陵辱鬼   (HIBIYAさん&TITANSのレビュー)   評価:6〜7 
▼ タイトル 凌辱鬼
▼ ブランド Guilty
▼ ジャンル ノベルタイプADV
▼ 対応OS Windows
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \7,800
▼ 発売日 2000/10/06
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 48 MB / 64 MB
▼ 解像度 / 色数 640*480・フルカラー
▼ 音源 PCM
▼ ボイス 音声あり(女性のみフルボイス)

【 CG観賞モード 】    あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ】  あり
【 セ ー ブ 】       10
【 エンディング 】    10個確認(BAD*6、HAPPY*3、トルゥー*1)
【 うり 】         Guilty作品において定評のあるベテラン声優陣を起用(^^;)
【 攻略対称 】     3人
【 Hできる人 】    3人


<ストーリー>
 愛郷製薬に勤める冴えないサラリーマン、牛山和人の身に、ある重大な変化が起こったのは3ヶ月前、社内で新薬の臨床実験に参加してからのことだった。 どうやら、彼のザーメンは、極上の麻薬と媚薬がミックスされたような効果を兼ね備えてしまったらしい。 牛山はまず、受付嬢の松原美貴に無理やり精液を飲ませて肉欲の虜にさせる。 そして今度は大女優の岸田紗夜をモノにしたいと試みるのだが・・・・


<ヒロイン紹介>
松原 美貴 【まつばら みき】
 社内でも一二を争う美貌の持ち主で、“ミス愛郷製薬”と呼ばれる、社長の大のお気に入り。
 抜群のプロポーションを誇り、自分の美貌に絶大の自信を持っている。
 その反面、男を見下し、我侭で計算高い性格で、プライベートでは多くの男をはべらせている。
 CV:北都 南


島田 久美子 【しまだ くみこ
 国立大出の才色兼備の知性的な美女。
 常に冷静沈着、そのうえプライドが高く感情をあまり表に出さない。
 思考が徹底的に論理的であるため、理論詰めで押されると抵抗できなくなる一面もある。
 CV:海原 エレナ


岸田 紗夜 【きしだ さや】
 腰まで届く長い黒髪と、神秘的な目をした正当派の美人女優で、十代の頃から映画界で活躍し、主演作品も何本か残している。
 徹底して男に奉仕する献身さを持っているが、今までは男運が悪く薄幸の境遇にある。
 CV:白井 綾乃


満里菜 【まりな】
 割と人懐っこく、情に厚い一面が感じられる。
 ドラッグを愛用しているなど、性や快楽にたいしての奔放な一面も垣間見える。
 CV:鳥居 花音

一部「-Will- [Guilty & SweetBasil & ru'f ]の画像を使用しています。
素材の著作権は「Will」に帰属します。これらの素材等の他への転載を禁止します。



HIBIYAさんのレビュー
<システム>
 選択式のビジュアルノベル(この表現、まだ使って良いのだよね、コ○ミさん)
 私的には、画面上の文字を一動作で消せる機能が欲しかった。(二動作では消去可能)
 後は、特に不都合を感じませんでした。


<グラフィック>
 中村 錦氏の原画で、特徴があり、キャラの好みが分かれる所でしょうか?
 ただCGの量産化に当たり、オリジナル中村氏とは、ちょっと違ってきてしまってるような・・。
 でも、塗りはそれなりに綺麗かな。(^^;)


<音楽・音声>
【音楽】・・・あまり造詣は深くないので・・・(^^;)。まぁ、普通かなと。
【音声】・・・圧縮されてはいますが、録音の質は悪くないです。ノイズもほとんど気になりません。
 スピーカーでのプレイなら、ノープロブレムだと思いますし、ヘッドホンでのプレイにも、充分だと思います。
 又、フ○ラ○オシーンは『ちゅぱ』音付き。(^^;) やっぱり「はむっ、はむっ」とか、セリフだけだとね・・・。


