僕の牝秘書は同級生   (wolvhmanahuさんのレビュー)  評価: 6.5 
▼ タイトル 僕の牝秘書は同級生
▼ ブランド Liquid(リキッド)
▼ ジャンル 牝秘書調教AVG
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/03/07
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(既読・未読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートなし)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  49個
【 エンディング数 】  10個


<ストーリー>
 大財閥の会長であった霧志摩真人の父が死んだ。
 後継者の筆頭は真人であったが、それには財閥の幹部会から突きつけられた条件があった。
 その条件とは、真人が『牝』を飼って調教し、従順に奉仕する奴隷に仕立て上げるというものであった。
 スキャンダルを避けるために会長は結婚しないという不文律があり、その代わりに性の奉仕をする牝秘書を飼うのが財閥の伝統なのだと言う。

 突然の出来事に戸惑う真人のもとに、牝秘書の候補として1人の少女が連れて来られる。
 それは学園で真人とクラスメイトの沙織だった。
 真人は財閥の後継者となるために、沙織を隷従する牝秘書に育てる調教を始める…。


<ヒロイン紹介>
麻倉沙織(あさくら さおり)
 先代の牝秘書、朝倉麗香の妹。
 優等生で性格も明るく、同性からも好かれる美少女。
 そして、真人に奉仕することになる『牝秘書』候補のクラスメート。
 牝秘書としての自分を受け入れた理由として、麗香に推薦された事とは別に何かがあるようなのだが…。
 そして調教は次第にエスカレートしていく…。

水無月綾音(みなづき あやね)
 真人に嫌悪感を抱くクラスメート。霧志摩財閥の子会社の社長の娘。
 真人が次期会長の立場を利用し牝秘書の調教をほどこす事になる。

水無月美久(みなづき みく)
 水無月綾音の妹。
 姉思いの快活な少女で、綾音の様子がおかしいのに気づき、真人を問い詰めようとする。
 しかし、逆に真人に凌辱されてしまい、姉と共に調教されることに……。

麻倉麗香(あさくら れいか)
 幼い頃から真人の母親代わりをしてきた女性で、実は先代会長である真人の父親に牝秘書として仕えていた。
 自ら望んで牝になった。


このホームページはLiquid(リキッド)より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はLiquid(リキッド)に帰属します。



<システム>
 上記参照。オーソドックスなADVです。
 調教期間は3週間で、その間にヒロインを立派な?牝秘書に育てねばなりません。
 1日のスケジュールは昼休みに選択肢が出るのでそれで決定し、ゲームを進めていきます。


<音楽・音声>
 BGMは中の下ってとこでしょうか。
 内容が結構ハードなゲームなので雰囲気に合った音楽を提供して欲しいところです。

 音声は割と良かったです。
 欲を言えば、ちゅぱ音が少し弱いということでしょうか。

 効果音は良かったですね。
 挿入時のぬちゃぬちゃと言う効果音は結構燃えました^^;


<CG>
 くまっちさんと日陰影次さんの2人が手がけてます。
 まったく異なるタッチの絵なのに不思議と違和感は感じませんでした。


<Hシーン>
 めちやくちや濃いです(苦笑)イベントはすべてエロエロです。
 嫌がるヒロインに無理やりオナニーショーさせたり、バイブをしたまま授業中に教科書朗読、浣腸して洗面器に排便、全裸で首輪&尻尾バイブ挿入で夜の校舎をお散歩、クラスメートやホームレスに輪姦、姉妹丼にハーレムエンドと至れり尽せりです。
 ええ〜文句のつけようがありません^^;
 が、はやり文句を言うと、1シーンごとが短いです。
 もう少し頑張ってくれないと使いづらい(何に^^;?)です。


<感想>
 抜きゲーです。
 その為ストーリーやシナリオには期待しない方がいいです。

 このゲームの最大の難点は、主人公の性格が掴みづらいことと、主人公とヒロイン達のゲーム開始時点での関係がまったく描写されていないことです。
 いきなり主人公の父親(名門の資産家)が死んだところからスタートし、いきなり父の秘書だった麗香が妹をつれてきて、「親の後を継ぐためには牝秘書が必要です。」と言って彼女を犯すように主人公に告げるシーンには、はっきり言って違和感を感じました。
 主人公に感情移入出来ず、ゲームの世界に入っていくことが出来ませんでした。
 「抜きゲーだから」と言ってしまえばそれまでですが、抜きゲーでもせめて世界感の説明ぐらいしてもらわないと…。
 (抜きゲーといえども奥が深いのです)

 しかし上記のとうりエロシーンは絶品です。
 鬼畜好きなら満足出来る内容ではないでしょうか?


