Review

＜ストーリー＞
　２２世紀初頭、三度目の世界大戦が勃発した。
　アメリカ、カナダ、南米、ヨーロッパ諸国、そしてアジアの国々━━
　一瞬で全世界に拡がった地獄の業火がようやく治まった後、
　人々の前には「北」「南」の二大勢力に分断された「世界」が出現していた…
　物語は、二つの勢力が散らす火の粉を避けるかのように、星々の彼方で始まる。
　そう。永遠の“闇”に鎖された漆黒の果て、月の裏側で━━
　主人公（ユーザー）は脳内の新発見を次々にし、将来を約束された科学者であった。
　だが、奢りたかぶった挙げ句、非人道的な実験を繰り返して、学会を追放されてしまう。
　一転、転落の人生を歩む事になった主人公は、雪崩のように身を持ち崩し、
　結局は違法合成ドラッグ製造に手を出し、刑務所の獄中に繋がれる身に成り果てていた。

　だが悪化する戦況に頭を悩ませた軍部は戦況を打破する新兵器開発の為、
　月面裏の極秘施設に主人公を監禁してしまう。
　そこには世界各国から集められ、被験体が彼の到着を待っていた。
　“素体”と呼ばれるうら若き少女達が、ここ月面裏に監禁されていたのだ。

　最初は戸惑う彼だが、この施設で繰り広げられてきた淫靡で醜悪な行為を知り、
　次第に少女達を貪り始める。“実験”という名の下に━━
　こうして兵器開発の名を借りた凌辱劇が繰り広げられる事になるのだが……
　狡猾な軍の真の目的は、他にあるのだった。

＜キャラクター＞
エピカ・坂崎 （EPICA・SAKAZAKI）(CV. 本山　美奈) T：152cm　W：48kg　B：89(F)　W：55　H：78
　代々続く、生粋の軍人一族の生まれであるが、争い事を嫌う心優しい動物好き。
　適正のない“おちこぼれ”と一族の鼻つまみ者扱いを受けている。
　運動神経がニブイ、いわゆる運痴。無重力下でアタフタしっぱなし。
　目下、大きすぎる胸が悩みのタネ。趣味はダイエット。
　劇中では索敵などする航法士役となる。

モナカ （MONAKA）(CV. ダイナマイト☆亜美）T：144cm　W：38kg　B：69(A)　W：49　H：66
　親なしのまま裏町で逞しく生活し続けていた、いわゆるストーリートチルドレン。
　クソ生意気で毒舌。すばしっこくて向うっ気が強く、火薬の匂いと銃撃が大好き。
　オマケにあまのじゃく。はすっぱな性格を装うが、純な乙女心もチラホラ垣間見せる。
　なんにでも「七味」をかける変な癖あり。
　劇中では戦闘担当のガンナー、火器管制役。

アンナ・ルシール （ANNA・LUCILLE）( CV.吉川　華生) T：165cm　W：52kg　B：84(D)　W：50　H：77
　褐色の肌を持つスレンダーな美少女。
　前回のサイ能力選抜でも適正を買われ、月面実験に参加していた、たった一人の生き残り。
　貧しい家族の為に身売り同然に軍に志願した結果、彼女の身には・・・・。
　明るく行動的で面倒見のいい姉役タイプだが、反面木刀片手のケンカっぱやい性格が災いしていつも身辺では騒動が絶えない。
　素早い状況判断能力を生かすべく本編では副操縦士を担当する。コ・パイ役。

ティサリス・アリアス （TISARIS・ARIASS）(CV.紫苑　みやび) T：167cm　W：50kg　B：92(G)　W：55　H：87
　踪した主人公の恋人ルセリナ（LUSERINA）の妹。
　軍医であり、姉の遺志を継いで今回のプロジェクトを牽引する。
　敬愛する姉が失踪した原因を作った主人公を憎み、復習するチャンスをうかがっている。
　しかし、常に浮かべているその冷笑の裏では・・・・。
　劇中では・・・・・・？？

