奪還機構 ラヴネイティア    (hiraさんのレビュー)  評価: 6 
▼ タイトル 奪還機構 ラヴネイティア
▼ ブランド アーカムプロダクツ / チーム暗黒媒体
▼ ジャンル 人質回収シミュレーションADV
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/08/22
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  99個
【 エンディング数 】  3個?


<ストーリー>
 主人公は普段は喫茶店のマスター。
 しかし、それは世を忍ぶ仮の姿で、実は一度依頼を受ければハイテク機器や特殊機能のあるコスチュームを駆使し、どんな危険な場所でもどんな人物でも救出しに行く奪還機構ラヴネイティアのリーダーである。

 彼は普段、喫茶店でウエイトレスをしている「氷室 沙耶香」「森崎 あかり」の力を借りて事件を解決していた。
 だが、ある事件がきっかけで、幼馴染の「朝比奈 翼」がラヴネイティアに加わることに…。
 それによって、仕事とは裏腹に「私だけの主人公」を取り合うヒロイン達の壮絶なバトルが始まる。


<登場人物紹介>
朝比奈 翼(あさひな つばさ) CV:高瀬 聖
 主人公の幼馴染。
 主人公がやっている裏の仕事を知らなかったのだが、偶然に事件に巻き込まれ、
 主人公の本当の姿を知る事になり仲間になる。
 正義感に溢れているが、素直で単純な上に、思い込みが激しい所がある。
 だが、彼女は炊事洗濯が得意で、主人公に昔から想いを寄せているという可愛いらしい
 一途な面も持ち合わせている。

氷室 沙耶香(ひむろ さやか) CV:珠 ひよこ
 プライドの高い冷静沈着な女性。
 お金に対する執着心が人より強く、人に弱みを見せるのが嫌いでいつも強がっている。
 胸が小さい事をとても気にしているので、「胸に関する事」は、彼女にとって禁句なのだ。
 元は良家の出身らしく、彼女がお金に執着する理由は、そこにあるようだ。
 主人公と一緒に仕事をするようになって、淡い想いを抱くようになった。

森崎 あかり (もりさき あかり) CV:風吹 茜
 おっとりとしていて、その顔には常に笑みを浮かべている。
 とてもぼんやりとしているように見えるが、実は頭の回転が速い。
 彼女がこの仕事をしているのは、スリルを楽んでいるからである。
 一緒に仕事をしていく中で、今まで他の人間には抱かなかった「恋」という感情が芽生え始め、
 主人公に積極的なアプローチを試みる。

相沢 京子(あいざわ きょうこ) CV:北川 葵
 主人公の姉。
 自分の欲望に忠実な科学者で、自分の好きなことを好きなように研究している。
 常にだらしない格好をしており、言動も行動も他の人間から見るとかなり特殊な印象を受ける。
 だが、実は弟思いのいい姉である。

相沢 誠(あいざわ まこと/主人公)
 普段は喫茶店のマスター。
 しかしその正体は、依頼を受けると必ず攫われた人々を助け出す奪還機構ラヴネイティアの
 リーダーなのである!
 彼はある日、科学者である姉の作った薬を飲んでしまい、奇妙な生き物に変身することが出来るようになった。
 性格は明るくスケベだが、仕事には情熱を持っている。


このホームページはアーカムプロダクツ / チーム暗黒媒体より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はアーカムプロダクツ / チーム暗黒媒体に帰属します。



<購入動機>
 暗黒媒体のファンだから。
 メーカーデフォルト買いです。


<音楽・音声>
 女性のみフルボイス。
 声優さん、聞いたこと無いようなお名前ですが…やっぱり上手くありません。
 どちらかというと“下手”という部類に入ります。
 通常シーンもHシーンもどちらも上手くありません。

 OPの主題歌とEDの歌があります。
 EDのほうは、いまいちだけどOPはなかなか絵とはまっていい感じです。

 音楽は、これといって特徴はなかったです。無難な感じ。
 強いてあげるなら最終戦闘の曲が少し耳に残りました。


<感想>
 近未来を舞台にした、人質を奪還する正義のチームの活躍を描く暗黒媒体の最新作です。
 普段は喫茶店のマスターと3人のウェイトレスが人質奪還の依頼を受けると、正義のチームに早変わりと、お約束な安心設定です。
 3種類の強化スーツを駆使して、人質奪還に立ち塞がる罠や敵を排除し、任務を完了します。
 任務完了後、スーツを脱ぐには何故か主人公とHしなくてはならないというご都合主義の豪快な設定です。
 他にも主人公には透視能力があり、服を透かして女体を観賞することができます。
 人質の陵辱シーンは、ON、OFFで切り替えられ、苦手な人はカットできます。