<10点満点での総合評価>
 抜きゲーとして割り切って買うなら7点はあるかな。
 でも平均的に見れば6.5点ってとこでしょう。


おすすめキャラ:水無月綾音…生意気な彼女が壊れていく様は圧巻です!
最後に一言:「もう少しシナリオに力入れてくれ!」











  天巫女姫(あまのみこひめ)    (冷泉さんのレビュー)  評価: 7.5 
▼ タイトル 天巫女姫(あまのみこひめ)
▼ ブランド Grooming/ACTRESS
▼ ジャンル アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/07/18
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  35個
【 エンディング数 】  ?


<ストーリー>
 幼い頃、両親を事故で亡くした「天野誠(あまの・まこと)」。
 彼は祖父に引き取られ、生活をしていたが、その祖父も他界してしまう。
 それと時を同じくして、親戚を名乗る女性から、一緒に暮らさないかと打診される。

 ほとんど記憶の残っていない生まれ故郷。
 そこで、待っていたのは、亡き父の代わりに宮司代理として神社を管理している叔母の「御巫あやめ(みかなぎ・あやめ)」。
 そして、自分の実家であった神社に住み込みで働いているという「御巫咲耶(みかなぎ・さくや)」、「橘椿(たちばな・つばき)」、「比良坂菊里(ひらさか・くくり)」という三人の少女。

 そして誠の出くわす奇妙な出来事――それは、この地方に伝わる「不老不死の果実」の伝説と妙に符号していく。
 明らかに現実にあり得ない出来事に戸惑いつつも、それにどこか懐かしさを感じる誠。
 自分の知らない過去に、いったい何があったのか?
 自分が継ぐというこの神社に隠されている秘密とは?
 夏は本番を迎え、天姫神社の祭りが幕を開ける……。


<ヒロイン紹介>
御巫 あやめ(みかなぎ・あやめ)
 主人公を呼び寄せた叔母。
 主人公の実家であった「天姫神社(あまひめじんじゃ)」の宮司代理。

橘 椿(たちばな・つばき)
 ツッコミ担当。口数が少なく、割と無表情。
 少しズレていますが、本人は至って真面目です。

比良坂 菊利(ひらさか・くくり)
 住み込みで働いている巫女で、妹的存在。
 主人公を「お兄ちゃん」と呼んで慕っています。
 料理が得意で、この神社の中では唯一の良識人といって過言ではありません。

御巫 咲耶(みかなぎ・さくや)
 主人公とは同級生の関係にあります。
 普段は物静かで優等生ですが、主人公の前では地が出るのか、さながら「暴君」のようです。

中条 美月(なかじょう・みつき)
 人公に記憶はないですが、本人は「幼なじみ」であると主張しています。
 主人公と同級生で、学級委員。お節介焼きで守銭奴です。


このホームページはGrooming/ACTRESSより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はGrooming/ACTRESSに帰属します。



<システム>
 上記参照、基本的な性能は揃えていると思います。
 ただ、フルインストールしないと、音楽を読み込むのに、毎回CDから読み込むのでレスポンスが悪く、ワンテンポ遅れてしまいます。
 クリック連打やスキップ時なんかは、イライラします。


<ゲーム内容>
 文章中に於ける分岐のみでエンディングが決定します。
 原則的には巫女さん(そうでない人もいますが)と三ヶ月間寝食を共にして親睦を深めていくというゲームです。


<音楽・音声>
 音楽だけ純粋に採点するならギリギリ及第点です。
 主題歌も付いており、こちらは雰囲気に合った良い歌だと思います。

 声優さんは上質な部類に入ります。
 聞いていて不自然に思ったり、或いは違和感を感じたりする場面はありませんでした。


<CG>
 立ち絵は豊富に用意されており、特に使い回しているような印象は受けませんでした。
 イベントCGについては非常に出来が良く、数も標準的であると思います。