雪・鉄英 -シェン・ティエイン- （XUEN・TIE YING）(CV.乃田　あす実)T：155cm　W：46kg　B：84(C)　W：56　H：80
　エピカをライバル視する軍人一族のエリート娘。
　普段は気丈に振る舞うが、本当はお淑やかなお嬢様で良妻賢母タイプ。
　幼少の頃から決められている許嫁がいる。既に深い仲に・・・・？
　趣味は星座を見ること。無限の宇宙に憧れるロマンチスト。
　劇中では動力管制担当。機関士役となる。

バーシア・イイクルーン （BASIA・YYKROON）(CV. 綾　有蘭) T：166cm　W：51kg　B：78(A)　W：53　H：84
　人工的に身体能力を高められた「北」の強化人間。
　戦う事だけを教え込まれている。
　メカ操作に長け、その戦闘機の操縦技術は天才的で正確無比。
　激しい戦いの結果、主人公達の手中に落ちるが・・・・・・。
　口数少なく物静かで、時折見せる殺人機械的な視線が人を寄せ付けない。
　冷酷な死神の如き彼女の氷の心を溶かすことが出来るのか？
　劇中では・・・・・・？？

ルセリナ・アリアス （LUSERINA・ARIASS） (CV. 北都　南) T：168cm　W：49kg　B：94(G)　W：54　H：88
　失踪した主人公の元・恋人。
　おっとりした性格で、涼やかな笑顔を浮かべて誰とでも対等に話し合う。
　エリート意識の強い妹とは対照的。
　流されやすいタチが災いして、性急な主人公に引っ張られて困難な事態に陥る事もしばしば。
　だが、その芯には強い意志の力を秘めている。
　ある事件がきっかけで失踪し、現在、所在不明なのだが・・・・・・。

アイシャ （AISYA） (CV. 北都　南)
　データ、一切不明。
　女医ティサリスの助手役を務めるラボの案内役。
　子細が一切不明の不思議な少女。その一切が謎に包まれている。
　命令に一切逆らわないが、その行動の全てがどこかしら薄気味悪さを感じさせる。
　無表情のままひょうひょうとシニカルな言葉をポロリとこぼし、周囲をギョッとさせる事もしばしば。

このホームページはCLOCKUPより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はCLOCKUPに帰属します。

健太郎さんのレビュー
＜システム＞
　前作「汚れた英雄」と比較すると雲泥の差です。普通に動きます（＾＾；）
　ただ要求SPECがやはり若干高い様です。（参考ですが私の環境はCPU：P3 1.3GHZ、MEM: 512MBです。ただ前作ではこれでもちょっとでしたが今回はとてもスムーズです。）

　SAVEはどこでもOK（選択肢でも）です。
　あと画面表示も800*600が基本でフルスクリーンに切り替えOKに変更されています。
　鑑賞モードもスタンダードなものになっています。

＜音楽・音声＞
　音楽：まあ普通ではないでしょうか、よくも悪くも＾＾；
　ただＯＰのムービーとＯＰソングはなんとなく後を惹きます。
　こんなところまで力を入れているとは思いませんでした。

　音声：声優さんのことはよく知らないのですが、少なくとも下手ではないです。
　素人判断ですが皆さんプロフェッショナルで上手いと思います。

＜原画＞
　原画家さんお二人で担当されている様です。
　メインの方はお目々ぱっちりかわいい系、サブのかたはバランス重視の美人系と言ったところでしょうか？
　あと、実際のプロフィール以上に巨乳率高いです＾＾；
　私個人としてはお二方ともとても気に入っています。

＜塗り＞
　大手のメーカーさんに引けを取らない高い技術だと思います。
　傾向としては原画をくっきり生かすタイプで色の明暗をはっきり出しています。
　人によってははっきりしすぎと思われるかもしれませんが･･･。
　私的には前作よりまた一歩成長されていると思われます。
　あと立ちＣＧもきちんと作成されています。（原画、色、表情でＥＶＥＮＴＣＧと比べても遜色ありません。）

