巫女みこナース (とっぷがんさんのレビュー) | 評価: 4.5 |
▼ タイトル | 巫女みこナース | |
▼ ブランド | PSYCHO(Tactics) | |
▼ 対応OS | Win95/98/2000/Me | |
▼ メディア | CD-ROM | |
▼ 定価 | \8,800 | |
▼ 発売日 | 2003/05/23 | |
【CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(ホイールマウス対応) | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 50個 | |
【 エンディング数 】 | 5個 |
<あらすじ>
極楽病院。この病院は、高齢者医療に力を注ぐ最先端の私立病院である。
その性質上、救急患者の受け入れは多くなく、閑静なたたずまいを周囲に振りまいていた。
だが、この病院はかつてない動乱に巻き込まれようとしていた!
創始者・月夜野誠史が近々引退する旨を発表、次期院長の座を巡ってふたりの副院長が名乗りを上げたのである。
一人は、天才外科医として名をはせた現院長の実子にして長男である、月夜野将春。
そして今ひとりは、内科医としては日本屈指の実力を持つ現院長の次男、月夜野孝司。
上記のふたりは時を同じくして、病院施設としては画期的な提案をぶちあげる。
すなわち、巫女ナース、およびシスターナース、両部門の設立である!
ようするに、看護婦さんにそれぞれの衣装をもした制服を着せようと言うただそれだけの部門である。
現在は試験的に導入し、患者、医師、看護婦らの反応を見ている段階であるが、将来的には本格的な導入を検討中。
ただ、予算等の諸事情により、導入されるのはどちらか片方のみ、人気の高い方を採用するという。
そのような事情が、前述の来るべき院長選と相まって、ますます病院中を混乱の渦に巻き込んでいくのであった。
<キャラクター>
御子柴 二葉 CV:Ruru
この春、資格を取ったばかりの新米看護婦(看護士)。19歳。
よく言えば、失敗を恐れない向上心と意欲にあふれた女の子。
逆にいえば、気持ちだけが空回りして結果がついていっていない。
ドジと失敗を繰り返しながらも、立派な看護士になろうとがんばっている。
優柔不断な面と、強く頼み込まれたりすると断りきれないといった意思の弱いところがある。
お人よし。
須藤 美希 CV:芹園みや
二葉にとっては先輩にあたる看護婦(看護士)。21歳。
理想主義的なところがあり、仕事に対しては常に真剣に取り組んでいる。
反面、その気質を他の看護士にも求めてしまう傾向があり、特に失敗やドジを繰り返す二葉に対してはついついキツくあたってしまう。
面倒見がよく、ぶつぶつと文句は言いながらも、結局は二葉の失敗の後始末を手伝ったりしている。
佐和 遼子 CV:AYA
二葉たちの上司にあたる看護婦(看護士)主任。24歳。
やさしさと思いやりにあふれ、周囲に対して気配りも忘れない、患者を第一に考える看護婦の鏡のような人。
また、医療というものに対して自分なりの考えや信念といったものを持っており、それを貫こうとする強い意志も持っている。
ただ、最近ではストレスがたまっているのか、少々余裕がなくなってきている。
妙なナリの看護婦や病院名をなくして、正常な病院になってほしいと願っている。
鮎川 ひとみ CV:内村みるく
極楽病院に勤める医師、レジデント。27歳。
勘違いした中国かぶれ。
いつもチャイナドレスの上から白衣を着ており、患者からはチャイナ先生と呼ばれている。
エロ属性が強く、若くいい男がいると、ついついからかってみたくなる。
密かにチャイナナースの設立をもくろんでいる。
基本的のお祭り好きだが、それは医療に対して不真面目なわけではない。
医師として自分が何をすべきか、という意識はしっかり持っている。
東条院 遥 CV:みる
主人公が担当する患者。
超がつくほどのお嬢様。
パッと見は深窓のご令嬢っぽいが、意外と好奇心が強く、物怖じしない性格。小悪魔。
実はただの風邪だったのだが、心配しまくった祖父がこの病院に入院させてしまう。
<購入動機>
最近ますます興味のある「コスプレ」。
その象徴とも言うべき、巫女、シスター、チャイナ、看護婦すべてが詰まった作品。
これはちょっと期待させて貰おう…^^;
原画も好み。
<ゲーム概要>
ゲームスタイルは、会話選択方式のオーソドックスなADVゲーム。
ゲーム進行は章立てで、第一話から第十三話までの構成。
第一話から第十一話までは、どのキャラも共通になっています。
第十二話はキャラ別に分岐。
スタッフロールのあと、第十三話がエピローグとなっています。
一話あたり、20〜30分位の時間です。(※エピローグ除く)
攻略対象キャラは「二葉」「美希」「遼子」「ひとみ」「遥」の五人。
難易度はそれ程高くありません。
基本的にONLYプレイをやっていれば大丈夫だと思います。
ただCG・シーン回想モードを埋めるためには、選択肢を一通りプレイし、更には過酷な忍耐を要求されます(つД`)
(詳細は後述)
<システム補足>
インストールで使用するHDDは、約500MB。
画面サイズは固定です。
修正パッチは今のところないようですが……って、本当にないの?