<Hシーン>
 基本は和姦です。若干凌辱もあります。
 パッケージの裏に「着衣にこだわった〜〜」というコピーが書いてあるのですが、その文言を裏切らない出来となっています。
 過半数は着衣若しくは半裸で、服も基本である巫女装束から、私服、制服、和服とバリエーションに富んでいます。
 また「中か外か」という選択肢が原則実装されています。
 もちろん「三人居るのだから当然乱交も(以下略)」というニーズにも応える形で3Pなども二種類用意されています。

 ただ数は標準的ですが、エンディングによっては三ヶ月のうちラスト三日以外何もなしというものが………。
 エンディングによっては作業感がたっぷりです。


<シナリオ>
 ノベル調の「読ませる」シナリオです。
 前半はかなりギャグちっくに、後半にかかるにつれてシリアスさが増していきます。
 前半はコミカルに徹しています。特に主人公と周囲のテンションが高く、またリアクションも激しいため見ていて非常に愉快です。
 (主に椿や咲耶によるものです)
 中半〜後半にかけ、本作の中心命題ともいえる神話やこの地方に伝わる伝説を絡めたシリアスな展開となるのですが、この際、緊張感のあるシーンでボケに走るシーンがあるので、今ひとつといったところでしょうか。
 前述の通り、緊迫感のあるシーンのシナリオも冗長に感じるところがありますし…。

 エンディングは各ヒロインともに用意されており、純愛エンドからデッドエンドまで様々です。
 伏線の張り方もよく、シナリオを進めていくうちに、次が気になり、そのうちに引き込まれてしまっている……という感じでした。
 前半の作業感はぬぐい切れませんが、それでも、前半の「引き」、中半の「転換」、後半の「急展開」と非常にテンポが良いところでほぼ相殺しきっていると思います。


<感想>
 一周おおよそ7時間でした。
 私は伝奇調の読ませる作品が好みなので、苦痛には感じませんでしたが、「読ませる」傾向の作品が好みでない方には結構苦痛かもしれません。

 全体的にボリュームがあるうえ、プレイ時間も長いので、気軽にプレイをお勧めできるわけではありませんが、こういった伝奇系が好きな方や当然、巫女さんが好きな方には自信を持ってお薦めできる作品であるといえます。

 予想に反して泣きゲーでした、ラストの方で思わず泣きそうになった私は涙もろいのでしょうか?
 泣きゲーとまでは行かなくとも、感動モノの範疇には入ると思います(主観で言えば泣きゲーなのですけれど^^;)
 日本神話や古典などを絡めていますが、難しいモノは避けられており、非常にわかりやすくなじみやすい物となっています。
 笑いと泣きが混在し、メリハリが利いている上に、CGや声優さんも良いです。
 良い意味で期待を裏切った(私の中では)昨今ない数少ないゲームのひとつです。

 細かいことに気をやらずに、全体としてみれば楽しめます。
 シナリオさんが本当にい良い仕事をしていると感じた作品でもありました。
 ただ、Hシーン以外では画面が若干暗くなり、その上にテキストがつらつらと表示される形式ですので、それがなければ……と思います。


<10点満点での総合評価>
 7.5点です。
 減点要因は…
 ・システム(フルインストールしないとBGM読み込み時に毎回CDからアクセスし、レスポンスが悪い);−1.0点
 ・音楽(BGM);−1.0点(よく聞いていると曲の終わりに次の曲の音が一瞬入っている)
 ・シナリオ;−0.5点(シリアスなシーンの雰囲気の悪さ(冗長・ボケに走る)
 (また作業感に関するモノはシナリオの出来と相殺して−0.5点となっています)


おすすめキャラ:御巫咲耶
最後に一言:「思っていた以上の良作でした。」











  ふぉ〜りんLOVE     ( たろんなーどさんのレビュー) 評価: 5 
▼ タイトル ふぉ〜りんLOVE
▼ ブランド 林組
▼ ジャンル ドタバタアドベンチャー
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/07/25
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(既読・未読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  60個+クイックセーブ
【 エンディング数 】  6個(BADEND含む)


<あ・ら・す・じ>
 季節は夏。
 2回目の大学受験に失敗した主人公は、両親によって強引に田舎にある住み込みの予備校へと放り込まれることになる。
 従姉が経営している、その『流星苑』という予備校を訪れた主人公だったが、なんと、 そこは女の子しかいない寮だった。
 病気と戦いながら大学合格を目指す健気な少女や、受験失敗で傷ついた少女、刀を振 り回す古風な少女、色っぽい従姉と、人懐っこい従妹。
 色々なヒロイン達との共同生活は、いかなるものになるのか・・・?