＜シナリオ＞
　副題は凄いですし、やることもやってるんですがね＾＾；
　副題だけで説明できるかもしれません。
　確かにジャンルでいえば鬼畜でしょうが、どうしようもなく暗いわけではありません。
　Ｈシーンは非常に濃いですが、エンディングはハッピーな感じです。
　主人公も思っていたほど壊れていませんでした（残念＾＾；？）

　あと一回のゲーム時間は短い方だと思います。
　分岐も比較的わかりやすいですがちょっと出にくいイベントもあります。
　私もまだフルコンプはしていません（すいませ～ん(つД｀)

＜キャラ＞
　ドジ系、ナマイキッズ、勝気、お嬢様、おしとやか、（２２世紀になっても）眼鏡（＾＾；）と、ま～一通り揃っています。
　強烈な個性はありませんが性格付けは、はっきりしていると思います。

＜感想＞
　前作が前作だけにＣＧ目当てで買ったのですがいい意味で裏切られました。
　シナリオ、システムが格段に進歩しています。
　実用性、鑑賞共素晴らしい作品だと思います。
　ただ純愛系のような秀逸のシナリオを求められる方にはきついかもしれません。
　やはり実用性重視な作品です。

おすすめキャラ：エピカ・坂崎
最後に一言：「ボックスアート（パッケージ）で“いい！”と思われた方は購入されても損はないと思います。」

ＴＩＴＡＮＳのレビュー
＜購入動機＞
　前作「汚れた英雄」で非常にお世話になったから（何に＾＾；？）
　これ以上の理由があるだろうか(o゜▽゜)oﾄｻﾜﾔｶﾆ
　よってデフォルト買いメーカーに昇進。
　声優陣も北都南お姉～様に、ダイナマイト☆亜美さんなど人気・実力共に兼ね備えた方を起用！
　買うしかありません！

＜システム＞
　修正ファイルがあります。アップデートしましょう！

　上記参照、前作「汚れた英雄」から考えればびっくりするくらいのパワーアップです。
　ここまで改善されるとユーザーとしても嬉しいです。
　（ユーザーの改善要求に応えるメーカーは評価高いです…ま～これで普通になったという見方もありますが＾＾；）
　特にバックログ時の音声再生はいいですね＾＾；
　ただメッセージスキップありでも、未読・既読判別なしというところはつらいところか・・・。

＜音楽・音声＞
　音楽は･･･雰囲気に合ってていいんじゃーないでしょうか。
　ゲームを盛り上げていますね。
　まぁ、音楽鑑賞でじっくり聞こう･･･とまではいきませんが･･･。
　そもそも音楽鑑賞ないんですけどね＾＾；
　悪い曲ではないですね。中の上くらいと･･･。
　ＯＰムービー＆ソングですが、あまり意味もなく格好良いのではないでしょうか＾＾；
　ちなみに私の環境（ＣＰＵ：Intel Pentium4 2.26GHz FSB533MHzn、グラフィックカード：VIDIA GeForce4 Ti4600 AGP 128MB、メモリー容量：５１２ＭＢ）だと問題なくスムーズですが･･･参考にはならないですね＾＾；

　音声は・・・ありがとうございますｍ（＿）ｍ
　北都南お姉～様に、ダイナマイト☆亜美さん、紫苑みやびさんなど人気・実力共に兼ね備えた方を起用！
　今後もこの方々の起用でお願いいたしますｍ（＿）ｍ
　さすがにエロ・実用性重視をうたっているいるだけあって皆さん上手です。
　上手いと言っても通常シーンは上手いけど、エロシーン（チュパ音など）になると「あれっ？」という方も多い中、エロシーンもきっちりと仕事されています。
　
　実力もさることながら、キャラのイメージぴったし！
　南お姉～様はやっぱロリより、エロイ大人の女性が似合う！（ビバ奴隷化＾＾；）
　ダイナマイト☆亜美さんは女子校生あたりの年代が合いますね～（女子校生でないけど･･･年齢で書くとやばそうだから＾＾；）
　紫苑みやびさんは大人の女性がぴったし！（物語の鍵を握るええ～役やってますなー＾＾；）
　（吉川華生さん・乃田あす実さん、エロエロなゲームは久々なのでは？）
　（あとのお二人･･･すいません、知りませんでしたｍ（＿）ｍ）
　重ねてありがとうございます。
　ちゅぱ音も大量にあるよ・上手いよ・使えるよ（何に？）　