音楽の音飛び、ハンパじゃないんですけど(^_^;)
Tacticsユーザサポートの「音飛びが発生する場合」の回避方法を試しても全然改善されないですし。
こういう状態になるのはこのゲームだけなので、私のPC環境の問題ではないと思うんですけどねぇ。
とにかく、テキストを進めるためクリックするたび、音飛びしまくります。
<音楽>
OP曲『巫女みこナース・愛のテーマ』・ED曲『愛しき人に捧ぐカノン』は、作詞・作曲:柏木るざりんさん、歌:Chu☆さんです。
OP曲は破壊力抜群です。
ボーカルもよく口が回るなぁ、と妙なところで感心したり(^_^;)
ただ、このボーカルさんバラード系は弱いのか、ED曲では音程がちょっと怪しかったり。
声のノビはいいんですけどね…。
BGMは『柏木るざりん』さん。
音楽鑑賞モードは全部で13曲。(内、ボーカル曲は2曲)
可もなく不可もなくという感じですね。
もっとも前述の通り、音飛びが激しくて本編プレイ中には只の一曲もまともに聴けませんでしたので、かなり辛口になっています。
<音声>
女性陣の声優さんは、Tactics、NEXTON、LIBIDO、サイク、トラヴュランスあたりに出演されている方々です。
私はあまり馴染みはないのですが…。
演技は、飛び抜けて凄いという訳ではありませんが、かといって下手という訳でもありません。
特に違和感は感じませんでした。
ちなみに、このゲームはフルボイス仕様となっています。
主人公および男性キャラにも声が当てられています。
男性陣の声優さんは……知りません。(きっぱり)
演技は普通ではないでしょうか。
<原画・CG>
原画は『桂ともえ』さん『かんたか』さん。
私的には、結構好みの画だったりします。
CGは全体的には特に違和感は感じません。
塗りも結構綺麗だと思います。
ちょっと、光沢の表現がキツい気もしますが…これは好みでしょう。
ただ、何枚かのイベント画で、線の処理が荒いのを感じました。
いびつと言うか…曲線がデコボコしてる画があります。
複数で担当されているようなので、クオリティを統一するのは中々難しいのかもしれません。
「CG観賞モード」は、二葉:23(14)、美希:20(12)、遼子:23(15)、ひとみ:16(14)、遥:17(12)、その他:6(5)の合計105(72)です。
※括弧内は、表情パターン別を1つとしてカウントした枚数。
この内、えちぃCGは約5割に当たる53(34)です。
「シーン鑑賞モード」はメニューの「おまけ」から選択できるようになっています。
尚、これらのモードは、一回EDを見なければメニューに表示されません。
<演出・効果>
特筆するような演出は、これといってないです。
<えちぃシーン>
本編では、キャラ一人当たり、1〜2回のえちぃシーンがあります。
本編で1回のえちぃシーンだったキャラは、「おまけ」の「妄想」モードで更に1回追加されます。
結局主要キャラは都合2回均等ですね。
あと、サブキャラで2人、1回ずつのえちぃシーンがあります。
更に「ハーレム」というのがありますが、これは無かった方が良かったですね。
すべて使い回しCG、手抜きの極致です。
尚、えちぃシーン自体はそんなに濃厚ではありません。
<感想:コンセプト>
私がこのゲームに期待していたのは、「コスプレ」という設定を最大限に生かしたドタバタコメディでしたが、実際プレイしてみると、妙に普通の純愛系ゲームに仕上がっていたのには、まず肩透かしを食らいました。
「コスプレ」「濃いキャラ」「濃い設定」と三拍子揃えば、どう考えても出てくる答えは「バカゲー」なんですけどねぇ(^_^;)
それを「純愛ゲー」に持って行くのは、かなり無理があるのではないかと思います。
特に、「泣き」の要素はこのゲームに入れては一番いけないものでしょう。
実際、黒パンツ一丁に白衣を纏ったスキンヘッドの外科部長が「人の生死」について語ったところで、説得力ゼロですしねぇ…。