<キャラクター紹介>
木之下 琴美(きのした ことみ)CV:鮎川ひなた
 病気のため高校へ行けず自宅で過していたが、大学へ行きたいという夢を叶える為に「流星苑」を訪れる。
 幼少の頃から病弱で自宅で過す時間が多かった為、異性との付き合いが苦手だけど、主人公の前では明るくふるまおうと頑張る健気な女の子。

森下 鈴(もりした すず)CV:涼森ちさと
 とある大病院の院長の一人娘。大学受験の日に体調を崩したため浪人したらしい。
 亮二だけにしか心を開かない無口な少女。
 彼女を笑わせるのは至難の業?

焔 翔子(ほむら しょうこ)CV:理多
 焔流居合術の道場主の一人娘。考えるより先に身体が動いてしまう超・行動派。
 運動能力はピカイチだけど、勉強のほうはサッパリ・・・。
 妖刀「神薙(かんなぎ)」を常に背負っている。

天野 利奈(あまの りな)CV:紬叶慧
 詩織の妹で、主人公とはイトコ同士の関係。
 小柄な身体で「流星苑」の家事全般を一人でこなしているしっかり者の女の子。
 いつもハムスターの「甚八」を頭に乗せている。
 夢は主人公のお嫁さんになること!

天野 詩織(あまの しおり)CV:比未子
 「流星苑」の経営者であり唯一の講師。
 某有名大学を主席で卒業し教員の職に就いたものの、わずか半年で退職。
 タバコと酒と博打が大好きな不良大人。(攻略不可)

金城 亮二(かねしろ りょうじ)CV:伴風太
 「流星苑」のある町で病院を経営している医者。
 鈴の良き相談役であり、詩織の元彼でもある。

木場 勝(こば まさる)CV:森川明太
 利奈の幼なじみ。町で唯一の雑貨屋の息子。
 利奈が主人公を慕っていることに対して良く思っていない。

紅葉(もみじ)CV:涼森ちさと
 主人公の夢に出て来る不思議な少女。


このホームページは林組より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は林組に帰属します。



<音声>
 キャストは上記の通り。
 主人公以外フルボイスで、演技自体はかなり上手いと思います。
 系列的に「可愛い」というか「萌え」というか・・・、そういう意味で同じ感じの声優さんが多いような気がしますが、そういうゲームですし、キャラにはあってますので、問題はないかと思います。

 Hシーンもかなり気合入っていますね。
 ただし、収録音量にやや難ありです。
 なんというのか、「ささやくような声」や「叫び声」を、そのままの音量で収録されている感があり、音声と音楽の音量調整があっても、下にあわせると「叫び声」や「あえぎ声」はちょっとうるさすぎですし、上にあわせるとぼそぼそとした台詞が聞き取れません。
 そういうところはリアリティよりもプレイしたときの聞きやすさを優先してくれるとありがたいです…。

 演技が素晴らしいだけにとても残念です。


<音楽>
 全16曲、うちボーカル曲は1曲。
 OP曲「ふぉ〜りんLOVE」(Vo.Angel Note)は割とこの手のゲームにありそうなテンポの良いポップス。
 高音キーもそんなに無理は無いですし、決して名曲ではないですが、むしろゲームの雰囲気にはマッチしているので良いのではないかと。

 BGMも、少しキレイ過ぎるというか、もう少しシリアスなゲームに向いているような感じではありますが、出来は良いと思います。
 単品でも鑑賞に堪えうるし、BGMとしても邪魔にならないいい感じです。
 もっとも、上記音量調整のせいで、かなりBGM音量を絞ってプレイしないと音声が聞き取り難いので、そういったシステム面でやや印象に残り難くなっているのは残念。


<システム周り>(ver.1.00)
 移動先指定型のAVG。
 作りとしてはごくノーマルで、アイコンで表示されている目的の女性を追っかけていけばエンディングにたどり着くのは容易ですので難易度も無いに等しいです。
 選択肢もほとんど無いですし^^;