　重要な隠語の消し方ですが、ここは“ん”の部分（おま○こ、おち○ち○の○の部分）が無音消しとなっております。
　なんか最近ソフ倫に遠慮してかピー音がやたらでかいところがありますが、そういう消し方よりかはよっぽどマシです。
　さらに隠語搭載なんてあたりまえ、（お見苦しい記述あり、女性・純愛ユーザーは引きます＾＾；）牝豚、牝犬、牝奴隷、肉奴隷、乳奴隷、精液処理便器、口マ○コ、尻マ○コ等も標準装備、さらには「精液の捨て場所として私の穴をお使いください」等、声優さん良く言われてるなーと感心するセリフ大量挿入！（終わり）プ・プロや・・・エロシーンを盛り上げること間違いなし！

＜Ｈシーン＞
　メーカー広報の方が、「エロの濃度をコーヒーに例えると、『汚れた英雄』がアメリカン、『ECLIPSE』はブラック」と言ってるくらいですから当然濃い！
　ＣＧも凄ければ声優さんの頑張りも凄くて、なおかつエロシーン時のテキストも優秀というその手の目的の人には３拍子揃った作品です(o゜▽゜)o

＜感想＞
　エロなくして（薄くて）なにがエロゲーか！
　これぞエロゲー！１８禁＝実用性ばっちし(o゜▽゜)oな作品。
　はっきり言ってしまえば抜きゲー！「それでいいんですか？」「いいんです！」（カビラ風）

　コンセプトがエロとはっきり打ち出しており、内容もその通りなメーカーの姿勢には好感が持てますね。
　漢の仕事って感じです。

　シナリオもわりと良かったです（ま～疑問の残る箇所もありますが･･･）。
　施設に連れて来られた主人公は少女達を調教（エロ）しつつ、施設が敵勢力から守れるように戦闘訓練し、切り札である前世紀の遺跡を手中に収めるのがゲームの目的ですが、なんでこんな重要な施設をこんな怪しい小勢力に任せて、敵さんも戦力をちょびちょび小出しにするのかな～なんて思ってはいけません。
　ただ、シナリオもあまり破綻せずに、調教の意味合いもわりと納得出来るシナリオです。
　（むやみに何でもありのファンタジーに逃げるのではなく、エロゲーとして、普通にＳＦしてます）
　表ヒロイン４人は、ハートフルエロエロ鬼畜・陵辱・ＳＭストーリーですが、裏（真の）ヒロイン（ネタバレ開始）ルセリナは寝取られストーリーとなります。
　ルセリナが寝取られ・堕ちていく様は･･･いいじゃーありませんか(つД｀)！
　心に壁を作り、屈服されないように抵抗しながらも、体が・・・体が・・・。
　ええ～胃をキリキリさせながらプレイしました゜･｡ﾟ(´口｀ﾟ)･ﾟ｡゜・（だってルセリナが･･･(つД｀)
　「俺のルセリナに手をだすな～～！！」と言っている自分がいる反面、さらにもう一方で「どこまで堕ちるんだろう･･･」と興味本位（エロ中心派ともいう）で見たい自分がいます。
　･･･というか感情移入しちゃってました。そして怒りが込み上げてきました。
　うぬぬぬぬ～・・・葵ちゃ・・・もといルセリナは俺が救う！
　俺（主人公）が犯るのはいいが、俺の恋人が犯られるのは許さん！
　ルセリナを犯っていいのは俺だけだ～～！！
　（ネタバレ終了）
　ハァハァ………、まぁそれだけシナリオの出来が良かったということでしょうか。
　（認めたくはないものだな・・・抜きゲーで感情移入してしまう過ちというものを・・・。（過ちじゃないけど＾＾；））