 流れとしては、人質拉致シーン(陵辱ON、OFF)→依頼受諾→アジト潜入→ボスと戦闘→任務完了。ヒロインとHとなります。
 ゲーム内容は、選択肢を選んで、敵のアジトの警備に対処する前半部分とそのステージのボスとの戦闘の部分に分けられます。

 選択肢で警備をかいくぐる前半部分は制限時間が設定されており、選択肢を選ぶと制限時間が減っていきます。
 制限時間が尽きるとゲームオーバーです。
 選択肢のほとんどは、3人のヒロインの誰の意見を採用するかというものです。
 どの選択肢が最小限の消費時間になるかは、はっきりいって勘です。

 戦闘シーンはドラクエタイプですが、特にレベルアップとかなくて、ひたすら攻撃してれば勝てます。
 戦略も何もいりません。
 戦闘中に体力が減った場合、他のスーツに変身することでHPが少し回復します。
 最後に使用したスーツが主人公とのHシーンに絡みます。
 戦闘終了時のスーツは、最後のトドメの部分で選べますので、完全に選択自由ですが。

 さて、暗黒媒体というメーカーの特徴といえば、
 ・意表をつくことに社運を賭けている。
 ・当たろうがどうだろうが、ともかく大振り。
 と、冒険至上主義かつノーガードで、捨て身の特攻野郎Aチームな姿勢が大変好ましく思えます。
 例え、撃沈したとしても、笑って最期を看取れることができる、そんな素敵なメーカーさんです。
 過去の例を見ても、車内監禁陵辱ゲーム、失禁追い込みゲーム、業界初の美少女射的ゲーム、蟲使い陵辱復讐ゲームと、サブタイトルだけで、その無茶な企画が通過したことに拍手を送りたいです。

 さて、今回の「奪還機構ラヴネイティア」ですが、いささか、小さくまとめすぎた感があります。
 もっとハジけたバカゲーを期待しましたが、その点では完全に裏切られました。

 不満な部分は、ゲーム性の低さです。
 コンセプトは相変わらずいいんですが、やはり単調な作業が多く、いまいちといった感じです。
 もっと選択肢のフローチャートをおもしろくする工夫や戦闘での戦略性が欲し買ったです。
 コスプレH+人質陵辱がメインのヌキゲーだから他はオマケか?と思います。
 世界観やゲームの外郭はおもしろいのだから、もう少し内容を作り込んで欲しかったですね。
 なんというか、もっとオモシロクなるような可能性があって歯がゆく感じました。
 見てくれ重視で、ゲームは小奇麗にまとまっていますが、もっと良い意味で暴走して欲しかったです。


<お気に入りのキャラ>
ステージ2の女王様
 ステージ2で変態の宝石強盗に拉致られるお嬢様。
 本来はサディストの女王様ですが、逆に責められるのが燃えます。
 ボンテージ姿でM字開脚、クリップ責め、剃毛、カンチョウ、逆さに吊るされ水責め、蝋燭責め、鞭と陵辱のオンパレードを披露してくれるナイスなキャラです。











  痴漢者トーマス    (くるとたんくさんのレビュー)  評価: 7.5 
▼ タイトル 痴漢者トーマス
▼ ブランド Xuse【吟醸】
▼ ジャンル インタラクティブ痴漢SLG
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/08/01
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  50個
【 エンディング数 】  9個


<あ・ら・す・じ>
 今失業中の主人公・遠山万寿夫(通称:トーマス)は就職活動に励むが、結果はいつも不採用。
 そんなむしゃくしゃと苛ついていたある日、移動途中の満員電車の中で好みのタイプの女性と出会う。
 目の前に背を向けて立つ彼女の髪から流れてくる爽やかで清楚な香りに興奮する主人公。
 その時、電車の揺れのせいで手の甲が彼女の尻に触れてしまう。
 誤解されてはたまらないと思い手を離そうとするのだが、金縛りに合ったように手が放れず、より彼女の尻肉の柔らかさを堪能しようと手が動いてしまう。
 そう、まさにこれが痴漢行為の始まりであった。
 女は震えて声も立てられない様子。
 恐れおののく女とは反対に、主人公は不思議と苛々が収まっていくのを感じていた。
 (なぁんだ、まわりの奴等も気づかないし、気づいても見て見ぬふり。
 おまけに女はおとなしくて騒ぐ事もないじゃないか……)
 この痴漢初体験以後、あちこちで痴漢行為を働くようになる主人公。

