは初仕事というせいか、一枚絵においてどうも画面の使い方が悪く、ちょっと無意味にスペースが出来てしまってます。
一枚絵による演出は結構凝っていただけに残念です。
それでも立ち絵とのギャップが少なかったのは嬉しいですね。
まぁ本来は当たり前のことなのですが…。
立ち絵に関しては、表情の変化が豊富かつコミカルでいい感じです。
しっかりキャラ立てをサポートしていると思います。
塗りは、淡くて温和な感じです。
木目細かさとかはないですが、原画さんの絵柄・シナリオの雰囲気と協調されていて受ける感じが良いです。
光線の処理などの細かいところも丁寧でした。
総じてグラフィック面に関してはずば抜けてはいませんが、割と満足できるレベルで、特に広い範囲の人に程よく受け入れてもらえると思います。
<シナリオ>
巷では「鍵系作品のパクリ」などと言われていますが、まさにその通りではないかと…。
ライターの魁氏も鍵系とは付き合い深いみたいですし…。
あるいは「Wind」と似てるとも言われています。
前半は普通の学園生活が描かれています。
休日に友達とダラダラ遊んだり、試験などの定期イベントに一喜一憂したりと、ほんとにごく平凡な学園生活です。
ここは割と現実的な無理のない丁寧な描写だと思います。
ギャグも爆笑というほどではありませんが、寒いと感じるほどでもないと思います。
ちょっと笑えて、頭がほぐれる程度でしょうか。
キャラに関しては、天然幼馴染、世話焼きな妹、勝気な同級生、控えめな後輩(巫女)、謎めいた転校生、おまけに男の悪友とまさに常道な組み合わせです。
現実ではこういう組み合わせは有り得ないと思いますが、学園物のエロゲとしては本当にスタンダードですね。
主人公もごく普通な学生で感情移入しやすいでしょう。
主人公を含め一部のキャラは、微妙に過去に問題があって、後半それが元で展開が急に変化するのもお約束ですね。
このように前半は良くも悪くもほのぼのとした平凡な流れ、雰囲気です。
キャラもギャグもそれほど破綻はしていないので、鍵系作品よりも馴染みやすく、コミカルで気軽に楽しめると思います。
このようにして前半部でプレイヤーに心地よい日常を与えておいて、後半に入るとうってかわってシリアスに入り、その日常が急変化するという流れもお約束でしょう。
展開がいきなりなんで、ついていけない可能性もありますが…。
むしろこのパターンはそれこそ鍵系の得意とするところ。伏線の張り方も似ていますし。
後半部分はテーマ性とかよりも、ヒロインとの繋がりを軸に、感動的に見せるとこに重点が置かれています。
考えさせることよりも見せることを意識した、劇・ドラマ的な色が強いです。
キャラも生身の人間というよりは、ドラマ内の役割を演じる記号と化してる感があります。
ラストも非常に判り易く、「ああーここで感動させたいんだなー」って感じです。
まんま鍵系ですね…。
総じて思考よりも感情に訴えかけるタイプのシナリオだと思います。
漠然とゲームを出来る人ならマッチするでしょう。
逆に、シナリオを細かく考察しながら読む人や、キャラの無理のない心理描写にこわるような人にとっては合わないと思います。
ただ効果音を筆頭に演出の仕方にセンスなかったのはかなり痛いです。
またTRUEENDを除き、ルートごとに差異が甘かったのも大きなマイナス点でしょうか。
あとコンプするとおまけシナリオにいけます。
まあクリア後の息抜き程度というところでしょうか…。
<エロ>
基本的に全員に一回づつ。梗だけ2回です。
繰り返しますが、由衣にHはありません。
一応オナニーシーンが用意されていますが、…期待してはいけません。
学生同士の和姦ですからやってることはかなり控えめです。
何故かアオ姦比率が高いですが^^;
それにしてもHへの導入とか本当に初々しすぎて見てるこっちが恥ずかしくなります。
そしてこれを私は声を大にして言いたい…「主人公早漏過ぎ」と!