<感想>
 精液が媚薬とは・・・、まるで【山田 風太郎】氏の忍法帖じゃん・・・などと連想するおいらは古い人間?(^^;)。
 原作は言わずと知れた【綺羅 光】氏。 これに分岐ストーリを、これ又有名な【北原 童夢】氏が加筆しています。 
 Guilty 綺羅 光シリーズとしては第4弾?に当たるこの作品は、第一弾の『美少女奴隷クラブ』が、原作ノベルを、単にパソコン上に焼き直した感が強かったのに対し、シナリオの文章表現などが、パソコン上で見る・読む・聞く、ビジュアルノベル的表現に、改められてきているかなと感じました。
 しかし【ビジュアルノベル】としては、ボリューム、ストーリー性とも原作からシナリオをおこす際、もう少し練っても良いのでは?
 堕ちていくヒロインの心情、移ろう主人公の心情など、現状ではプレイヤーが感情移入出来る余地が、ほとんどないです。(^^;)  
 まぁ【プレイヤーが感情移入】する作品ではない! と言われると・・・ですが。(^^;)


<お気に入りのキャラ>
松原 美貴【北都 南さん】
 相変わらずの良い味で・・・
 
岸田 紗夜【白井 綾乃さん】
 最近は、『Snow Drop』『電脳M奴隷・麗美』で、気さくなお姉さんや、悪女等も演じておられますが、心の中では【薄倖の美女・美少女声優】と呼ばさせて頂いております。(^^;)
 (↑いえ、ご本に人様が、という事でなく、はまり役かなという事で・・)という事で、本領発揮の【堕ちる美女】。
 惜しむらくは後半登場で出番が少ない事・・・。

<10点満点での総合評価>
7点

<最後に>
 ゲーム中には満里菜役で、鳥居 花音さんが出演なさってますが、出番はほんのちょびっとなので、鳥居さんファンの方は、要注意です。




TITANSレビュー
<システム>
 CG観賞モード BGM観賞モード Hシーン観賞モード メッセージスキップ 有り
 音量まで選べてま〜何も問題ありません^^


<音楽・音声>
 音楽はWAVファイル。 可もなく不可もなく。 一部あってないような個所があるも・・・まー印象に残らないので・・・。
 音声はいいね〜〜^^; うんうん。 みな好きな声優さんだよ^^; キャスティングした人に「表彰状・・・あんたはえらい!」^^; 
 効果音も良いんだけど・・・前作の方がよかったかな? (音声と効果音の同時再生を望む!)


<感想>
 は!? なんじゃ〜こりゃ〜〜!!(エンディング時の第一声・・・)
 臨床実験により精液が麻薬と媚薬となり、女の子の飲ませて、あれこれと・・・
 ・・・ま〜許そう・・・そういうゲームだ・・・
 が! なんでそういうゲームであのエンディングになるんだ! 信じられん! 俺は目を疑ったよ・・・
 綺羅 光先生! あのオチはなんですか!
 「電脳M奴隷・麗美」や「淫獄の学園」のエンディングの方が納得もいく・・・
 まだあの、「美少女奴隷クラブ」の方がいいと思うよ・・・オチ的にはね・・・

 シナリオは基本的に1本道。
 あ〜っという間に終わったような・・・(テンポが速いともいう^^;)
 全体的にボリューム不足かな?
 マルチシナリオ・エンディングADVってあるけど、ようは1本道から外れると即BAD ENDかトゥルーEND以外のハッピーENDになるっていう事だから、攻略いらず・・・(これくらいなら作ろうかな^^; 攻略ページ^^;)



<結論>
 「淫獄の学園」は超えられず、まだ「電脳M奴隷・麗美」の方が潔い(いさぎよ)、中途半端な作品・・・
 期待が大きかっただけにね〜〜・・・

 あ、CGが好きなら購入には問題ないっすよ^^;

 ただ、おまけCDは良い!(声優さん力入ってますな〜〜!! うんうん^^;)

 次回作「未亡人・肉奴隷」に期待・・・ってデジタル・ノベルか・・・(これは例のビジュアルノベルがダメなことに関係あるのだろうか^^;?)


おすすめキャラ:松原 美貴
TITANSから一言:「ノベルタイプのマルチシナリオ・エンディングADV(メーカー談)・・・・・あれをそういうのか・・・とすると「花の記憶」もそういうジャンル(ノベルタイプ除く)なのだろう・・・」










  ピュアメール   (ベネ!さんのレビュー)    評価: 9 
▼ タイトル ピュアメール
▼ ブランド オーバーフロー
▼ ジャンル 純愛AVG
▼ 対応OS Win95/Win98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2000/08/25
▼ 必要メモリ容量 / 推奨 32 MB / 48 MB
▼ 解像度 / 色数 800*600・65536色
▼ 音源 PCM、MIDI


