マブラヴ    (自由人さんのレビュー)  評価: 8 
▼ タイトル マブラヴ
▼ ブランド アージュ
▼ ジャンル 超王道学園アドベンチャー
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/02/28
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  --個
【 エンディング数 】  19個


<ストーリー>
 平凡な学園生、白銀武(しろがね たける)の前に突然現れた少女、冥夜。
 彼女は家に押し掛け、住み着いてしまう。
 この事件が主人公と、幼馴染の純夏、クラスメイトの壬姫、千鶴、慧、そして親友の尊人との関係に変化をもたらすことに…。


<キャラクター紹介>
白銀 武(しろがねたける)
 本作の主人公。
 特に際立った特徴のない学園生。
 最近、アーケードの筐体ゲーム「神攻電脳バルジャーノン」という多人数参加型3Dロボットアクションゲームにハマっている。

鑑 純夏(かがみすみか)
 明るくてちょっとドジな幼馴染。
 当然、隣に住んでいて、毎朝起こしにきてくれる。部屋はもちろん二階のお向かい。
 協調性を重んじるが、主人公に対してだけはお節介で強気な態度を見せる。
 何事にもポジティブでめげない性格だが、主人公にはバカにされている。

御剣 冥夜(みつるぎめいや)
 主人公の家に突然押しかけてきた世界的財閥の跡取り。
 無現鬼道流剣術免許皆伝。常に御剣家の宝刀「皆琉神威」を帯刀している。
 非常に気高く、何事にも強気で強引だが、決して高飛車ではなくどちらかといえば「お姫様系」。
 かなり偏った知識からくる、空前絶後の世間知らずぶりと、スケールのでかいマジボケは周囲を唖然とさせる事もしばしば。

彩峰 慧(あやみねけい)
 寡黙で風変わりなクラスメイト。
 一匹狼タイプで協調性がないのだが、壬姫にはなつかれるままにしている。
 なぜか主人公に、学食で高倍率の「焼きそばパン」をくれる。
 数少ない言動の端々に、反体制的で、組織や社会の建前論的ルールに反発、逃避する傾向が見られる。よって千鶴とは冷戦状態。
 意外に器用で手際がよく、怪我の応急処置などは保健委員もまっ青。
 また、運動神経も抜群で、入学当時は各運動部からのスカウトが殺到したほど。

榊 千鶴(さかきちづる)
 生真面目で口うるさいクラス委員長。
 文武両道の優等生で周囲の信望も厚く、推薦枠で白陵大への進学が決まっている。
 いいかげんでルールを守らない人間(特に男)が我慢ならないため、何かにつけて主人公に突っかかってくる。また、慧とは犬猿の仲。
 責任感が強く、周囲の期待に答えようとするあまり、何でも自分に抱え込んでしまう。

珠瀬 壬姫(たませみき)
 無邪気で人懐っこいクラスメイト。
 皆がいつまでも仲良く一緒にいられる事を夢見ているため、揉め事が苦手。
 千鶴と慧の衝突を目の当たりにし、アワアワしながら右往左往したり、自力解決を図ろうとして、泣きながら止めに入ったりと大忙し。
 各ヒロインが主人公を縦軸に集まるとすれば、横軸的な存在。
 主人公にはおもちゃ扱いをされているが、本人はまんざらでもない様子。

香月 夕呼(こうづきゆうこ)
 ちょっとアブナイ物理教師。
 主人公のよき相談役であり理解者。面白いことが大好物。
 見かけによらず超天才なのだが、反権威主義的でアナ―キーな言動が災いして、学界からは黙殺され、物理教師に甘んじている。
 舞台となる学園の卒業生で、まりもとは腐れ縁。昔から、まりもを自分のペースに巻き込んでは楽しんでいた。

神宮寺 まりも(じんぐうじ まりも)
 担当教科は英語。あだ名は「まりもちゃん」。
 ちょっと生真面目で融通がきかない面もあるが、やさしくて面倒見がよく、周囲に慕われている。
 主人公にとってはちょっと口うるさいお姉さんのような存在。
 夕呼とは旧知の仲で、彼女によれば、白陵柊学園時代から「狂犬」の異名を欲しいままにしていたという…。
 他にも色々と弱みを握られているらしい。