 ……果たして彼は痴漢道を極め、ヒロイン達を快楽のどん底に叩き墜とす事ができるのだろうか。


<登場人物>
橘 綾音(たちばな あやね):一色 ヒカル
 大手デパートで働くデパートガール。
 清楚で大人しい性格。
 人当たりはよく面倒見がいいので職場内での人気は高い。

早緑 霞(さみどり かすみ):茶谷 やすら
 気が弱く控えめな女子学生。
 見た目から判断できるほど控えめな性格が原因で痴漢の対象にされることが多い。
 今のところ痴漢に対しては恐怖心しか感じていない。

藤崎 蘭(ふじさき らん):児玉 さとみ
 気が強く、活動的な女子学生。
 大学へ行くための学費を稼ぐために複数のバイトをこなしている。
 本人は気がついていないが、露出願望がある。

柳原 千晶(やなぎはら ちあき):カンザキ カナリ)
 一流企業のキャリアウーマン。
 性格はキツめで、人を平気で叱咤罵倒できるタイプ。
 最近は仕事でのストレスを解消するため自慰行為にのめり込んでいる。

武内 弥生(たけうち やよい):如月 葵
 一見すると身持ちの固い清楚で優しそうな女性。
 近所での評判もいい。しかし内面は淫乱そのもの。
 夫に先立たれ、体を持て余しているため、日々遠く離れた街へ出向き、痴女行為を行っている。

Anna=Crisford(アンナ クリスフォード):北都 南
 さっぱりした性格の西洋系留学生。
 街のアマチュアバンドにボーカルとして所属しており毎日夜遅くまで練習をしている。
 性に対してオープンな感覚を持っている為、痴漢に対してもそれを受け入れるといった姿勢を見せる。

斉藤 奈緒(さいとう なお):乃田 あす実
 れっきとした大学生だが、容姿・服装・言動どこを見てもそうは見えない印象を受ける。
 性格は至って単純。感情豊かで自由奔放。
 好奇心も旺盛で、街に出かけてはよく迷子になる。

氷月 麗美(ひづき れいみ):金田 まひる
 文武両道を家訓とする良家の娘。
 元々奥ゆかしく大人しい性格であったが主人公に以前から痴漢されつづけている為、すっかりその虜になってしまっている。
 その為、今ではかなり大胆な服装で街を歩く。

遠山万寿夫(とおやま ますお、またの名をトーマス)
 職業は無職で本作品の主人公。
 小さい頃からパッとしない人生を歩み、三流大学に一浪の後補欠入学。
 就職先が決まらずに卒業し現在無職。就職活動中の為、あちこちに面接に行っている。
 性格は脳天気。特にこれと言った信念もなく楽な方に流される典型的な現代の若者。


このホームページはXuse【吟醸】より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はXuse【吟醸】に帰属します。



<音声>
 人気実力を兼ね備えた堂々たる布陣。
 痴漢されている時の演技などは非常に雰囲気が出ていました。
 

<CG他>
 CG枚数については多くもなく少なくもなくといったところですが、キャラクターによってHシーンの数に落差が大きいなと感じました。(最小2つ、最大6つ)
 痴漢パートでの攻め方のよるCGパターンの変化をつけてくれたのは良かったです。
 売り文句?でもあるこの辺りのシステムは慣れるまでちょっと戸惑いましたけど、特に難しいわけではなかったのは良かったです。


<感想>
 ジャンルが痴漢SLGとなっていましたので最初は単純に、キャラクターの尻とか胸をクリックしていけば良いのかなぁと思ってプレイしていました。
 しかし、そんなものではありませんでした。
 揉むというコマンドで胸や尻をドラッグするとそのとおりに胸などが動いてくれます!
 エロゲーで初めてシナリオ以外の面で感銘を受けました。
 良く分からないけどすげぇ……。
 また、こちらの攻め方に応じてキャラも喋ってくれますので、臨場感?は十分にあります。