 全国250万(適当)の(恋愛)鬼畜ゲー好きの方々、こんばんは。
 本日はPureMailの紹介をしたいと思います。

 初期時点でかなりのバグがあった模様。
 修正パッチを当てるのが必須かと思われます。
 この辺、出だしが遅れましたね。 バグは減点対象となってしかるべきでしょう。
 ましてや、動作しないといったバグなど問答無用だといえましょう。
 買ったその日に遊べないとはどういうことか?!(どん


(前述)
 さて、皆様、このPureMail、どんな印象をもたれましたか?
 その題のごとく、チャット恋愛ゲーム。
  最近、PCを題材にするのは流行ですね。
  そういうのに興味のある方は、ぜひ不朽の名作・螺旋回廊をやりましょう^^;(当HP、螺旋回廊の項、参照)
 あなたの心をえぐってくれる事、請け合いです。
 こほん。 横道にそれました。
 とにかく、誰しも最初はそういう印象をもたれますね。
 もしくは恋愛ゲー5割・鬼畜5割のありきたりの形式だと。
 しかしF&Cのナチュラルを思い浮かべていただければと思います。
 あれも、一見恋愛ゲーでしたが、その中味たるや、エロエロでした。
 そう、実はこのゲーム…恋愛ゲー好きの人にはまったくお薦めできないゲームなのです
 凌辱バンザイ! そして鬼畜ゲー好きの人、いらっしゃいませ。

 このゲーム、恋愛エンドには殆どCGがありません。
 CGは、その8割方が、鬼畜シナリオに入っています。 無論Hシーンもです。
 恋愛エンドはノーマルなHが一回だけあります。
 しかし、なくてもクリアーできるいい加減さ!ここに!です。
 ヒロインには6つのENDがあります。 驚き(^^;
 恋愛ENDが3つ。その内の一つがHシーンなしとなっております。
 後の3つは…ふふふ、おわかりですね。お楽しみです。
 このゲームで力が入っているのは、明らかに凌辱シーンです。


(シナリオ)
 僕が彼女に出会ったのは春・・・桜の枚散る季節だった
 それまでの僕は、他人を拒絶して生きてきた。
 他人のことなんて知らない。
 僕のことを知ってほしいとも思わない。
 友達がほしいなんて思ったこともなければ、彼女が欲しいと思ったこともない。
 でも・・・・・僕は出会ってしまった。
 僕の生き方を変えてしまう存在・・・・奈川碧に。


(ストーリー概要)
 この春、葵学園の2年生に進級したばかりの、どこにでもいるようなごく普通の少年−それがこのゲームの主人公である。
 過去に起こった出来事により、人との関わりを極力減らそうとしているが、「奈川碧」という少女に出会ったことにより変化していく。
 変化の先あるのは「幸福」か「不幸」か。


(ヒロイン紹介)
奈川碧
 2年生になって、主人公と同じクラスになった少女。 容姿端麗、頭脳明晰、人当たりのよい性格から、クラスでも人気がある。 おっとりした態度とは裏腹に、運動神経かなり良い。
 近々、パソコンを購入しようと計画を立てているらしい。

澤永美紀
 碧と同じく、主人公の同級生となったスポーツ万能少女。 碧の親友であると同時に、昨年同じクラスだった。 現在では主人公と疎遠になっていて、会話する事もほとんどない。 基本的に、裏表のない明るくはきはきした性格。

結城綾華
 主人公のクラスのクラス委員。 少々高飛車で事故中心的な性格をしたお嬢様。 才色兼備で教師の覚えもよく、学校の内外を問わずファンがいるらしい。


(プレイ内容)
 起動。 最初に出る注意書き
 『この作品は作品のイメージを高めるために制服を着用してますが、登場するキャラクターは全て18歳以上です』
 おいおい!かなり苦しいぞ(^^;
 ちゅうか、二次元生物に年齢もへっちゃくれもないと思うが。
 なにせ、主人公の妹なんて、高校(18以上ですが(^^;)にして、お赤飯炊かれております。 そりゃ、祝いたくもなりますわな(^^;

 ははぁ〜、ありきたりですね。 一見した所、いかにも二級の恋愛ゲームといえます。
 キャラCGも、アニメ調で、それもべったりとした色使いです。
 その点、見た目の美しい綺麗なCGとは系統が違いますね。
 昔のアニメ系です。 サリーちゃんとかのび太君とか?(ぉ
 しかし、音声の方はいいんじゃないでしょうか? 悪くありません。
 絵の質も、悪く言えば大味ですが、そのうちなれます(^^;
 というか、それはこのゲームの美点を少しも損ないませんので、安心してください。
 慣れれば気に入ります。