このホームページはアージュより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はアージュに帰属します。



<シナリオ>
 始めに、このゲームには二つのシナリオが存在します。
 一つは、これぞまさに王道!!と言い切れるぐらいの学園モノです。
 一人の女の子の出現により、周りの環境と武自身が変わっていく…ということなのですが、またその武がかっちょいいんですよ^^;
 前作(君が望む永遠)では、はっきりしない主人公に苛立ちを感じていましたが、武くんはやってくれます!!
 何事にもまっすぐな行動をとる武は、見ていてとても気持ちがいいです。
 もちろん、友情に愛にと熱血しまくりです^^;

 もう一つの方は、上記のを表とするならその裏ともいうシナリオです。
 武が朝、目を覚ましたら世界は変わってしまっていた…という話です。
 ちょっとぶっとんだシナリオですが、プレイしてみてのお楽しみとうことで…。
 まぁ、このシナリオは多くの謎を残したまま終わってしまうので少し不完全燃焼ぎみになるかと…。
 でも、そこは次回作オルタネイティヴに期待です!!


<音声・音楽> 
 この声優さん達に文句を言える人はあまりいないと思います。
 声優さんの声すべてがキャラにあっているので萌えること間違いなしです^^;
 特にキャラ同士での会話はテンポもよく、その魅力は十分に引き出されていると思います。

 音楽は素晴らしいの一言!!
 特にOPテーマはカラオケで熱唱するほどのお気に入りです。
 私はこだわりのあるageさんの音楽は大好きです^^;
 「君が望む永遠」で使われた曲も(豪華になって?)で出てくるので堪らなかったです。


<感想>
 このゲームをプレイするにあたって、まず頭をよぎるのはやはり前作「君が望む永遠」だと思います。
 僕自身前作の大ファンのため、今度はどんな素晴らしいゲームなのだろうと期待に胸を躍らせながらのプレイとなりました。
 そしてゲームを始めてからは、幼馴染の純夏に萌え、冥夜の可愛さに萌え、と大変なことになりました^^;
 しかも、茜ちゃんまで出てくるじゃないですか!!
 …その時、僕の中から三時間後に始まる学校という項目は削除されました^^;
 はい、前作の人達も出てくるので「君のぞ」ファンにはたまらないと思います。

 ただ、前作より優れているのかと聞かれると答えにくくなります…。
 前作の方は、時間の移動というか1章と2章の繋がりがとても上手く出来ているのに対し、今作は少し無理があったのではないかと思ってしまうこともしばしば…。
 まぁ、結局は素晴らしいゲームには変わりないんですけどね^^;
 なんにせよ、思いっきり純夏と冥夜に萌えてください♪

 「君が望む永遠」がとても好きな人…。
 王道エロゲーが大好きな人…。
 そんな人にお勧めです♪


<10点満点での総合評価>
 8点
 次回作によっては評価がかわるかも…。


お気に入りのキャラ:純夏・冥夜…本気で主人公が羨ましくなったのは初めてです…。
最後に一言:「うーん…みんなで仲良くハーレムENDがみてみたかった…。」









  人妻コスプレ喫茶     (とっぷがんさんのレビュー) 評価: 8 
▼ タイトル 人妻コスプレ喫茶
▼ ブランド アトリエかぐや TEAM HEARTBEAT
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ ジャンル 人妻誘惑ADV
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8.800
▼ 発売日 2003/05/30
▼ 購入 人妻コスプレ喫茶 / オリジナル特典 Getchu.com
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(ホイールマウス対応)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】    あり
【 セーブ数 】    40個
【 エンディング数 】    5個


<あらすじ>
 主人公、朝比奈智也(あさひなともや)はよく近所にある喫茶店に出入りしていた。
 ある日その喫茶店のマスターが、事故に遭って入院することになってしまう。
 その事故の現場に居合わせた智也は、マスターの娘、のえるに責任を追及されてしまう。
 長期休暇中ということもあり、智也はマスター代理としてのえると店で働くことになった。
 だが、マスターの煎れるコーヒー目当てで来ていた客もしだいにこなくなり店は廃れる一方だった。

 そこで、その喫茶店の常連客で智也とも知り合いの主婦連中4人が店のために手伝えることは
 ないかと名乗りを上げてくる。
 彼女たちは、見物目当てで来る客もいるほどの美女揃い。
 こうして人妻たちも店を手伝うことになるのだが、店の奥から現れたのは、目のやり場に困る様な
 大胆なウエイトレスのコスチュームに身を包んだ4人の人妻たちだった。
 なんでも、コスプレで客寄せをしようということらしい。
 更にのえるの提案により、もっと色々なコスチュームを用意することでさらに客にアピールすること
 になり、そういったコスチュームの好みなどは、男の方がよくわかるからというよくわからない理由
 から智也は、「人妻コスプレ喫茶」の店長代理に任命されてしまう。
 こうして、人妻たちとの甘くエッチな喫茶店経営が始まるのだった……