 一応、各キャラクターには弱点らしきものは設定されていますが、そこに気付かなければクリア出来ない、という事は無く、そういった面での難易度は低いと思います。
 ただ、痴漢パートの攻め方で後のHシーンに変化が出てくるキャラクターも居るので、フルコンプするためには何回かプレイする必要があります。
 その時に一度クリアした痴漢パートをスキップできるような機能を持たせておくと便利だったかも知れません。
 (主人公がある程度のレベルにいくと私の場合は作業化してしまいました。)

 それぞれ、各キャラクター同士の絡みの3P(5つ)もあります。
 このあたりはさすがに充実してます^^;
 クリア後には痴漢パートのみのプレイで得点を競ったりできるなどは、このゲームの特徴を生かしていると思います。

 エンディングは各キャラ一つとハーレムがあります。
 (ただ、何故かハーレムENDはリストに登録されません…。)

 ここが駄目というのような面もほとんど見当たらなく、よくまとまっている作品だな感じました。
 

<総評>
 この手のゲームはストーリーを考えずにプレイ出来るのは楽なのですが、やっぱりもう少しシナリオや設定を……とか考えてしまいます。
 (そちらがメインではないので仕方ない事ですけどね)


<10点満点での総合評価>
 7.5点
 ヒロイン間のHシーンの数のバランスがちょっと悪いかも。ネーミングで+0.5点


お気に入りのキャラ:橘綾音
最後に一言:「欠点の少ない作品^^;」











  Holmes!! 〜でっちあげ名探偵〜    (たろんなーどさんのレビュー)  評価: 7 
▼ タイトル Holmes!! 〜でっちあげ名探偵〜
▼ ブランド deeps
▼ ジャンル 御都合主義的 告発AVG
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2000/02/25
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  あり(難易度選択)
【 セーブ数 】  10個
【 エンディング数 】  7個(BADEND含む)


<あ・ら・す・じ>
 ホームズといえば、あの誰もが知っている有名な探偵小説の主人公だよね。
 だけど、ここ私立照院学園ではチョイと意味が違うんだな。
 この学園でホームズといえば、それは加納悠樹というヘンな奴のこと。
 彼は一年前の交通事故が原因で、どういうワケか自分を名探偵シャーロック・ホームズの子孫だと思い込み、今では学業そっちのけで捜査と推理に明け暮れる毎日を過ごしているんだ。

 しかし、その肝心の推理というのがもうメチャクチャ!
 直感とは名ばかりのあてずっぽうに意味不明の論理を構築、挙げ句の果ての告発にいたっては言いがかりのようなもの。
 こんなデッチ上げ同然の推理で犯人にされちゃ、たまったもんじゃないんだけど、アイツはどういう訳か本当に真犯人を見つけ出し、事件が解決しているんだから世の中は判らない。
 しかもこのホームズ、告発するのはいつだってとびきりの美少女と決まっている。
 事件の真相を暴き、真犯人にその事実を突きつける瞬間、彼は何物にも代えがたい興奮を覚えるんだけど、当然、興奮は発散させて解消しなければならないのだ。
 これだけでも十分すぎるほどアブない奴だが、ここに性格激悪の超淫乱サディスト美少女がワトスンと称して助手として加わっているもんだから話はさらにややこしくなる。
 はてさて犯人がいるから事件が起こるのか、それとも事件が先で犯人がデッチ上げられているのか?

 とにかく今日も照院学園では数々の奇怪な事件がおきるのであ〜る。
 「ホームズ!事件よ!」
 「行こうワトスン!まずは現場だ!!」
 さぁ!きみたちも急げ!


<キャラクター紹介>
ホームズ
 本名は加納悠樹。
 一年程前に交通事故で頭を強打してから自分のことを「シャーロック・ホームズの孫」だと思い込む。
 無論、実際にはごく普通の学生で言うまでも無く生粋の日本人だが、現在はホームズと名乗っている。
 短絡的な思考とやや強引な手法はとても探偵に向いているとは思えない。

ワトスン
 本名は松本由紀。
 写真部所属でホームズのアシスタントもこなすバイセクシャルでサディストな美少女。
 頭も切れ、ホームズの捜査に対してもその頭脳で活躍する。