 それにしても、この妹は何なんでしょう。 宇宙人?(ぉ
 かなり変な生き物です。
 私はこのゲームをやって、妹というものをうっと惜しがる方々の気持ちが非常によく良くわかりました。
 どんなシナリオに進んでも、やつは主人公に付きまといます。
 鬼畜シーンの後で出てこられると、まじで惨殺してやりたくなります。
 「お兄ちゃんはずっと女の子とは付き合わないんだもん。 へへぇ〜」
 ………この妹は愛せそうにありません
 
 実はこの作品、OPムービーがありまして、出来はなかなかのものです。
 期待させる内容です。特にムービー中にチャットのシーンがありまして、その内容はこのゲームの本質を微かに匂わせるものとなっています(にやそ

 ヒロインですが、前述のとおり6つのENDがあります。
 他のキャラは恋愛ENDと凌辱END、一つずつです。
 恋愛エンド、3つもいるのか?(^^; という気もしますが、
 それはそれ、話を膨らませるためということで多めに見ましょう。
 さて、恋愛シーンをピュアな心で堪能した後は、溜めに溜めたダークサイドの心を解放いたしましょう。
 特にヒロインはお薦めです。
 恋愛シナリオで、やたらブリブリでロリロリなところを見せ付けてくれましたから、
 ダークサイドが萌えること萌える事(^^;
 しかも、きっかけがヒロインの身勝手さにあります。あぁ、女の業。
 彼女は、NET内の主人公に恋しております。
 それを元に弱みを握りましょう。…ヒロインはデジカメをもっていますので。


(Hシーン)
 Hシーンに関してですが、私はここを評価したい!
 すなわち…口パク。 これは連鎖(私がやったものでは)にも搭載されていたのですが、精度が実に良いのです。 口パクが完全にボイスとシンクロしてます。
 なわけでノーマルなHでも、私はちょっと感動してました。
 Hシーンというか、凌辱自体を楽しめます。


(総評価)
 あまり期待してなかったです、初めは。 CGもそんなに好みではなかった。
 ですが、やってみて、これはすごく出来のいいゲームだと(^^; そう思いました。
 実際チャットのシーンも自分で動かせないものの、パソコンの起動画面とか良く出来てます。
 口パクは立ちCGにもあるのですが、やはりうまくシンクロしてます。
 それが好感触を生み出してます。 アニメ的であり、単なるしゃべるCGではないという感触をもたらしてくれます。
 それが中だるみしない原因にもなりえ……ますが、それは妹キャラによって見事に覆されております。
 あぁ〜、やつがいなければもっとシナリオ短縮できんのに…。
 どんな時にも割り込んでくる妹。……殺しましょう(^^;

 で、結論ですが、これは買いと言えるでしょう。
 個人的な評価はかなり高いです。
 恋愛シナリオで萌えたヒロインを、その後に思う存分凌辱できますので。
 歪んだ精神の持ち主よ、ここに集え!


(最後にシステム)
 Hシーン回想モードあり・CG鑑賞モードあり。
 他になんかご入用でしょうか?(^^;


おすすめキャラ:奈川 碧
ベネ!さんから一言:「出来のいい恋愛ゲーム味付け風凌辱ゲーム<ストーリー>」










  Lien 〜終わらない君の唄〜  (心風輝さんのレビュー)  評価: 8〜9(10)
▼ タイトル Lien(リアン) 〜終わらない君の唄〜
▼ ブランド Purple
▼ ジャンル AVG
▼ 対応OS Win95/Win98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \ 8,800
▼ 発売日 2000/01/28

心風輝さんの力作レビュー^^;
<ジャンル>
 取り付き型ハイテンションラブコメディ


<ストーリー>
 主人公、北倉志郎は交通事故により死んでしまう、しかし何の気まぐれか幽霊となって現世にとどまってしまう・・・、途方にくれるが、とりあえず生前住んでいた場所に戻り、父である玄照と母親代わりをしていた恭子に事情を話すと生前通りの生活をすればいいと言われ承知する、こうして幽霊としての生活が始まるが、志郎の周りに現れる4人と1人の女の子・・・彼女達との出会いが志郎にどのような影響を残すのか、そして志郎の行き着く先は・・・その時が来たとき、志郎は彼女たちに何を与え、残していくのだろうか・・・