<キャラクター>
小野瀬 晶帆
 控え目で清楚、主人公にとっては理想的に見える女性。
 数年前に主人を失っているが、本人は務めて明るく振る舞っている。
 他の人妻たちに比べて奥手で恥ずかしがり屋。
 しかし、意外に無防備なところもありよく他の人妻にいじめられたり、痴漢にあったりする。
 彼女も智也に似て押しに弱いところがある。
 智也に対してはほのかな恋心を抱いているが、亡夫である太一にへの一途な想いがまだ残っている為にそれに気付いていない。

不破 涼華
 自由奔放、クールで知的な、妖艶な色気を滲ませる美女。
 基本的にはツッコミ役だが、彼女自身も意外とお調子者である。
 エッチには積極的で、何かと主人公に意味ありげに迫ってくる。
 好きなものはバイクや車、そしてお酒である。
 お酒を飲むと人が変わり(いつもと同じ?)絡んできたり男女かまわず押し倒したりする。
 家族は医師の夫と娘が一人いる。
 彼女も娘の前では優しい母親としての表情を見せる。
 実は売れっ子の小説家でP.N「不破鈴鹿(ふわすずか)」の名前で世間は通っている。

榊 聖亜
 裕福な家庭に育ち、少し世間知らずなところのある天然的なお嬢様。
 いつも微笑みを絶やさず、万事においておっとりしている。
 時々とんでもないことを言い出して場を混乱させる。
 また、金銭感覚も麻痺しており、その豪快な買い物に周囲をあっと言わす。
 ただ、それが良い方向に向かうこともある(?)とか。
 かなり豊満な体をしており、主人公にも無防備に接してくる。
 夫は金融会社の社長をしているが、夫は榊家の権力と財産目当てで聖亜と結婚している為に当然二人の間に愛はない。

真下 佳奈絵
 普通のサラリーマンの夫と娘が一人いる。
 絵に描いたような良妻賢母。
 周りからも「理想の家族」と太鼓判を押されている。
 4人の中でもっとも落ち着いているが、意外とお茶目な一面も。
 普段は地味な格好をしているが、秘めた「オトナの女性」の色気はかなりのもので、主人公もドキドキさせられっぱなし。


館野 のえる
 明るく元気で行動力のある、しっかりものの女の子。
 商魂たくましく、お金に執着しすぎるのが欠点。
 しかし、時折女の子らしい仕草や表情をすることがある。
 以前からコスプレ喫茶のアイデアを温めており、マスターのいないこの機会にと計画を実行に移す。
 父想いで喫茶店の手伝いもよくしていた。
 智也には密かに好意を抱いているが、人妻達の毎日のスキンシップと称したH行為にかなりやきもちを焼いている。

南 翔
 智也の後輩で、のえるの同級生。
 一見すると少女に見えなくもない外見をしている。
 性格もそれに比例したものである。
 智也のことを慕っており、ちょくちょく勉強を見てもらいに喫茶店にやってくる。
 のえるとはケンカ友達。(一方的にのえるにいじめられる立場だが)
 喫茶店の人妻達にもやたらとかわいがられる。(特に聖亜)


このホームページはアトリエかぐや より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はアトリエかぐや に帰属します。



<購入動機>
 最近すっかり、コスプレゲーマー。
 今まではどちらかと言うと、若年キャラが登場するゲームを主に購入してきましたが、とうとう人妻キャラ総出演のコスプレゲームが登場。
 これはかなり、エロエロ〜な展開を期待させて貰おう(^-^)ノ


<ゲーム概要>
 ゲームスタイルは、移動式&会話選択方式のADVゲーム。
 ゲーム期間は、5月1日から実質約1ヶ月間です。
 一日の流れは、昼と夕方の2回、移動マップで場所を選んで進行していきます。
 (強制イベントがある日はこの限りではありません)
 移動マップでは、それぞれのキャラがどこにいるか、アイコンで表示されます。

 基本的には、攻略対象キャラの尻を追いかけて「好感度」を上げていきます。
 この「好感度」は、0〜99の数値パラメータで表示され、ADVパートの好感度確認コマンドで確認できるようになっています。