色々な喜怒哀楽のエッセンスを詰め込んで、ユーザーに楽しんで貰おうというメーカーの姿勢は理解できますが、おそらく大部分のユーザーは決して一つのゲームにすべてを求めている訳ではありません。
むしろ、特定のテーマに特化して掘り下げられたゲームをこそ望んでいると思います。
そういう意味では、強力な武器になり得た「設定」を自ら放棄したとさえ、私は感じました。
もう少しターゲットを絞り込んだ、明確なテーマを持つゲームに仕上げて欲しかったですねぇ…。
<感想:構成>
このゲームは章立ての構成になっています、
第01話 研修医達也(プロローグ)
第02話 お嬢様は薔薇の香り(遥シナリオ)
第03話 爆誕!チャイナナース!(ひとみシナリオ)
第04話 ナースの苦悩(遼子シナリオ)
第05話 須藤さん家の家庭の事情(美希シナリオ)
第06話 ああ、夏休み
第07話 爆熱!灼熱!大白熱!3つ巴のナースバトル!
第08話 注射と二葉と(二葉シナリオ)
第09話 憧れの入院生活!?
第10話 みゆり
第11話 激震 極楽病院(シナリオ分岐)
第12話 それぞれの想いと(各キャラ固有シナリオ)
第13話 そして未来へ(エピローグ)
最初は、「結構変わっていて、いいかも」とか思っていましたが、二週目以降になると、この構成が足枷になってきます。
つまり、第1話から第11話まではいわゆる共通パートであり、「最初からプレイ」を選択するたび、強制的にプレイしなければなりません。
実のところ、攻略中のキャラ以外のシナリオは必要ないのですが、こういう流れになっているので回避不可能となっています。
勿論、既読スキップで飛ばしまくりますが、それでも相応の時間が掛かってしまいます。
共通パートはできるだけ短くしてほしかったですねぇ…。
<感想:シナリオ・キャラ>
キャラ別シナリオは、前半が共通パート化しているため、第12・13話のみが後半のシナリオに相当しています。
なので、ボリューム的には薄いです。
これも「章立て」の弊害だと思いますが、第2〜5話および第8話を「章立て」にしないで、キャラ別の前半シナリオ分岐のスタイルにしていれば、もう少し厚みが増したと思うのですけど…。
キャラ立てにおける最大の不満点は、純粋な共通パート(第6〜11話)全般です。
殆ど同じ設定・セリフを、攻略対象キャラが使い回します。
例えば、盲腸で入院した主人公が病室を抜け出して行方不明になり、見つかった後、担当看護婦(攻略対象キャラ)が同僚に叱られるというシーンがあるのですが、
二葉ルート:二葉(叱られ)、美希(叱る)
美希ルート:美希(叱られ)、遼子(叱る)
遼子ルート:遼子(叱られ)、ひとみ(叱る)
ひとみルート:ひとみ(叱られ)、二葉(叱る)
というように、堂々巡りとなっています。
これじゃ、キャラ立てどころじゃないですねぇ…。
みんな、同じ役回りですもん。
純粋な共通パートでは、万事がこんな感じです。
セリフ回しも殆ど同じです。
せっかく、前半で個別シナリオがあったのに、立ちかけたキャラがみんな同じ色に染まっていきます。
これじゃ、キャラに感情移入しろという方が無理な注文です。
キャラ関係で残念だったのは、パクリキャラの使い方です。
「ヤ○ト」や「ガ○ダム」果ては自社製品の「ONE」からまでパクリまくったというのに、登場シーンは各1回だけ。
登場させないこともできます。
単なる「濃い患者」の扱いです。
私としては、「秋田」率いる「巫女ナース派」、「出須羅」率いる「シスターナース派」の選挙戦、決着は「波○砲」VS「デ○ラー砲」とか、主人公デザインの第4勢力「メイドナース派」の立上げ、モデルは「村西里子」とか、おバカなノリを期待していたんですけどねぇ(^_^;)
<感想:CGコンプリート>
CGモードの空欄を埋めるだけなら、各キャラを一通りクリアすればできるのですが、全CGを埋めるためには更に手間がかかります。