　エンディングもハートフルエロエロエンディングでポイント高いです＾＾；
　きっちりと調教し終わっており、そこには奴隷とご主人様の関係が・・・。
　やっぱ愛ですの～～♪
　いや、本当にストーリーの根底には母性というか愛があります。
　う～ん・・・まともなストーリー展開だ・・・びっくり＾＾；
　
　それにしても戦闘ロボの必要以上の出来はこだわりか＾＾；？

＜１０点満点での評価＞
　９点。
　体験版（音声・エロシーン完備）だけでもやっとき(o゜▽゜)o！
　ＣＧも凄ければ声優さんの頑張りも凄くて、なおかつエロシーン時のテキストも良い作品！
　目的が合う人は当然買いですな＾＾；
　（こういう良い作品はちゃんと売れて、その資金を次回作に活かして欲しいです）

＜ファンディスク＞
　＊プレイ後の感想を基に書いているので全編ネタバレ＾＾；
　巷で話題になっている、「ECLIPSEファンディスク -ルセリナ日記-」きぼん！
　①陵辱のルセリナ日記
　心では抵抗しながらも体が反応し、堕ちていく様を描いた日記。
　特に４月以降のシナリオ追加及びＣＧを大幅に追加し、再収録。
　（主演女優：ルセリナ、主演男優：所長、助演男優：将軍・村松）
　ルセリナが壊れていく様を描く。
　エンディングはECLIPSEシステムへの融合。
　（どうやってもバッドエンド。まぁ～日記だし･･･。）

　②幸せのルセリナ日記
　主人公とルセリナの出会いから処女消失、そして主人公に仕込まれる（調教される）過程を描く。
　（主演男優：主人公、主演女優：ルセリナ、友情出演：ティサリス）
　ルセリナにとって幸せな日々を描く･･･が、エンディングは主人公の学会追放、軍への協力依頼、そしてルセリナを捨てるまで？
　ってそこまで書くとバットエンドになるので、幸せなままの日常を描く。
　もちろん仕込み（調教）は完了済み＾＾；
　（ダメージ軽減・溜飲を下げるバージョン）

　③仮初めのアイシャ日記
　本当の自分を明かすことが出来ない苦悩。
　そして主人公の性処理道具として使われながらも、体は歓喜し、絶頂へ･･･。
　所長に仕込まれた技術をも駆使して主人公の為に奉仕･･･。
　仮初め・偽りであると分かりながらもルセリナにとっては幸せの日々が･･･。
　
　買った方１５分時間を下さいｍ（＿）ｍ
　みんなでアンケート葉書に「ECLIPSEファンディスク -ルセリナ日記-」きぼん！っと！

おすすめキャラ：ルセリナ・アリアス…南お姉～さんあるところにＴＩＴＡＮＳあり！
　　　　　　　　　　他にもアイシャは当然のこと、雪もエピカもいいんだよ～(o゜▽゜)o
　　　　　　　　　　寝取られるのは嫌だが寝取るのは（･∀･）ｲｲ！
　　　　　　　　　　そしてラブラブエロエロ奴隷（ピアス付き）も（･∀･）ｲｲ！
最後に一言：「お世話になりました（何に＾＾；？）＆ファンディスクきぼん♪」