 攻略対象キャラは、メインシナリオでは「晶帆」「涼華」「聖亜」「佳奈絵」の四人。
 サブシナリオでは「のえる」「翔」の二人。
 その他に、おまけシナリオもあります。

 メインシナリオ、サブシナリオの難易度はそれ程高くありません。
 基本的にONLYプレイをやっていれば大丈夫だと思います。
 ですが、おまけシナリオは少し歯応えがあります。


<システム補足>
 CD2枚組。
 インストール方法は、標準インストールと最大インストールが選択できます。
 最大インストール時、使用するHDDは約1GB。
 尚、最大インストールの場合、ゲーム起動時にはCDは必要ありません。
 修正パッチあります。画面が乱れる場合が確認されているのでアップデートしましょう。


<音楽>
 BGMは『吉田仁郎』さん。
 音楽鑑賞モードは全部で25曲。
 ボーカル曲はありません。
 最初は少し物足りなく感じましたが、プレイ時間が長くなるに伴い、少しずつ耳に心地よくなっていきました。
 あまり自己主張が強くない、長時間プレイに適した良い感じの曲だと思います。
 シリアスなシーンにはピアノ曲多用の傾向があります。
 ちなみに…アダルトなシーンにサックス曲多用はお約束ですか?(^^)


<原画・CG>
 原画は『M&M』さん。
 すごく綺麗な「大人の女性」の画です。
 普通省略されがちな「唇」も、「聖亜」に限り丁寧に描かれています。
 CGはかなりレベルが高いと思います。
 塗りも綺麗です。
 光と影の表現が絶妙ですね。
 全体的に「乳首」の表現がとても綺麗です。
 背景画もかなり細かいところまで丁寧に作られています。

 「CG観賞モード」は、晶帆:67(18)、涼華:82(18)、聖亜:81(20)、佳奈絵:81(19)、のえる・翔:40(11)、その他:108(24)、合計:459(110)です。
 ※括弧内は、表情パターン別を1つとしてカウントした枚数。
 この内、えちぃCGは約9割に当たる416(93)です。
 「シーン鑑賞モード」は、晶帆:13、涼華:13、聖亜:13、佳奈絵:14、のえる・翔:7、その他:17、合計:77です。


<演出・効果>
 【コスプレDAY】
 週に一・二回、「コスプレDAY」というのがあり、ADVパートで入手した色々なコスチュームをキャラに着せることができます。
 キャラにより、着せることのできるコスチュームが限定されています。
 キャラの好感度により「コスプレDAY」終了後に、えちぃイベントが発生することがあります。
 基本的には「空想の世界」として位置付けられ、シナリオ本編とは別のものです。
 (と、思わないと切ないシーンもあるので…)

 【特殊コスチューム】
 メインキャラを全てクリアすると、おまけシナリオがプレイ可能となり、その過程において「特殊コスチューム」を入手することができます。
 と言っても、そんなに変わっているコスチュームではありません。
 むしろ「一般コスチューム」の中にこそ、変り種があります。
 たぶん、ゲームの最後の締めこそノーマルなコスチュームで、という意図なのでしょう。


<感想>
 【構成・シナリオ・キャラ】
 シナリオは「さんきち」「もみあげルパンR」さん。
 実はこのゲームは「エロ」がしっかりしていればOK、と思って購入したのですが、シナリオが予想以上にしっかりしていてチョット驚きました。
 キャラにより、純愛から陵辱まで、色とりどりのシナリオ構成になっています。
 これだけ色々なシナリオが交差すると、構成によってはお互い相殺し合って無味無臭になる危険性もありますが、基本的にはキャラごとにシナリオの路線を決めて、最後までその路線を貫いているので、一人一人のキャラがしっかり立っています。
 一本のゲームと考えるよりも、5〜7時間のショートシナリオが4本入っているゲームと考えた方がいいかもしれません。
 こういう構成なので当然、共通シナリオ部分は少なく抑えられています。
 シナリオにはあまり期待していなかったので、嬉しい誤算でした。

 【えちぃシーン】
 一人当たり、11〜13回のえちぃシーンがあります。
 これもシナリオにリンクして、ソフトなものからハードなものまで、かなりのパターンにのぼります。
 更に「コスプレ」の設定を十分に生かして、多彩なシチュエーションがあり、飽きさせません。
 えちぃシーンのテキストは、ひとつひとつが長めでかつ濃厚です。
 一回戦が終了したあと、すぐ二回戦に突入するシーンがザラにあります。
 声優さんのセリフを隅から隅まで全部聴いた場合、一回のえちぃシーンは15〜20分くらい楽にかかります。
 それが十数回ですから、時間は相当なものになります。
 (いや、それが嬉しいんですけど……(^_^;)
 ただ、各個別シナリオの前半はキャラ立てのための日常会話が多いので、なかなかえちぃシーンが登場しません。
 「とにかく早くエロを」という方にとっては、最初は少しイライラするかも。