二葉、美希、遼子のとあるCGは、巫女Ver.シスターVer.チャイナVer.ナースVer.の4種類存在します。
二葉ルートで普通にプレイすると、巫女Ver.しか埋まらないので、二葉を攻略しつつ、投票はシスターナースに入れるという感じでクリアしなければ全CG埋まりません。
このため、一通りクリアしたのち、3人×3Ver.=9プレイを要求されます。
もうこれは意地悪としか…。
私ですか? えぇ、えぇ、やりましたとも、
怒りに身を震わせながら……(/o\)
<感想:良いところ>
テキストの誤字・脱字がまったくありませんでした。
更には、テキストと音声の違いもありませんでした。
これは素直に賞賛します。
この点に関しては、他のメーカーも見習って欲しいですね。
<お気に入りのキャラ> |
|||||
キャラ名 | 二葉 | 美希 | 遼子 | ひとみ | はるか |
シナリオ | 3 | 4 | 4 | 3 | 2 |
性格 | 5 | 5 | 6 | 5 | 4 |
萌え | 5 | 4 | 4 | 3 | 5 |
音声 | 7 | 7 | 7 | 7 | 7 |
CPU | B | B | C | D | B |
えっちぃ | 6 | 6 | 6 | 7 | 6 |
合計 | 34 | 34 | 36 | 35 | 30 |
と、言う事で、ちょっと低次元ですが、『遼子』です。 個人的には、不器用で優しいお姉さんはツボに入りますので。 |
<10点満点での総合評価> |
||
シナリオ | 3 | 最大の落胆 |
原画 | 8 | 唯一の救い |
CG | 7 | 概ね良好 |
キャラ | 5 | キャラ立て失敗 |
萌え | 4 | キャラがねぇ |
音楽 | 3 | 飛んで飛んで飛んで♪ |
システム | 3 | 回って回って回る〜♪ |
演出 | 5 | 特筆なし |
エロ | 6 | 一般純愛系止まり |
ボリューム | 3 | 総プレイ時間12時間 |
合計 | 47 | |
と、言う事で、地雷警報発令寸前の4.5点です。 |
最後に一言:「次回はバカに徹して下さいね。」
うちの妹のばあい(はぁと) (MMさんのレビュー) | 評価: 9 |
▼ タイトル | うちの妹のばあい(はぁと) | |
▼ ブランド | E.G.O | |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP | |
▼ ジャンル | お兄ちゃんシミュレーター | |
▼ メディア | CD-ROM 2枚組 | |
▼ 定価 | \6,800 | |
▼ 発売日 | 2003/05/30 | |
【CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別なし) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | |
【 選択肢リターン機能 】 | なし | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | あり(2周目よりあり) | |
【 セーブ数 】 | 100個 | |
【 エンディング数 】 | 12個 |
<キャラクター紹介>
岩崎優香(うちの妹)
主人公の妹。達也とは幼い頃、親の再婚で義理の兄妹となる。
出逢った頃は人見知りで泣き虫な女の子だったが、次第に達也にも心を許し、近所でも有名な仲良し兄妹に。
…が、思春期に入った頃から態度が豹変。
甘えん坊だった当時の姿は見る影もなくなり、お兄ちゃんに対して素っ気ない態度をとるようになる。
今では警察にもよく補導され、その度にお兄ちゃんは署までこの妹を引き取りに行っている。
そしてその度にぺこぺこ頭を下げる兄を情けないと軽蔑している。
果たしてお兄ちゃんは、そんな妹の股を心を開かせることができるのか?