＜あ・ら・す・じ＞
　主人公、坂城輝明は卒業をまじかに控えた学生。
　少し変わった家庭事情を除けはごく普通の青年である。
　平凡な日常を送っていたある日、父親から交通事故で兄夫婦が亡くなった…との連絡を受ける。
　本葬に出席するため、久しぶりに田舎に戻った主人公は従姉妹の千蔭と再会する。
　一人残された千蔭をしばらく家で預かることにしたは良いが、自宅に戻る間、千蔭にかける言葉すら出てこなかった…。
　翌日。短い間だが、同じ学校に通うことになるので一緒に登校し、いつもの場所で沙希と出会う。
　そしてまた平和な日常の始まり。しかし、今日は普段と違って女連れだった。
　「輝明、その子誰よ。」
　学園生活中、最も目まぐるしい日々が始まろうとしていた…。

このホームページはTinkerBellより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はTinkerBellに帰属します。

＜キャラクター紹介＞
　OHPやマニュアルのキャラクター紹介はかなりネタバレがあるので見ないほうがいいと思います。
　ので独自のキャラクター紹介＾＾；

麻生　沙希（あそう　さき）　CV：紬叶慧
　普通な純愛ゲームでは間違いなく「いじめっ子その1」を割り振られるであろうヒロイン（涙）
　幼馴染と言う設定からすればメインヒロインなんでしょうが、かなり我が侭で口も悪くても早いというメインヒロインらしからぬ性格。
　主人公のことも振り回しているが、それでも頼りにしている一面もある。

坂城　千蔭（さかき　ちかげ）　CV：唯川みき
　主人公の従姉妹。白い肌、黒髪ロング、おとなしめな性格、と正統派ヒロイン属性を兼ね備える。
　とはいえ、その控えめっぷりは少々度を越しているので「従姉妹で幼馴染」という設定が無ければ普通の純愛ゲームではサブキャラになってしまうのでは無いだろうかと思うほど存在感が無いときがある不幸なキャラ。

河村　篁音（かわむら　たかね）　CV：美留
　主人公と沙希の親友で同級生。
　医者の父を持ちまじめ一辺倒な性格だが、プロローグで三つ編み眼鏡からストレートヘアーのコンタクトに変える。
　その為、全国の眼鏡好きを敵に回した感のあるヒロイン。
　今まで主人公と沙希の関係に遠慮して控えめに振舞っていたが千蔭の登場により主人公に猛チャージをかけるようになる。

モニカ・リドウィ　CV：涼森　ちさと
　主人公の父の商売仲間の娘。アメリカ人。主人公の父と一緒に世界を回っていた国際派。
　日本旅行での宿を坂城家に定める。主人公の父親からいろいろと話を聞いて育ったため主人公のことに興味津々。
　このゲームでは唯一（？）普通のゲームに出てきても攻略可になりそうなヒロイン。

元部　都（もとべ　みやこ）　CV：天天
　主人公の友人、元部京の妹。主人公のことに興味があるようで、いろいろとアプローチをかけてくる。
　なんというのか、いかにもおまけキャラ然とした悲壮感の漂うヒロイン。

坂城　輝明（さかき　てるあき）　主人公・リネーム不可
　父の仕事の関係で、（お約束の）気ままな一人暮らしをしていたが、千蔭と一緒に暮らすことになって少々困惑気味。
　性格は優柔不断で八方美人なところもあるが、裏を返せば温厚で優しいともとれる。
　恋愛関係には尋常でないほど疎く、そういう空気を全く読めない感のある鈍な（お約束）キャラ。

＜音声＞
　女性のみフルボイス。
　演技力には問題なく、むしろいい感じです。
　しかし、収録環境が今ひとつなのか、音声圧縮が凄いのか…すこ～し音質が悪いような気がしました。
　ま～それほど気になるほどでもないと思いますが…。
　とはいえ、モニカの「テルアキ！」は結構お気に入り＾＾；

＜音楽＞
　全２０曲。うちボーカル曲が１曲。
　BGMらしい落ち着きがあり、悪くないです。
　ボーカル曲「この時が終わる前に」（Vo.Yu-ko）も悪くないですが、すこしボーカルが弱いかな？

＜システム周り＞（ver.1.00）
　修正ファイルがあります。是非当ててプレイしてください。
　修正ファイルを当てないと、メッセージスキップがまともに動きません。