 【シナリオ別感想】
 ※「先入観がつくからイヤ」という方はスキップして下さい。
 ◆小野瀬 晶帆◆
 シナリオは、純愛路線です。
 前半のシナリオでは、晶帆のキャラクターが日常生活を通じて紹介されていきます。
 このあたりはコミカルに進行していきますが、ギャグのリズムとセンスが良いですね。
 結構、声出して笑わしてもらいました。
 後半のシナリオでは、除々に切な系にシフトしていきます。
 「つけなければならないケジメ」「つけたくないケジメ」
 晶帆の想いや葛藤などが丁寧に描写されていきます。
 正直なところ、このゲームに純愛シナリオが存在するのは意外でしたが、キャラの設定を考えると、これが自然なのかもしれません。
 良い意味で裏切られました。

 ちぃシーンは11回。
 コスプレは、ウエイトレス、スチュワーデス、巫女等々…。
 シチュエーションは、アパート、屋上、喫茶店、倉庫、旅館、神社等々…。
 バリエーションは、痴漢、自慰、ノーマル、アナル、放尿、青姦等々…。
 純愛シナリオと濃いエロという、一見相反する設定を「未亡人」という接着剤でうまく表現していると思います。

 エンディングは1つで2つのバリエーションに分かれています。
 バリエーション分岐は、えちぃシーンの嗜好で分かれるようになっています(^_^;)
 ちなみに私は、ペッタンコの方でしたが…。(と、いい子ぶる)

 CVは「乃田あす実」さん。
 ロリ系・妹系のCVが多い方なので、これも少し意外でした。
 日常会話は落着いた声で演技されているので、一見分かりにくいのですが、えちぃシーンになると、あの独特のビブラート喘ぎが本領発揮します。
 更に今回のキャラは人妻なので、えちぃシーンでは卑猥語を乱発。
 「オマ○コ、オマ○コ〜、オチ○チン、オチ○チン〜」叫びまくります。
 ギャ、ギャップが、たまらん……(/o\)

 ◆不破 涼華◆
 シナリオは、ダーク路線です。
 前半のシナリオでは、涼華の明るいキャラクターと、優しい母親の顔が娘の「まゆり」を通じて紹介されていきます。
 でも良い母親を演じながら、やることはしっかりやってんですけどね(-_-;)
 ちなみに、主人公がこの「まゆり」と「朋」の子守りをするシーンなんかは、ほのぼのすぎて「あぁ、このゲームは萌えゲーだったのか」とか思ったり(^_^;)
 後半のシナリオでは一転して、夫である「真治」が勤務する「不破総合病院」で起きるある事件に否応無く巻き込まれていきますが…。

 えちぃシーンは12回。
 コスプレは、ウエイトレス、レースクイーン、カウガール、美少女戦士等々…。
 シチュエーションは、電車、個室、舞台裏、倉庫、喫茶店、病院等々…。
 バリエーションは、痴漢、素股、ノーマル、アナル、フェラ、パイズリ、ローション、バイブ、クスコ、縄、輪姦、短剣(笑)等々…。
 後半はシナリオがダーク系なので、一番多彩なバリエーションを誇ります。

 エンディングは2つ。
 バッドエンドとトゥルーエンド。
 エンディング分岐は会話選択肢で行われます。
 主人公がこのゲーム見せる唯一の格好良いシーンがあります。

 CVは「深井晴花」さん。
 どこかで聞いた声だと思ったら…「サイク」の全作品に出演されている方なんですね。
 えちぃシーンの時の、搾り出すような喘ぎが特徴的です。
 全体的に演技が安定しています。
 声質もキャラに合っていると思います。

 ◆榊 聖亜◆
 シナリオは、コミカル路線です。
 前半のシナリオでは、聖亜の天然ボケとエッチ好きの明るいキャラクターがおもに「のえる」での仕事振りを通じて紹介されていきます。
 主人公、すぐ陥落します(^_^;)
 このまま、ボケボケシナリオで終わるのかと思いきや、後半のシナリオでは意外な展開が待ち受けてます。
 チョットだけ痛いかも…(/o\)