天童寺菜々子(妹の親友)
優香の親友で、謎の男に追われているお金持ちのお嬢様。
おっとりのほほんな性格で、何をするのも危なっかしい。
優しい兄のいる優香のことを羨ましく思っている。
身体は華奢だが胸は優香よりも大きく、同じ服を着ようとすると胸元が苦しいらしい。
そんな彼女に新しい服を買ってやるか、それとも妹のおっぱいを揉んで大きくしてあげるかはお兄ちゃん次第。
選ぶのが面倒だからと二人のおっぱいをまとめて揉んで大きくしても、それを咎める人間は誰もいない。
北川純子(隣のお姉さん)
主人公と同じアパートに住むお姉さん。
小さい頃から岩崎兄妹の母親代わりとなって二人の面倒を見ていた。
今年の春から、主人公・達也の担任教師に。
普段は真面目で優しい先生だが、達也と二人きりになるとたびたび暴走。
油断をすると、すぐ頬っぺにチュ〜をしてくる。
主人公のことは「たっちゃん」と呼び、子供の頃は「半ズボン」を履いていた達也を溺愛していた。
部屋の本棚にはレディースコミックが並び、「童貞キラー」という異名に憧れているとかいないとか。
結婚をしたら「たっちゃん」「純ちゃん」もしくは「ダーリン」「ハニー」と呼び合う仲になりたいらしい。
果たして、実際にそう呼び合える日々は訪れるのか?
<システム周り>
修正ファイルがあります。是非当ててプレイしてください。
音声再生の不具合が確認されております。
システムは上記参照。
メッセージ履歴がホイールマウス対応などシステム面は満足出来る出来となっております。
HDD容量は、最小インストールは約15MB、最大インストールで約780MB必要です。
<Hシーン>
エロのみ考えると、エロエロです。フェラ音が特に…^^;
台詞も癖がありますが、卑語連発です。
回想は60あります。
内1つは隠しエンドみたいなものですので、Hシーンというよりは外伝っぽいです。
BADエンド系のHにはヒロイン、その他視点がありますので、それも含めたものです。
CGは使いまわしが多いですね(つД`)
<感想>
痛いエロゲですな…。
BADエンドを見てしまうとハッピーエンドを見ても、その影がうろついてハッピーに見えないし、これが初エロゲならトラウマになりそうなほど^^;
ネタバレにならないようにエンディングの感想を短く書くと。
ハッピーの方は各ヒロイン+2
優香:ありがちといえばありがちですが、ストーリー優香の嫉妬や心の動きが楽しい。
妹にやきもきさせられたい方に^^;
菜々子:これも王道っぽいですね…。優香の存在が気になりますが…。
純子:うーん…幸せなのかぁ?
バッドの方ですが、優香、菜々子は2つ、純子は1つ。
優香:え?そんなもので心変わり?なんてこった。
菜々子:タイトルどおり妹以外は…あまり重要視されてないのかね?
もっとがんばれセバスチャン^^;
純子:主人公が…あまりにも惨め…。救いはDNA鑑定にかけるしかない。
ヤスさんに相談が吉だな…
総じて、自分の中でフォローしておかないと、鬱がついて回ります。
残りは通常と真説エンドともう一つ。
真説があるおかげで全体的に救われてる形になってますね。
キャラクターについてはHを知った後と前じゃ〜あまりにも性格(バッド、ハッピー共)が違い過ぎかな。
そのおかげでエロ充実なんですが、…痛い原因でもあります。
ストーリーは無茶が多く、敵役もヒロインとの動機が薄い。
主人公が守るという割には行動力無いので、なんともやきもきします。
そのおかげでハッピーが盛り上がるといえば盛り上がるのですが…。
システムのおかげでバッドエンドには入りにくくなっていますし、バッドに使われるCGも少なめで、ハッピーエンド見ただけで隠しギミックも体験できる点は評価します。
お兄ちゃん年表を完成させた後BADを見るとますます凹めますし、そういう意味では成功…なのかな?