最初の前戯は割と余裕があってテキストもいい感じなのですが、いざ突入すると瞬時に弾切れをおこします。
まったく情けねぇー野郎です。
確かに初体験でいきなり某坂口医師のような絶倫ぶりを発揮したら怖いでしょう。
しか〜〜っし!鬼畜だろうと純愛だろうとHが長くて怒る人はいないでしょう。
ここにライターさんの限界が見えたような気がします。
総じて数は少ないし、H単品で見ると薄いのですが、シナリオ重視の純愛ゲームとして考えると相対的なレベルは高めかもしれません。
絵はやっぱり丁寧ですし、声も合格だと思いましね。
<10点満点での総合評価>
7点。
う〜ん…基本的にこういうタイプは評価が難しいですね。
確かにバランスの良い作品です。
そして初心者にお勧めできる作品です。
またクセがなく万人受けしやすいでしょう。
しかし、良くも悪くもシナリオを筆頭に基本を外れること恐れている感があります。
よって、ずば抜けた要素もなく、オリジナリティーと演出に欠けるので、ちょっとゲームをやりなれた人(それも鍵系作品あるいはビジュアルアーツ系列)
にとっては新鮮さがなく、つまらないと感じるかもしれません。
おすすめキャラ:由衣
素直で元気な妹っていいですね。
でもHシーンが…(←マジしつこい)
だいたい現実で許されないことをやるからこそゲームであり、18禁じゃねえのかよ!?(←変態)
最後に一言:「理由はどうあれ発売延期したからにはもう少し作りこんで欲しかったですね。」
いたいけな彼女 (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | いたいけな彼女 |
▼ ブランド | ZERO |
▼ ジャンル | 偏愛AVG |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \5,800 |
▼ 発売日 | 2003/10/24 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートなし) |
【 選択肢リターン機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 50個 |
【 エンディング数 】 | 8個(BADEND含む) |
<あ・ら・す・じ>
学生生活最後の夏休み直前。突如、海外引っ越しを余儀なくされた拓巳。
うわっつらだけの友達との退屈な学園生活になんの未練もない。
そんなある日、クラスでいじめられっ子の七瀬ほのかに罰ゲームとして冗談で告白、付き合うことに。
拓巳は、引っ越すまでの間のただの暇つぶしのつもりだった。しかし、一生懸命尽くすほのか。
拓巳はそんなほのかを疎ましく思い始め、彼女にさまざまな命令をしていく。
命令することでしか相手を信用できない拓巳と、命令されないと生きていけないほのか。
心の傷から生まれる歪んだ愛情が暴走していく…。
<キャラクター紹介>
秋吉 拓己(主人公・リネーム不可)
何事にも無気力、無関心な学生。
基本的には美男子なので女性にはもてるが、すべてのものに対して興味が無いため、本気で付き合うことは無い。
幼いころに巻き込まれた事件の心理的な後遺症で、時折偏頭痛を起こす。
七瀬 ほのか(ななせ ほのか)
トロくてドジなクラスのいじめられっ子。話下手でいつもどもった様になってしまう。
主人公と付き合うようになってからは、主人公のために尽くそうとする。
その為に、主人公の命令ならどんなひどいことでも聞いてしまう。
このホームページはZEROより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はZEROに帰属します。
<音声>
七瀬ほのかのみフルボイス。キャストは非公開。
キャラクターには有っていると思いますし、演技のほうもHシーン含めて問題ないと思います。
(フェラシーンのチュパ音も標準以上だと思いますし(笑)
声優さんは一人だけですが、丁寧に演技されており、なかなかレベル高いのではないかと。
<音楽>
全12曲、うちボーカル曲2曲。
OP曲「向日葵」挿入曲「ひだりてみぎて」(Vo.ましろゆき)とも、ややボーカルが線が細く弱い感じのスローなポップス。
好みはあると思いますが、ゲームには合っていると思います。
それ以外の曲もややシンプルな構成ではあるものの、ゲームの雰囲気としてのBGMとしては十分な出来。
まぁ、逆に言えば単品で聞くにはちょっと弱いですが、邪魔にならない程度には良い感じです。
<システム周り>(ver.1.00)
ビジュアルアーツ系いつものシステム周り+α、詳しくは上記参照。