三条 知美(さんじょう ともみ)
 ホームズ・ワトスンの同級生で優しく美人な優等生。
 言うまでも無く学内での人気も高く、1年のときのミスコンでは優勝した実績を持つ。
 ホームズに好意をもっており、いつもそばにいるワトスンに対しては嫉妬心を持つ。

大森 千里(おおもり ちさと)
 ホームズのクラスメートでもある長身の知的美人。無論成績も優秀。
 人と話すのが苦手で、一見冷たそうな雰囲気と物言いだが実は優しい性格。
 家は貧乏なのだがそのことに触れられると怒る。

城山 茜(しろやま あかね)
 いつも何かを食べている後輩の女の子。
 明るく元気な性格で、上級生の特に女性に人気がある。
 ワトスンに興味を持っており、よく話し掛けてくる。

近藤 静穂(こんどう しずほ)
 「深窓の令嬢」風の病弱系お嬢様な先輩。
 ただ、実際には昔重い病気を患っていた事があるが、実際にはほぼ直っており肉体的には大体健康。
 しかし、今も多少症状が残るせいで自分はもう長くないと思い込んでいる節がある。

小林 今日子(こばやし きょうこ)
 ナイスバディの学園きっての美人教師として有名。
 ただし、その高飛車な態度と授業等でのやる気の無さのため学園内での人気はいまいち。
 職員室では「陰の実力者」として恐れられている。


このホームページはdeepsより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はdeepsに帰属します。



<音声>
 音声は女性主要キャラのみ一部ボイスあり。
 プロローグとHシーン、エンディングくらいですが…。
 キャストは非公開です。
 普通の会話の演技は標準以上だと思いますが、全体的にHシーンはちょっと…って感じの方もいらっしゃいましたね。
 まぁ、音声の入ってる普通の会話はプロローグとエンディングぐらいしかないわけなんですが…。


<音楽>
 全12曲、ボーカル曲はありません。
 全体的にB級映画のテイスト漂う感じの音楽です。
 いいかえれば割とお約束どおりで逆に工夫が無いともいえますが、作品の雰囲気には非常にあってます。
 特に捜査開始シーンや証拠発見の時の音楽は、いい意味でこのゲームの持つ「うさんくささ」が出てると思います^^;


<システム周り>(ver.1.00)
 システム周りは上記の通り。
 基本的にはマップ移動タイプのAVGで、6日間の間に各容疑者の「動機」と「証拠品」を集めなくてはなりません。
 学園内を移動していろんな人から情報収集をし、犯人の「動機」と「証拠品」を特定し、犯人を決定、そしてその犯人を告発して正義の鉄槌を下す(=陵辱する)のが一話となっています。

 ヒントというか、難易度選択があります。
 「ビギナーモード」「お助けモード」では最終日に証拠品が足りないとお助けイベントが有ります。
 もっとも、何処でもセーブ&ロードが出来ますので「一般モード」でも取り立てて問題は無いと思いますが…。
 とりたててプレイアビリティに大きな問題はありませんでしたが、既読スキップの認識がセーブすることによって更新されるので、セーブ&ロードを多用する際、少し面倒でした。
 何度読んでもその場面が終わったあとでセーブしないとスキップ可能にならないので。

 ちょっとセーブ数が少ないかな〜とも思いますが、まぁシーン感想があるので良いのではないでしょうか。
 総じて、メッセージの自動送りが無い点とセーブ数の少なさを除いては及第点だと思います。

 フルインストールすればCDレスでも起動可能です。


<CG>
 原画は羽林藤野氏。
 やや、漫画的な絵というか、絵柄的には一般的なはずなのに、全体としてみるとあまりゲームの絵という感じがしないという、やや癖のある絵だと思います。
 特に「開いた口」などの表現がやや独特なので多少好き嫌いはあると思います。
 個人的には嫌いじゃないですが…。

 あと、微妙に顔とかのバランスが崩れてるように感じる絵もありました。
 絵柄も立ち絵とイベント絵でやや安定していない感があるのも残念。
 塗りは比較的安定していて標準だと思います。