 えちぃシーンは12回。
 コスプレは、ウエイトレス、シスター、チャイナドレス、バニーガール等々…。
 シチュエーションは、倉庫、自宅、喫茶店、保健室、車内、庭先、土蔵、路地裏等々…。
 バリエーションは、ノーマル、アナル、フェラ、パイズリ、バイブ、輪姦、3P等々…。
 エッチ大好きなので、ところ構わずヤリまくります。

 エンディングは1つ。
 主人公に「お土産」を持ってきます(笑)

 CVは「白井綾乃」さん。
 もう、プレイ前から10点つけちゃいます(o゜▽゜)o
 このゲーム一番のキャスティングですね。
 えちぃシーンの時の濃厚さと言ったら、それはもう…。
 と、とにかく、たまらん……(/o\)

 ◆真下 佳奈絵◆
 シナリオは、不倫路線です。
 前半のシナリオでは佳奈絵のおっとりしたキャラクターと、優しい母親の顔が娘の「朋」を通じて紹介されていきます。
 主人公、結構積極的です。
 ダンナの目を盗んでコソコソと…やれば出来るじゃないか(^_^;)
 後半のシナリオでは、真下夫妻の真実が除々に浮き彫りになっていきます。
 途中で物語の終局が予想できますが、見事なくらいその通り落としてくれます。
 このゲームのキャラの中では、一番普通の人妻らしいですね。

 えちぃシーンは13回。
 コスプレは、ウエイトレス、ナース、女教師、悪の女幹部(笑)等々…。
 シチュエーションは、スーパー、喫茶店、公園、病院、教室、自宅、試着室、旅館、露天風呂等々…。
 バリエーションは、ノーマル、アナル、フェラ、パイズリ、拘束、監禁等々…。
 爆乳の破壊力を遺憾なく発揮します。

 エンディングは1つ。
 一番爽やかなエンディングです。

 CVは「長崎みなみ」さん。
 超ベテランなので、安心して聴けます。
 キャラを意識してか、普通の長崎節とは少し違い落ち着いた声で演じています。
 最近は色々な役をこなしますね。

 ◆館野 のえる◆
 サブシナリオのひとつ。
 CVは「金田まひる」さん。
 サブなので、時間も短く、えちぃシーンも1回だけです。
 個人的には、メインの四人と同等のボリュームだったら嬉しかったのですけど…。
 でもね、もっと「まひるボイス」で脳みそ溶けたかった(/o\)

 ◆南 翔◆
 サブシナリオのひとつ。
 CVは「岩城由奈」さん。
 …やりすぎ(-_-;)
 ウーム、薔薇の世界は見たくなかったぞ……。
 と言う事で、減点−0.5点…。

 ◆おまけシナリオ◆
 メインキャラ4人をクリアすると、ルートが開きます。
 まずは、ハーレムルート。
 続いて「特殊コスチューム」4種を手に入れてから、奴隷ルート。
 そして、好感度パラメータを調整しながら、3Pルート。
 ちなみに、おまけシナリオだけでも5〜6時間。
 いやはや、楽しませてくれます(^_^;)


<総評>
 エロ重視ですが、シナリオもしっかりしている、CGは綺麗、声優は上手い、かなり高レベルなゲームに仕上がっていると思います。
 「コスプレ」という武器を十分に生かした、今後の「コスプレ」系作品の指針となりうる作品だと思います。
 これで、コスチュームをプレイヤーがデザインできる、などの要素が入れば言う事ありませんでしたが、それは高望みというものですね。

 いやぁ、良い物を見せていただきました(^^)


<お気に入りのキャラ>
キャラ名 晶 帆 涼 華 聖 亜 佳奈絵 のえる
シナリオ
性格 10
音声 10 10
CUP
えっちぃ 10
合計 40 42 45 46 33
 シナリオでは「晶帆」、えちぃ度では「聖亜」、総合では『佳奈絵』です。



<10点満点での総合評価>
シナリオ 意外と良好
原画 綺麗な大人の女性
CG 高レベル
キャラ 個性ハッキリ
音声 一線級の豪華陣
音楽 耳ざわり良し
システム 概ね良好
演出 コスプレ
エロ シュチュエーション多彩
ボリューム 10 総プレイ時間31時間!
合計 86
  8.5点と言いたいですが、翔シナリオで0.5点減点して、『8点』とします。


最後に一言:「人妻コスプレ喫茶2」製作希望(^-^)ノ