タイトル画面から環境設定が呼び出せたり、「前の選択肢の戻る」機能がついていたりと、今までのビジュアルアーツ系の欠点もきちんとカバーしており、使いやすいです。
唯一欠点をあげるとすれば、バックログ時の音声再生が無いことくらいです。
とはいえ、CDレス起動も可能ですし、文句なしといっても良いレベルかと思います。
ゲーム内容は選択肢を選んでいくことにより分岐するAVG。
特別特徴というものは無いですが、基本的に攻略ヒロインはほのかのみです。
バグ等は無く、ビジュアルアーツ系いつものシステムなので、とりあえずストレス無くプレイできると思います。
<CG>
原画は非公開。いわゆる目の大きいロリ系のキャラクターです。
個人的に目の下側が直線っぽいところは少し気になりましたが、これは好みのレベルだと思いますし、塗りも問題なく、取り立ててデッサンやデザインが崩れているところも無く標準以上なのではないかと。
絵柄自体が好みなら充分レベルは高いのではないでしょうか。
ヒロインが一人だけなので書き分けなどの問題も無いですし(苦笑)、まぁCGは充分合格点なのではないかと。
<Hシーン>
基本的にHシーンはほのかのみ。サブキャラHは(全キャラ通しても)1回のみ。
なので、最初に、このヒロインが気に入るかどうか、これにつきると思います。
ヒロインさえツボに入ればHシーンはなかなかだと思います。
回数も差分の微妙な違いを合わせれば40シーン以上ありますし、シチュエーションも陵辱系メインでバリエーションも豊富です。
輪姦、アナルSEX、縛り、コスプレなど、基本的なシチュは取り揃えていますが、あまりハードな「残虐系」はないです。
また、主人公とは合意の上の純愛Hもあり、Hシーンのバリエーションはなかなか多いです。
声優さんもがんばっておられますし、CGの種類も多いので、ヒロインが気に入って、陵辱系OKなら実用性はなかなか高いのではないかと思います。
<感想>
上に書いていますが、このゲームは基本的に攻略ヒロインが一人だけなので、おどおどしている気弱系のヒロインが気に入っているという大前提が無いときついゲームです。
まぁ、そういう方以外は買わないと思いますが、念のため。
で、主人公の対応により一応純愛ルートと陵辱ルートに大きく分岐します。
とはいえ、純愛系でもソフト鬼畜程度は入ったり、陵辱ルートでもヒロインが主人公に惚れている為、純愛っぽいHシーンもあります。
基本的にシナリオは今ひとつ、というか、もう少し言うと「シナリオなんて飾りですよ」と、そんな感じです。
ヒロインが主人公に惚れていて、依存しているため、陵辱含めたHし放題くらい…っていう程度でOKです。
展開は唐突ですし、とってつけたような主人公の過去も含めてシナリオに説得力は無いです。
純愛系EDの最後とかは、ちょっとびっくりという展開でしたが、よくよく考えてみると展開急過ぎでびっくりという感じです。
まぁ、実際には中盤の話はそれほど悪くない、というかいたって普通で「萌え」系イベントもあったりします。
しかし、最初と最後が今ひとつ&唐突な感じなので、シナリオが今ひとつに感じてしまう部分があるのでしょう。
キャラクター造形もこれといって珍しいものは無くありきたりな感じです。
かなり嫌なというかアホなキャラも出てきますので、その辺は好みが別れるところだと思います。
とはいえ、実用度は高いのでOK?
テキストも微妙。誤字脱字が無いのは当たり前とはいえ、きちんとしています。
しかし、台詞回しと会話がやや平板というか、メリハリが無く面白みは無いです。
まぁ、Hシーンでは基本は抑えていると思いますが…。
ボリューム自体はコンプまで10時間前後とそれほどのボリュームではないですが、ヒロインは一人ですから、描写は丁寧で、ことメインヒロインに関しては、ありきたりとはいえ、なかなか良い感じで描写されていると思います。
というわけで、これらを総合すると、「抜きゲー」ということになるのですが…。
ヒロインが気に入って、CGが気に入れば実用度は高いですし、それなりに評価で出来ます。
ただし、それ以外には期待してはダメでしょう。
特に、シナリオ重視派の方は手を出さないほうが無難かと…。
いくら廉価な抜きゲーとは言え、エンディングにスタッフロールさえない、やる気の無さはどうにかして欲しいところですが…。
<10点満点での総合評価>
5点。
廉価な抜きゲー以外の何者でもなく…。
ヒロインと絵柄がツボなら+1〜2点くらいしてもOKかと。
まぁ、定価も安いのでそれほど買って損はないかと…。
お気に入りのキャラ:七瀬 ほのか…他にいないですし。
最後に一言:「まぁ、実用性は大事ですよね。」