さて、このゲームの楽しみ方ですが…3段階に分かれます。
1.純愛
2.純愛+少しアブノーマル
3.寝取られ
イージーオーの過去の作品を知らなくてこの作品の予備知識も無く、値段と絵柄などで店頭で見て衝動買いしてしまった人は3段目までは行かないほうが無難です。
<上の感想では分からない、ぶっちゃけネタバレエンディング>(当然透過処理してます^^;)
優香ハッピー:
すれ違いの多かった妹と仲良くなる…を通り越します。
昔の思い出で優香が兄ちゃんの股間握ると落ち着いて眠れてたっていうのが妙にリアルです…。
そこから発展していくH時の会話がエロ^^;
菜々子ハッピー:
金持ちの娘さんと仲良くなる王道+妹のやきもち+セバスチャンの応援だか妨害だか…。
純子ハッピー:
…彼女の処女喪失エロシーンはある意味酷であるし、エンディングも3年後…。
写真とられて達也を守るためっていうのはわからなくも無いんですけど。
優香バッド:
2種ありますが最後にお兄ちゃんに戻ってくるのと、お兄ちゃんバイブよりつまんないもの扱い…。
戻ってくる方は挫折を乗り切って生きていく感じで希望がありますが、後者は敵役の子供に達也って名前つけようと思ってる優香が怖い…。
ある意味体は敵役のものでも、心はお兄ちゃんのものという解釈も無いわけではないですが…優香の言動が全てを裏切ってます…。
菜々子バッド:
これも2種あります。
主人公を優香から奪うのと、ぼろぼろになった菜々子と主人公が立ち直るのものですが…やっぱり救いは無いな…。
恋人が妹の友達ってのもぞっとしないなと思ったエンドでもあります。
仲悪いよりはいいのか?
純子バッド:
敵役に全て奪われた挙句、純子も薬で奪われ、更に敵役に…硫酸を浴びせられます…。
しかも与えてくれる快楽のみで敵役を選び、復帰した達也に大打撃を与えます…。
養育費よこせ、下手糞、役立たずなどなど…散々。
ここのHシーンを純子視点で見ると…初めてエロゲやったり、女性に淡い幻想を抱いてる人は…。
通常:
日常に戻りますが敵役の残したどこか狂った雰囲気が全体的に残ってる感じです…。
優香+菜々子:
ダブルで処女喪失とエロいんですが、何故か普通のゲームの3Pより背徳的…。
真説:
エンドというか、後日談みたいな感じです。
優香ハッピーの続きかな。
エロ満載。かりん登場と色々見せてくれます。
バッドで傷ついたものを癒してくれるかもしれません…。
敵役は「孕ませる」のが趣味な人だし、皆何故か妊娠したがるし、パパになりたがる^^;
ハッピーエンドルートのHシーンも好感度によって3段階に分かれてるのは、実はラブラブHスキーにももってこい。
個人的に卑語連発過ぎるので、少し言わせているという達成感が無い。
ハッピーで言わないけどバッドでは言うとかなら、更に酷な作品になってたでしょうな(つД`)
(ネタバレエンディング集終了)
<10点満点での総合評価>
コストパフォーマンスも考慮に入れて9点。
しかし純愛モノとしてハッピーしか見ない場合は、7点。
さらに純愛モノとしてBAD見た場合は、3点。
おすすめキャラ:いない…、あぁここでもBADの影が…。あえて言うなら…さ、桜?
最後に一言:「取り扱い注意。」
TITANSより一言:「俺だったらまず平手で叩く。話はそれからだ!そして純子先生に手取り足取り(o゜▽゜)o」