 基本的にシステム周りは林組スタンダードのシステム。
 詳しくは上記参照ですが、自動送りやフルスクリーンの状態なども細かく設定できますし、他にもSAVE&LOADの際の確認の有無、メッセージ履歴の音声再生をはじめとして必要な部分は問題なくそろっていますし、システム周りは文句なし!ですね。

 ただ、前作「ぎりギリLOVE」では出来たCDレス起動が出来なくなっているところだけが減点対象でしょうか・・・。
 とはいえ、相対的にいって、アイコンの配置等も含めた使いやすさでは相当高レベルだと思います。
 SAVE&LOAD画面でもサムネイル表示の詳細画面とシンプルなセーブ日時と場面タイトルのみの両方ありますし。


<CG>
 原画は大泉だいさく氏。
 立ち絵、CGとも安定しており、この絵柄が嫌いでない人には文句無くお勧めできます。
 塗りも安定してますし、背景も標準レベルはクリアしていると思います。

 一つだけ個人的に残念だったのは前作「ぎりギリLOVE」では有った立ち絵の「目パチ」がなくなっていることです。
 私も普通なら「目パチ」なんてあっても無くても気にならないですし、気にしないのですが、前作の目パチが素晴らしくクオリティの高い(自然な)モノだったので個人的にかなり気に入ってたんですけどね・・・。
 次回作での復活を望みます、ということで^^;


<Hシーン>
 各キャラ1〜4回程度。
 内容に関しては和姦オンリーですし、構図もそれほど素晴らしいというわけではないですが、グラフィック自体はキレイですし、何より声優さんがかなり頑張っておられます。
 フェラシーン何ぞはかなりの気合の入り方なんではないでしょうか^^;
 もちろん、チュパ音もありますし。
 ただ、卑語とかは無いですけどね・・・。

 ま〜、冷静に考えると初めてなのに感じすぎだろとか、突っ込むところはたくさんありますが、この絵でラブラブHと言うのがツボなら多分満足されるのではないかと。


<感想>
 ま〜、「あらすじ」を読んで分かるとおりのエロゲ的お約束に溢れた「萌え」系ゲームです。
 「お約束的展開」とベタなラブコメを基調にしたオーソドックスなシナリオは、「萌え」系が好きなら安心してみていられます。
 ただ、今回全体的に「林組らしさ」がちょっと足りなかったように思います。
 いい意味でも悪い意味でも林組の味(だと私は思っている)、「唐突さ」(驚き)が足りなかったような気がします。

 BADENDのカッ飛んだ展開はあまりに急すぎて、おそらくプレイした方は「なんじゃコリャ?」って感じだったかとは思いますが、個人的には林組はお約束の中にも見せるそういうスパイスが、一つの味わいだと思っています。
 しかし、本作ではBADEND以外では味わえなかったのは残念です。
 ただ、お約束に溢れたラブラブバカップルぶりを楽しみたいという方には、逆に安心して勧められる出来だともいえます。

 前世の因縁みたいな話も出てきますが、それほど深く考えずに、純粋にラブコメを楽しむというのであればいい感じだと思います。
 つまり「シナリオなんて飾りですよ」って感じなのでシナリオ重視派にはあまりお勧めできませんが・・・。
 まぁ、1キャラのプレイ時間は4時間前後ですし、そこでラブコメ重視な会話を入れていては重いシナリオを入れることなど出来ようはずも無く・・・。
 全体的に時間やシナリオを含めた出来が小粒な感は否めません。

 Disk2枚組み(初回のみ主題歌マキシ+1枚)ですが、何気に1枚でフルインストール・プレイ可能。
 …っていうか、2枚目おまけディスクですね。
 大作の合間にHシーンとラブコメに期待してお手軽にプレイするのには向いているゲームですね。


<10点満点での総合評価>
 …5点
 私に「萌え」ゲー属性は無いので厳しめですが。
 システム、Hシーンは良いので属性が合えばまぁまぁお勧めです。 


おすすめキャラ:焔 翔子…背中にしょってる刀が「アホやな〜」とか思ってましたが、やっぱりお馬鹿さん。
                  だが、そこが良い…のかもしれない^^;
最後に一言:「主人公のデフォルトネームが「保成」だったのには個人的に笑ってしまいました^^;」