　内容はスタンダードな選択肢型AVG。システムは上記参照。
　オートモードが無い他は、不足を感じることも無いですが、なんか重いんですよね。
　システム自体がと言うわけではないですが、次画面への切り替えがもっさりした感があったり、マウスクリックに対するレスポンスが半拍遅れたように感じだったりと、少々ストレスがたまるかもしれません。

　とはいえ、その２点を除けばフォント選択や文字表示スピードなど、必要なものはそろっていて不満は無いです。

＜CG＞
　原画は唯々月たすくさん。
　顔が小さくてみな９等身を越えるスーパーモデル体型風味ですが、個人的にはいい感じだと思います。
　等身のこともあり、みんなえらい痩せて見えますが＾＾；
　ただ、体・首・頭の接続が上手くいっていない感があり、頭ののっかり方が不自然に感じる絵が何枚かあったのは気になりました。

　塗りのほうは問題ないですね。
　個人的にはこの塗りは好きです。

＜Hシーン＞
　え～と、エロは薄い。以上！
　と言うわけにも行かないですね…各キャラほぼ1回。
　一人だけ回数が多いキャラもいますが…。

　効果音なし、オートクリックなし、ついでに実用性もあまり無いです。
　1シーン辺りも短いですしねぇ…。
　無論、ノーマル以外のＨはある筈も無く…。

　つまり要約するとＨシーンには期待しないで下さいってことです。

＜感想＞
　まぁ、なんですか…とりあえず、説明書やホームページのキャラクター紹介に、キャラごとのストーリーが半分以上分かるように書かれているってぇのはどうなんでしょう？
　や、まぁ、ゲームの内容とは関係ないですが…。

　ゲームの内容ですが、平和そのもののパッケージや「幼馴染」という甘い言葉からは遠いところにあります。
　一言で言うなら新ジャンル「修羅場ゲー」
　しかもラブコメ的なものではなく、いつ痴情のもつれが殺人事件に発展して、市○悦子な家政婦さんが名探偵をする展開になるかとハラハラするような（注：もちろんなりませんが）、ギスギスした嫌～な感じの修羅場です。
　いわゆる料理を作ってみたり、一緒に買い物だとか、デートだとかのラブラブ(笑)イベントも他のヒロインへの牽制球、あてつけでやってるかのように感じるイベントが多く（特に約一名）、なんというのか微妙に緊張感を漂わせながらストーリーが展開していきます。

　また、それをさらに増強させるのがヒロインの性格設定。
　他の純愛系ゲームでは間違いなく脇役にしかなれないような性格設定のヒロインばかりで、少なくとも「萌え」にはならないでしょうね…間違いなく。

　ただ、個人的には「疑心暗鬼」とか「修羅場」とかは結構好きですので、逆にこの辺を突き詰めればもっと面白くなったかと思います。
　修羅場ゲーとして致命的なのは主人公の鈍感さです。
　上記のように目の前で明らかにヤバイ位に火花を飛ばしあっているヒロイン同士に気付かず、リアルに言い争いがあるような場面では逃亡を図る始末。
　ここら辺、主人公の性格設定や心情をもっときっちりしていれば修羅場スキー必携の名作となりえた気もします。
　勿体無いなぁ…。

＜１０点満点での総合評価＞
　５点
　客観的には４点位ですが、修羅場ボーナス＋1点です＾＾；

おすすめキャラ：麻生　沙希…強気なんだけど修羅場なれしていないので負けっぱなし…そのギャップに…＾＾；
最後に一言：「とはいえ、修羅場スキーの目から見ても名作とは言いがたい。」

＜１０点満点での総合評価＞
シナリオ	９	ルセリナシナリオが･･･。
ＣＧ	１０	綺麗ですね。
エロ	１０	素晴らしいです。
音楽	７	シーンにマッチしておりました。
音声	９	あ～んな言葉やこ～んな言葉まで･･･。
平均	９	良い意味で期待を裏切った作品でした。
上記の平均で９点です。