<ヒロイン紹介>
鷹取 晶
 志郎とは小さい頃からの幼馴染、生前前(中学生)までは一緒に学校に通う位の仲でお互いに気になる仲だったが、ある事件を境に疎遠になる、幽霊になった志郎のお世話を恭子に頼まれ再び、志郎と再会することになるが・・・
 性格は、美人で人当たりも良いが志郎の前では小悪魔系(笑)怒らすと怖く、志郎の父、玄照から貰った「霊封扇」で度突き倒されたり、感情の起伏により晶の頭に着けてある通称「うさみみリボン」による攻撃が飛んだりと、「人外」を除く、ヒロインの中では5本の指に入る凶暴女である・・・(^^;;;
 ちなみに筆者のお気に入りのキャラで、CVはAKIRAさん(笑)、ここからレディの伝説は始まった・・・

楠 若葉
 志郎のクラスメートで、委員会の書記係、おとなしい性格で読書の好きな少女だが霊感が無く、志郎の姿が見えない上、幽霊の類が全く駄目で志郎が声をかけるだけで泣き出してしまう。
 担任でもある藤枝 操に幽霊のお世話係を押し付けられるがそれには理由が・・・
 CVはかすみ遊戯でおなじみのカスミさん

楠 青葉
 楠 若葉の双子の妹で、小さいころから病弱で早くしてこの世を去る・・・
 何時まで経っても泣き虫な姉を心配し、彼女の守護霊となるが当然霊感のない若葉に姿が見えるはずも無く現世で人との基本的な関わりはご法度らしい・・・
 見た目は、まんま小学生で姉の若葉に比べ、活発で正反対とも言える。精神年齢は、志郎達と同じ歳
 若葉を泣かす存在として最初、志郎を若葉に近寄らせないように邪魔をする・・・
 CVは同じくカスミさん♪

笹木 みなも
 志郎の後輩で心霊科学部の部長だが部員は彼女だけ、実績が定かでない部活動を存続させるために幽霊である志郎を、除霊しようとしてしつこく追いまわす、基本的にお笑いキャラで、とことん不運な人・・・(^^;;;
 しかし、後半はガラリと代わり、ある意味1番痛いキャラとも言える・・・

近衛 柚
 学校の桜の木の下に石碑が置かれている場所に眠っていた不幽霊、志郎とみなもにより偶然、数十年の眠りから覚める、悲恋のはてに身を投げて死んだ女性徒を慰めるため立てられたそうだが果たして真相は・・・
 ちなみに前に目覚めたのは数十年前で、その頃は、青い果実の青年をかたっぱしから食い散らかしていたらしい・・・(^^;
 う〜う〜♪と言う鼻歌がお気に入りの人が続出!!


<システム> 
 幽霊というだけあって、ある一定の場合、相手に取り付くことが出来ます。
 また、立ち絵のCGは動きませんが、メッセージウィンドウの横にミニウィンドウがあり、そこから各キャラクターの表情豊かな顔が面白く見ていて飽きません(^^)
 CGは通常とミニグラフィックがありギャグなどはミニ、シリアスやイベント時には通常のが使われていて非常に秀作だと思います・・・
 Hシーンは各キャラ、2,3回バランスよく有ります・・・


<サウンド・音声>
 サウンドは、シーンにとてもマッチしていてお気にですが、OP,ED合わせた13曲しかないのが残念です・・・
 音声は、集録状況が良くなかっったのか分かりませんが、聞こえにくかったり突如音声が高くなったり(特にHシーンなど)
 して、ちょっと・・・て言うか、かなり恥ずかしかったです!!(//?//)
 しかし!!そんな不満も http://www.at-m.or.jp/~akt/← ここに行けばOKです・・・

 どうやら音声をHDDに、収納してアクセスを減らしながら自動調整するプログラムなので是非試してください。
 心行くまで音声を堪能してください・・・


<感想>
 この作品の1番の評価すべき所は、やはりシナリオとその組み立て方でしょう、志郎が突然の死から始まり・・・そんなことを感じさえないまま面白バカな話で進んでいくのにも関わらず、突如自分が死んでいる・・・現世の人達との関わりが本来なら無い事を思いしらされます・・・
 正直、背筋が震えましたし同時に鈍い痛みを感じました・・・そうすると上記のバカ騒ぎにも何故だか納得できます・・・実際、本当のバカかもしれませんが(^^;
 そういった自分の行動が負い目(死んだこと)や、弱さに対して責任を感じているからこそ彼なりの心の逃げ道を作っているんだと思うと同時に、そのことを受け止めたうえ進もうとするしようとする姿勢がとても好感が持てました・・・