<Hシーン>
 ワトスン以外のキャラは各キャラ3〜4シーンほど。
 基本的には陵辱というか、無理やりっぽいのがメインです。
 各話で犯人だと告発したヒロインを陵辱するという感じです。
 一回辺りの尺は短めですが、プレイは濃く、縛りやコスプレなどバリエーションはかなり多いです。
 それほどハードなプレイではないんですが、絵の具とかのアイテムやシチュエーションの使い方が上手いのでかなりエロいと思います。
 ちょっとシーンが短めで絵も少なめなのが残念ですが、テキストは中々エロいです。
 ただ、上にも書きましたが、特にフェラシーンとか、う〜んと言う感じの声優さんがいらっしゃるのでちょっと残念。

 あと、ワトスンがらみが多い関係でレズシーンが多いですのでその辺はご注意を。
 というか、主人公のHに追加と言う感じなので、シチュ的には3Pが多いということですね。

 いや、本当にシチュエーションの使い方が上手いので、絵と声優さんが今ひとつなのが残念です。


<感想>
 う〜ん、非常にレビューの書きにくいゲームです。
 いや、上だけ見ると今ひとつと言うか、それぞれの要素に突っ込みどころが残っているように見えると思いますし、実際そうなんですが、全体として組み合わせると「極上のB級エンタテイメント」に仕上がっているように感じます。
 つまり、突っ込みどころを敢えて残しつつ、そこに突っ込みを入れるのさえユーザーの楽しみとして活用しているように見える、と言うことです。

 これは特にゲームのコンセプトに顕著だと思います。
 実際、B、C級の推理モノや探偵モノは展開に無理があったり、ご都合主義的に見える「お約束」を持っているものですが、このゲームではそのご都合主義やお約束を極限までデフォルメしています。
 主人公がクロと言えばどんな胡散臭いことでもクロ、そんなお約束を上手くお馬鹿な笑いの中に取り込んでいます。

 基本的にはいわゆる推理モノのアドベンチャーと同じで様々なキャラに話を聞いて情報を集め、そこから推察される真実を解くと言う展開ですが、その情報収集と理論立ても、あまりにもお馬鹿で非現実的では有るもののテンポ良く情報とキャラクターが分散されているため、セーブ&ロードを使って事件の先を進めて行くのが非常にバランスよく出来ていると思います。
 大体一話30分から1時間くらいでさくさく終わり(全4話)、長すぎず短すぎず、絶妙なテンポで進めてゆけます。

 テキストも非常にテンポ良く掛け合い的に進んでゆき、サブキャラクターも含めたキャラクターも非常に立っていますので「笑い」と言う点でもいい感じで読む事が出来ます。

 そんな感じで非常に「良く出来た」ゲームなんですが、いくつか不満点もあります。
 そのなかで一番これはちょっと…と思ったのはアガサ・クリスティーの「オリエンタル急行殺人事件」という作品のネタバレをゲーム内で思いっきりしてしまっていることです。
 いや、ミステリのネタバレをするのはまずいと思いますが…。
 しかも、一番キモになるトリック部分が説明されてしまっています。
 それは無いですよね…。いや、私は既読済みなので問題なかったんですが…。

 もう一つは、これもおそらくいわゆるB級探偵モノへのアンチテーゼなんだと思いますが、各事件において、それぞれの動機と手段がほとんど一緒なんです。
 おそらく、上記の通り、狙ってやっていると思いましたし実際面白かったんですが、逆にいうと各ヒロインの個性が潰れてしまい、また3人目4人目辺りの攻略に入ると流石にちょっと飽きてきます。
 もちろんその「無理がある推理」を楽しむものなのは判ってはいるんですが、もう少しバリエーションが有ればなぁ、と少し残念に思う部分も有りました。

 まぁ、本当はもう2話ぐらいボリュームがあれば完璧だったんですが、そこはそれB級でお手軽に楽しめるのがいいところでもあるので微妙なところですね。

 つまり、ゲーム自体をネタとして楽しめるそんな割り切り方が出来る人には非常に楽しめるエンタテイメントというつくりをしています。
 「文章」や「絵」といったパーツパーツではなく、作品全体で笑いを取りに行っている、そんな割り切り方がすがすがしい良品だと思います。


<10点満点での総合評価>
 7点
 個人的にはかなりお気に入りのゲームです。
 B級パロディが好きな人にはお勧めです。
 まぁ、B級なので欠点も多いですが^^;
 …何気にエロもマニアックでシチュは「濃い」です。


お気に入りのキャラ:ワトスン…Hシーンで大活躍!
最後に一言:「点数は高いけどかなり人は選ぶと思いますのであまりお勧めは出来ないかも…。」