 さらに、そんな志郎を暖かく見守る玄照や恭子、クラスメートや担任の操、そして武弘・・・
 ヒロイン達だけではなくそんなサブキャラクター達も一体となってLienを盛り上げていきます。
 そんな彼らの優しさがあったからこそ、今の志郎が志郎(生前)で居られたんでしょう・・・
 玄照と志郎の会話はとても親子の絆を感じさせられました(爆涙)

 そして、ヒロイン(特に晶と若葉)達と別れが近づいた時、志郎と絆を残そうとします、志郎が現世に居た事を必死で繋ぎ止めようとする姿に余計に、志郎との「別れ」を強調させ、より一層の辛さを感じさせられます・・・おそらく本編の見所は此処でしょう・・・
 志郎もまた何かを残そうとしますがヒロイン達を束縛するのではなく前に進むための何かを残していきます・・

 だから、ラスト(多少ネタバレ)の結末に対しても私は、素直に良かったなと思えました。
 確かに数年の空白期間の内にヒロイン達の苦労がどれほどだったかは志郎という存在が大きければ大きいほど彼女達を苦しめる結果となるでしょう、HAPPY ENDでも本当はHAPPYにはならなのではないかと言う結果論的な結末な意見に、一部のLienユーザーの考え方にも理解できます・・・ですが、生きて出会えた事の喜びが死んだことによる心の傷よりも何倍にも意味の有ることだと思いたいからです・・
 「奇跡」では無い、「偶然」により起こった事だからこそ、ご都合主義に走らなかった・・・そう思ったからこそEDの後、たしかな爽快感を感じたんだと私は思います。


<評価>
 10・・・文句なしです(^^/個人的に不満点全てを吹き飛ばす力があります・・・
 客観的でも十分評価でき、8〜9(9は音声プログラムを入れると)はいけるでしょう・・・


<主人公の評価>
10・・・へなちょこです(笑・・・バカです・・・ポエム無類派です・・・でもなぜか憎めないキャラです・・・(^^;;;


おすすめキャラ:鷹取 晶&北倉 志郎(主人公)
          これほど強烈な主人公とヒロインを見たことね〜〜煤i ̄□ ̄;
心風輝さんより一言:北倉しろっこ〜〜〜〜!!




TITANSのレビュー
<ストーリー>
 突然の交通事故により幽霊となってしまった主人公「北倉志郎」。
 もともと霊能力のあった彼は、親の勧めで、生前通りの学園生活に戻る。
 幽霊となった彼に驚くクラスメイトだが、すぐに順応して彼の事を珍獣扱いするのだった。
 能天気(と言うより、はっきり言ってバカ)な志郎は、幼馴染みからはハリセンでぶっ飛ばされるは、幽霊嫌いの同級生を泣かせてしまうは、心霊科学部の部員からお払いされそうに なるはと、生前以上に騒がしくも楽しい学園生活を送る事になった。

 そんな中で、志郎は一人の相手と想いを深め合って行く。
 だが本来、死者はこの世に留まるべき存在ではない。
 やがて、志郎には輪廻の環の中へと戻る時がやって来る。
 二人はその「別れ」をどう受けとめ、そしてどう乗り越えて行くのか?


<グラフィック>
 グラフィックは綺麗です。
 しかし、グラフィックで特筆すべきはあのSDキャラでしょう^^; ただ全体的にCG枚数は少ないです。
 Hシーンも数回あります。


<音声>
 これは不満です。
 声優の演技が上手くないっていうか下手。
 音声のレベルが安定しておらず、聞き取り辛くてボリュームをあげたら、次のシーンでは大きな声でしゃべられると言う事がありました。


<総評>
 前半はギャグマンガ的な笑いがちりばめられており、何度読んでも笑わせてくれます。

 ところが後半は一転して、せつなくなる展開となります。 そしてラストは感動させてもらいました。
 前半の「笑い」と後半の「泣き」のバランスが絶妙で、幾つかの不満点(後述)を帳消しに出来ていると感じます。

 ただ、エンディングは賛否両論に分かれるでしょうな・・・


おすすめキャラ:青葉・若葉
TITANSより一言:「今のところ2000年度 螺旋回廊に次いで2番手につけてますな」